JP2004183283A - 水洗式大便器 - Google Patents

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JP2004183283A JP2002349965A JP2002349965A JP2004183283A JP 2004183283 A JP2004183283 A JP 2004183283A JP 2002349965 A JP2002349965 A JP 2002349965A JP 2002349965 A JP2002349965 A JP 2002349965A JP 2004183283 A JP2004183283 A JP 2004183283A
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秀峰 宮原
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Abstract

【課題】便蓋・便座の選択の自由度が広がり、悪戯などのよる人知検知センサーの破損防止が図れ、意匠性が向上する人体検知センサーを備えた水洗式大便器を提供すること。
【解決手段】ボウル部とトラップ部とを有する陶器製の大便器本体と、前記大便器本体に洗浄水を供給する洗浄水給水部と、前記洗浄水給水部を操作する操作部と、使用者を検知する人体検知センサーと、前記人体検知センサーの検知信号および/または前記操作部の操作により前記洗浄水給水部の制御を行なう制御部と、を備えた水洗式大便器であって、前記大便器本体が前記ボウル部の下部に一体成形したスカート部を有し、このスカート部の内側に前記人体検知センサーを配設し、前記人体検知センサーの検知媒体が前記スカート部を透過して検知する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用者を検知する人体検知センサーを備えた水洗式大便器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、使用者を検知して自動的に洗浄を行なう水洗式大便器として、図10、図11に示すような便蓋に人体検知センサーを配設した技術がある。(例えば、特許文献1)。
図10は、洋風便器10に人体検知センサー付便蓋1を取り付けた状態を示すものである。なお、同図において、20は便座、30は便座ボックスである。図11に示すように、人体検知センサー2の構造は、便蓋1の先端部に組み込まれ、検知部2a、2bが、便蓋1の裏面1a側と前端面1b側の2個所に設けられている。そして、検知部2a、2bの表面はアクリル板等の透明保護材3で被覆されている。なお、人体検知センサー2として、光電センサーを使用している。
【0003】
便蓋裏面1a側の検知部2aは、便蓋1を開いた状態において使用者が便座20に着座しているか否かを検出するためのものであって、その検知方向は、便座20の後部上方から便器10の前方下部へ向かう方向である。使用者が着座しているときには、使用者からの反射光が当該検知部2aに入力され、人体検知センサー2は、当該検知部2aへの入力に基づいて人体検知信号を出力し、自動洗浄装置を有する場合にはこれを起動準備状態とし、また温水洗浄装置等の電気機器についてはこれを作動可能状態にする。使用者が便座20から離れて検知部2aからの人体検知信号の出力がなくなったときには、自動洗浄装置を起動させ、また温水洗浄装置等に対しては、電気回路を遮断して、スイッチ操作をしても作動しないようにする。
【0004】
また、別の技術として水洗式大便器本体のスカート部に、人体検知センサーを配設したものがある。(例えば、特許文献2)
【0005】
【特許文献1】
特開平5−168571号公報
【特許文献2】
特開2002−97703号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
今日、温水洗浄機能付便座と便蓋が一体となったものを便器本体に取り付けた水洗式大便器が普及、拡大している。また、温水洗浄機能付便座・便蓋の機能、デザインの種々のものが開発され、便器本体は既設のもので便座・便蓋だけを新しく取り替えるというニーズがある。しかし、従来の技術の場合、人体検知センサーにより自動的に便器の洗浄を行なうとすると、便蓋を新しく取り替える際には指定された人体検知センサー付の便蓋しか使用できず、選択の自由度が狭いものであった。
