JP2004188710A - リボン送りユニットおよび記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録ヘッドが高速走行する場合であっても、記録ヘッドのワイヤがインクリボンに引掛り易くなるのを防止すると共に、キャリッジの高速移動による装置本体の振動を抑制する。
【解決手段】リボン送りユニット100は、記録ヘッド18が搭載されるキャリッジ19と、リボンカートリッジ51が搭載されるカートリッジキャリッジ150と、キャリッジ19とカートリッジキャリッジ150との各々を逆位相に駆動するためのタイミングベルト39とを備えている。また、リボンカートリッジ51とカートリッジキャリッジ50とを合わせた重さは、記録ヘッド18とキャリッジ19とを合わせた重さと略等しくなるように構成される。
【選択図】 図4
【解決手段】リボン送りユニット100は、記録ヘッド18が搭載されるキャリッジ19と、リボンカートリッジ51が搭載されるカートリッジキャリッジ150と、キャリッジ19とカートリッジキャリッジ150との各々を逆位相に駆動するためのタイミングベルト39とを備えている。また、リボンカートリッジ51とカートリッジキャリッジ50とを合わせた重さは、記録ヘッド18とキャリッジ19とを合わせた重さと略等しくなるように構成される。
【選択図】 図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リボン送りユニット、および、ドットインパクトプリンタなどの記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドットインパクトプリンタなどの記録装置は、リボンカートリッジの設置方式の違いにより、次の2つのタイプに大別される。すなわち、ステイショナタイプとオンキャリッジタイプの2つである。
【0003】
ステイショナルタイプでは、リボンカートリッジが記録装置本体に取付け固定され、また、このリボンカートリッジには、インクリボンを一定の速度で巻き取るための専用の機構やモータが設けられる構成となっている。一方、オンキャリッジタイプでは、リボンカートリッジが、記録装置が備えるプラテンに沿って往復動するキャリッジ上に記録ヘッドと共に搭載され、キャリッジの往復動により一定速度でインクリボンが巻き取られる構成となっている。
【0004】
ところで、一般に、記録ヘッドとインクリボンとの間の相対速度が大きいと、記録ヘッドのワイヤがインクリボンに引掛かり易くなる。従って、ステイショナルタイプにおいては、記録ヘッドが高速駆動されると、ヘッドとインクリボンとの相対速度が大きいため、ワイヤが引掛り易くなってしまう。
【0005】
一方、オンキャリッジタイプにあっては、ヘッドとインクリボンが同一のキャリッジ上に配置されることから、ステイショナルタイプに比べ記録ヘッドとインクリボンとの間の相対速度が小さく、ワイヤを引掛け難いといった特徴を持つ。また、キャリッジの往と復とで、リボン送り速度を可変にする技術が提案されており(例えば、特許文献1参照)、記録ヘッドとインクリボンとの間の相対速度を相殺するように、リボン送り速度が変更される構成とすれば、ワイヤの引掛りが、さらに低減され、印字品質を向上させられる。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−50725号公報(第2頁−3頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように、ステイショナルタイプでは、記録ヘッドとインクリボンとの間の相対速度が大きくなり、ワイヤの引掛りが発生し易くなる。また、上記従来技術のオンキャリッジタイプでは、リボン送り速度を変更するための機構を必要するため装置構成が複雑になり、また、ワイヤの引掛りの低減効果も不十分であった。
【0008】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、より簡易な構成により、記録ヘッドが高速走行する場合であっても、記録ヘッドのワイヤがインクリボンに引掛り易くなるのを防止することができるリボン送りユニットおよび記録装置を提供することを第1の目的とする。
【0009】
さらに、オンキャリッジタイプにあっては、キャリッジ重量が増加するため、記録ヘッドを高速走行させた場合に、記録装置本体を振動させてしまう要因となる。
【0010】
そこで、本発明は、記録ヘッドが高速走行する場合であっても、キャリッジ移動による振動を抑制できるリボン送りユニットおよび記録装置を提供することを第2の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、記録ヘッドが搭載される第1のキャリッジと、前記記録ヘッドにより記録用紙上にインクを転写するためのインクリボンを格納するリボンカートリッジが搭載され、前記第1のキャリッジと別体に設けられた第2のキャリッジと、前記リボンカートリッジからのインクリボンを前記記録ヘッドの前面にて張架するように搬送する搬送手段とを備えるリボン送りユニットを提供する。
【0012】
このリボン送りユニットによれば、記録ヘッドと、リボンカートリッジとが各々別のキャリッジに搭載されて駆動されるため、リボンカートリッジが搭載される第2のキャリッジを記録ヘッドが搭載された第1のキャリッジと逆位相に駆動すれば、記録ヘッド前面でのインクリボンと記録ヘッドとの間の相対速度が相殺され、これにより、記録ヘッドのワイヤがインクリボンに引掛り易くなるのが防止される。
【0013】
また、請求項2に記載の発明は、記録ヘッドが搭載される第1のキャリッジと、前記記録ヘッドにより記録用紙上にインクを転写するためのインクリボンを格納するリボンカートリッジが搭載され、前記第1のキャリッジと別体に設けられた第2のキャリッジと、前記リボンカートリッジからのインクリボンを前記記録ヘッドの前面にて張架されるように巻き回す巻回手段とを備え、前記第1のキャリッジの移動速度と略等しい速さで、かつ、前記記録ヘッドと、前記記録ヘッドの前面に張架されるインクリボンとの間の相対速度が小さくなる方向に前記第2のキャリッジを駆動する駆動手段とを備えるリボン送りユニットを提供する。
【0014】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記駆動手段は、環状に巻き回されたベルトを備え、前記第1のキャリッジと、前記第2のキャリッジとは、移動方向が互いに反対になるように、前記ベルトに結合されることを特徴とする。
【0015】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記リボンカートリッジと前記第2のキャリッジとを合わせた重さは、前記記録ヘッドと前記第1のキャリッジとを合わせた重さと略等しいと共に、前記第2のキャリッジと前記記録ヘッドとが、前記ベルトが形成する環の中心点からみて略点対称に前記ベルトに結合されることを特徴とする。
【0016】
さらにまた、請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記巻回手段は、前記巻き回すインクリボンに撓みが生じないように、当該インクリボンに張力を与える付勢手段を備えることを特徴とする。
