JP2004185464A

JP2004185464A - 情報処理装置、プログラムおよび記録媒体

Info

Publication number: JP2004185464A
Application number: JP2002353316A
Authority: JP
Inventors: Manabu Nakamura; 学中村
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 2002-12-05
Filing date: 2002-12-05
Publication date: 2004-07-02

Abstract

【課題】組み込み型の情報処理装置において、提供する機能の数が動的に変化する場合、この装置では使えない機能や利用者の権限によっては利用できない機能を削除したメニューを動的に生成する情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理装置１０で動作する複数のアプリケーションが提供するすべての機能に対応するメニュー情報をテンプレートにしたがって予めメニュー情報記憶部１４に登録しておき、このメニュー情報記憶部１４に記憶されたメニュー情報を、端末２０から送信された利用者情報に応じたメニュー情報として構成しなおし、このメニュー情報を端末２０で表示可能なメニュー形式に変換規則１６を参照して変換するようにして、利用者に適合したメニューを動的に生成する。
【選択図】図２

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メニューを操作して使用する情報処理装置、その情報処理装置の機能を実行するためのプログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関し、具体的には、動的にメニューを生成する技術に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
複写機、ファクシミリ装置やプリンタ装置等の情報処理装置においては、入力インタフェースとして、ＧＵＩ（ＧｒａｐｈｉｃａｌＵｓｅｒＩｎｔｅｒｆａｃｅ）が広く普及し、表示画面中のメニュー上の選択項目やアイコンを選択することにより操作が行われている。これは、選択可能な項目が明示されているため操作が簡単であり、操作体系を記憶しなくてもよいので操作のための訓練が不要であるという利点によるものである。
【０００３】
上述したような情報処理装置を使用する場合、同じ機種であってもその構成の違いにより利用できる機能に差が出てくるため、必ずしも同じメニューとはならない。
例えば、複合機にハードディスクを備えていなければ、複写文書をハードディスクへ一時的に保存しておき、他の時点で一時的に保存しておいた文書を印刷するような機能を提供することはできない。
すなわち、機種ごとに統一したメニューを使用すると、利用者は利用できない機能や選択項目と、利用できないものとが混在して表示されるため、どれが使用できるのか戸惑うことになる。
【０００４】
このような場合には、利用できない機能に対してメニューの選択項目を選択できないようにしたり、または、削除したメニューを作成しなければならない。
しかし、このような変更を施したメニューを装置ごとに個別に作成するには、プログラムを書き換えて、コンパイルをやり直す必要がある。
また、利用できる機能が追加された場合にも、プログラムを書き換えて、コンパイルをやり直す必要がある。
【０００５】
一方、多人数でデータベースを共用する場合には、利用者ごとによく使用する機能や公開できる情報がまちまちであることから、個別に使用できるメニューが要求される。この場合には、利用者の権限にあわせたメニューを自動生成するようにしている。
例えば、特許文献１の「情報管理装置」では、利用者が端末からネットワークを介してセンタにあるデータベースの情報を利用する場合、利用者の権限と情報の公開レベルをもとに動的にメニューを作成して、利用者が権限を有する内容や関連情報のみを得られるようにしている。
【０００６】
【特許文献１】
特開平７−２９５９３２号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特許文献１の技術は、大規模な情報処理装置に対して用いるものであり、記憶容量や実行スピードの劣る組み込み型の情報処理装置に対して利用できるものではない。
