JP2004186836A - 集合住宅用テレビインターホン装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】共用部装置10、分岐器30、インターホン20の各間は一対の共用伝送線路Aで接続され、共用伝送線路Aには映像信号、音声信号、及び制御信号が周波数多重されており、分岐器30は、分岐前の幹線である共用伝送線路Aと分岐後の共用伝送線路Aとの間に接続した、映像信号多重分離部303、映像信号分岐トランス301、映像信号多重分離部303の直列回路と、音声信号多重分離部302と、制御信号多重分離部304との並列回路から構成され、分岐器30内で映像信号、音声信号、及び制御信号を一旦分離した後、周波数多重する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、マンション等の集合住宅用テレビインターホン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8に、従来のテレビインターホン装置の一例として、一般的な集合住宅用途のテレビインターホン装置の構成を示す。一般的な集合住宅用途のテレビインターホン装置は、各住戸内で共用玄関先の来訪者と会話することができると共に、来訪者をカメラ付のロビーインターホンで撮像することにより、各住戸内のモニタで来訪者を確認することができる。図8では、このロビーインターホンとして共用部装置10を備え、各住戸にはインターホン20が設置され、共用部装置10からの幹線は分配器40によって複数の幹線(系統)に分配され、分配後の各幹線は分岐器30によって各住戸のインターホン20に分岐される。また、各住戸の個別玄関先には住戸ドアホン子器60が設けられ、個別玄関先の来訪者が住戸内の住人と会話することができる。
【0003】
共用部装置10からは幹線として共用伝送線路D0が分配器40を介して配線されており、分配器40によって2系統に分配される。分配後の共用伝送線路D0は分岐器30によって各住戸に分岐された後、インターホン20に接続される。この共用伝送線路D0は、一般的に多芯ツイストペアケーブルで構成され、伝送線路D1、伝送線路D2、伝送線路D3は、それぞれ共用伝送線路D0の同一シース内に収められた一対のケーブルである。
【0004】
また、インターホン20から住戸ドアホン子器60までは一対のケーブルからなる住戸別伝送線路Bが配線されている。住戸別伝送線路Bは一般に、共用伝送線路D0とは別シースのケーブルにて配線されるが、共用伝送線路D0内の一対の伝送線路を用いてもよい。
【0005】
次に各部の構成について説明する。まず共用部装置10は、共用部装置10の内部回路を制御すると共にインターホン20と通信を行うための制御を行うCPU101と、CPU101によって伝送線路D1に制御信号を送出すると共に受信する制御信号送受信回路102と、住戸内の住人と会話するため音声信号を出力するスピーカ103と、スピーカ103への音声信号を増幅するスピーカアンプ104と、住戸内の住人と会話するため音声信号を入力するマイク105と、マイク105からの音声信号を増幅するマイクアンプ106と、スピーカアンプ104及びマイクアンプ106に接続されて2線4線変換回路を含み伝送線路D2に音声信号を送出すると共に受信する音声回路107と、共用玄関先の来訪者を撮像して映像信号を出力するカメラ部108と、映像信号をFM変調するFM変調部109と、映像信号を増幅する増幅器110と、映像信号の不平衡−平衡変換を行って伝送線路D3に映像信号を送出するトランス111と、本装置にAC100Vを変換した電源を供給する電源部112とを備える。
【0006】
インターホン20は、インターホン20の内部回路を制御すると共に共用部装置10と通信を行うための制御を行うCPU201と、CPU201によって伝送線路D1に制御信号を送出すると共に受信する制御信号送受信回路202と、共用玄関先及び個別玄関先の来訪者と会話するため音声信号を出力するスピーカ203と、スピーカ203への音声信号を増幅するスピーカアンプ204と、共用玄関先及び個別玄関先の来訪者と会話するため音声信号を入力するマイク205と、マイク205からの音声信号を増幅するマイクアンプ206と、スピーカアンプ204及びマイクアンプ206に接続されて2線4線変換回路を含み伝送線路D2に音声信号を送出すると共に受信する音声回路207と、伝送線路D3から映像信号を受信して平衡−不平衡変換を行うトランス211と、映像信号を増幅する増幅器210と、映像信号をFM復調するFM復調部209と、映像信号を表示する表示部208と、本装置にAC100Vを変換した電源を供給する電源部212と、住戸ドアホン子器60との通話のための音声双方向増幅回路や音声回路207を接続する開閉路回路などで構成されて住戸別伝送線路Bに音声信号を送出すると共に受信する子器インターフェース回路213と、住戸ドアホン子器60を動作させるための電源を供給する子器電源部214と、住戸別伝送線路Bに子器電源部214の電源を重畳するためのトランジスタ回路からなる子器電源重畳部215とを備える。
【0007】
分配器40は、制御信号を伝送する伝送線路D1、音声信号を伝送する伝送線路D2をいずれの電気回路も介さず2系統に分配し、映像信号を伝送する伝送線路D3を映像信号分配トランス401によって2系統に分配する。
【0008】
分岐器30は、制御信号を伝送する伝送線路D1、音声信号を伝送する伝送線路D2をいずれの電気回路も介さず2系統に分岐し、映像信号を伝送する伝送線路D3を映像信号分岐トランス301によって2系統に分岐する。映像信号分岐トランス301は、幹線側のインピーダンスが伝送線路D3の特性インピーダンスより十分高く、分岐側のインピーダンスが伝送線路D3の特性インピーダンスに整合している。
【0009】
次にこの従来例の動作について説明する。まず、通話先の住戸番号アドレスを含む制御信号が共用部装置10の制御信号送受信回路102から伝送線路D1に送出されると、この制御信号はインターホン20の制御信号送受信回路202を介してCPU201に入力され、インターホン20は制御信号に応じた動作を行う。制御信号は、分配器40及び分岐器30において、いずれの電気回路も介さずそれぞれ分岐、分配されるので、共用部装置10から送出された制御信号は伝送線路D1に接続される全てのインターホンに伝送され、制御信号に含まれる住戸番号アドレスに該当したインターホンのみが制御信号にしたがって音声回路207及び表示部208を動作させ、共用部装置10と通話状態になる。
【0010】
音声の伝送は一般に、分配器40及び分岐器30において、いずれの電気回路も介さず、それぞれ分岐、分配されて、以下のように行われる。共用部装置10では、伝送線路D2を伝達された音声信号は、音声回路107及びスピーカアンプ104を介して、スピーカ103から出力され、マイク105で入力された音声信号は、マイクアンプ106及び音声回路107を介して伝送線路D2に伝達される。また、インターホン20でも同様に、伝送線路D2を伝達された音声信号は、音声回路207及びスピーカアンプ204を介して、スピーカ203から出力され、マイク205で入力された音声信号は、マイクアンプ206及び音声回路207を介して伝送線路D2に伝達される。このように来訪者と住人とは互いに会話することが可能となる。
