JP2007039120A - プラズマディスプレイの梱包装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】プラズマディスプレイの梱包、搬送時の時間的・金銭的な負荷を増すことなく、同時に転倒防止を実現する。
【解決手段】少なくとも前面側が透明な一対の基板を基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネルを有する平板形状のプラズマディスプレイが個別に収容されかつ横方向及び縦方向の長さに比較して奥行き方向の長さが短い直方体形状の梱包箱101と、この梱包箱101の前面102と後面103との同じ位置に空けられた穴106、穴107と、この梱包箱101を複数個奥行き方向に接して並べた状態で密着する、手前に存在する梱包箱101の後面103の穴107と奥に存在する梱包箱101の前面102の穴106とを、挟むことによって手前に存在する梱包箱101と奥に存在する梱包箱101とを連結する連結部材201とを、備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、平面型表示装置としてのプラズマディスプレイの、梱包装置に関するものである。
従来、この種のプラズマディスプレイは、ガス放電により紫外線を発生させ、この紫外線で蛍光体を励起して発光させカラー表示を行っている。そして、基板上に隔壁によって区画された表示セルが設けられており、これに蛍光体層が形成されている構成を有する。
このプラズマディスプレイ装置には、大別して、駆動的にはAC型とDC型があり、放電形式では面放電型と対向放電型の2種類があるが、高精細化、大画面化および製造の簡便性から、現状では、プラズマディスプレイ装置の主流は、3電極構造の面放電型のもので、その構造は、一方の基板上に平行に隣接した表示電極対を有し、もう一方の基板上に表示電極と交差する方向に配列されたアドレス電極と、隔壁、蛍光体層を有するもので、比較的蛍光体層を厚くすることができ、蛍光体によるカラー表示に適している。
このようなプラズマディスプレイ装置は、液晶パネルに比べて高速の表示が可能であり、視野角が広いこと、大型化が容易であること、自発光型であるため表示品質が高いことなどの理由から、フラットパネルディスプレイの中で最近特に注目を集めており、多くの人が集まる場所での表示装置や家庭で大画面の映像を楽しむための表示装置として各種の用途に使用されている。
まず、プラズマディスプレイ装置におけるプラズマディスプレイパネルの構造について図15を用いて説明する。図15に示すように、ガラス基板などの透明な前面側の基板701上には、スキャン電極とサステイン電極とで対をなすストライプ状の表示電極702が複数列形成され、そしてその電極群を覆うように誘電体層703が形成され、その誘電体層703上には保護膜704が形成されている。
また、前記前面側の基板701に対向配置される背面側の基板705上には、スキャン電極及びサステイン電極の表示電極702と交差するように、オーバーコート層706で覆われた複数列のストライプ状のアドレス電極707が形成されている。このアドレス電極707間のオーバーコート層706上には、アドレス電極707と平行に複数の隔壁708が配置され、この隔壁708間の側面およびオーバーコート層706の表面に蛍光体層709が設けられている。
これらの基板701と基板705とは、スキャン電極およびサステイン電極の表示電極702とアドレス電極707とがほぼ直交するように、微小な放電空間710を挟んで対向配置されるとともに、周囲が封止され、そして前記放電空間710には、ヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノンのうちの一種または混合ガスが放電ガスとして封入されている。
また、放電空間710は、隔壁708によって複数の区画に仕切ることにより、表示電極702とアドレス電極707との交点に位置する複数の放電セルが設けられ、その各放電セルには、赤色、緑色及び青色となるように蛍光体層709が一色ずつ順次配置されている。