【0007】
別の従来の技術では、人体検知センサーが外観上露出しているため水洗式大便器全体としての意匠性を損なうものであった。また、公共の場所で使用する水洗式大便器においては、人体検知センサーが外部から認識できるため悪戯などによって破損する恐れがあった。
【0008】
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、便蓋・便座の選択の自由度が広がり、悪戯などのよる人知検知センサーの破損防止が図れ、意匠性が向上する人体検知センサーを備えた水洗式大便器を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用・効果】
本発明の水洗式大便器は、ボウル部とトラップ部とを有する陶器製の大便器本体と、前記大便器本体に洗浄水を供給する洗浄水給水部と、前記洗浄水給水部を操作する操作部と、使用者を検知する人体検知センサーと、前記人体検知センサーの検知信号および/または前記操作部の操作により前記洗浄水給水部の制御を行なう制御部と、を備えた水洗式大便器であって、前記大便器本体が前記ボウル部の下部に一体成形したスカート部を有し、このスカート部の内側に前記人体検知センサーを配設し、前記人体検知センサーの検知媒体が前記スカート部を透過して検知することを特徴とする。
そうすることにより、人体検知センサがスカート部のよって隠蔽され外部からは見えないので、悪戯などのよる人知検知センサーの破損防止が図れるとともに、意匠性が向上する。
また、大便器本体の後部に配設される便器洗浄のための給水源が、水道から直接供給する水道直結タイプ、または密結状態に洗浄水タンクを載置するタンク給水タイプのいずれのタイプであっても対応できる。
また、大便器本体上に配設する便座、便蓋を選択する際に人体検知センサーの有無に拘わらず自由に選択できると共に人体検知センサーによる便器の自動洗浄機能が実現できる。
【0010】
また、本発明の水洗式大便器は、ボウル部とトラップ部とを有する陶器製の大便器本体と、前記大便器本体に洗浄水を供給する洗浄水給水部と、前記洗浄水給水部を操作する操作部と、使用者を検知する人体検知センサーと、前記人体検知センサーの検知信号および/または前記操作部の操作により前記洗浄水給水部の制御を行なう制御部と、を備えた水洗式大便器であって、前記大便器本体がその後部に前記洗浄水給水部を収納する洗浄水給水部収納部を設け、この洗浄水給水部収納部の内側に前記人体検知センサーを配設し、前記人体検知センサーの検知媒体が前記洗浄水給水部収納部を透過して検知することを特徴とする。
そうすることにより、人体検知センサーが洗浄水給水部収納部によって隠蔽され外部から見えないので、悪戯などのよる人知検知センサーの破損防止が図れるとともに、意匠性が向上する。
また、洗浄水給水部収納部に蓋部を用いるととその蓋部の取り外しだけで人体検知センサの修理、点検、交換などのメンテナンスが容易に行なえる。
また、大便器本体上に配設する便座、便蓋を選択する際に人体検知センサーの有無に拘わらず自由に選択できると共に人体検知センサーによる便器の自動洗浄機能が実現できる。
【0011】
また、本発明の水洗式大便器は、ボウル部とトラップ部とを有する陶器製の大便器本体と、前記大便器本体に洗浄水を供給する洗浄水給水部と、前記洗浄水給水部を操作する操作部と、使用者を検知する人体検知センサーと、前記人体検知センサーの検知信号および/または前記操作部の操作により前記洗浄水給水部の制御を行なう制御部と、を備えた水洗式大便器であって、前記操作部の内側に前記人体検知センサーを配設し、前記人体検知センサーの検知媒体が前記操作部を透過して検知することを特徴とする。
そうすることにより陶器本体でない部分に人体検知センサを組み込めるので、メンテナンス性も向上する。また、人体検知センサが備えられていることを知らない使用者であっても、その存在を知る確率が高くなり使用者の使い勝手が向上する。また、大便器本体上に配設する便座、便蓋を選択する際に人体検知センサーの有無に拘わらず自由に選択できると共に人体検知センサーによる便器の自動洗浄機能が実現できる。
【0012】
