JP2010204963A - 広告管理装置および広告管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複写機などで印刷物に付加する広告を、広告使用者の特性を加味して選定することのできる広告管理システムを提供する。
【解決手段】広告毎の累計点数が登録された広告カウンタリスト70を複合機30毎に備え、広告管理サーバ10は広告カウンタリスト70に基づいて広告リスト50を作成する。複合機30は広告管理サーバ10から提供(F1)された広告リスト50の中から選択した広告(広告Webページへのアクセス情報)61を印刷物60に付加して出力する(F3)。出力した広告が閲覧(広告Webページがアクセス)され使用されると(F4〜F6)、その広告を出力した複合機に対応する広告カウンタリスト70の中のその広告の累計点数に、その広告使用に係るユーザのユーザレベルに応じた点数を加算する。
【選択図】図1
【解決手段】広告毎の累計点数が登録された広告カウンタリスト70を複合機30毎に備え、広告管理サーバ10は広告カウンタリスト70に基づいて広告リスト50を作成する。複合機30は広告管理サーバ10から提供(F1)された広告リスト50の中から選択した広告(広告Webページへのアクセス情報)61を印刷物60に付加して出力する(F3)。出力した広告が閲覧(広告Webページがアクセス)され使用されると(F4〜F6)、その広告を出力した複合機に対応する広告カウンタリスト70の中のその広告の累計点数に、その広告使用に係るユーザのユーザレベルに応じた点数を加算する。
【選択図】図1
Description
本発明は、複写機などの出力装置が出力する広告を管理する広告管理装置および広告管理システムに関する。
複写機などから出力される印刷物に広告を付加することで、印刷料金を割り引くなどの利益をユーザに提供するシステムがある。
たとえば、サーバから広告の提供を受け、その提供された広告を複写機から印刷出力するシステムにおいて、印刷する広告にその出力元の複写機および広告内容を特定するための特定情報を付加して出力し、この広告(たとえば、割引券)が店舗などで使用された場合に該広告に付加されている特定情報を店舗の端末からサーバへ送信することで、サーバが複写機別に広告使用頻度を認識し、広告使用頻度が高い複写機には他の複写機と異なる広告内容を配信するようにした広告配信システムがある(たとえば、特許文献1参照。)。
複写機に配信する広告内容を、その複写機から出力された広告の使用頻度に応じて選定する管理方法では、1回の広告使用は、どのユーザが使用しても1回として計数されるので、広告を使用したユーザに係る特性(たとえば、役職、購入金額、使用頻度など)が広告の選定判断に反映されない。
一方、ユーザの嗜好に的確に対応させるために、配信する広告をユーザ別にきめ細かく管理すると、データ量や処理量が増大して効率的でない。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、出力する広告を、広告使用者の特性を加味して選定することのできる広告管理装置および広告管理システムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]複数の広告が登録された広告リストの中から広告を選択して出力する出力装置が使用する前記広告リストを作成する広告管理装置であって、
広告毎の累計点数を記憶する累計記憶部と、
前記出力装置から出力された広告が使用される毎に、その使用者のユーザレベルに応じた点数を前記累計記憶部に記憶されているその広告の累計点数に加算する加算部と、
前記累計記憶部に記憶されている累計点数に基づいて、前記広告リストを作成する広告リスト作成部と、
を有する
ことを特徴とする広告管理装置。
広告毎の累計点数を記憶する累計記憶部と、
前記出力装置から出力された広告が使用される毎に、その使用者のユーザレベルに応じた点数を前記累計記憶部に記憶されているその広告の累計点数に加算する加算部と、
前記累計記憶部に記憶されている累計点数に基づいて、前記広告リストを作成する広告リスト作成部と、
を有する
ことを特徴とする広告管理装置。
上記発明では、出力装置は広告管理装置から提供された広告リストの中から広告を選択して出力する。そして、出力装置から出力された広告が使用される毎に、その使用者のユーザレベルに応じた点数がその広告の累計点数に加算される。次回の広告リストは、広告毎の累計点数に基づいて作成され、出力装置に提供される。
これにより、広告使用回数のみを勘案して次回の広告リストを作成する場合に比べて、ユーザレベルの高いユーザの広告使用傾向が次回の広告リストに反映されやすくなり、重要なユーザの嗜好を尊重した広告リストを作成して利用者の好みに適した広告を提供することができる。
[2]前記累計記憶部は、出力装置別に広告毎の累計点数を記憶し、
前記加算部は、出力装置から出力された広告が使用される毎に、その使用者のユーザレベルに応じた点数を前記累計記憶部に記憶されているその出力装置に係るその広告の累計点数に加算し、
前記広告リスト作成部は、前記累計記憶部に出力装置別に記憶されている累計点数に基づいて、前記広告リストを出力装置別に作成する
ことを特徴とする[1]に記載の広告管理装置。
前記加算部は、出力装置から出力された広告が使用される毎に、その使用者のユーザレベルに応じた点数を前記累計記憶部に記憶されているその出力装置に係るその広告の累計点数に加算し、
前記広告リスト作成部は、前記累計記憶部に出力装置別に記憶されている累計点数に基づいて、前記広告リストを出力装置別に作成する
ことを特徴とする[1]に記載の広告管理装置。