図16に、このプラズマディスプレイパネルの電極配列を示す。図16に示すようにスキャン電極およびサステイン電極とアドレス電極とは、M行×N列のマトリックス構成であり、行方向にはM行のスキャン電極SCN〜SCNおよびサステイン電極SUS〜SUSが配列され、列方向にはN列のアドレス電極D〜Dが配列されている。
このような電極構成のプラズマディスプレイパネルにおいては、アドレス電極とスキャン電極の間に書き込みパルスを印加することにより、アドレス電極とスキャン電極の間でアドレス放電を行い、放電セルを選択した後、スキャン電極とサステイン電極との間に、交互に反転する周期的な維持パルスを印加することにより、スキャン電極とサステイン電極との間で維持放電を行い、所定の表示を行うものである。
図17に、上で説明した構造のパネルを組み込んだプラズマディスプレイ装置の全体構成の一例を示している。図17において、パネル711を収容する筐体は、前面枠712と金属製のバックカバー713とから構成され、前面枠712の開口部には光学フィルターおよびパネル711の保護を兼ねたガラス等からなる前面カバー714が配置されている。また、この前面カバー714には電磁波の不要輻射を抑制するために、例えば銀蒸着が施されている。さらに、バックカバー713には、パネル711等で発生した熱を外部に放出するための複数の通気孔713aが設けられている。
パネル711は、アルミニウム等からなるシャーシ部材715の前面に熱伝導シート716を介して接着することにより保持され、そしてシャーシ部材715の後面側には、パネル711を表示駆動させるための複数の回路ブロック717が取り付けられている。熱伝導シート716は、パネル711で発生した熱をシャーシ部材715に効率よく伝え、放熱を行うためのものである。また、回路ブロック717はパネル711の表示駆動とその制御を行うための電気回路を備えており、パネル711の縁部に引き出された電極引出部に、シャーシ部材715の四辺の縁部を越えて延びる複数のフレキシブル配線板(図示せず)によって電気的に接続されている。
シャーシ部材715の後面には、回路ブロック717を取り付けたり、バックカバー713を固定するためのボス部715aがダイカスト等による一体成型により突設されている。なお、このシャーシ部材715は、アルミニウム平板に固定ピンを固定して構成してもよい。
このような構成のプラズマディスプレイは大型画面で薄型を最大の特徴としており、そのため、梱包状態においても奥行き寸法が小さく、従来のCRTのテレビ、ディスプレイの1/2から1/3程度になっている。
そして、この平板形状のプラズマディスプレイを輸送のために梱包した場合、図18に示すように、プラズマディスプレイ自体が平板形状であるため、梱包箱771に収容した梱包後の全体形状も、横方向及び縦方向の寸法に比べて奥行きが小さい直方体の形状となり、またプラズマディスプレイの薄型化に伴い、さらに奥行き寸法が小さくなっているため、図18の矢印で示す奥行き方向に対して転倒しやすいという課題がある。
更にまた、輸送費の低減等のために、荷役作業者は一人でトラックなどの荷台等から積み下ろし作業を行うことがあり、この時、直方体の長手方向に取っ手があると、一人では手が届かず落下する可能性が高いという課題もあった。
そこで、特許文献1に示すように、梱包箱に転倒防止用の部材を設けることが考えられている。
特開2002−211669号公報
しかしながら、このように梱包箱に転倒防止用の部材を設けるようにした場合、プラズマディスプレイの輸送後は廃棄される梱包箱に特別な加工を行う必要があり、そのための部材も必要で、加工工数の増加や、部材の調達と保管など、梱包・搬送のための時間的・金銭的な負荷要因が極めて増加するという課題があった。
本発明はこのような課題を解決するために行われたもので、プラズマディスプレイの梱包、搬送時の時間的・金銭的な負荷を増すことなく、同時に転倒防止を実現するものである。
本発明に係る請求項1に記載のプラズマディスプレイの梱包装置は、
少なくとも前面側が透明な一対の基板を基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネルを有する平板形状のプラズマディスプレイが個別に収容されかつ横方向及び縦方向の長さに比較して奥行き方向の長さが短い直方体形状の梱包箱と、
