JP2004186780A - 画像形成システム、印刷情報収集サーバ及びその制御方法、並びに、コンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成装置2で複写処理を行うと、その複写枚数が印刷情報収集換算装置1に通知され、画像形成装置2が記憶しているそのユーザの複写枚数に加算され更新される。ユーザが、蓄積された複写枚数に応じたポイントの範囲内で、広告データ配信装置3の広告主が提供するサービスを受けるよう要求すると(S515)、その要求したサービス分に相当する複写枚数が減じられることで情報が更新される(S527)。このとき、印刷情報収集換算装置1は、利用されたサービス内容に応じた広告情報の表示延長時間情報を画像形成装置2に通知するとともに、画像形成装置2及び広告データ配信装置3に対して、広告情報の配信/受信を許可する広告許可コードを通知する。
【選択図】 図5B
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、複写機等の画像形成装置が有する表示部への広告情報を表示するための技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複写機に対して広告を配信するシステムが既に幾つか提案されている。例えば、特許文献1には、複数の複写機に関する管理情報データベースから広告依頼者にとって広告配信に適した複写機を選択して広告を配信する情報配信システムが開示されている。このシステムにおいては、広告配信の依頼主が広告配信料と複写機による複写費用を支払うようになっており、これにより広告を印刷した複写機の複写費用は割引され広告配信のインセンティブを高めることが可能なサービスを提供している。
【0003】
同様に広告依頼主が広告配信をする代わりに、複写費用の一部を負担するシステムは、特許文献2や特許文献3など多数のシステムが提案されている。特に、特許文献2においては、画像形成装置の表示部に広告を表示した時間を広告依頼主毎にカウントして広告料を算定するとともに、その広告料を画像形成装置使用料の一部として充てている。また、特許文献4にも、画像形成装置の表示部に広告を表示した表示状況に応じて、プリントチャージやキャッシュバックを行うシステムが開示されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−165045公報
【特許文献2】
特開2002−41953公報
【特許文献3】
特開2002−82581公報
【特許文献4】
特開2002−86816公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1においては、広告依頼者の依頼内容に合わせて顧客管理データベースの情報(例えば、複写機の所在情報)から対象となる複写機を選択しているために広告依頼者の広告内容には全く興味を持たない顧客にも広告配信を行う可能性が高い。この場合には広告配信料が無駄に掛かるという問題がある。この問題を補うために、複写機を所有する顧客が掲載希望する広告内容を広告管理装置に登録しておくことについても記載があるが、このためにわざわざ登録設定する必要があり、利便性が悪い。
【0006】
また、一方では、複写機(複合機)等における印刷枚数情報は、複写機販売会社が複写機メンテナンスサービスのために料金請求の指標として利用したり、複写機利用者が部門別に印刷枚数管理を行い経費削減に利用したりすることに用いているだけであり、他のサービスへの応用が考えられていなかった。上述のような広告配信システムにおいても、広告を印刷した場合には、その印刷状況などに合わせて広告依頼主が印刷料金を負担するなどに利用するのみである。
【0007】
上記課題を解決するために本発明は、複写枚数を累積していって、その累積した複写枚数に応じて広告主のサービスを得られるようにし、且つ、広告主に対してはサービスの利用に応じた広告効果が得られる技術を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため、たとえば本発明の画像形成システムは以下の構成を備える。すなわち、
原稿画像を読み取り複写する少なくとも1つの画像形成装置と、前記画像形成装置から回線を介して複写情報を受信する印刷情報収集装置と、前記画像形成装置が有する表示部に表示するための広告情報を配信する少なくとも1つの広告データ配信装置で構成される画像形成システムであって、
前記印刷情報収集装置は、
前記画像形成装置の複写枚数に関する情報を受信する複写枚数情報受信手段と、
受信した複写枚数を累積記憶する複写枚数記憶手段と、
画像形成装置から、サービス利用要求があったとき、利用した複写枚数情報分だけ前記記憶手段に記憶された複写枚数情報を減じる記憶更新手段と、
利用した複写枚数情報に基づき、広告データの受信・配信を許可するための許可情報を前記画像形成装置、及び前記広告データ配信装置に通知する許可情報通知手段とを備え、
前記広告データ配信装置は、
前記許可情報通知手段で通知された許可情報を記憶保持する第1の記憶保持手段と、
前記記憶保持手段に記憶保持された許可情報と共に広告データを前記画像形成装置に送信する広告データ送信手段とを備え、
前記画像形成装置は、
複写が行われたとき、複写枚数を前記印刷情報収集装置に通知する印刷情報通知手段と、
操作者から過去の累積複写枚数に基づく前記広告データ配信装置側が提供するサービスの利用要求があった場合、当該利用要求を前記印刷情報収集装置及び前記広告データ配信装置に通知するサービス利用要求手段と、
前記印刷情報収集装置から前記許可情報を受信し、記憶保持する第2の記憶保持手段と、
前記広告データ配信装置の前記広告データ送信手段による広告データの送信があったとき、前記第2の記憶手段に記憶保持された許可コードと照合して、広告データを受信するか否かを判定する判定手段と、
該判定手段により、照合できたと判断した場合、広告データを受信及び記憶し、所定の表示手段に広告データを表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明にかかる実施形態を詳細に説明する。
【0010】
図1は、実施形態におけるシステム概念図を示している。それぞれがインターネットや公衆回線等で構成されるネットワークを介して接続されるものであり、1は印刷情報収集換算装置、2は複写機能、FAX機能を有し複合機としての画像形成装置、3は広告データ配信装置である。印刷情報収集換算装置1は、画像形成装置2の販売やメンテナンスを行う機関に設置される端末であって、画像形成装置2は企業等に設置されるものである。広告データ配信装置3は広告依頼主、或いは、広告依頼主からの依頼を受けて広告情報を発行する業者に設置される装置である。
【0011】
なお、画像形成装置2が企業等に設置される場合には、更に、ネットワークプリンタとして機能するようにしても良い。また、図1では、装置1乃至3の3つのみを示したが、実際には、画像形成装置2や広告データ配信装置3は多数存在が許容されるものである。
【0012】