【0011】
次に映像信号の伝送について、以下説明する。共用部装置10内のカメラ部108により撮像された来訪者の映像は、映像信号をFM変調部109でFM変調した後、増幅器110及び不平衡−平衡変換をするためのトランス111を介して、伝送線路D3に出力される。伝送線路D3は分配器40により複数の幹線に分配(枝分かれ)させることが可能である。映像信号の分配は図8に示すように映像信号分配トランス401を用いる方法や、図示しないが、1入力/複数出力の増幅回路を用いて増幅分配する方法がある。伝送線路D3の幹線から各住戸へ至る伝送線路には分岐器30を介在・接続して分岐する。映像信号の分岐には、映像信号分岐トランス301を用いる。
【0012】
分配器40及び分岐器30を介してインターホン20に入力された映像信号は、平衡−不平衡変換のためのトランス211及び増幅器210を介して、FM復調部209に入力されてFM復調され、住戸内の住人は、表示部208にて、来訪者を確認できる。
【0013】
上記従来例では、映像信号、音声信号、制御信号を別々の伝送線路で伝達しているが、映像信号と音声信号と直流電圧のみを周波数多重して伝達する伝送線路と、制御信号を伝達する伝送線路との2つの伝送線路を備えた集合住宅用テレビインターホン装置や、映像信号と直流電圧のみを周波数多重して伝達する伝送線路と、制御信号を伝達する伝送線路との2つの伝送線路を備えた集合住宅用テレビインターホン装置もあった。(例えば、特許文献1,2参照。)。
【0014】
また従来技術として、集合住宅ではなく、戸建て住宅のインターホン装置(すなわち分岐器を用いない通信)においては、子器給電用の直流電源、音声信号、制御信号、映像信号を一対の伝送線路で周波数多重して伝送するものがある。図9は、各信号の伝送周波数帯域の概略を示しており、直流電源はDC、音声信号は1KHz帯、制御信号はFSK(Frequency Shift Keying)によって100KHz帯、映像信号はFM変調によって1MHz帯に分布している。
【0015】
【特許文献1】
特許第3311536号公報(6頁右欄第24行〜第29行、7頁左欄第23行〜第38行、図12)
【特許文献2】
特開2002−94974号公報(2頁右欄第15行〜21行、3頁右欄第1行〜右欄第16行、図1(a),(b)、図3)
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
従来の集合住宅用途のテレビインターホン装置においては、音声信号、制御信号、映像信号が別線で伝送されることから、ケーブルの対数が多くなり、そのためケーブルが曲がりにくいなど扱いづらく、またケーブルコストも高くなっていた。
【0017】
さらに、各機器における端子数が多くなるため、結線の仕方がわかりづらく、施工ミスが発生し易いという問題があった。
【0018】
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、配線対数を減らすことによる省配線化・省施工化を実現するために、音声信号、制御信号、映像信号を同一線に多重して伝送可能にした集合住宅用テレビインターホン装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、集合住宅の共用玄関先の来訪者を撮像して映像信号を出力するカメラ、共用玄関先の来訪者が集合住宅の住戸内の住人と会話するため音声信号を入出力するスピーカー及びマイク、通話先住戸のアドレスを含む制御信号を出力すると共に外部からの制御信号を受け取る第1の制御信号送受信手段を具備する共用部装置と、前記共用部装置のカメラからの映像信号を入力されて住戸内の住人が共用玄関先の来訪者を見るためのモニタ、住戸内の住人が来訪者と会話するため音声信号を入出力するスピーカー及びマイク、前記共用部装置との間で制御信号の授受を行う第2の制御信号送受信手段を具備し、自アドレスが前記共用部装置からの制御信号に含まれるアドレスに該当すれば受信した制御信号に基づいて動作するインターホンと、前記共用部装置と前記インターホンとの間を接続し、少なくとも映像信号、音声信号、及び制御信号が伝送される一対の共用伝送線路と、前記共用部装置から配線される共用伝送線路の幹線から前記インターホンへ共用伝送線路を分岐する分岐器と、前記インターホンとの間で音声信号を授受して、住戸の個別玄関先の来訪者が住戸内の住人と会話するための住戸ドアホン子器と、前記住戸ドアホン子器と前記インターホンとの間を接続し、音声信号が伝送される住戸別伝送線路とから構成され、前記共用部装置は、少なくとも映像信号、音声信号、及び制御信号を前記共用伝送線路に周波数多重させて送出すると共に、前記共用伝送線路から受信した周波数多重信号を音声信号及び制御信号に分離する第1の信号多重分離手段を備え、前記インターホン装置は、音声信号及び制御信号を前記共用伝送線路に周波数多重させて送出すると共に、前記共用伝送線路から受信した周波数多重信号を少なくとも映像信号、音声信号、及び制御信号に分離する第2の信号多重分離手段を備えて、前記分岐器は、少なくとも映像信号、音声信号、及び制御信号を伝送周波数帯域で分離して通過させる周波数帯域別信号通過手段を備えることを特徴とする。
【0020】
請求項2の発明は、請求項1において、前記周波数帯域別信号通過手段は、前記共用伝送線路の分岐先に映像信号を通過させる映像信号分岐トランスを備えると共に、前記映像信号分岐トランスと並列に、映像信号の周波数帯域よりも低く且つ音声信号の周波数帯域よりも高い周波数帯域で伝送される制御信号を通過させるための制御帯域通過手段と、制御信号の周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される音声信号を通過させるための音声帯域通過手段とを備えることを特徴とする。
【0021】
請求項3の発明は、請求項1において、前記周波数帯域別信号通過手段は、前記共用伝送線路の分岐先に映像信号を通過させる映像信号分岐トランスを備えると共に、前記映像信号分岐トランスと並列に、映像信号周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される制御信号及び音声信号を通過させるための制御・音声帯域通過手段を備えることを特徴とする。
【0022】
請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかにおいて、前記インターホンは、周波数多重信号から制御信号のみを分離する手段と、周波数多重信号から制御信号を分離した後の信号の経路に前記共用部装置との非通話時に閉路を開いて映像信号と音声信号とのうち少なくともいずれか一方を遮断する第1の開閉路とを備えることを特徴とする。
【0023】