この梱包箱の前面と後面との同じ位置に空けられた穴と、
この梱包箱を複数個奥行き方向に接して並べた状態で密着する、手前に存在する梱包箱の後面の前記穴と奥に存在する梱包箱の前面の前記穴とを、挟むことによって前記手前に存在する梱包箱と奥に存在する梱包箱とを連結する連結部材とを、
備えたことを特徴とする。
このような構成によって、手前の梱包箱と奥の梱包箱とが連結固定され、1つ1つの梱包箱は奥行き方向の長さが短いので倒れやすいという課題を解消し、極めて倒れにくくすることができる。これはプラズマディスプレイの安全で壊れにくい保存・保管や搬送に極めて有効である。
本発明に係る請求項2に記載のプラズマディスプレイの梱包装置は、
前記連結部材は、前記手前に存在する梱包箱の後面の前記穴と奥に存在する梱包箱の前面の前記穴とを下方に向かって挟み、
この連結部材は、前記梱包箱を個別に搬送する時には前記穴を上方に向かって挟むことで搬送用取っ手を兼ねる、ことを特徴とする。
このような構成によって、梱包箱を連結固定する時には連結部材の脱落を防止すると同時に、梱包箱を持ち上げて運ぶときの手に掛かる負担を小さくすることができる。
本発明に係る請求項3に記載のプラズマディスプレイの梱包装置は、
前記穴は、前記梱包箱の前面と後面との中心から左または右のどちらかに偏って開けられている、ことを特徴とする。
このような構成によって、梱包箱を持ち上げて運ぶときの手に掛かる負担を小さくすることができると同時に、従来ならば、この梱包箱を持ち上げて運ぶときに2人が必要であったのを、1人でこの梱包箱を持ち上げて運ぶことが可能になる。
本発明に係る請求項4に記載のプラズマディスプレイの梱包装置は、
少なくとも前面側が透明な一対の基板を基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネルを有する平板形状のプラズマディスプレイが個別に収容されかつ横方向及び縦方向の長さに比較して奥行き方向の長さが短い直方体形状の梱包箱と、
この梱包箱の前面から上面、後面、下面を回って前面に戻るように掛けられた2本の垂直ベルトと、
この2本の垂直ベルトを梱包箱の前面と後面とのそれぞれの中央で接続する2本の水平ベルトと、
この梱包箱を複数個奥行き方向に接して並べた状態で密着する、手前に存在する梱包箱の後面の前記水平ベルトと奥に存在する梱包箱の前面の前記水平ベルトとを、挟むことによって前記手前に存在する梱包箱と奥に存在する梱包箱とを連結する連結部材とを、
備えたことを特徴とする。
このような構成によっても、手前の梱包箱と奥の梱包箱とが連結固定され、1つ1つの梱包箱は奥行き方向の長さが短いので倒れやすいという課題を解消し、極めて倒れにくくすることができる。これはプラズマディスプレイの安全で壊れにくい保存・保管や搬送に極めて有効である。
本発明に係る請求項5に記載のプラズマディスプレイの梱包装置は、
前記連結部材は、前記手前に存在する梱包箱の後面の前記水平ベルトと奥に存在する梱包箱の前面の前記水平ベルトとを下方に向かって挟み、
この連結部材は、前記梱包箱を個別に搬送する時には前記水平ベルトを上方に向かって挟むことで搬送用取っ手を兼ねる、ことを特徴とする。
このような構成によっても、梱包箱を連結固定する時には連結部材の脱落を防止すると同時に、梱包箱を持ち上げて運ぶときの手に掛かる負担を小さくすることができる。
本発明に係る請求項6に記載のプラズマディスプレイの梱包装置は、
前記連結部材は脱落防止用の凸部を備えている、ことを特徴とする。
このような構成によって、梱包箱を連結固定する時には連結部材の脱落を防止すると同時に、手前の梱包箱と奥の梱包箱とが連結固定した時の強度を、充分に確保することが可能になる。
本発明に係る請求項7に記載のプラズマディスプレイの梱包装置は、
前記連結部材は脱落防止用の嵌合部を備えている、ことを特徴とする。
このような構成によって、梱包箱を連結固定する時には連結部材の脱落を防止すると同時に、手前の梱包箱と奥の梱包箱とが連結固定した時の強度を、より一層充分確保することが可能になる。
本発明によれば、プラズマディスプレイの梱包、搬送時の時間的・金銭的な負荷を増すことなく、同時に転倒防止を実現することができる。
