JP2004184983A - 光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光源ランプの供給電力を増大させることなく、色バランスが良好な照明光が得られるとともに、光源ランプの長寿命化を図り、しかも紫外線除去効果を有する光源装置を提供する。
【解決手段】 集光光学系として第1集光レンズ5、カラーホイール6および第2集光レンズ7を備え、可視光及び紫外線を含む光源からの出射光を変調させて表示デバイス(図示省略)に照射するようにしたプロジェクタ用光源装置1において、光源としての超高圧水銀ランプ2からの出射光の中の紫外線を可視光に変換する光学素子として蛍光ガラス4を設けるものとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光源装置に係り、特に、プロジェクタ等の投射型画像表示装置に有効な、色バランスの性能の向上を図った光源装置に関するものである。
一般にプロジェクタ等の投射型画像表示装置は、光源からの出射光を集光光学系により変調させて表示デバイスに照射する光源装置を備え、その表示デバイスに表示された画像を投写手段により投写表示するものである。
従来、プロジェクタの光源装置としては、光源からの出射光を放物曲面や楕円曲面などの形状を呈したリフレクタで平行光として反射して表示デバイスに照射させる方式のものや、リフレクタで収束させた上に、その発散光を平行光に変換して表示デバイスに照射させる方式のものなどがある。
また、プロジェクタの投写方式としては、光源装置からの変調光を透過型の液晶パネル等を用いて透過光として出射する透過式と、変調光を反射型の液晶パネルやDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)(TI社の登録商標)などを用いた反射式がある。
なお、変調光とは光を変調させたものであり、すなわち、光を変化させたものであって、光の全部または一部を反射させたり、屈折させたり、透過させたものを含むものとする。
ここで、従来技術として、DMD等の反射型表示デバイスを用いたプロジェクタの光源装置について図面を参照して説明する。
従来の光源装置100は、例えば、図19に示すように、超高圧水銀ランプ102を楕円曲面形状のリフレクタ103内に配設し、該リフレクタ103の開口側前方にカラーホイール106、グラスロッド104および集光光学系として第1集光レンズ105と第2集光レンズ107とを順に配設したものである。
前記超高圧水銀ランプ102は、リフレクタ103の第1焦点F1に配設されている。前記超高圧水銀ランプ102からの出射光は、リフレクタ103によりカラーホイール106面(リフレクタの第2焦点F2)に集光され、グラスロッド104を経て、第1集光レンズ105と第2集光レンズ107とにより平行光に変換されてDMD表示パネル(図示省略)に照射される。
前記光源装置においては、グラスロッド104を配設することで、DMD表示パネルへの照射時の輝度ムラの低減を図っている。
また、液晶パネル(LCDパネル)、デジタル・マイクロミラー・デバイス(DMD)等の光駆動素子に光を投射し、前記LCDパネル、DMDの透過光、或いは反射光を、スクリーンに投影することで画像を表示する投射型画像表示装置では、画像の投射面積が大きくなる為、輝度の高い光源が必要であった。この為、通常プロジェクタ等の投射型画像表示装置では、輝度の高い超高圧水銀ランプが光源として使用されていた。
しかしながら、超高圧水銀ランプには、図21に示す様に発光スペクトルに偏りが存在し、緑(G)、青(B)に較べ赤(R)成分が極端に少なく、画像表示装置用の光源としては色バランスが悪く、画像の色再現が難しいと言う短所が存在した。
そこで、光源で発生する紫外光を可視光に変換する光学素子を使って、不足している可視光(R成分の光)に変換することで、光源としての色バランスを調整すると共に、利用できる可視光の量を増やすことで、光源で発生する光の利用効率を向上させた光源システムが提案されている(特許文献1を参照)。
前記光学素子による作用について図面を参照して説明する。
ここでは、光学素子とグラスロッドのサイズ、両部品の位置関係を一定とし、光源を備えたリフレクタの位置のみ可変するものとする。
図22に示すように、光源の光をグラスロッド36の入射面36a上のリフレクタ103の第2焦点F2に集光した場合、光源としての超高圧水銀ランプ102、光源で発生する可視光と紫外光を反射するリフレクタ103、紫外光を可視光に変換する光学素子31、および反射面35を備えたグラスロッド36を有して成る光源装置110において、超高圧水銀ランプ102で発生した可視光は、光学素子31を透過し、グラスロッド36の入射面36a上の第2焦点F2に集光し、反射面35で反射を繰り返してグラスロッド36の出射面から出力される。
光源で発生した紫外光は、光学素子31に入射するとその入射面31a上で可視光に変換され、変換可視光32、33で挟まれる拡散角θ1の面光源が形成される。この角度θ1の範囲の光のみがグラスロッド36に入射し、反射面35で繰り返し反射してグラスロッド36の出射面から出力される。
一方、図23に示すように、光源の光を光学素子31の入射面31a上のF2に集光した場合、光源で発生した可視光は、光学素子31の入射面31aの集光点F2に集光し、グラスロッド36の反射面35で反射を繰り返して、グラスロッド36の出射面から出力される。
光源で発生した紫外光は、光学素子31の入射面31a上の集光点F2に集光すると集光点F2において可視光に変換され、変換可視光32、33で挟まれる拡散角θ2の点光源が生成される。この拡散角θ2内の変換可視光のみがグラスロッド36に入射し、反射面35で繰り返し反射し、グラスロッド36の出射面から出力される。
従って、光源の色バランス改善手段は、図22、図23のいずれの場合に示すように、それぞれ(360°−θ1)、(360°−θ2)の範囲の変換可視光はグラスロッド36に入射せず損失となるため、目的とする光源の色バランスの改善が不十分となり、実用的ではないことが分かる。また、図22、図23より拡散角θ1とθ2の関係はθ1<θ2である。
このようにして、光源からの紫外線を可視光に変換して利用することで、色バランスを調整すると共に可視光の量を増やし、光源で発生する光の利用効率の向上を図っている。
特開2002−90883号公報(第2−7頁、図1)
しかしながら、上述したような従来の光源装置の構成においては、光源に不足している色成分を十分補填できないため、目的とする光源の色バランスの改善が不十分で、実用的ではないと言う課題があった。特に、超高圧水銀ランプの分光特性は、図2に示すように、R成分が極端に少なく、プロジェクタ用の光源としてランプ自体でのR色発光改善の必要があった。
