JP2004187170A - ビデオ会議システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】会議サーバ装置1の表示用画面管理部16は、異なる形式の会議参加者画面を規定した複数の画面テンプレートを端末装置8に対して提示する。画像パラメータ制御部17は、選択された画面テンプレートに画像フォーマットを対応させる画像パラメータ情報を端末装置8に送信する。画像制御部18は、複数の端末装置8から受信した画像データに前記選択された画面テンプレートに応じた処理を施し、このテンプレートを選択した端末装置8に処理後の画像データを送信する。端末装置8の画像制御部88は、自装置から送信する画像データが画像パラメータ情報で指定された画像フォーマットに従うように制御する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネットやLAN等の通信ネットワークを利用するリアルタイムビデオ会議システムに関し、特に会議に参加する各端末装置の性能の違いを考慮した制御を実現するビデオ会議システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、インターネットやLAN(Local Area Network)など、IP(InternetProtocol )網をベースとしたネットワークサービスが普及している。また、クライアント側においても、近年のADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線などの普及により、広帯域のブロードバンド通信環境が整いつつある。
【0003】
ブロードバンド通信環境の普及に伴い、ビデオチャットサービスなど、通信データ量が多い画像データを用いた多地点の双方向リアルタイムビデオ会議サービスが提供され始めている。これらの多地点ビデオ会議システムにおいて、会議に参加するユーザは、IP網に接続されたパーソナルコンピュータ等の端末装置から会議サーバ装置にアクセスし、互いに会議サーバ装置経由で双方向の画像データや音声データをやりとりし、またデータ会議機能(ドキュメント共有機能、テキストチャット機能、アプリケーション共有機能など)を併用して、多地点会議を行うことができる(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。
【0004】
図13は従来のIPビデオ会議システムの構成を示すブロック図である。図13において、会議サーバ装置101は、電信電話技術委員会(TTC)標準JT−H323によって規定された多地点接続装置(MCU)の機能等を実装し、ビデオ会議に参加する複数の会議クライアント端末装置108−A,108−B,108−C間を双方向通信可能に接続して、多地点間の会議を実現する。予約サーバ装置102は、会議クライアント端末装置108−A,108−B,108−Cから会議の予約を受け付ける。データベース部(以下、DB部と略する)103は、会議予約情報とユーザ情報とを記憶する。課金サーバ装置104は、会議に参加した会議クライアント端末装置108−A,108−B,108−Cへの課金を行う。会議クライアント端末装置108−A,108−B,108−Cは、IP網105を介して会議サーバ装置101、予約サーバ装置102および課金サーバ装置104と接続される。
【0005】
しかし、図13に示すようなIP網105を利用したIPビデオ会議システムでは、従来の電話回線網(ISDN)を利用したTV会議システムと異なり、会議に参加する会議クライアント端末装置のスペック(性能)が一定ではない。例えば、図14に示すISDN用TV会議システムであれば、会議に参加する会議クライアント端末装置208は、ISDN網接続端末であり、ネットワーク接続条件や端末機能条件がTTC標準JT−Q931やJT−H261等で明確に規定されているため、会議クライアント端末装置ごとの性能差は原則存在しない。
【0006】
これに対して、IPビデオ会議システムの場合、会議クライアント端末装置108となる機器は、図15に示すように通常パーソナルコンピュータであり、ネットワークとの通信速度や端末装置としての処理性能は、端末装置ごとに異なる場合が多い。通常、ビデオ会議システムでは、画像データはデータ量が多いため圧縮して送信する場合がほとんどであるが、多地点接続型のビデオ会議で全ての会議参加者の送信画像を受信側に配信すると、受信側の会議クライアント端末装置108では、複数地点からの圧縮画像データを同時に受信し、復号して表示しなければならないため、複数の画像復号処理ルーチンが同時に起動されることとなる。しかし、同時に何個の画像復号処理ルーチンを処理できるかは、会議クライアント端末装置108の性能そのものに依存してしまうため、性能の劣る会議クライアント端末装置108では、全ての画像を再生・表示することができない場合が考えられる。
【0007】
そのため、現在、提供されているIPビデオ会議サービスでは、ビデオ会議を制御する会議サーバ装置101が、TTC標準JT−H323で規定されている如く、各会議クライアント端末装置108から送信されてきた各会議参加者の画像のうち、特定参加者の画像(例えば、発言者Aの画像)のみを各会議クライアント端末装置108に送信するという制御を行う場合が多い(図16)。また、会議サーバ装置101が、複数の会議クライアント端末装置108(例えば4台)からの画像データを縮小し合成した上で1個の圧縮画像データに変換して各会議クライアント端末装置108に送信するといった制御が行われる場合もある(図17)。これにより、各会議クライアント端末装置108は、常に1個の画像復号処理のみを行えばよい。
【0008】
【特許文献1】
特開平1999−136367号公報
【非特許文献1】
「パケットに基づくマルチメディア通信システム」(6.6節マルチポイントプロセッサの特性),TTC標準JT−H323,社団法人情報通信技術委員会(TTC),1996年11月27日
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図16、図17に示した方式では、会議に参加する各会議クライアント端末装置108の処理能力が高く、複数の会議参加者画像を表示できる場合であっても、各会議クライアント端末装置108に常に1個の会議参加者画像しか送信しないため、全会議参加者のうち少数の会議参加者しか同時に表示することができないという問題点があった。
【0010】
また、図16、図17とは別の方式として、会議参加者に対し、ある程度処理能力の高い会議クライアント端末装置108を使うことを会議参加の条件とすることで、会議参加中の会議クライアント端末装置108に多数の会議参加者画像を送信する方式が考えられる。しかし、この方式では、処理能力の低い会議クライアント端末装置108しか持たないユーザは、ビデオ会議に参加できないということになり、会議サービスの利用機会が少なくなってしまうという問題点があった。
【0011】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、IPビデオ会議システムにおいて会議に参加する各クライアント端末装置の性能が異なる場合であっても、各クライアント端末装置が同じビデオ会議に参加できるようにし、より多数の会議参加者画像を表示できるようにすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、少なくとも画像の送受信機能を有する複数の端末装置と、この端末装置と通信ネットワークを介して接続され、ビデオ会議に参加する複数の参加端末装置間を双方向通信可能に接続する会議サーバ装置とを備えたビデオ会議システムにおいて、前記会議サーバ装置は、異なる形式の会議参加者画面を規定した複数の画面テンプレートを会議に参加する参加端末装置に対して提示し、選択された画面テンプレートを該参加端末装置に送信する表示用画面管理部と、前記参加端末装置が選択した画面テンプレートに画像フォーマットおよびパラメータを対応させる画像パラメータ情報をこの参加端末装置に送信する画像パラメータ制御部と、複数の前記参加端末装置から受信した複数の画像データに前記選択された画面テンプレートに応じた処理を施し、この画面テンプレートを選択した参加端末装置に処理後の画像データを送信する第1の画像制御部とを備え、前記端末装置は、自装置から送信する画像データが前記画像パラメータ情報で指定された画像フォーマットおよびパラメータに従うように制御する第2の画像制御部と、選択した前記画面テンプレートと前記会議サーバ装置から受信した画像データとに基づき会議参加者画面を生成して表示する表示部とを備えるものである。