上記発明では、出力装置別に広告毎の累計点数が計数管理され、出力装置別に、その出力装置に係る広告毎の累計点数に基づいて広告リストが作成される。これにより、各出力装置に対して、その出力装置の使用者(特に、ユーザレベルの高い使用者)の広告使用傾向を反映した広告リストを作成することができる。
[3]前記広告の出力とは、該広告を提供するサーバへのアクセス情報を出力することであり、
前記使用とは、前記アクセス情報が示すサーバにアクセスして前記広告を閲覧することである
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の広告管理装置。
前記使用とは、前記アクセス情報が示すサーバにアクセスして前記広告を閲覧することである
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の広告管理装置。
上記発明では、広告はWebページなどとしてサーバから提供され、出力装置は広告へのアクセス情報を出力する。アクセス情報は、広告を提供するサーバのアドレス情報、広告を特定する広告ID、広告Webページのアドレス情報などである。
[4]前記出力装置から出力された広告の使用とは、前記出力装置から前記広告を出力することである
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の広告管理装置。
ことを特徴とする[1]または[2]に記載の広告管理装置。
上記発明では、広告の使用とは、印刷物に添付して広告を出力すること、あるいは出力装置が有する表示部に広告を表示すること、などである。
[5]前記ユーザレベルは、その使用者による広告の使用回数に応じて設定される
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1項に記載の広告管理装置。
ことを特徴とする[1]乃至[3]のいずれか1項に記載の広告管理装置。
上記発明では、たとえば、広告使用回数の多いユーザほど、ユーザレベルが高くなる。その結果、広告使用回数の多いユーザの嗜好が広告リストに反映されやすくなる。
[6]前記ユーザレベルは、その使用者による前記出力装置からの出力の回数に応じて設定される
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1項に記載の広告管理装置。
ことを特徴とする[1]乃至[4]のいずれか1項に記載の広告管理装置。
上記発明では、出力装置の使用量が多いユーザほど、ユーザレベルが高くなる。その結果、出力装置の使用量が多いユーザの嗜好が広告リストに反映されやすくなる。
[7][1]乃至[6]のいずれか1項に記載の出力装置と広告管理装置とを有し、
前記出力装置は、印刷装置であって、前記広告の出力を印刷物への印刷により行う
ことを特徴とする広告管理システム。
前記出力装置は、印刷装置であって、前記広告の出力を印刷物への印刷により行う
ことを特徴とする広告管理システム。
上記発明では、広告は出力装置から出力する印刷物に付加される。
本発明の広告管理装置および広告管理システムによれば、出力装置から出力される広告を、広告使用者のユーザレベルを加味して選定することができる。
以下、図面に基づき本発明の各種実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る広告管理システム5の構成例を示している。広告管理システム5は、広告管理サーバ10と、出力装置としての複合機30(MFPとも記す)とをネットワークを通じて通信可能に接続して構成される。ネットワークにはさらにコンテンツサーバ3やユーザ端末としての携帯端末4などが接続される。
複合機30は、原稿画像を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピージョブ、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部端末へ送信したりするスキャンジョブ、パーソナルコンピュータなどの外部端末から受信した印刷データに係る画像を記録紙上に形成して出力する印刷ジョブなどを実行する機能を備えた出力装置である。また複合機30はコピージョブやプリントジョブなどで印刷出力する印刷物60に広告を付加する機能を有しており、広告を付加することで印刷料金の割引サービスなどが行われる。
広告管理システム5では、広告管理サーバ10が、多数の中から選択した複数の広告を登録した広告リスト50を作成し、該広告リスト50を複合機30へ送信する(F1)。複合機30は、ユーザ認証されたユーザから広告付き印刷の指示を受けると(F2)、広告管理サーバ10から提供された広告リスト50の中から選択した広告を印刷物60に付加して出力する(F3)。
ここでは、広告画像や宣伝文句などの広告内容そのものを印刷する代わりに、広告のWebページ(広告サイト)へのアクセス情報などを含む特定情報61を印刷物に付加して印刷出力するようになっている。ユーザがこの特定情報61を携帯電話機などの携帯端末4で読み取って(F4)広告管理サーバ10のWebページ(広告サイト)にアクセスする(F5)と、広告のWebページが携帯端末4に送信されて閲覧される(F6)。
広告管理サーバ10は複合機30別に、広告毎の累計点数(カウント値)を計数し記憶する広告カウンタリスト70を有しており、ユーザにより広告が使用(携帯端末4から閲覧)されると、そのユーザのユーザレベルに応じた点数が、そのユーザの使用した複合機30に対応する広告カウンタリスト70の中のその広告の累計点数(カウント値)に加算される。たとえば、ユーザレベル1のユーザが広告を使用した場合は1点が、ユーザレベル5のユーザが広告を使用した場合は5点が加算される。
