JP2008061179A - インターホンシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】既存のインターホンシステムを流用し、既存の伝送線路であるツイストペア線上へ短波帯域に周波数スペクトラム拡散された搬送波を重畳したとき、重畳された搬送波の送受信レベルを簡便な手段で最適に設定し、通信速度の安定した高速デジタルデータ伝送を可能にする。
【解決手段】集合玄関機1側のカメラ8にて撮像された映像を居室親機2a、2b、・・・側のモニタ19a、19b、・・・に出画させるために、集合玄関機側では、カメラにて撮像された映像のデジタル映像信号について周波数スペクトラム拡散させた搬送波の電力レベルを調節し、特定の周波数に対して大きな減衰量を得るために同調波長を波長λgの1/4程度とした後、ツイストペア線L1に重畳する。一方、居室親機側では、同調波長を波長λgの1/4程度とし、その搬送波の電力レベルを調節した後、デジタル映像信号に変換する。
【選択図】図1

Description

本発明はインターホンシステムに係り、特に、来訪者の対応及び複数箇所の屋内(住戸内)監視に対応するにあたり、アナログ信号及びデジタル信号をそれぞれツイストペア線に重畳させて伝送可能なインターホンシステムに関する。
従来から、マンション等の集合住宅や戸建住宅に、呼び出し、通話を成立させることができるインターホンシステムを設置するにあたり、各種の信号の伝送にはツイストペア線が用いられることがよく知られている。このインターホンシステムにおいて、アナログのデータ信号や音声信号を伝送する場合には、1対のツイストペア線が用いられるが、例えば、集合住宅の集合玄関に設置される集合玄関機のカメラにて撮像されたデジタル映像信号を居室親機のモニタに伝送する場合には、前述のツイストペア線とは別途に1対のツイストペア線が必要とされていた。
このような伝送方式が適用されると、配線や回路構成が複雑になるため、アナログのデータ信号や音声信号に加えて、高速なデジタル映像信号も1対のツイストペア線を用いて伝送する伝送方式を適用した集合住宅用2線式デジタルインターホンシステムが開示されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特許文献1の集合住宅用2線式デジタルインターホンシステムによれば、数MHzの周波数帯域(映像周波数帯域)を有するデジタル映像信号と、このデジタル映像信号との混信を防止するために映像周波数帯域よりも高い周波数帯域を有するアナログのデータ信号や音声信号とをそれぞれ、1対のツイストペア線に重畳させていた。
また、ツイストペア線を用いた伝送方式とは異なる別途の通信方式として、例えば、低電圧電線等の電力線を経由して各種の信号を伝送する電力線搬送通信方式も知られている。
特開平2−266742号公報(第1図、第2図、第6図)
背景技術に記載した特許文献1の集合住宅用2線式デジタルインターホンシステムにおいて、近年、その必要性が増してきている高速デジタルデータを1対のツイストペア線に重畳するにあたり、当該システムの大型化に伴いツイストペア線の線路長が長くなると、送信出力及び受信感度をそれぞれ高くする必要がある。このとき、受信感度が高められたデジタルデータを受信する機器では、受信感度のレベル過大に起因して正常な受信動作ができない難点があった。また、ツイストペア線を利用するにあたっては、このツイストペア線に誘起された短波放送等の外来電波による影響で、安定した通信速度の高速デジタルデータ伝送通信ができない虞があった。さらに、低電圧電線等の電力線を経由して各種の信号を伝送する電力線搬送通信を適用するにあたっては、電源供給ライン上に誘起された他の搬送波の影響で、安定した通信速度の高速デジタルデータ伝送ができない虞があった。
本発明は、この難点を解消するためになされたもので、既存のインターホンシステムを流用し、既存の伝送線路であるツイストペア線上へ短波帯域に周波数スペクトラム拡散された搬送波を重畳したとき、重畳された搬送波の送受信レベルを簡便な手段で最適に設定し、通信速度の安定した高速デジタルデータ伝送を可能にするとともに、商用交流電源の電源供給ラインを使用して、通信速度の安定した高速デジタルデータ伝送を可能にするインターホンシステムを提供することを目的としている。
前述の目的を達成するため、本発明の第1の態様であるインターホンシステムは、集合住宅のエントランスに設置される集合玄関機及び各住戸に設置される複数の居室親機の間を、制御機を介しツイストペア線を経由して接続し、集合玄関機及び居室親機の間でアナログのデータ信号と音声信号とを送受信して呼び出し、通話を成立させるものである。集合玄関機側には、カメラと、カメラにて撮像されたアナログ映像信号をデジタル映像信号にアナログ/デジタル変換するための映像A/D変換器とがそれぞれ設置されている。居室親機側には、高速のデジタルデータ伝送で伝送されてくるデジタル映像信号をアナログ映像信号にデジタル/アナログ変換するための映像D/A変換器と、映像D/A変換器からのアナログ映像信号をもとにカメラにて撮像された映像を出画するためのモニタとがそれぞれ設置されている。集合玄関機及び制御機の間を接続するツイストペア線には、デジタル映像信号を周波数スペクトラム拡散させた搬送波に変換してツイストペア線に重畳するための集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器と、集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器を経由して周波数スペクトラム拡散された搬送波の電力レベルを調節するための集合玄関機側可変型減衰器とをそれぞれ備えている。制御機及び居室親機の間を接続するツイストペア線には、当該ツイストペア線に重畳された搬送波の電力レベルを調節するための居室親機側可変型減衰器と、居室親機側可変型減衰器を経由して電力レベルが調節された搬送波をデジタル映像信号に変換するための居室親機側デジタル信号重畳・分離器とをそれぞれ備えている。
また、本発明の第2の態様であるインターホンシステムは、戸建住宅のエントランスに設置される玄関子機及び住戸内に設置される居室親機の間を、ツイストペア線を経由して接続し、玄関子機及び居室親機の間でアナログのデータ信号と音声信号とを送受信して呼び出し、通話を成立させるものである。玄関子機側には、カメラと、カメラにて撮像されたアナログ映像信号をデジタル映像信号にアナログ/デジタル変換するための映像A/D変換器とがそれぞれ設置されている。居室親機側には、高速のデジタルデータ伝送で伝送されてくるデジタル映像信号をアナログ映像信号にデジタル/アナログ変換するための映像D/A変換器と、映像D/A変換器からのアナログ映像信号をもとにカメラにて撮像された映像を出画するためのモニタとがそれぞれ設置されている。ツイストペア線には、デジタル映像信号を周波数スペクトラム拡散させた搬送波に変換して当該ツイストペア線に重畳するための玄関子機側デジタル信号重畳・分離器と、玄関子機側デジタル信号重畳・分離器を経由して周波数スペクトラム拡散された搬送波をデジタル映像信号に変換するための居室親機側デジタル信号重畳・分離器とをそれぞれ備えている。
