JP2004181849A - ロール紙プリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】巻き取り機を使用する大判プリンタにおいて、インク乾燥時間を巻き取り機使用時には短く設定することで印刷時間を短縮する。さらに、巻き取り機で巻き取られた出力紙の量によりインク乾燥時間を変化させることで、より印刷時間を短縮する。
【解決手段】印刷出力紙を巻き取る手段と、印刷出力紙を巻き取る手段の使用を検知する手段と、前述印刷出力紙を巻き取る手段により巻かれた印刷出力紙の容量を検知する手段と、前述印刷出力紙を巻き取る手段の使用を検知する手段および印刷出力紙の容量検知する手段の結果に基づいて印刷停止時間情報を算出する手段と、前述印刷停止時間情報によりロール紙印刷装置を停止する手段からなるロール紙印刷装置。
【選択図】 図1
【解決手段】印刷出力紙を巻き取る手段と、印刷出力紙を巻き取る手段の使用を検知する手段と、前述印刷出力紙を巻き取る手段により巻かれた印刷出力紙の容量を検知する手段と、前述印刷出力紙を巻き取る手段の使用を検知する手段および印刷出力紙の容量検知する手段の結果に基づいて印刷停止時間情報を算出する手段と、前述印刷停止時間情報によりロール紙印刷装置を停止する手段からなるロール紙印刷装置。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール紙プリンタ、特に巻き取り機を接続可能なプリンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ロール紙へ印刷するプリンタは図3で示されるように、ロール紙給紙装置301により供給された紙304に対して、プリンタヘッド302によりインク吐出を行って印刷が行われ、ページ単位の印刷処理が完了した時点でカッター303により紙304が切断されて排紙トレイ305へ送られる。
【0003】
上述印刷動作においてカッター303は、ページ単位の印刷処理が完了した後、一定時間を経過した後に動作させる。これは、印刷完了直後に印刷結果を切り離すと出力紙上の印刷インクが乾燥しきれないために、排紙トレイ305に出力紙の印刷面が触れることにより印刷面が汚損するからである。
【0004】
また、ロール紙へ印刷するプリンタは図4で示されるように、排紙トレイ305の代わりに出力紙巻き取り機401(以下、巻き取り機と呼ぶ)を装備できるものがある。これにより、印刷出力結果をページ毎にカッター303で切り離さずに、そのまま巻き取り機401に巻き取らせて印刷出力を行うことが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のロール紙プリンタでは、巻き取り機401を使用した場合においても排紙トレイ305へ出力する場合と同じく、1ページ単位印刷完了後に一定時間を経過するまで印刷動作を停止するため、不要な印刷出力時間が必要とされていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、図5で示されるように、カッター303を有するロール紙プリンタにおいて、印刷出力紙巻き取り機401の使用を検知する手段と、前述印刷出力紙巻き取り機401の使用を検知する手段402により印刷動作停止時間を算出する手段を有することを特徴とする。
【0007】
さらに、印刷出力紙巻き取り機401の紙巻き取り量を検出する手段である出力紙容量センサ114と、紙巻き取り量により印刷動作停止時間を算出する手段を有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0009】
本発明は、たとえば、図1に示すようなロール紙プリンタ装置100に適用される。
【0010】
このロール紙プリンタ100は、ユーザから入力された印刷画像情報に対して、印刷ヘッド、給紙装置、巻き取り機およびカッター装置を制御して、紙に印刷出力を行う機能を有するものである。
【0011】
このため、ロール紙プリンタ装置100は、ユーザから入力される印刷画像情報を受けとるローカルネットワークインターフェース(LAN−I/F)101、後述する印刷処理や印刷停止時間の算出など装置全体の動作制御を司るCPU102、印刷処理などの動作のプログラムを格納するROM103、印刷処理時に画像データなど各種のデータを書込及び読出が行われるRAM104、プリンタ装置内の各モータを制御するモータ駆動制御装置105、プリンタヘッドを制御するヘッド制御装置109、巻き取り機401の動作を制御する巻き取り機制御装置111、プリンタの状態表示およびユーザ入力によるプリンタ動作指示を行うパネル112を備えており、これらはバス114を介して互いにデータ授受するようになされている。