また、本発明のビデオ会議システムの1構成例において前記端末装置は、選択した前記画面テンプレートで規定された会議参加者画像数だけ画像データの転送を前記会議サーバ装置に要求する転送要求部を備え、前記第1の画像制御部は、前記選択された画面テンプレートに応じた処理として、前記複数の画像データの中から前記要求された会議参加者画像数の画像データを選択する処理を行い、選択した画像データを前記転送要求を発した参加端末装置に送信するものである。
【0013】
また、本発明のビデオ会議システムの1構成例において、前記複数の画面テンプレートは、会議参加者画像数がそれぞれ異なる前記会議参加者画面を規定し、前記表示用画面管理部は、前記画面テンプレートの選択時に各画面テンプレートの会議参加者画像数を前記参加端末装置に対して提示するものである。
また、本発明のビデオ会議システムの1構成例において、前記複数の画面テンプレートは、会議参加者画像のサイズがそれぞれ異なる前記会議参加者画面を規定し、前記表示用画面管理部は、前記画面テンプレートの選択時に各画面テンプレートの会議参加者画像サイズを前記参加端末装置に対して提示するものである。
また、本発明のビデオ会議システムの1構成例において、前記複数の画面テンプレートは、会議参加者画像のフレームレートがそれぞれ異なる前記会議参加者画面を規定し、前記表示用画面管理部は、前記画面テンプレートの選択時に各画面テンプレートのフレームレートを前記参加端末装置に対して提示するものである。
また、本発明のビデオ会議システムの1構成例において、前記複数の画面テンプレートは、会議参加者画像のビットレートがそれぞれ異なる前記会議参加者画面を規定し、前記表示用画面管理部は、前記画面テンプレートの選択時に各画面テンプレートのビットレートを前記参加端末装置に対して提示するものである。
また、本発明のビデオ会議システムの1構成例において、前記複数の画面テンプレートは、前記端末装置の処理能力の相違に応じて形式がそれぞれ異なる会議参加者画面を規定し、前記表示用画面管理部は、前記画面テンプレートの選択時に各画面テンプレートに対応する前記端末装置の処理能力値を前記参加端末装置に対して提示するものである。
また、本発明のビデオ会議システムの1構成例において、前記会議サーバ装置は、会議開催中に前記参加端末装置から前記画面テンプレートの選択変更を受け付ける選択変更部を有するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態となるIPビデオ会議システムの構成を示すブロック図である。IPビデオ会議システムは、会議クライアント端末装置8からデータを受信しかつ会議クライアント端末装置8へデータを送信することにより、ビデオ会議に参加する複数の会議クライアント端末装置間を双方向通信可能に接続する会議サーバ装置1と、会議クライアント端末装置8から会議の予約を受け付ける予約サーバ装置2と、会議予約情報とユーザ情報(ユーザIDやパスワード等)とを記憶するDB部3と、会議に参加した会議クライアント端末装置8への課金を行う課金サーバ装置4と、通信ネットワークであるIP網5と、会議サーバ装置1、予約サーバ装置2および課金サーバ装置4とIP網5とを接続するルータ6と、ルータ6とIP網5とを接続する通信回線7と、少なくとも画像の送受信機能を有する会議クライアント端末装置8と、会議クライアント端末装置8とIP網5とを接続する通信回線9と、会議クライアント端末装置8に接続されたマイク90、スピーカ91、モニタ装置92およびカメラ93とを有している。なお、図1では、会議クライアント端末装置8を1台だけ記載しているが、IP網5には複数の会議クライアント端末装置8が接続されている。
【0015】
会議サーバ装置1は、IP網5と接続するためのIPネットワーク・インタフェース部10と、HTTP(HyperText Transfer Protocol )プロトコルによって予約サーバ装置2や会議クライアント端末装置8と情報をやり取りするHTTPサーバ機能部11と、ビデオ通信機能と音声通信機能とデータ会議機能と多地点接続機能とを有し、会議に参加する複数の会議クライアント端末装置間を双方向通信可能に接続する多地点ビデオ会議機能部12と、開催中の会議に関する情報を管理する会議情報管理部13と、開催中の会議に参加している会議クライアント端末装置8の情報を管理する参加クライアント情報管理部14と、開催中の会議に参加している会議クライアント端末装置8の処理能力値を管理するクライアント処理能力値管理部15と、異なる形式の会議参加者画面を規定した複数の画面テンプレートを会議に参加する会議クライアント端末装置8に対して提示する表示用画面管理部16と、会議クライアント端末装置8が選択した画面テンプレートに画像フォーマットおよび符号化時のパラメータを対応させる画像パラメータ情報を会議クライアント端末装置8に送信する画像パラメータ制御部17と、複数の会議クライアント端末装置8から受信した複数の画像データに画面テンプレートに応じた処理を施して、処理後の画像データを会議クライアント端末装置8に送信する画像制御部18とを有している。
【0016】
ここで、画面テンプレートの1例を図2に示す。前述のように、画面テンプレートは、異なる形式の会議参加者画面を規定したものである。図2に示した画面テンプレートTA,TB,TCは、会議参加者画像の数がそれぞれ異なるものであり、図2(a)に示した画面テンプレートTAでは会議参加者画像を8個、図2(b)に示した画面テンプレートTBでは会議参加者画像を4個、図2(c)に示した画面テンプレートTCでは会議参加者画像を2個に規定している。この画面テンプレートTA,TB,TCは、HTML(Hyper Text Markup Languag )によって記述されている。
【0017】
会議クライアント端末装置8は、IP網5と接続するためのIPネットワーク・インタフェース部80と、IP網5に接続してウエブページを表示するWebブラウザ機能部81と、ビデオ会議を行うためのビデオ会議クライアントアプリケーション(以下、APと略する)部とを有している。
【0018】
ビデオ会議クライアントAP部は、マイク90で集音されたアナログ音声信号を後述する音声コーデック部83に出力すると共に、音声コーデック部83から入力されたアナログ音声信号をスピーカ91に出力する音声入出力処理部82と、音声入出力処理部82から入力されたアナログ音声信号を符号化して会議サーバ装置1に送信する音声データを生成すると共に、会議サーバ装置1から受信した音声データをアナログ音声信号に変換して音声入出力処理部82に出力する音声コーデック部83と、会議サーバ装置1に送信する共有データを生成すると共に、会議サーバ装置1から受信した共有データをモニタ装置92に表示させるデータ会議機能部84と、カメラ93で撮像された映像信号を後述するビデオコーデック部86に出力すると共に、ビデオコーデック部86から入力された映像信号をモニタ装置92に出力する画像入出力処理部85と、画像入出力処理部85から入力された映像信号を符号化して会議サーバ装置1に送信する画像データを生成すると共に、会議サーバ装置1から受信した画像データを映像信号に変換して画像入出力処理部85に出力するビデオコーデック部86と、開催中の会議に関する情報を管理する会議情報管理部87と、自装置から送信する画像データが画像パラメータ情報で指定された画像フォーマットおよび符号化時のパラメータに従うように制御する画像制御部88と、自装置から送信する画像を符号化する際のビデオコーデックパラメータを調整することにより画像フォーマットの制御を行うビデオコーデック制御部89とから構成される。