請求項5の発明は、請求項1において、前記共用部装置は直流電源を備えて、前記第1の信号多重分離手段は映像信号、音声信号、制御信号、及び直流電源を前記共用伝送線路に周波数多重させ、前記周波数帯域別信号通過手段は、前記共用伝送線路の分岐先に映像信号を通過させる映像信号分岐トランスを備えると共に、前記映像信号分岐トランスと並列に、映像信号の周波数帯域よりも低く且つ音声信号及び直流電源の周波数帯域よりも高い周波数帯域で伝送される制御信号を通過させるための制御帯域通過手段と、制御信号の周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される音声信号及び直流電源を通過させるための音声・直流帯域通過手段とを備え、前記インターホンは、自アドレスが前記共用部装置からの制御信号に含まれるアドレスに該当すれば前記音声・直流帯域通過手段を通過する直流電源の電流を消費する負荷を備えて、前記分岐器は、前記音声・直流帯域通過手段を流れる直流電源の電流を検出する直流検出手段と、前記直流検出手段が直流電源の電流を検出した場合、前記映像信号分岐トランスを流れる映像信号を導通させ、直流電源の電流を検出しない場合、映像信号を遮断する第2の開閉路とを備えることを特徴とする。
【0024】
請求項6の発明は、請求項1乃至4いずれかにおいて、前記共用部装置と前記分岐器との間に介在・接続されて前記共用伝送線路の幹線を分配する分配器を備え、前記分配器は、分配先の前記共用伝送線路の幹線に映像信号を通過させる映像信号分配トランスを備えると共に、前記映像信号分配トランスと並列に、映像信号の周波数帯域よりも低く且つ音声信号の周波数帯域よりも高い周波数帯域で伝送される制御信号を通過させるための制御帯域通過手段と、制御信号の周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される音声信号を通過させるための音声帯域通過手段とを備えることを特徴とする。
【0025】
請求項7の発明は、請求項1乃至4いずれかにおいて、前記共用部装置と前記分岐器との間に介在・接続されて前記共用伝送線路の幹線を分配する分配器を備え、前記分配器は、分配先の前記共用伝送線路の幹線に映像信号を通過させる映像信号分配トランスを備えると共に、前記映像信号分配トランスと並列に、映像信号の周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される制御信号及び音声信号を通過させるための制御・音声帯域通過手段を備えることを特徴とする。
【0026】
請求項8の発明は、請求項1において、前記共用部装置と前記分岐器との間に介在・接続されて前記共用伝送線路の幹線を分配する分配器を備え、前記共用部装置は直流電源を備えて、前記第1の信号多重分離手段は映像信号、音声信号、制御信号、及び直流電源を前記共用伝送線路に周波数多重させ、前記分配器は、分配先の前記共用伝送線路の幹線に映像信号を通過させる映像信号分配トランスを備えると共に、前記映像信号分配トランスと並列に、映像信号の周波数帯域よりも低く且つ音声信号及び直流電源の周波数帯域よりも高い周波数帯域で伝送される制御信号を通過させるための制御帯域通過手段と、制御信号の周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される音声信号及び直流電源を通過させるための音声・直流帯域通過手段と、音声・直流帯域通過手段を流れる直流電源の電流を検出する直流検出手段と、前記直流検出手段が前記直流電源の電流を検出した場合、映像信号を導通させ、前記直流検出手段が前記直流電源の電流を検出しない場合、映像信号を遮断する第3の開閉路とを備え、前記インターホンは、自アドレスが前記共用部装置からの制御信号に含まれるアドレスに該当すれば前記音声・直流帯域通過手段を通過する直流電源の電流を消費する負荷を備えることを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0028】
(実施形態1)
図1に示す本実施形態において、集合住宅用テレビインターホン装置の基本構成は図8に示した従来の集合住宅用テレビインターホン装置の構成と略同様であり、また、図8と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。
【0029】
本実施形態において、共用部装置10、分岐器30、インターホン20の各間は一対の共用伝送線路Aで接続されている。そして、共用部装置10内で制御信号を送受信する制御信号送受信回路102、音声信号を送受信する音声回路107、映像信号を送信するトランス111は各々、制御信号多重分離部115、音声信号多重分離部113、及び映像信号多重部114を介して共用伝送線路Aに接続される。
【0030】
共用部装置10内の音声信号多重分離部113、映像信号多重部114及び制御信号多重分離部115は、各伝送信号を各伝送周波数帯域毎に多重・分離するためのもので、各信号の伝送周波数帯域は、高い順に、映像信号、制御信号、音声信号となる。音声信号多重分離部113は、主にインダクタ等で構成され、音声信号よりも高い映像信号と制御信号との各伝送帯域のインピーダンスを高くするためのものである。また、映像信号多重部114は、主にコンデンサ等で構成され、映像信号よりも低い制御信号と音声信号との各伝送帯域のインピーダンスを高くするためのものである。また、制御信号多重分離部115は、主にインダクタやコンデンサ等を組み合わせたバンドパスフィルタで構成され、制御信号よりも低い音声信号と制御信号よりも高い映像信号との各伝送帯域のインピーダンスを高くするためのものである。
【0031】
また、インターホン20内で制御信号を送受信する制御信号送受信回路202、音声信号を送受信する音声回路207、映像信号を受信するトランス211は各々、制御信号多重分離部218、音声信号多重分離部216、及び映像信号分離部217を介して共用伝送線路Aに接続される。
【0032】
インターホン20内の音声信号多重分離部216、映像信号分離部217、及び制御信号多重分離部218は、各伝送信号を各伝送周波数帯域毎に多重・分離するためのものである。音声信号多重分離部216は、主にインダクタ等で構成され、音声信号よりも高い映像信号と制御信号との各伝送帯域のインピーダンスを高くするためのものである。また、映像信号分離部217は、主にコンデンサ等で構成され、映像信号よりも低い制御信号と音声信号との各伝送帯域のインピーダンスを高くするためのものである。また、制御信号多重分離部218は、主にインダクタやコンデンサ等を組み合わせたバンドパスフィルタで構成され、制御信号よりも低い音声信号と制御信号よりも高い映像信号との各伝送帯域のインピーダンスを高くするためのものである。
【0033】
そして分岐器30は、分岐前の幹線である共用伝送線路Aと分岐後の共用伝送線路Aとの間に接続した、映像信号多重分離部303、映像信号分岐トランス301、映像信号多重分離部303の直列回路と、音声信号多重分離部302と、制御信号多重分離部304との並列回路から構成され、分岐器30内で映像信号、音声信号、及び制御信号を一旦分離した後、周波数多重するものである。
【0034】