【0017】
また、上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、記録ヘッドにより記録用紙上にインクリボンのインクを転写して画像を記録する記録装置において、前記記録ヘッドが搭載される第1のキャリッジと、前記インクリボンを格納するリボンカートリッジが搭載され、前記第1のキャリッジと別体に設けられた第2のキャリッジと、前記リボンカートリッジからのインクリボンを前記記録ヘッドの前面にて張架されるように巻き回す巻回手段とを備え、前記第1のキャリッジの移動速度と略等しい速さで、かつ、前記記録ヘッドと、前記記録ヘッドの前面に張架されるインクリボンとの間の相対速度が小さくなる方向に前記第2のキャリッジを駆動する駆動手段とを備える記録装置を提供する。
【0018】
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記駆動手段は、環状に巻き回されたベルトを備え、前記第1のキャリッジと、前記第2のキャリッジとは、移動方向が互いに反対になるように、前記ベルトに結合されることを特徴とする。
【0019】
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記リボンカートリッジと前記第2のキャリッジとを合わせた重さは、前記記録ヘッドと前記第1のキャリッジとを合わせた重さと略等しいと共に、前記第2のキャリッジと前記記録ヘッドとが、前記ベルトが形成する環の中心点からみて略点対称に前記ベルトに結合されることを特徴とする。
【0020】
さらにまた、請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記巻回手段は、前記巻き回すインクリボンに撓みが生じないように、当該インクリボンに張力を与える付勢手段を備えることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。本発明の理解を容易とするために、一般的な記録装置について説明し、次いで、本発明にかかるリボン送りユニットについて詳述する。また、記録装置としては、オンキャリッジタイプの一般的なドットインパクトプリンタを例示する。
【0022】
図1は、ドットインパクトプリンタのプリンタ本体を示す斜視図であり、図2は、図1のプリンタ本体を示す側断面図である。これらの図に示すように、ドットインパクトプリンタ10は、記録ヘッドが備える多数の記録ワイヤを、インクリボン(共に図示せず)を介して記録用紙に押し付け、この記録用紙上にドットを形成することにより、文字を含む画像を印刷するものである。
【0023】
ドットインパクトプリンタ10は、記録装置本体としてのプリンタ本体11と、プリンタ本体11に装着されたプッシュトラクタユニット12と、プリンタ本体11の上方、下方の夫々を覆うアッパケース(不図示)及びロアケース(不図示)と、プリンタ本体11の前方側に設置されてカットシートKを案内するシート供給ガイド43とを有している。このドットインパクトプリンタ10にて用いられ得る記録用紙には、所定の長さに切断されたカットシートKと、複数枚が連接された連続シートとがある。また、カットシートKとしては、例えば単票紙、複写紙、OHP(オーバヘッドプロジェクタ)シートまたはカットフィルムなどがある。
【0024】
プリンタ本体11は、本体フレームとしてのベースフレーム14、リアフレーム15、記録機構部としての記録ヘッド18及びキャリッジ19と、シート搬送機構部としてのプラテン20、シート案内25、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24を備えている。また、ベースフレーム14およびリアフレーム15の左端部には左サイドフレーム16が立設固定され、右端部には右サイドフレーム17が立設固定されている。左サイドフレーム16と右サイドフレーム17との間には、ロアキャリッジ軸26とアッパキャリッジ軸27との各々が所定距離だけ離れて架け渡されて回動可能に枢支されており、また、プラテン20が架け渡されて回転自在に配設される共に、シート案内25が固定配設されている。
【0025】
図2に示すように、プッシュトラクタユニット12は、連続シート(例えば連続紙)をシート搬送機構部へ供給するものであり、左右一対のトラクタ28を有している。これらのトラクタ28は、トラクタ駆動軸29に回転一体かつ軸方向摺動自在に軸支されたトラクタ駆動プーリ(不図示)と、トラクタガイド軸30に回転自在かつ軸方向に摺動自在に軸支されたトラクタ従動プーリ(不図示)と、トラクタ駆動プーリとトラクタ従動プーリとに巻き掛けられるトラクタベルト31と、シート押さえ蓋32とを備えている。
【0026】
一対のトラクタ28間の距離は、搬送すべき連続シート(連続紙)の幅寸法に応じて調整される。また、トラクタベルト31の全外周には、複数本のピン33が突設されており、これらのピン33が、連続シートの幅方向両側に穿設された穴(不図示)に係合するようになっている。
【0027】
シート搬送機構部にあっては、プラテン20に対して、第1搬送ローラ21及び第2搬送ローラ22がプリンタ本体11の前方側に、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24がプリンタ本体11の後方側に各々配置されている。さらに、第1搬送ローラ21と第2搬送ローラ22とが、また、第3搬送ローラ23と第4搬送ローラ24とが、各々上下方向に配置されて対をなしている。
【0028】
このうち、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23は、プラテン20と共にシート案内25の下方に配置され、第2搬送ローラ22及び第4搬送ローラ24がシート案内25の上方に配置されている。プラテン20、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23の上部は、シート案内25の上方に突出した状態となっている。また、シート案内25におけるプリンタ本体11の前方側には、シート案内25との間でシートを保持するシート保持プレート37が設けられている。
【0029】
プラテン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24は、駆動輪列部34により、図2の時計方向(CW)または反時計方向(CCW)に回転駆動される。また、上述したトラクタベルト31も同様に、駆動輪列部34により時計方向または反時計方向に駆動される。
【0030】
この駆動輪列部34は、左サイドフレーム16または右サイドフレーム17のいずれか一方(図示例では、右サイドフレーム17)に設置されるものであり、正転または逆転可能なシート供給モータ35の駆動軸に固定されたモータピニオン36を備えている。このモータピニオン36からの駆動力が巻掛け伝動機構や歯車機構を介してプラテン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23、第4搬送ローラ24及びプッシュトラクタユニット12へ伝達される構成となっている。
【0031】