【0019】
図3はIPビデオ会議システムの動作を示すシーケンス図である。図3では、図1と同様に会議クライアント端末装置8を1台だけ記している。この図3を用いて、本実施の形態のIPビデオ会議システムにおける会議参加クライアント端末制御方法について説明する。
【0020】
最初に、ビデオ会議を予約するユーザは、会議クライアント端末装置8のWebブラウザ機能部81の機能を用いて、予約サーバ装置2に対してアクセスを行う(図3ステップS101)。予約サーバ装置2は、アクセス元の会議クライアント端末装置8に対してユーザIDとパスワードの入力を要求する(ステップS102)。
【0021】
ユーザは、会議クライアント端末装置8にユーザIDとパスワードを入力し、会議クライアント端末装置8は、入力されたユーザIDとパスワードを予約サーバ装置2に送信する(ステップS103)。予約サーバ装置2は、受信したユーザIDとパスワードに基づいてDB部3のユーザ情報を参照し、ユーザ認証を行う。ユーザ認証が成功した場合、予約サーバ装置2は、アクセス元の会議クライアント端末装置8に対して会議予約画面のデータを送信する(ステップS104)。
【0022】
ユーザは、モニタ装置92に表示された会議予約画面を見て、会議の開催日、開始時刻、会議時間、会議に参加する会議クライアント端末装置8の数等の会議予約情報を入力する。入力された会議予約情報は、会議クライアント端末装置8から予約サーバ装置2に送信される(ステップS105)。予約サーバ装置2は、会議クライアント端末装置8から会議予約情報を受信すると、この会議予約情報で指定された開催日の開催時間帯(開始時刻から会議時間が経過するまでの間)の会議リソース(帯域)に空きがあるかどうかを確認する。
【0023】
会議リソースに余裕がある場合、予約サーバ装置2は、予約受付が可能と判断し、会議クライアント端末装置8から受信した会議予約情報を予約済みの会議予約情報としてDB部3に記録し、会議クライアント端末装置8に予約許可画面を送信する(ステップS106)。また、会議クライアント端末装置8には、予約した会議を一意に識別するための会議番号が送信される。こうして、会議の予約が成功し、予約した開催日の開催時刻に会議を開催することが可能となる。
【0024】
次に、実際に会議が開催されるときの動作を説明する。会議に参加するユーザAは、会議クライアント端末装置8を用いて会議サーバ装置1に会議参加要求を送信する(ステップS107)。会議サーバ装置1の表示用画面管理部16は、会議クライアント端末装置8から会議参加要求があった場合、参加要求元の会議クライアント端末装置8に対して図4に示すようなビデオ会議ログイン画面900のデータを送信する(ステップS108)。
【0025】
ユーザAは、会議クライアント端末装置8のモニタ装置92に表示されたビデオ会議ログイン画面900を見て、ユーザIDとパスワードと会議番号とを入力すると共に、自身の会議クライアント端末装置8に合った表示画面を選択する。ユーザAの会議クライアント端末装置8が8個の画像を同時に処理できる性能であった場合、ユーザAは、画面テンプレートTA(8画像表示)を選択して、画面上の「ログイン」ボタンを押す。これにより、画面テンプレートTAが選択されたことを示す選択情報とユーザIDとパスワードと会議番号とが会議クライアント端末装置8から会議サーバ装置1に送信される(ステップS109)。
【0026】
続いて、会議サーバ装置1の会議情報管理部13は、参加要求元の会議クライアント端末装置8のユーザ情報とこの会議クライアント端末装置8が参加する会議の会議予約情報とを予約サーバ装置2に問い合わせる(ステップS110)。会議サーバ装置1からの問い合わせに応じて、予約サーバ装置2は、前記参加要求元の会議クライアント端末装置8のユーザ情報と会議予約情報とをDB部3から取得して会議サーバ装置1に送信する(ステップS111)。
【0027】
会議サーバ装置1の会議情報管理部13は、会議クライアント端末装置8から受信したユーザIDおよびパスワードと予約サーバ装置2から受信したユーザ情報とを照らし合わせることでユーザ認証を行う。そして、会議情報管理部13は、ユーザ認証に成功し、かつ前記参加要求元の会議クライアント端末装置8の参加が予約サーバ装置2から受信した会議予約情報に合致したものである場合、会議クライアント端末装置8の参加を許可する。
【0028】
会議サーバ装置1の表示用画面管理部16は、会議情報管理部13により会議クライアント端末装置8の参加が許可された場合、この会議クライアント端末装置8から受信した選択情報に対応する画面テンプレートのHTMLファイルをこの会議クライアント端末装置8に返信する。また、会議サーバ装置1の画像パラメータ制御部17は、このHTMLファイルの送信と同時に、会議情報管理部13により参加が許可された会議クライアント端末装置8の画像フォーマットおよび符号化時のパラメータをこの端末装置8が選択した画面テンプレートに対応させる画像パラメータ情報を送信する(ステップS112)。
【0029】
会議サーバ装置1から画像パラメータ情報を受信した会議クライアント端末装置8の画像制御部88は、自装置から送信する画像データが画像パラメータ情報で指定された画像フォーマットおよび符号化時のパラメータに従うように制御する。すなわち、画像制御部88は、ビデオコーデック制御部89を通じてビデオコーデック部86を制御する。ビデオコーデック制御部89は、カメラ93によって撮像されビデオコーデック部86で符号化される画像データが画像パラメータ情報で指定された画像フォーマットおよび符号化時のパラメータに従うように、この画像データのサイズ、フレームレートあるいはビットレートなどのビデオコーデックパラメータを調整する。
【0030】
そして、マイク90で集音され音声コーデック部83で符号化された音声データと、データ会議機能部84でドキュメント共有やテキストチャットに使用される共有データと、ビデオコーデック部86から出力されるビデオコーデックパラメータ調整済の画像データとが会議クライアント端末装置8から会議サーバ装置1に送信される(ステップS113)。
【0031】
一方、会議サーバ装置1からHTMLファイルを受信した会議クライアント端末装置8のWebブラウザ機能部81は、画面テンプレートで規定された会議参加者画像数だけ画像データの転送を要求する転送要求部となる。すなわち、Webブラウザ機能部81は、受信したHTMLファイルを解析して、関連する画像データや音声データが存在することを認識すると、会議サーバ装置1に対して画像データや音声データの転送を要求する(ステップS114)。
【0032】
このとき、Webブラウザ機能部81は、受信したHTMLファイルで規定された会議参加者画像数(HTMLファイルにリンクする画像の数)だけ画像データの転送を要求する。ユーザAの場合、画面テンプレートTAで規定された会議参加者画像数は8個なので、Webブラウザ機能部81は、8個の画像データの転送を要求することになる。
【0033】
転送要求を受信した会議サーバ装置1のビデオ会議開催機能部12は、各会議クライアント端末装置8から受信した音声データと共有データと画像データとを転送要求元の会議クライアント端末装置8に送信する(ステップS115)。このとき、会議サーバ装置1の画像制御部18は、複数の会議クライアント端末装置8から受信した複数の画像データの中から転送要求元の会議クライアント端末装置8が要求した会議参加者画像数だけ画像データを選択し、選択した画像データをビデオ会議開催機能部12を通じて転送要求元の会議クライアント端末装置8に送信する。