分岐器30内の音声信号多重分離部302は、主にインダクタ等で構成され、音声信号よりも高い映像信号と制御信号との各伝送帯域のインピーダンスを高くし、映像信号や制御信号よりも低い周波数帯域に周波数多重された音声信号のみを通過させるためのものである。また、映像信号多重分離部303は、主にコンデンサ等で構成され、映像信号よりも低い制御信号と音声信号との各伝送帯域のインピーダンスを高くし、制御信号や音声信号よりも高い周波数帯域に多重された映像信号のみが映像信号分岐トランス301を通過するようにするためのものである。また、制御信号多重分離部304は、主にインダクタやコンデンサ等を組み合わせたバンドパスフィルタで構成され、制御信号よりも低い音声信号と制御信号よりも高い映像信号との各伝送帯域のインピーダンスを高くし、音声信号より高く映像信号よりも低い周波数帯域に周波数多重された制御信号のみを通過させるためのものである。
【0035】
以下、本実施形態の一連の動作を説明する。共用部装置10の図示しない呼出釦を来訪者が押下すると、共用部装置10は、CPU101より該当住戸の住戸番号アドレスを含んだ制御信号を制御信号送受信回路102、制御信号多重分離部115を介して共用伝送線路Aに送出すると共に、FM変調部109よりカメラ部108で撮像されてFM変調された映像信号を増幅器110、トランス111、映像信号多重部114を介して送出し、且つスピーカーアンプ104、マイクアンプ106、音声回路107等を動作させる。
【0036】
そして、音声信号と映像信号と制御信号とは、音声信号多重分離部113、映像信号多重部114、制御信号多重分離部115により共用伝送線路Aに周波数多重されて伝送され、分岐器30においては、音声信号多重分離部302、映像信号多重分離部303、制御信号多重分離部304により音声信号と映像信号と制御信号とは一旦分離され、映像信号は映像信号分岐トランス301及び映像信号多重分離部303のコンデンサを通過し、音声信号は音声信号多重分離部302のインダクタを通過し、制御信号は制御信号多重分離部304のバンドパスフィルタを通過した後、再び共用伝送線路Aの幹線から分岐した共用伝送線路Aの分岐線に多重されてインターホン20に至る。
【0037】
制御信号は共用伝送線路Aに接続されている全インターホンに分岐器30の制御信号多重分離部304を介して伝送され、インターホン20内の制御信号多重分離部218及び制御信号送受信回路202を介してCPU201に受信される。そして、インターホン20は自器が呼び出された該当の住戸である場合、制御信号にしたがってスピーカーアンプ204、マイクアンプ206、音声回路207を動作させ、音声信号多重分離部216を介して音声信号を送受信して、共用部装置10と通話状態になると共に、表示部208を動作させ、映像信号分離部217を介して受信した映像信号をFM復調部209で復調して表示部208に映す。これにより、住人は来訪者と会話することができると共に、来訪者をモニタすることができる。
【0038】
以上のように、本実施形態によれば、共用部装置10とインターホン20との間の共用伝送線路Aに分岐器30を介在接続した場合においても、映像信号と音声信号と制御信号とを1対の共用伝送線路Aで伝送することが可能となる。
【0039】
なお、本実施形態の図1においては分岐器及びインターホンを各々1つずつ図示しているが、複数の分岐器及びインターホンを同様に備えている。
【0040】
(実施形態2)
図2に示す本実施形態では図1に示した構成要素のうち、分岐器30内の音声信号多重分離部302と制御信号多重分離部304とを省き、音声/制御信号多重分離部310が設けられている。
【0041】
音声/制御信号多重分離部310は、主にインダクタ等のローパスフィルタで構成され、制御信号よりも高い映像信号伝送帯域のインピーダンスを高くし、映像信号よりも低い周波数帯域に周波数多重された制御信号と音声信号とを通過させるためのものである。
【0042】
このシステムにおける基本動作は、実施形態1と大きくは違わないが、分岐器30内での各信号の流れ方が異なる。音声信号と映像信号と制御信号は、音声信号多重分離部113と映像信号多重部114と制御信号多重分離部115により共用伝送線路Aに周波数多重されて伝送され、分岐器30においては、映像信号多重部303と音声/制御信号多重分離部310により映像信号と音声/制御信号とは一旦分離され、映像信号は映像信号分岐トランス301及び映像信号多重分離部303のコンデンサを通過し、音声/制御信号は音声/制御信号多重分離部310のインダクタを通過した後、再び共用伝送線路Aの幹線から分岐された共用伝送線路Aの分岐線に多重されてインターホン20に至る。
【0043】
以上のように、本実施形態によれば、分岐器30内で全ての信号を分離しなくとも、映像信号と音声信号と制御信号とを1対の共用伝送線路Aで伝送することが可能となる。
【0044】
なお、映像信号多重部303と音声/制御信号多重分離部310を設計し直し、映像信号多重部303に映像/制御信号を、音声/制御信号多重分離部310に音声信号のみを通過させるように変更してもよい。
【0045】
(実施形態3)
図3に示す本実施形態では図1に示したインターホン20に開閉器219を付加して、インターホン20内で共用伝送線路Aを制御信号多重分離部218に接続し、共用伝送線路Aと制御信号多重分離部218との接続点を音声信号多重分離部216に開閉器219を介して接続し、開閉器219と音声信号多重分離部216との接続点を映像信号分離部217に接続したものである。開閉器219は開放することによって音声信号多重分離部216及び映像信号分離部217への音声信号と映像信号との伝達を遮断する。
【0046】
また、共用伝送線路Aの幹線には分岐器31及び分岐器31の分岐側に接続したインターホン21を備えており、インターホン21は開閉器229を同様に備える。
【0047】
以下、本実施形態の一連の動作を説明する。共用部装置10において図示しない呼出釦を来訪者が押下した場合、共用部装置10から該当する住戸番号アドレスを含む制御信号が共用伝送線路Aに接続されている全てのインターホン20,21に伝送される。しかし、インターホン20,21内の開閉路219,229のうち、住戸番号アドレスに該当するインターホン21においてのみ、開閉路229が閉じられて、音声信号及び映像信号が伝達される。
【0048】
住戸番号アドレスに該当しないインターホン20の開閉路219は開放されているので、分岐器30内の映像信号分岐トランス301及び音声信号多重分離部302の分岐側インピーダンスは高くなり、伝送線路Aの幹線に分岐器30を挿入することによって映像信号及び音声信号に与える挿入損失を低減することができる。
【0049】
以上のように、本実施形態によれば、非通話状態のインターホンが接続された分岐側のインピーダンスを高めることができ、非通話状態のインターホンの接続による共用伝送線路Aの幹線上での映像信号及び音声信号の減衰量を抑えることができる。
【0050】
なお、開閉器219の挿入場所は、映像信号分離部217の入力側X1でもよく、X1に挿入した場合は映像信号のみが開閉器219によって遮断される。
【0051】
(実施形態4)