より詳細に説明すれば、MFP1をユーザレベル1のユーザが使用して広告付き印刷を行って広告Aを閲覧した場合は、MFP1に対応する広告カウンタリスト70の中の広告Aの累計点数(カウント値)に1点が加算される。またMFP1をユーザレベル5のユーザが使用して広告付き印刷を行って広告Aを閲覧した場合は、MFP1に対応する広告カウンタリスト70の中の広告Aの累計点数(カウント値)に5点が加算される。広告管理サーバ10は、このようにして計数した複合機別かつ広告毎の累計点数(カウント値)に基づいて、複合機別に次回の広告リスト50を作成して送信する。
図2は、複合機30の概略構成を示すブロック図である。複合機30は、当該複合機30の動作を統括制御する制御部としてのCPU(Central Processing Unit)31にバス32を介して、ROM(Read Only Memory)33と、RAM(Random Access Memory)34と、読取部35と、印刷部36と、表示操作部37と、補助記憶部(HDD)38と、個人認証部39と、通信部41とを接続して構成される。
ROM33には各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU31が処理を実行することにより複合機30としての各機能が実現される。RAM34はCPU31がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや画像データを格納する画像メモリ、送受信に係るデータを一時的に保存する通信バッファなどとして使用されるランダム・アクセス・メモリである。
読取部35は、原稿を光学的に読み取って画像データを取得する機能を果たす。読取部35は、たとえば、原稿に光を照射する光源と、その反射光を受けて原稿を幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に順次移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーなどからなる光学経路、ラインイメージセンサの出力するアナログ画像信号をデジタルの画像データに変換する変換部などを備えて構成される。
印刷部36は、画像データに応じた画像を記録紙に印刷する機能を果たす。ここでは、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有し、電子写真プロセスによって画像形成を行う、所謂、レーザープリンタとして構成されている。他の方式のプリンタであっても構わない。
表示操作部37は、各種の操作画面、設定画面などを表示する機能およびユーザから各種の操作を受け付ける機能を果たす。表示操作部37は、たとえば、液晶ディスプレイなどで構成された表示部と、その画面上に設けられて押下された座標位置を検出するタッチパネルやテンキーや文字入力キー、スタートキーなどの操作部を備えて構成される。
補助記憶部(HDD)38は、大容量かつ不揮発の記憶装置であり、ハードディスク装置などが使用される。補助記憶部(HDD)38には画像データなどが記憶されるほか、広告リスト50やユーザ管理情報42が記憶される。ユーザ管理情報42は、ユーザ毎に、ユーザ名、ユーザID、認証情報(パスワードなど)、ユーザレベル、性別、年齢などが記憶される。補助記憶部(HDD)38には、当該複合機30の識別情報である装置ID、当該複合機に係る各種の設定値、システム情報なども記憶される。
個人認証部39は、当該複合機30の使用者を認証する機能を果たす。たとえば、表示操作部37からユーザIDとパスワードの入力を受け、これらをユーザ管理情報42に記憶されている認証情報と照合することでユーザ認証を行う。このほか、複合機30の近くに居るユーザが所持する携帯端末4や個人認証用無線カードと交信し該携帯端末4やカードからユーザ情報を読み出すことによってユーザ認証を行う。
通信部41は、ネットワークなどの通信路を介して広告管理サーバ10やパーソナルコンピュータなどの外部端末と通信する機能を果たす。
図3は、広告管理サーバ10の概略構成を示している。広告管理サーバ10は、CPU11にバス12を介して、ROM13と、RAM14と、通信部15と、表示操作部16と、ハードディスク装置17とを接続して構成される。
ROM13には、CPU11によって実行される各種プログラムや各種の固定データが記憶されている。RAM14は、CPU11がプログラムを実行する際に各種のデータを一時的に格納するワークメモリや送受信に係るデータを一時的に保存する通信バッファなどとして使用される。
通信部15は、ネットワークなどの通信路を介して複合機30や携帯端末4、コンテンツサーバ3などと通信して各種のデータを送受信する機能を果たす。
表示操作部16は、キーボード、マウス(ポインティングデバイス)などの入力装置と、液晶ディスプレイなどの表示装置で構成される。表示操作部16を通じて広告管理サーバ10に関する各種設定や広告カウンタリスト70を配布する複合機30の登録などが行われる。
ハードディスク装置17には、複合機30毎の広告カウンタリスト70、携帯端末4などへ送信される広告データ(Webページを構成するデータなど)21が記憶される。広告管理サーバ10はコンテンツサーバ3から広告データ21を入手することができる。
図4は、ユーザレベルの判定基準となるレベル判定テーブル80を複数の判定項目について示している。ユーザレベルは広告使用回数、複合機30での印刷枚数、役職、個人情報の開示度などの判定項目に基づいて判定される。ユーザレベルは、1つの判定項目のみで判定してもよいし、複数の判定項目を組み合わせて総合的に判定してもよい。また、使用する判定項目は設定変更可能に構成されている。各判定項目におけるユーザレベルの閾値は管理者等が任意に設定変更することができる。