【0034】
複数の会議クライアント端末装置8の画像データの中から転送要求元の会議クライアント端末装置8が要求した会議参加者画像数だけ画像データを選択する方法としては、発言した時間が新しい方から順に前記会議参加者画像数だけ会議クライアント端末装置8を選択する方法がある。
【0035】
各会議クライアント端末装置8では、会議サーバ装置1から送信された音声データが音声コーデック部83によってアナログ音声信号に変換されてスピーカ91から出力され、会議サーバ装置1から送信された共有データがデータ会議機能部84によってモニタ装置92に表示され、また会議サーバ装置1から送信された画像データがビデオコーデック部86によって映像信号に変換されてモニタ装置92に表示される。
【0036】
こうして、ユーザAの会議クライアント端末装置8のモニタ装置92には、図2(a)の画面テンプレートTAを基にした会議参加者画面が表示される。なお、共有データは、図2(a)のチャット用画面の領域に表示される。ユーザAの会議クライアント端末装置8は、8個の画像を同時に処理できる能力を有するため、8台の会議クライアント端末装置8(8人の会議参加者)の画像を問題なく表示することができる。
【0037】
一方、会議に参加するユーザCの会議クライアント端末装置8が2個の画像を同時に処理できる性能であった場合、ユーザCは、画面テンプレートTC(2画像表示)を選択して、ビデオ会議ログイン画面900の「ログイン」ボタンを押し、会議に参加する(ステップS109)。この場合、会議サーバ装置1の表示用画面管理部16は、ユーザCの会議クライアント端末装置8が選択した画面テンプレートTCのHTMLファイルをこの会議クライアント端末装置8に返信し、会議サーバ装置1の画像パラメータ制御部17は、この会議クライアント端末装置8の画像フォーマットおよび符号化時のパラメータを画面テンプレートTCに対応させる画像パラメータ情報を送信する(ステップS112)。
【0038】
ユーザCの会議クライアント端末装置8では、ビデオコーデック部86で符号化される画像データが画像パラメータ情報で指定された画像フォーマットおよび符号化時のパラメータに従うようにビデオコーデックパラメータが調整され、調整済みの画像データが会議サーバ装置1に送信される(ステップS113)。また、ユーザCの会議クライアント端末装置8のWebブラウザ機能部81は、受信したHTMLファイルを解析し、このHTMLファイルで規定された会議参加者画像数(ここでは2個)だけ画像データの転送を会議サーバ装置1に要求する(ステップS114)。
【0039】
ユーザCの会議クライアント端末装置8から転送要求を受信した会議サーバ装置1の画像制御部18は、複数の会議クライアント端末装置8から受信した複数の画像データの中からユーザCの会議クライアント端末装置8が要求した会議参加者画像数だけ画像データを選択し、選択した画像データをビデオ会議開催機能部12を通じてユーザCの会議クライアント端末装置8に送信する(ステップS115)。
【0040】
こうして、ユーザCの会議クライアント端末装置8のモニタ装置92には、図2(c)の画面テンプレートTCを基にした会議参加者画面が表示される。ユーザCの会議クライアント端末装置8は、2個の画像を同時に処理できる能力を有するため、2台の会議クライアント端末装置8の画像を問題なく表示することができる。
【0041】
なお、本実施の形態のように、会議参加者画像数がそれぞれ異なる会議参加者画面を規定する複数の画面テンプレートを表示用画面管理部16に用意しておき、各画面テンプレートが規定する会議参加者画像数をユーザに提示して、自身の会議クライアント端末装置8の能力に見合った画面テンプレートをユーザに選択させる場合、会議サーバ装置1の画像パラメータ制御部17は、予め定められたビデオコーデックパラメータ(画像サイズ、フレームレート、ビットレート)を画像パラメータ情報として会議クライアント端末装置8に送信する。
【0042】
一方、ビデオ画像の圧縮・伸張処理においては、画像のサイズにより処理量が大きく異なる。すなわち、640×480画素のVGA(Video Graphics Array)サイズの画像と、352×288画素のCIF(Common Intermediate Format)サイズや176×144画素のQCIF(Quarter Common Intermediate Format)サイズの画像とでは、VGAサイズの画像の方が処理量が多い。
【0043】
そこで、会議参加者画像のサイズがそれぞれ異なる会議参加者画面を規定する複数の画面テンプレートを表示用画面管理部16に用意しておき、各画面テンプレートが規定する会議参加者画像サイズをユーザに提示して、自身の会議クライアント端末装置8の能力に見合った画面テンプレートをユーザに選択させることも可能である。この場合、会議参加者画像数については、同一の値を各画面テンプレートで規定しておく。会議サーバ装置1の画像パラメータ制御部17は、会議クライアント端末装置8が選択した画面テンプレートで規定された画像サイズの情報と、予め定められたフレームレートおよびビットレートの情報とを画像パラメータ情報として会議クライアント端末装置8に送信する。
【0044】
また、同一の会議参加者画像数および画像サイズであっても、1秒間に送る画像の枚数を示すフレームレートによりビデオ画像の圧縮・伸張処理量は大きく異なる。そこで、会議参加者画像のフレームレートがそれぞれ異なる会議参加者画面を規定する複数の画面テンプレートを用意しておき、各画面テンプレートが規定するフレームレートをユーザに提示して、自身の会議クライアント端末装置8の能力に見合った画面テンプレートをユーザに選択させることも可能である。この場合、会議参加者画像数については、同一の値を各画面テンプレートで規定しておく。画像パラメータ制御部17は、会議クライアント端末装置8が選択した画面テンプレートで規定されたフレームレートの情報と、予め定められた画像サイズおよびビットレートの情報とを画像パラメータ情報として会議クライアント端末装置8に送信する。
【0045】
同様に、1秒間に送るビット数を示すビットレートによりビデオ画像の圧縮・伸張処理量が異なることは言うまでもない。そこで、会議参加者画像のビットレートがそれぞれ異なる会議参加者画面を規定する複数の画面テンプレートを用意しておき、各画面テンプレートが規定するビットレートをユーザに提示して、自身の会議クライアント端末装置8の能力に見合った画面テンプレートをユーザに選択させることも可能である。この場合、会議参加者画像数については、同一の値を各画面テンプレートで規定しておく。
【0046】
画像パラメータ制御部17は、会議クライアント端末装置8が選択した画面テンプレートで規定されたビットレートの情報と、予め定められた画像サイズおよびフレームレートの情報とを画像パラメータ情報として会議クライアント端末装置8に送信する。また、会議参加者画像数、画像サイズ、フレームレートおよびビットレートの各値を適宜組み合わせた画面テンプレートを用意することも可能である。
【0047】
また、会議クライアント端末装置8のスペック(例えばCPUの種類やクロック周波数等)の相違に応じて形式がそれぞれ異なる会議参加者画面を規定する複数の画面テンプレートを用意しておき、各画面テンプレートが規定する会議クライアント端末装置8のスペックをユーザに提示して、自身の会議クライアント端末装置8の能力に見合った画面テンプレートをユーザに選択させることも可能である。
【0048】