また、本発明の第3の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1の態様において、可変型減衰器は、特定の周波数に対して大きな減衰量を得るために同調波長が波長λgの1/4程度となる先端開放スタブフィルタが接続されるものである。
また、本発明の第4の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1の態様又は第2の態様において、集合住宅又は戸建住宅の電力線を、同一周波数帯域の電力線搬送波通信に使用している場合に、集合玄関機、制御機、デジタル信号重畳・分離器、玄関子機及び居室親機のそれぞれの商用交流電源供給ラインにラインフィルタを備えたものである。
また、本発明の第5の態様であるインターホンシステムは、本発明の第4の態様において、当該インターホンシステムは、デジタル信号重畳・分離器及び電力線搬送波通信モデムを経由して電力線搬送波通信を行うための電力線と接続するものである。
また、本発明の第6の態様であるインターホンシステムは、本発明の第1の態様乃至第5の態様において、カメラの代わりに、インターネットを接続するものである。
本発明のインターホンシステムをマンション等の集合住宅に設置するにあたり、集合玄関機側のカメラにて撮像された映像を居室親機側のモニタに出画させるために、集合玄関機側では、カメラにて撮像された映像のデジタル映像信号について周波数スペクトラム拡散させた搬送波の電力レベルを調節し、特定の周波数に対して大きな減衰量を得るために、先端開放スタブフィルタの同調波長を波長λgの1/4程度とした後、ツイストペア線に重畳することができる。一方、居室親機側では、ツイストペア線に重畳され高速デジタルデータ伝送で伝送されてくる搬送波の特定の周波数に対して大きな減衰量を得るために、先端開放スタブフィルタの同調波長を波長λgの1/4程度とし、その搬送波の電力レベルを調節した後、デジタル映像信号に変換することができる。このような信号処理により、インターホンシステムが大規模な集合住宅に設置されるようにツイストペア線の線路長が長距離である、或いは小規模な集合住宅に設置されるようにツイストペア線の線路長が短距離である場合であっても、その線路長の相違に拘わらず搬送波の電力レベルを最適に設定することができ、カメラにて撮像された映像のデジタル映像信号を、ツイストペア線に誘起された短波放送等の外来電波からの妨害波を受けずに、安定した通信速度の高速デジタルデータ伝送でモニタへと伝送可能になり、良好な画質の映像を出画させることができる。
また、本発明のインターホンシステムを戸建住宅に設置するにあたり、玄関子機側のカメラにて撮像された映像を居室親機側のモニタに出画させるために、玄関子機側では、カメラにて撮像された映像のデジタル映像信号について周波数スペクトラム拡散させた搬送波の電力レベルを調節してツイストペア線に重畳することができる。一方、居室親機側では、ツイストペア線に重畳され高速デジタルデータ伝送で伝送されてくる搬送波の電力レベルを調節した後、デジタル映像信号に変換することができる。このような信号処理により、カメラにて撮像された映像のデジタル映像信号を、ツイストペア線に誘起された短波放送等の外来電波からの妨害波を受けずに、安定した通信速度の高速デジタルデータ伝送でモニタへと伝送可能になり、良好な画質の映像を出画させることができる。
また、本発明のインターホンシステムによれば、集合住宅又は戸建住宅の電力線である商用交流電源供給ラインの同一周波数帯域を使用して電力線搬送波通信を行うにあたり、カメラにて撮像された映像のデジタル映像信号を、商用交流電源供給ラインを経由して高速デジタルデータ伝送でモニタへと伝送させることができるばかりでなく、この商用交流電源供給ラインに接続されたラインフィルタの作用により、デジタル映像信号について周波数スペクトラム拡散させた搬送波の漏洩が防止され、さらには、商用交流電源供給ラインに誘起された他の搬送波の影響を抑制することができる。
さらに、本発明のインターホンシステムによれば、ツイストペア線又は商用交流電源供給ラインを経由して高速デジタルデータ伝送される搬送波として、カメラにて撮像された像のデジタル映像信号について周波数スペクトラム変調させた搬送波だけでなく、このカメラに代わって、インターネットを経由して伝送されてくるデジタルデータについて周波数スペクトラム変調させた搬送波を適用することもできる。
以下、本発明のインターホンシステムを適用した最良の実施の形態例について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施例によるインターホンシステムの構成を示すシステム説明図である。このインターホンシステムは、マンション等の集合住宅に設置される集合住宅用の当該システムであり、集合住宅のエントランス(以下、集合玄関という。)に設置される集合玄関機1と、集合住宅の各住戸に設置され個別の住戸アドレスが割り当てられた複数の居室親機2a、2b、・・・と、集合住宅の共用部に設置され、ツイストペア線L1を経由して接続された集合玄関機1及びツイストペア線L2を経由して接続、例えば、バス接続された複数の居室親機2a、2b、・・・の間でアナログのデータ信号や音声信号を送受信して呼び出し、通話を成立させるための制御機3と、制御機3の両端間に接続され、当該制御機にて信号処理を行うことができない例えば、高速なデジタルデータをバイパスするための結合器4とを有している。また、集合玄関機1、複数の居室親機2a、2b、・・・及び制御機3はそれぞれ、集合住宅の電力線である商用交流電源供給ラインL3からの電源供給を受電して動作するものであり、商用交流電源供給ラインL3及び集合玄関機1、複数の居室親機2a、2b、・・・、制御機3の間にはそれぞれ、ラインフィルタ5、6a、6b、・・・、7が接続されている。このラインフィルタ5、6a、6b、・・・、7はそれぞれ、商用交流電源供給ラインL3に重畳される後述するデジタル映像信号を周波数スペクトラム拡散させた搬送波の漏洩を防止する機能と、商用交流電源供給ラインL3に誘起される他の搬送波の影響を抑制する機能とが備えられている。なお、制御機3及び複数の居室親機2a、2b、・・・の間の接続は、ツイストペア線L2を経由したバス接続の態様に限定されるものでなく、例えば、ツイストペア線L2を経由して渡り配線で接続することもできる。
また、集合玄関機1側には、カメラ8、映像A/D変換器9、デジタル信号重畳・分離器(以下、集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器という。)10、可変型減衰器(以下、集合玄関機側可変型減衰器という。)11、先端開放スタブフィルタ(以下、集合玄関機側先端開放スタブフィルタという。)12、電力線搬送波通信モデム(以下、集合玄関機側電力線搬送波通信モデムという。)13とがそれぞれ設置されている。
ここで、カメラ8は、集合玄関機1に外設され、例えば、集合玄関機1にて呼出操作を行った来訪者の映像や集合玄関の周囲近傍の映像を撮像するためのものであり、映像A/D変換器9は、カメラ8にて撮像された映像のアナログ映像信号をデジタル映像信号にアナログ/デジタル変換するためのものである。このカメラ8としては、例えば、CCD、CMOS等の各種の撮像素子が適用される。