カットシートKは、プリンタ本体11の前方側から手動供給された後、プラテン20および第1搬送ローラ21の時計方向(CW)の回転と、第2搬送ローラ22の反時計方向(CCW)の回転と、第3搬送ローラ23の時計方向(CW)の回転と、第4搬送ローラ24の反時計方向(CCW)の回転とにより、プリンタ本体11の前方から後方へ向かって矢印A方向に搬送され、また、プラテン20および第1搬送ローラ21の反時計方向(CCW)の回転と、第2搬送ローラ22の時計方向(CW)の回転と、第3搬送ローラ23の反時計方向(CCW)の回転と、第4搬送ローラ24の時計方向(CW)の回転とにより、プリンタ本体11の後方から前方へ向かって矢印B方向に搬送される。他方、記録用紙として連続紙などの連続シートが用いられる場合、この連続シートは、プッシュトラクタユニット12によりプリンタ本体11の後方側から矢印B方向に供給された後、プラテン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24により同方向(矢印B方向)に搬送される。これにより、カットシートK及び連続シートは、キャリッジ19の主走査方向(後述)に直交する副走査方向に搬送される。
【0032】
上述したキャリッジ19は、ロアキャリッジ軸26及びアッパキャリッジ軸27に摺動自在に挿通されると共に、記録ヘッド18が搭載されている。ロアキャリッジ軸26及びアッパキャリッジ軸27は、プラテン20と平行に配置されており、これにより、キャリッジ19は、これらプラテン20、ロアキャリッジ軸26及びアッパキャリッジ軸27と軸方向と一致する主走査方向に走行(走査)するようになっている。
【0033】
また、キャリッジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転または逆転により往復移動されるタイミングベルト39に結合されている。従って、キャリッジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転または逆転により、タイミングベルト39を介し、ロアキャリッジ軸26及びアッパキャリッジ軸27に案内されて、主走査方向における図1の左向き、または、右向きに走行する。ここで、キャリッジ駆動モータ38は、シート供給モータ35とともに例えばステッピングモータにて構成されている。
【0034】
キャリッジ19には、リボンカートリッジ装着部40が設けられ、このリボンカートリッジ装着部40に、インクリボン50(図4参照)を収納したリボンカートリッジ51が装着される。さらに、キャリッジ19には、プラテン20の前方周面に接して搬送される記録用紙(カットシートKまたは連続シート)からインクリボン50を保護するリボンマスクホルダ41が設置されている。また、インクリボン50は、リボンカートリッジ装着部40に設置されたリボン駆動軸(不図示)により、記録ヘッド18に設けられた記録ワイヤの突出方向前方を移動可能に設けられている。一方、記録ヘッド18は、キャリッジ19と共に主走査方向に走行する間、記録ワイヤを突出させてインクリボン50に打ち当て、このインクリボン50のインクをプラテン20の上方周面に接する記録用紙(カットシートK又は連続シート)に付着させて、この記録用紙に文字を含む画像を記録する。
【0035】
記録ヘッド18による記録動作は、キャリッジ19が主走査方向左向き又は右向きに走行する間、記録ヘッド18の記録ワイヤにより一行文の記録がなされ、この一行文の記録がなされる度に、記録用紙がカットシートKの場合には、シート搬送機構部(プラテン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24)が、また、記録用紙が連続シートの場合には、このシート搬送機構部及びプッシュトラクタユニット12が、夫々記録用紙を所定長(通常、行間分)搬送させるといった動作が繰り返されることにより行われる。
【0036】
以上が、一般的なドットインパクトプリンタ10の構成である。本発明は、このドットインパクトプリンタ10のうち、キャリッジ19付近を含むリボン送りユニットに主に特徴を有している。そこで、このリボン送りユニットについて以下に詳述する。
【0037】
図3は、本発明の実施形態にかかるリボン送りユニット100の構成を概略的に示す図であり、図4は、リボン送りユニット100の構成を示す斜視図である。なお、これらの図において、図1および2に示した部位には、同一の符号が付されている。
【0038】
リボン送りユニット100は、記録ヘッド18が取付け固定されるキャリッジ19と、リボンカートリッジ51が取付け固定されるカートリッジキャリッジ150と、キャリッジ19およびカートリッジキャリッジ150が取り付けられるタイミングベルト39と、このタイミングベルトを駆動するキャリッジ駆動モータ38とを備えている。このように、本実施形態では、一般的なドットインパクトプリンタ10が備えるキャリッジ19に、リボンカートリッジ51が搭載されるのではなく、キャリッジ19と別体のカートリッジキャリッジ150に搭載される構成となっている。
【0039】
また、図4に示すように、タイミングベルト39は、互いに離間して設けられたプーリ104aと104bに巻き掛けられ、プラテン20の長軸と略平行な2つの走行路39a、39bを形成し、キャリッジ駆動モータ38によるプーリ104aの正逆回転により、走行路39aと走行路39bとがプラテン20に沿って往復走行するように構成されている。ここで、走行路39aは、プラテン20に近接する側(図面奥側)に形成された走行路であり、また、走行路39bは、プラテン20から離れた側(図面手前方向)に形成された走行路である。プーリ104aの回転時には、走行路39aと走行路39bとは、互いに反対方向に走行する。
【0040】
記録ヘッド18が搭載されるキャリッジ19は、走行路39aに結合されると共に、プラテン20の長軸と略平行に配置されたキャリッジ軸110に軸支されており、走行路39aの往復走行に伴って、キャリッジ軸110の軸上を往復摺動する。一方、カートリッジキャリッジ150は、走行路39b上に結合されると共に、プラテン20の長軸と略平行に配置されたカートリッジキャリッジ軸112に軸支されており、走行路39bの走行に伴って、カートリッジキャリッジ軸112の軸上を往復摺動する。ここで、上述のように、走行路39aと走行路39bとは、互いに反対方向に走行するため、キャリッジ19とカートリッジキャリッジ150も互いに反対方向、かつ、略同じ速さで走行することとなる。すなわち、キャリッジ19とカートリッジキャリッジ150とは、互いに逆位相にプラテン20に沿って往復動する構成となっている。
【0041】
インクリボン50は、記録ヘッド18とプラテン20との間に張架されるように、リボン送りユニット100の右端側に設けられた2つの補助ローラ102aと、同じく左端側に設けられた2つの補助ローラ102bとに巻き掛けられている。リボンカートリッジ51には、図示せぬ輪列機構を介してプリンタ本体11と連結する巻き取り軸51が設けられており、リボンカートリッジ51の走行に伴って巻き取り軸51が回転駆動され、この回転によりインクリボン50が所定の速さで一定方向に巻き取られる構成となっている。
【0042】