上記構成において、印刷情報収集換算装置1は、後述するように、画像形成装置2から受信したユーザ識別情報(画像形成装置を設置している企業)と印刷枚数情報とからサービス業者の提供するサービスポイントを生成する手段と、サービス業者が広告を配信するために必要とする広告表示許可情報を生成する手段とを有するものである。また、画像形成装置2は、FAX機能、ファイル転送機能、スキャン機能、印刷部を用いたデータ印刷機能や複写機能を行うことが可能な装置であり、使用するユーザを特定する情報を入力する手段、および、後述するように広告表示機能を有している。そして、広告データ配信装置3は、後述するように、ユーザが受けることが可能なサービス内容の情報やサービス業者が印刷情報収集換算装置1から受信する広告表示許可情報を付加して広告データを画像形成装置2に対して配信する機能を有するものである。
【0013】
図2は本実施形態の印刷情報収集換算装置1のブロック構成図である。実施形態における印刷情報収集換算装置1は、先に説明したように、画像形成装置2のメンテ等を行う業者が所有する装置である。
【0014】
この印刷情報収集換算装置1は、CPUと各機能を実現するためのプログラムを有するプログラムROMとCPUが用いるワーク領域であるRAMとからなる制御部101、画像形成装置2や広告データ配信装置3(装置2、3は先に説明したように複数存在し得る)と通信を行うため、TCP/IPによりインターネットを介して或いはPSTNやINS64等の公衆回線を介してデータの送受信を行うことが可能な通信部102、画像形成装置2より受信した印刷枚数情報をポイント変換情報に基づいてサービスポイントを作成するためのサービスポイント換算部103、サービスポイントを提供するサービス提供者に対して広告データの配信を行わせるために広告データ配信装置3に送信する広告表示情報を生成する広告表示許可コード生成部104、印刷情報収集換算装置1にデータを入力する際に用いる入力部105、データの入力時などにデータ表示に用いる表示部106、その表示制御を行う表示制御部107を有している。さらに印刷情報収集換算装置1は、顧客情報やポイント変換情報、更には、本システムに賛同・協力する広告主に関する情報を記憶する大容量のハードディスクなどで構成される記憶部108と記憶部108からのデータ読み出しやデータの書き込みを制御する記憶制御部109を有している。制御部101は、CPUがプログラムROM内の各機能を実現するためのプログラムを読み出して実行することで、各機能部を制御し、本発明に係わる動作を実現する。
【0015】
図3は、実施形態における画像形成装置2のブロック構成図である。画像形成装置2は、CPUと各機能を実現するためのプログラムを有するプログラムROMとCPUが用いるワーク領域であるRAMとからなる制御部201、TCP/IPによりインターネットを介して、或いはPSTNやINS64等の公衆回線を介してデータの送受信を行うことが可能な通信部202、不図示の原稿台上に裁置される原稿或いは不図示の原稿搬送部で搬送される原稿を光源、CCD等の撮像部、光学系等を用いて読み取る原稿読取部203、既知の電子写真方式やインクジェット方式等を用いて用紙上に画像を形成する印刷部204、画像形成装置2の操作情報や動作状態及びサービス業者の送信する広告等を表示するための表示部205、その表示部205への表示制御を行う表示制御部206とを有している。さらに、画像形成装置2は、各々識別情報(ユーザを特定するための情報+広告主を識別する情報)が記録されているカード(以下、コピーカードという)を読み取るコピーカード読取部207、上述の印刷部で印刷された用紙の枚数を計数するための印刷枚数計数部208、広告データ配信装置3から受信した表示用の広告データ等の様々なデータを記憶しておくために大容量のハードディスクなどで構成される記憶部209、記憶部209へのデータの記憶・読み出し制御を行うための記憶制御部210、コピースタート指示や部数指定などの入力を行うためのボタンなどで構成される入力部211を有している。制御部201は、CPUがプログラムROM内の各機能を実現するためのプログラムを読み出して実行することで、各機能部を制御し、本実施形態に係わる動作を実現する。なお、コピーカード読取部207の読取り方式は如何なるものであっても構わない。要するに、カードに記憶されているユーザおよび広告主を示す固有情報を読み出せるものであれば良い。
【0016】
図4は、本実施形態の広告データ配信装置3のブロック構成図である。広告データ配信装置3はCPUと各機能を実現するためのプログラムを有するプログラムROMとCPUが用いるワーク領域であるRAMとからなる制御部301、TCP/IPによりインターネットを介して或いはPSTNやINS64等の公衆回線を介してデータの送受信を行うことが可能な通信部302、印刷情報収集換算装置1から受信した広告表示情報に基づいて広告データを配信する広告データ配信制御部303と、配信するための広告データや顧客情報等の情報を記憶するために大容量のハードディスクなどで構成される記憶部304、記憶部304へのデータの記憶・読み出し制御を行うための記憶制御部305を有している。本発明には特に関係しないが、広告データ配信装置3は更に、データを入力する際に用いるキーボードなどで構成された入力部306、データの入力時などにデータ表示に用いる表示部307、その表示部へのデータ表示制御を行う表示制御部308を有している。
【0017】
図5A,Bは本印刷サービスシステムにおける印刷情報収集換算装置1、画像形成装置2及び広告データ配信装置3の全体動作のフローチャートである。図5A,Bのフローチャートにおいては、印刷情報収集換算装置1、画像形成装置2及び広告データ配信装置3の動作をそれぞれ破線で区切り、全体のシステムにおいて行われる動作を示している。
【0018】
<画像形成装置2の動作説明>
先ず、実施形態におけるシステム全体の動作概要を説明し、その後で、図5A,Bのフローチャートについて説明することとする。
【0019】
印刷情報収集装置1には、本システムの広告主(広告主が管理する広告データ配信装置3)が1つ以上登録されており、尚且つ、画像形成装置2の利用するユーザも、印刷情報収集装置1を登録する。実施形態の場合、複写する枚数に応じて、特定の広告主がサービスを享受するためのポイントを加算するシステムをとっているので、ユーザ登録する際には、どの広告主用のポイントを累積するのかについても指定しておく。この結果、そのユーザには、そのユーザを特定する識別情報と広告主を識別するための固有情報を有するコピーカードが発行されることになる。
【0020】
さて、ユーザ(実際は自然人である操作者)は画像形成装置2で複写する際、自身が所有するコピーカードをその画像形成装置2が有するコピーカード読取部207で読取らせる。画像形成装置2は、コピーカードの読取りを行うと、読取った情報を(ユーザを識別する情報)を印刷情報収集換算装置1に通知すると共に、ユーザに対して複写に関する前操作(複写枚数や複写部数の指定等)を行なわせ、コピー開始の指示を待つ。そして、コピーの開始が指示されると、コピー開始から終了するまでの間、そのコピーカードで特定される広告主の広告情報(記憶部209に記憶されている)を表示する。なお、詳細は後述するが、この広告を表示するには、条件を有する。
【0021】
以下、図5A,Bのフローチャートに従って更に詳しく説明する。なお、図5A,Bのフローチャートは各装置の関連させた全体の処理を示すものであり、個々の装置が必ずしもこの手順通りに処理する必要はない。
【0022】
先ず、ステップS501において、ユーザ識別情報の記録されているコピーカードが画像形成装置2のコピーカード読取部207に挿入されたことをフォトカプラなどで構成される不図示の検出部により検出する。次に、ステップS502においてコピーカードに記載された情報をカード読取部207で読み取り、制御部201が読み取られたデータを処理し、ステップS503で情報を印刷情報収集換算装置1に送信する。読取って得られた情報には、そのユーザを特定する情報および広告主を示す情報が含まれる。