集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器10は、映像A/D変換器9を経由してアナログ/デジタル変換されたデジタル映像信号を、集合玄関機側可変型減衰器11、集合玄関機側先端開放スタブフィルタ12を順次経由してツイストペア線L1に重畳させる、又は集合玄関機側電力線搬送波通信モデム13を経由して商用交流電源供給ラインL3に重畳させるにあたり、このデジタル映像信号について周波数スペクトラム拡散させた搬送波を生成するためのものである。
集合玄関機側可変型減衰器11は、集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器10を経由して周波数スペクトラム拡散された搬送波の電力レベルを調節するためのものであり、集合玄関機側先端開放スタブフィルタ12は、集合玄関機側可変型減衰器11を経由して電力レベルが調節された搬送波のうち短波放送等の外来電波による影響で安定した通信を困難とする特定の周波数の波長λに対して大きな減衰量を得るために、同調波長を波長λgの1/4程度とするものである。
集合玄関機側電力線搬送波通信モデム13は、商用交流電源供給ラインL3を、同一周波数帯域の電力線搬送波通信に使用している場合に、集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器10を経由して周波数スペクトラム拡散された搬送波を商用交流電源供給ラインL3に重畳するためのものである。
また、居室親機2a、2b、・・・側には、先端開放スタブフィルタ(以下、居室親機側先端開放スタブフィルタという。)14a、14b、・・・、可変型減衰器(以下、居室親機側可変型減衰器という。)15a、15b、・・・、電力線搬送波通信モデム(以下、居室親機側電力線搬送波通信モデムという。)16a、16b、・・・、デジタル信号重畳・分離器(以下、居室親機側デジタル信号重畳・分離器という。)17a、17b、・・・、映像D/A変換器18a、18b、・・・、モニタ19a、19b、・・・がそれぞれ設置されている。
ここで、居室親機側先端開放スタブフィルタ14a、14b、・・・はそれぞれ、ツイストペア線L2に重畳され高速デジタルデータ伝送で伝送されてくる搬送波のうち短波放送等の外来電波による影響で安定した通信を困難とする特定の周波数の波長λに対して大きな減衰量を得るために、同調波長の波長λgの1/4程度とするものであり、居室親機側可変型減衰器15a、15b、・・・はそれぞれ、居室親機側先端開放スタブフィルタ14a、14b、・・・を経由した搬送波の電圧レベルを調節するためのものである。
なお、集合玄関機側先端開放スタブフィルタ12、居室親機側先端開放スタブフィルタ14a、14b、・・・はそれぞれ、同軸ケーブル等のケーブルによって構成され、当該ケーブルの誘電率を「ε」とすると、「波長λ」と「波長λg」との関係は以下の式(1)で表される。
Figure 2008061179
居室親機側電力線搬送波通信モデム16a、16b、・・・はそれぞれ、商用交流電源供給ラインL3を同一周波数帯域の電力線搬送波通信に使用している場合に、商用交流電源供給ラインL3に重畳され高速デジタルデータ伝送で伝送されてくる搬送波を受信するためのものである。
居室親機側デジタル信号重畳・分離器17a、17b、・・・はそれぞれ、居室親機側可変型減衰器15a、15b、・・・を経由して電圧レベルが調節された搬送波、又は居室親機側電力線搬送波通信モデム16a、16b、・・・を経由して伝送されてくる搬送波を、デジタル映像信号に変換するためのものである。
映像D/A変換器18a、18b、・・・はそれぞれ、居室親機側デジタル信号重畳・分離器17a、17b、・・・を経由して変換されたデジタル映像信号をアナログ映像信号にデジタル/アナログ変換するためのものであり、モニタ19a、19b、・・・はそれぞれ、居室親機2a、2b、・・・に外設され、映像D/A変換器18a、18b、・・・を経由してデジタル/アナログ変換されたアナログ映像信号をもとに、カメラ8にて撮像された映像を出画するためのものである。このモニタ19a、19b、・・・としては、例えば、LCD、有機ELディスプレイ等の各種の表示媒体が適用される。
さらに、集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器10及び居室親機側デジタル信号重畳・分離器17a、17b、・・・はそれぞれ、集合住宅の電力線である商用交流電源供給ラインL3からの電源供給を受電して動作するものであり、商用交流電源供給ラインL3及び集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器10、居室親機側デジタル信号重畳・分離器17a、17b、・・・の間にはそれぞれ、前述のラインフィルタ5、6a、6b、・・・、7と同一の機能を備えたラインフィルタ20、21a、21b、・・・が接続されている。
このように構成された本発明の第1の実施例によるインターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について、図1及び図3をそれぞれ参照して説明する。なお、図3は、本発明の第1の実施例において伝送されるアナログ信号及び高速なデジタル信号の周波数帯域をそれぞれ示す説明図である。
最初に、本発明の第1の実施例における第1の動作として、図1に示す制御機3を介しツイストペア線L1、L2を経由して接続された集合玄関機1及び複数の居室親機2a、2b、・・・のうち特定の当該居室親機の間でアナログのデータ信号と音声信号とを送受信して呼び出し、通話を成立させる動作と、カメラ8にて撮像された映像のデジタル映像信号を、ツイストペア線L1、L2を経由して高速デジタルデータ伝送で複数のモニタ19a、19b、・・・のうち特定の当該モニタに伝送して出画させる動作について説明する。
図1に示す複数の居室親機2a、2b、・・・がそれぞれ設置される集合住宅の各住戸のうち、特定の住戸内に在室中の居住者を呼び出す、ここでは、居室親機2aが設置される住戸内に在室中の居住者を呼び出すために、集合玄関に居る来訪者が集合玄関機1にて所定の呼出操作を行うと、呼出先を指定するための住戸アドレスを付与したアナログのデータ信号である呼出信号S1が生成されるとともに、カメラ8、映像A/D変換器9、集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器10、及び集合玄関機側可変型減衰器11がそれぞれ能動となるように制御(詳述せず。)され、来訪者の映像や集合玄関の周囲近傍の映像の撮像及び当該撮像された映像の信号処理の動作が開始する。なお、集合玄関機側先端開放スタブフィルタ12については、集合玄関機1の制御の有無を問わずして通常、動作するものである。
また、集合玄関機1にて生成された呼出信号S1は、ツイストペア線L1を経由して制御機3及び結合器4にそれぞれ伝送される。制御機3は、ツイストペア線L1を経由して伝送されてきた呼出信号S1に付与されている住戸アドレスをもとに、集合玄関機1から居室親機2aへの呼び出しがあることを検出するとともに、この呼出信号S1を、ツイストペア線L2を経由して複数の居室親機2a、2b、・・・にそれぞれ送出する。一方、結合器4は、ツイストペア線L1を経由して伝送されてきた呼出信号S1が、図3に示す低周波帯域のアナログのデータ信号であるため、通常は呼出信号S1が無効な信号であると判断して何ら信号処理を行わずに破棄する。