このような構成において、記録ヘッド18がプラテン20に沿って移動すると、カートリッジキャリッジ150は、記録ヘッド18の速さと略等しい速さで、かつ、記録ヘッド18の移動方向と反対方向に常に移動する。すなわち、図5に示すように、キャリッジ19とカートリッジキャリッジ150とは互いに、プラテン20に沿って逆位相に常に往復動するため、記録ヘッド18付近での、記録ヘッド18とインクリボン50との間の相対速度は、リボンカートリッジ51による巻き取り速度と略等しくなる。従って、記録ヘッド18の移動速度にかかわらず、記録ヘッド18付近での、この記録ヘッド18とインクリボン50との間の相対速度は、リボン送り速度と略等しくなるため、記録ヘッド18を高速に移動させたとしても、記録ヘッド18が備えるワイヤがインクリボン50に引掛り易くなるといったことを防止することができるのである。
【0043】
また、リボンカートリッジ51が往復動に伴い移動方向を反転したとき、より具体的には、リボン送り方向と同じ方向にリボンカートリッジ51が移動するときには、補助ローラ102a、102bに巻き掛けられているインクリボン50に撓みが生じる場合がある。そこで、本実施形態では、図3および図4に示すように、補助ローラ102a、102bの少なくともいずれか1本(図示例では、プラテン20側に設けられた補助ローラ102a)が外側に向けてバネ120によって付勢されている。これにより、インクリボン50に対して常にテンション(張力)が与えられ、撓みの発生が防止されることとなる。
【0044】
さらに、本実施形態にあっては、カートリッジキャリッジ150の質量と、カートリッジキャリッジ150およびキャリッジ19の取付け位置は、次のように規定されている。すなわち、カートリッジキャリッジ150の質量は、このカートリッジキャリッジ150とリボンカートリッジ51とを合わせた質量が、キャリッジ19と記録ヘッド18とを合わせた質量と略等しくなる質量と規定されている。また、カートリッジキャリッジ150およびキャリッジ19の配置位置は、タイミングベルト39が形成する環の中心点O(図3参照)を基準にして、カートリッジキャリッジ150とキャリッジ19とが略点対称となるように配置されている。つまり、この構成にあっては、カートリッジキャリッジ150がキャリッジ19に対してカウンターウェイトとして機能するため、往復動時のカートリッジキャリッジ150とキャリッジ19との各々の慣性力も相殺される。従って、カートリッジキャリッジ150の質量が増大したとしても、また、記録ヘッド18(すなわち、キャリッジ19)が高速移動したとしても、慣性力が相殺されるため、カートリッジキャリッジ150またはキャリッジ19の移動に伴って発生する振動が抑制される。すなわち、キャリッジ19を、より高速移動させることが可能となるため、印字速度の向上に寄与することとなる。さらに、カートリッジキャリッジ150の質量の増大を許容することができるため、従来のオンキャリッジタイプに比べ、リボンカートリッジ51内に格納できるインクリボン50の量を多くすることができ(すなわち、インクリボン長を長くすることができ)、リボンカートリッジ51の寿命(換装期間)を長くすることができるのである。
【0045】
以上説明したように、本実施形態においては、記録ヘッド18がキャリッジ19に搭載され、リボンカートリッジ51がカートリッジキャリッジ150に搭載されるといったように、記録ヘッド18とリボンカートリッジ51とが各々異なるキャリッジに搭載され、また、キャリッジ19とカートリッジキャリッジ150とが各々逆位相に走行する構成となっている。これにより、記録ヘッド18の移動速度にかかわらず、記録ヘッド18とインクリボン50との間の相対速度は、リボン送り速度と略等しくなり、記録ヘッド18を高速に移動させたとしても、記録ヘッド18が備えるワイヤがインクリボン50に引掛り易くなるといったことが防止される。
【0046】
また、リボンカートリッジ51が搭載されたカートリッジキャリッジ150と、記録ヘッド18が搭載されたキャリッジ19との質量バランスが保たれ、かつ、カートリッジキャリッジ150とキャリッジ19との各々の往復動時の慣性力が相殺される構成となっているため、記録ヘッド18を高速に走行させる場合に問題となる振動が抑制され、これにより、印字を高速に行う記録装置を構成することが可能となる。
【0047】
なお、本実施形態は、あくまでも例示であり、本発明の範囲内で任意に変形可能である。例えば、本実施形態では、キャリッジ19とカートリッジキャリッジ150との両方を一本のタイミングベルト39により逆位相に走行させる構成について例示したが、これに限らない。すなわち、キャリッジ19と略等しい速さで、かつ、記録ヘッド18付近にてインクリボン50と記録ヘッド18との相対速度が小さくなる方向にカートリッジキャリッジ150が走行される構成であれば良く、例えば、キャリッジ19とカートリッジキャリッジ150とを各々異なる駆動機構にて駆動する構成でも良い。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、より簡易な構成により、記録ヘッドが高速走行する場合であっても、記録ヘッドのワイヤがインクリボンに引掛り易くなるのを防止することができるリボン送りユニットおよび記録装置が提供される。
【0049】
また、本発明によれば、記録ヘッドが高速走行する場合であっても、キャリッジ移動による振動を抑制できるリボン送りユニットおよび記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドットインパクトプリンタの構成を示す斜視図である。
【図2】ドットインパクトプリンタの構成を示す側断面図である。
【図3】本発明の実施形態にかかるリボン送りユニットの構成を概略的に示す図である。
【図4】同リボン送りユニットの構成を示す図である。
【図5】同リボン送りユニットの動作を説明するための図である。
【符号の説明】
10 ドットインパクトプリンタ
18 記録ヘッド
19 キャリッジ
20 プラテン
38 キャリッジ駆動モータ
39 タイミングベルト
39a 走行路
39b 走行路
50 インクリボン
51 リボンカートリッジ
100 リボン送りユニット
150 カートリッジキャリッジ
【発明の属する技術分野】
本発明は、リボン送りユニット、および、ドットインパクトプリンタなどの記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ドットインパクトプリンタなどの記録装置は、リボンカートリッジの設置方式の違いにより、次の2つのタイプに大別される。すなわち、ステイショナタイプとオンキャリッジタイプの2つである。
【0003】
ステイショナルタイプでは、リボンカートリッジが記録装置本体に取付け固定され、また、このリボンカートリッジには、インクリボンを一定の速度で巻き取るための専用の機構やモータが設けられる構成となっている。一方、オンキャリッジタイプでは、リボンカートリッジが、記録装置が備えるプラテンに沿って往復動するキャリッジ上に記録ヘッドと共に搭載され、キャリッジの往復動により一定速度でインクリボンが巻き取られる構成となっている。
【0004】