【0012】
また、モータ駆動制御装置105には、プリンタヘッド110を駆動するヘッド駆動モータ106、ロール紙給紙装置301で使用される給紙駆動モータ107、カッター303を駆動するカッター駆動モータ108が接続され、ヘッド制御装置109には、プリンタヘッド110が接続され、巻き取り機制御装置111には、巻き取り機駆動モータ113、出力紙容量センサ114が接続されている。
【0013】
次に、図5を用いて印刷停止時間の算出方法について説明する。
【0014】
プリンタヘッド302により吐出された印刷インクが乾燥するまでの時間をT分とすると、排紙トレイ305を使用する場合における印刷動作停止時間は、紙304のP1地点での印刷インクが乾燥するために必要な時間となるため、上述印刷インクが乾燥するまでの時間と同じT分となる。
【0015】
しかし、巻き取り機401を使用する場合における停止時間は、上述印刷インクが乾燥するまでの時間から、紙304のP1地点からP2地点まで紙が移動するまでの時間を差し引いた値となる。これは、巻き取り機401を使用する場合ではカッター303が動作しないため、出力紙の印刷面が触れる可能性は紙304が図3のP2地点に移動するまで存在しないからである。
【0016】
ここで、出力紙容量センサ114である非接触型の距離測定センサにより得られた巻き取り機401にて巻かれた紙304の直径をRmm、カッター303から巻き取り機401の中心までの距離をXmmとすると、プリンタヘッド302から紙304のP2地点までの距離は(X+πR)mmである。
【0017】
給紙装置301より給紙されプリンタヘッド302にて印刷される印刷(紙搬送)速度をVmm/分とすると、紙304のP2地点での印刷インクが乾燥するために必要な時間は、(T−(X+πR)/V)分となる。
【0018】
このことから、巻き取り機401を使用した場合には排紙トレイ305を使用した場合と比較して、印刷停止時間を((X+πR)/V)分短縮することが可能である。
【0019】
以下、上述のように構成されたロール紙プリンタ装置100が実行する印刷処理の動作を、図2を用いて説明する。
【0020】
ステップS201:
LAN−I/F101から印刷画像データを受信し、RAM104へ格納する。
【0021】
ステップS202:
ステップS201でRAM104へ格納された画像データを基に、プリンタヘッド302の1ライン幅分の画像データを生成し、RAM104へ格納する。
【0022】
ステップS203:
ステップS202で生成された1ライン幅分の画像データをヘッド制御装置109へ送ることでプリンタヘッド302からインク吐出させるとともに、モータ駆動制御装置105によりヘッド駆動モータ106を駆動してプリンタヘッド302を駆動させることにより、1ライン幅の印刷を行う。
【0023】
ステップS204:
巻き取り機制御装置111により、巻き取り機401が使用されているかを検出し、使用されていればステップS205へ進み、使用されていなければステップS208へ進む。
【0024】
ステップS205:
巻き取り機が使用されていれば、巻き取り機401に装着されている巻き取り機容量検出装置113により、巻き取り機401で既に巻かれている出力紙304の直径を得る。
【0025】
ステップS206:
ステップS205にて得られた出力紙304の直径を基に、印刷動作停止時間(T−(X+πR)/V)分を算出する。
【0026】
ステップS207:
ステップS205にて得られた印刷動作停止時間が経過するまで印刷処理を停止する。
【0027】
ステップS208:
印刷動作停止時間経過後、モータ駆動制御装置105により給紙駆動モータ107を駆動して1ライン分出力紙304を搬送するとともに、巻き取り機駆動モータ113を駆動して1ライン分出力紙304を巻き取り機401に巻き取る。その後、ステップ213へ進む。
【0028】
ステップS209:
巻き取り機が使用されていなければ、モータ駆動制御装置105により給紙駆動モータ107を駆動して1ライン分出力紙304を搬送するとともに、巻き取り機駆動モータ113を駆動して1ライン分出力紙304を巻き取り機401に巻き取る。
【0029】
ステップS210:
RAM104に格納された画像データを1ページ分印刷処理されたかを判別し、1ページ分印刷処理されていない場合には、ステップS202へ戻り次の1ライン分の画像データの印刷処理を行う。
【0030】
1ページ分印刷処理された場合には、ステップS211へ進む。
【0031】
ステップS211:
ROM103内に設定された印刷動作停止時間を得て、停止時間が経過するまで印刷処理を停止する。
【0032】
ステップS212:
モータ駆動制御装置105によりカッター駆動モータ108を駆動して出力紙304を切り離し、排紙トレイ305上へ排紙する。