図4(a)は、広告使用回数を判定項目としたレベル判定テーブル80aである。ここで、広告使用回数とは、複合機30から印刷された印刷物60に付加された特定情報61を使用して広告管理サーバ10にアクセスして広告のWebページをダウンロードした回数(広告サイトへアクセスしてWebページを閲覧した回数)である。広告使用回数が多いほど、ユーザレベルは高くなる。
図4(b)は、印刷枚数を判定項目としたレベル判定テーブル80bである。印刷枚数とは、複合機30から広告(特定情報61)付き印刷物を印刷した枚数である。印刷枚数が多いほど、ユーザレベルは高くなる。
図4(c)はユーザの役職を判定項目としたレベル判定テーブル80cである。役職が高くなるに従ってユーザレベルは高くなる。なお、役職に限定されず、ユーザレベルは任意の項目(年齢、居住地域など)に基づいて決定されてもよいし、さらには各ユーザのレベルを任意に設定できるようにされてもよい。
図4(d)は、個人情報開示度を判定項目としたレベル判定テーブル0dである。広告サイトでは、ユーザの個人情報の入力を求めることがある。そこで、ユーザが携帯端末4から広告のWebページ(広告サイト)にアクセスし、そこでの個人情報の登録の範囲に応じて、ユーザレベルを判定する。たとえば、次のようなシーケンスでユーザレベルが決定される。
(1)ユーザは携帯端末4を使用して複合機30で個人認証を行う。
(2)複合機30は印刷物に広告へのアクセス情報(特定情報61)を添付して印刷する。
(3)ユーザは携帯端末4で広告のアクセス情報(特定情報61)を読み取り、その広告サイトにアクセスする。
(4)広告サイトにアクセスした際、そのWebページにおいてユーザに個人情報の入力を求める。ここで入力された個人情報の開示度に応じてユーザレベルが判定される。
(2)複合機30は印刷物に広告へのアクセス情報(特定情報61)を添付して印刷する。
(3)ユーザは携帯端末4で広告のアクセス情報(特定情報61)を読み取り、その広告サイトにアクセスする。
(4)広告サイトにアクセスした際、そのWebページにおいてユーザに個人情報の入力を求める。ここで入力された個人情報の開示度に応じてユーザレベルが判定される。
たとえば、図4(d)のレベル判定テーブル80dに従えば、性別のみの入力ならばレベル1、性別と年齢が入力された場合はレベル2、というように判定され決定される。
このほか、ユーザの広告サイトへのアクセス履歴が広告管理サーバ10に保存され、このユーザの嗜好を推測する為の情報として利用される。
このほか、ユーザの広告サイトへのアクセス履歴が広告管理サーバ10に保存され、このユーザの嗜好を推測する為の情報として利用される。
図5は、ユーザ毎にユーザレベルを判定するための情報が登録されたユーザレベル判定情報登録テーブル86の一例を示している。ユーザレベル判定情報登録テーブル86には、ユーザ毎に、ユーザIDとそのユーザのユーザレベルを判定するための情報とが対応付けて登録される。
図5のユーザレベル判定情報登録テーブル86は広告使用回数を判定項目としてユーザレベルを判定する場合に使用されるものであり、ユーザID毎にそのユーザの広告使用回数が登録されている。この場合、広告を使用(広告サイトへアクセス)する毎に、そのユーザ(認証ユーザ)に対応するカウンタ(広告使用回数)がカウントアップされる。
このほか、印刷枚数に基づいてユーザレベルを判定する場合のユーザレベル判定情報登録テーブルでは、ユーザID毎にそのユーザの印刷枚数が登録される。この場合、広告付き印刷が行われる毎にその印刷を行ったユーザ(認証ユーザ)に対応するカウンタがカウントアップされる。
役職を判定項目とする場合はユーザID毎にそのユーザの役職が、個人情報開示度を判定項目とする場合はユーザID毎にそのユーザの個人情報開示度がそれぞれユーザIDに対応付けてユーザレベル判定情報登録テーブル86に登録される。各ユーザのユーザレベルは、ユーザレベル判定情報登録テーブル86の登録内容とその判定項目に対応する図4のレベル判定テーブル80とから決定される。なお、決定したユーザレベルをユーザレベル判定情報登録テーブル86にさらに登録するように構成されてもよい。
広告使用回数や個人情報開示度を判定項目とする場合、言い換えると、ユーザレベルを判定するための情報が広告管理サーバ10へのアクセスによって取得される場合には、ユーザレベル判定情報登録テーブル86およびレベル判定テーブル80は広告管理サーバ10のハードディスク装置17に記憶される構成にするとよい。一方、印刷枚数のようにユーザレベルを判定するための情報が複合機30の使用により取得される場合には、ユーザレベル判定情報登録テーブル86およびレベル判定テーブル80を各複合機30の補助記憶部(HDD)38に記憶する構成にするとよい。なお、広告管理サーバ10と複合機30との間で情報交換すれば、ユーザレベル判定情報登録テーブル86およびレベル判定テーブル80は広告管理サーバ10と複合機30のいずれに記憶されてもよい。
図6は、広告カウンタリスト70を示している。広告カウンタリスト70は複合機30毎に作成される。図6ではMFP1用の広告カウンタリスト70と、MFP2用の広告カウンタリスト70と、MFP3用の広告カウンタリスト70とを例示してある。広告にはそれぞれ識別情報として広告IDが割り当てられており、広告カウンタリスト70には、広告ID毎に累計点数(カウント値)が登録される。