ところで、一般に、記録ヘッドとインクリボンとの間の相対速度が大きいと、記録ヘッドのワイヤがインクリボンに引掛かり易くなる。従って、ステイショナルタイプにおいては、記録ヘッドが高速駆動されると、ヘッドとインクリボンとの相対速度が大きいため、ワイヤが引掛り易くなってしまう。
【0005】
一方、オンキャリッジタイプにあっては、ヘッドとインクリボンが同一のキャリッジ上に配置されることから、ステイショナルタイプに比べ記録ヘッドとインクリボンとの間の相対速度が小さく、ワイヤを引掛け難いといった特徴を持つ。また、キャリッジの往と復とで、リボン送り速度を可変にする技術が提案されており(例えば、特許文献1参照)、記録ヘッドとインクリボンとの間の相対速度を相殺するように、リボン送り速度が変更される構成とすれば、ワイヤの引掛りが、さらに低減され、印字品質を向上させられる。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−50725号公報(第2頁−3頁、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように、ステイショナルタイプでは、記録ヘッドとインクリボンとの間の相対速度が大きくなり、ワイヤの引掛りが発生し易くなる。また、上記従来技術のオンキャリッジタイプでは、リボン送り速度を変更するための機構を必要するため装置構成が複雑になり、また、ワイヤの引掛りの低減効果も不十分であった。
【0008】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、より簡易な構成により、記録ヘッドが高速走行する場合であっても、記録ヘッドのワイヤがインクリボンに引掛り易くなるのを防止することができるリボン送りユニットおよび記録装置を提供することを第1の目的とする。
【0009】
さらに、オンキャリッジタイプにあっては、キャリッジ重量が増加するため、記録ヘッドを高速走行させた場合に、記録装置本体を振動させてしまう要因となる。
【0010】
そこで、本発明は、記録ヘッドが高速走行する場合であっても、キャリッジ移動による振動を抑制できるリボン送りユニットおよび記録装置を提供することを第2の目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、記録ヘッドが搭載される第1のキャリッジと、前記記録ヘッドにより記録用紙上にインクを転写するためのインクリボンを格納するリボンカートリッジが搭載され、前記第1のキャリッジと別体に設けられた第2のキャリッジと、前記リボンカートリッジからのインクリボンを前記記録ヘッドの前面にて張架するように搬送する搬送手段とを備えるリボン送りユニットを提供する。
【0012】
このリボン送りユニットによれば、記録ヘッドと、リボンカートリッジとが各々別のキャリッジに搭載されて駆動されるため、リボンカートリッジが搭載される第2のキャリッジを記録ヘッドが搭載された第1のキャリッジと逆位相に駆動すれば、記録ヘッド前面でのインクリボンと記録ヘッドとの間の相対速度が相殺され、これにより、記録ヘッドのワイヤがインクリボンに引掛り易くなるのが防止される。
【0013】
また、請求項2に記載の発明は、記録ヘッドが搭載される第1のキャリッジと、前記記録ヘッドにより記録用紙上にインクを転写するためのインクリボンを格納するリボンカートリッジが搭載され、前記第1のキャリッジと別体に設けられた第2のキャリッジと、前記リボンカートリッジからのインクリボンを前記記録ヘッドの前面にて張架されるように巻き回す巻回手段とを備え、前記第1のキャリッジの移動速度と略等しい速さで、かつ、前記記録ヘッドと、前記記録ヘッドの前面に張架されるインクリボンとの間の相対速度が小さくなる方向に前記第2のキャリッジを駆動する駆動手段とを備えるリボン送りユニットを提供する。
【0014】
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記駆動手段は、環状に巻き回されたベルトを備え、前記第1のキャリッジと、前記第2のキャリッジとは、移動方向が互いに反対になるように、前記ベルトに結合されることを特徴とする。
【0015】
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記リボンカートリッジと前記第2のキャリッジとを合わせた重さは、前記記録ヘッドと前記第1のキャリッジとを合わせた重さと略等しいと共に、前記第2のキャリッジと前記記録ヘッドとが、前記ベルトが形成する環の中心点からみて略点対称に前記ベルトに結合されることを特徴とする。
【0016】
さらにまた、請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記巻回手段は、前記巻き回すインクリボンに撓みが生じないように、当該インクリボンに張力を与える付勢手段を備えることを特徴とする。
【0017】
また、上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、記録ヘッドにより記録用紙上にインクリボンのインクを転写して画像を記録する記録装置において、前記記録ヘッドが搭載される第1のキャリッジと、前記インクリボンを格納するリボンカートリッジが搭載され、前記第1のキャリッジと別体に設けられた第2のキャリッジと、前記リボンカートリッジからのインクリボンを前記記録ヘッドの前面にて張架されるように巻き回す巻回手段とを備え、前記第1のキャリッジの移動速度と略等しい速さで、かつ、前記記録ヘッドと、前記記録ヘッドの前面に張架されるインクリボンとの間の相対速度が小さくなる方向に前記第2のキャリッジを駆動する駆動手段とを備える記録装置を提供する。
【0018】
また、請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記駆動手段は、環状に巻き回されたベルトを備え、前記第1のキャリッジと、前記第2のキャリッジとは、移動方向が互いに反対になるように、前記ベルトに結合されることを特徴とする。
【0019】
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記リボンカートリッジと前記第2のキャリッジとを合わせた重さは、前記記録ヘッドと前記第1のキャリッジとを合わせた重さと略等しいと共に、前記第2のキャリッジと前記記録ヘッドとが、前記ベルトが形成する環の中心点からみて略点対称に前記ベルトに結合されることを特徴とする。
【0020】
さらにまた、請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、前記巻回手段は、前記巻き回すインクリボンに撓みが生じないように、当該インクリボンに張力を与える付勢手段を備えることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。本発明の理解を容易とするために、一般的な記録装置について説明し、次いで、本発明にかかるリボン送りユニットについて詳述する。また、記録装置としては、オンキャリッジタイプの一般的なドットインパクトプリンタを例示する。
【0022】
図1は、ドットインパクトプリンタのプリンタ本体を示す斜視図であり、図2は、図1のプリンタ本体を示す側断面図である。これらの図に示すように、ドットインパクトプリンタ10は、記録ヘッドが備える多数の記録ワイヤを、インクリボン(共に図示せず)を介して記録用紙に押し付け、この記録用紙上にドットを形成することにより、文字を含む画像を印刷するものである。