そこで、ランプ自体の改善として、ランプをより高温稼動させてR色の発光を増大させることが考えられるが、ランプを高温稼動させると飽和蒸気圧が上昇し、消費電力が増加するという問題がある。また、可視光成分の基底値が増加するので、R成分が増加すると共にG、B成分の帯域幅も増加するため、結果として、図5に示すように、色バランス改善の効果は少ない。
また、R色不足対策について、液晶プロジェクタやDMDプロジェクタなどの商品の仕様に応じて対策が講じられているが、以下に示すような問題が生じている。
例えば、液晶プロジェクタにおいては、明るさを重視するシステムの場合、色調を重視するために光源ランプの出射光の中の従来カットしている水銀固有のスペクトラム580nm付近(橙色)も取り込まざるを得ないため、色バランスが犠牲になるという不具合があった。
また、色バランスを重視するシステムの場合、R成分を基準に置き、光源ランプの出射光の中のG、B成分をバランス良くカットせざるを得ないため、輝度が犠牲になる不具合があった。
色調整の具体例として、偏光系システムではダイクロイックフィルター及び偏光板の透過率で色調整が行われる。特に、偏光板によりG、B成分の透過率を低減させることは、即ち、偏光板がG、B成分を吸収することになるため、部品の信頼性を損ねる可能性も考えられる。
一方、DMDプロジェクタにおいては、カラーホイール透過光は、R成分に対してG、B成分の透過量を低減する必要があるため、一般的には、R、G、B各色のダイクロイックフィルターの透過率を一定にして信号処理で各色をコントロールする方法と、ホイール上のR、G、B各色の占有角度をそれぞれ設定する方法等がある。しかしながら、上述した何れの方法であっても、図20に示すように、カラーホイールの色分割法によると、R成分を増大させるとG、B成分が犠牲になるので光利用効率が低下するという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、光源ランプの供給電力を増大させることなく、色バランスが良好な照明光が得られるとともに、光源ランプの長寿命化を図り、しかも紫外線除去効果を有する光源装置を提供することを目的とする。
本発明は、光源装置に係り、可視光及び紫外線を含む光源からの出射光を反射させるリフレクタと、光源からの出射光の中の紫外線を可視光に変換する光学素子と、集光光学系とを備え、光源からの出射光を変調させて表示デバイスに照射するようにした光源装置であって、光源からの出射光を前記光学素子内に集光させることを特徴とするものである。
このように構成することで、光学素子として例えば蛍光ガラスを用いて紫外線を集光させて、蛍光ガラス中のイオンを励起することでR色光を発光させてR成分を増大させることができる。さらに、光源となるランプを高温稼動させることなくR成分を増大させることができるので、ランプの消費電力を増加することなく、ランプの長寿命化を図るとともに、色バランスが良好な照明光を得ることができる。
また、本発明は、前記光学素子内に入射された光の集光点は、前記リフレクタの第2焦点と一致することが好ましい。
また、本発明は、前記光学素子の構成として、柱状を呈することが好ましい。
また、本発明は、前記光学素子の構成として、球面形状または非球面形状を有することが好ましい。
また、本発明は、前記光学素子の構成として、一端側に光源からの出射光が一部から入射可能な開口部が設けられた入射面を形成し、他端側に入射した光が出射可能に開口された出射面を形成することが好ましい。
また、本発明は、前記光学素子の入射面を放物曲面状又は楕円曲面状で構成することが好ましい。
また、本発明は、前記光学素子の入射面の裏面に反射部を設けることが好ましい。
また、本発明は、前記光学素子の入射面の一部および出射面を除く裏面に反射部を設けることが好ましい。
また、本発明は、前記光学素子の入射面の開口部および反射部を除く部位に紫外線を遮断する被覆処理を施すことが好ましい。
また、本発明は、前記光学素子で生成された可視光を集光させる集光手段を備えることが好ましい。
また、本発明は、前記集光手段の構成として、球面状レンズまたは非球面状レンズとすることが好ましい。
また、本発明は、前記集光手段の構成を、半球状に形成されるとともに、その球面側を入射面として、該入射面の裏面に反射部を設けるようにすることが好ましい。
また、本発明は、前記光学素子を球状に形成することが好ましい。
また、本発明は、前記光学素子内の無収差結像点と前記集光手段の集光点とを一致させることが好ましい。
また、本発明は、前記光学素子の屈折率と集光手段の屈折率を等しくすることが好ましい。
また、本発明は、光源から出射された可視光と光学素子で変換された可視光とを同時に合成、整形する集光手段を備えることが好ましい。
また、本発明は、プロジェクタ用の光源装置として用いることが好ましい。
以上、本発明によれば、光源として例えば超高圧水銀ランプからの出射光のRGB色成分による色バランスを、超高圧水銀ランプにおけるメイン発光であるB、G成分にR成分を重畳することにより向上させることができる。
すなわち、光源のランプからの光スペクトラムの中の、可視光以外に従来使用していない領域中の紫外線(300〜400nm)を有効に活用することができる。
以上、説明したように、本発明の光源装置によれば、光源として例えば超高圧水銀ランプから出射される光のRGB色成分による色バランスを、超高圧水銀ランプにおけるメイン発光であるB、G成分にR成分を重畳することにより向上させることができる。すなわち、光源のランプからの光スペクトラムの中の、可視光以外に従来使用していない領域中の紫外線(300〜400nm)を有効に活用することができる。
従って、本発明によれば、光源ランプの供給電力を増大させることなく、色バランスが良好な照明光が得られるとともに、光源ランプの長寿命化を実現できるという優れた効果を奏し得る。しかも紫外線除去効果を有する。
詳しくは、本発明によれば、可視光及び紫外線を含む光源からの出射光を反射させるリフレクタと、光源からの出射光の中の紫外線を可視光に変換する光学素子と、集光光学系とを備え、光源からの出射光を変調させて表示デバイスに照射するようにした光源装置であって、光源からの出射光を前記光学素子内に集光させることで、光学素子として例えば蛍光ガラスを用いて紫外線を集光させて、蛍光ガラス中のイオンを励起することでR色光を発光させてR成分を増大させることができる。これにともない、紫外線を減衰させることができる。従って、蛍光ガラスはグラスロッド機能の他に紫外線除去フィルターも兼ねる事が出来る。さらに、光源となるランプを高温稼動させることなく、すなわち、水銀飽和蒸気圧を増加することなくR成分を増大させることができるので、ランプの消費電力を増加することなく、色バランスが良好な照明光を得ることができるとともに、ランプの長寿命化を図ることができる。
尚、光源から入射した紫外線は、蛍光ガラス内の移動量に比例して減衰する。例えば、蛍光ガラスにおける紫外線透過率は、厚さ5mmで約60%である。蛍光ガラス長50mmの場合、紫外線強度は約1/200になる。