図7は、複合機30が印刷を行う場合の処理の流れを示している。複合機30は待機状態では登録ユーザか未登録のユーザかを問い合わせる画面を表示しており、ユーザからその選択を受け付ける(ステップS101)。登録済みユーザである旨の選択を受けた場合は(ステップS101;Yes)、携帯端末4などを利用して個人認証を行ってユーザを認識し(ステップS102)、さらにそのユーザのユーザレベルを特定して(ステップS103)、ステップS105へ移行する。なお、各ユーザのユーザレベルが複合機30の補助記憶部(HDD)38に記憶されている場合は、それを参照してユーザレベルを特定する。一方、ユーザレベルが広告管理サーバ10に記憶されている場合は、広告管理サーバ10にユーザIDを送信してそのユーザのユーザレベルを問い合わせて取得する。
登録ユーザでない場合は(ステップS101;No)、必要な情報の入力を求めるなどしてユーザ登録を行い、このユーザに初回利用者のユーザレベルを割り当てて(ステップS104)ステップS105へ移行する。たとえば、広告使用回数をユーザレベルの判定項目としている場合は、最も低いユーザレベル1を初回利用者のユーザレベルとして割り当てる。また、役職をユーザレベルの判定項目としている場合は、登録されたユーザの役職に応じたユーザレベルを割り当てる。
次に、補助記憶部(HDD)38に記憶されている広告リスト50の中から広告を選択する(ステップS105)。広告の選択はランダムでもよいが、次のように選択される。認証されたユーザの広告使用(広告閲覧)履歴を広告管理サーバ10に問い合わせるなどして参照し、そのユーザの好みに合った広告を選択する、あるいは利用者が予め好みのジャンルを登録しておき、それに沿った広告を提供する、あるいは利用者のユーザーレベルに応じたお得度の広告を提供する。
次に、広告を印刷物に付加するか否かをユーザに表示操作部37を通じて問い合わせし(ステップS106)、広告を付加しない旨の選択を受けた場合は(ステップS106;No)、広告を付加せずに印刷を行う(ステップS107)。そして、該印刷に対して通常料金を請求して(ステップS108)処理を終了する(エンド)。
広告を付加する旨の選択を受けた場合は(ステップS106;Yes)、ステップS105で選択した広告に関する特定情報61を付加した印刷物を印刷出力する(ステップS109)。そして、広告付加により通常より割り引いた印刷料金を請求して(ステップS110)処理を終了する(エンド)。
ここでは、ステップS105で選択した広告の広告ID、広告サイト(Webページ)のアドレス情報、この印刷を行ったユーザのユーザレベル、当該複合機30の装置IDなどの情報を含む特定情報61を印刷物に付加する。特定情報61は、たとえば、二次元バーコードなどのデータ形式で印刷される。文字・記号や他の形式のコードとして印刷されてもよい。特定情報61に、この印刷を行ったユーザのユーザIDをさらに含めるようにされてもよい。また特定情報61が二次元バーコードのようなコード情報である場合には、特定情報61が示す広告がどのような広告であるか、たとえば、広告のジャンル、広告主名、商品名、広告サイトの通称などが文字で特定情報61と共に印刷されるようにするとよい。
広告の閲覧を希望するユーザは、印刷物60の特定情報61を自己の携帯端末4で読み取り、特定情報61が示す広告サイト(広告のWebページ)にアクセスする。詳細には、携帯端末4は読み取った特定情報61に基づいて広告管理サーバ10へアクセスし、該特定情報61(特定情報に含まれている各種情報)を広告管理サーバ10に送信する。
図8は、携帯端末4からアクセスを受けた広告管理サーバ10の動作を示している。広告管理サーバ10は携帯端末4からアクセスを受けて特定情報61を受信すると(ステップS201)、その特定情報61に含まれている広告ID(もしくはWebページのアドレス情報)に対応する広告のWebページのデータを携帯端末4に送信する(ステップS202)。
次に、受信した特定情報61に含まれている装置IDと広告IDにより特定される広告の累計点数に、受信した特定情報61に含まれているユーザレベルに対応する点数を加算して(ステップS203)処理を終了する。たとえば、装置IDがMFP1、広告IDがA、ユーザレベルが3の場合には、MFP1に対応する広告カウンタリスト70の中の広告Aの累計点数を、ユーザレベル3に対応する点数(たとえば、3点)を加算する。
図9は、広告を使用したユーザのユーザレベルに依存してその広告の累計点数に加算される点数が異なることを例示した説明図である。同図(a)の状態からユーザレベル5のユーザが広告Aを使用(閲覧)すると同図(b)に示すように、広告Aの累計点数は5点加算されて15点になる。一方、ユーザレベル1のユーザが広告Aを使用(閲覧)すると同図(c)に示すように、広告Aの累計点数は1点加算されて11点になる。
図10は、広告管理サーバ10が広告リスト50を更新する処理の流れを示している。広告管理サーバ10のCPU11は、予め設定された更新時期が到来すると(ステップS221;Yes)、その時点での広告カウンタリスト70に基づいて広告リスト50を作成する(ステップS222)。更新時期は管理者などが任意に設定変更でき、たとえば、30日などに設定される。
広告カウンタリスト70に基づく広告リスト50の作成は次のようにして行われる。たとえば、3台の複合機30のうちMFP1での広告Aの累計点数が20点であれば、MFP1について更新される広告Aは20%割引のクーポンがついたものとし、MFP2の広告Aの累計点数が30点であれば、MFP2について更新される広告Aは30%割引のクーポンがついたものにする。また、広告Aの累計点数に比べ広告Bの累計点数が多いMFP1には、広告Bに近いジャンルの広告をより多く配分する。