前記人体検知センサーの検知媒体としては、陶器製の大便器本体のスカート部、洗浄水給水部収納部の構成部材、操作部の構成部材を透過し、人体に与える影響が小さいマイクロ波などが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下図面に沿って発明内容を説明する。
(第1実施例)
図1に本発明に係る第1実施例である水洗式大便器の概略断面図、図2に第1実施例の水洗式大便器の一部透視して示す上面概略図を示す。また、図3には第1実施例の実際の洗浄シーケンスのフロー図を示す。
【0014】
図1、2に示す水洗式大便器110の大便器本体110aは、ボウル部123、124と、その下部に連続して形成されるトラップ部131、132、133と、ボウル部124の上部とリム上部121の間には洗浄水の通路となる棚部124aを全周に備えている。後部には洗浄水給水部収納部112を一体成形し、その内部には洗浄水給水部としてバルブ115が配備されている。下部には略全周に亘って、ボウル部123、124の裏側、トラップ部131、132、133を隠蔽するスカート部101を一体成形している。
洗浄水給水部収納部112は上部が開放され、収納部蓋17を取り外し可能に載設している。また、トラップ部133の下流の開口端は外部の排水管190と接続するために別体のソケット170と連絡している。
また、ボウル部123はトラップ部の堰部134まで溜水RWを保持し、WLは溜水RWの水位(2点鎖線で示す)である。
【0015】
バルブ115は内部に図示しない切替弁を備えている。そして、切替弁の一次側は外部の水道に給水管116を介して連結している。二次側の一方は第1ホース143を介して棚部124aに向けて洗浄水を吐出する第1吐出口144と、他方は第2ホース146を介してトラップ部入り口に向けて洗浄水を吐出する第2吐出口122とそれぞれ連結している。
【0016】
人体検知センサとしてマイクロ波センサ105をスカート部101の内側に配設しており、マイクロ波センサ105に隣接して配設した信号発信部108よりコード109によって後述する信号がバルブ115へ伝達されるようになっている。なお、図示するようにスカート部101はすべて陶器で一体的に形成されており、マイクロ波センサ105から発信されるマイクロ波はスカート部105を透過して使用者の有無を検出する。
【0017】
つぎに、ここで第1実施例での水洗式大便器110の洗浄方法について図2を用いて説明する。
まず、バルブ115の第1吐出口144より棚部124aを図中白抜き矢印のように旋回させながら洗浄水を吐出させる。適宜重力により洗浄水がボウル部123の方向に垂下することでボウル部123、124が全周洗浄され、かつ溜水RWの水位WLも少し上昇する。
【0018】
その時点でバルブ115の切替弁が作動し第1吐出口144からの吐出が終了し、トラップ部入り口付近の第2吐出口122より洗浄水吐出が開始される。するとトラップ部131、132が洗浄水により満水状態となりサイホン力が発生し、溜水RWとそこにある汚物がトラップ部133を介して外部の排水管190へ向けて排出される。
【0019】
その後、第2吐出口122からの洗浄水吐出は終了し、再び第1吐出口144より洗浄水が吐出し棚部124aを旋回しながらボウル部123に溜まっていき最終的に図1に示す水位WLまで再び溜水RWとして保持される。
【0020】
次に、実際の第1実施例での洗浄シーケンスのフローについて図3を用いて説明する。
水洗式大便器110に使用者が近づき便器を使用し始めると、スカート部101の内部に設置されているマイクロ波センサ105が人体の存在を検知する。その後30秒以上人体の存在の検知が継続されると便器が使用されていると判断される。その後、使用者が用済み後、水洗式大便器110から離れると、マイクロ波センサ105が人体がいなくなったことを検知する。するとマイクロ波センサ105と接続されている信号発信部108が便器洗浄命令の信号を発信する。するとバルブ115内に内蔵された図示しない操作部が信号を受け、所定のタイミングで第1吐出口144、第2吐出口122から洗浄水を吐出して便器洗浄を行なう。
【0021】
第1実施例では、マイクロ波センサがスカート部の内側に配設しているので、マイクロ波センサが隠蔽され水洗式大便器の意匠性が向上するとともに、便座・便蓋を自分の好みにあったものを選択しても便器の自動洗浄機能は維持できる。