また、本発明によれば、前記光学素子内に入射された光の集光点を、前記リフレクタの第2焦点と一致させることで、入射光が光学素子内に集光されるので光利用率の向上を図ることができる。
また、本発明によれば、前記光学素子の構成を、柱状を呈するものとすることで、光学素子により高効率で紫外線を可視光に変換することができる。
また、本発明によれば、前記光学素子の構成として、球面形状または非球面形状を有するものとすることで、光学素子を省スペースで配置できるので光源装置の小型化を図ることができる。
また、本発明によれば、前記光学素子の構成として、一端側に光源からの出射光が一部から入射可能な開口部が設けられた入射面を形成し、他端側に入射した光が出射可能に開口された出射面を形成することで、出射面において光源からの出射光のうちのG、B成分にR成分が重畳できるので、光源装置のみで所定の色バランスを設定でき、良好な色バランスを実現できる。
また、本発明によれば、前記光学素子の入射面を放物曲面状又は楕円曲面状で構成することで、光源からの出射光を光学素子内に集光することができる。
また、本発明によれば、前記光学素子の入射面の裏面に反射部を設けることで、光学素子内で発光したR色の光を反射させて該光学素子内を透過させることができる。
また、本発明によれば、前記光学素子の入射面の一部および出射面を除く裏面に反射部を設けることで、光学素子に紫外線除去効果を持たせることができる。
また、本発明によれば、前記光学素子の入射面の開口部および反射部を除く部位に紫外線を遮断する被覆処理、例えば、紫外線カットコート等を施すことで、光学素子の必要個所から入射される紫外線以外の外来紫外線を遮断することができる。これにより、紫外線による影響を低減できるので、偏光板の信頼性の向上を図ることができる。
従って、本発明の光源装置を3板式液晶プロジェクタ用に使用した場合、色バランス調整時R色に対し偏光板、ダイクロイックフィルターでのG、B色の低減が不要となり、即ち可視光による熱吸収がなくなるという効果を有する。
また、本発明によれば、前記光学素子で生成された可視光を集光させる集光手段を備えることで、拡散する変換可視光を集光して光利用率の向上を図ることができる。
また、本発明によれば、前記集光手段の構成として、球面状レンズまたは非球面状レンズとすることで、集光手段を省スペースで構成できるので光源装置の小型化を図ることができる。
また、本発明によれば、前記集光手段の構成を、半球状に形成されるとともに、その球面側を入射面として、該入射面の裏面に反射部を設けることで、光学素子で変換されて拡散した変換可視光を集光できるので光利用率の向上を図ることができる。
また、本発明によれば、前記光学素子を球状に形成することで、光学素子を省スペースで配置できるので光源装置の小型化を図ることができる。
また、本発明によれば、前記光学素子内の無収差結像点と前記集光手段の集光点とを一致させることで、集光点を2つの点光源としての機能を持たせて、光利用率の向上を図るとともに、理論的に最適条件で光学処理を行うことができる。
また、本発明によれば、前記光学素子の屈折率と集光手段の屈折率を等しくすることで、拡散した変換可視光を確実に集光することができる。
また、本発明によれば、光源から出射された可視光と光学素子で変換された可視光とを同時に合成、整形する集光手段を備えることで、装置構成を簡略化できるので光源装置の小型化を図ることができる。
また、本発明によれば、プロジェクタ用の光源装置として用いることで、色バランスが良好な光源を備えて投射性に優れたプロジェクタを実現できる。
さらに、本発明によれば、RGB各色のダイクロイックフィルターの透過率をコントロールしたり、R、G、B各色のホイール上の占有角度をそれぞれ設定する必要がなくなるため、G、Bを犠牲する事なく光利用効率が向上する。従って、DMDシステムに採用した場合には光効率の向上を図ることができる、という著しい効果を奏し得る。
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図3は発明を実施する形態の一例であって、図1は本発明に係る実施形態1の光源装置の構成を示す説明図、図2は前記光源装置における光源ランプの発光スペクトラムを示す説明図、図3は前記光源装置における蛍光ガラス出射面のスペクトラムを示す説明図である。
実施形態1は、図1に示すように、プロジェクタに用いられる光源装置1であって、光源とされる超高圧水銀ランプ2と、該超高圧水銀ランプ2からの出射光を反射するためのリフレクタ3と、紫外線を可視光に変換するための光学素子である蛍光ガラス4と、集光光学系として第1集光レンズ5、カラーホイール6および第2集光レンズ7とを備え、これらの構成要素を順次直列に配設して超高圧水銀ランプ2からの出射光をDMD表示パネル(図示省略)に照射するようにしたものである。
前記超高圧水銀ランプ2は、リフレクタ3内の第1焦点F1の位置に配設されている。前記リフレクタ3は、楕円曲面形状を呈し、その開口側に蛍光ガラス4が配設されている。
前記蛍光ガラス4は、略円柱状を呈し、前記リフレクタ3に対向する入射面4aが放物曲面状に形成され、出射面4bが軸線に対し垂直な平面で形成されている。前記入射面4aは、放物曲面部の先端の一部を除きミラーコート4cが施されている。前記入射面4aにミラーコート4cを施したことにより、該入射面4aの裏面には、焦点がリフレクタ3の第2焦点F2と一致する放物曲面ミラー4eが形成されている。
ミラーコート4cが施されない一部を入射面開口部4dとして、前記超高圧水銀ランプ2からの出射光を蛍光ガラス4内に入射するようにされている。
次に、本実施形態に係る光源装置1の作用について説明する。
図1に示すように、超高圧水銀ランプ2からの光は、直接またはリフレクタ3内側で反射して出射されて、入射面開口部4dから蛍光ガラス4内部に入射される。前記蛍光ガラス4に入射された光は、リフレクタ3の第2焦点F2に一致する位置に集光される。
前記蛍光ガラス4内部のリフレクタ3の第2焦点F2と一致する集光点は、蛍光ガラス4内部の他の部位と比較して最も紫外線強度が高いため、点光源と見なすことができる。
前記蛍光ガラス4内部に入射された紫外線は、蛍光ガラス4内のイオンを励起してR色光を発光する。発光したR色光は、放物曲面状の入射面4aにミラーコート4cが施されているため、入射面4aに形成された放物曲面ミラー4e(焦点はリフレクタ3の第2焦点F2と一致する)で反射され、蛍光ガラス4内を透過し、第1集光レンズ5を経由し、カラーホイール6を透過し、第2集光レンズ7を経由して表示パネルに照射される。
一方、可視光は、前記放物曲面ミラー4eで反射せずに、蛍光ガラス4内を全反射透過して、第1集光レンズ5を経由し、カラーホイール6を透過して、第2集光レンズ7を経て表示パネルへ照射される。