この場合、会議サーバ装置1のクライアント処理能力値管理部15は、あるスペックの会議クライアント端末装置8がどの程度の画像データを処理可能かを示す処理能力値を管理している必要がある。会議サーバ装置1の画像パラメータ制御部17は、選択された画面テンプレートに対応する会議クライアント端末装置8の処理能力値をこの画面テンプレートで規定されたスペックに基づいてクライアント処理能力値管理部15から取得し、取得した処理能力値に対応するビデオコーデックパラメータを画像パラメータ情報として会議クライアント端末装置8に送信する。
【0049】
また、本実施の形態では、会議ログイン時にユーザが画面テンプレートを選択するようにしているが、会議の参加中に画面テンプレートを変更できるようにしてもよい。このような画面テンプレートの選択変更を実現するためには、画面テンプレートのHTMLファイルに画面テンプレートを変更するための変更ボタンを予め設定しておけばよい。
【0050】
図5にこのような画面テンプレートの1例を示す。図5に示した画面テンプレートTDは、画面テンプレートTA(8画像表示)に、画面テンプレートTB(4画像表示)に変更するための変更ボタンBO1と、画面テンプレートTC(2画像表示)に変更するための変更ボタンBO2とを設けたものである。このような画面テンプレートTDを用いることにより、会議に参加中の会議クライアント端末装置8が表示している会議参加者画面には、変更ボタンBO1,BO2が表示される。
【0051】
会議サーバ装置1の表示用画面管理部16は、会議参加者画像数が8個の会議参加者画面において例えば変更ボタンBO1が押された場合、この変更ボタンBO1の押下によって選択された画面テンプレートTBのHTMLファイルを変更ボタンBO1を操作した会議クライアント端末装置8に送信する。また、会議サーバ装置1の画像パラメータ制御部17は、このHTMLファイルの送信と同時に、会議クライアント端末装置8の画像フォーマットおよび符号化時のパラメータを変更後の画面テンプレートTBに対応させる画像パラメータ情報を送信する。
【0052】
会議クライアント端末装置8で表示される会議参加者画面は、会議参加者画像数が8個の画面から4個の画面に切り替わる。こうして、表示用画面管理部16と画像パラメータ制御部17とは、会議クライアント端末装置8から画面テンプレートの選択変更を受け付ける選択変更部として動作する。
【0053】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図6は本発明の第2の実施の形態となるIPビデオ会議システムの構成を示すブロック図であり、図1と同一の構成には同一の符号を付してある。本実施の形態においても、IPビデオ会議システムの動作は第1の実施の形態と同様であるので、図3の符号を用いて説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態をより具体的に説明するものであり、会議ログイン時に、ユーザが自身の会議クライアント端末装置8の能力に応じた会議参加者画像数の画面テンプレートを選択する場合の例である。
【0054】
本実施の形態では、会議サーバ装置1と予約サーバ装置2とDB部3と課金サーバ装置4とルータ6とからなるビデオ会議サーバ側の設備とIP網5とを接続する通信回線7を、帯域が6[Mb/s]の専用線であるとする。また、会議に参加する端末装置として、カメラとヘッドセットを持つ会議クライアント端末装置8−A1,8−A2,8−A3,8−A4,8−B1,8−B2,8−B3,8−B4の8台があり、いずれも帯域が1.5[Mb/s]の通信回線9であるADSL回線によってIP網5と接続されている。
【0055】
ここで、会議クライアント端末装置8−A1,8−A2,8−A3,8−A4は同じ機種のパーソナルコンピュータ(以下、PCとする)からなり、8個の画像を同時に処理できる能力があるものとする。同様に、会議クライアント端末装置8−B1,8−B2,8−B3,8−B4は同じ機種のPCからなり、4個の画像を同時に処理できる能力があるものとする。
【0056】
会議の開始日時になったとき、ユーザA1は、会議クライアント端末装置8−A1のWebブラウザ機能部81の機能を用いて、会議サーバ装置1にアクセスする(図3ステップS107)。このアクセスに応じて、会議サーバ装置1の表示用画面管理部16は、会議クライアント端末装置8−A1に図7のようなビデオ会議ログイン画面901のデータを送信する(ステップS108)。
【0057】
会議クライアント端末装置8−A1には8個の画像を同時に処理できる能力があるので、ユーザA1は、会議クライアント端末装置8−A1のモニタ装置92に表示されたビデオ会議ログイン画面901において、画面テンプレートTA(8画像表示)を選択して「ログイン」ボタンを押す(ステップS109)。会議サーバ装置1は、会議クライアント端末装置8−A1が選択した画面テンプレートTAのHTMLファイルを会議クライアント端末装置8−A1に送信すると共に、会議クライアント端末装置8−A1の画像フォーマットおよび符号化時のパラメータを画面テンプレートTAに対応させる画像パラメータ情報を送信する(ステップS112)。
【0058】
第1の実施の形態と同様に、会議クライアント端末装置8−A1は、受信した画像パラメータ情報に基づいてビデオコーデックパラメータを調整して画像データを会議サーバ装置1に送信し(ステップS113)、受信したHTMLファイルで規定された会議参加者画像数(ここでは8個)だけ画像データの転送を会議サーバ装置1に要求する(ステップS114)。
【0059】
そして、会議サーバ装置1は、複数の会議クライアント端末装置8から受信した複数の画像データの中から会議クライアント端末装置8−A1が要求した8名分の画像データを選択して会議クライアント端末装置8−A1に送信する(ステップS115)。こうして、会議クライアント端末装置8−A1のモニタ装置92に、画面テンプレートTAを基にした図8(a)のような画面が表示される。
【0060】
一方、ユーザB1は、会議クライアント端末装置8−B1を用いて会議サーバ装置1にアクセスする(ステップS107)。会議クライアント端末装置8−B1には4個の画像を同時に処理できる能力があるので、ユーザB1は、会議クライアント端末装置8−B1に表示されたビデオ会議ログイン画面901において、画面テンプレートTB(4画像表示)を選択して「ログイン」ボタンを押す(ステップS109)。
【0061】
会議サーバ装置1は、会議クライアント端末装置8−B1が選択した画面テンプレートTBのHTMLファイルを会議クライアント端末装置8−B1に送信すると共に、会議クライアント端末装置8−B1の画像フォーマットおよび符号化時のパラメータを画面テンプレートTBに対応させる画像パラメータ情報を送信する(ステップS112)。
【0062】
会議クライアント端末装置8−B1は、受信した画像パラメータ情報に基づいてビデオコーデックパラメータを調整して画像データを会議サーバ装置1に送信し(ステップS113)、受信したHTMLファイルで規定された会議参加者画像数(ここでは4個)だけ画像データの転送を会議サーバ装置1に要求する(ステップS114)。
【0063】
そして、会議サーバ装置1は、複数の会議クライアント端末装置8から受信した複数の画像データの中から会議クライアント端末装置8−B1が要求した4名分の画像データを選択して会議クライアント端末装置8−B1に送信する(ステップS115)。こうして、会議クライアント端末装置8−B1のモニタ装置92に、画面テンプレートTBを基にした図8(b)のような画面が表示される。
【0064】
以上のように、本実施の形態によれば、処理能力の異なる会議クライアント端末装置8を使う複数のユーザが会議に参加する場合であっても、それぞれの端末装置8の能力に応じた表示状況で、同じビデオ会議に参加することができる。
【0065】