【0023】
ドットインパクトプリンタ10は、記録装置本体としてのプリンタ本体11と、プリンタ本体11に装着されたプッシュトラクタユニット12と、プリンタ本体11の上方、下方の夫々を覆うアッパケース(不図示)及びロアケース(不図示)と、プリンタ本体11の前方側に設置されてカットシートKを案内するシート供給ガイド43とを有している。このドットインパクトプリンタ10にて用いられ得る記録用紙には、所定の長さに切断されたカットシートKと、複数枚が連接された連続シートとがある。また、カットシートKとしては、例えば単票紙、複写紙、OHP(オーバヘッドプロジェクタ)シートまたはカットフィルムなどがある。
【0024】
プリンタ本体11は、本体フレームとしてのベースフレーム14、リアフレーム15、記録機構部としての記録ヘッド18及びキャリッジ19と、シート搬送機構部としてのプラテン20、シート案内25、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24を備えている。また、ベースフレーム14およびリアフレーム15の左端部には左サイドフレーム16が立設固定され、右端部には右サイドフレーム17が立設固定されている。左サイドフレーム16と右サイドフレーム17との間には、ロアキャリッジ軸26とアッパキャリッジ軸27との各々が所定距離だけ離れて架け渡されて回動可能に枢支されており、また、プラテン20が架け渡されて回転自在に配設される共に、シート案内25が固定配設されている。
【0025】
図2に示すように、プッシュトラクタユニット12は、連続シート(例えば連続紙)をシート搬送機構部へ供給するものであり、左右一対のトラクタ28を有している。これらのトラクタ28は、トラクタ駆動軸29に回転一体かつ軸方向摺動自在に軸支されたトラクタ駆動プーリ(不図示)と、トラクタガイド軸30に回転自在かつ軸方向に摺動自在に軸支されたトラクタ従動プーリ(不図示)と、トラクタ駆動プーリとトラクタ従動プーリとに巻き掛けられるトラクタベルト31と、シート押さえ蓋32とを備えている。
【0026】
一対のトラクタ28間の距離は、搬送すべき連続シート(連続紙)の幅寸法に応じて調整される。また、トラクタベルト31の全外周には、複数本のピン33が突設されており、これらのピン33が、連続シートの幅方向両側に穿設された穴(不図示)に係合するようになっている。
【0027】
シート搬送機構部にあっては、プラテン20に対して、第1搬送ローラ21及び第2搬送ローラ22がプリンタ本体11の前方側に、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24がプリンタ本体11の後方側に各々配置されている。さらに、第1搬送ローラ21と第2搬送ローラ22とが、また、第3搬送ローラ23と第4搬送ローラ24とが、各々上下方向に配置されて対をなしている。
【0028】
このうち、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23は、プラテン20と共にシート案内25の下方に配置され、第2搬送ローラ22及び第4搬送ローラ24がシート案内25の上方に配置されている。プラテン20、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23の上部は、シート案内25の上方に突出した状態となっている。また、シート案内25におけるプリンタ本体11の前方側には、シート案内25との間でシートを保持するシート保持プレート37が設けられている。
【0029】
プラテン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24は、駆動輪列部34により、図2の時計方向(CW)または反時計方向(CCW)に回転駆動される。また、上述したトラクタベルト31も同様に、駆動輪列部34により時計方向または反時計方向に駆動される。
【0030】
この駆動輪列部34は、左サイドフレーム16または右サイドフレーム17のいずれか一方(図示例では、右サイドフレーム17)に設置されるものであり、正転または逆転可能なシート供給モータ35の駆動軸に固定されたモータピニオン36を備えている。このモータピニオン36からの駆動力が巻掛け伝動機構や歯車機構を介してプラテン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23、第4搬送ローラ24及びプッシュトラクタユニット12へ伝達される構成となっている。
【0031】
カットシートKは、プリンタ本体11の前方側から手動供給された後、プラテン20および第1搬送ローラ21の時計方向(CW)の回転と、第2搬送ローラ22の反時計方向(CCW)の回転と、第3搬送ローラ23の時計方向(CW)の回転と、第4搬送ローラ24の反時計方向(CCW)の回転とにより、プリンタ本体11の前方から後方へ向かって矢印A方向に搬送され、また、プラテン20および第1搬送ローラ21の反時計方向(CCW)の回転と、第2搬送ローラ22の時計方向(CW)の回転と、第3搬送ローラ23の反時計方向(CCW)の回転と、第4搬送ローラ24の時計方向(CW)の回転とにより、プリンタ本体11の後方から前方へ向かって矢印B方向に搬送される。他方、記録用紙として連続紙などの連続シートが用いられる場合、この連続シートは、プッシュトラクタユニット12によりプリンタ本体11の後方側から矢印B方向に供給された後、プラテン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24により同方向(矢印B方向)に搬送される。これにより、カットシートK及び連続シートは、キャリッジ19の主走査方向(後述)に直交する副走査方向に搬送される。
【0032】
上述したキャリッジ19は、ロアキャリッジ軸26及びアッパキャリッジ軸27に摺動自在に挿通されると共に、記録ヘッド18が搭載されている。ロアキャリッジ軸26及びアッパキャリッジ軸27は、プラテン20と平行に配置されており、これにより、キャリッジ19は、これらプラテン20、ロアキャリッジ軸26及びアッパキャリッジ軸27と軸方向と一致する主走査方向に走行(走査)するようになっている。
【0033】
また、キャリッジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転または逆転により往復移動されるタイミングベルト39に結合されている。従って、キャリッジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転または逆転により、タイミングベルト39を介し、ロアキャリッジ軸26及びアッパキャリッジ軸27に案内されて、主走査方向における図1の左向き、または、右向きに走行する。ここで、キャリッジ駆動モータ38は、シート供給モータ35とともに例えばステッピングモータにて構成されている。
【0034】