前記蛍光ガラス4は、従来のグラスロッド機能による輝度ムラ低減と紫外線減衰作用があるため、ランプが元来発光している可視光(G、B発光色がメイン)と蛍光ガラスで発生したR色光が輝度ムラなく重畳された照明光が表示パネル面に照射される。
ここで、スペクトラム特性比較すると、超高圧水銀ランプ2からの光は、図2に示すようなスペクトラム特性を有している。これに対して、蛍光ガラス4の出射面4bでは、図3に示すようなスペクトラム特性を示している。これによると、超高圧水銀ランプ2からの光は、蛍光ガラス4を透過することによりR成分が増大していることが分かる。
以上のように構成したので、実施形態1の光源装置1によれば、光学素子としてR用の蛍光ガラス4を設けたことで、光源からの出射光のうちの紫外線を可視光に変換して、R成分を増大することができる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2について図面を参照して説明する。
図4は本発明に係る実施形態2の光源装置の構成を示す説明図である。図中において、上述した従来技術およびその他の実施形態と同様な構成要素は、同一の符号を付することで説明を省略する。
実施形態2は、図4に示すように、プロジェクタに用いられる光源装置10であって、光源とされる超高圧水銀ランプ2と、該超高圧水銀ランプ2からの出射光を反射するためのリフレクタ13と、集光光学系として第1集光レンズ15と、紫外線を可視光に変換するための光学素子である蛍光ガラス14と、集光光学系として第2集光レンズ17、カラーホイール6および第3集光レンズ18とを備え、これらの構成要素を順次直列に配設して超高圧水銀ランプ2からの出射光をDMD表示パネル(図示省略)に照射するようにしたものである。
前記超高圧水銀ランプ2は、リフレクタ13内の第1焦点F1の位置に配設されている。前記リフレクタ13は、楕円曲面形状を呈し、その開口側に第1集光レンズ15を介在させて蛍光ガラス14が配設されている。
前記蛍光ガラス14は、略円柱状を呈し、前記第1集光レンズ15に対向する入射面14aが放物曲面状に形成され、出射面14bが軸線に対し垂直な平面で形成されている。
前記入射面14aは、放物曲面部の先端の一部を除きミラーコート14cが施されている。前記入射面14aにミラーコート14cを施したことにより、該入射面14aの裏面には、焦点がリフレクタ3の第2第2焦点F2と一致する放物曲面ミラー14eが形成されている。
ミラーコート14cが施されない一部を入射面開口部14dとして、前記超高圧水銀ランプ2から出射されて第1集光レンズ15を透過した光を蛍光ガラス14内に入射するようにされている。
次に、実施形態2に係る光源装置10の作用について説明する。
図4に示すように、超高圧水銀ランプ2からの光は、直接またはリフレクタ13内側で反射して出射されて、第1集光レンズ15を透過した後に入射面開口部14dから蛍光ガラス14内部に入射される。
前記蛍光ガラス14に入射された光は、リフレクタ13の第2焦点F2に一致する位置に集光される。
前記蛍光ガラス14内部の集光点(リフレクタ13の第2焦点F2に一致)は、蛍光ガラス14内部の他の部位と比較して最も紫外線強度が高いため、点光源と見なすことができる。
前記蛍光ガラス14内部に入射された紫外線は、蛍光ガラス14内のイオンを励起してR色光を発光する。発光したR色光は、放物曲面状の入射面14aにミラーコート14cが施されているため、入射面14aに形成された放物曲面ミラー14e(焦点はリフレクタ13の第2焦点F2と一致する)で反射され、蛍光ガラス14内を透過し、第2集光レンズ17を経由し、カラーホイール6を透過し、第3集光レンズ18を経由して表示パネルに照射される。
一方、可視光は、前記放物曲面ミラー14eで反射せずに、第1集光レンズ15を経由し、蛍光ガラス14内を全反射透過して、第2集光レンズ17を経由し、カラーホイール6を透過して、第3集光レンズ18を経て表示パネルへ照射される。
前記蛍光ガラス14は、従来のグラスロッド機能による輝度ムラ低減と紫外線低減作用があるため、ランプが元来発光している可視光(G、B発光色がメイン)と蛍光ガラスで発生したR色光が輝度ムラなく重畳された照明光が表示パネル面に照射される。
ここで、スペクトラム特性比較すると、超高圧水銀ランプ2からの光は、図2に示すようなスペクトラム特性を有している。これに対して、蛍光ガラス14の出射面14bでは、図5に示すようなスペクトラム特性を示している。これによると、超高圧水銀ランプ2からの光は、蛍光ガラス14を透過することにより、実施形態1と同様に、R成分が増大していることが分かる。
以上のように構成したので、実施形態2の光源装置10によれば、光学素子としてR用の蛍光ガラス14を第1集光レンズ15の出射方向下流側に設けた場合であっても、実施形態1と同様に、光源からの出射光のうちの紫外線を可視光に変換して、R成分を増大することができる。
(実施形態3)
次に、本発明の実施形態3について図面を参照して説明する。
図6は本発明に係る実施形態3の光源装置の構成を示す説明図である。図中において、上述した従来技術およびその他の実施形態と同様な構成要素は、同一の符号を付することで説明を省略する。
実施形態3は、図6に示すように、プロジェクタに用いられる光源装置20であって、光源とされる超高圧水銀ランプ2と、該超高圧水銀ランプ2からの出射光を反射するためのリフレクタ23と、紫外線を可視光に変換するための光学素子である蛍光ガラス24と、集光光学系として第1集光レンズ25、カラーホイール6および第2集光レンズ27とを備え、これらの構成要素を順次直列に配設して超高圧水銀ランプ2からの出射光をDMD表示パネル(図示省略)に照射するようにしたものである。
前記超高圧水銀ランプ2は、リフレクタ23内の第1焦点F1の位置に配設されている。前記リフレクタ23は、楕円曲面形状を呈し、その開口側に蛍光ガラス24が配設されている。
前記蛍光ガラス24は、略円柱状を呈し、前記リフレクタ23に対向する入射面24aが楕円曲面状に形成され、出射面24bが軸線に対し垂直な平面で形成されている。前記入射面24aは、楕円曲面部の先端の一部を除きミラーコート24cが施されている。
前記入射面24aにミラーコート24cを施したことにより、該入射面24aの裏面には、焦点がリフレクタ23の第2焦点F2と一致するとともに、第1焦点F2は第1集光レンズ25の集光点と一致する楕円曲面ミラー24eが形成されている。
ミラーコートされない一部を入射面開口部24dとして、前記超高圧水銀ランプ2からの出射光を蛍光ガラス24内に入射するようにされている。そして、前記蛍光ガラス24の楕円曲面ミラー24eで反射されとともに、該蛍光ガラス24内で蛍光ガラス24の楕円曲面ミラーの第1焦点F2に可視光も一緒に集光される。
次に、実施形態3に係る光源装置20の作用について説明する。