(第1の実施の形態)
以下に、本発明の第1の実施の形態について、図を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るプラズマディスプレイの梱包装置の第1の実施の形態である梱包箱101の概略斜視図である。梱包箱101は、少なくとも前面側が透明な一対の基板を基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネルを有する平板形状のプラズマディスプレイが個別に収容されかつ横方向及び縦方向の長さに比較して奥行き方向の長さが短い直方体形状をしている。この梱包箱101内には、上述したように少なくとも前面側が透明な一対の基板を基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネルを有する平板形状のプラズマディスプレイが内部で容易に動かないように緩衝材により保持されて収容されている。
この梱包箱101の前面102には穴106が開けられており、後面103には穴107が開けられている。この穴106と穴107とは、前面102と後面103との同じ位置、厳密には、縦方向と横方向との座標が同じ位置に開けられているが、必ずしも完全に同じであることは必要でなく、現実に不都合がない範囲で誤差があっても構わない。
このような梱包箱101は、複数個が奥行き方向に手前方向から奥方向に向けて、あるいは奥方向から手前方向に向けて、並べて配置して保存、搬送等されるのが通常である。しかしながら、上記のように、梱包箱101はその縦方向、横方向に比較して奥行き方向の長さが短いため、図18に示すように倒れて内部のプラズマディスプレイを破損しやすいという課題があった。
そこで、本発明に係るプラズマディスプレイの梱包装置では、この穴106と穴107とに連結部材201を挿入する。この状態の概略を図2に示す。
連結部材201は、横方向に長い棒状をしており、縦方向−奥行き方向の断面はコの字形をしている。この連結部材201は穴106及び穴107に入る大きさである。そして図2に示すように、連結部材201は穴106及び穴107に挿入される。
より詳細には、図3に示すように、梱包箱101は奥行き方向に複数個が並べて配置されており、連結部材201は、その1つ手前の梱包箱101の後面103に開けられている穴107と、その1つ奥の梱包箱101の前面102に開けられている穴106とを合わせて挟むように、挿入される。複数個の梱包箱101が奥行き方向に並べられた時、1つ手前の梱包箱101の後面103と1つ奥の梱包箱101の前面102とは密着あるいは完全に密着ではないがほぼ密着あるいは接触、あるいはほぼ接触するので、図3に示すように1つの連結部材201を、その1つ手前の梱包箱101の後面103に開けられている穴107と、その1つ奥の梱包箱101の前面102に開けられている穴106とを合わせて挟むように、挿入することが可能である。
そして、このように、1つの連結部材201を、その1つ手前の梱包箱101の後面103に開けられている穴107と、その1つ奥の梱包箱101の前面102に開けられている穴106とを合わせて挟むように、挿入することによって、1つ手前の梱包箱101と1つ奥の梱包箱101とが連結固定され、1つ1つの梱包箱は奥行き方向の長さが短いので倒れやすいという課題を解消し、極めて倒れにくくすることができる。これはプラズマディスプレイの安全で壊れにくい保存・保管や搬送に極めて有効である。
また、この連結部材201を1つ使用して、1つ手前の梱包箱101と1つ奥の梱包箱101とを連結固定するだけでなく、さらにもう1つ使用して、2つ奥(又は2つ手前でもよい)の梱包箱101をも連結固定したり、さらにもう1つ使用して3つ奥(3つ手前でもよい)の梱包箱101をも連結固定したり、このような操作を繰り返し行うことができることは言うまでもない。このように、より多くの梱包箱101を連結固定することで、梱包箱101をより一層倒れにくくすることができる。