キャリッジ19には、リボンカートリッジ装着部40が設けられ、このリボンカートリッジ装着部40に、インクリボン50(図4参照)を収納したリボンカートリッジ51が装着される。さらに、キャリッジ19には、プラテン20の前方周面に接して搬送される記録用紙(カットシートKまたは連続シート)からインクリボン50を保護するリボンマスクホルダ41が設置されている。また、インクリボン50は、リボンカートリッジ装着部40に設置されたリボン駆動軸(不図示)により、記録ヘッド18に設けられた記録ワイヤの突出方向前方を移動可能に設けられている。一方、記録ヘッド18は、キャリッジ19と共に主走査方向に走行する間、記録ワイヤを突出させてインクリボン50に打ち当て、このインクリボン50のインクをプラテン20の上方周面に接する記録用紙(カットシートK又は連続シート)に付着させて、この記録用紙に文字を含む画像を記録する。
【0035】
記録ヘッド18による記録動作は、キャリッジ19が主走査方向左向き又は右向きに走行する間、記録ヘッド18の記録ワイヤにより一行文の記録がなされ、この一行文の記録がなされる度に、記録用紙がカットシートKの場合には、シート搬送機構部(プラテン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24)が、また、記録用紙が連続シートの場合には、このシート搬送機構部及びプッシュトラクタユニット12が、夫々記録用紙を所定長(通常、行間分)搬送させるといった動作が繰り返されることにより行われる。
【0036】
以上が、一般的なドットインパクトプリンタ10の構成である。本発明は、このドットインパクトプリンタ10のうち、キャリッジ19付近を含むリボン送りユニットに主に特徴を有している。そこで、このリボン送りユニットについて以下に詳述する。
【0037】
図3は、本発明の実施形態にかかるリボン送りユニット100の構成を概略的に示す図であり、図4は、リボン送りユニット100の構成を示す斜視図である。なお、これらの図において、図1および2に示した部位には、同一の符号が付されている。
【0038】
リボン送りユニット100は、記録ヘッド18が取付け固定されるキャリッジ19と、リボンカートリッジ51が取付け固定されるカートリッジキャリッジ150と、キャリッジ19およびカートリッジキャリッジ150が取り付けられるタイミングベルト39と、このタイミングベルトを駆動するキャリッジ駆動モータ38とを備えている。このように、本実施形態では、一般的なドットインパクトプリンタ10が備えるキャリッジ19に、リボンカートリッジ51が搭載されるのではなく、キャリッジ19と別体のカートリッジキャリッジ150に搭載される構成となっている。
【0039】
また、図4に示すように、タイミングベルト39は、互いに離間して設けられたプーリ104aと104bに巻き掛けられ、プラテン20の長軸と略平行な2つの走行路39a、39bを形成し、キャリッジ駆動モータ38によるプーリ104aの正逆回転により、走行路39aと走行路39bとがプラテン20に沿って往復走行するように構成されている。ここで、走行路39aは、プラテン20に近接する側(図面奥側)に形成された走行路であり、また、走行路39bは、プラテン20から離れた側(図面手前方向)に形成された走行路である。プーリ104aの回転時には、走行路39aと走行路39bとは、互いに反対方向に走行する。
【0040】
記録ヘッド18が搭載されるキャリッジ19は、走行路39aに結合されると共に、プラテン20の長軸と略平行に配置されたキャリッジ軸110に軸支されており、走行路39aの往復走行に伴って、キャリッジ軸110の軸上を往復摺動する。一方、カートリッジキャリッジ150は、走行路39b上に結合されると共に、プラテン20の長軸と略平行に配置されたカートリッジキャリッジ軸112に軸支されており、走行路39bの走行に伴って、カートリッジキャリッジ軸112の軸上を往復摺動する。ここで、上述のように、走行路39aと走行路39bとは、互いに反対方向に走行するため、キャリッジ19とカートリッジキャリッジ150も互いに反対方向、かつ、略同じ速さで走行することとなる。すなわち、キャリッジ19とカートリッジキャリッジ150とは、互いに逆位相にプラテン20に沿って往復動する構成となっている。
【0041】
インクリボン50は、記録ヘッド18とプラテン20との間に張架されるように、リボン送りユニット100の右端側に設けられた2つの補助ローラ102aと、同じく左端側に設けられた2つの補助ローラ102bとに巻き掛けられている。リボンカートリッジ51には、図示せぬ輪列機構を介してプリンタ本体11と連結する巻き取り軸51が設けられており、リボンカートリッジ51の走行に伴って巻き取り軸51が回転駆動され、この回転によりインクリボン50が所定の速さで一定方向に巻き取られる構成となっている。
【0042】
このような構成において、記録ヘッド18がプラテン20に沿って移動すると、カートリッジキャリッジ150は、記録ヘッド18の速さと略等しい速さで、かつ、記録ヘッド18の移動方向と反対方向に常に移動する。すなわち、図5に示すように、キャリッジ19とカートリッジキャリッジ150とは互いに、プラテン20に沿って逆位相に常に往復動するため、記録ヘッド18付近での、記録ヘッド18とインクリボン50との間の相対速度は、リボンカートリッジ51による巻き取り速度と略等しくなる。従って、記録ヘッド18の移動速度にかかわらず、記録ヘッド18付近での、この記録ヘッド18とインクリボン50との間の相対速度は、リボン送り速度と略等しくなるため、記録ヘッド18を高速に移動させたとしても、記録ヘッド18が備えるワイヤがインクリボン50に引掛り易くなるといったことを防止することができるのである。
【0043】
また、リボンカートリッジ51が往復動に伴い移動方向を反転したとき、より具体的には、リボン送り方向と同じ方向にリボンカートリッジ51が移動するときには、補助ローラ102a、102bに巻き掛けられているインクリボン50に撓みが生じる場合がある。そこで、本実施形態では、図3および図4に示すように、補助ローラ102a、102bの少なくともいずれか1本(図示例では、プラテン20側に設けられた補助ローラ102a)が外側に向けてバネ120によって付勢されている。これにより、インクリボン50に対して常にテンション(張力)が与えられ、撓みの発生が防止されることとなる。
【0044】
さらに、本実施形態にあっては、カートリッジキャリッジ150の質量と、カートリッジキャリッジ150およびキャリッジ19の取付け位置は、次のように規定されている。すなわち、カートリッジキャリッジ150の質量は、このカートリッジキャリッジ150とリボンカートリッジ51とを合わせた質量が、キャリッジ19と記録ヘッド18とを合わせた質量と略等しくなる質量と規定されている。また、カートリッジキャリッジ150およびキャリッジ19の配置位置は、タイミングベルト39が形成する環の中心点O(図3参照)を基準にして、カートリッジキャリッジ150とキャリッジ19とが略点対称となるように配置されている。つまり、この構成にあっては、カートリッジキャリッジ150がキャリッジ19に対してカウンターウェイトとして機能するため、往復動時のカートリッジキャリッジ150とキャリッジ19との各々の慣性力も相殺される。従って、カートリッジキャリッジ150の質量が増大したとしても、また、記録ヘッド18(すなわち、キャリッジ19)が高速移動したとしても、慣性力が相殺されるため、カートリッジキャリッジ150またはキャリッジ19の移動に伴って発生する振動が抑制される。すなわち、キャリッジ19を、より高速移動させることが可能となるため、印字速度の向上に寄与することとなる。さらに、カートリッジキャリッジ150の質量の増大を許容することができるため、従来のオンキャリッジタイプに比べ、リボンカートリッジ51内に格納できるインクリボン50の量を多くすることができ(すなわち、インクリボン長を長くすることができ)、リボンカートリッジ51の寿命(換装期間)を長くすることができるのである。