図6に示すように、超高圧水銀ランプ2からの光は、直接またはリフレクタ23内側で反射して出射されて、入射面開口部24dから蛍光ガラス24内部に入射される。前記蛍光ガラス24に入射された光は、リフレクタ23の第2焦点F2に一致する位置に集光される。
前記蛍光ガラス24内部の集光点(リフレクタ23の第2焦点F2に一致)は、蛍光ガラス24内部の他の部位と比較して最も紫外線強度が高いため、点光源と見なすことができる。
前記蛍光ガラス24内部に入射された光は、蛍光ガラス24の楕円曲面ミラー24eの第1焦点F2に集光し、蛍光ガラス24内のイオンを励起してR色光を発光する。発光したR色光は、楕円曲面状の入射面24aにミラーコート24cが施されているため、入射面24aに形成された楕円曲面ミラー24eで反射され、蛍光ガラス24内で蛍光ガラス24の楕円曲面ミラー24eの第2焦点F2’に可視光も一緒に集光される。
そして、集光されたR色光は、蛍光ガラス24内を透過し、第1集光レンズ25を経由し、カラーホイール6を透過し、第2集光レンズ27を経由して表示パネルに照射される。
一方、可視光は、前記楕円曲面ミラー24eで反射させずに、蛍光ガラス24内を全反射透過して、第1集光レンズ25を経由し、カラーホイール6を透過して、第2集光レンズ27を経て表示パネルへ照射される。
前記蛍光ガラス24は、従来のグラスロッド機能による輝度ムラ低減と紫外線減衰作用があるため、ランプが元来発光している可視光(G、B発光色がメイン)と蛍光ガラスで発生したR色光が輝度ムラなく重畳された照明光が表示パネル面に照射される。
以上のように構成したので、実施形態3の光源装置20によれば、蛍光ガラス24の入射面24aの形状を楕円曲面に形成した場合であっても、実施形態1および実施形態2と同様に、光源からの出射光のうちの紫外線を可視光に変換して、R成分を増大することができる。
(実施形態4)
次に、本発明の実施形態4について図面を参照して説明する。
図7は本発明に係る実施形態4の光源装置の光学素子の構成を示す説明図である。
実施形態4は、図7に示すように、プロジェクタに用いられる光源装置を構成する光学素子であって、略円柱状を呈し、リフレクタ(図示省略)に対向する入射面34aが放物曲面状に形成され、出射面34bが軸線に対し垂直な平面で形成された蛍光ガラス34である。
前記入射面34aは、放物曲面部の先端の一部を除きミラーコート34cが施されている。前記入射面34aにミラーコート34cを施したことにより、該入射面34aの裏面には、焦点がリフレクタの第2焦点F2と一致する放物曲面ミラー34eが形成されている。ミラーコート34cが施されない一部を入射面開口部34dとして、光源ランプ(図示省略)からの出射光を蛍光ガラス34内に入射するようにされている。
前記蛍光ガラス34外周部のうちのミラーコート34cが施されない部分、すなわち入射面34aを除く円柱状の外周部および出射面34bには、紫外線カットコート34fが施されている。
以上のように構成したので、実施形態4の蛍光ガラス34によれば、外周部に紫外線カットコート34fを施すことで、入射面開口部34dから蛍光ガラス34内に入射される紫外線以外の外部からの紫外線の入射を防止して、不要な紫外線の励起によるR色光の発光を防止することができる。
(実施形態5)
次に、本発明の実施形態5について図面を参照して詳細に説明する。
図8は本発明に係る実施形態5の光源装置を備えたプロジェクタの全体構成を示す概要図である。
実施形態5は、図8に示すように、本発明に係る光源装置201を備えたプロジェクタ200であって、主に、前記光源装置201と、集光光学系としてカラーホイール213、第3集光レンズ214、フライアイレンズ215、フィールドレンズ216および全反射プリズム217とを備え、これらの構成要素を順次直列に配設するとともに、出射光を反射する反射型表示パネル218および投射レンズ219とを備えている。
前記光源装置201は、主に、光源とされる超高圧水銀ランプ202と、該超高圧水銀ランプ202からの出射光を反射するためのリフレクタ203と、半球レンズ205と、球状の紫外光を可視光に変換させる光学素子204と、集光レンズ210、211とを備えている。
前記超高圧水銀ランプ202は、リフレクタ203内の第1焦点F1の位置に配設されている。前記リフレクタ203は、楕円曲面形状を呈し、超高圧水銀ランプ202の紫外光と可視光を含む光202aを反射集光するようにされている。前記リフレクタ203の開口側には、半球レンズ205と、光学素子204とを組み合わせたものが配置されている。
前記光学素子204は、波長300〜400nm紫外光を波長600〜630nmの赤い可視光に変換するものである。
前記半球レンズ205の出射側には、紫外光を可視光に変換する仕組みの出射光を処理する光学系としての集光レンズ210、211が配設されている。
次に、実施形態5に係る光源装置201の作用について説明する。
光源装置201において、超高圧水銀ランプ202で発生した可視光と紫外光を含む光202aは、リフレクタ203を経て、半球レンズ205を経て、光学素子204内に設定したリフレクタ203の第2焦点F2にあたる集光点207に集光される。
次に、光源装置201における可視光と紫外光の動作について図面を参照して説明する。
超高圧水銀ランプ202で発生した可視光は、図9に示すように、半球レンズ205、光学素子204の集光点207を経て、集光レンズ210、211にてカラーホイール213の集光点212に集光される。
超高圧水銀ランプ202で発生した紫外光は、図10に示すように、光学素子204内の集光点207に集光され、可視光(R成分の光)に変換される(以下、変換可視光と称する。)。ここで発生した変換可視光209は、集光点207を中心に全方位に拡散発光し、リフレクタ203側への反射光は半球レンズ205の反射面208にて反射され、集光点207に回帰、透過し、集光レンズ210、211にてカラーホイール213の集光点212に集光される。
ここで、光学素子204内の集光点207(リフレクタ203の第2焦点F2)は、光学素子204のアプラナティックポイントとして、カラーホイール213の集光点212に結象されるスポット径が最小になるよう設定されている。
次に、上記の半球レンズ205と光学素子204とにより紫外光を可視光に変換する作用について図面を参照して説明する。
図11は実施形態5に係る半球レンズと光学素子とによる紫外線可視光変換の説明図である。
超高圧水銀ランプ202で発生した紫外光は、図11に示すように、光学素子204内の集光点207に集光されて可視光に変換され、変換可視光209として集光点207を中心に全方位に拡散発光して、下記に示すモード光(1)〜(5)として集光レンズ210に入射する。
