JP2004183472A - 屋根用雪止め具及びその製造法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 トタン屋根に施工する鉄板製の雪止め具にあっては、全体を組立てた後に溶解亜鉛鍍金液に浸漬したものを使用するため、鍍金の施されていない羽根板と直立板との取付け接合面から発錆し、耐久性と美観を害する原因となっていた。
【解決手段】 羽根板1の中央部付近の底辺部後側方に一体に上向きに曲折した左右の締付板部の先端部2'と前記羽根板の前側面部に取付ける直立板3の底辺部後側方に一体に曲折した基板部4の先端部4'方向に相対し、前記締付板部の先端部は上方に曲折するとともに基板部の先端部は上方に曲折し、前記直立板の底辺部前側方に上向きに曲折した突片部9を設け、前記羽根板の左右両側部前方に水平に曲折した支板部10を設けて成る屋根用雪止め具であり、このうち羽根板全体および直立板全体をそれぞれ溶解亜鉛鍍金液に浸漬し、その両板を取付け組立てする製造法である。
【選択図】 図5



Description

本発明は、屋根用雪止め金具及びその製造法に関するものである。
本件発明の基本構造に係る先願発明の雪止め金具は、従来トタン葺屋根面に取付ける雪止め具(例えば、特許文献1参照)は、鉄板製品にあっては積雪時の雪止め効果を発揮させるための強度が不足するため、強力な抵抗力を維持することができなかったことから、構成する各部品の結合関係を改良したものであった。
この先願発明は、その構造を、羽根板の中央部の底辺部後方に一体にやや上向きに曲折した左右2個の締付板と前記羽根板の前側面部に固定する直立板から後方に一体に曲折した基板とを設け、この基板と締付板との間を螺子で連結して緊締し、前記基板の先端部をやや上方に曲折するとともに基板の左右両側一部をやや上方に曲折し、前記締付板と基板の各先端部をやや上向きに曲折して開口部を形成し、前記直立板の底辺部前方にはやや上向きに曲折した突片を設け、前記羽根板の左右両側部前方には水平に曲折した支板を設けて成ることによって、対積雪に対する抵抗力は増大したが、反面、かかる構造にしたことによる重大な欠点が存在することが、施工後の検証の結果明らかになったのである。
それは、前記構造に全体を組立てた後に、その全体を溶融亜鉛鍍金液に浸漬することにより、表面上は防錆効果を確実に発揮していることはわかったが、施工後の検証で判明したことは、鋲子の固着によって組立てた羽根板と直立板との接合面部分に発錆現象が起っていたことである。この発錆現象の原因については、次の事実が判明している。
前記構造に金具を組立てた後に行う亜鉛鍍金液への浸漬により防錆効果が施されるのは組立てた金具の表面部分だけであり、両部品間の接合面は鉄板の地肌が残されたままの状態にある。即ち、組立てられた金具(完成体)は、まず酸洗いと水洗いの工程を2,3回繰返した後、溶解亜鉛鍍金槽(約400〜500℃)に収容するが、その際、水分は蒸気となって飛散し、硫酸の水分も同様に空中に消えるが、硫酸分の薬品の分子のみは羽根板と直立板との接合面に密着して構成されるようになる。
したがって、両板の接合面の圧着部分には間隙が殆んどないから、溶解した亜鉛液はこの両接合面部分には浸透せず、金具の鉄板の生地のままの状態にある。
そこで、雪止め具を構成する羽根板と直立板と鋲子をすべてステンレス鋼によって製作し、これを組立てた製品とすれば、組立て接合面に発錆現象が起るおそれはなくなるが、製造コストが3倍以上もかかることになるから、そのような雪止め金具の市場性はない。