【0033】
ステップS213:
ステップS207の印刷処理停止時間経過後、あるいはステップS212の排紙後において、RAM104に格納された画像データを全て印刷処理されたかを判別し、印刷処理されていない画像データが存在すれば、ステップS202へ戻り次の画像データの印刷処理を行う。全ての画像データが印刷処理された場合には、印刷処理を終了する。
【0034】
前述実施の形態において、巻き取り機401が使用されているかを検出する手段は巻き取り機制御装置111により行われていたが、LAN−I/F101から受信した印刷画像データの内容により巻き取り機401を使用するかを判別など、いかなる判別手段であっても本発明の効果は変わらない。
【0035】
また前述実施の形態において、巻き取り機容量検出装置113は巻き取り機401で既に巻かれている出力紙304の直径を得ていたが、当該検出装置113は巻き取り機401にて巻かれている出力紙304の長さを検出する装置であっても、印刷動作停止時間できるために同様の効果が得られる。
【0036】
前述実施の形態において、出力紙容量センサ114は非接触型の距離測定センサにより行われていたが、センサ自体の動作方法については赤外光反射検出/音波反射検出など種々の方法が存在するが、それらは発明の効果に影響しない。
【0037】
また、前述実施の形態において、出力紙容量センサ114は非接触型の距離測定センサにより行われていたが、接触型のセンサをセンサを使用しても本発明と同様の効果が得られる。この場合、接触型センサと出力紙の印刷面とが触れる地点が前述実施例におけるP2地点となる。
【0038】
前述実施の形態において、出力紙容量センサ114により得られた巻き取り機401にて巻かれた紙304の直径の値からプリンタヘッド302から紙304のP2地点までの距離を算出されていたが、出力紙容量センサ114に代わって出力紙の厚さを計測するセンサ404と出力紙の搬送距離を計測するセンサ405とを装備することでも、本発明と同様の効果が得られる。
【0039】
この場合、出力紙の厚さを計測するセンサ404により得られた紙304の厚さのtmm、出力紙の搬送距離を計測するセンサ405により得られた巻き取り機401にて巻かれた紙304の長さをfmm、出力紙を巻き取っていない状態における巻き取り機401の直径をrmm、カッター303から巻き取り機401の中心までの距離をXmmとすると、前述実施例におけるプリンタヘッド302から紙304のP2地点までの距離は
(X+πr+t√(πf/r))mmとなる。
【0040】
また、印刷出力紙の厚さを記憶する手段としてRAM104内に印刷出力紙の厚さを記憶し、パネル112の入力操作により前述印刷出力紙の厚さを記憶する手段であるRAM104内に印刷出力紙の厚さを設定することにより、出力紙の厚さを計測する手段であるセンサ404を有することなく前述紙304の厚さのtmmを決定することができ、前述実施例と同様の発明の効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、巻き取り機401が使用されている場合において、印刷停止時間を短く設定することにより、排紙トレイ305を使用した場合に比較して印刷時間を短縮する効果が得られる。
【0042】
さらに、巻き取り機401における出力紙巻き取り量を取得し、当該巻き取り量に比例して印刷停止時間を短く設定することにより、より印刷時間を短縮する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したロール紙プリンタ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用したロール紙プリンタ装置における印刷処理手順を示すフローチャートである。
【図3】従来における、巻き取り機401を使用しないロール紙プリンタ装置の概略図である。
【図4】従来における、巻き取り機401を使用するロール紙プリンタ装置の概略図である。
【図5】本発明の実施例の一である巻き取り機401を使用するロール紙プリンタ装置の概略図である。
【符号の説明】
102 CPU
103 ROM
104 RAM
111 巻き取り機制御装置
112 パネル
114 出力紙巻き取り機用量センサ
301 ロール紙給紙装置
302 プリンタヘッド
401 出力紙巻き取り機
404 出力紙厚さセンサ
405 出力紙搬送距離センサ