また、給水部を配設する便器の後方部の形状・構造が、水道直結タイプ、洗浄水タンクタイプなどの給水部の形態に応じてどのような形態となっても人体検知には支障がない。
【0022】
前記第1実施例においては、マイクロ波センサ105を大便器本体101aのスカート部101の内側部に配設したが、スカート部101にセンサを取り付けるための開口部を開口し、この開口部を介してマイクロ波センサ105をスカート部105に取り付け、スカート部105と同じ色彩の陶器製の蓋部材で外側から隠蔽することもできる。
【0023】
(第2実施例)
次に、本発明に係る第2実施例の水洗式大便器を説明する。図4は第2実施例の水洗式大便器の側面透視図、図5はマイクロ波センサの概略取り付け拡大図である。図6は洗浄シーケンスのフロー図である。
第1実施例による水洗式大便器と同一又は相当する構成要素には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施例では第1ホース143に連なる吐出口は、リム上部121の全周に設けられているボウル部124側に開口する複数の小穴150である。また、水洗式大便器110には便座60、便蓋50を載置し、マイクロ波センサ105は洗浄水給水部収納部112の内部に配設している。
【0024】
つぎに、本実施例でのマイクロ波センサの取り付け状態について、図5を用いて詳細を説明する。
マイクロ波センサ105は洗浄水給水部収納部112の側壁112の内側に固定具160を介して取付け、固定している。マイクロ波センサ105のマイクロ波発信部105aが側壁112の内側面に密接して沿った形となっている。
また、本実施例ではマイクロ波センサ105と接続される音声発信器200も同様に固定されている。なおマイクロ波センサ105からの信号はコード109により図示しない信号発信部に伝わる構成となっている。
なお、図中波状の点線はマイクロ波センサ105から発せられる電波を模式的に示している。
【0025】
次に、第2実施例で用いている洗浄シーケンスのフローを図6を用いて説明する。
まず、洗浄水給水部収納部112内部に載置されたマイクロ波センサ105より出される電波により水洗式大便器110を使用する人を検知する。検知が10秒以上続くと便器を使用しようとしている人がいると判断し、図示しない信号発信部より使用者存在信号が発信される。
すると使用者存在信号を受け取った音声発信器200があらかじめセットされていた内容を音声で使用者に伝える。また、使用者存在信号は図示しない操作部にも伝達されバルブ115を駆動して洗浄水が吐出される。なお、ここで吐出する洗浄水は汚物を外部へ排出するためのものではなく、ボウル部123、124を濡らして汚物付着をしにくくすることを目的とした少量の洗浄水で、用便前の予備洗浄として第1ホース143を介して複数の小穴150からのみ吐出する。
また、前記予備洗浄を行なう前に音声発信器の起動により「予備洗浄を実施します。」との音声を発信する。
【0026】
予備洗浄が終了した後は第1実施例と同様に、使用者が用済み後水洗式大便器110から離れると、マイクロ波センサ105が人体がなくなったことを検知する。すると、マイクロ波センサ105と接続されている図示しない信号発信部が便器洗浄命令の信号を発信する。するとバルブ115内に内蔵された図示しない操作部が信号を受け、所定のタイミングで第1吐出口144、第2吐出口122から洗浄水を吐出して便器洗浄を行なう。
【0027】
第2実施例においては、人体検知センサが洗浄水給水部収納部112の側壁112aの内部に配設しているので、外部から見えず意匠性が向上する。また、洗浄水給水部収納部に備えられた収納部蓋を取り外すことでマイクロ波センサのメンテナンスが容易に行なえる。
また、便器使用前に汚物付着防止のための予備洗浄としてボウル部を濡らすための洗浄水を吐水させるため、より快適に水洗式大便器を利用できる。
また、音声発信器により洗浄水を流す前に音声で認識させることが可能となったので、突然洗浄水が流れることで使用者が驚くなどの不具合がなくなる。
【0028】
(第3実施例)
次に、本発明に係る第3実施例を水洗式大便器を説明する。図7は水洗式大便器の概略断面図である。