なお、ユーザB1が画面テンプレートTA(8画像表示)を選択してログインした場合、会議クライアント端末装置8−B1には画面テンプレートTAのHTMLファイルが送信され、これにより会議サーバ装置1から会議クライアント端末装置8−B1に8個の画像データが送信される。この場合、会議クライアント端末装置8−B1は同時に4個の画像しか処理できないため、ハングアップしてしまうこととなる。会議クライアント端末装置8−B1がハングアップした場合には、会議クライアント端末装置8−B1を再起動して画面テンプレートTBを選択し直せばよい。
【0066】
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態のIPビデオ会議システムの構成とその動作は第2の実施の形態と同様であるので、図1、図3、図6の符号を用いて説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態をより具体的に説明するものであり、会議ログイン時に、ユーザが自身の会議クライアント端末装置8の能力に応じた表示画像サイズの画面テンプレートを選択する場合の例である。
【0067】
ここで、会議クライアント端末装置8−A1,8−A2,8−A3,8−A4は、CIF画像サイズであれば、会議参加者画像を同時に4個処理できる能力があるものとする。一方、会議クライアント端末装置8−B1,8−B2,8−B3,8−B4は、CIF画像サイズの場合、会議参加者画像を同時に4個処理できる能力はなく、QCIF画像サイズであれば、会議参加者画像を同時に4個処理できる能力があるものとする。
【0068】
会議の開始日時になったとき、ユーザA1は、会議クライアント端末装置8−A1を用いて会議サーバ装置1にアクセスする(図3ステップS107)。このアクセスに応じて、会議サーバ装置1の表示用画面管理部16は、会議クライアント端末装置8−A1に図9のようなビデオ会議ログイン画面902のデータを送信する(ステップS108)。
【0069】
会議クライアント端末装置8−A1にはCIFサイズの会議参加者画像を同時に4個処理できる能力があるので、ユーザA1は、会議クライアント端末装置8−A1に表示されたビデオ会議ログイン画面902において、画面テンプレートTE(CIF画像表示)を選択する(ステップS109)。会議サーバ装置1は、会議クライアント端末装置8−A1が選択した画面テンプレートTEのHTMLファイルを会議クライアント端末装置8−A1に送信すると共に、会議クライアント端末装置8−A1の画像フォーマットおよび符号化時のパラメータを画面テンプレートTEに対応させる画像パラメータ情報を送信する(ステップS112)。
【0070】
会議クライアント端末装置8−A1は、受信した画像パラメータ情報に基づいてビデオコーデックパラメータを調整して画像データを会議サーバ装置1に送信し(ステップS113)、受信したHTMLファイルで規定された会議参加者画像数(ここでは4個)だけ画像データの転送を会議サーバ装置1に要求する(ステップS114)。
【0071】
そして、会議サーバ装置1は、会議クライアント端末装置8−A1の要求に応じて4名分のCIF画像データを送信する(ステップS115)。こうして、会議クライアント端末装置8−A1のモニタ装置92に、画面テンプレートTEを基にした図10(a)のような会議参加者画面が表示される。
【0072】
一方、ユーザB1は、会議クライアント端末装置8−B1を用いて会議サーバ装置1にアクセスする(ステップS107)。会議クライアント端末装置8−B1にはQCIFサイズの会議参加者画像を同時に4個処理できる能力があるので、ユーザB1は、会議クライアント端末装置8−B1に表示されたビデオ会議ログイン画面902において、画面テンプレートTF(QCIF画像表示)を選択する(ステップS109)。
【0073】
会議サーバ装置1は、会議クライアント端末装置8−B1が選択した画面テンプレートTFのHTMLファイルを会議クライアント端末装置8−B1に送信すると共に、会議クライアント端末装置8−B1の画像フォーマットおよび符号化時のパラメータを画面テンプレートTFに対応させる画像パラメータ情報を送信する(ステップS112)。
【0074】
なお、画面テンプレートTE,TFは、それぞれ規定する画像サイズが異なるが、会議参加者画像の数については同一である。また、画像パラメータ情報のうち、フレームレートおよびビットレートについては、画面テンプレートTEであるかTFであるかに関係なく、予め定められた値が使用される。
【0075】
会議クライアント端末装置8−B1は、受信した画像パラメータ情報に基づいてビデオコーデックパラメータを調整して画像データを会議サーバ装置1に送信し(ステップS113)、受信したHTMLファイルで規定された会議参加者画像数(ここでは4個)だけ画像データの転送を会議サーバ装置1に要求する(ステップS114)。
【0076】
そして、会議サーバ装置1は、会議クライアント端末装置8−B1の要求に応じて4名分のQCIF画像データを送信する(ステップS115)。こうして、会議クライアント端末装置8−B1のモニタ装置92に、画面テンプレートTFを基にした図10(b)のような会議参加者画面が表示される。
【0077】
以上のように、本実施の形態によれば、処理能力の異なる会議クライアント端末装置8を使う複数のユーザが会議に参加する場合であっても、それぞれの端末装置8の能力に応じた表示状況で、同じビデオ会議に参加することができる。
【0078】
なお、ユーザB1が画面テンプレートTE(CIF画像表示)を選択してログインした場合、会議クライアント端末装置8−B1には画面テンプレートTEのHTMLファイルが送信され、これにより会議サーバ装置1から会議クライアント端末装置8−B1にCIFサイズの4個の画像データが送信される。この場合、会議クライアント端末装置8−B1はCIFサイズの画像を4個同時に処理することはできないため、ハングアップしてしまうこととなる。会議クライアント端末装置8−B1がハングアップした場合には、会議クライアント端末装置8−B1を再起動して画面テンプレートTFを選択し直せばよい。
【0079】
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。本実施の形態のIPビデオ会議システムの構成とその動作は第2の実施の形態と同様であるので、図1、図3、図6の符号を用いて説明する。本実施の形態は、第1の実施の形態をより具体的に説明するものであり、会議ログイン時に、ユーザが自身の会議クライアント端末装置8の能力に応じたビットレートの画面テンプレートを選択する場合の例である。
【0080】
ここで、会議クライアント端末装置8−A1,8−A2,8−A3,8−A4は、1個の画像あたりのビットレートが約100kb/sであれば、会議参加者画像を同時に8個処理できる能力があるものとする。一方、会議クライアント端末装置8−B1,8−B2,8−B3,8−B4は、ビットレートが100kb/sの場合、会議参加者画像を同時に8個処理できる能力はなく、1個の画像あたりのビットレートが約16kb/sであれば、会議参加者画像を同時に8個処理できる能力があるものとする。
【0081】
会議の開始日時になったとき、ユーザA1は、会議クライアント端末装置8−A1を用いて会議サーバ装置1にアクセスする(図3ステップS107)。このアクセスに応じて、会議サーバ装置1は、会議クライアント端末装置8−A1に図11のようなビデオ会議ログイン画面903のデータを送信する(ステップS108)。
【0082】
会議クライアント端末装置8−A1には1個の画像あたりのビットレートが100kb/sであれば、会議参加者画像を同時に8個処理できる能力があり、100kb/s×8=800kb/sなので、ユーザA1は、会議クライアント端末装置8−A1に表示されたビデオ会議ログイン画面903において画面テンプレートTG(全送信レート:800kb/s)を選択する(ステップS109)。会議サーバ装置1は、会議クライアント端末装置8−A1が選択した画面テンプレートTGのHTMLファイルを会議クライアント端末装置8−A1に送信すると共に、会議クライアント端末装置8−A1の画像フォーマットおよび符号化時のパラメータを画面テンプレートTGに対応させる画像パラメータ情報を送信する(ステップS112)。