また、施工されたトタン屋根板に取付けるために、緊締のための螺子や締付板の先端部がトタン板に当接したとき、各部の接触摩擦によって亜鉛鍍金面が剥離してしまうことになるから、その部分から錆が発生する欠点があった。この欠点を除去するため、締付板の先端部の形状を改良したり(例えば、特許文献2,3,4参照)、樹脂被覆を施したり(例えば、特許文献5参照)、不織布乃至弾性ゴムを付設したり(例えば、特許文献6参照)する発明・考案が知られているが、何れも前記欠点を解消するものではなかった。
実公昭56―40977号公報 特開平7―317252号公報 特開平11―36535号公報 実公平6―25544号公報 実公平6―10027号公報 登録実用新案第3096790号公報
本発明は、施工されたトタン屋根に取付けるための雪止め金具の構造及び雪止め金具の製造方法を改良し、各連結部品の接合面に発錆現象が起らないように雪止め金具の製造法を改良するとともに構造上の欠陥による発錆現象を防止する雪止め金具を提供することを目的とするものである。
これらの課題の発生は、メーカー側にとっては不明な事実であり、トタン屋根に取付け後、時間経過後に屋根を検証することによって発見された発錆現象によるものであり、メーカーとして学習効果によって得られた課題であった。
本発明は、羽根板の中央部付近の底辺部後側方に一体にやや上向きに曲折した左右の締付板部の先端部と、前記羽根板の前側面部に取付ける直立板の底辺部後側方に一体に曲折した基板部の先端部とを相対せしめ、この基板部と締付板部との間を螺子で連結し、前記締付板部の先端部はやや上方に曲折するとともに基板部の先端部はやや上方に曲折して成り、前記直立板の底辺部前側方にはやや上向きに曲折した突片部を設け、前記羽根板の左右両側部前方には水平に曲折した支板部を設けて成る雪止め具である。
また、前記締付板部の先端部に任意の緩衝部材を設け、この緩衝部材を介して締付板部の先端部が基板部の先端部方向に相対するように成る雪止め具である。
また本発明は、適当長さと形状に成る羽根板およびこの羽根板の前側面部に当接して取付ける直立板について、それぞれ溶解亜鉛鍍金液に浸漬し、その後に各部品の取付け組立てを行う屋根用雪止め具の製造法である。
第1に、羽根板と直立板とが3箇所の鋲着固定により強力な一体性を発揮し、本具全体の強度を増大しているから、屋根面にかかる積雪と滑雪に対抗する力を十分発揮することができる。
第2に、取付けのための突片部へのハンマーによる殴打によって、迅速かつ確実に屋根面に設置することができ、羽根板自体は殴打しないから、羽根板の鍍金層が剥離することはない。
第3に、トタン屋根に取付け施工する本発明の雪止め具は、それを構成する羽根板と直立板はそれぞれ個別に亜鉛鍍金を施しているものであるから、各部品を固着接合してもその接合面に錆が発生するおそれはなくなり、長期間にわたり安全かつ安心して雪止め効果の発揮を期待することができるのはもちろん、トタン屋根自体に発錆現象が起るおそれもないから、屋根を長期間にわたり安全に保持することができる。
第4に、本雪止め具を構成する部品が部分的にトタン屋根面に接触して取付けられても、部品の一部が屋根面の一部に食い込むことがないように適当な緩衝効果を発揮する構成をとっているから、接触や掻き込みによる亜鉛鍍金層の剥離現象を起こすことはなく、したがって錆の発生を未然に防止することができ、トタン屋根に対して雪止め具を後付けすることが容易にできるようになり、雪止め効果を十分に発揮することができるものとなる。
適当長さと形状に成る羽根板およびこの羽根板の前側面部に適当長さに形成した凹部に当接して取付ける直立板を、それぞれ溶解亜鉛鍍金液に浸漬し、亜鉛鍍金ずみの前記各部品を、その後に取付け組立てする雪止め具の製造法であり、それによって得られる雪止め具である。
全体が適当長さと形状に成る羽根板1を用意する。
この羽根板1の中央部付近の左右二箇所の底辺部後側方には、一体にやや上向きに曲折して凸形状に成る締付板部2,2を設ける。