【０００８】
本発明は、上述のような実情を考慮してなされたものであって、組み込み型の情報処理装置において、提供する機能の数が動的に変化する場合、この装置では使えない機能や利用者の権限によっては利用できない機能を表示させないようなメニューを動的に生成する情報処理装置、その装置の機能を実行するためのプログラムおよびそのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本発明の請求項１は、利用者の端末からネットワークを介して接続された情報処理装置において、該情報処理装置で動作する複数のアプリケーションが提供するすべての機能に対応するメニュー情報をテンプレートにしたがって予め登録したメニュー情報記憶部と、前記メニュー情報記憶部に記憶されたメニュー情報を、前記端末から送信された利用者情報に応じたメニュー情報として構成しなおす再構成部と、前記再構成部によって構成しなおされたメニュー情報を前記端末で表示可能なメニュー形式に変換する変換規則と、前記再構成されたメニュー情報を前記変換規則によって変換する変換部とを備え、利用者に適合したメニューを動的に生成することを特徴とする。
【００１０】
また、本発明の請求項２は、請求項１に記載の情報処理装置において、各国語に対応した前記変換規則を有し、前記変換部は、前記端末から受信した利用者の使用する言語情報に対応した変換規則を前記変換規則から選択して変換することを特徴とする。
また、本発明の請求項３は、請求項１または２に記載の情報処理装置において、前記端末で表示可能なメニュー形式は、ＨＴＭＬ形式であることを特徴とする。
また、本発明の請求項４は、請求項１、２または３に記載の情報処理装置において、前記メニュー情報記憶部には、機能ごとに情報公開レベルを記憶させ、前記利用者情報で利用者の情報公開レベルが指定されたとき、その利用者の公開レベルに応じたメニューを動的に生成することを特徴とする。
また、本発明の請求項５は、請求項１乃至４のいずれかに記載の情報処理装置において、前記メニュー情報記憶部のメニュー情報をＸＭＬで表現し、前記変換規則をＸＳＬＴで記述しておき、前記変換部は、この変換規則を実行するＸＳＬＴ処理エンジンであることを特徴とする。
【００１１】
また、本発明の請求項６は、コンピュータに、請求項１乃至５のいずれかに記載の情報処理装置の機能を実行させるためのプログラムである。
また、本発明の請求項７は、請求項６に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【００１２】
以上の構成により、組み込み型の情報処理装置において、提供する機能の数が動的に変化する場合、この装置では使えない機能や利用者の権限によっては利用できない機能を表示させないようなメニューを動的に生成することができる。
また、メニュー階層構造等を示すメニュー情報をデータとして与えるので、機能の変更や追加等によってメニュー生成モジュールを変更することなく機能拡張することができる。
【００１３】
また、利用者の権限レベルに応じて、その利用者に対して公開できる項目のみのメニューが動的に生成されるので、情報管理が容易になる。
また、ＸＭＬ文書としてメニュー情報を保持し、ＸＭＬ文書の変換規則にＸＳＬＴを使用したので、ＸＭＬを処理可能な装置であればデータの再利用ができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の情報処理装置の好適な実施形態を説明する。
図１は、本発明の情報処理装置の利用形態を説明するためのブロック図であり、同図において、情報処理装置１０および端末２０は、ネットワーク３０を介して共に任意台数が接続されている。
【００１５】
ここで、情報処理装置１０は、複数のアプリケーション機能を実施する複写機、ファクシミリ装置、プリンタ装置、スキャナ装置や複合機、コンピュータ、冷蔵庫等のネットワーク機器に組み込まれる情報処理装置である。
ネットワーク機器の備えているアプリケーション機能とは、例えば、ファクシミリ装置の場合には、給紙状況、トナーまたはインクの残量のような機器の状態、アドレス帳管理、受信履歴および受信文の出力やダウンロード等の指示を遠隔的に操作できる機能のことである。
本実施形態では、複合機に組み込まれた情報処理装置を例にして説明するが、メニューを用いて複数のアプリケーション機能を操作するものであれば同様な効果を期待できる。