第1実施例による水洗式大便器と同一又は相当する構成要素には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図7に示す水洗式大便器110は、溜水RWをため置くボウル部123、124を前部に備え、ボウル部123、124の後部には洗浄水を貯留する密結タンク240が載設し、密結タンク240の側面に設けた操作部90により図示しない密結タンク240内部の洗浄水給水部が駆動しボウル部123、124へ洗浄水を吐出される。なお本実施例の水洗式大便器は、ボウル部の上縁周縁のリム部からのみ洗浄水を吐出するもので、リム上部121は下部に連続したスリット状の開口部205を備えた所謂オープンリム構造となっている。
また、ボウル部の上部には便蓋50、便座60がお尻などを洗浄する機能部210とともに載設されている。
【0029】
本実施例では、ボウル部裏側部220にマイクロ波センサ105、信号発信部108を配設し、マイクロ波センサ105は溜水の有無によって電波の強度が変化しないよう溜水RWの溜水面WLの高さ位置より上方の位置に配設している。信号発信部108は操作部90および密結タンク240側面に備えられた音声発信器200と無線で信号の送受信を行なっている。
【0030】
次に、実際の洗浄動作について図7を用いて説明する。
使用者が便座60に着座するとマイクロ波センサ105から発信されるマイクロ波が陶器製のボウル部を透過して人体(おしり)を検知する。使用者が用便後、便座60から離座するとマイクロ波センサ105の検知状態が解消する。マイクロ波センサ105が検知状態が解消すると、その結果が信号発信部108を介して操作部90へ伝達される。
信号発信部108からの信号を受けて操作部90が起動し図示しない密結タンク240内の洗浄水給水部が駆動し、開口部205からボウル部123、124に向けて洗浄水を吐出する。
【0031】
なお本実施例では、マイクロ波センサが人体を検知すると、信号発信部108より信号を受けた音声発信器200から「この便器は自動洗浄機能が付いてます。使用後そのまま立たれても洗浄いたします。」という音声を発して、使用者に報知している。
また、使用者が便座から離座後実際に密結タンク240内の洗浄水がボウル部へ向けて洗浄される段階になると、事前に「ただいまより便器洗浄を行います。」と音声発信器200より洗浄開始がアナウンスされる。
【0032】
本実施例では、溜水RW面位置より上方であるボウル部裏側部にマイクロ波センサが備えられるので、外部から見られないので意匠性が向上する。また、
自分好みの便座を選択することが可能である。
また、音声発信器から音声を発するので、使用者は用便前、用便後に洗浄水が自動的に吐出されることを認識でき、洗浄水を吐出するために操作をする必要があるかないか迷うことがなく便利である。
【0033】
(第4実施例)
次に、本発明に係る第4実施例の水洗式大便器を説明する。図8は水洗式大便器の概略斜視図、図9は図8の水洗式大便器の操作部の拡大図である。
第1実施例による水洗式大便器と同一又は相当する構成要素には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
図8に示す水洗式大便器110は、図示しないボウル部の上部に大便器とは別体の便蓋50、便座60を備えており、下部外側はスカート部101を一体的に備えている。後部には洗浄水給水部収納部112を有しており、その内部には図示しないボウル部へ吐出する洗浄水を制御するバルブ115を配設している。バルブ115は洗浄水給水部収納部112の外部にある操作部90と連結しており、後述する操作部90で得られた情報によりバルブ115が所定動作を実施するようになっている。
【0034】
図9に示す操作部の拡大図とともに水洗式大便器の洗浄方法について示す。
操作部90は、プラスティック製の外ケース91内部にマイクロ波センサ105と図示しない信号発信部とを配設している。外ケース91の側面板92は4本のねじ93により着脱自在な構造となっている。また、外ケース91の上部の円部には「かざす」という文字が印字されている。
使用者が用便後、操作部90に触れようとすると内部にあるマイクロ波センサ105により使用者の手を感知し、図示しない信号発信部よりバルブ115に信号が発信されバルブ115が駆動する。そして、洗浄水がボウル部に吐水され、汚物が外部へ洗浄排出される。
【0035】