連結部材201は、このように、1つ手前の梱包箱101の後面103に開けられている穴107と、1つ奥の梱包箱101の前面102に開けられている穴106とを合わせて挟むように挿入して、1つ手前の梱包箱101と1つ奥の梱包箱101とを連結固定するだけでなく、図4に示すように、1つの梱包箱101の穴106と穴107とに上方向に挿入することも可能である。図5に、この状態をより詳細に示す。
図5は、1つの梱包箱101の前面102の穴106と、同じ1つの梱包箱101の後面103の穴107に、それぞれ1つずつ、計2個の連結部材201が上方向に挿入された状態を示している。
穴106と穴107とは、梱包箱101を持ち上げて運ぶときの取っ手の役割りをも兼ねることができる。その時、梱包箱101の前面102と後面103とは奥行き方向の厚さがそれほど厚くないので、手に掛かる負担が大きかった。図5に示すように、梱包箱101の穴106と穴107とに連結部材201を挿入し、この穴106と穴107とに挿入された連結部材201を取っ手とすることによって、梱包箱101を持ち上げて運ぶときの手に掛かる負担を小さくすることができる。そして従来ならば、この梱包箱を持ち上げて運ぶときに2人が必要であったのを、1人でこの梱包箱を持ち上げて運ぶことが可能になる。このように、この梱包箱101を1人で持ち上げて運ぶには、穴106及び穴107は図1に示すように縦方向−横方向平面における中心線から、左方向又は右方向にずれている方がより有効である。
また、この連結部材201の材質、硬さ、厚み、縦方向の大きさ、横方向の大きさ、奥行き方向の大きさは、それぞれ様々に選ぶことができる。連結部材201の材質と硬さは、梱包箱101の材質と硬さを勘案して選ぶべきで、連結部材201の方が梱包箱101よりも余りに硬く丈夫であると、梱包箱101を破損する可能性が高くなるので好ましくない。逆に、連結部材201の方が梱包箱101よりも余りに柔らかく弱いと、梱包箱101を連結固定する目的を達成することができない。従って、連結部材201の硬さと丈夫さは、梱包箱101の硬さと丈夫さにほぼ近いことが望ましい。
また、連結部材201の隙間は、梱包箱101の前面102と後面103とが挿入できる大きさにするべきであるが、隙間が広いことによって、連結部材201が脱落する可能性は、後述する凸部205等で防止することができる。
(第2の実施の形態)
以下に、本発明の第2の実施の形態について、図を参照しながら説明する。
図6は、本発明に係るプラズマディスプレイの梱包装置の第2の実施の形態である梱包箱501の概略斜視図である。梱包箱501も、少なくとも前面側が透明な一対の基板を基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネルを有する平板形状のプラズマディスプレイが個別に収容されかつ横方向及び縦方向の長さに比較して奥行き方向の長さが短い直方体形状をしている。この梱包箱501内には、上述したように少なくとも前面側が透明な一対の基板を基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネルを有する平板形状のプラズマディスプレイが内部で容易に動かないように緩衝材により保持されて収容されている。
この梱包箱501には、図6に示すように、前面502から上面506、後面503、下面507を回って前面502に戻るように、垂直ベルト606が2本掛けられている。この2本の垂直ベルト606はそれぞれ右側面505及び左側面504から等しい距離にあることが望ましい。しかしながら、2本の垂直ベルト606が右側面505及び左側面504から厳密に等しい距離にあることは必ずしも必要でないし、2本の垂直ベルト606が右側面505及び左側面504から異なる距離にあっても構わない。
この2本の垂直ベルト606を繋ぐように、水平ベルト608と水平ベルト609とが、それぞれ梱包箱501の前面502の側と、後面503の側とに付されている。図6では、水平ベルト608と水平ベルト609とが離れているように示しているが、水平ベルト608と水平ベルト609とは1つの水平ベルトであって、梱包箱501の前面502から右側面505、後面503、左側面504を回って前面502に戻るように掛けられていても構わない。