【００１６】
端末２０は、コンピュータや、ＰＤＡ（ｐｅｒｓｏｎａｌｄｉｇｉｔａｌａｓｓｉｓｔａｎｔ）や携帯電話等の携帯端末であり、ネットワーク３０を介して接続した情報処理装置１０の操作を端末２０に表示されたメニューを通じてアプリケーション機能を操作するものとする。本実施形態では、パーソナルコンピュータを用いるものとする。
【００１７】
ネットワーク３０は、情報処理装置１０と端末２０とを結合するための伝送路であって、一般には、ケーブルで実現され、通信プロトコルにはＴＣＰ／ＩＰ（ｔｒａｎｓｍｉｓｓｉｏｎｃｏｎｔｒｏｌｐｒｏｔｏｃｏｌ／ｉｎｔｅｒｎｅｔｐｒｏｔｏｃｏｌ）が使われる。但し、伝送路としてはケーブルだけではなく、それらの間の通信プロトコルが一致するものであれば無線、有線のいずれでもよく、例えば、ＬＡＮ（ＬｏｃａｌＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）、ＷＡＮ（ＷｉｄｅＡｒｅａＮｅｔｗｏｒｋ）、インターネットなどを用いることができる。
【００１８】
このような構成において、情報処理装置１０の組み込まれた複合機のアプリケーション機能を操作する方法について説明する。
利用者は、ネットワーク３０に接続した操作対象となる複合機のＵＲＬ（ＵｎｉｆｏｒｍＲｅｓｏｕｒｃｅＬｏｃａｔｏｒｓ）をディレクトリシステム等により調べ、端末２０のＷｅｂブラウザを用いてその複合機へアクセスする。
端末２０からアクセスされた複合機の情報処理装置１０は、利用者の使用している表示用の言語情報に応じた、複合機で利用者の権限で利用可能なアプリケーション機能のリストからなるメニューを含んだトップページを返信する。
返信されたトップページをＷｅｂブラウザによって表示し、さらに利用者の権限を変更する指示を複合機へ送信すると、認証後その利用者の権限に応じて変更したトップページを返信する。
このように動的に生成されたメニューを操作することにより、利用者の権限に応じた複合機のアプリケーション機能を実行することができる。
【００１９】
以下、このようなメニューの自動生成方法について説明する。
図２は、本実施形態における情報処理装置１０の機能構成を示すブロック図であり、同図において、情報処理装置１０は、少なくともネットワークＩ／Ｆ部１１、メニュー生成部１２からなっている。
【００２０】
ネットワークＩ／Ｆ部１１は、端末２０で動作しているＷｅｂブラウザ２１からのＵＲＬとパラメータを通信プロトコルｈｔｔｐ（ｈｙｐｅｒｔｅｘｔｔｒａｎｓｆｅｒｐｒｏｔｏｃｏｌ）によって受信し、ＵＲＬに対応するＷｅｂアプリケーションを呼び出す。この情報処理装置１０がＷｅｂブラウザ２１から最初に呼び出されたときには、メニュー生成部１２をＷｅｂアプリケーションとして実行する。
【００２１】
このＷｅｂアプリケーションは、指定されたパラメータに応じて処理したデータをＨＴＭＬ（ｈｙｐｅｒｔｅｘｔｍａｒｋｕｐｌａｎｇｕａｇｅ）形式に変換し、ネットワークＩ／Ｆ部１１を介してｈｔｔｐによって端末２０へ返信する。
本実施形態では、このネットワークＩ／Ｆ部１１をｈｔｔｐｄ（ｈｙｐｅｒｔｅｘｔｔｒａｎｓｆｅｒｐｒｏｔｏｃｏｌｄａｅｍｏｎ）を用いて実現する。
【００２２】
メニュー生成部１２は、再構成部１３、メニュー情報記憶部１４、変換部１５、変換規則１６および言語情報１７とから構成される。
メニュー情報記憶部１４は、複合機で実行可能なすべてのアプリケーション機能に対して、メニューに表示されたときの階層関係をＸＭＬ（ｅｘｔｅｎｓｉｂｌｅｍａｒｋｕｐｌａｎｇｕａｇｅ）文書によって保持する。アプリケーション機能ごとに、次のメニュー情報を準備しておき、これを予め準備したテンプレートにマージしてメニュー情報記憶部１４へ登録する。
【００２３】
（１）メニューに表示する文字列のＩＤ
このＩＤと使用者の使っている表示言語とによって、言語情報１７から実際に表示される文字列が決定される。
（２）アプリケーション名
（３）アプリケーション機能へのリンクＵＲＬ
この指定がないときには、このメニュー項目がリンクされておらず、クリックすると、下位階層のメニューが展開されることを示している。
（４）アクセス権
アクセス権は、アクセスしてきた利用者の権限により情報を公開するレベルを示し、以下に示す４つのモードがある。
０：閲覧不可
１：管理者のみ閲覧可
２：利用者のみ閲覧可
３：管理者および利用者共に閲覧可
【００２４】