【0083】
会議クライアント端末装置8−A1は、受信した画像パラメータ情報に基づいてビデオコーデックパラメータを調整して画像データを会議サーバ装置1に送信し(ステップS113)、受信したHTMLファイルで規定された会議参加者画像数(ここでは8個)だけ画像データの転送を会議サーバ装置1に要求する(ステップS114)。
【0084】
そして、会議サーバ装置1は、会議クライアント端末装置8−A1の要求に応じて1画像あたり100kb/sの画像を8名分、全部で800kb/sの画像データを送信する(ステップS115)。こうして、会議クライアント端末装置8−A1のモニタ装置92に、画面テンプレートTGを基にした図12のような会議参加者画面が表示される。
【0085】
一方、ユーザB1は、会議クライアント端末装置8−B1を用いて会議サーバ装置1にアクセスする(ステップS107)。会議クライアント端末装置8−B1には1個の画像あたりのビットレートが16kb/sであれば、会議参加者画像を同時に8個処理できる能力があり、16kb/s×8=128kb/sなので、ユーザB1は、会議クライアント端末装置8−B1に表示されたビデオ会議ログイン画面903において、画面テンプレートTH(全送信レート:128kb/s)を選択する(ステップS109)。
【0086】
会議サーバ装置1は、会議クライアント端末装置8−B1が選択した画面テンプレートTHのHTMLファイルを会議クライアント端末装置8−B1に送信すると共に、会議クライアント端末装置8−B1の画像フォーマットおよび符号化時のパラメータを画面テンプレートTHに対応させる画像パラメータ情報を送信する(ステップS112)。
【0087】
なお、画面テンプレートTG,THは、それぞれ規定するビットレートが異なるが、会議参加者画像の数については同一である。また、画像パラメータ情報のうち、画像サイズおよびビットレートについては、画面テンプレートTGであるかTHであるかに関係なく、予め定められた値が使用される。
【0088】
会議クライアント端末装置8−B1は、受信した画像パラメータ情報に基づいてビデオコーデックパラメータを調整して画像データを会議サーバ装置1に送信し(ステップS113)、受信したHTMLファイルで規定された会議参加者画像数(ここでは4個)だけ画像データの転送を会議サーバ装置1に要求する(ステップS114)。
【0089】
そして、会議サーバ装置1は、会議クライアント端末装置8−B1の要求に応じて1画像あたり16kb/sの画像を8名分、全部で128kb/sの画像データを送信する(ステップS115)。こうして、会議クライアント端末装置8−B1のモニタ装置92に、画面テンプレートTHを基にした会議参加者画面が表示される。このときの画面はビットレートが100kb/sから16kb/sになった以外は図12と同じである。
【0090】
以上のように、本実施の形態によれば、処理能力の異なる会議クライアント端末装置8を使う複数のユーザが会議に参加する場合であっても、それぞれの端末装置8の能力に応じた表示状況で、同じビデオ会議に参加することができる。
【0091】
なお、ユーザB1が画面テンプレートTG(全送信レート:800kb/s)を選択してログインした場合、会議クライアント端末装置8−B1には画面テンプレートTGのHTMLファイルが送信され、これにより会議サーバ装置1から会議クライアント端末装置8−B1に1画像あたり100kb/sの8個の画像データが送信される。この場合、会議クライアント端末装置8−B1はビットレートが100kb/sの画像を8個同時に処理することはできないため、ハングアップしてしまうこととなる。会議クライアント端末装置8−B1がハングアップした場合には、会議クライアント端末装置8−B1を再起動して画面テンプレートTHを選択し直せばよい。
【0092】
また、本実施の形態の会議クライアント端末装置8−B1のように、1画像あたりのビットレートが16kb/sではあまり良い動きの画像を表示することができないが、1つの画像だけより高品質の画像データを送信し、その分残りの画像データの品質を落とすといった制御も考えられる。例えば、現在発言中の参加者画像のみ大きめの画像サイズや高ビットレートで画像データを送信し、その他の参加者画像は小さめの画像サイズや低ビットレートで送信するといった制御を行う。このような制御を取り入れれば、比較的性能の悪い会議クライアント端末装置8であっても、会議参加時の使い勝手を落とさずに済むこととなる。
【0093】
【発明の効果】
本発明によれば、会議参加者画像数がそれぞれ異なる会議参加者画面を規定する複数の画面テンプレートを表示用画面管理部に用意しておき、複数の画面テンプレートを会議に参加する参加端末装置に対して提示して、自身の端末装置の処理能力に見合った画面テンプレートを会議参加者に選択させる。そして、参加端末装置が選択した画面テンプレートに画像フォーマットおよびパラメータを対応させる画像パラメータ情報を会議サーバ装置から参加端末装置に送信して、端末装置が画像パラメータ情報に応じて画像データのフォーマットを制御し、会議サーバ装置が複数の参加端末装置から受信した複数の画像データに画面テンプレートに応じた処理を施して参加端末装置に処理後の画像データを送信するようにしたので、ビデオ会議システムにおいて会議に参加する各端末装置の性能が異なる場合であっても、各端末装置が同じビデオ会議に参加することが可能となる。したがって、処理能力の低い端末装置しか持たないユーザであっても、ビデオ会議に参加することができる。また、自身の端末装置の処理能力に見合った画面テンプレートを会議参加者に選択させることにより、選択された画面テンプレートに応じた画像データが端末装置に送信されるので、端末装置の処理能力の許す範囲で、従来よりも多くの会議参加者画像を表示することができる。
【0094】
また、端末装置の転送要求部が選択した画面テンプレートで規定された会議参加者画像数だけ画像データの転送を会議サーバ装置に要求することにより、会議サーバ装置の第1の画像制御部は、選択された画面テンプレートに応じた処理として、複数の画像データの中から要求された会議参加者画像数の画像データを選択する処理を容易に行うことができる。
【0095】
また、複数の画面テンプレートで会議参加者画像数がそれぞれ異なる会議参加者画面を規定し、会議サーバ装置の表示用画面管理部が、画面テンプレートの選択時に各画面テンプレートの会議参加者画像数を参加端末装置に対して提示することにより、会議参加者は、自身の端末装置の能力に見合った会議参加者画像数の画面テンプレートを選択することができる。
【0096】
また、複数の画面テンプレートで会議参加者画像のサイズがそれぞれ異なる会議参加者画面を規定し、会議サーバ装置の表示用画面管理部が、画面テンプレートの選択時に各画面テンプレートの会議参加者画像サイズを参加端末装置に対して提示することにより、会議参加者は、自身の端末装置の能力に見合った画像サイズの画面テンプレートを選択することができる。
【0097】
また、複数の画面テンプレートで会議参加者画像のフレームレートがそれぞれ異なる会議参加者画面を規定し、会議サーバ装置の表示用画面管理部が、画面テンプレートの選択時に各画面テンプレートのフレームレートを参加端末装置に対して提示することにより、会議参加者は、自身の端末装置の能力に見合ったフレームレートの画面テンプレートを選択することができる。
【0098】
また、複数の画面テンプレートで会議参加者画像のビットレートがそれぞれ異なる会議参加者画面を規定し、会議サーバ装置の表示用画面管理部が、画面テンプレートの選択時に各画面テンプレートのビットレートを参加端末装置に対して提示することにより、会議参加者は、自身の端末装置の能力に見合ったビットレートの画面テンプレートを選択することができる。