また、この垂直ベルト606と水平ベルト608、水平ベルト609は、その一部あるいは全部が梱包箱501にボンドやその他の方法で接着されていても構わない。このように垂直ベルト606と水平ベルト608、水平ベルト609の一部あるいは全部を梱包箱501とボンドやその他の方法で接着することによって、強度をより一層向上させることが可能になる。
第2の実施の形態に係るプラズマディスプレイの梱包装置では、この水平ベルト508と水平ベルト509とに連結部材201を挿入する。この状態の概略を図7に示す。なお、この連結部材201は、本発明の第1の実施の形態に係る連結部材201と同じものであると仮定しているが、必ずしも同じものである必要はなく、異なるものであっても構わない。特に、その材質、硬さ、厚み、縦方向の大きさ、横方向の大きさ、奥行き方向の大きさなどは、それぞれ異なるものを様々に選ぶことができる。
連結部材201は、横方向に長い棒状をしており、縦方向−奥行き方向の断面はコの字形をしている。この連結部材201は2本の垂直ベルト606の間に入る大きさである。そして図7に示すように、連結部材201は2本の垂直ベルト606の間の水平ベルト608と前面502の間、あるいは、水平ベルト609と後面503の間に挿入される。
より詳細には、図8に示すように、梱包箱501は奥行き方向に複数個が並べて配置されており、連結部材201は、その1つ手前の梱包箱501の後面503と水平ベルト609の間と、その1つ奥の梱包箱501の前面502と水平ベルト608の間に、2本の水平ベルト(608と609)を合わせて挟むように、挿入される。
複数個の梱包箱501が奥行き方向に並べられた時、1つ手前の梱包箱501の後面503及び後面503の水平ベルト609と、1つ奥の梱包箱501の前面502及び前面502の水平ベルト608とは密着あるいは完全に密着ではないがほぼ密着あるいは接触、あるいはほぼ接触するので、図8に示すように1つの連結部材201を、その1つ手前の梱包箱501の後面503の水平ベルト609と、その1つ奥の梱包箱501の前面502の水平ベルト608とを合わせて挟むように、挿入することが可能である。
そして、このように、1つの連結部材201を、その1つ手前の梱包箱501の後面503の水平ベルト609と、その1つ奥の梱包箱501の前面502の水平ベルト608とを合わせて挟むように、挿入することによって、1つ手前の梱包箱501と1つ奥の梱包箱501とが連結固定され、1つ1つの梱包箱は奥行き方向の長さが短いので倒れやすいという課題を解消し、極めて倒れにくくすることができる。これはプラズマディスプレイの安全で壊れにくい保存・保管や搬送に極めて有効である。
また、この連結部材を1つ使用して、1つ手前の梱包箱501と1つ奥の梱包箱501とを連結固定するだけでなく、さらにもう1つ使用して、2つ奥(又は2つ手前でもよい)の梱包箱501をも連結固定したり、さらにもう1つ使用して3つ奥(3つ手前でもよい)の梱包箱501をも連結固定したり、このような操作を繰り返し行うことができることは言うまでもない。このように、より多くの梱包箱501を連結固定することで、梱包箱をより一層倒れにくくすることができる。
連結部材201は、このように、1つ手前の梱包箱501の後面503の水平ベルト609と、その1つ奥の梱包箱501の前面502の水平ベルト608とを合わせて挟むように挿入して、1つ手前の梱包箱501と1つ奥の梱包箱501とを連結固定するだけでなく、図9に示すように、1つの梱包箱501の前面502の水平ベルト608と後面503の水平ベルト609とに上方向に挿入することも可能である。図10に、この状態をより詳細に示す。
図10は、1つの梱包箱501の前面502の水平ベルト608と、同じ1つの梱包箱501の後面503の水平ベルト609に、それぞれ1つずつ、計2個の連結部材201が上方向に挿入された状態を示している。
水平ベルト608と水平ベルト609とは、梱包箱501を持ち上げて運ぶときの取っ手の役割りをも兼ねることができる。その時、水平ベルト608と水平ベルト609とは奥行き方向の厚さがそれほど厚くないので、手に掛かる負担が大きかった。図10に示すように、水平ベルト608と水平ベルト609とに連結部材201を挿入し、この水平ベルト608と水平ベルト609とに挿入された連結部材201を取っ手とすることによって、梱包箱501を持ち上げて運ぶときの手に掛かる負担を小さくすることができる。そして従来ならば、この梱包箱を持ち上げて運ぶときに2人が必要であったのを、1人でこの梱包箱を持ち上げて運ぶことが可能になる。