複数の居室親機2a、2b、・・・はそれぞれ、ツイストペア線L2を経由して伝送されてきた呼出信号S1に付与されている住戸アドレスと自親機に割り当てられている住戸アドレスとを照合し、当該アドレスが一致した場合にのみ集合玄関機1からの呼び出しがある旨の所定の呼出報知を行うとともに、自住戸の居室親機側可変型減衰器15a、15b、・・・、居室親機側デジタル信号重畳・分離器17a、17b、・・・、映像D/A変換器18a、18b、・・・、及びモニタ19a、19b、・・・がそれぞれ能動となるように制御(詳述せず。)して、カメラ8にて撮像された来訪者の映像や集合玄関の周囲近傍の映像の出画及び当該出画させる映像の信号処理の動作を開始する。ここでは、呼出先の居室親機2aのみ当該アドレスが一致し、所定の呼出報知が行われるとともに、居室親機側可変型減衰器15a、居室親機側デジタル信号重畳・分離器17a、映像D/A変換器18a、及びモニタ19aがそれぞれ能動となる。なお、居室親機側先端開放スタブフィルタ14a、14b、・・・については、居室親機2a、2b、・・・の制御の有無を問わずして通常、動作するものである。
ここで、カメラ8にて撮像された来訪者の映像や集合玄関の周囲近傍の映像のアナログ映像信号S2は、映像A/D変換器9を経由してデジタル映像信号S3にアナログ/デジタル変換された後、集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器10に送出される。
集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器10は、映像A/D変換器9を経由してアナログ/デジタル変換されたデジタル映像信号S3を周波数スペクトラム拡散させて搬送波S4を生成する。この搬送波S4は、集合玄関機側可変型減衰器11を経由してその電力レベルが調節され、集合玄関機側先端開放スタブフィルタ12の同調波長が波長λgの1/4程度となるように特定の周波数の波長λに対して大きな減衰量が得られた搬送波S5に信号処理された後、ツイストペア線L1に重畳される。また、ツイストペア線L1に重畳された搬送波S5は、制御機3及び結合器4にそれぞれ高速デジタルデータ伝送で伝送される。
制御機3は、ツイストペア線L1を経由して高速デジタルデータ伝送で伝送されてきた搬送波S5が、図3に示す短波帯域の周波数スペクトラム拡散変調された高速なデジタル信号であり周波数が高すぎるため、ツイストペア線L2に送出することができない。このため、制御機3は、ツイストペア線L1に重畳された搬送波S5がツイストペア線L2に重畳されるように結合器4を制御することにより、ツイストペア線L1に重畳された搬送波S5は、結合器4、ツイストペア線L2を経由して(複数の)居室親機側先端開放スタブフィルタ14a、14b、・・・にそれぞれ高速デジタルデータ伝送で伝送される。
また、ツイストペア線L2に重畳され高速デジタルデータ伝送で伝送されてきた搬送波S5は、(複数の)居室親機側先端開放スタブフィルタ14a、14b、・・の同調波長が波長λgの1/4程度となるように特定の周波数の波長λに対して大きな減衰量を得られた搬送波S6に信号処理された後、(複数の)居室親機側可変型減衰器15a、15b、・・・にそれぞれ送出される。
(複数の)居室親機側可変型減衰器15a、15b、・・・のうち能動とされた居室親機側可変型減衰器15aは、居室親機側スタブフィルタ14aを経由して信号処理された搬送波S6の電力レベルを調節した後、居室親機側デジタル信号重畳・分離器17aに送出する。また、居室親機側デジタル信号重畳・分離器17aは、居室親機側可変型減衰器17aを経由してその電力レベルが調節された搬送波S6を、デジタル映像信号S3に変換する。このデジタル映像信号S3は、映像D/A変換器18aを経由してアナログ映像信号S2にデジタル/アナログ変換された後、モニタ19aに送出されることにより、カメラ8にて撮像された来訪者の映像や集合玄関の周囲近傍の映像は、ツイストペア線L1、L2に誘起された短波放送等の外来電波からの妨害波を受けずに良好な画質でモニタ19aに出画開始されることになる。
なお、居室親機側可変型減衰器15aを除く他の居室親機側可変型減衰器15b、・・・は、それぞれが非能動に制御されているため、前述の居室親機側可変型減衰器15aのような信号処理は行われずに、通常は搬送波S6を破棄する。
また、居室親機2aにて行われた所定の呼出報知及びモニタ19aに出画開始された映像をもとに、集合玄関に居る来訪者からの呼び出しがあることを当該来訪者の識別と併せて確認できた呼出先の居住者が、居室親機2aにて所定の応答操作を行うと、この応答操作を検出した制御機3の制御(詳述せず。)により、居室親機2aの通話機能とツイストペア線L2、制御機3、ツイストペア線L1を経由して集合玄関機1の通話機能との間で通話路が形成され、この形成された通話路を経由して、図3に示す低周波帯域のアナログの音声信号を送受信させることで通話が成立する。
前述までの説明から明らかなように、本発明の第1の実施例における第1の動作によれば、制御機3を介しツイストペア線L1、L2を経由して接続された集合玄関機1及び複数の居室親機2a、2b、・・・のうち特定の当該居室親機の間でアナログのデータ信号と音声信号とを送受信して呼び出し、通話を成立させることができる。また、集合玄関機1側では、カメラ8にて撮像された映像のデジタル映像信号について周波数スペクトラム拡散させた搬送波の電力レベルを調節し、特定の周波数(の波長λ)に対して大きな減衰量を得るために、同調波長が波長λgの1/4程度となるように信号処理した後、ツイストペア線L1に重畳することができる。一方、居室親機2a、2b、・・・側では、ツイストペア線L2に重畳され高速デジタルデータ伝送で伝送されてきた搬送波の特定の周波数(の波長λ)に対して大きな減衰量を得るために、同調波長が波長λgの1/4程度となるように信号処理し、その搬送波の電力レベルを調節した後、デジタル映像信号に変換することができる。このような信号処理により、インターホンシステムが大規模な集合住宅に設置されるようにツイストペア線L1、L2の総線路長が長距離となる、或いは小規模な集合住宅に設置されるようにツイストペア線L1、L2の総線路長が短距離となる場合であっても、その線路長の相違に拘わらず搬送波の電力レベルを最適に設定することができ、カメラ8にて撮像された映像のデジタル映像信号は、ツイストペア線L1、L2に誘起された短波放送等の外来電波からの妨害波を受けずに、安定した通信速度の高速デジタルデータ伝送で(複数の)モニタ19a、19b、・・・のうち特定の当該モニタへと伝送可能になり、良好な画質の映像として出画させることができる。