図4に示す本実施形態では図3と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。共用部装置10は、電源重畳部116、コンデンサ117,118を備えており、電源重畳部116は、電源部112からの電源をインターホン20,21に供給する直流電源として共用伝送線路Aの音声信号、映像信号、制御信号に重畳するためのものであり、直流電源が不要な音声回路107、制御信号多重分離部115に対してはコンデンサ118,117を各々設けて直流電源を阻止している。なお、映像信号多重部114もトランス111への直流電源入力を阻止するものである。
【0052】
また、インターホン20は、図3に示した構成に開閉器219と映像信号分離部217の接続点と、回路グランドとの間に負荷回路222を設け、インターホン21も同様に負荷回路232を設けており、負荷回路222,232は、共用部装置10から供給される直流電流を消費するためのものである。直流電源が不要な音声回路207、制御信号多重分離部218に対してはコンデンサ221,220を設けて直流電源を阻止している。なお、映像信号分離部217もトランス211への直流電源入力を阻止するものである。
【0053】
分岐器30は、映像信号多重部303,303と映像信号分岐トランス301との間に開閉器305,305を設け、音声信号多重分離部302を省いてインダクタ等で構成された電流検出部306を設けており、電流検出部306は映像信号と制御信号との各伝送帯域のインピーダンスを高めて音声信号及び直流電源のみを通過させると共に、共用部装置10からインターホン20に流れる直流電流を検出して、開閉路305を閉じるものである。この開閉器305を開閉させる電源には電流検出部306を流れる直流電流を用いる。また、分岐器31も同様に構成されて、開閉器315及び電流検出部316を設けている。
【0054】
以下、本実施形態の一連の動作を説明する。共用部装置10において図示しない呼出釦を来訪者が押下した場合、共用部装置10から住戸番号アドレスを含む制御信号が共用伝送線路Aに接続されている全てのインターホン20,21に伝送され、住戸番号アドレスに該当したインターホン20においてのみ、制御信号を受信したCPU212によって開閉路219が閉じられる。開閉路219が閉じられると負荷回路222が共用伝送線路Aに接続され、共用部装置10の電源重畳部116で重畳した直流電流が消費される。
【0055】
負荷回路222に直流電流が流れると、分岐器30内の電流検出部306にも直流電流が流れ、電流検出部306はこの電流を用いて開閉路305を閉じる。これにより映像信号分岐トランス301が共用伝送線路Aに接続され映像信号がインターホン20に伝送される。
【0056】
インターホン21は呼び出されていないので開閉路229が開いた状態となり、分岐器31の電流検出部316は電流を検出しない。したがって、分岐器31の開閉路315は閉じられていないため、共用伝送線路Aの幹線に非通話状態の映像分岐トランス311が接続されることによる共用伝送線路Aのインピーダンス低下を防ぐことができる。
【0057】
(実施形態5)
図5に示す本実施形態では図1に示した構成に分配器40を付加したもので、分配器40は共用部装置10と分岐器30との間に介在・接続され、分配前の幹線である共用伝送線路Aと分配後の幹線である共用伝送線路A,A’との間に各々接続した、映像信号多重分離部403、映像信号分配トランス401、映像信号多重分離部403の直列回路と、音声信号多重分離部402と、制御信号多重分離部404との並列回路から構成され、映像信号分配トランス401の一次側巻線、及び映像信号分配トランス401の一次側に接続される映像信号多重分離部403は、共用伝送線路A,A’で共用される。
【0058】
分配器40内の映像信号分配トランス401は、映像信号を複数の幹線A,A’に枝分かれ分配するためのものである。音声信号多重分離部402は、主にインダクタ等で構成され、音声信号よりも高い映像信号と制御信号との各伝送帯域のインピーダンスを高くし、音声信号のみを通過させるためのものである。また、映像信号多重部403は、主にコンデンサ等で構成され、映像信号よりも低い音声信号と制御信号との各伝送帯域のインピーダンスを高くし、映像信号のみが映像信号分配トランス401を通過するようにするためのものである。また、制御信号多重分離部404は、主にインダクタやコンデンサ等を組み合わせたバンドパスフィルタで構成され、制御信号よりも低い音声信号と制御信号よりも高い映像信号との各伝送帯域のインピーダンスを高くし、制御信号のみを通過させるためのものである。
【0059】
そして、分配器40においては、音声信号多重分離部402と映像信号多重部403と制御信号多重分離部404とにより、音声信号、映像信号、制御信号は一旦分離され、映像信号は映像信号分配トランス401及び映像信号多重部403のコンデンサを通過し、音声信号は音声信号多重分離部402のインダクタを通過し、制御信号は制御信号多重分離部404のバンドパスフィルタを通過した後、再び共用伝送線路Aの幹線から分配された共用伝送線路AおよびA’に多重されて分岐器30に至る。
【0060】
以上のように本実施形態によれば、共用部装置10とインターホン20との間の共用伝送線路Aに分配器40が介在接続した場合においても、映像信号と音声信号と制御信号とを周波数多重し、1対の共用伝送線路Aで伝送することが可能となる。
【0061】
(実施形態6)
図6に示す本実施形態では図5に示した構成要素のうち、分配器40内の音声信号多重分離部402と制御信号多重分離部404とを省き、音声/制御信号多重分離部410が設けられている。
【0062】
音声/制御信号多重分離部410は、インダクタを備えたローパスフィルタで構成され、制御信号よりも高い映像信号伝送帯域のインピーダンスを高くして、映像信号よりも低い周波数帯域に周波数多重された制御信号と音声信号とを通過させるためのものである。
【0063】
このシステムにおける基本動作は、実施形態5と大きくは違わないが、分配器40内での各信号の流れ方が異なる。音声信号と映像信号と制御信号は、音声信号多重分離部113と映像信号多重部114と制御信号多重分離部115により共用伝送線路Aに周波数多重されて伝送され、分配器40においては、映像信号多重部403と音声/制御信号多重分離部410により映像信号と音声/制御信号は一旦分離され、映像信号は映像信号分配トランス401及び映像信号多重部403のコンデンサを通過し、音声/制御信号は音声/制御信号多重分離部410のローパスフィルタを通過した後、再び共用伝送線路Aの幹線から分配された共用伝送線路A及びA’に多重されて、共用伝送線路Aの多重信号は分岐器30に至る。
【0064】
以上のように、本実施形態によれば、分配器40内で全ての信号を分離しなくとも、映像信号と音声信号と制御信号とを1対の共用伝送線路Aで伝送することが可能となる。
【0065】
なお、映像信号多重部403と音声/制御信号多重分離部410を設計し直し、映像信号多重部403に映像/制御信号を、音声/制御信号多重分離部410に音声信号のみを通過させるように変更してもよい。
【0066】
(実施形態7)
