JP2004181371A - 膜モジュールおよび膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】膜エレメントに付着した膜汚染物質を効率良く十分に除去することができる膜モジュールを提供する。
【解決手段】ケーシング2内に膜エレメント3が内蔵され、ケーシング2に、超音波で膜エレメント3を振動させる振動子22が設けられている。逆洗時、逆洗水を、濾過処理水排出口19から膜モジュール1内に供給し、原水供給口17から排出することによって、膜エレメント3が逆洗される。このような逆洗を行いながら、同時に、振動子22で超音波を発生させて膜エレメント3を振動させる。
【選択図】 図1
【解決手段】ケーシング2内に膜エレメント3が内蔵され、ケーシング2に、超音波で膜エレメント3を振動させる振動子22が設けられている。逆洗時、逆洗水を、濾過処理水排出口19から膜モジュール1内に供給し、原水供給口17から排出することによって、膜エレメント3が逆洗される。このような逆洗を行いながら、同時に、振動子22で超音波を発生させて膜エレメント3を振動させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、上水(浄水)処理,下水・廃水処理等に用いられる膜モジュールおよび膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、膜モジュールとしては、例えば、図9に示すように、複数本のチューブ状に形成された多孔質のセラミック膜51(膜チューブ)が、一対のヘッダ52,53で支持されて、互いに間隔をおいて平行に配列されたものがある。一方のヘッダ52には吸引室54が形成されるとともに、吸引室54を外部と連通させるための吸引口55が設けられている。また、上記一方のヘッダ52に支持されるセラミック膜51の一端部は上記吸引室54の内部に開口し、セラミック膜51の他端部は他方のヘッダ53に突き当てられている。
【0003】
これによると、吸引口55を通じてセラミック膜51の内部に吸引圧を作用させることにより、被処理水は、セラミック膜51の外側から内側へ透過して濾過され、濾過処理水として吸引室54を経て吸引口55から排出される。
【0004】
上記セラミック膜51の外周面に膜汚染物質が付着した場合、逆洗水を、吸引口55から供給し、各セラミック膜51の内側から外側へ逆流させることによって、各セラミック膜51を逆洗していた(例えば特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−235163号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、各セラミック膜51を逆洗するだけでは、セラミック膜51の外周面に強固に付着した膜汚染物質を十分に除去することが困難である場合があった。
【0007】
本発明は、膜エレメントに付着した膜汚染物質を効率良く十分に除去することができる膜モジュールおよび膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本第1発明における膜モジュールは、膜エレメントを内蔵し、被処理流体を供給する被処理流体供給口と、上記膜エレメントで濾過された濾過処理流体を排出する濾過処理流体排出口とが設けられた膜モジュールであって、超音波で上記膜エレメントを振動させる振動子が設けられているものである。
【0009】
これによると、濾過運転時、被処理流体は、被処理流体供給口から膜モジュール内に供給され、膜エレメントで濾過された後、濾過処理流体として濾過処理流体排出口から排出される。
【0010】
また、逆洗時、逆洗用流体を、濾過処理流体排出口から膜モジュール内に供給し、被処理流体供給口から排出する。これにより、膜エレメントが逆洗される。上記のような逆洗を行いながら、同時に、振動子で超音波を発生させて上記膜エレメントを振動させることにより、膜エレメントに付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【0011】
また、本第2発明における膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法は、膜エレメントを、超音波で振動させながら、逆洗するものである。
これによると、振動と逆洗とを同時に行うことにより、膜エレメントに付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【0012】
本第3発明における膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法は、膜エレメントは、膜モジュールのケーシング内に充填されており、先端を閉塞した管状の多孔体からなる複数の膜チューブと、これら膜チューブの基端部を集束固定する集束プレートとで構成されているものである。
【0013】
これによると、各膜チューブが振動するとともに逆洗されるため、各膜チューブに付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
本第4発明における膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法は、膜エレメントは、多孔体からなる筒状部材で構成されて、膜モジュールのケーシング内に充填されており、上記筒状部材の長手方向に、両端面に開口する複数の平行な流通路が形成されているものである。
【0014】
これによると、筒状部材が振動するとともに逆洗されるため、筒状部材に付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