モード光(1)は、集光点207を含む図面上の上下垂直方向より集光レンズ210側に放射されて直接集光レンズ210に入射する総ての変換可視光209であって、集光点207で生成された変換可視光209のうち、それぞれ垂直方向に放射した変換可視光は、半球レンズ205との組み合わせた点にて屈折し、一方、垂直方向以外に放射する変換可視光209は、光学素子204の球面で屈折し集光レンズ210に入射する。
モード光(2)は、集光点207で発光する変換可視光209のうち半球レンズ205の反射面208に反射する光である。
モード光(3)は、モード光(2)が半球レンズ205の反射面208から反射す総ての変換可視光209であって、集光点207に回帰後、光学素子204の球面で屈折し集光レンズ210に入射する。
モード光(4)は、モード光(3)が半球レンズ205を透過し、リフレクタ203へ反射する光である。
モード光(5)は、モード光(4)がリフレクタ203の反射面からの反射した光であって、集光点207に回帰後、光学素子204の球面で屈折し集光レンズ210に入射する。
光源装置201から投射レンズ219においては、上述したように紫外光を可視光に変換する仕組みを備えた光源装置201により色バランスの改善を施された光が、集光レンズ210、211を経て出力され、カラーホイール213の集光点212に集光され、集光レンズ214を経て、フライアイレンズ215でムラが平滑化され、更に、フィールドレンズ216、全反射プリズム217を経て反射型表示パネル218に照射され、投射レンズ219を経て画像として投射される。
以上により、集光点217は、図9、図10に示すように、変換可視光209の点光源であり、光源で発生した可視光の集光点でもあることから、光源で発生した可視光の仮想点光源と見なすことができる。
すなわち、これら2つの点光源は、以降の光学処理を容易に理論的最適条件で行うことができるため、図22、図23に示す従来例におけるグラスロッドへの入射光束の説明図と比較すると、本発明では、図11に示すように、従来例で損失となっていたグラスロッドへの入射光以外の変換可視光209をも含めて入射光を再利用できる構成を備えており、可視光(R成分の光)変換量が従来より増加していることは明らかである。
従って、図11に示すように、可視光(1)〜(5)は損失なく集光レンズ210に入射されるため、従来例に較べR成分の光が増加し、光源スペクトラムの足りなかったR成分を十分補填できる。
詳しくは、図15に示すように、NTSC方式における白色を再現するために、リフレクタ203のからの紫外光の光束を調整することにより、R成分の必要量(G成分に較べ約1/2)が調整可能で、色バランスが改善された実用的な光源装置が実現できる。
ここで、光学素子の構成について詳しく説明する。
本実施形態5における光学素子204は、紫外光を可視光に変化する為のデバイスで、下記分子式で示す赤色発光用蛍光体を含むガラス体で構成されている。
一般に、蛍光体の分子式は、(母体材料の分子式:蛍光材料の分子式)で表記される。
例えば、赤色発光用蛍光体として、Y2O3:Eu,Y2SiO5:Eu,
Y3Al5O12:Eu,Zn3(P04)2:Mn,YB03:Eu,
(Y,Gd)BO3:Eu,GdBO3:Eu,ScBO3:Eu,LuBO3:Eu,等がある。
本発明では赤色について説明したが、以下に緑色用、青色用の蛍光体を示す。
緑色発光用としては、Zn2SiO4:Mn,BaAl1219:Mn,
BaMgAl1423:Mn,SrAl1219:Mn,ZnAl1219:Mn,
CaAl1219:Mn,YBO3:Tb,LuBO3:Tb,GdBO3:Tb,
ScBO3:Tb,Sr4Si38Cl4:Eu,等がある。
また、青色発光用としては、CaWO4:Pb,Y2SiO5:Ce,
BaMgAl1423:Eu,等がある。
(実施形態6)
次に、本発明の実施形態6について図面を参照して詳細に説明する。
図12は本発明に係る実施形態6の光源装置を備えたプロジェクタの全体構成を示す概要図である。
実施形態6は、図12に示すように、本発明に係る光源装置301を備えたプロジェクタ300であって、主に、前記光源装置301と、集光光学系としてカラーホイール313、第3集光レンズ314、フィールドレンズ316および全反射プリズム317とを備え、これらの構成要素を順次直列に配設するとともに、出射光を反射する反射型表示パネル318および投射レンズ319とを備えている。
前記光源装置301は、主に、光源とされる超高圧水銀ランプ302と、該超高圧水銀ランプ302からの出射光を反射するためのリフレクタ303と、円柱状の紫外光を可視光に変換する光学素子304と、集光レンズ327とを備えている。
前記超高圧水銀ランプ302は、リフレクタ303内の第1焦点F1の位置に配設されている。前記リフレクタ303は、楕円曲面形状を呈し、超高圧水銀ランプ302の紫外光と可視光を含む光302aを反射集光するようにされている。前記リフレクタ303の開口側には、光学素子304が配置されている。
前記光学素子304は、略円柱状を呈し、その入射面304aが放物曲面状に形成され、その先端部に開口部322を備え、出射面304bが軸線に対し垂直な平面で形成されている。
また光学素子304は、前記開口部322と出射面304bを除き反射面326が設けられ、その集光点323をリフレクタ303の第2焦点と一致させている。また、前記光学素子304の出射面304b側には集光レンズ327が配設されている。
次に、実施形態6に係る光源装置301の動作を説明する。
光源装置301において、超高圧水銀ランプ302で発生した可視光と紫外光を含む光302aは、リフレクタ303を経て、光学素子304内に設定したリフレクタ303の第2焦点F2にあたる集光点323に集光される。
次に、光源装置301における可視光と紫外光の動作について図面を参照して説明する。
超高圧水銀ランプ302で発生した可視光は、図13に示すように、光学素子304内の集光点323に集光し、反射面326に反射して光学素子304から出力される。
超高圧水銀ランプ302で発生した紫外光は、図14に示すように、円柱状の光学素子304内の集光点323に集光されて可視光(R成分の光)に変換される(以下、変換可視光と称する。)。ここで発生した変換可視光309は、集光点323を中心に全方位に拡散発光して、下記に示すモード光(6)〜(8)として集光レンズ327に入射する。
モード光(6)は、集光点323からの変換可視光309が反射面324で反射して、光学素子304の入射面304aの放物曲面部の光軸に平行な光として出射し、集光レンズ327に入射する光である。
モード光(7)は、集光点323からの変換可視光309が反射面326で反射して、光学素子304から出射して、集光レンズ327に入射する光である。
モード光(8)は、集光点323から光学素子304を透過して、集光レンズ327に入射する光である。