【0023】
ユーザは、画像形成装置2が具備している不図示の原稿台や自動原稿搬送部に、原稿を裁置して各種コピー設定(複写枚数やコピー部数、用紙サイズ等の設定)の後で入力部211からコピースタートの指示を待つ(ステップS504)。そして、コピースタートの指示があると、制御部201が制御により原稿読取部203や印刷部204などを制御してコピー動作を開始する(ステップS505)。
【0024】
また、コピー動作を開始したとき、制御部201は表示制御部206を制御して表示部205に、コピーカードで特定された広告主が自由配信した広告データを表示する(ステップS506)。表示用の自由配信された広告データは、記憶部211に予め記憶されている広告データ或いは後述のように広告データ配信装置3からコピー動作中など任意のタイミングで受信する広告データであって、一例を示すなら図6Aに示すようなものである。また、広告を表示する期間は、上記の通りコピーしている期間、すなわち、コピー開始指示したときから、コピーが完了するまでとした。
【0025】
この理由は、限られた広告表示時間を考えた場合、コピーを開始してから終了するまでの期間はユーザが画像形成装置2の近くに居る可能性が高く、その分高い広告効果が期待できるからである。また、一度コピー動作に入った後は、コピー設定の入力用に表示部205に表示していた情報を表示する必要がなく、進行状況が分かる程度の表示を行えば良いために表示部205が空いている状態であり資源の有効利用を図れる利点もある。なお、ステップS504からステップS507までの更なる詳細についは後述する。
【0026】
処理がステップS507にてコピーが終了すると、制御部201は広告表示を終了させ、コピーした印刷枚数情報を記憶部209に記憶し(ステップS508)、印刷情報収集換算装置1からの問い合わせで、或いは、画像形成装置2が自発で、制御部201は印刷枚数情報を印刷情報収集換算装置1に対して通信部202を介して送信する(ステップS509)。
【0027】
次に、ステップS510において、制御部201はサービス情報の取得指示が入力部211より入力されたか否かを判定する。特に入力方法については詳述しないが、例えばコピーが完了したとき、表示部205への広告表示に代えて、「サービス情報を取得しますか?取得する場合は「サービス」キー(図6A参照)を押してください。」等のコメントを表示させて、入力部211でボタンを押下させるなどの方法でユーザに入力を促す。
【0028】
サービス情報取得要求が入力された場合(複写完了後に限らず、複写する以前でも「サービス」キーを押下することで要求することができる)には通信部202を介してサービス情報取得指示を印刷情報収集換算装置1に送信する(ステップS511)。取得指示が入力されない場合は、制御部201は不図示の時間監視ルーチンを実行して、一定時間が経過しても入力されなければ、後述のステップS516でコピーカードが抜かれたか否かの判定を行う。
【0029】
画像形成装置2は、ステップS512で制御部201の制御でサービス情報の受信待ちをする。サービス情報を受信した場合には、表示制御部206により表示部205に対してサービス情報の表示を行う(ステップS513)。サービス情報の表示画面の一例は例えば図6Bに示す通りである。
【0030】
画像形成装置2は、印刷情報収集換算装置1からはポイント変換可能な印刷枚数情報を、広告データ配信装置3からは累積ポイント数やサービス内容情報をそれぞれ受信し、制御部201がそれらのデータから表示用画面を作成して、表示部205に表示している。その後、画像形成装置2の制御部201は、サービス利用を行う旨の指示情報の入力を待つ(ステップS514)。サービス利用を行う指示が入力されると、制御部201は、サービス利用指示情報を印刷情報収集換算装置1及び広告データ配信装置3に送信する(ステップS515)。サービス利用指示情報には、ユーザIDと希望するサービスを特定する情報が付加されている。
【0031】
ステップS514において、サービス利用指示が一定時間入力されなければ、制御部201はステップS518のコピーカード有無判断を行う。
【0032】
一方、ユーザの指示により、ステップS515でサービス利用指示情報を送信すると、印刷情報収集換算装置1からの広告許可コードの受信待ちを行う(ステップS516)。
【0033】
この広告許可コードについては、後述する説明から明らかにするが、簡単に説明すると次の通りである。
【0034】
画像形成装置2が表示する広告情報は、通信部202を介して受信するものである。必然、画像処理装置2は、受信する広告情報が、正規の広告主からのものであるのかを認証する必要がある。その認証のため、この広告許可コードを用いることとした。広告許可コードは上記の通り、ユーザがサービスを受ける度に発行されるものであり、固定ではないのでセキュリティの面でも有利である。
【0035】
さて、画像形成装置2の制御部201は広告許可コードを受信すると、記憶部209の「広告表示許可情報」の領域に記憶する(ステップS517)。なお、詳細は後述するが、このとき、広告の表示延長時間情報も受信するので、それを記憶部209内の残存表示時間情報に足し込む(更新する)。このとき制御部201は、記憶部209に広告表示許可コードとサービス業者(正確には広告データ配信装置)とを対応つけて記憶しておく。その後、制御部201は、一定時間経過後にコピーカードがカードリーダ部から抜かれたことを確認する(ステップS518)。制御部201は、一定時間経過後にカードリーダが抜かれたことが不図示の検出手段により検出されると、印刷動作及び表示部205への表示動作を終了する。このときも通信部202は通電されて外部からの受信動作可能に制御される。
【0036】
なお、制御部201は、複数の動作プログラムを同時に実行可能にするための機器制御用の組込みマルチタスクオペレーティングシステムを用いており、待機中以外に印刷動作のバックグラウンドなどでも、広告データ配信装置3からの広告データの受信を監視している。制御部201は、通信部202にて広告データを受信すると、不図示の検出ルーチンで前述の広告表示許可コードを検出し、検出された場合にはステップS519において広告データの受信及び記憶部209への記録を行う。
【0037】
<印刷情報収集換算装置1の動作説明>
次に、実施形態における印刷情報収集換算装置1の動作を説明する。
【0038】
印刷情報収集換算装置1の制御部101は、通信部102において画像形成装置2からのユーザ認証情報を受信したことを検出して(ステップS520)、ユーザが登録されているか否かを判定する(ステップS521)。制御部101は、認証がされた場合に、画像形成装置2が一連のコピー処理が完了したときのコピー枚数情報を取得して記憶制御部109を制御して記憶部108に記憶する(ステップS522)。
【0039】
このステップS522のコピー枚数取得と記録ステップは、画像形成装置2が自発でコピー枚数を送信してくる場合には、制御部101が通信部102を制御して受信待ちを行い、コピー枚数情報を受信後に記録部108への記憶動作を行う。また、印刷情報収集換算装置1が、ポーリングで情報を取得しないとコピー枚数情報が得られない場合には、SNMPなどを用いてプリンタの状態を監視し、コピー終了が確認された時にコピー枚数情報を取得する。これには、画像形成装置2がMIBの情報としてコピー枚数情報を作成しておく必要がある。