例えば、図３に示すように、メニューのノードＩＤ「ＳＴＡＴＵＳ」の下にそれぞれ「ＩＮ＿ＴＲＡＹ」と「ＯＵＴ＿ＴＲＡＹ」のノードの階層構造を定義する。さらに、ノードＩＤ「ＪＯＢ」の下に、「ＰＲＩＮＴＥＲ」と「ＤＯＣＢＯＸ」のノードがあり、「ＰＲＩＮＴＥＲ」の下にさらに「ＳＰＯＯＬ」と「ＨＩＳＴＯＲＹ」のノードがくるものとしてテンプレートを定義する。
【００２５】
これらの各項目に上述した４つの項目を当てはめて、図４に示すようなＸＭＬ文書を作成し、メニュー情報記憶部１４へ登録する。
例えば、
（１）メニューに表示する文字列のＩＤ
ｉｄ＝”ＩＮ＿ＴＲＡＹ”
（２）アプリケーション名
ｒｅｓｏｕｒｃｅ＝ｗｅｂＡｐｐ１
（３）アプリケーション機能へのリンクＵＲＬ
ｕｒｌ＝ｉｎＴｒａｙ．ｃｇｉ
（４）アクセス権
ｍｏｄｅ＝１
とすると、次のように埋め込まれる（図４参照）。
【００２６】

【００２７】
再構成部１３は、端末２０から指示された使用者の権限を示すパラメータを受け取り、メニュー情報記憶部１４に記憶されたＸＭＬ文書のうち使用者の権限に対応した部分だけを抜き出したＸＭＬ文書を作成する。
このために再構成部１３は、メニュー情報記憶部１４に記憶されたＸＭＬ文書を一旦ＤＯＭ（ｄｏｃｕｍｅｎｔｏｂｊｅｃｔｍｏｄｅｌ）化し、各ノードのモードが使用者の権限と一致するかまたは含んでいるノードを抜き出して、ＸＭＬ文書として再構成する。
【００２８】
例えば、図４において、使用者の権限が管理者ではなく「使用者」であれば、ｍｏｄｅ＝２および３のノードを抜き出す。したがって、ノードＩＤが「ＪＯＢ」のものだけがＸＭＬ文書として抜き出される。
また、使用者の権限が「管理者」であれば、ｍｏｄｅ＝１および３のノードを抜き出す。したがって、この場合には、すべてのノードＩＤ「ＳＴＡＴＵＳ」および「ＪＯＢ」のものがＸＭＬ文書として抜き出される。
【００２９】
言語情報１７は、使用者の表示言語ごとに対応したＸＭＬ文書を保持する。このＸＭＬ文書には、先に説明した「メニューに表示する文字列のＩＤ（ノードＩＤ）」と表示言語における表記とを対応させたものである。
例えば、表示言語が「日本語」の時には、各ノードＩＤに対して次のような対応を図る。
「ＳＴＡＴＵＳ」 ⇒ 「状態」、
「ＩＮ＿ＴＲＡＹ」 ⇒ 「給紙トレイ」、
「ＯＵＴ＿ＴＲＡＹ」 ⇒ 「排紙トレイ」、
「ＪＯＢ」 ⇒ 「ジョブ」、
「ＰＲＩＮＴＥＲ」 ⇒ 「プリンター」、
「ＳＰＯＯＬ」 ⇒ 「スプール」、
「ＨＩＳＴＯＲＹ」 ⇒ 「履歴」、
「ＤＯＣＢＯＸ」 ⇒ 「ドキュメントボックス」。
【００３０】
変換規則１６は、組み版の指定を行うためのＸＳＬ−ＦＯ（ＸＳＬＦｏｒｍａｔｔｉｎｇＯｂｊｅｃｔｓ）とＸＭＬ文書をＨＴＭＬ形式に変換するＸＳＬＴ（ＸＳＬｔｒａｎｓｆｏｒｍａｔｉｏｎｓ）とからなっている。
このＸＳＬ−ＦＯには、例えば、図５乃至図８に示すように、階層ごとに段付けして項目を配置し、その項目の左側には下位階層があるか否かによって異なるマークを付加し、各項目の表示字体やサイズ等を指定する。下層階層がある場合には「＞＞」のマークを、下層階層がない場合には「＞」のマークを表示する。
【００３１】
変換部１５は、端末２０から受信した使用者の表示言語に対応したＩＤと表記の対応表を言語情報１７から取り出し、この対応表のＸＭＬ文書と再構成部１３で抜き出したメニュー情報を表すＸＭＬ文書を、変換規則１６を参照して、ＨＴＭＬ形式に変換する。このＨＴＭＬ形式の文書をネットワークＩ／Ｆ部１１へ渡して、端末２０へ返信する。
【００３２】
端末２０は、情報処理装置１０から返信されたＨＴＭＬ形式の文書をＷｅｂブラウザ２１によって表示する。
例えば、使用者が最初に複合機へアクセスすると、図５に示すようなトップページのメニューが表示される。
図５の１０１は、アプリケーション機能に対応したメニューを示す。この場合には、「ジョブ」に関するトップ階層の項目名が表示されている。この項目名の左にあるマークをクリックすると、図６に示すような下位階層の項目が表示され、これらの項目のうち「＞」のマークをクリックすると、この項目に対するアプリケーション機能のＵＲＬが情報処理装置１０へ送信され、その機能の処理結果が図５の１０４の領域に表示される。
【００３３】
また、図５の１０２は、表示言語を替える指示を行うメニューであり、指定しないときには、端末２０で動作しているＯＳの言語となる。