図7に示す本実施形態では図5と同様の構成には同一の符号を付して説明は省略する。共用部装置10は、電源重畳部116、コンデンサ117,118を備えており、電源重畳部116は、電源部112からの電源をインターホン20に供給する直流電源として共用伝送線路Aの音声信号、映像信号、制御信号に重畳するためのものであり、直流電源が不要な音声回路107、制御信号多重分離部115に対してはコンデンサ118,117を設けて直流電源を阻止している。なお、映像信号多重部114もトランス111への直流電源入力を阻止するものである。
【0067】
また、インターホン20は、図6に示した構成に開閉器219、コンデンサ220,221を付加して、インターホン20内で共用伝送線路Aはコンデンサ220を介して制御信号多重分離部218に接続し、共用伝送線路Aとコンデンサ220との接続点は開閉器219、音声信号多重分離部216、コンデンサ221の直列回路を介して音声回路207に接続し、開閉器219と音声信号多重分離部216との接続点は映像信号分離部217に接続している。開閉器219は開放することによって音声信号多重分離部216及び映像信号分離部217への音声信号と映像信号とを遮断する。直流電源が不要な音声回路207、制御信号多重分離部218に対してはコンデンサ221,220を設けて直流電源を阻止している。なお、映像信号分離部217もトランス211への直流電源入力を阻止するものである。
【0068】
インターホン20は、さらに開閉器219と映像信号分離部217の接続点と回路グランドとの間に負荷回路222を設けており、負荷回路222は、共用部装置10から供給される直流電流を消費するためのものである。
【0069】
分配器40は、映像信号多重部403,403,403と映像信号分岐トランス401との間に開閉器408,409,410を設け、音声信号多重分離部402,402を省いてインダクタ等で構成された電流検出部406,407を設けて、電流検出部406は共用伝送線路Aに伝達される映像信号及び制御信号帯域のインピーダンスを高めて音声信号及び直流電源のみを通過させると共に、共用部装置10から共用伝送線路Aを介してインターホン装置に流れる直流電流を検出して、開閉路408,409を閉じる。電流検出部407は共用伝送線路A’に伝達される映像信号及び制御信号帯域のインピーダンスを高めて音声信号及び直流電源のみを通過させると共に、共用部装置10から共用伝送線路A’を介してインターホン装置に流れる直流電流を検出して、開閉路409,410を閉じる。この開閉器408,409,410を開閉させる電源には電流検出部406を流れる直流電流を用いる。
【0070】
以下、本実施形態の一連の動作を説明する。共用部装置10において図示しない呼出釦を来訪者が押下した場合、共用部装置10から住戸番号アドレスを含む制御信号が共用伝送線路A,A’に接続されている全てのインターホンに伝送され、住戸番号アドレスに該当したインターホン20においてのみ、開閉路219が閉じられる。開閉路219が閉じられると負荷回路222が共用伝送線路Aに接続され、共用部装置10の電源重畳部116で重畳した直流電流が消費される。
【0071】
負荷回路222に直流電流が流れると、分配器40内の電流検出部406にも直流電流が流れ、電流検出部406はこの電流を検出して開閉路408,409を閉じる。これにより映像信号分配トランス401が共用伝送線路Aに接続され映像信号がインターホン20に伝送される。
【0072】
インターホン20が呼び出されていない場合には、開閉路219を閉じないため、分配器40の電流検出部406は電流を検出しない。したがって、分配器40の開閉路408,409も閉じないため、共用伝送線路Aの幹線に非通話状態の映像分配トランス401が接続されることによる共用伝送線路Aのインピーダンス低下を防ぐことができる。
【0073】
【発明の効果】
請求項1の発明は、集合住宅の共用玄関先の来訪者を撮像して映像信号を出力するカメラ、共用玄関先の来訪者が集合住宅の住戸内の住人と会話するため音声信号を入出力するスピーカー及びマイク、通話先住戸のアドレスを含む制御信号を出力すると共に外部からの制御信号を受け取る第1の制御信号送受信手段を具備する共用部装置と、前記共用部装置のカメラからの映像信号を入力されて住戸内の住人が共用玄関先の来訪者を見るためのモニタ、住戸内の住人が来訪者と会話するため音声信号を入出力するスピーカー及びマイク、前記共用部装置との間で制御信号の授受を行う第2の制御信号送受信手段を具備し、自アドレスが前記共用部装置からの制御信号に含まれるアドレスに該当すれば受信した制御信号に基づいて動作するインターホンと、前記共用部装置と前記インターホンとの間を接続し、少なくとも映像信号、音声信号、及び制御信号が伝送される一対の共用伝送線路と、前記共用部装置から配線される共用伝送線路の幹線から前記インターホンへ共用伝送線路を分岐する分岐器と、前記インターホンとの間で音声信号を授受して、住戸の個別玄関先の来訪者が住戸内の住人と会話するための住戸ドアホン子器と、前記住戸ドアホン子器と前記インターホンとの間を接続し、音声信号が伝送される住戸別伝送線路とから構成され、前記共用部装置は、少なくとも映像信号、音声信号、及び制御信号を前記共用伝送線路に周波数多重させて送出すると共に、前記共用伝送線路から受信した周波数多重信号を音声信号及び制御信号に分離する第1の信号多重分離手段を備え、前記インターホン装置は、音声信号及び制御信号を前記共用伝送線路に周波数多重させて送出すると共に、前記共用伝送線路から受信した周波数多重信号を少なくとも映像信号、音声信号、及び制御信号に分離する第2の信号多重分離手段を備えて、前記分岐器は、少なくとも映像信号、音声信号、及び制御信号を伝送周波数帯域で分離して通過させる周波数帯域別信号通過手段を備えるので、集合住宅用途のテレビインターホン装置のように共用部装置とインターホン間の共用伝送線路に分岐器が介在・接続した場合においても、映像信号と制御信号と音声信号とを周波数多重し、1対の共用伝送線路で伝送することが可能となって、対数の少ないケーブルで配線することができ、省配線化・省施工化を実現することができるという効果がある。
【0074】
請求項2の発明は、請求項1において、前記周波数帯域別信号通過手段は、前記共用伝送線路の分岐先に映像信号を通過させる映像信号分岐トランスを備えると共に、前記映像信号分岐トランスと並列に、映像信号の周波数帯域よりも低く且つ音声信号の周波数帯域よりも高い周波数帯域で伝送される制御信号を通過させるための制御帯域通過手段と、制御信号の周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される音声信号を通過させるための音声帯域通過手段とを備えるので、集合住宅用途のテレビインターホン装置のように共用部装置とインターホン間の共用伝送線路に分岐器が介在・接続した場合においても、映像信号と制御信号と音声信号とを周波数多重し、1対の共用伝送線路で伝送することが可能となるという効果がある。
【0075】
請求項3の発明は、請求項1において、前記周波数帯域別信号通過手段は、前記共用伝送線路の分岐先に映像信号を通過させる映像信号分岐トランスを備えると共に、前記映像信号分岐トランスと並列に、映像信号周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される制御信号及び音声信号を通過させるための制御・音声帯域通過手段を備えるので、集合住宅用途のテレビインターホン装置のように共用部装置とインターホン間の共用伝送線路に分岐器が介在・接続した場合においても、映像信号と制御信号と音声信号とを周波数多重し、1対の共用伝送線路で伝送することが可能となり、さらに分岐器内部の部品点数の削減を図ることができるという効果ある。