【0045】
以上説明したように、本実施形態においては、記録ヘッド18がキャリッジ19に搭載され、リボンカートリッジ51がカートリッジキャリッジ150に搭載されるといったように、記録ヘッド18とリボンカートリッジ51とが各々異なるキャリッジに搭載され、また、キャリッジ19とカートリッジキャリッジ150とが各々逆位相に走行する構成となっている。これにより、記録ヘッド18の移動速度にかかわらず、記録ヘッド18とインクリボン50との間の相対速度は、リボン送り速度と略等しくなり、記録ヘッド18を高速に移動させたとしても、記録ヘッド18が備えるワイヤがインクリボン50に引掛り易くなるといったことが防止される。
【0046】
また、リボンカートリッジ51が搭載されたカートリッジキャリッジ150と、記録ヘッド18が搭載されたキャリッジ19との質量バランスが保たれ、かつ、カートリッジキャリッジ150とキャリッジ19との各々の往復動時の慣性力が相殺される構成となっているため、記録ヘッド18を高速に走行させる場合に問題となる振動が抑制され、これにより、印字を高速に行う記録装置を構成することが可能となる。
【0047】
なお、本実施形態は、あくまでも例示であり、本発明の範囲内で任意に変形可能である。例えば、本実施形態では、キャリッジ19とカートリッジキャリッジ150との両方を一本のタイミングベルト39により逆位相に走行させる構成について例示したが、これに限らない。すなわち、キャリッジ19と略等しい速さで、かつ、記録ヘッド18付近にてインクリボン50と記録ヘッド18との相対速度が小さくなる方向にカートリッジキャリッジ150が走行される構成であれば良く、例えば、キャリッジ19とカートリッジキャリッジ150とを各々異なる駆動機構にて駆動する構成でも良い。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、より簡易な構成により、記録ヘッドが高速走行する場合であっても、記録ヘッドのワイヤがインクリボンに引掛り易くなるのを防止することができるリボン送りユニットおよび記録装置が提供される。
【0049】
また、本発明によれば、記録ヘッドが高速走行する場合であっても、キャリッジ移動による振動を抑制できるリボン送りユニットおよび記録装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドットインパクトプリンタの構成を示す斜視図である。
【図2】ドットインパクトプリンタの構成を示す側断面図である。
【図3】本発明の実施形態にかかるリボン送りユニットの構成を概略的に示す図である。
【図4】同リボン送りユニットの構成を示す図である。
【図5】同リボン送りユニットの動作を説明するための図である。
【符号の説明】
10 ドットインパクトプリンタ
18 記録ヘッド
19 キャリッジ
20 プラテン
38 キャリッジ駆動モータ
39 タイミングベルト
39a 走行路
39b 走行路
50 インクリボン
51 リボンカートリッジ
100 リボン送りユニット
150 カートリッジキャリッジ
Claims (9)
- 記録ヘッドが搭載される第1のキャリッジと、
前記記録ヘッドにより記録用紙上にインクを転写するためのインクリボンを格納するリボンカートリッジが搭載され、前記第1のキャリッジと別体に設けられた第2のキャリッジと、
前記リボンカートリッジからのインクリボンを前記記録ヘッドの前面にて張架するように搬送する搬送手段と
を具備することを特徴とするリボン送りユニット。 - 記録ヘッドが搭載される第1のキャリッジと、
前記記録ヘッドにより記録用紙上にインクを転写するためのインクリボンを格納するリボンカートリッジが搭載され、前記第1のキャリッジと別体に設けられた第2のキャリッジと、
前記リボンカートリッジからのインクリボンを前記記録ヘッドの前面にて張架されるように巻き回す巻回手段とを備え、
前記第1のキャリッジの移動速度と略等しい速さで、かつ、前記記録ヘッドと、前記記録ヘッドの前面に張架されるインクリボンとの間の相対速度が小さくなる方向に前記第2のキャリッジを駆動する駆動手段と
を具備することを特徴とするリボン送りユニット。 - 前記駆動手段は、
環状に巻き回されたベルトを備え、
前記第1のキャリッジと、前記第2のキャリッジとは、移動方向が互いに反対になるように、前記ベルトに結合される
ことを特徴とする請求項2に記載のリボン送りユニット。 - 前記リボンカートリッジと前記第2のキャリッジとを合わせた重さは、前記記録ヘッドと前記第1のキャリッジとを合わせた重さと略等しいと共に、
前記第2のキャリッジと前記記録ヘッドとが、前記ベルトが形成する環の中心点からみて略点対称に前記ベルトに結合される
ことを特徴とする請求項3に記載のリボン送りユニット。 - 前記巻回手段は、
前記巻き回すインクリボンに撓みが生じないように、当該インクリボンに張力を与える付勢手段を
備えることを特徴とする請求項2に記載のリボン送りユニット。 - 記録ヘッドにより記録用紙上にインクリボンのインクを転写して画像を記録する記録装置において、
前記記録ヘッドが搭載される第1のキャリッジと、
前記インクリボンを格納するリボンカートリッジが搭載され、前記第1のキャリッジと別体に設けられた第2のキャリッジと、
前記リボンカートリッジからのインクリボンを前記記録ヘッドの前面にて張架されるように巻き回す巻回手段とを備え、
前記第1のキャリッジの移動速度と略等しい速さで、かつ、前記記録ヘッドと、前記記録ヘッドの前面に張架されるインクリボンとの間の相対速度が小さくなる方向に前記第2のキャリッジを駆動する駆動手段と
を具備することを特徴とする記録装置。 - 前記駆動手段は、
環状に巻き回されたベルトを備え、
前記第1のキャリッジと、前記第2のキャリッジとは、移動方向が互いに反対になるように、前記ベルトに結合される
ことを特徴とする請求項6に記載の記録装置。 - 前記リボンカートリッジと前記第2のキャリッジとを合わせた重さは、前記記録ヘッドと前記第1のキャリッジとを合わせた重さと略等しいと共に、
前記第2のキャリッジと前記記録ヘッドとが、前記ベルトが形成する環の中心点からみて略点対称に前記ベルトに結合される
ことを特徴とする請求項7に記載の記録装置。 - 前記巻回手段は、
前記巻き回すインクリボンに撓みが生じないように、当該インクリボンに張力を与える付勢手段を
備えることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の記録装置。
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