JP2004182331A - プラズマディスプレイの梱包装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】平板形状のプラズマディスプレイが個別に収容されかつ横方向及び縦方向の大きさに比較して奥行き方向の大きさが小さい直方体形状の梱包箱21と、この梱包箱21を複数個奥行き方向に並べた状態で梱包箱21の側面に結合される連結板22と、この連結板22を前記梱包箱21に着脱自在に取り付けるためのジョイント部材23とを備えたもので、安価な構成で転倒を防止することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、平面型表示装置としてのプラズマディスプレイの梱包装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のプラズマディスプレイは、ガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線で蛍光体を励起して発光させカラー表示を行っている。そして、基板上に隔壁によって区画された表示セルが設けられており、これに蛍光体層が形成されている構成を有する。
【0003】
このプラズマディスプレイ装置には、大別して、駆動的にはAC型とDC型があり、放電形式では面放電型と対向放電型の2種類があるが、高精細化、大画面化および製造の簡便性から、現状では、プラズマディスプレイ装置の主流は、3電極構造の面放電型のもので、その構造は、一方の基板上に平行に隣接した表示電極対を有し、もう一方の基板上に表示電極と交差する方向に配列されたアドレス電極と、隔壁、蛍光体層を有するもので、比較的蛍光体層を厚くすることができ、蛍光体によるカラー表示に適している。
【0004】
このようなプラズマディスプレイ装置は、液晶パネルに比べて高速の表示が可能であり、視野角が広いこと、大型化が容易であること、自発光型であるため表示品質が高いことなどの理由から、フラットパネルディスプレイの中で最近特に注目を集めており、多くの人が集まる場所での表示装置や家庭で大画面の映像を楽しむための表示装置として各種の用途に使用されている。
【0005】
まず、プラズマディスプレイ装置におけるプラズマディスプレイパネルの構造について図4を用いて説明する。図4に示すように、ガラス基板などの透明な前面側の基板1上には、スキャン電極とサステイン電極とで対をなすストライプ状の表示電極2が複数列形成され、そしてその電極群を覆うように誘電体層3が形成され、その誘電体層3上には保護膜4が形成されている。
【0006】
また、前記前面側の基板1に対向配置される背面側の基板5上には、スキャン電極及びサステイン電極の表示電極2と交差するように、オーバーコート層6で覆われた複数列のストライプ状のアドレス電極7が形成されている。このアドレス電極7間のオーバーコート層6上には、アドレス電極7と平行に複数の隔壁8が配置され、この隔壁8間の側面およびオーバーコート層6の表面に蛍光体層9が設けられている。
【0007】
これらの基板1と基板5とは、スキャン電極およびサステイン電極の表示電極2とアドレス電極7とがほぼ直交するように、微小な放電空間を挟んで対向配置されるとともに、周囲が封止され、そして前記放電空間には、ヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノンのうちの一種または混合ガスが放電ガスとして封入されている。また、放電空間は、隔壁8によって複数の区画に仕切ることにより、表示電極2とアドレス電極7との交点が位置する複数の放電セルが設けられ、その各放電セルには、赤色、緑色及び青色となるように蛍光体層9が一色ずつ順次配置されている。
【0008】
図5にこのプラズマディスプレイパネルの電極配列を示しており、図5に示すようにスキャン電極およびサステイン電極とアドレス電極とは、M行×N列のマトリックス構成であり、行方向にはM行のスキャン電極SCN1〜SCNMおよびサステイン電極SUS1〜SUSMが配列され、列方向にはN列のアドレス電極D1〜DNが配列されている。
【0009】
このような電極構成のプラズマディスプレイパネルにおいては、アドレス電極とスキャン電極の間に書き込みパルスを印加することにより、アドレス電極とスキャン電極の間でアドレス放電を行い、放電セルを選択した後、スキャン電極とサステイン電極との間に、交互に反転する周期的な維持パルスを印加することにより、スキャン電極とサステイン電極との間で維持放電を行い、所定の表示を行うものである。
【0010】
図6に上記で説明した構造のパネルを組み込んだプラズマディスプレイ装置の全体構成の一例を示している。図において、パネル10を収容する筐体は、前面枠11と金属製のバックカバー12とから構成され、前面枠11の開口部には光学フィルターおよびパネル10の保護を兼ねたガラス等からなる前面カバー13が配置されている。また、この前面カバー13には電磁波の不要輻射を抑制するために、例えば銀蒸着が施されている。さらに、バックカバー12には、パネル10等で発生した熱を外部に放出するための複数の通気孔12aが設けられている。