光源装置301から投射レンズ319においては、上述したように紫外光を可視光に変換する仕組みを備えた光源装置301により、色バランスの改善を施され、ムラが平滑化された光が集光レンズ327を経て出力され、カラーホイール313の集光点312に集光され、集光レンズ314を経て、更に、フィールドレンズ316、全反射プリズム317を経て反射型表示パネル318に照射され、投射レンズ319を経て画像として投射される。
以上により、集光点323は、図12に示すように、変換可視光309の点光源であり、超高圧水銀ランプ302で発生した可視光の集光点でもあることから、超高圧水銀ランプ302で発生した可視光の仮想点光源と見なすことができる。
すなわち、これら2つの点光源は、以降の光学処理を容易に理論的最適条件で行うことができる。
また、図12、図14に示すように、変換可視光309(光モード(6)〜(8))は損失なく集光レンズ327に入射されるため、図15の実験結果が示すように従来例に較べR成分の光が増加し、超高圧水銀ランプ302のスペクトラムの足りなかったR成分が十分補填できる。
例えば、NTSC方式における白色を再現するために、リフレクタ303のからの紫外光の光束を調整することにより、R成分の必要量(G成分に較べ約1/2)が調整可能で、色バランスが改善された実用的な光源装置が実現できる。
次に、本発明に係る光源装置を構成する光学素子のその他の実施例について図面を参照して説明する。
(実施例1)
図16の(a)、(b)は本発明に係る光源装置の光学素子の実施例1の構成を示す説明図である。
実施例1は、図16の(a)に示すように、本発明に係る光源装置の光学素子404を球状に形成したものである。なお、光源装置を構成するその他の構成要素は、前述した実施形態6の構成と同様な構成を有するものとして説明を省略する。
前記光学素子404は、入射側に反射面408が形成されている。この反射面408は、前述した実施形態5の半球レンズ205の反射面208の機能を代替したものである。
超高圧水銀ランプ(図示省略)からの可視光と紫外光を含む光402aは、光学素子404の集光点407に集光する。この集光点407は、前述した実施形態6の場合と同様に光学素子404の無収差結像点とする。
次に、実施例1における可視光と紫外光の動作について説明する。
超高圧水銀ランプで発生した可視光403は、図16の(a)に示すように、光学素子404の入射面404aから入射して集光点407に集光し、出射面404bから出射されて集光レンズ(図示省略)に入射する。
一方、超高圧水銀ランプで発生した紫外光は、図16の(b)に示すように、集光点407で可視光(R成分の光)に変換される。以降の動作は実施形態6と同様であるため説明を省略する。図中の符号409は変換可視光である。
(実施例2)
次に、実施例2について図面を参照して説明する。
図17の(a)、(b)は本発明に係る光源装置の光学素子の実施例2の構成を示す説明図である。
実施例2は、図17の(a)に示すように、本発明に係る光源装置の光学素子504を楕円球状に形成したものである。なお、光源装置を構成するその他の構成要素は、前述した実施形態6と同様な構成を有するものとして説明を省略する。
前記光学素子504は、入射面504aおよび出射面504bを除く楕円球の周囲に反射面508が形成されている。前記反射面508は、光学素子504で生成した可視光を光源で発生した可視光と同様の方向に出射させるものである。
超高圧水銀ランプ(図示省略)からの可視光と紫外光を含む光502aは、光学素子504の集光点507に集光する。この集光点507は、楕円球状の光学素子504の第1焦点且つリフレクタ(図示省略)の第2焦点F2と一致している。
次に、実施例2における可視光と紫外光の動作について説明する。
超高圧水銀ランプで発生した可視光は、図17の(a)に示すように、光学素子504の入射面504aより入射して集光点507に集光し、該光学素子504の第2焦点F3を経由して出射面504bから出射されて集光レンズ(図示省略)に入射する。
一方、超高圧水銀ランプで発生した紫外光は、図17の(b)に示すように、集光点507に集光するとともに可視光(R成分の光)に変換され、その変換可視光509は、可視光と同様の光路を経由し、光学素子504の出射面504bから出射されて集光レンズに入射する。
(実施例3)
次に、実施例3について図面を参照して説明する。
図18の(a)、(b)は本発明に係る光源装置の光学素子の実施例3の構成を示す説明図である。
実施例3は、図18の(a)に示すように、本発明に係る光源装置の光学素子として、楕円球状ガラス605内に球状の光学素子604を内蔵したものである。
前記楕円球状ガラス605は、光学素子604と同じ屈折率で形成されている。なお、光源装置を構成するその他の構成要素は、前述した実施形態6の構成と同様な構成を有するものとして説明を省略する。
前記楕円球状ガラス605は、入射面605aおよび出射面605bを除く楕円球の周囲に反射面608が形成されている。前記反射面608は、光学素子604で生成した可視光を光源で発生した可視光と同様の方向に出射させるものである。
次に、実施例3における可視光と紫外光の動作について説明する。
超高圧水銀ランプ(図示省略)からの可視光と紫外光を含む光602aは、楕円球状ガラス605と球状の光学素子604の屈折率を等しくした場合、前述した実施例2と同様の動作となる。
楕円球状ガラス605と光学素子604の屈折率が等しくない場合は、楕円球状ガラス605の第2焦点F3に光学素子604と同じ屈折率の球状のガラスを備えることで、超高圧水銀ランプで発生した可視光は、図18の(b)に示すように、集光点607に集光し、反射面608で反射して、楕円球状ガラス605の第2焦点F3を経由し楕円球状ガラス605の出射面605bから出射されてレンズ(図示省略)に入射する。
一方、超高圧水銀ランプで発生した紫外光は、図18の(b)に示すように、集光点607(F2)に集光するとともに可視光(R成分の光)に変換され、その変換可視光609は、可視光と同様の光路を経由し、楕円球状ガラス605の出射面605bから出射されて集光レンズに入射する。
これにより、集光点607に集光した可視光及び集光点607で生成した変換可視光(R成分の光)609は損失なく楕円球状ガラス605の出射面605bから出力されるため、出射光のスペクトルは、光源のスペクトラムで不足していた可視光(R成分の光)が増加でき、色バランスが改善された光源装置が実現できる。
なお、上述した実施形態や実施例では、1種類の光学素子により色バランス調整を行うようにしているが、本発明は、これに限定されるものではなく、紫外光可視光変換特性の異なる複数種類の光学素子を使用するものであってもよい。
また、上述した実施形態や実施例では、超高圧水銀ランプの紫外光を光学素子により可視光に変換しているが、この思想に基づいて、超高圧水銀ランプ2の赤外光を赤外光可視光変換素子に照射して色バランスを調整してもよい。