【0099】
また、複数の画面テンプレートで端末装置の処理能力の相違に応じて形式がそれぞれ異なる会議参加者画面を規定し、会議サーバ装置の表示用画面管理部が、画面テンプレートの選択時に各画面テンプレートに対応する端末装置の処理能力値を参加端末装置に対して提示することにより、会議参加者は、自身の端末装置の処理能力値に見合った画面テンプレートを選択することができる。
【0100】
また、会議サーバ装置に選択変更部を設けることにより、会議参加者は、会議開催中に画面テンプレートを変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態となるIPビデオ会議システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における画面テンプレートの1例を示す図である。
【図3】図1のIPビデオ会議システムの動作を示すシーケンス図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるビデオ会議ログイン画面を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における画面テンプレートの他の例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態となるIPビデオ会議システムの構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるビデオ会議ログイン画面を示す図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態において会議に参加中の会議クライアント端末装置に表示される会議参加者画面を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態におけるビデオ会議ログイン画面を示す図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態において会議に参加中の会議クライアント端末装置に表示される会議参加者画面を示す図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態におけるビデオ会議ログイン画面を示す図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態において会議に参加中の会議クライアント端末装置に表示される会議参加者画面を示す図である。
【図13】従来のIPビデオ会議システムの構成を示すブロック図である。
【図14】従来のISDN用TV会議システムの構成を示すブロック図である。
【図15】ISDN用TV会議システムとIPビデオ会議システムとの相違を説明するための図である。
【図16】従来のIPビデオ会議システムの問題点を説明するための図である。
【図17】従来のIPビデオ会議システムの問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1…会議サーバ装置、2…予約サーバ装置、3…データベース部、4…課金サーバ装置、5…IP網、6…ルータ、7、9…通信回線、8…会議クライアント端末装置、10、80…IPネットワーク・インタフェース部、11…HTTPサーバ機能部、12…多地点ビデオ会議機能部、13…会議情報管理部、14…参加クライアント情報管理部、15…クライアント処理能力値管理部、16…表示用画面管理部、17…画像パラメータ制御部、18…画像制御部、81…Webブラウザ機能部、82…音声入出力処理部、83…音声コーデック部、84…データ会議機能部、85…画像入出力処理部、86…ビデオコーデック部、87…会議情報管理部、88…画像制御部、89…ビデオコーデック制御部、90…マイク、91…スピーカ、92…モニタ装置、93…カメラ。
Claims (8)
- 少なくとも画像の送受信機能を有する複数の端末装置と、この端末装置と通信ネットワークを介して接続され、ビデオ会議に参加する複数の参加端末装置間を双方向通信可能に接続する会議サーバ装置とを備えたビデオ会議システムにおいて、
前記会議サーバ装置は、
異なる形式の会議参加者画面を規定した複数の画面テンプレートを会議に参加する参加端末装置に対して提示し、選択された画面テンプレートを該参加端末装置に送信する表示用画面管理部と、
前記参加端末装置が選択した画面テンプレートに画像フォーマットおよびパラメータを対応させる画像パラメータ情報をこの参加端末装置に送信する画像パラメータ制御部と、
複数の前記参加端末装置から受信した複数の画像データに前記選択された画面テンプレートに応じた処理を施し、この画面テンプレートを選択した参加端末装置に処理後の画像データを送信する第1の画像制御部とを備え、
前記端末装置は、
自装置から送信する画像データが前記画像パラメータ情報で指定された画像フォーマットおよびパラメータに従うように制御する第2の画像制御部と、
選択した前記画面テンプレートと前記会議サーバ装置から受信した画像データとに基づき会議参加者画面を生成して表示する表示部とを備えることを特徴とするビデオ会議システム。 - 請求項1記載のビデオ会議システムにおいて、
前記端末装置は、選択した前記画面テンプレートで規定された会議参加者画像数だけ画像データの転送を前記会議サーバ装置に要求する転送要求部を備え、
前記第1の画像制御部は、前記選択された画面テンプレートに応じた処理として、前記複数の画像データの中から前記要求された会議参加者画像数の画像データを選択する処理を行い、選択した画像データを前記転送要求を発した参加端末装置に送信することを特徴とするビデオ会議システム。 - 請求項1記載のビデオ会議システムにおいて、
前記複数の画面テンプレートは、会議参加者画像数がそれぞれ異なる前記会議参加者画面を規定し、
前記表示用画面管理部は、前記画面テンプレートの選択時に各画面テンプレートの会議参加者画像数を前記参加端末装置に対して提示することを特徴とするビデオ会議システム。 - 請求項1記載のビデオ会議システムにおいて、
前記複数の画面テンプレートは、会議参加者画像のサイズがそれぞれ異なる前記会議参加者画面を規定し、
前記表示用画面管理部は、前記画面テンプレートの選択時に各画面テンプレートの会議参加者画像サイズを前記参加端末装置に対して提示することを特徴とするビデオ会議システム。 - 請求項1記載のビデオ会議システムにおいて、
前記複数の画面テンプレートは、会議参加者画像のフレームレートがそれぞれ異なる前記会議参加者画面を規定し、
前記表示用画面管理部は、前記画面テンプレートの選択時に各画面テンプレートのフレームレートを前記参加端末装置に対して提示することを特徴とするビデオ会議システム。 - 請求項1記載のビデオ会議システムにおいて、
前記複数の画面テンプレートは、会議参加者画像のビットレートがそれぞれ異なる前記会議参加者画面を規定し、
前記表示用画面管理部は、前記画面テンプレートの選択時に各画面テンプレートのビットレートを前記参加端末装置に対して提示することを特徴とするビデオ会議システム。 - 請求項1記載のビデオ会議システムにおいて、
前記複数の画面テンプレートは、前記端末装置の処理能力の相違に応じて形式がそれぞれ異なる会議参加者画面を規定し、
前記表示用画面管理部は、前記画面テンプレートの選択時に各画面テンプレートに対応する前記端末装置の処理能力値を前記参加端末装置に対して提示することを特徴とするビデオ会議システム。 - 請求項1記載のビデオ会議システムにおいて、
前記会議サーバ装置は、会議開催中に前記参加端末装置から前記画面テンプレートの選択変更を受け付ける選択変更部を有することを特徴とするビデオ会議システム。
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