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール紙プリンタ、特に巻き取り機を接続可能なプリンタ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ロール紙へ印刷するプリンタは図3で示されるように、ロール紙給紙装置301により供給された紙304に対して、プリンタヘッド302によりインク吐出を行って印刷が行われ、ページ単位の印刷処理が完了した時点でカッター303により紙304が切断されて排紙トレイ305へ送られる。
【0003】
上述印刷動作においてカッター303は、ページ単位の印刷処理が完了した後、一定時間を経過した後に動作させる。これは、印刷完了直後に印刷結果を切り離すと出力紙上の印刷インクが乾燥しきれないために、排紙トレイ305に出力紙の印刷面が触れることにより印刷面が汚損するからである。
【0004】
また、ロール紙へ印刷するプリンタは図4で示されるように、排紙トレイ305の代わりに出力紙巻き取り機401(以下、巻き取り機と呼ぶ)を装備できるものがある。これにより、印刷出力結果をページ毎にカッター303で切り離さずに、そのまま巻き取り機401に巻き取らせて印刷出力を行うことが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のロール紙プリンタでは、巻き取り機401を使用した場合においても排紙トレイ305へ出力する場合と同じく、1ページ単位印刷完了後に一定時間を経過するまで印刷動作を停止するため、不要な印刷出力時間が必要とされていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、図5で示されるように、カッター303を有するロール紙プリンタにおいて、印刷出力紙巻き取り機401の使用を検知する手段と、前述印刷出力紙巻き取り機401の使用を検知する手段402により印刷動作停止時間を算出する手段を有することを特徴とする。
【0007】
さらに、印刷出力紙巻き取り機401の紙巻き取り量を検出する手段である出力紙容量センサ114と、紙巻き取り量により印刷動作停止時間を算出する手段を有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0009】
本発明は、たとえば、図1に示すようなロール紙プリンタ装置100に適用される。
【0010】
このロール紙プリンタ100は、ユーザから入力された印刷画像情報に対して、印刷ヘッド、給紙装置、巻き取り機およびカッター装置を制御して、紙に印刷出力を行う機能を有するものである。
【0011】
このため、ロール紙プリンタ装置100は、ユーザから入力される印刷画像情報を受けとるローカルネットワークインターフェース(LAN−I/F)101、後述する印刷処理や印刷停止時間の算出など装置全体の動作制御を司るCPU102、印刷処理などの動作のプログラムを格納するROM103、印刷処理時に画像データなど各種のデータを書込及び読出が行われるRAM104、プリンタ装置内の各モータを制御するモータ駆動制御装置105、プリンタヘッドを制御するヘッド制御装置109、巻き取り機401の動作を制御する巻き取り機制御装置111、プリンタの状態表示およびユーザ入力によるプリンタ動作指示を行うパネル112を備えており、これらはバス114を介して互いにデータ授受するようになされている。
【0012】
また、モータ駆動制御装置105には、プリンタヘッド110を駆動するヘッド駆動モータ106、ロール紙給紙装置301で使用される給紙駆動モータ107、カッター303を駆動するカッター駆動モータ108が接続され、ヘッド制御装置109には、プリンタヘッド110が接続され、巻き取り機制御装置111には、巻き取り機駆動モータ113、出力紙容量センサ114が接続されている。
【0013】
次に、図5を用いて印刷停止時間の算出方法について説明する。
【0014】
プリンタヘッド302により吐出された印刷インクが乾燥するまでの時間をT分とすると、排紙トレイ305を使用する場合における印刷動作停止時間は、紙304のP1地点での印刷インクが乾燥するために必要な時間となるため、上述印刷インクが乾燥するまでの時間と同じT分となる。
【0015】
しかし、巻き取り機401を使用する場合における停止時間は、上述印刷インクが乾燥するまでの時間から、紙304のP1地点からP2地点まで紙が移動するまでの時間を差し引いた値となる。これは、巻き取り機401を使用する場合ではカッター303が動作しないため、出力紙の印刷面が触れる可能性は紙304が図3のP2地点に移動するまで存在しないからである。
【0016】
ここで、出力紙容量センサ114である非接触型の距離測定センサにより得られた巻き取り機401にて巻かれた紙304の直径をRmm、カッター303から巻き取り機401の中心までの距離をXmmとすると、プリンタヘッド302から紙304のP2地点までの距離は(X+πR)mmである。
【0017】