本第5発明における膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法は、超音波を発生させる振動子をケーシングに取付け、この振動子でケーシングに振動を与えることによって、膜エレメントを振動させるものである。
【0015】
これによると、膜エレメントが振動するとともに逆洗されるため、膜エレメントに付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
本第6発明における膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法は、超音波を発生させる振動子を集束プレートに取付け、この振動子で集束プレートに振動を与えることによって、膜エレメントを振動させるものである。
【0016】
これによると、各膜チューブが振動するとともに逆洗されるため、各膜チューブに付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
本第7発明における膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法は、超音波を発生させる振動子を筒状部材に取付け、この振動子で筒状部材に振動を与えることによって、膜エレメントを振動させるものである。
【0017】
これによると、筒状部材が振動するとともに逆洗されるため、筒状部材に付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、膜モジュール1は、ケーシング2の内部に複数(2個)の膜エレメント3を備えたものであり、被処理水(被処理流体の一例)を後述する複数の膜チューブ6の外側から内側へ透過させて濾過する外圧式のものである。
【0019】
上記ケーシング2は、種々の形状を採用できるが、本実施の形態では、一例として直管円筒状のものを挙げている。上記ケーシング2の両端には、上記膜エレメント3を出し入れする膜エレメント装入口4が形成されている。これら両膜エレメント装入口4の外周縁にはケーシング側フランジ5が設けられている。
【0020】
上記膜エレメント3は、図3,図4に示すように、先端を閉塞した細い直管状のセラミック(多孔体の一例)製の複数本の膜チューブ6と、これら膜チューブ6の基端部を集束固定して各膜チューブ6を片持状に支持する円板形状の集束プレート7とで構成されている。尚、上記各膜チューブ6は、多数の微細孔を有した膜形成材のみで管壁を成形してなり、管外径1〜6mmφ、管壁肉厚0.1〜0.8mmの形状をなすものであり、所定間隔で平行に配置されている。また、上記各膜チューブ6の基端側は、集束プレート7に形成された複数の貫通孔に挿通され、各膜チューブ6の基端間に充填された接着材層8によって集束プレート7に水密に集束固定されている。
【0021】
図1に示すように、上記ケーシング2の両端には、ケーシング2内に充填された膜エレメント3の各膜チューブ6の基端開口6a側を覆う帽子状のキャップ10が着脱自在に取付けられている。
【0022】
すなわち、上記キャップ10の開口端の外周縁にはキャップ側フランジ11が設けられている。そして、上記集束プレート7の外周部を上記ケーシング側フランジ5とキャップ側フランジ11との間に挟み込んだ状態で、複数のボルト12を挿通し、ナット13を締めてケーシング側フランジ5とキャップ側フランジ11とを締結することにより、両膜エレメント3がそれぞれケーシング2内に水平に据付け固定されている。
【0023】
尚、集束プレート7とケーシング側フランジ5との間は一方のパッキン14によって水密にシールされている。また、集束プレート7とキャップ側フランジ11との間は他方のパッキン15によって水密にシールされている。
【0024】
上記ケーシング2には、両膜エレメント3の間に形成された空間16に対応する位置に被処理水(被処理流体の一例)を供給する原水供給口17(被処理流体供給口の一例)と、濃縮水排出口18とが設けられている。上記原水供給口17はケーシング2の下部に位置し、濃縮水排出口18はケーシング2の両端寄りの上部に位置している。
【0025】
また、上記両キャップ10の外周上部には、膜エレメント3で濾過された濾過処理水(濾過処理流体の一例)を排出する濾過処理水排出口19(濾過処理流体排出口の一例)が設けられ、キャップ10の外周下部にはキャップ10内のドレンを排出するためのドレン排出口20が設けられている。
【0026】
図1,図2に示すように、上記ケーシング2の外周面には、超音波を発生させる振動子22が複数設けられている。これら振動子22は、両膜エレメント3間に形成された上記空間16に対応した位置に設けられている。上記各振動子22には、振動子22を駆動するための高周波発振器23がケーブル24を介して接続されている。
【0027】
以下、上記構成における作用を説明する。
濾過運転時、図1の実線矢印で示したように、原水供給口17からケーシング2内の空間16へ供給された被処理水は、各膜チューブ6の外側から内側へ透過する際に膜チューブ6で濾過された後、濾過処理水として膜チューブ6の内部流路6b(図3参照)を通り基端開口6aからキャップ10内に流出し、両濾過処理水排出口19から外部へ排出される。
【0028】
また、逆洗時には、図1の点線矢印で示したように、逆洗水(逆洗用流体の一例)を、両濾過処理水排出口19から供給して原水供給口17から排出する。これにより、上記逆洗水が各膜チューブ6の内側から外側へ透過し(流れ)、各膜チューブ6が逆洗される。上記のような逆洗を行いながら、同時に、各振動子22で超音波を発生させて、ケーシング2に振動を与えることにより、ケーシング2の振動が両膜エレメント3に伝わって、各膜チューブ6が振動する。これによって、各膜チューブ6の外周面に付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【0029】