【0040】
また、印刷情報収集換算装置1の制御部101は、画像形成装置2がステップS511で送信したサービス情報取得指示の受信すると(ステップS523)、後述するコピー枚数のポイント換算処理及び広告データ配信装置3へのデータ送信処理を行う(ステップS524)。
【0041】
さらに制御部101は、画像形成装置2に対してポイント変換可能なコピー枚数情報を、通信部102を介して送信する(ステップステップS525)。
【0042】
その後で、制御部101は、一定時間内にサービス利用指示を受信するか否かを判断する(ステップS526)。
【0043】
一定時間内にサービス利用指示を受信すると、制御部101はコピー枚数情報の更新を行う(ステップS527)。
【0044】
更新前の記憶部108のユーザ情報テーブルと更新後のユーザ情報テーブルを図7に示す。
【0045】
コピー枚数情報の更新は、▲1▼従来通りにメンテナンスサービス等の保守管理情報で用いるための総印刷枚数情報の更新と、▲2▼ポイント変換可能な残印刷枚数のリセット、▲3▼今回のコピー時に生成されたコピー枚数情報のデータを消去或いは無効にする処理である。例えば、図7においては、ユーザ氏名で「○×特許事務所郎」のデータが更新されている。因に、図7における第2カラムは、各ユーザ(企業)のユーザIDであり、以下、各ユーザ毎に設置されている画像形成装置のIPアドレス、広告主を識別する識別コード、広告主名称、広告主に設置された広告データ配信装置3のIPアドレス、ポイント換算率、現在までの総印刷枚数(メンテナンスに使用する)、サービス利用していない印刷枚数、今回の印刷枚数で構成されている。ただし、このデータの構造によって本願発明が限定されるものではない。
【0046】
図5Bの説明に戻る。ステップS526で、一定時間内にサービス利用指示がない場合には、動作終了を行う。一定時間の監視ルーチンの説明自体は、周知の技術であるので説明は省略する。
【0047】
次に、制御部101は、広告を許可するために唯一となる広告許可コードを作成して、それを画像形成装置2及び広告データ配信装置3に送信し(ステップS528)動作を終了する。広告許可コードは、コード自体に仕掛けのある特別なデータでなくても、数バイトのデータの組み合わせなどで唯一のものであれば足りる。
【0048】
<広告データ配信装置3の動作説明>
次に、広告データ配信装置3の動作を説明する。広告データ配信装置3の制御部301は、通信部302において画像形成装置2からのユーザ認証情報を受信したことを検出して(ステップS529)、ユーザが登録されているか否かを判定する(ステップS530)。制御部301は、ユーザ認証がされた場合には、自由広告データを通信部302から画像形成装置2に送信して(ステップS531)、動作終了する。ただし、送信するのは、新たな広告情報を流したい場合であって、必ずしも、画像形成装置2からユーザ認証情報を受信する毎に送信する必要はない。また、詳細については後述するが、画像形成装置2に新たな広告情報を送出できるためには条件を満たす必要がある。
【0049】
また、広告データ配信装置3の制御部301は、印刷情報収集換算装置1から送信されたユーザIDとポイント情報を受信したことを検出すると(ステップS532)、ユーザIDに対応した累積ポイント数の更新(上書き)を行う(ステップS533)。累積ポイント数は、図8に示すように記憶部304内にユーザ毎に管理されている。また、図9は、ポイント数とそのポイント数から受けられるサービスの内容の対応付けを行うテーブルを示しており、記憶部304に記憶されているものである。サービス内容を変更したりする場合には、このテーブルを編集すれば良いことになる。
【0050】
制御部301は、更新された累積ポイント数と、受けられるサービス情報を図9のテーブルから検索して画像形成装置2へ送信する(ステップS534)。
【0051】
その後、制御部301は一定時間内に画像形成装置2からサービス利用指示を受信するか否かを判断し(ステップS535)、受信した場合には累積ポイントの確定及びサービス内容の確定を行う(ステップS536)。サービス利用指示にはユーザIDと希望するサービスを特定する情報が付加されているので、制御部301は、図9に示すサービステーブルの中からサービスを特定して図8に示するユーザ情報記憶部の情報を確定する。累積ポイントの確定は、後日サービスが実行された時に、累積ポイントのリセットに用いられるための識別情報フラグ(図8の確定ビット)を記録することである。また、サービス内容の確定は、同時に図8の確定サービス内容に記載される。制御部301は、一定時間内に印刷情報収集換算装置1から広告許可コードの受信待ちを行い(ステップS537)、受信後に記憶制御部305を制御して広告許可コードを記憶部304に記憶して(ステップS538)動作終了を行う。広告許可コードは、前述したように、サービス提供者が画像形成装置2に広告を配信して表示させるために必要な識別データである。
【0052】
実施形態の各装置1乃至3の処理の概要は上記の通りであるが、以下で、更にその詳細について説明する。
【0053】
<印刷情報収集換算装置1におけるユーザ情報テーブルの更新処理>
図10は、印刷情報収集換算装置1における図5BのステップS524で行うコピー枚数のサービスポイント換算とその送信処理を示すフローチャートである。また、図11は、ステップS522でコピー枚数の取得が終了した時点における、記憶部108に記憶されているのユーザ情報テーブルを示す。以下に、図10のフローチャートを説明する。
【0054】
制御部101はユーザ情報テーブルから現在のポイント変換していない残印刷枚数を取得して(ステップS1001)、その広告主用に予め用意された変数Aにセットする(ステップS1002)。さらに、今回のコピー枚数(印刷枚数)を取得し(ステップS1003)、今回のコピー枚数と変数Aと加算して変数Aを置き換える(ステップS1004)。図11では、例えばユーザ「○×特許事務所」の残印刷枚数が49750枚から50000枚に置き換わっていることが示されている。
【0055】
次に、制御部101はユーザ情報テーブルを検索して、登録されているサービスがあるか否かを確認する(ステップS1005)。ステップS1005で登録されているサービスがある場合には、制御部101は、ユーザ情報テーブルからポイント換算率を取得し(ステップS1006)、残印刷枚数とポイント換算率を乗算して、変数Yとして算出し、記憶部108に変数Yの値を記憶する。Yの値が、ステップS1009において、累積ポイント数として通信部102を介して広告データ配信装置3に送信される。
【0056】
<広告表示とサービスポイントとの関係の説明>
実施形態では、ユーザが蓄積したポイントを利用して、広告主(サービス提供のサービス業者)のサービスを受けたとき、そのために消費したサービスポイントに合わせて、広告主に画像形成装置2の表示部205で表示する広告データの広告表示時間を加算するようにした。
【0057】
以下、広告表示時間を決定する処理を、図12のフローチャートに従って説明する。このフローチャートは、図5BにおけるステップS528の詳細を示したものである。すなわち、ユーザは累積したポイント(の一部)を使用してサービスを受けた場合の処理である。
【0058】