この羽根板1の左右両側部前側方には、水平に曲折した支板部10,10を設ける。
前記羽根板1の前側面部には、適当長さに形成した凹部7に当接した直立板3を取付ける。
この直立板3の底辺部後側方には、一体に水平に曲折した基板部4を設ける。
この直立板3の底辺部中央から前方にやや上向きに曲折して成る突片部9を設ける。
この基板4の上方部には前記締付板部2,2が相対する位置にあるが、締付板部の先端部2',2'は基板4の先端部4',4'との間に開口部を介して相対する位置にある。
この場合にあって、前記締付板部2,2の先端部で2',2'の鋭角に成る端面部が、取付けるトタン屋根板に直接接触しないように、これをさらに上方向に曲折した緩衝部11,11を設ける(図7参照)。
また、この緩衝部による効果を発揮するために、前記締付板の先端部をさらにコ形状に曲折した緩衝部12,12にしてもよい(図8参照)。
さらに、同様の効果を発揮するために、亜鉛鍍金を施した緩衝板13又は緩衝板14を介装して締付板部の先端部2',2'を包囲する手段を用意してもよい(図9,10参照)。
前記羽根板1の前側面部に形成した凹部7に当接する直立板3を固着する3個の鋲子8,8,8を用意する。この鋲子はステンレス鋼製である。
前記羽根板1の締付板部2,2と前記直立板3の基板部4との間は螺子5,5にて連結するが、この螺子の頭部5',5'の高さは、前記基板4の先端部4'底面より低く成り、螺子頭部は屋根面に接触しないようになる。
したがって、基板部4の下方部には十分な空間が形成されるから、雨水の流出がスムースに行われるようになり、結果として発錆が起らなくなる。
ナット6,6は前記螺子5,5の上端部から螺合し締付板部2,2を加圧して緊締するようになる。この螺子およびナットはステンレス鋼製である。
以上の構成から成る羽根板1および直立板3はそれぞれ個別に溶解亜鉛鍍金液に浸漬し、しかる後にこのように鍍金加工した部品を使用して完成品に組立てるようにする製造法である。
全体の正斜視図 全体の背斜視図 全体の平面図 全体の底面図 全体の側面図 図3A−A線の断面図 取付け開始時の側断面図 要部の他例の側面図 要部の他例の側面図 要部の他例の側面図
符号の説明
1 羽根板
2,2 締付板部
2',2' 締付板部の先端部
3 直立板
4 基板部
4',4' 基板の先端部
5,5 螺子
5',5' 螺子の頭部
6,6 ナット
8,8,8 鋲子
9 突片部
10,10 支板部
11,11 緩衝部
12,12 緩衝部
13,13 緩衝板
14,14 緩衝板

Claims (3)

  1. 羽根板の中央部付近の底辺部後側方に一体にやや上向きに曲折した左右の締付板部の先端部と前記羽根板の前側面部に取付ける直立板の底辺部後側方に一体に曲折した基板部の先端部とを開口部をおいて相対し、この締付板部と基板部との間を螺子で連結し、前記締付板部の先端部はやや上方に曲折するとともに基板部の先端部はやや上方に曲折して成り、前記直立板の底辺部前側方にはやや上向きに曲折した突片部を設け、前記羽根板の左右両側部前方には水平に曲折した支板部を設けて成ることを特徴とする屋根用雪止め具。
  2. 羽根板の締付板部の先端部に任意の緩衝部材を設け、この緩衝部材を介して締付板部の先端部が基板部の先端部方向に相対するように成ることを特徴とする請求項2に記載した屋根用雪止め具。
  3. 羽根板全体およびこの羽根板の前側面部に当接して取付ける直立板全体をそれぞれ溶解亜鉛鍍金液に浸漬し、亜鉛鍍金ずみの前記各部品を、その後に取付け組立てすることを特徴とする屋根用雪止め具の製造法。


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