すなわち、累計点数に基づいて広告カウンタリスト70の中の各広告を順位付けし、順位が閾値以上の広告は広告リスト50に再掲載し、閾値以下の広告は、他の広告と入れ替える、あるいは順位が閾値以上の広告と同分野の広告に所定の割合で入れ替える、といった方法で広告リスト50を再構築する。また、複合機30毎に独立に広告リスト50を作成してもよいし、他の複合機30に係る広告カウンタリスト70との相対比較を取り入れて広告リスト50を更新してもかまわない。独立に作成する場合、たとえば、MFP1の広告リスト50はMFP1の広告カウンタリスト70のみに基づいて作成する。相対比較する場合は、たとえば、MFP1の広告リスト50には登録されていない広告が他のMFPにて高い順位にある場合は、その高い順位の広告をMFP1の広告リスト50に取り入れるようなことを行ってもよい。
広告リスト50には、特定情報61の付加に必要な情報等、広告の使用に必要な情報が含まれる。たとえば、登録する広告毎に、その広告の広告ID、該当するWebページへアクセスするためのアドレス情報、広告のジャンル、広告主名、その他広告の属性情報などである。また、広告画像を表示操作部37に直接表示する場合には、広告リスト50に広告画像の画像データを含めるようにされてもよい。
広告管理サーバ10は、作成した広告リスト50を該当の複合機30へ送信する(ステップS223)。広告管理サーバ10から広告リスト50を受信した複合機30は、この受信した新たな広告リスト50で補助記憶部(HDD)38内の広告リスト50を置き換えて更新する。なお、広告カウンタリスト70に基づいて広告リスト50を作成したとき、該広告リストに掲載された広告に対応した広告カウンタリスト70が作成され、以後は、この新たな広告カウンタリスト70が使用される。広告カウンタリスト70の各累計点数の初期値は「0」にされる。
次に、広告使用(閲覧)を判定項目としたユーザレベルの更新に関する動作シーケンスを、第1例と第2例について説明する。
図11は、広告使用(閲覧)を判定項目としたユーザレベルの更新の第1例の動作シーケンスを示している。第1例は、各複合機30でユーザレベルを管理している場合である。複合機30は、特定情報61を付加した印刷物60を印刷出力する(ステップS301)。ユーザは印刷物60に付加されている特定情報61を携帯端末4で読み取って、該特定情報61が示す広告サイト(広告管理サーバ10)へアクセスして広告を閲覧する(ステップS302)。このとき携帯端末4は、広告へのアクセス情報(アクセス履歴)を記憶する(ステップS303)。
ユーザは次に複合機30を使用する際に、携帯端末4に記憶されているアクセス情報を複合機30に送信する(ステップS304)。たとえば、複合機30に対して携帯端末4を使用してユーザ認証を行うと、自動的に携帯端末4から複合機30へアクセス情報が送信される構成にする。アクセス情報を受信した複合機30は、該受信したアクセス情報に基づいて、認証ユーザの広告使用回数を「1」加算し(ステップS305)、加算後の広告使用回数に対応するユーザレベルを、レベル判定テーブル80aを参照して求め、ユーザレベルが変更される場合は(ステップS306;Yes)、ユーザレベルを更新する(ステップS307)。
図12は、広告使用によるユーザレベル更新の第2例の動作シーケンスを示している。第2例は、広告管理サーバ10にてユーザレベルを管理している場合である。複合機30は、特定情報61を付加した印刷物60を印刷出力する(ステップS321)。特定情報61には、ユーザを特定するための情報としてユーザIDを含めておく。ユーザは印刷物60に付加されている特定情報61を携帯端末4で読み取って、該特定情報61が示す広告サイト(広告管理サーバ10)へアクセスして広告を閲覧する(ステップS322)。
アクセスを受けた広告管理サーバ10は、受信したユーザIDに対応するユーザの広告使用回数を「1」加算し(ステップS323)、加算後の広告使用回数に対応するユーザレベルを、レベル判定テーブル80aを参照して求める。ユーザレベルが変更される場合は(ステップS324;Yes)、ユーザレベルを更新し(ステップS325)、変更後のユーザレベルを各複合機30に通知する(ステップS326)。なお、複合機30から広告管理サーバ10へユーザレベルを問い合わせて取得する構成の場合にはステップS326は不要である。
以上のように、第1の実施の形態に係る広告管理システム5では、広告使用(閲覧)毎に、その使用に係る印刷物の出力を行った複合機30に対応する広告カウンタリスト70の中のその使用された広告の累計点数を、その使用したユーザのユーザレベルに応じた点数分加算すると共に、広告カウンタリスト70の累計点数に応じて次回の広告リスト50を作成している。これにより、広告使用回数のみを勘案して次回の広告リスト50を作成する場合に比べて、ユーザレベルが高いユーザの広告使用傾向が次回の広告リスト50に反映されやすくなり、ユーザレベルが高い重要なユーザの嗜好を尊重した広告リスト50が作成され、利用者の好みに適した広告を提供することができる。
また、複合機30毎に広告カウンタリスト70を管理すればよいので、ユーザ毎に広告の使用状況を管理する場合に比べて、広告管理に係るデータ量や処理量を少なくすることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態では、広告管理サーバ10へアクセスして広告を閲覧することを広告の使用としたが、第2の実施の形態では、広告の付加された印刷物を複合機30から印刷出力することを、広告の使用として扱う。広告管理サーバ10や複合機30のハードウェア構成は第1の実施の形態と同様である。第1の実施の形態と同一部分に関する説明は適宜省略する。