次に、本発明の第1の実施例における第2の動作として、図1に示す制御機3を介しツイストペア線L1、L2を経由して接続された集合玄関機1及び複数の居室親機2a、2b、・・・のうち特定の当該居室親機の間でアナログのデータ信号と音声信号とを送受信して呼び出し、通話を成立させる動作と、カメラ8にて撮像された映像のデジタル映像信号を、商用交流電源供給ラインL3を経由して高速デジタルデータ伝送で複数のモニタ19a、19b、・・・のうち特定の当該モニタに伝送して出画させる動作について説明する。
図1に示す商用交流電源供給ラインL3を集合住宅の電力線として使用している場合において、この商用交流電源供給ラインL3に重畳されている商用交流電源は、各ラインフィルタ5、6a、6b、・・・、7、20、21a、21b、・・・を経由して集合玄関機1、複数の居室親機2a、2b、・・・、制御機3、集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器10、及び居室親機側デジタル信号重畳・分離器17a、17b、・・・にそれぞれ供給され動作電源となる。
ここで、複数の居室親機2a、2b、・・・がそれぞれ設置される集合住宅の各住戸のうち、特定の住戸内に在室中の居住者を呼び出す、ここでは、前述の第1の動作と同様、居室親機2aが設置される住戸内に在室中の居住者を呼び出すために、集合玄関に居る来訪者が集合玄関機1にて所定の呼出操作を行うと、呼出先を指定するための住戸アドレスを付与したアナログのデータ信号である呼出信号S1が生成されるとともに、カメラ8、映像A/D変換器9、集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器10、集合玄関機側電力線搬送波通信モデム13がそれぞれ能動となるように制御(詳述せず。)され、来訪者の映像や集合玄関の周囲近傍の映像の撮像及び当該撮像された映像の信号処理の動作が開始する。なお、集合玄関機1にて生成された呼出信号S1に関する伝送の動作については、前述の第1の動作と同様であるため、その説明は省略する。
複数の居室親機2a、2b、・・・はそれぞれ、ツイストペア線L2を経由して伝送されてきた呼出信号S1に付与されている住戸アドレスと自親機に割り当てられている住戸アドレスとを照合し、当該アドレスが一致した場合にのみ集合玄関機1からの呼び出しがある旨の所定の呼出報知を行うとともに、自住戸の居室親機側電力線搬送波通信モデム16a、16a、・・・、居室親機側デジタル信号重畳・分離器17a、17b、・・・、映像D/A変換器18a、18b、・・・、及びモニタ19a、19b、・・・がそれぞれ能動となるように制御(詳述せず。)して、カメラ8にて撮像された来訪者の映像や集合玄関の周囲近傍の映像の出画及び当該出画させる映像の信号処理の動作を開始する。ここでは、呼出先の居室親機2aのみ当該アドレスが一致し、所定の呼出報知が行われるとともに、居室親機側電力線搬送波通信モデム16a、居室親機側デジタル信号重畳・分離器17a、映像D/A変換器18a、及びモニタ19aがそれぞれ能動となる。
ここで、カメラ8にて撮像された来訪者の映像や集合玄関の周囲近傍の映像のアナログ映像信号S2は、映像A/D変換器9を経由してデジタル映像信号S3にアナログ/デジタル変換された後、集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器10に送出される。
集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器10は、映像A/D変換器9を経由してアナログ/デジタル変換されたデジタル映像信号S3について周波数スペクトラム拡散させた搬送波S4を生成する。この搬送波S4は、集合玄関機側電力線搬送波通信モデム13を経由して商用交流電源供給ラインL3に重畳される。
また、商用交流電源供給ラインL3に重畳された搬送波S4は、当該商用交流電源供給ラインに接続されたラインフィルタ5、6a、6b、・・・、7、20、21a、21b、・・・にそれぞれ伝送される。ここで、各ラインフィルタ5、6a、6b、・・・、7、20、21a、21b、・・・はそれぞれ、集合玄関機1、複数の居室親機2a、2b、・・・、制御機3、集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器10、及び(複数の)居室親機側デジタル信号重畳・分離器17a、17b、・・・への搬送波S4の漏洩を防止することができるばかりでなく、商用交流電源供給ラインL3に誘起された他の搬送波の影響を抑制することができる。
(複数の)居室親機側電力線搬送波通信モデム16a、16b、・・・のうち能動とされた居室親機側電力線搬送波通信モデム16aは、商用交流電源供給ラインL3に重畳され高速デジタルデータ伝送で伝送されてきた搬送波S4を受信して居室親機側デジタル信号重畳・分離器17aに送出する。なお、居室親機側電力線搬送波通信モデム16aを除く他の居室親機側電力線搬送波通信モデム16b、・・・は、それぞれが非能動に制御されているため、前述の居室親機側電力線搬送波通信モデム16aのような信号処理は行われずに、通常は搬送波S4を受信しない。
居室親機側デジタル信号重畳・分離器17aは、居室親機側電力線搬送波通信モデム16aを経由して伝送されてきた搬送波S4を、デジタル映像信号S3に変換する。このデジタル映像信号S3は、映像D/A変換器18aを経由してアナログ映像信号S2にデジタル/アナログ変換された後、モニタ19aに送出されることにより、カメラ8にて撮像された来訪者の映像や集合玄関の周囲近傍の映像の撮像は、商用交流電源供給ラインL3に誘起された他の搬送波の影響を受けずに良好な画質でモニタ19aに出画開始されることになる。
また、前述の第1の動作と同様、居室親機2aにて行われた所定の呼出報知及びモニタ19aに出画開始された映像をもとに、集合玄関に居る来訪者からの呼び出しがあることを当該来訪者の識別と併せて確認できた呼出先の居住者が、居室親機2aにて所定の応答操作を行うと、この応答操作を検出した制御機3の制御(詳述せず。)により、居室親機2aの通話機能とツイストペア線L2、制御機3、ツイストペア線L1を経由して集合玄関機1の通話機能との間で通話路が形成され、この形成された通話路を経由して、図3に示す低周波帯域のアナログの音声信号を送受信させることで通話が成立する。
前述までの説明から明らかなように、本発明の第1の実施例における第2の動作によれば、制御機3を介しツイストペア線L1、L2を経由して接続された集合玄関機1及び複数の居室親機2a、2b、・・・のうち特定の当該居室親機の間でアナログのデータ信号と音声信号とを送受信して呼び出し、通話を成立させることができる。また、集合玄関機1側では、カメラ8にて撮像された映像のデジタル映像信号について周波数スペクトラム拡散させた搬送波を、集合住宅の電力線である同一周波数帯域を使用した商用交流電源ラインL3に重畳することができる。一方、居室親機2a、2b、・・・側では、商用交流電源ラインL3に重畳され高速デジタルデータ伝送で伝送されてきた搬送波を、デジタル映像信号に変換することができる。このような信号処理により、カメラ8にて撮像された映像のデジタル映像信号は、商用交流電源供給ラインL3に誘起された他の搬送波の影響を受けずに、安定した通信速度の高速デジタルデータ伝送で(複数の)モニタ19a、19b、・・・のうち特定の当該モニタへと伝送可能になり、良好な画質の映像として出画させることができる。