【0011】
前記パネル10は、アルミニウム等からなるシャーシ部材14の前面に熱伝導シート15を介して接着することにより保持され、そしてシャーシ部材14の後面側には、パネル10を表示駆動させるための複数の回路ブロック16が取り付けられている。前記熱伝導シート15は、パネル10で発生した熱をシャーシ部材14に効率よく伝え、放熱を行うためのものである。また、回路ブロック16はパネル10の表示駆動とその制御を行うための電気回路を備えており、パネル10の縁部に引き出された電極引出部に、シャーシ部材14の四辺の縁部を越えて延びる複数のフレキシブル配線板(図示せず)によって電気的に接続されている。
【0012】
また、シャーシ部材14の後面には、回路ブロック16を取り付けたり、バックカバー12を固定するためのボス部14aがダイカスト等による一体成型により突設されている。なお、このシャーシ部材14は、アルミニウム平板に固定ピンを固定して構成してもよい。
【0013】
このような構成のプラズマディスプレイは大型画面で薄型を最大の特徴としており、そのため梱包状態においても奥行き寸法が小さく、従来のCRTのテレビ、ディスプレイの1/2から1/3程度になっていることが知られている。
【0014】
そして、この平板形状のプラズマディスプレイを輸送のために梱包した場合、図7に示すように、プラズマディスプレイ自体が平板形状であるため、梱包箱17に収容した梱包後の全体形状も、横方向及び縦方向の寸法に比べて奥行きが小さい直方体の形状となり、またプラズマディスプレイの薄型化に伴い、さらに奥行き寸法が小さくなっているため、図7の矢印で示す奥行き方向に対して転倒しやすいという課題がある。
【0015】
そこで、特許文献1に示すように、梱包箱に転倒防止用の部材を設けることが考えられている。
【0016】
【特許文献1】
特開2002−211669号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように梱包箱に転倒防止用の部材を設けるようにした場合、プラズマディスプレイの輸送後は廃棄される梱包箱に特別な加工、部材の追加が発生するため、コストが高くなってしまうという課題がある。
【0018】
本発明はこのような課題を解決するもので、プラズマディスプレイの輸送時の転倒防止を安価な構成で実現することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明のプラズマディスプレイの梱包装置は、直方体形状の梱包箱と、この梱包箱を複数個奥行き方向に並べた状態で梱包箱の側面に結合される連結板と、この連結板を前記梱包箱に着脱自在に取り付けるためのジョイント部材とを備えたもので、安価な構成で転倒を防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、少なくとも前面側が透明な一対の基板を基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネルを有する平板形状のプラズマディスプレイが個別に収容されかつ横方向及び縦方向の大きさに比較して奥行き方向の大きさが小さい直方体形状の梱包箱と、この梱包箱を複数個奥行き方向に並べた状態で梱包箱の側面に結合される連結板と、この連結板を前記梱包箱に着脱自在に取り付けるためのジョイント部材とを備えたことを特徴とする。
【0021】
また、本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1において、梱包箱の側面と連結板それぞれに係合孔を設け、その係合孔にジョイント部材を装着することにより、梱包箱を連結板で結合したことを特徴とする。
【0022】
以下に、本発明の一実施の形態について、図1〜図3を参照しながら説明する。
【0023】
図1〜図3に本発明の一実施の形態を示しており、図において21は横方向及び縦方向の大きさに比較して奥行き方向の大きさが小さい直方体形状の梱包箱であり、この梱包箱21内には、上述したように少なくとも前面側が透明な一対の基板を基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネルを有する平板形状のプラズマディスプレイが内部で容易に動かないように緩衝材により保持されて収容されている。
【0024】
22は前記梱包箱21を複数個奥行き方向に並べた状態で梱包箱の側面21aに結合される樹脂からなる連結板で、この連結板22には、梱包箱21の奥行き方向、すなわち側面21aの幅の長さの間隔で分離用のスリット22aが設けられており、連結する梱包箱21の数に応じて連結板22の長さを調整することができる。また、梱包箱21の側面21aには係合孔21bが設けられ、そして連結板22のスリット22a間の中間には、前記梱包箱21の係合孔21bに合致するように係合孔22bが設けられている。
【0025】