上記第1の実施の形態では、図1に示すように、濾過運転時、被処理水を膜チューブ6の外側から内側へ透過させて濾過する外圧式の膜モジュール1を挙げたが、第2の実施の形態として、図5,図6に示すように、被処理水を膜チューブ6の内側から外側へ透過させて濾過する内圧式の膜モジュール30であってもよい。
【0030】
これによると、原水供給口17が両キャップ10の外周下部に設けられ、濾過処理水排出口19がケーシング2の外周上部に設けられ、ドレン排出口20がケーシング2の外周下部に設けられ、さらに、エア抜き口31が両キャップ10の外周上部に設けられている。
【0031】
以下、上記構成における作用を説明する。
濾過運転時、図5の実線矢印で示したように、両原水供給口17からキャップ10内に供給された被処理水は、各膜チューブ6の基端開口6aから内部流路6b(図3参照)へ流れ込み、各膜チューブ6の内側から外側へ透過する際に膜チューブ6で濾過された後、濾過処理水として濾過処理水排出口19から外部へ排出される。
【0032】
また、逆洗時には、図5の点線矢印で示したように、逆洗水を、濾過処理水排出口19から供給して両原水供給口17から排出する。これにより、上記逆洗水が各膜チューブ6の外側から内側へ透過し(流れ)、各膜チューブ6が逆洗される。上記のような逆洗を行いながら、同時に、各振動子22で超音波を発生させて、ケーシング2に振動を与えることにより、ケーシング2の振動が両膜エレメント3に伝わって、各膜チューブ6が振動する。これによって、各膜チューブ6の内周面に付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【0033】
上記第1および第2の実施の形態ではそれぞれ、図2,図6の実線で示すように、複数の振動子22をケーシング2の外周面に設けたが、図2の仮想線で示すように、複数の振動子22を外圧式の膜モジュール1のケーシング2の内周面に取付けたり、或いは、図6の仮想線で示すように、複数の振動子22を内圧式の膜モジュール30のケーシング2の内周面に取付けてもよい。
【0034】
上記第1および第2の実施の形態ではそれぞれ、複数の振動子22をケーシング2に設けたが、図1,図3〜図5の仮想線で示すように、複数の振動子22を集束プレート7の外周面に設けてもよい。
【0035】
これによると、各膜チューブ6に対して逆洗を行いながら、同時に、各振動子22で超音波を発生させて、集束プレート7に振動を与えることにより、集束プレート7の振動が各膜チューブ6に伝わって、各膜チューブ6が振動する。これによって、各膜チューブ6の外周面(又は内周面)に付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【0036】
上記第1および第2の実施の形態では、ケーシング2や集束プレート7にそれぞれ複数個の振動子22を取付けているが、1個であってもよく、ケーシング2のサイズや集束プレート7のサイズ等に応じて振動子22の取付数や取付位置を最適な数や位置にすればよい。
【0037】
上記第1および第2の実施の形態では、膜チューブ6をセラミック製にしているが、セラミックに限定されるものではなく、金網等で製作してもよい。
上記第1および第2の実施の形態ではそれぞれ、図3に示すように、複数本の膜チューブ6を集束プレート7で集束固定して片持状に支持した型式の膜エレメント3を挙げたが、このような型式に限定されるものではなく、例えば、第3の実施の形態として、図7,図8に示すように、モノリス型の膜エレメント35を内蔵した膜モジュール36であってもよい。
【0038】
すなわち、上記膜モジュール36の円筒状のケーシング37の一端に原水供給口38(被処理流体供給口の一例)が形成され、ケーシング37の他端に空気供給口39が形成され、ケーシング37の外周部に濾過処理水排出口40(濾過処理流体排出口の一例)が形成されている。尚、上記空気供給口39には弁45が設けられている。
【0039】
上記膜エレメント35は、セラミック(多孔体の一例)製の筒状部材42で構成されており、上記ケーシング37内に充填されている。上記筒状部材42には、両端面に開口する複数の平行な流通路43が筒状部材42の長手方向に沿って形成されている。また、上記各流通路43の内周面には、筒状部材42よりもさらに微小な細孔を有するセラミック(多孔体の一例)の濾過膜44が形成されている。
【0040】
上記筒状部材42の外周面には、超音波を発生させる振動子22が複数設けられている。これら各振動子22には、振動子22を駆動するための高周波発振器23がケーブル24を介して接続されている。
【0041】
以下、上記構成における作用を説明する。
濾過運転時、弁45を閉操作して空気供給口39を閉じた状態で、図7の実線矢印で示すように、被処理水を原水供給口38からケーシング37内に供給する。これにより、上記被処理水は、筒状部材42の一端から各流通路43内に流れ込み、濾過膜44を内側から外側へ透過する際に濾過され、その後、濾過処理水として筒状部材42の外周面より流れ出し、濾過処理水排出口40から排出される。
【0042】