次に、本発明のインターホンシステムを適用した別途の実施の形態例について、以下、本発明の第2の実施例によるインターホンシステムとして、図面を参照して説明する。
図2は、本発明の第2の実施例によるインターホンシステムの構成を示すシステム説明図である。このインターホンシステムは、戸建住宅に設置される当該システムであり、戸建住宅のエントランス(以下、住戸玄関という。)に設置される玄関子機51と、住戸内に設置され、ツイストペア線L51を経由して接続された玄関子機51との間でアナログのデータ信号や音声信号を送受信して呼び出し、通話を成立させるための居室親機52とを有している。また、玄関子機51、居室親機52はそれぞれ、戸建住宅の電力線である商用交流電源供給ラインL52からの電源供給を受電して動作するものであり、商用交流電源供給ラインL3及び玄関子機51、居室親機52の間にはそれぞれ、ラインフィルタ53、54が接続されている。このラインフィルタ53、54はそれぞれ、商用交流電源供給ラインL52に重畳される後述するデジタル映像信号について周波数スペクトラム拡散させた搬送波の漏洩を防止する機能と、商用交流電源供給ラインL52に誘起される他の搬送波の影響を抑制する機能とが備えられている。
また、玄関子機51側には、カメラ55、映像A/D変換器56、デジタル信号重畳・分離器(以下、玄関子機側デジタル信号重畳・分離器という。)57、及び電力線搬送波通信モデム(以下、玄関子機側電力線搬送波通信モデムという。)58がそれぞれ設置されている。
ここで、カメラ55は、玄関子機51に外設され、例えば、玄関子機51にて呼出操作を行った来訪者の映像や住戸玄関の周囲近傍の映像を撮像するためのものであり、映像A/D変換器56は、カメラ55にて撮像された映像のアナログ映像信号をアナログ/デジタル変換するためのものである。このカメラ55としては、例えば、CCD、CMOS等の各種の撮像素子が適用される。
玄関子機側デジタル信号重畳・分離器57は、映像A/D変換器56を経由してアナログ/デジタル変換されたデジタル映像信号を、ツイストペア線L51に重畳させる、又は玄関子機側電力線搬送波通信モデム58を経由して商用交流電源供給ラインL52に重畳させるにあたり、このデジタル映像信号について周波数スペクトラム拡散させた搬送波を生成するためのものである。
玄関子機側電力線搬送波通信モデム58は、商用交流電源供給ラインL52を同一周波数帯域の電力線搬送波通信に使用している場合に、玄関子機側デジタル信号重畳・分離器57を経由して周波数スペクトラム拡散された搬送波を商用交流電源供給ラインL3に重畳するためのものである。
また、居室親機52側には、居室親機側電力線搬送波通信モデム59、居室親機側デジタル信号重畳・分離器60、映像D/A変換器61、及びモニタ62がそれぞれ設置されている。
ここで、居室親機側電力線搬送波通信モデム59は、商用交流電源供給ラインL52を同一周波数帯域の電力線搬送波通信に使用している場合に、商用交流電源供給ラインL52に重畳され高速デジタルデータ伝送で伝送されてくる搬送波を受信するためのものである。
居室親機側デジタル信号重畳・分離器60は、ツイストペア線L51に重畳され高速デジタルデータ伝送で伝送されてくる搬送波、又は居室親機側電力線搬送波通信モデム59を経由して伝送されてくる搬送波を、デジタル映像信号に変換するためのものである。
映像D/A変換器61は、居室親機側デジタル信号重畳・分離器60を経由して変換されたデジタル映像信号をアナログ映像信号にデジタル/アナログ変換するためのものであり、モニタ62は、居室親機52に外設され、映像D/A変換器61を経由してデジタル/アナログ変換されたアナログ映像信号をもとに、カメラ55にて撮像された映像を出画するためのものである。このモニタ62としては、例えば、LCD、有機ELディスプレイ等の各種の表示媒体が適用される。
さらに、玄関子機側デジタル信号重畳・分離器57及び居室親機側デジタル信号重畳・分離器60はそれぞれ、商用交流電源供給ラインL52からの電源供給を受電して動作するものであり、商用交流電源供給ラインL52及び玄関子機側デジタル信号重畳・分離器57、居室親機側デジタル信号重畳・分離器60の間にはそれぞれ、前述のラインフィルタ53、54と同一の機能を備えたラインフィルタ63、64が接続されている。
このように構成された本発明の第2の実施例によるインターホンシステムにおいて、以下、具体的な動作について、図2及び図3をそれぞれ参照して説明する。
最初に、本発明の第2の実施例における第1の動作として、図2に示すツイストペア線L51を経由して接続された玄関子機51及び居室親機52の間でアナログのデータ信号と音声信号とを送受信して呼び出し、通話を成立させる動作と、カメラ55にて撮像された映像のデジタル映像信号を、ツイストペア線L51を経由して高速デジタルデータ伝送でモニタ62に伝送して出画させる動作について説明する。
図2に示す居室親機52が設置される住戸内に在室中の居住者を呼び出すために、住戸玄関に居る来訪者が玄関子機51にて所定の呼出操作を行うと、アナログのデータ信号である呼出信号S51が生成されるとともに、カメラ55、映像A/D変換器56、及び玄関子機側デジタル信号重畳・分離器57がそれぞれ能動となるように制御(詳述せず。)され、来訪者の映像や住戸玄関の周囲近傍の映像の撮像及び当該撮像された映像の信号処理の動作が開始する。また、玄関子機51にて生成された呼出信号S51は、ツイストペア線L51を経由して居室親機52に伝送される。
居室親機52は、ツイストペア線L51を経由して伝送されてきた呼出信号S51を受信すると、玄関子機51からの呼び出しがある旨の所定の呼出報知を行うとともに、居室親機側デジタル信号重畳・分離器60、映像D/A変換器61、及びモニタ62がそれぞれ能動となるように制御(詳述せず。)して、カメラ55にて撮像された来訪者の映像や住戸玄関の周囲近傍の映像の出画及び当該出画させる映像の信号処理の動作を開始する。
ここで、カメラ55にて撮像された来訪者の映像や住戸玄関の周囲近傍の映像の撮像であるアナログ映像信号S52は、映像A/D変換器56を経由してデジタル映像信号S53にアナログ/デジタル変換された後、玄関子機側デジタル信号重畳・分離器57に送出される。
玄関子機側デジタル信号重畳・分離器57は、映像A/D変換器56を経由してアナログ/デジタル変換されたデジタル映像信号S53について周波数スペクトラム拡散させた搬送波S54を生成する。この搬送波S54は、ツイストペア線L51に重畳された後、居室親機側デジタル信号重畳・分離器60に高速デジタルデータ伝送で伝送される。
居室親機側デジタル信号重畳・分離器60は、ツイストペア線L51に重畳され高速デジタルデータ伝送で伝送されてきた搬送波S54を、デジタル映像信号S53に変換する。このデジタル映像信号S53は、映像D/A変換器61を経由してアナログ映像信号S52にデジタル/アナログ変換された後、モニタ62に送出されることにより、カメラ55にて撮像された来訪者の映像や住戸玄関の周囲近傍の映像の撮像は、ツイストペア線L51に誘起された妨害波を受けずに良好な画質でモニタ62に出画開始されることになる。