図13は、第2の実施の形態に係る広告管理システム5Bの構成例を示している。広告管理システム5Bでは、広告カウンタリスト70は各複合機30に記憶されて管理される。ここでは、複合機30の補助記憶部(HDD)38にその複合機の広告カウンタリスト70が作成され記憶される。
第2の実施の形態に係る広告管理システム5Bの動作は以下のようになる。広告管理サーバ10は複合機30に広告リスト50を配布する(F11)。複合機30は、ユーザ認証されたユーザから広告付き印刷の指示を受けると(F12)、広告管理サーバ10から提供された広告リスト50の中から選択した広告を付加した印刷物60(特定情報61を付加した印刷物60)を印刷出力する(F13)。また、該印刷物60に付加した広告の累計点数に、認証ユーザのユーザレベルに対応した点数を加算する(F14)。
広告の閲覧を希望するユーザは、印刷物60に付加されている特定情報61を携帯端末4で読み取って(F15)広告管理サーバ10へアクセスし、広告を閲覧する(F16)。
複合機30は、予め定めた更新時期が到来すると、自機で記憶している広告カウンタリスト70と共に広告リストの作成要求を広告管理サーバ10に送信する(F17)。これを受けた広告管理サーバ10は受信した広告カウンタリスト70に基づいて新たな広告リスト50を作成し、これを複合機30に返信する(F18)。
図14は、第2の実施の形態に係る広告管理システム5Bの複合機30が印刷を行う場合の処理を示している。図7と同一処理には同一のステップ番号を付してそれらの説明は省略する。相違は、図7のステップS109に代えて、図14ではステップS109AとS109Bが行われる。
広告を付加する旨の選択を受けた場合(ステップS106;Yes)、ステップS105で選択した広告に関する特定情報61を付加した印刷物を印刷出力する(ステップS109A)。ここで、特定情報61には、ステップS105で選択した広告の広告ID、広告サイト(Webページ)のアドレス情報、この印刷を行ったユーザ(認証ユーザ)のユーザID、当該複合機30の装置IDなどの情報を含む特定情報61を印刷物に付加する。第2の実施の形態では、特定情報61にユーザレベルを含める必要はない。
複合機30は、広告(特定情報61)を付加した印刷物を印刷したとき、自機で記憶している広告カウンタリスト70の中のこの付加した広告の累計点数に、当該印刷出力に係るユーザのユーザレベルに対応する点数を加算する(ステップS109B)。その後は、通常より割り引いた料金を請求して(ステップS110)処理を終了する(エンド)。
図15は、第2の実施の形態に係る広告管理システム5Bの広告管理サーバ10が携帯端末4からアクセスを受けた場合の動作を示している。広告管理サーバ10は携帯端末4からアクセスを受けて特定情報61を受信すると(ステップS401)、その特定情報61に含まれている広告ID(もしくはWebページのアドレス情報)に対応する広告のWebページのデータを携帯端末4に送信する(ステップS402)。
次に、受信したユーザIDに対応するユーザの広告使用回数を「1」加算し(ステップS403)、加算後の広告使用回数に対応するユーザレベルを、レベル判定テーブル80aを参照して求める。ユーザレベルが変更される場合は(ステップS404;Yes)、ユーザレベルを更新し(ステップS405)、変更後のユーザレベルを各複合機30に通知する(ステップS406)。なお、広告使用回数がユーザレベルの判定項目でない場合はステップS403〜S406の処理は不要となる。また判定項目が個人情報開示度の場合は、それに対応する処理が行われる。
図16は、広告リスト50の更新に関する広告管理システム5Bの動作シーケンスを示している。各複合機30は、広告リスト50の更新時期が到来したら(ステップS501;Yes)、自機で記憶・管理している広告カウンタリスト70と広告リストの作成要求とを広告管理サーバ10へ送信し(ステップS502)、広告管理サーバ10から広告リストの返信を待機する(ステップS503;No)。
広告カウンタリスト70および広告リストの作成要求を受信した広告管理サーバ10は(ステップS601)、受信した広告カウンタリスト70に基づいてその複合機30に係る新たな広告リスト50を作成する(ステップS602)。広告リスト50の作成方法は第1の実施の形態と同様である。広告管理サーバ10は作成した広告リスト50をステップS601で受信した作成要求の送信元の複合機30へ送信する(ステップS603)。
複合機30は、広告管理サーバ10から広告リスト50を受信すると(ステップS503;Yes)、記憶している広告リスト50を受信した広告リスト50に置き換えて更新する(ステップS504)。
このように、第2の実施の形態に係る広告管理システム5Bでは、複合機30から広告の付加された印刷物60を印刷する毎に、この印刷出力を広告の使用として扱い、その印刷を行った複合機30において、記憶されている広告カウンタリスト70の中のその印刷された広告の累計点数が、その印刷を依頼した認証ユーザのユーザレベルに応じた点数分加算される。そして、広告カウンタリスト70の累計点数に応じて次回の広告リスト50が作成される。これにより、広告使用回数のみを勘案して次回の広告リスト50を作成する場合に比べて、ユーザレベルが高いユーザの広告使用傾向が次回の広告リスト50に反映されやすくなり、ユーザレベルが高い重要なユーザの嗜好を尊重した広告リスト50が作成され、利用者の好みに適した広告を提供することができる。
また、複合機30毎に広告カウンタリスト70を管理すればよいので、ユーザ毎に広告の使用状況を管理する場合に比べて、広告管理に係るデータ量や処理量を少なくすることができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