23は前記係合孔21b、22bに着脱自在に装着される樹脂からなるジョイント部材で、このジョイント部材23は、前記係合孔21b、22bに挿着される内側ジョイント24と、この内側ジョイント24に挿着される外側ジョイント25とから構成されている。前記内側ジョイント24には、前記外側ジョイント25を内側ジョイント24に挿着することにより外側に開くように回動し、梱包箱21の内面に当接する係合片24aを有しており、この係合片24aと鍔部24bとで、梱包箱21と連結板22とを挾持することにより梱包箱21に連結板22が結合される。
【0026】
このような構成によれば、プラズマディスプレイの輸送時、梱包箱21を連結板22で連結した状態で輸送することとなり、輸送時に懸念される転倒がなくなるため、輸送時に転倒し、プラズマディスプレイに衝撃が加えられて、最悪の場合破壊してしまうということがなくなる。しかも、連結板22とジョイント部材23を追加するのみで良いため、安価に実現することもできる。
【0027】
また、本実施の形態においては、連結板22にスリット22aを設けており、連結する個数に合わせて連結板22を切断して用いることができる。また、このような連結板22の構成により、輸送時は複数個を連結して輸送するとともに、そのまま倉庫などに保管し、一般ユーザーにプラズマディスプレイを販売し、届ける場合には、スリット22aで連結板22を切断して他の連結状態の製品から分離するように用いることができ、プラズマディスプレイの安定した輸送・保管に適するものとなる。
【0028】
しかも、本実施の形態のように、梱包箱21の側面21aにおいて連結板22で連結する構成とすることにより、一般にプラズマディスプレイは画面サイズが変わっても厚みはあまり変わらないため、異なるインチサイズのプラズマディスプレイの梱包に連結板22を共用して使用することもできる。
【0029】
なお、上記実施の形態においては、連結板22とジョイント部材23を別々に構成したが、勿論連結板22にジョイント部材23を樹脂の一体成形により設ける構成としてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、大型で平板形状となるプラズマディスプレイにおいて、梱包箱に入れて輸送する際に転倒しやすいという課題を簡単な構成で解決することができ、しかも連結板とジョイント部材を追加するのみでよいため、安価に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるプラズマディスプレイの梱包装置を示す斜視図
【図2】同装置の要部を拡大して示す斜視図
【図3】同じく断面図
【図4】一般のプラズマディスプレイのパネル部分を示す斜視図
【図5】同じく電極配線を示す概略図
【図6】プラズマディスプレイの分解斜視図
【図7】プラズマディスプレイの梱包装置における課題を説明するための斜視図
【符号の説明】
21 梱包箱
22 連結板
21b、22b 係合孔
23 ジョイント部材
Claims (2)
- 少なくとも前面側が透明な一対の基板を基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネルを有する平板形状のプラズマディスプレイが個別に収容されかつ横方向及び縦方向の大きさに比較して奥行き方向の大きさが小さい直方体形状の梱包箱と、この梱包箱を複数個奥行き方向に並べた状態で梱包箱の側面に結合される連結板と、この連結板を前記梱包箱に着脱自在に取り付けるためのジョイント部材とを備えたことを特徴とするプラズマディスプレイの梱包装置。
- 梱包箱の側面と連結板それぞれに係合孔を設け、その係合孔にジョイント部材を装着することにより、梱包箱を連結板で結合したことを特徴とする請求項1に記載のプラズマディスプレイの梱包装置。
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JP2002355165A JP2004182331A (ja) | 2002-12-06 | 2002-12-06 | プラズマディスプレイの梱包装置 |
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JP2002355165A JP2004182331A (ja) | 2002-12-06 | 2002-12-06 | プラズマディスプレイの梱包装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=32755933
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JP2002355165A Pending JP2004182331A (ja) | 2002-12-06 | 2002-12-06 | プラズマディスプレイの梱包装置 |
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Country | Link |
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-
2002
- 2002-12-06 JP JP2002355165A patent/JP2004182331A/ja active Pending
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