また、居室親機52にて行われた所定の呼出報知及びモニタ62に出画された映像をもとに、住戸玄関に居る来訪者からの呼び出しがあることを当該来訪者の識別と併せて確認できた呼出先の居住者が、居室親機52にて所定の応答操作を行うと、居室親機52の通話機能とツイストペア線L51を経由して玄関子機51の通話機能との間で通話路が形成され、この形成された通話路を経由して、図3に示す低周波帯域のアナログの音声信号を送受信させることで通話が成立する。
前述までの説明から明らかなように、本発明の第2の実施例における第1の動作によれば、ツイストペア線L51を経由して接続された玄関子機51及び居室親機52の間でアナログのデータ信号と音声信号とを送受信して呼び出し、通話を成立させることができる。また、玄関子機51側では、カメラ55にて撮像された映像のデジタル映像信号について周波数スペクトラム拡散させた搬送波を、ツイストペア線L51に重畳することができる。一方、居室親機52側では、ツイストペア線L51に重畳され高速デジタルデータ伝送で伝送されてきた搬送波を、デジタル映像信号に変換することができる。このような信号処理により、カメラ55にて撮像された映像のデジタル映像信号は、ツイストペア線L51に誘起された妨害波を受けずに、安定した通信速度の高速デジタルデータ伝送でモニタ62へと伝送可能になり、良好な画質の映像として出画させることができる。
次に、本発明の第2の実施例における第2の動作として、図2に示すツイストペア線L51を経由して接続された玄関子機51及び居室親機52の間でアナログのデータ信号と音声信号とを送受信して呼び出し、通話を成立させる動作と、カメラ55にて撮像された映像のデジタル映像信号を、商用交流電源供給ラインL52を経由して高速デジタルデータ伝送でモニタ62に伝送して出画させる動作について説明する。
図2に示す商用交流電源供給ラインL52を戸建住宅の電力線として使用している場合において、この商用交流電源供給ラインL52に重畳されている商用交流電源は、各ラインフィルタ53、53、63、64を経由して玄関子機51、居室親機52、玄関子機側デジタル信号重畳・分離器57、及び居室親機側デジタル信号重畳・分離器60にそれぞれ供給され動作電源となる。
ここで、前述の第1の動作と同様、居室親機52が設置される住戸内に在室中の居住者を呼び出すために、住戸玄関に居る来訪者が玄関子機51にて所定の呼出操作を行うと、アナログのデータ信号である呼出信号S51が生成されるとともに、カメラ55、映像A/D変換器56、集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器57、集合玄関機側電力線搬送波通信モデム58がそれぞれ能動となるように制御(詳述せず。)され、来訪者の映像や住戸玄関の周囲近傍の映像の撮像及び当該撮像された映像の信号処理の動作が開始する。なお、玄関子機51にて生成された呼出信号S51に関する伝送の動作については、前述の第1の動作と同様であるため、その説明は省略する。
居室親機52は、ツイストペア線L51を経由して伝送されてきた呼出信号S51を受信すると、玄関子機51からの呼び出しがある旨の所定の呼出報知を行うとともに、居室親機側電力線搬送波通信モデム59、居室親機側デジタル信号重畳・分離器60、映像D/A変換器61、及びモニタ62がそれぞれ能動となるように制御(詳述せず。)して、カメラ55にて撮像された来訪者の映像や住戸玄関の周囲近傍の映像の出画及び当該出画させる映像の信号処理の動作を開始する。
ここで、カメラ55にて撮像された来訪者の映像や住戸玄関の周囲近傍の映像の撮像であるアナログ映像信号S52は、映像A/D変換器56を経由してデジタル映像信号S53にアナログ/デジタル変換された後、玄関子機側デジタル信号重畳・分離器57に送出される。
玄関子機側デジタル信号重畳・分離器57は、映像A/D変換器56を経由してアナログ/デジタル変換されたデジタル映像信号S53について周波数スペクトラム拡散させた搬送波S54を生成する。この搬送波S54は、玄関子機側電力線搬送波通信モデム58を経由して商用交流電源供給ラインL52に重畳される。
また、商用交流電源供給ラインL52に重畳された搬送波S54は、当該商用交流電源供給ラインに接続されたラインフィルタ53、54、63、64にそれぞれ伝送される。ここで、各ラインフィルタ53、54、63、64はそれぞれ、玄関子機51、居室親機52、玄関子機側デジタル信号重畳・分離器57、及び居室親機側デジタル信号重畳・分離器60への搬送波S54の漏洩を防止することができるばかりでなく、商用交流電源供給ラインL52に誘起された他の搬送波の影響を抑制することができる。
居室親機側電力線搬送波通信モデム59は、商用交流電源供給ラインL52に重畳され高速デジタルデータ伝送で伝送されてきた搬送波S54を受信して居室親機側デジタル信号重畳・分離器60に送出する。
居室親機側デジタル信号重畳・分離器60は、居室親機側電力線搬送波通信モデム59を経由して伝送されてきた搬送波S54を、デジタル映像信号S53に変換する。このデジタル映像信号S53は、映像D/A変換器61を経由してアナログ映像信号S52にデジタル/アナログ変換された後、モニタ62に送出されることにより、カメラ55にて撮像された来訪者の映像や住戸玄関の周囲近傍の映像の撮像は、商用交流電源供給ラインL52に誘起された他の搬送波の影響を受けずに良好な画質でモニタ62に出画開始されることになる。
また、前述の第1の動作と同様、居室親機52にて行われた所定の呼出報知及びモニタ62に出画開始された映像をもとに、住戸玄関に居る来訪者からの呼び出しがあることを当該来訪者の識別と併せて確認できた呼出先の居住者が、居室親機52にて所定の応答操作を行うと、この応答操作を検出した居室親機52の通話機能とツイストペア線L51を経由して玄関子機51の通話機能との間で通話路が形成され、この形成された通話路を経由して、図3に示す低周波帯域のアナログの音声信号を送受信させることで通話が成立する。
前述までの説明から明らかなように、本発明の第2の実施例における第2の動作によれば、ツイストペア線L51を経由して接続された玄関子機51及び居室親機52の間でアナログのデータ信号と音声信号とを送受信して呼び出し、通話を成立させることができる。また、玄関子機51側では、カメラ55にて撮像された映像のデジタル映像信号について周波数スペクトラム拡散させた搬送波を、商用交流電源ラインL52に重畳することができる。一方、居室親機52側では、商用交流電源ラインL52に重畳され高速デジタルデータ伝送で伝送されてきた搬送波を、デジタル映像信号に変換することができる。このような信号処理により、カメラ55にて撮像された映像のデジタル映像信号は、商用交流電源ラインL52に誘起された他の搬送波の影響を受けずに、安定した通信速度の高速デジタルデータ伝送でモニタ62へと伝送可能になり、良好な画質の映像として出画させることができる。