実施の形態では、複合機30別に広告カウンタリスト70を作成したが、複数の複合機30に対して1つの広告カウンタリスト70を共有し、この広告カウンタリスト70に基づいて作成した広告リスト50を、この広告カウンタリスト70に対応付けされた複数の複合機30に配布するように構成されてもよい。このようにすれば、複数の複合機30を単位に、ユーザレベルの高いユーザの嗜好が広告リストに反映されるようになる。
実施の形態では、印刷物60に印刷された特定情報61に基づいて携帯端末4から広告管理サーバ10(広告サイト)へアクセスして広告を閲覧するようにしたが、複合機30の表示操作部37に、広告管理サーバ10から提供された広告画像を表示する、あるいは二次元バーコードなどの特定情報61を表示操作部37に表示して携帯端末4に読み取らせる、といった方式でもかまわない。なお、表示操作部37に広告画像を表示する場合において、広告使用回数を判定項目としてユーザレベルを決定する場合は、広告画像の表示を広告使用として広告使用回数を計数すればよい。
広告の使用は、実施の形態に例示したものに限定されず、たとえば、商店で広告が割引券として利用された場合をその広告の使用としてもよい。
ユーザレベルの判定基準は図4に例示したものに限定されず、任意に設定することができる。
3…コンテンツサーバ
4…携帯端末
5、5B…広告管理システム
10…広告管理サーバ
11…CPU
12…バス
13…ROM
14…RAM
15…通信部
16…表示操作部
17…ハードディスク装置
21…広告データ
30…複合機
31…CPU
32…バス
33…ROM
34…RAM
35…読取部
36…印刷部
37…表示操作部
38…補助記憶部(HDD)
39…個人認証部
41…通信部
42…ユーザ管理情報
50…広告リスト
60…印刷物
61…特定情報
70…広告カウンタリスト
80…レベル判定テーブル
80a…広告使用回数を判定項目としたレベル判定テーブル
80b…印刷枚数を判定項目としたレベル判定テーブル
80c…ユーザの役職を判定項目としたレベル判定テーブル
80d…個人情報開示度を判定項目としたレベル判定テーブル
86…ユーザレベル判定情報登録テーブル
4…携帯端末
5、5B…広告管理システム
10…広告管理サーバ
11…CPU
12…バス
13…ROM
14…RAM
15…通信部
16…表示操作部
17…ハードディスク装置
21…広告データ
30…複合機
31…CPU
32…バス
33…ROM
34…RAM
35…読取部
36…印刷部
37…表示操作部
38…補助記憶部(HDD)
39…個人認証部
41…通信部
42…ユーザ管理情報
50…広告リスト
60…印刷物
61…特定情報
70…広告カウンタリスト
80…レベル判定テーブル
80a…広告使用回数を判定項目としたレベル判定テーブル
80b…印刷枚数を判定項目としたレベル判定テーブル
80c…ユーザの役職を判定項目としたレベル判定テーブル
80d…個人情報開示度を判定項目としたレベル判定テーブル
86…ユーザレベル判定情報登録テーブル
Claims (7)
- 複数の広告が登録された広告リストの中から広告を選択して出力する出力装置が使用する前記広告リストを作成する広告管理装置であって、
広告毎の累計点数を記憶する累計記憶部と、
前記出力装置から出力された広告が使用される毎に、その使用者のユーザレベルに応じた点数を前記累計記憶部に記憶されているその広告の累計点数に加算する加算部と、
前記累計記憶部に記憶されている累計点数に基づいて、前記広告リストを作成する広告リスト作成部と、
を有する
ことを特徴とする広告管理装置。 - 前記累計記憶部は、出力装置別に広告毎の累計点数を記憶し、
前記加算部は、出力装置から出力された広告が使用される毎に、その使用者のユーザレベルに応じた点数を前記累計記憶部に記憶されているその出力装置に係るその広告の累計点数に加算し、
前記広告リスト作成部は、前記累計記憶部に出力装置別に記憶されている累計点数に基づいて、前記広告リストを出力装置別に作成する
ことを特徴とする請求項1に記載の広告管理装置。 - 前記広告の出力とは、該広告を提供するサーバへのアクセス情報を出力することであり、
前記使用とは、前記アクセス情報が示すサーバにアクセスして前記広告を閲覧することである
ことを特徴とする請求項1または2に記載の広告管理装置。 - 前記出力装置から出力された広告の使用とは、前記出力装置から前記広告を出力することである
ことを特徴とする請求項1または2に記載の広告管理装置。 - 前記ユーザレベルは、その使用者による広告の使用回数に応じて設定される
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の広告管理装置。 - 前記ユーザレベルは、その使用者による前記出力装置からの出力の回数に応じて設定される
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の広告管理装置。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の出力装置と広告管理装置とを有し、
前記出力装置は、印刷装置であって、前記広告の出力を印刷物への印刷により行う
ことを特徴とする広告管理システム。
Priority Applications (1)
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JP2009049850A JP2010204963A (ja) | 2009-03-03 | 2009-03-03 | 広告管理装置および広告管理システム |
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