図５の１０３は、「管理者モード」へ移行するときのボタンである。このボタンを押下すると、情報処理装置１０へ認証許可要求がなされ、認証が許可されると、管理者用のトップページが図７のように表示される。
図７において、管理者の時には、１０５のように「状態」のメニュー項目が追加され、複合機全体における状況が１０６の領域に表示され、「管理者モード」のボタンの代わりに「使用者モード」への移行のためのボタン１０７が表示される。
また、図７の１０５のすべてのメニュー項目を展開すると、図８のように表示される。
【００３４】
図９は、本実施形態のメニュー生成の処理手順を説明するためのフローチャートである。
利用者は、ネットワーク３０に接続した操作対象となる複合機のＵＲＬをディレクトリシステム等により調べ、Ｗｅｂブラウザ２１を用いてその複合機へアクセスする（ステップＳ１）。このとき、Ｗｅｂブラウザ２１は、表示言語の種類をパラメータとして送信する。
【００３５】
ネットワークＩ／Ｆ部１１は、ＵＲＬとパラメータ（表示言語の種類）を受信し、ＵＲＬに対応するＷｅｂアプリケーションを呼び出す（ステップＳ２）。
この情報処理装置１０が最初に呼び出されたときには、メニュー生成部１２をＷｅｂアプリケーションとして呼び出す。２回目以降の呼び出しであれば、指定されたＵＲＬに対応するＷｅｂアプリケーションを実行し、そのＷｅｂアプリケーションからの処理結果は、ＨＴＭＬ形式でステップＳ６へ渡される。
【００３６】
指示された使用者の権限を示すパラメータ（最初は、「使用者モード」である）を受け取り、メニュー情報記憶部１４に記憶されたＸＭＬ文書のうち使用者の権限に対応した部分だけを抜き出したＸＭＬ文書を作成する（ステップＳ３）。
【００３７】
受信したパラメータから使用者の表示言語の種類を調べ、この表示言語に対応するノードＩＤとその表示言語による表記の対応を記述したＸＭＬ文書（対応表）を言語情報１７から取り出す（ステップＳ４）。
【００３８】
対応表と抜き出したメニュー情報を表すＸＭＬ文書を、変換規則１６（ＸＳＬ−ＦＯおよびＸＳＬＴ）をＸＳＬＴ処理エンジンで実行してＨＴＭＬ形式の文書に変換し、ネットワークＩ／Ｆ部１１へ渡す（ステップＳ５）。
【００３９】
ネットワークＩ／Ｆ部１１は、このＨＴＭＬ形式の文書を端末２０へ返信する（ステップＳ６）。
端末２０は、返信されたＨＴＭＬ形式の文書をＷｅｂブラウザ２１によって、トップページとして表示する（ステップＳ７）。
表示されたトップページにおいて、「管理者モード」ボタンを押下すると、認証許可要求がなされ、認証が許可されると、管理者用のトップページが表示される。
【００４０】
本発明は、上述した実施形態のみに限定されたものではない。上述した実施形態の情報処理装置を構成する各機能をそれぞれプログラム化し、あらかじめＣＤ−ＲＯＭ等の記録媒体に書き込んでおき、コンピュータに搭載したＣＤ−ＲＯＭドライブのような媒体駆動装置にこのＣＤ−ＲＯＭ等を装着して、これらのプログラムをコンピュータのメモリあるいは記憶装置に格納し、それを実行することによって、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムおよびそのプログラムを記録した記録媒体も本発明を構成することになる。
【００４１】
なお、プログラムを格納する記録媒体としては半導体媒体（例えば、ＲＯＭ、不揮発性メモリ等）、光媒体（例えば、ＤＶＤ、ＭＯ、ＭＤ、ＣＤ等）、磁気媒体（例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等）等のいずれであってもよい。
【００４２】
また、ロードしたプログラムを実行することにより上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することによって上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【００４３】
さらに、上述したプログラムが、機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるメモリにロードされ、そのプログラムの実行によって、上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
【００４４】