【0076】
請求項4の発明は、請求項1乃至3いずれかにおいて、前記インターホンは、周波数多重信号から制御信号のみを分離する手段と、周波数多重信号から制御信号を分離した後の信号の経路に前記共用部装置との非通話時に閉路を開いて映像信号と音声信号とのうち少なくともいずれか一方を遮断する第1の開閉路とを備えるので、非通話状態のインターホンが接続されている共用伝送線路の分岐側のインピーダンスを高めることができ、共用伝送線路の幹線に接続できるインターホンの台数を増やすことができるという効果がある
請求項5の発明は、請求項1において、前記共用部装置は直流電源を備えて、前記第1の信号多重分離手段は映像信号、音声信号、制御信号、及び直流電源を前記共用伝送線路に周波数多重させ、前記周波数帯域別信号通過手段は、前記共用伝送線路の分岐先に映像信号を通過させる映像信号分岐トランスを備えると共に、前記映像信号分岐トランスと並列に、映像信号の周波数帯域よりも低く且つ音声信号及び直流電源の周波数帯域よりも高い周波数帯域で伝送される制御信号を通過させるための制御帯域通過手段と、制御信号の周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される音声信号及び直流電源を通過させるための音声・直流帯域通過手段とを備え、前記インターホンは、自アドレスが前記共用部装置からの制御信号に含まれるアドレスに該当すれば前記音声・直流帯域通過手段を通過する直流電源の電流を消費する負荷を備えて、前記分岐器は、前記音声・直流帯域通過手段を流れる直流電源の電流を検出する直流検出手段と、前記直流検出手段が直流電源の電流を検出した場合、前記映像信号分岐トランスを流れる映像信号を導通させ、直流電源の電流を検出しない場合、映像信号を遮断する第2の開閉路とを備えるので、非通話状態の映像信号分岐トランスの接続を遮断することにより、共用伝送線路の幹線に接続できるインターホンの台数をさらに増やすことができるという効果がある。
【0077】
請求項6の発明は、請求項1乃至4いずれかにおいて、前記共用部装置と前記分岐器との間に介在・接続されて前記共用伝送線路の幹線を分配する分配器を備え、前記分配器は、分配先の前記共用伝送線路の幹線に映像信号を通過させる映像信号分配トランスを備えると共に、前記映像信号分配トランスと並列に、映像信号の周波数帯域よりも低く且つ音声信号の周波数帯域よりも高い周波数帯域で伝送される制御信号を通過させるための制御帯域通過手段と、制御信号の周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される音声信号を通過させるための音声帯域通過手段とを備えるので、集合住宅用途のテレビインターホン装置のように共用部装置とインターホン間の共用伝送線路に分配器が介在・接続した場合においても、映像信号と制御信号と音声信号とを周波数多重し、1対の共用伝送線路で伝送することが可能となるという効果がある。
【0078】
請求項7の発明は、請求項1乃至4いずれかにおいて、前記共用部装置と前記分岐器との間に介在・接続されて前記共用伝送線路の幹線を分配する分配器を備え、前記分配器は、分配先の前記共用伝送線路の幹線に映像信号を通過させる映像信号分配トランスを備えると共に、前記映像信号分配トランスと並列に、映像信号の周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される制御信号及び音声信号を通過させるための制御・音声帯域通過手段を備えるので、集合住宅用途のテレビインターホン装置のように共用部装置とインターホン間の共用伝送線路に分配器が介在・接続した場合においても、映像信号と制御信号と音声信号とを周波数多重し、1対の共用伝送線路で伝送することが可能となり、さらに分岐器内部の部品点数の削減を図ることができるという効果ある。
【0079】
請求項8の発明は、請求項1において、前記共用部装置と前記分岐器との間に介在・接続されて前記共用伝送線路の幹線を分配する分配器を備え、前記共用部装置は直流電源を備えて、前記第1の信号多重分離手段は映像信号、音声信号、制御信号、及び直流電源を前記共用伝送線路に周波数多重させ、前記分配器は、分配先の前記共用伝送線路の幹線に映像信号を通過させる映像信号分配トランスを備えると共に、前記映像信号分配トランスと並列に、映像信号の周波数帯域よりも低く且つ音声信号及び直流電源の周波数帯域よりも高い周波数帯域で伝送される制御信号を通過させるための制御帯域通過手段と、制御信号の周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される音声信号及び直流電源を通過させるための音声・直流帯域通過手段と、音声・直流帯域通過手段を流れる直流電源の電流を検出する直流検出手段と、前記直流検出手段が前記直流電源の電流を検出した場合、映像信号を導通させ、前記直流検出手段が前記直流電源の電流を検出しない場合、映像信号を遮断する第3の開閉路とを備え、前記インターホンは、自アドレスが前記共用部装置からの制御信号に含まれるアドレスに該当すれば前記音声・直流帯域通過手段を通過する直流電源の電流を消費する負荷を備えるので、分配器以降の幹線毎に接続されたインターホン全てが通話状態でない場合、映像信号分配トランスの接続を遮断することにより、非通話状態の映像信号分配トランスが接続されることによる共用伝送線路Aのインピーダンス低下を防ぐことができ、共用伝送線路の幹線に接続できるインターホンの台数をさらに増やすことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態2の構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態3の構成を示す図である。
【図4】本発明の実施形態4の構成を示す図である。
【図5】本発明の実施形態5の構成を示す図である。
【図6】本発明の実施形態6の構成を示す図である。
【図7】本発明の実施形態7の構成を示す図である。
【図8】従来例の構成を示す図である。
【図9】同上の信号の伝送周波数帯域を示す図である。
【符号の説明】
10 共用部装置
20 インターホン
30 分岐器
60 住戸ドアホン子器
301 映像信号分岐トランス
302 音声信号多重分離部
303 映像信号多重分離部
304 制御信号多重分離部
A 共用伝送線路
B 住戸別伝送線路
Claims (8)
- 集合住宅の共用玄関先の来訪者を撮像して映像信号を出力するカメラ、共用玄関先の来訪者が集合住宅の住戸内の住人と会話するため音声信号を入出力するスピーカー及びマイク、通話先住戸のアドレスを含む制御信号を出力すると共に外部からの制御信号を受け取る第1の制御信号送受信手段を具備する共用部装置と、