先ず、ステップS1201で、広告主に対して新たな広告情報を画像形成装置2に蓄積させるためのユニークな広告許可コードを発生する。この広告許可コードの発生の原理は、乱数関数を用いたりして発生するものとするが、少なくとも前回とは同じとはならないコードにする。
【0059】
次いで、ステップS1202において、先のステップS1008で算出したY値を取得し、図13(a)に示すテーブルを参照することで、そのポイント値に応じて広告表示時間を決定し(ステップS1204乃至1206)、先に作成した広告許可コードと算出した時間を示す情報から送信データを作成する(ステップS1207)。実施形態では、表示時間を図13(a)に示すテーブル(広告主毎に設けられている)を参照するものとしたが、図13(b)に示す如く、広告表示する期間(発行した日からの日数)で行っても構わない。
【0060】
さて、送信すべき情報の作成が完了すると、ステップS1208においてその情報を画像形成装置2及び広告データ配信装置3に送信する。
【0061】
以上の結果、画像形成装置2は、最新の広告許可コードを記憶部209内の「広告表示許可情報」(図3参照)の領域に保持することになる。また、その際に付随する広告時間情報を、記憶部209内の残存表示時間情報に加算更新する(足し込む)。一方、広告データ配信装置3も、契約している画像処理装置2毎の最新の広告許可コードを「広告表示許可コード記憶部」に記憶保持することなる。
【0062】
つぎに、画像形成装置2が、表示すべき広告データを広告データ配信装置3から受信する処理を説明する。なお、この処理は、図5A,Bに示す処理とは別タスクで動作しているものである。
【0063】
画像形成装置2(図7のユーザ名で示される中の1つ)の制御部201が、通信部202を介して、広告データ配信装置3より通信要求を受けると、先ず、その要求内容に含まれる広告許可コードと、自身が所有している広告許可コードとを比較照合する(ステップS1401)。この広告許可コードは、先に説明したように、画像形成装置2のユーザがサービスを受ける度に、印刷情報収集換算装置1が発行されるものであるわけであるから、適宜更新されることになり、第3者の悪用を防止することにもなる。
【0064】
次いで、ステップS1402では、この照合の結果を判断する。不一致であると判断した場合には、それ以降の処理(データ受信等)を拒絶するため、本処理を終える。また、合致すると判断した場合、ステップS1403に進み、記憶部209内の「残存表示時間情報」の領域を参照し、残存表示時間が存在するか否か(0より大きな値であるか否か)を判断する。もし、残存表示時間が有ると判断した場合には、ステップS1404に進み、無い場合には、それ以降の処理(広告データの受信処理)を拒絶するため本処理を終える。
【0065】
ステップS1404では、広告情報を受信し、その受診した広告情報を記憶部209内の「広告データ記憶部」に格納する。
【0066】
以上の結果、広告データ配信装置3にしてみれば、画像形成装置2に広告を表示する時間が残っている場合(画像形成装置2のユーザがポイントを利用してサービスを受けた場合にも時間が加算されることになるので、この場合も含む)、新たな広告を画像形成装置2に格納でき、それを表示させることができることになる。
【0067】
次に、実施形態における図5AのステップS505乃至S507までの詳細(画像形成装置2の処理である)を図15のフローチャートに従って説明する。
【0068】
先ず、ステップS1501でコピースタートボタンが押下されたか否かを判断する。コピースタートボタンの押下を検出すると、ステップS1502に進み、コピーを開始させる。この結果、ADFに載置された原稿を順次読取り、指定された部数に応じたコピー処理が開始される。
【0069】
また、コピー処理を開始するとき、ステップS1503で、変数Tに、記憶部209内の「残存表示時間情報」でセットし、ステップS1504で不図示のタイマT0をスタートさせる。ここで、タイマは0より計時を開始するものとする。また、ステップS1502〜S1504までの処理は瞬時であるので、順序はこれに限らない。
【0070】
次いで、ステップS1505で変数Tが0より大きいか否かを判断する。すなわち、広告の残存表示時間があるか否かを判断していることになる。T>0と判断した場合には、ステップS1505で、記憶部209内の「広告データ記憶部」内に記憶されている情報(先のステップS1406で受信した広告情報)を表示部205に表示する。このとき表示される広告情報は、先に示したように、図6Aに示すようなものである。
【0071】
次いで、ステップS1507に進み、コピーの状況を検出し、その結果を表示部に反映させる。ここで言う、検出とは、現在、何枚コピーしたか、及び、コピーが完了したかである。また、反映させる情報としては、その時点での今回のコピー済み枚数を表示させるものとする。図6Aは、表示部205の最下端位置にコピー済み枚数を表示している様を示しているが、その位置、及び、表示すべき情報はこれに限らない。
【0072】
次いで、その時点までの経過時間T0をTより減じる処理を行い(ステップS1508)、ステップS1509で一連のコピーが完了したか否かを判断する。否であると判断した場合には、ステップS1505に戻り、上記処理を繰り返す。
【0073】
従って、コピーに要する時間が残存時間Tを上まわるとT<0となる。この場合、処理はステップS1506に進み、表示部205には、広告情報のかわりに、通常通りの細かいコピー状況を表示するモードに移行することになる。
【0074】
いずれにしても、コピー処理が終了すると、処理はステップS1510に進み、そのい時の変数Tの内容で、記憶部202内の「残存表示時間情報」を更新(上書き)し、ステップS1511で、表示部にサービス利用案内情報を表示して、図5AのステップS508に進むことになる。なお、Tがマイナスになる場合があるが、その場合には0を書き込むようにする(マイナスの値が記憶されない)。
【0075】
以上の広告表示についてまとめると、広告の表示の期間は原則的にコピーを開始してから、そのコピーが終了するまでの期間となる。この結果、広告主から見れば、ユーザが画像形成装置2の近くに居る可能性の高いタイミングで広告が表示されるので、高い広告効果が約束されることになるし、その装置の近くに人間がいるかいないかわからないタイミングで無駄に広告時間を消費されることが防止することにもなる。
【0076】
また、コピーを行っている最中、「残存表示時間情報」が順次減じられ、その残存表示時間が0になった場合には、それ以降では、例えコピー中であるとしても、広告は表示されないようになる。従って、広告主側とすれば、より多くのポイント変換を行い、より付加価値の高いサービスを提供するようになり、逆に、印刷情報収集換算装置1側から見れば、より高価値のサービスを行った広告主に対しては多くの広告時間を画像形成装置2の表示部205に表示させることで広告主のインセンティブを上げることができるようになる。
【0077】
以上は、画像形成装置2が、ユーザが「○×特許事務所」で、利用する広告主が「●×航空」の例を説明したが、他のユーザ及び他の広告主でも同様であるのは、当業者には明らかであろう。
【0078】
以上説明したように本実施形態のシステムによれば、広告の表示できる時間は、ユーザがコピーして溜めたポイントそのものではなく、そのポイントの利用して受けたサービスの度合に応じたものとなる。換言すれば、ユーザに対して有益なサービスを提供するほど、その広告表示時間を稼ぐことが可能となるので、ユーザ及び広告主の双方にとってメリットのあるシステムとすることができる。