市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等の通信網を介して接続されたサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、通信網を通じて他のコンピュータに転送することもできる。この場合、このサーバコンピュータの記憶装置も本発明の記録媒体に含まれる。なお、可搬型の記録媒体上のプログラム、または、転送されてくるプログラムを、コンピュータに接続した記憶装置にインストールし、そのインストールされたプログラムを実行することによって上述した実施形態の機能が実現される。
【００４５】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、組み込み型の情報処理装置において、提供する機能の数が動的に変化する場合、この装置では使えない機能や利用者の権限によっては利用できない機能を表示させないメニューを動的に生成することができる。
また、メニュー階層構造等を示すメニュー情報をデータとして与えるので、機能の変更や追加等によってメニュー生成モジュールを変更することなく機能拡張することができる。
【００４６】
また、利用者の権限レベルに応じて、その利用者に対して公開できる項目のみのメニューが動的に生成されるので、情報管理が容易になる。
また、ＸＭＬ文書としてメニュー情報を保持し、ＸＭＬ文書の変換規則にＸＳＬＴを使用したので、ＸＭＬを処理可能な装置であればデータの再利用ができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の情報処理装置の利用形態を説明するためのブロック図である。
【図２】本実施形態における情報処理装置の機能構成を示すブロック図である。
【図３】メニューの階層構造を指定したテンプレート例である。
【図４】すべてのアプリケーション機能に対するメニュー情報をテンプレートにマージしたときのＸＭＬ文書例である。
【図５】「使用者モード」のときのトップページ例である。
【図６】「使用者モード」のときの展開されたメニュー例である。
【図７】「管理者モード」のときのトップページ例である。
【図８】「管理者モード」のときの展開されたメニュー例である。
【図９】本実施形態のメニュー生成の処理手順を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
１０…情報処理装置、１１…ネットワークＩ／Ｆ部、１２…メニュー生成部、１３…再構成部、１４…メニュー情報記憶部、１５…変換部、１６…変換規則、１７…言語情報、２０…端末、２１…Ｗｅｂブラウザ、３０…ネットワーク。

Claims

利用者の端末からネットワークを介して接続された情報処理装置において、該情報処理装置で動作する複数のアプリケーションが提供するすべての機能に対応するメニュー情報をテンプレートにしたがって予め登録したメニュー情報記憶部と、前記メニュー情報記憶部に記憶されたメニュー情報を、前記端末から送信された利用者情報に応じたメニュー情報として構成しなおす再構成部と、前記再構成部によって構成しなおされたメニュー情報を前記端末で表示可能なメニュー形式に変換する変換規則と、前記再構成されたメニュー情報を前記変換規則によって変換する変換部とを備え、利用者に適合したメニューを動的に生成することを特徴とする情報処理装置。
請求項１に記載の情報処理装置において、各国語に対応した前記変換規則を有し、前記変換部は、前記端末から受信した利用者の使用する言語情報に対応した変換規則を前記変換規則から選択して変換することを特徴とする情報処理装置。
請求項１または２に記載の情報処理装置において、前記端末で表示可能なメニュー形式は、ＨＴＭＬ形式であることを特徴とする情報処理装置。
請求項１、２または３に記載の情報処理装置において、前記メニュー情報記憶部には、機能ごとに情報公開レベルを記憶させ、前記利用者情報で利用者の情報公開レベルが指定されたとき、その利用者の公開レベルに応じたメニューを動的に生成することを特徴とする情報処理装置。
請求項１乃至４のいずれかに記載の情報処理装置において、前記メニュー情報記憶部のメニュー情報をＸＭＬで表現し、前記変換規則をＸＳＬＴで記述しておき、前記変換部は、この変換規則を実行するＸＳＬＴ処理エンジンであることを特徴とする情報処理装置。
コンピュータに、請求項１乃至５のいずれかに記載の情報処理装置の機能を実行させるためのプログラム。
請求項６に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。