また、この連結部材201の材質、硬さ、厚み、縦方向の大きさ、横方向の大きさ、奥行き方向の大きさは、それぞれ様々に選ぶことができる。連結部材201の材質と硬さは、水平ベルト608と水平ベルト609の材質と硬さを勘案して選ぶべきで、連結部材201の方が水平ベルト608と水平ベルト609よりも余りに硬く丈夫であると、水平ベルト608と水平ベルト609を破損する可能性が高くなるので好ましくない。逆に、連結部材201の方が水平ベルト608と水平ベルト609よりも余りに柔らかく弱いと、梱包箱501を連結固定する目的を達成することができない。従って、連結部材201の硬さと丈夫さは、水平ベルト608と水平ベルト609の硬さと丈夫さにほぼ近いことが望ましい。
また、連結部材201の隙間は、水平ベルト608と水平ベルト609とが挿入できる大きさにするべきであるが、隙間が広いことによって、連結部材201が脱落する可能性は、後述する凸部205等で防止することができる。
図11は、連結部材201の隙間が、梱包箱101あるいは水平ベルト608、水平ベルト609の厚さと比較して広いと、梱包箱101または梱包箱501を連結固定した時の強度を充分確保することができない。そこで、連結部材201に凸部205を設けることで、梱包箱101または梱包箱501を連結固定した時にできる隙間を無くし、強度を充分確保した時の状態を示している。
また、図12は、同様に弾力性を有する凸部206を設けることで、梱包箱101または梱包箱501を連結固定した時にできる隙間をより確実に無くし、強度をより一層確保した時の状態を示している。
図13は、連結部材201に嵌合部207を設け、梱包箱101の前面102または後面103または梱包箱501の前面502の水平ベルト608または後面503の水平ベルト609のいずれかに、この嵌合部207と嵌合する凹部または穴を設け、これらの嵌合によって、連結部材201が脱落することを防止すると共に、梱包箱101または梱包箱501を連結固定した時の強度を充分確保した時の状態を示している。
図14は、連結部材201に嵌合部208と嵌合部209とを設け、梱包箱101の前面102または後面103または梱包箱501の前面502の水平ベルト608または後面503の水平ベルト609のいずれかに、この嵌合部208と嵌合部209とを貫通させる穴を設け、嵌合部208と嵌合部209との嵌合によって、連結部材201が脱落することを防止すると共に、梱包箱101または梱包箱501を連結固定した時の強度を充分確保した時の状態を示している。
本発明によれば、プラズマディスプレイの梱包、搬送時の時間的・金銭的な負荷を増すことなく、同時に転倒防止を実現することができ、その産業上の利用可能性は極めて高い。
本発明に係るプラズマディスプレイの梱包装置の第1の実施の形態である梱包箱101の概略斜視図 本発明に係るプラズマディスプレイの梱包装置で穴106と穴107とに連結部材201を挿入した状態の概略図 穴106と穴107とに連結部材201を挿入した状態の詳細拡大図 連結部材201を穴106と穴107とに上方に挿入した状態の概略図 連結部材201を穴106と穴107とに上方に挿入した状態の詳細拡大図 本発明に係るプラズマディスプレイの梱包装置の第2の実施の形態である梱包箱501の概略斜視図 本発明に係るプラズマディスプレイの梱包装置で水平ベルト608と水平ベルト609とに連結部材201を挿入した状態の概略図 水平ベルト608と水平ベルト609とに連結部材201を挿入した状態の詳細拡大図 連結部材201を水平ベルト608と水平ベルト609とに上方に挿入した状態の概略図 連結部材201を水平ベルト608と水平ベルト609とに上方に挿入した状態の詳細拡大図 連結部材201に設けられた凸部の拡大図 連結部材201に設けられた凸部の他の例の拡大図 連結部材201に設けられた嵌合部の拡大図 連結部材201に設けられた嵌合部の他の例の拡大図 従来のプラズマディスプレイ装置におけるプラズマディスプレイパネルの構造を示す概略図 従来のプラズマディスプレイ装置におけるプラズマディスプレイパネルの電極配列を示す概略図 従来のパネルを組み込んだプラズマディスプレイ装置の全体構成の一例を示す概略図 従来のプラズマディスプレイの梱包箱の倒れやすい方向を示す概略図