本発明に係る実施形態1の光源装置の構成を示す説明図である。 前記光源装置における光源ランプの発光スペクトラムを示す説明図である。 前記光源装置における蛍光ガラス出射面のスペクトラムを示す説明図である。 本発明に係る実施形態2の光源装置の構成を示す説明図である。 前記光源装置における光源ランプの水銀飽和蒸気圧増加時の発光スペクトラムを示す説明図である。 本発明に係る実施形態3の光源装置の構成を示す説明図である。 本発明に係る実施形態4の光源装置の光学素子の構成を示す説明図である。 本発明に係る実施形態5の光源装置を備えたプロジェクタの全体構成を示す概要図である。 前記光源装置における光源からの可視光の光路を示す説明図である。 前記光源装置における光源からの紫外光が光学素子により変換された変換可視光の光路を示す説明図である。 前記光源装置における半球レンズと光学素子とによる紫外線可視光変換を詳細に示す説明図である。 本発明に係る実施形態6の光源装置を備えたプロジェクタの全体構成を示す概要図である。 前記光源装置における可視光の光路を示す説明図である。 前記光源装置における光学素子により変換された変換可視光の光路を示す説明図である。 前記光源装置においてNTSC方式による忠実な白色再現を満足させた比視感度補正後の光源の分光特性例を示す説明図である。 本発明に係る光源装置における光学素子の実施例1の構成を示す説明図であって、(a)は前記光学素子における可視光の光路を示す説明図、(b)は前記光学素子における変換可視光の光路を示す説明図である。 本発明に係る光源装置における光学素子の実施例2の構成を示す説明図であって、(a)は前記光学素子における可視光の光路を示す説明図、(b)は前記光学素子における変換可視光の光路を示す説明図である。 本発明に係る光源装置における光学素子の実施例3の構成を示す説明図であって、(a)は前記光学素子における可視光の光路を示す説明図、(b)は前記光学素子における変換可視光の光路を示す説明図である。 従来の光源装置の構成を示す説明図である。 (a)は従来のカラーホイールの色分割法によるRGB占有角が均等の場合の色バランスを示す説明図、(b)は従来のカラーホイールの色分割法によるRGB占有角が異なる場合の色バランスを示す説明図である。 従来の比視感度補正後の光源の分光特性例を示す説明図である。 従来の光源装置におけるグラスロッドへの入射光をグラスロッドの入射面に集光した場合の入射光束の光路を示す説明図である。 従来の光源装置におけるグラスロッドへの入射光を光学素子の入射面に集光した場合の入射光束の光路を示す説明図である。
符号の説明
1、10、20、201、301 光源装置
2、202、302 超高圧水銀ランプ
3、13、23、203、303 リフレクタ
4、14、24、34 蛍光ガラス
4a、14a、24a、31a、34a、
36a、304a、404a、504a、605a 入射面
4b、14b、24b、34b、304b、
404b、504b、605b 出射面
4c、14c、24c ミラーコート
4d、14d、24d、34d 入射面開口部
4e、14e、24e 楕円曲面ミラー
5、25、7、27、210、214、314、327 集光レンズ
6、213、313 カラーホイール
31、204、304、404、504、604 光学素子
32 変換可視光
34c ミラーコート
34e 放物曲面ミラー
34f 紫外線カットコート
35、208、324、326、408、508、608 反射面
36 グラスロッド
200、300 プロジェクタ
205 半球レンズ
207、212、217、312、323、407、507、607 集光点
209、309、409、509、609 変換可視光
322 開口部
605 楕円球状ガラス
F1 第1焦点
F2 第2焦点
F3 第2焦点

Claims (17)

  1. 可視光及び紫外線を含む光源からの出射光を反射させるリフレクタと、光源からの出射光の中の紫外線を可視光に変換する光学素子と、集光光学系とを備え、光源からの出射光を変調させて表示デバイスに照射するようにした光源装置であって、
    光源からの出射光を前記光学素子内に集光させることを特徴とする光源装置。
  2. 前記光学素子内に入射された光の集光点は、前記リフレクタの第2焦点と一致することを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記光学素子は、柱状を呈することを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  4. 前記光学素子は、球面形状または非球面形状を有することを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  5. 前記光学素子は、一端側には光源からの出射光が一部から入射可能な開口部が設けられた入射面が形成され、他端側には入射した光が出射可能に開口された出射面が形成されたことを特徴とする請求項1乃至4に記載の光源装置。
  6. 前記光学素子は、入射面が放物曲面状又は楕円曲面状で構成されたことを特徴とする請求項5に記載の光源装置。
  7. 前記光学素子は、入射面の裏面に反射部を設けたことを特徴とする請求項5または6に記載の光源装置。
  8. 前記光学素子は、入射面の一部および出射面を除く裏面に反射部を設けたことを特徴とする請求項5乃至7のうちの何れか一項に記載の光源装置。
  9. 前記光学素子は、入射面の開口部および反射部を除く部位に紫外線を遮断する被覆処理を施したことを特徴とする請求項5乃至8のうちの何れか一項に記載の光源装置。
  10. 前記光学素子で生成された可視光を集光させる集光手段を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の光源装置。
  11. 前記集光手段は、球面状レンズまたは非球面状レンズとすることを特徴とする請求項10に記載の光源装置。
  12. 前記集光手段は、半球状に形成されるとともに、その球面側を入射面として、該入射面の裏面に反射部を設けたことを特徴とする請求項10または11に記載の光源装置。
  13. 前記光学素子は、球状に形成されたことを特徴とする請求項12に記載の光源装置。
  14. 前記光学素子内の無収差結像点と前記集光手段の集光点とを一致させたことを特徴とする請求項13に記載の光源装置。
  15. 前記光学素子の屈折率と集光手段の屈折率を等しくしたことを特徴とする請求項13に記載の光源装置。
  16. 光源から出射された可視光と光学素子で変換された可視光とを同時に合成、整形する集光手段を備えたことを特徴とする請求項10乃至15のうちの何れか1項に記載の光源装置。
  17. プロジェクタ用の光源装置として用いたことを特徴とする請求項1乃至16のうちの何れか1項に記載の光源装置。

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