前記共用部装置のカメラからの映像信号を入力されて住戸内の住人が共用玄関先の来訪者を見るためのモニタ、住戸内の住人が来訪者と会話するため音声信号を入出力するスピーカー及びマイク、前記共用部装置との間で制御信号の授受を行う第2の制御信号送受信手段を具備し、自アドレスが前記共用部装置からの制御信号に含まれるアドレスに該当すれば受信した制御信号に基づいて動作するインターホンと、
前記共用部装置と前記インターホンとの間を接続し、少なくとも映像信号、音声信号、及び制御信号が伝送される一対の共用伝送線路と、
前記共用部装置から配線される共用伝送線路の幹線から前記インターホンへ共用伝送線路を分岐する分岐器と、
前記インターホンとの間で音声信号を授受して、住戸の個別玄関先の来訪者が住戸内の住人と会話するための住戸ドアホン子器と、
前記住戸ドアホン子器と前記インターホンとの間を接続し、音声信号が伝送される住戸別伝送線路とから構成され、
前記共用部装置は、少なくとも映像信号、音声信号、及び制御信号を前記共用伝送線路に周波数多重させて送出すると共に、前記共用伝送線路から受信した周波数多重信号を音声信号及び制御信号に分離する第1の信号多重分離手段を備え、
前記インターホン装置は、音声信号及び制御信号を前記共用伝送線路に周波数多重させて送出すると共に、前記共用伝送線路から受信した周波数多重信号を少なくとも映像信号、音声信号、及び制御信号に分離する第2の信号多重分離手段を備えて、
前記分岐器は、少なくとも映像信号、音声信号、及び制御信号を伝送周波数帯域で分離して通過させる周波数帯域別信号通過手段を備えることを特徴とする集合住宅用テレビインターホン装置。 - 前記周波数帯域別信号通過手段は、前記共用伝送線路の分岐先に映像信号を通過させる映像信号分岐トランスを備えると共に、前記映像信号分岐トランスと並列に、映像信号の周波数帯域よりも低く且つ音声信号の周波数帯域よりも高い周波数帯域で伝送される制御信号を通過させるための制御帯域通過手段と、制御信号の周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される音声信号を通過させるための音声帯域通過手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の集合住宅用テレビインターホン装置。
- 前記周波数帯域別信号通過手段は、前記共用伝送線路の分岐先に映像信号を通過させる映像信号分岐トランスを備えると共に、前記映像信号分岐トランスと並列に、映像信号周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される制御信号及び音声信号を通過させるための制御・音声帯域通過手段を備えることを特徴とする請求項1記載の集合住宅用テレビインターホン装置。
- 前記インターホンは、周波数多重信号から制御信号のみを分離する手段と、周波数多重信号から制御信号を分離した後の信号の経路に前記共用部装置との非通話時に閉路を開いて映像信号と音声信号とのうち少なくともいずれか一方を遮断する第1の開閉路とを備えることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の集合住宅用テレビインターホン装置。
- 前記共用部装置は直流電源を備えて、前記第1の信号多重分離手段は映像信号、音声信号、制御信号、及び直流電源を前記共用伝送線路に周波数多重させ、前記周波数帯域別信号通過手段は、前記共用伝送線路の分岐先に映像信号を通過させる映像信号分岐トランスを備えると共に、前記映像信号分岐トランスと並列に、映像信号の周波数帯域よりも低く且つ音声信号及び直流電源の周波数帯域よりも高い周波数帯域で伝送される制御信号を通過させるための制御帯域通過手段と、制御信号の周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される音声信号及び直流電源を通過させるための音声・直流帯域通過手段とを備え、前記インターホンは、自アドレスが前記共用部装置からの制御信号に含まれるアドレスに該当すれば前記音声・直流帯域通過手段を通過する直流電源の電流を消費する負荷を備えて、前記分岐器は、前記音声・直流帯域通過手段を流れる直流電源の電流を検出する直流検出手段と、前記直流検出手段が直流電源の電流を検出した場合、前記映像信号分岐トランスを流れる映像信号を導通させ、直流電源の電流を検出しない場合、映像信号を遮断する第2の開閉路とを備えることを特徴とする請求項1記載の集合住宅用テレビインターホン装置。
- 前記共用部装置と前記分岐器との間に介在・接続されて前記共用伝送線路の幹線を分配する分配器を備え、前記分配器は、分配先の前記共用伝送線路の幹線に映像信号を通過させる映像信号分配トランスを備えると共に、前記映像信号分配トランスと並列に、映像信号の周波数帯域よりも低く且つ音声信号の周波数帯域よりも高い周波数帯域で伝送される制御信号を通過させるための制御帯域通過手段と、制御信号の周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される音声信号を通過させるための音声帯域通過手段とを備えることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の集合住宅用テレビインターホン装置。
- 前記共用部装置と前記分岐器との間に介在・接続されて前記共用伝送線路の幹線を分配する分配器を備え、前記分配器は、分配先の前記共用伝送線路の幹線に映像信号を通過させる映像信号分配トランスを備えると共に、前記映像信号分配トランスと並列に、映像信号の周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される制御信号及び音声信号を通過させるための制御・音声帯域通過手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の集合住宅用テレビインターホン装置。
- 前記共用部装置と前記分岐器との間に介在・接続されて前記共用伝送線路の幹線を分配する分配器を備え、前記共用部装置は直流電源を備えて、前記第1の信号多重分離手段は映像信号、音声信号、制御信号、及び直流電源を前記共用伝送線路に周波数多重させ、前記分配器は、分配先の前記共用伝送線路の幹線に映像信号を通過させる映像信号分配トランスを備えると共に、前記映像信号分配トランスと並列に、映像信号の周波数帯域よりも低く且つ音声信号及び直流電源の周波数帯域よりも高い周波数帯域で伝送される制御信号を通過させるための制御帯域通過手段と、制御信号の周波数帯域よりも低い周波数帯域で伝送される音声信号及び直流電源を通過させるための音声・直流帯域通過手段と、音声・直流帯域通過手段を流れる直流電源の電流を検出する直流検出手段と、前記直流検出手段が前記直流電源の電流を検出した場合、映像信号を導通させ、前記直流検出手段が前記直流電源の電流を検出しない場合、映像信号を遮断する第3の開閉路とを備え、前記インターホンは、自アドレスが前記共用部装置からの制御信号に含まれるアドレスに該当すれば前記音声・直流帯域通過手段を通過する直流電源の電流を消費する負荷を備えることを特徴とする請求項1記載の集合住宅用テレビインターホン装置。
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