符号の説明
101,501,771 梱包箱
102,502 前面
103,503 後面
104,504 左側面
105,505 右側面
106,107 穴
201 連結部材
205,206 凸部
207,208,209 嵌合部
506 上面
507 下面
606 垂直ベルト
608,609 水平ベルト
701,705 基板
702 表示電極
703 誘電体層
704 保護膜
706 オーバーコート層
707 アドレス電極
708 隔壁
709 蛍光体層
710 放電空間
711 パネル
712 前面枠
713 バックカバー
713a 通気孔
714 前面カバー
715 シャーシ部材
715a ボス部
716 熱伝導シート
717 回路ブロック

Claims (7)

  1. 少なくとも前面側が透明な一対の基板を基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネルを有する平板形状のプラズマディスプレイが個別に収容されかつ横方向及び縦方向の長さに比較して奥行き方向の長さが短い直方体形状の梱包箱と、
    この梱包箱の前面と後面との同じ位置に空けられた穴と、
    この梱包箱を複数個奥行き方向に接して並べた状態で、手前に存在する梱包箱の前記穴と奥に存在する梱包箱の前記穴とを挟むことによって前記手前に存在する梱包箱と奥に存在する梱包箱とを連結する連結部材とを、
    備えたことを特徴とするプラズマディスプレイの梱包装置。
  2. 前記連結部材は、前記手前に存在する梱包箱の後面の前記穴と奥に存在する梱包箱の前面の前記穴とを下方に向かって挟み、
    この連結部材は、前記梱包箱を個別に搬送する時には前記穴を上方に向かって挟むことで搬送用取っ手を兼ねる、
    請求項1に記載のプラズマディスプレイの梱包装置。
  3. 前記穴は、前記梱包箱の前面と後面との中心から左または右のどちらかに偏って開けられている、
    請求項1または請求項2のいずれかに記載のプラズマディスプレイの梱包装置。
  4. 少なくとも前面側が透明な一対の基板を基板間に複数の放電セルを形成して対向配置したパネルを有する平板形状のプラズマディスプレイが個別に収容されかつ横方向及び縦方向の長さに比較して奥行き方向の長さが短い直方体形状の梱包箱と、
    この梱包箱の前面から上面、後面、下面を回って前面に戻るように掛けられた2本の垂直ベルトと、
    この2本の垂直ベルトを梱包箱の前面と後面とのそれぞれの中央で接続する水平ベルトと、
    この梱包箱を複数個奥行き方向に接して並べた状態で密着する、手前に存在する梱包箱の後面の前記水平ベルトと奥に存在する梱包箱の前面の前記水平ベルトとを、挟むことによって前記手前に存在する梱包箱と奥に存在する梱包箱とを連結する連結部材と、
    を備えたことを特徴とするプラズマディスプレイの梱包装置。
  5. 前記連結部材は、前記手前に存在する梱包箱の後面の前記水平ベルトと奥に存在する梱包箱の前面の前記水平ベルトとを下方に向かって挟み、
    この連結部材は、前記梱包箱を個別に搬送する時には前記水平ベルトを上方に向かって挟むことで搬送用取っ手を兼ねる、
    請求項4に記載のプラズマディスプレイの梱包装置。
  6. 前記連結部材は脱落防止用の凸部を備えている、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイの梱包装置。
  7. 前記連結部材は脱落防止用の嵌合部を備えている、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のプラズマディスプレイの梱包装置。
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