なお、本発明の第1、第2の各実施例によるインターホンシステムにおいて、図1に示す集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器10及び図2に示す玄関子機側デジタル信号重畳・分離器57にはそれぞれ、映像A/D変換器9、59を経由してカメラ8、55が接続されており、このカメラ8、55にて撮像された映像のデジタル映像信号について周波数スペクトラムさせた搬送波を、ツイストペア線L1、L51又は商用交流電源供給ラインL3、52に重畳する態様であったが、このような接続の態様に限定されるものではない。例えば、図1、図2の各図に破線で示すように、高速デジタルデータ伝送で伝送可能なインターネット100を、集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器10、玄関子機側デジタル信号重畳・分離器57にそれぞれ接続することもできる。
本発明のインターホンシステムにおいては、特定の実施の形態をもって説明してきたが、この形態に限定されるものでなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られた如何なる構成のインターホンシステムであっても採用できるということはいうまでもないことである。
本発明の第1の実施例によるインターホンシステムの構成を示すシステム説明図。 本発明の第2の実施例によるインターホンシステムの構成を示すシステム説明図。 本発明の第1、第2の各実施例において伝送されるアナログ信号及び高速なデジタル信号の周波数帯域をそれぞれ示す説明図。
符号の説明
1……集合玄関機
2a、2b、・・・ ……複数の居室親機
3……制御機
5、6a、6b、・・・、7、20、21a、21b、・・・、53、54、63、64……ラインフィルタ
8、55……カメラ
9、56……映像A/D変換器
10……集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器
11……集合玄関機側可変型減衰器
12……集合玄関機側先端開放スタブフィルタ(先端開放スタブフィルタ)
13……集合玄関機側電力線搬送波通信モデム(電力線搬送波通信モデム)
14a、14b、・・・……居室親機側先端開放スタブフィルタ(先端開放スタブフィルタ)
15a、15b、・・・……居室親機側可変型減衰器
16a、16b、・・・、59……居室親機側電力線搬送波通信モデム(電力線搬送波通信モデム)
17a、17b、・・・、60……居室親機側デジタル信号重畳・分離器
18a、18b、・・・、61……映像D/A変換器
19a、19b、・・・、62……モニタ
51……玄関子機
52……居室親機
57……玄関子機側デジタル信号重畳・分離器
58……玄関子機側電力線搬送波通信モデム(電力線搬送波通信モデム)
100……インターネット
L1、L2、L51……ツイストペア線
L3、L52……商用交流電源供給ライン

Claims (6)

  1. 集合住宅のエントランスに設置される集合玄関機(1)及び各住戸に設置される複数の居室親機(2a、2b、・・・)の間を、制御機(3)を介しツイストペア線(L1、L2)を経由して接続し、前記集合玄関機及び前記居室親機の間でアナログのデータ信号と音声信号とを送受信して呼び出し、通話を成立させるインターホンシステムであって、
    前記集合玄関機側には、カメラ(8)と、前記カメラにて撮像されたアナログ映像信号をデジタル映像信号にアナログ/デジタル変換するための映像A/D変換器(9)とがそれぞれ設置され、
    前記居室親機側には、高速のデジタルデータ伝送で伝送されてくる前記デジタル映像信号をアナログ映像信号にデジタル/アナログ変換するための映像D/A変換器(18a、18b、・・・)と、前記映像D/A変換器からのアナログ映像信号をもとに前記カメラにて撮像された映像を出画するためのモニタ(19a、19b、・・・)とがそれぞれ設置され、
    前記集合玄関機及び前記制御機の間を接続する前記ツイストペア線には、前記デジタル映像信号を周波数スペクトラム拡散させた搬送波に変換して前記ツイストペア線に重畳するための集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器(10)と、前記集合玄関機側デジタル信号重畳・分離器を経由して周波数スペクトラム拡散された搬送波の電力レベルを調節するための集合玄関機側可変型減衰器(11)とをそれぞれ備え、
    前記制御機及び前記居室親機の間を接続する前記ツイストペア線には、当該ツイストペア線に重畳された搬送波の電力レベルを調節するための居室親機側可変型減衰器(15a、15b、・・・)と、前記居室親機側可変型減衰器を経由して電力レベルが調節された搬送波をデジタル映像信号に変換するための居室親機側デジタル信号重畳・分離器(17a、17b、・・・)とをそれぞれ備えたことを特徴とするインターホンシステム。
  2. 戸建住宅のエントランスに設置される玄関子機(51)及び住戸内に設置される居室親機(52)の間を、ツイストペア線(L51)を経由して接続し、前記玄関子機及び前記居室親機の間でアナログのデータ信号と音声信号とを送受信して呼び出し、通話を成立させるインターホンシステムであって、
    前記玄関子機側には、カメラ(55)と、前記カメラにて撮像されたアナログ映像信号をデジタル映像信号にアナログ/デジタル変換するための映像A/D変換器(56)とがそれぞれ設置され、
    前記居室親機側には、高速のデジタルデータ伝送で伝送されてくる前記デジタル映像信号をアナログ映像信号にデジタル/アナログ変換するための映像D/A変換器(61)と、前記映像D/A変換器からのアナログ映像信号をもとに前記カメラにて撮像された映像を出画するためのモニタ(62)とがそれぞれ設置され、
    前記ツイストペア線には、前記デジタル映像信号を周波数スペクトラム拡散させた搬送波に変換して当該ツイストペア線に重畳するための玄関子機側デジタル信号重畳・分離器(57)と、前記玄関子機側デジタル信号重畳・分離器を経由して周波数スペクトラム拡散された搬送波をデジタル映像信号に変換するための居室親機側デジタル信号重畳・分離器(60)とをそれぞれ備えたことを特徴とするインターホンシステム。
  3. 前記可変型減衰器は、特定の周波数に対して大きな減衰量を得るために同調波長が波長λgの1/4程度となる先端開放スタブフィルタ(12、14a、14b、・・・)が接続されることを特徴とする請求項1記載のインターホンシステム。
  4. 前記集合住宅又は前記戸建住宅の電力線を、同一周波数帯域の電力線搬送波通信に使用している場合に、前記集合玄関機、前記制御機、前記デジタル信号重畳・分離器前記玄関子機及び前記居室親機のそれぞれの商用交流電源供給ライン(L3、L52)にラインフィルタ(5、6a、6b、・・・、7、20、21a、21b、・・・、53、54、63、64)を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のインターホンシステム。
  5. 前記インターホンシステムは、前記デジタル信号重畳・分離器及び前記電力線搬送波通信モデム(13、16a、16b、・・・、58、59)を経由して前記電力線搬送波通信を行うための電力線と接続することを特徴とする請求項4記載のインターホンシステム。
  6. 前記インターホンシステムは、前記カメラの代わりに、インターネット(100)を接続することを特徴とする請求項1乃至請求項5のうち何れか1記載のインターホンシステム。

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