本実施例では、使用者が操作部に触れることなく洗浄水を流すことができ衛生的である。また、マイクロ波センサ自体は操作部に内蔵されており使用者の目に触れることがないので、公衆のトイレなどの場合に良く発生するセンサ部を破壊されるなどの悪戯防止に役立つ。
さらに、水洗式大便器と一体的に組み立てられる操作部にセンサが内蔵されているので、自分の好きな便座、便蓋を使用することができるとともに、ねじをはずすだけで簡単にマイクロ波センサのメンテナンスも実施でき便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の水洗式大便器の概略断面図である。
【図2】本発明の第1実施例の水洗式大便器の上面概略図である。
【図3】本発明の第1実施例の水洗式大便器の洗浄シーケンスのフロー図である。
【図4】本発明の第2実施例の水洗式大便器の側面透視図である。
【図5】本発明の第2実施例の水洗式大便器のセンサ概略取り付け拡大図である。
【図6】本発明の第2実施例の水洗式大便器の洗浄シーケンスフロー図である。
【図7】本発明の第3実施例の水洗式大便器の概略断面図である。
【図8】本発明の第4実施例の水洗式大便器の概略斜視図である。
【図9】本発明の第4実施例の水洗式大便器の操作部拡大図である。
【図10】従来の人体検知センサー付き便蓋を備えた洋風便器の斜視図である。
【図11】従来の人体検知センサー付き便蓋の要部拡大縦断面図である。
【符号の説明】
RW…溜水
WL…水位
1…人体検知センサー付便蓋
1a…便蓋裏面
1b…便蓋前端面
2…人体検知センサー
2a、2b…検知部
10…洋風便器
20…便座
30…便座ボックス
50…便蓋
60…便座
90…操作部
91…外ケース
92…側面板
93…ねじ
101…スカート部
105…マイクロ波センサ
108…信号発信部
109…コード
17…収納部蓋
110…水洗式大便器
110a…大便器本体
112…洗浄水給水部収納部
115…バルブ
116…給水管
121…リム上部
122…第2吐出口
123、124…ボウル部
124a…棚部
130、131、132、133…トラップ部
134…堰部
143…第1ホース
144…第1吐出口
146…第2ホース
150…小穴
160…固定具
170…ソケット
190…排水管
200…音声発信器
205…開口部
210…機能部
220…ボウル部裏側部
240…密結タンク

Claims (3)

  1. ボウル部とトラップ部とを有する陶器製の大便器本体と、前記大便器本体に洗浄水を供給する洗浄水給水部と、前記洗浄水給水部を操作する操作部と、使用者を検知する人体検知センサーと、前記人体検知センサーの検知信号および/または前記操作部の操作により前記洗浄水給水部の制御を行なう制御部と、を備えた水洗式大便器であって、
    前記大便器本体が前記ボウル部の下部に一体成形したスカート部を有し、このスカート部の内側に前記人体検知センサーを配設し、前記人体検知センサーの検知媒体が前記スカート部を透過して検知することを特徴とする水洗式大便器。
  2. ボウル部とトラップ部とを有する陶器製の大便器本体と、前記大便器本体に洗浄水を供給する洗浄水給水部と、前記洗浄水給水部を操作する操作部と、使用者を検知する人体検知センサーと、前記人体検知センサーの検知信号および/または前記操作部の操作により前記洗浄水給水部の制御を行なう制御部と、を備えた水洗式大便器であって、
    前記大便器本体がその後部に前記洗浄水給水部を収納する洗浄水給水部収納部を設け、この洗浄水給水部収納部の内側に前記人体検知センサーを配設し、前記人体検知センサーの検知媒体が前記洗浄水給水部収納部を透過して検知することを特徴とする水洗式大便器。
  3. ボウル部とトラップ部とを有する陶器製の大便器本体と、前記大便器本体に洗浄水を供給する洗浄水給水部と、前記洗浄水給水部を操作する操作部と、使用者を検知する人体検知センサーと、前記人体検知センサーの検知信号および/または前記操作部の操作により前記洗浄水給水部の制御を行なう制御部と、を備えた水洗式大便器であって、
    前記操作部の内側に前記人体検知センサーを配設し、前記人体検知センサーの検知媒体が前記操作部を透過して検知することを特徴とする水洗式大便器。
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