給紙装置301より給紙されプリンタヘッド302にて印刷される印刷(紙搬送)速度をVmm/分とすると、紙304のP2地点での印刷インクが乾燥するために必要な時間は、(T−(X+πR)/V)分となる。
【0018】
このことから、巻き取り機401を使用した場合には排紙トレイ305を使用した場合と比較して、印刷停止時間を((X+πR)/V)分短縮することが可能である。
【0019】
以下、上述のように構成されたロール紙プリンタ装置100が実行する印刷処理の動作を、図2を用いて説明する。
【0020】
ステップS201:
LAN−I/F101から印刷画像データを受信し、RAM104へ格納する。
【0021】
ステップS202:
ステップS201でRAM104へ格納された画像データを基に、プリンタヘッド302の1ライン幅分の画像データを生成し、RAM104へ格納する。
【0022】
ステップS203:
ステップS202で生成された1ライン幅分の画像データをヘッド制御装置109へ送ることでプリンタヘッド302からインク吐出させるとともに、モータ駆動制御装置105によりヘッド駆動モータ106を駆動してプリンタヘッド302を駆動させることにより、1ライン幅の印刷を行う。
【0023】
ステップS204:
巻き取り機制御装置111により、巻き取り機401が使用されているかを検出し、使用されていればステップS205へ進み、使用されていなければステップS208へ進む。
【0024】
ステップS205:
巻き取り機が使用されていれば、巻き取り機401に装着されている巻き取り機容量検出装置113により、巻き取り機401で既に巻かれている出力紙304の直径を得る。
【0025】
ステップS206:
ステップS205にて得られた出力紙304の直径を基に、印刷動作停止時間(T−(X+πR)/V)分を算出する。
【0026】
ステップS207:
ステップS205にて得られた印刷動作停止時間が経過するまで印刷処理を停止する。
【0027】
ステップS208:
印刷動作停止時間経過後、モータ駆動制御装置105により給紙駆動モータ107を駆動して1ライン分出力紙304を搬送するとともに、巻き取り機駆動モータ113を駆動して1ライン分出力紙304を巻き取り機401に巻き取る。その後、ステップ213へ進む。
【0028】
ステップS209:
巻き取り機が使用されていなければ、モータ駆動制御装置105により給紙駆動モータ107を駆動して1ライン分出力紙304を搬送するとともに、巻き取り機駆動モータ113を駆動して1ライン分出力紙304を巻き取り機401に巻き取る。
【0029】
ステップS210:
RAM104に格納された画像データを1ページ分印刷処理されたかを判別し、1ページ分印刷処理されていない場合には、ステップS202へ戻り次の1ライン分の画像データの印刷処理を行う。
【0030】
1ページ分印刷処理された場合には、ステップS211へ進む。
【0031】
ステップS211:
ROM103内に設定された印刷動作停止時間を得て、停止時間が経過するまで印刷処理を停止する。
【0032】
ステップS212:
モータ駆動制御装置105によりカッター駆動モータ108を駆動して出力紙304を切り離し、排紙トレイ305上へ排紙する。
【0033】
ステップS213:
ステップS207の印刷処理停止時間経過後、あるいはステップS212の排紙後において、RAM104に格納された画像データを全て印刷処理されたかを判別し、印刷処理されていない画像データが存在すれば、ステップS202へ戻り次の画像データの印刷処理を行う。全ての画像データが印刷処理された場合には、印刷処理を終了する。
【0034】
前述実施の形態において、巻き取り機401が使用されているかを検出する手段は巻き取り機制御装置111により行われていたが、LAN−I/F101から受信した印刷画像データの内容により巻き取り機401を使用するかを判別など、いかなる判別手段であっても本発明の効果は変わらない。
【0035】
また前述実施の形態において、巻き取り機容量検出装置113は巻き取り機401で既に巻かれている出力紙304の直径を得ていたが、当該検出装置113は巻き取り機401にて巻かれている出力紙304の長さを検出する装置であっても、印刷動作停止時間できるために同様の効果が得られる。
【0036】
前述実施の形態において、出力紙容量センサ114は非接触型の距離測定センサにより行われていたが、センサ自体の動作方法については赤外光反射検出/音波反射検出など種々の方法が存在するが、それらは発明の効果に影響しない。
【0037】
また、前述実施の形態において、出力紙容量センサ114は非接触型の距離測定センサにより行われていたが、接触型のセンサをセンサを使用しても本発明と同様の効果が得られる。この場合、接触型センサと出力紙の印刷面とが触れる地点が前述実施例におけるP2地点となる。