【0079】
更に、実施形態における画像形成装置は、広告を表示する期間を、コピーを開始してから終了するまでとしている。すなわち、操作者がその装置の近くに居る可能性の高いタイミングとしているので、広告表示する時間が限られている場合には、効率の良い、且つ、高い広告効果をも期待できるようになる。
【0080】
また、印刷情報収集換算装置1側では、ユーザの利用率の向上にともない、高い収益性も期待できるので、場合によっては、コピー単価を更に低くする等、広告主とは別のサービスをユーザに提供することが可能となる。
【0081】
なお、上記実施形態によれば、画像形成装置2が有する記憶部(ハードディスクやEEPROM等の不揮発性記憶手段)の「残存表示時間情報」が増えるタイミングは、画像形成装置2のユーザがサービスを利用したときとなる。換言すれば、従って、ユーザが画像形成装置2を設置した当初の段階では、サービスの利用していないので、広告が表示されなくなってしまう。そこで、新規に画像形成装置2を設置する場合、或いは、或いは本システムを利用を介しする場合、予め設定された時間だけセットしておくことで、本システム稼働当初の状況にあっても広告を表示するようにすることとした。
【0082】
また、1つの画像形成装置に広告データを配信する広告主が1つである場合、すなわち、利用するユーザ及び広告主が固定である場合には、上記実施形態で示したコピーカードを不要にしても良いであろう。
【0083】
また、実施形態では、画像形成装置2の設置する場所として、企業等の事業者を対象とし、1事業者に対して1枚のコピーカードの例を説明したが、比較的大きな事業主の場合、部署別、或いは同じ部署でも複数の画像形成装置を設置することもあり得るので、必ずしも1ユーザ=1コピーカードに限定されるものではない。すなわち、1ユーザが複数の画像形成装置複数の広告主との契約して、複数のコピーカードを有するようにしても構わない。
【0084】
また、実施形態では、印刷情報収集換算装置1に、ポイントを累積する機能、サービスポイント換算機能、広告許可コードを生成する機能、サービスを受けた場合のデータの更新機能を設ける例を説明したが、これらの機能を画像形成装置2に設けるようにしても構わないであろう。この場合の画像形成装置2のブロック構成は図16に示すような構成にすれば良いであろう。すなわち、上記実施形態で説明した中で、画像形成装置2と印刷情報収集換算装置1間の通信に関する処理が省かれ、それらを網羅する構成を画像形成装置2が有することになる。
【0085】
従って、この場合のシステムは、少なくとも次のような構成を備えれば良いことになる。すなわち、
原稿画像を読み取り複写する画像形成装置と、前記画像形成装置が有する表示部に表示するための広告情報を配信する広告データ配信装置で構成される画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
複写が行われたときの複写枚数を累積加算し、記憶する記憶手段と、
操作者から、前記広告データ配信装置側が提供するサービス利用要求があったとき、利用した複写枚数情報分だけ前記記憶手段に記憶された複写枚数情報を減じる記憶更新手段と、
利用した複写枚数情報に基づき、広告データの配信を許可するための許可情報を前記広告データ配信装置に通知する許可情報通知手段と、
前記広告データ配信装置から通知した許可情報を含む広告情報を受信したとき、当該広告情報を受信する広告情報受信手段とを備え、
前記広告データ配信装置は、
前記許可情報通知手段で通知された許可情報を記憶保持する記憶保持手段と、
前記記憶保持手段に記憶保持された許可情報と共に広告データを前記画像形成装置に送信する広告データ送信手段とを備える。
【0086】
ここで、画像形成装置は、サービス利用要求があった場合、サービス利用に消費された複写枚数に基づき、広告表示の延長時間を算出し、算出して得た延長時間に基づき広告の表示可能時間を延長して残余表示時間を更新する手段を備え、前記広告情報受信手段は、許可情報の照合処理で合致すると判定し、尚且つ、残余表示時間が存在する場合に、広告データの受信を許可することが望ましい。また、前記画像形成装置は、残余表示時間がある限り、複写処理が開始されてから終了するまでの期間、前記広告データに基づく広告を前記表示手段に表示することが望ましい。
【0087】
また、印刷情報収集換算装置1と広告データ配信装置3は同一の統合サーバ(統合サービス提供サーバ)で構成されても良く、この場合には印刷情報収集換算装置1と広告データ配信装置3間の通信処理は、サーバ内の内部バス上でのデータ通信処理として実現され、上述のフローチャートで説明した動作は制御部101と制御部301を統合した統合制御部において実現されるものである。また、処理に必要な広告データや各種テーブルも統合された大容量のハードディスク等に格納されて前述の統合制御部で管理される。つまり前記統合サーバは、複写枚数情報を取得して、複写枚数の情報に基づく利用サービスの案内や広告データ配信を一括して受け持つことができるものであり、統合制御部が印刷情報収集換算装置1と広告データ配信装置の行う処理を並列実行することで動作可能となる。サービスの提供者(広告主)は予め配信したい広告内容(広告データ)を統合サービス提供サーバに送信し、保存させておくことが必要である。
【0088】
<第2の実施形態>
以上説明した実施形態(第1の実施形態)における画像形成装置2は、企業等に設置される例を説明したが、本発明はこれによって限定されるものではない。例えば、昨今のコンビニエンスストアには、複写機が設置されているので、このような複写機に実施形態の画像形成装置2を適用しても良い。
【0089】
この場合に問題になるのは、ユーザは文字どおり、一個人であるので、どの画像形成装置2を利用するか不定となる点である。換言すれば、どの画像形成装置を利用しても、ポイントを溜めることができるし、どの画像形成装置からもポイントによるサービスの提供を受けることができるようにしなければならない。
【0090】
従って、画像形成装置2は不特定多数のユーザが利用することになるので、表示すべき広告情報は、カードを読取ってから広告データ配信装置から受信し表示することになろう。
【0091】
かかる問題を解決するための全体の動作は次のようなものとなろう。尚、システムとして構成は、上記第1の実施形態の記載を照らし合わせ、以下の説明から明らかになるであろう。
【0092】
先ず、利用ユーザのコピーカードが読取ると、画像形成装置2は、その読取った情報(ユーザIDを含む)を印刷情報収集換算装置1に通知する。印刷情報収集換算装置1は、この通知を受けると、ユーザを識別できるので、そのユーザが契約している広告主を特定するための情報、及び、現在までの累積ポイント(未利用複写枚数に基づいて計算する)、残存広告表示時間、更には、現在のポイントを用いて利用できるコピー枚数を示す情報を、利用中の画像形成装置2に通知する。画像形成装置2は、この通知を受けると、広告データ配信装置3に、ユーザIDと現在のポイント情報を通知し、今現在利用できるサービスを問い合わせると共に、その時点での広告情報を受信する。画像形成装置2は、印刷情報収集換算装置1及び広告データ配信装置3からの両方からの情報を受けとると、図6Bに示すように、今現在利用できるサービス内容を表示する。ユーザは、この画面を見て、貯まっているポイントを利用しての複写するのであれば、コイン投入機(一般に、コンビニエンスストアに設置されている複写機にはコイン投入機が設置され、複写機と連動するようになっている)からコインを投入せず、複写を行う。ただし、複写しようとする枚数が、ポイント還元で利用できるコピー枚数を上まわるのであれば、残金をコイン投入機より投入することになろう。