【0038】
前述実施の形態において、出力紙容量センサ114により得られた巻き取り機401にて巻かれた紙304の直径の値からプリンタヘッド302から紙304のP2地点までの距離を算出されていたが、出力紙容量センサ114に代わって出力紙の厚さを計測するセンサ404と出力紙の搬送距離を計測するセンサ405とを装備することでも、本発明と同様の効果が得られる。
【0039】
この場合、出力紙の厚さを計測するセンサ404により得られた紙304の厚さのtmm、出力紙の搬送距離を計測するセンサ405により得られた巻き取り機401にて巻かれた紙304の長さをfmm、出力紙を巻き取っていない状態における巻き取り機401の直径をrmm、カッター303から巻き取り機401の中心までの距離をXmmとすると、前述実施例におけるプリンタヘッド302から紙304のP2地点までの距離は
(X+πr+t√(πf/r))mmとなる。
【0040】
また、印刷出力紙の厚さを記憶する手段としてRAM104内に印刷出力紙の厚さを記憶し、パネル112の入力操作により前述印刷出力紙の厚さを記憶する手段であるRAM104内に印刷出力紙の厚さを設定することにより、出力紙の厚さを計測する手段であるセンサ404を有することなく前述紙304の厚さのtmmを決定することができ、前述実施例と同様の発明の効果が得られる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、巻き取り機401が使用されている場合において、印刷停止時間を短く設定することにより、排紙トレイ305を使用した場合に比較して印刷時間を短縮する効果が得られる。
【0042】
さらに、巻き取り機401における出力紙巻き取り量を取得し、当該巻き取り量に比例して印刷停止時間を短く設定することにより、より印刷時間を短縮する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したロール紙プリンタ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明を適用したロール紙プリンタ装置における印刷処理手順を示すフローチャートである。
【図3】従来における、巻き取り機401を使用しないロール紙プリンタ装置の概略図である。
【図4】従来における、巻き取り機401を使用するロール紙プリンタ装置の概略図である。
【図5】本発明の実施例の一である巻き取り機401を使用するロール紙プリンタ装置の概略図である。
【符号の説明】
102 CPU
103 ROM
104 RAM
111 巻き取り機制御装置
112 パネル
114 出力紙巻き取り機用量センサ
301 ロール紙給紙装置
302 プリンタヘッド
401 出力紙巻き取り機
404 出力紙厚さセンサ
405 出力紙搬送距離センサ
Claims (8)
- 印刷出力紙を巻き取る手段と、前述印刷出力紙を巻き取る手段の使用を検知する手段と、印刷停止時間情報を算出する手段と、前述印刷停止時間情報によりロール紙印刷装置を停止する手段を有することを特徴とするロール紙印刷装置。
- 前述印刷停止時間情報を算出する手段は、前述前述印刷出力紙を巻き取る手段の使用を検知する手段の結果に基づいて印刷停止時間情報を算出することを特徴とする請求項1記載のロール紙印刷装置。
- 前述印刷出力紙を巻き取る手段により巻かれた印刷出力紙の容量を検知する手段を有することを特徴する請求項2記載のロール紙印刷装置。
- 前述印刷停止時間情報を算出する手段は、前述印刷出力紙の容量を検知する手段の結果に基づいて印刷停止時間情報を算出することを特徴とする請求項3記載のロール紙印刷装置。
- 前述印刷出力紙の容量を検知する手段は、前述印刷出力紙を巻き取る手段により巻き取られた印刷出力紙のロール直径を検知することを特徴とする請求項3記載のロール紙印刷装置。
- 前述印刷出力紙の容量を検知する手段は、前述印刷出力紙を巻き取る手段により巻き取られた印刷出力紙の長さおよび厚さを検知することを特徴とする請求項3記載のロール紙印刷装置。
- 前述印刷出力紙を巻き取る手段により巻き取られた印刷出力紙の長さを検知する手段と、前述印刷出力紙を巻き取る手段により巻き取られた印刷出力紙の厚さを記憶する手段を有することを特徴する請求項2記載のロール紙印刷装置。
- 前述印刷出力紙の厚さを記憶する手段に印刷出力紙の厚さを設定する手段を有することを特徴する請求項7記載のロール紙印刷装置。
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2002
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