【0093】
また、この時点で、貯まっている広告主のサービスを受けるようにしても良いであろう。
【0094】
いずれにしても、ポイントをサービスに利用した場合には、その利用した分のポイントを減じるよう、印刷情報収集換算装置1に通知する。
【0095】
さて、実際にコピーを行った場合には、第1の実施形態と同様、コピー開始から終了まで広告(既に受信している)を表示部に表示する。ただし、この表示は残存広告表示時間>0であることを条件にすることも第1の実施形態と同様である。こうして、一連のコピーが完了すると、広告表示を止め、コピー枚数を印刷情報収集換算装置1に通知し、そのユーザのポイントを更新させる。
【0096】
以上のようにすると、コンビニエンスストア等、ユーザは場所を問わず、本システムを利用できるようになる。なお、広告データ配信装置3には、ユーザにサービスを提供するため、個々のユーザに商品を届けるため等、ユーザの住所等を管理するDBを設ける必要がある。また、第1の実施形態と違い、コピーカードを読取ってから、ユーザが特定できるので、図6Bの画面を表示するまで多少の時間を要するが、昨今、インターネットへブロードバンド接続が急速に普及してきているので、然したる問題も発生しない。
【0097】
第2の実施形態からも明らかなように、1ユーザが2枚以上のコピーカードを持つことに対して制約もないし、ユーザは状況に応じてカードを使い分けることもできよう。
【0098】
以上第2の実施形態を説明したが、本第2の実施形態を実現するための各装置の構成及び処理内容は、先に説明した第1の実施形態の記載内容と上記の記載から当業者であれば容易に理解できるし、実施できるものであるので、ここでの詳述は省略する。
【0099】
なお、画像形成装置2の表示部に表示する広告情報、並びに、サービス内容を表示するための情報は統一された汎用性のある形式が望ましい。かかる意味でその書式はHTMLやXML形式が良いであろう。
【0100】
また、実施形態で説明した装置1及び3は、いずれも汎用の情報処理装置(たとえばパーソナルコンピュータ等)上で動作するプログラムで実現できるものである。従って、これら装置1、3に係る本発明は、コンピュータプログラムをもその範疇とする。また、通常、コンピュータにプログラムをインストールする場合には、CDROM等の可搬性コンピュータ可読記憶媒体を、そのコンピュータにセットし、システムにコピーもしくはインストールすることで行われるものであるから、本発明は、このコンピュータ可読記憶媒体をもその範疇するのは勿論である。
【0101】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、複写枚数を累積していって、その累積した複写枚数に応じて広告主のサービスを得られるようにし、且つ、広告主に対してはサービスの利用に応じた広告効果が得られるようにするので、双方にとって有益なシステムを構築することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における画像形成システムの全体構成図である。
【図2】実施形態における印刷情報収集換算装置のブロック構成図である。
【図3】実施形態における画像形成装置のブロック構成図である。
【図4】実施形態における広告データ配信装置のブロック構成図である。
【図5A】実施形態のシステムにおける全体の処理内容を示すフローチャートである。
【図5B】実施形態のシステムにおける全体の処理内容を示すフローチャートである。
【図6A】実施形態における広告情報の表示例を示す図である。
【図6B】実施形態におけるサービス情報の表示画面の一例を示す図である。
【図7】実施形態における印刷情報収集換算装置が有するユーザ情報テーブルの内容と推移を示す図である。
【図8】実施形態における広告データ配信装置が有するユーザ情報の内容を示す図である。
【図9】実施形態における広告データ配信装置が有するサービステーブルの内容を示す図である。
【図10】実施形態における印刷情報収集換算装置におけるポイント換算処理の内容を示すフローチャートである。
【図11】画像形成装置からコピー枚数情報を受信した段階で、印刷情報収集換算装置のユーザ情報テーブルの内容を示す図である。
【図12】実施形態における印刷情報収集換算装置での、広告表示時間を算出する処理手順を示すフローチャートである。
【図13】広告表示時間を算出するためのテーブルの例を示す図である。
【図14】実施形態における画像形成装置での広告情報受信処理に係るフローチャートである。
【図15】実施形態におけるコピー開始指示を受けた際の、処理内容を示す詳細フローチャートである。
【図16】第1の実施形態における画像形成装置の他のブロック構成図である。
Claims (15)
- 原稿画像を読み取り複写する少なくとも1つの画像形成装置と、前記画像形成装置から回線を介して複写情報を受信する印刷情報収集装置と、前記画像形成装置が有する表示部に表示するための広告情報を配信する少なくとも1つの広告データ配信装置で構成される画像形成システムであって、
前記印刷情報収集装置は、
前記画像形成装置の複写枚数に関する情報を受信する複写枚数情報受信手段と、
受信した複写枚数を累積記憶する複写枚数記憶手段と、
画像形成装置から、サービス利用要求があったとき、利用した複写枚数情報分だけ前記記憶手段に記憶された複写枚数情報を減じる記憶更新手段と、
利用した複写枚数情報に基づき、広告データの受信・配信を許可するための許可情報を前記画像形成装置、及び前記広告データ配信装置に通知する許可情報通知手段とを備え、
前記広告データ配信装置は、
前記許可情報通知手段で通知された許可情報を記憶保持する第1の記憶保持手段と、
前記記憶保持手段に記憶保持された許可情報と共に広告データを前記画像形成装置に送信する広告データ送信手段とを備え、
前記画像形成装置は、
複写が行われたとき、複写枚数を前記印刷情報収集装置に通知する印刷情報通知手段と、
操作者から過去の累積複写枚数に基づく前記広告データ配信装置側が提供するサービスの利用要求があった場合、当該利用要求を前記印刷情報収集装置及び前記広告データ配信装置に通知するサービス利用要求手段と、
前記印刷情報収集装置から前記許可情報を受信し、記憶保持する第2の記憶保持手段と、
前記広告データ配信装置の前記広告データ送信手段による広告データの送信があったとき、前記第2の記憶手段に記憶保持された許可コードと照合して、広告データを受信するか否かを判定する判定手段と、
該判定手段により、照合できたと判断した場合、広告データを受信及び記憶し、所定の表示手段に広告データを表示する表示制御手段とを備える
ことを特徴とする画像形成システム。 - 前記印刷情報収集装置は、サービス利用要求があった場合、サービス利用に消費された複写枚数に基づき、広告表示の延長時間を算出する手段を備え、前記許可情報通知手段は、前記許可情報及び算出された延長時間を示す情報を前記画像形成装置及び前記広告データ配信装置に通知し、
前記画像形成装置は、
受信した前記許可情報を記憶保持し、受信した延長時間情報に基づいて広告表示可能時間を延長して残余表示時間を更新する手段と、
前記判定手段で許可情報の照合処理で合致すると判定し、尚且つ、残余表示時間が存在する場合に、広告データの受信を許可することを特徴とする請求項1に記載の画像形成システム。 - 前記印刷情報収集装置は、前記複写枚数記憶手段に記憶されている複写枚数に基づいて前記広告データ配信装置用のポイント数に換算し、当該広告データ配信装置に通知する手段を備え、
前記広告データ配信装置は、通知されたポイント数に応じて利用可能なサービス内容を前記画像形成装置に通知する手段を備え、
前記画像形成装置は、通知された利用可能なサービス内容を前記表示手段に、操作者による選択可能に表示し、選択されたサービス内容を示す情報を前記印刷情報収集装置に通知する手段を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成システム。 - 前記画像形成装置は、残余表示時間がある限り、複写処理が開始されてから終了するまでの期間、前記広告データに基づく広告を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項2に記載の画像形成システム。
- 原稿画像を読み取り複写する画像形成装置と、前記画像形成装置が有する表示部に表示するための広告情報を配信する広告データ配信装置で構成される画像形成システムであって、
前記画像形成装置は、
複写が行われたときの複写枚数を累積加算し、記憶する記憶手段と、
操作者から、前記広告データ配信装置側が提供するサービス利用要求があったとき、利用した複写枚数情報分だけ前記記憶手段に記憶された複写枚数情報を減じる記憶更新手段と、
利用した複写枚数情報に基づき、広告データの配信を許可するための許可情報を前記広告データ配信装置に通知する許可情報通知手段と、
前記広告データ配信装置から通知した許可情報を含む広告情報を受信したとき、当該広告情報を受信する広告情報受信手段とを備え、
前記広告データ配信装置は、
前記許可情報通知手段で通知された許可情報を記憶保持する記憶保持手段と、
前記記憶保持手段に記憶保持された許可情報と共に広告データを前記画像形成装置に送信する広告データ送信手段とを備える
ことを特徴とする画像形成システム。 - 前記画像形成装置は、サービス利用要求があった場合、サービス利用に消費された複写枚数に基づき、広告表示の延長時間を算出し、算出して得た延長時間に基づき広告の表示可能時間を延長して残余表示時間を更新する手段と、
前記広告情報受信手段は、許可情報の照合処理で合致すると判定し、尚且つ、残余表示時間が存在する場合に、広告データの受信を許可することを特徴とする請求項5に記載の画像形成システム。 - 前記画像形成装置は、残余表示時間がある限り、複写処理が開始されてから終了するまでの期間、前記広告データに基づく広告を前記表示手段に表示することを特徴とする請求項6に記載の画像形成システム。
- 原稿画像を読み取り複写する画像形成装置、及び、記画像形成装置が有する表示部に表示するための広告情報を前記画像形成装置に配信する広告データ配信装置の双方と通信可能であって、前記画像形成装置の複写情報を収集する印刷情報収集サーバであって、
前記画像形成装置が複写処理した場合、当該画像形成装置の複写枚数に関する情報を受信し、当該画像形成装置用に用意された複写枚数記憶手段を更新する第1の更新手段と、
前記画像形成装置から、前記広告データ配信装置側が提供するサービスのうち、過去の複写枚数に見合ったサービスの利用要求があったとき、利用した複写枚数情報分だけ前記複写枚数記憶手段に記憶された複写枚数情報を減じる第2の更新手段と、
前記画像形成装置でのサービス利用に消費された複写枚数に基づき、広告データの受信・配信を許可するための許可情報を前記画像形成装置及び前記広告データ配信装置に通知する許可情報通知手段と
を備えることを特徴とする印刷情報収集サーバ。 - 前記許可情報通知手段は、サービス利用に消費された複写枚数に基づく広告の延長時間情報をも前記画像形成装置に通知することを特徴とする請求項8に記載の印刷情報収集サーバ。
- 前記画像形成装置を特定する情報と当該画像形成装置に広告データを配信する広告データ配信装置とを対応づけて複数組記憶する手段を備え、第1、第2の更新手段及び許可情報通知手段は個々の対応関係において実行することを特徴とする請求項8又は9に記載の印刷情報収集サーバ。
- 原稿画像を読み取り複写する画像形成装置と通信可能なサービス提供サーバであって、
前記画像形成装置の複写枚数に関する情報を受信する受信手段と、
前記複写枚数に関する情報に基づいて提供可能なサービスを決定する決定手段と、
前記決定手段により決定された提供可能なサービスに関する表示情報を前記画像形成装置に対して提供する提供手段と
を有することを特徴とするサービス提供サーバ。 - 更に、前記決定手段は、サービスに利用できる複写枚数を計数する計数手段を有し、前記サービスに利用できる複写枚数に基づいて提供可能なサービスを決定することを特徴とする請求項11に記載のサービス提供サーバ。
- 原稿画像を読み取り複写する画像形成装置、及び、記画像形成装置が有する表示部に表示するための広告情報を前記画像形成装置に配信する広告データ配信装置の双方と通信可能であって、前記画像形成装置の複写情報を収集する印刷情報収集サーバの制御方法であって、
前記画像形成装置が複写処理した場合、当該画像形成装置の複写枚数に関する情報を受信し、当該画像形成装置用に用意された複写枚数記憶手段を更新する第1の更新工程と、
前記画像形成装置から、前記広告データ配信装置側が提供するサービスのうち、過去の複写枚数に見合ったサービスの利用要求があったとき、利用した複写枚数情報分だけ前記複写枚数記憶手段に記憶された複写枚数情報を減じる第2の更新工程と、
前記画像形成装置でのサービス利用に消費された複写枚数に基づき、広告データの受信・配信を許可するための許可情報を前記画像形成装置及び前記広告データ配信装置に通知する許可情報通知工程と
を備えることを特徴とする印刷情報収集サーバの制御方法。 - 原稿画像を読み取り複写する画像形成装置、及び、記画像形成装置が有する表示部に表示するための広告情報を前記画像形成装置に配信する広告データ配信装置の双方と通信可能であって、コンピュータが読み込み実行することで、前記画像形成装置の複写情報を収集する印刷情報収集サーバとして機能するコンピュータプログラムであって、
前記画像形成装置が複写処理した場合、当該画像形成装置の複写枚数に関する情報を受信し、当該画像形成装置用に用意された複写枚数記憶手段を更新する第1の更新手段と、
前記画像形成装置から、前記広告データ配信装置側が提供するサービスのうち、過去の複写枚数に見合ったサービスの利用要求があったとき、利用した複写枚数情報分だけ前記複写枚数記憶手段に記憶された複写枚数情報を減じる第2の更新手段と、
前記画像形成装置でのサービス利用に消費された複写枚数に基づき、広告データの受信・配信を許可するための許可情報を前記画像形成装置及び前記広告データ配信装置に通知する許可情報通知手段と
して機能することを特徴とするコンピュータプログラム。 - 請求項14に記載のコンピュータプログラムを格納することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
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