また、逆洗時には、図7の点線矢印で示すように、逆洗水を濾過処理水排出口40からケーシング37内に供給する。これにより、上記逆洗水が、筒状部材42の外周面より内部へ流れ込み、濾過膜44を外側から内側へ透過して各流通路43内を流れ、筒状部材42の一端面より流出し、原水供給口38から排出されて、濾過膜44が逆洗される。このような逆洗を行いながら、同時に、各振動子22で超音波を発生させ、筒状部材42(すなわち膜エレメント35)を振動させる。これによって、各流通路43の内周面に付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【0043】
さらに、上記逆洗後、上記弁45を開操作して空気供給口39を開くことにより、加圧空気が、空気供給口39からケーシング37内に供給され、筒状部材42の他端面から各流通路43内を流れ、筒状部材42の一端面より流出し、原水供給口38から排出される。これにより、各流通路43内に残留していた膜汚染物質が上記加圧空気で強制的に押し出されて排出されるため、膜汚染物質の除去効率がより一層向上する。
【0044】
上記第3の実施の形態では、筒状部材42に複数個の振動子22を取付けているが、1個であってもよく、筒状部材42のサイズ等に応じて振動子22の取付数や取付位置を最適な数や位置にすればよい。また、ケーシング37内に筒状部材42を1本内蔵しているが、複数本内蔵してもよい。
【0045】
上記第3の実施の形態では、振動子22を筒状部材42の外周面に取付けているが、ケーシング37の外面又は内面に取付け、ケーシング37を振動させることによって、筒状部材42を間接的に振動させてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上のように本第1発明によると、逆洗用流体を、濾過処理流体排出口から膜モジュール内に供給し、被処理流体供給口から排出することによって、膜エレメントが逆洗される。このような逆洗を行いながら、同時に、振動子で超音波を発生させて上記膜エレメントを振動させることにより、膜エレメントに付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【0047】
また、本第2発明によると、膜エレメントを逆洗することと膜エレメントを振動させることとを同時に行うことによって、膜エレメントに付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における膜モジュールの断面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視図である。
【図3】同、膜モジュールの膜エレメントの断面図である。
【図4】図3におけるB−B矢視図である。
【図5】第2の実施の形態における膜モジュールの断面図である。
【図6】図5におけるC−C矢視図である。
【図7】第3の実施の形態における膜モジュールの断面図である。
【図8】同、膜モジュールの膜エレメントの斜視図である。
【図9】従来の膜モジュールの断面図である。
【符号の説明】
1 膜モジュール
2 ケーシング
3 膜エレメント
6 膜チューブ
7 集束プレート
17 原水供給口(被処理流体供給口)
19 濾過処理水排出口(濾過処理流体排出口)
22 振動子
30 膜モジュール
35 膜エレメント
36 膜モジュール
37 ケーシング
38 原水供給口(被処理流体供給口)
40 濾過処理水排出口(濾過処理流体排出口)
42 筒状部材
43 流通路
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、上水(浄水)処理,下水・廃水処理等に用いられる膜モジュールおよび膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、膜モジュールとしては、例えば、図9に示すように、複数本のチューブ状に形成された多孔質のセラミック膜51(膜チューブ)が、一対のヘッダ52,53で支持されて、互いに間隔をおいて平行に配列されたものがある。一方のヘッダ52には吸引室54が形成されるとともに、吸引室54を外部と連通させるための吸引口55が設けられている。また、上記一方のヘッダ52に支持されるセラミック膜51の一端部は上記吸引室54の内部に開口し、セラミック膜51の他端部は他方のヘッダ53に突き当てられている。
【0003】
これによると、吸引口55を通じてセラミック膜51の内部に吸引圧を作用させることにより、被処理水は、セラミック膜51の外側から内側へ透過して濾過され、濾過処理水として吸引室54を経て吸引口55から排出される。
【0004】
上記セラミック膜51の外周面に膜汚染物質が付着した場合、逆洗水を、吸引口55から供給し、各セラミック膜51の内側から外側へ逆流させることによって、各セラミック膜51を逆洗していた(例えば特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−235163号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、各セラミック膜51を逆洗するだけでは、セラミック膜51の外周面に強固に付着した膜汚染物質を十分に除去することが困難である場合があった。
【0007】
本発明は、膜エレメントに付着した膜汚染物質を効率良く十分に除去することができる膜モジュールおよび膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本第1発明における膜モジュールは、膜エレメントを内蔵し、被処理流体を供給する被処理流体供給口と、上記膜エレメントで濾過された濾過処理流体を排出する濾過処理流体排出口とが設けられた膜モジュールであって、超音波で上記膜エレメントを振動させる振動子が設けられているものである。
【0009】
これによると、濾過運転時、被処理流体は、被処理流体供給口から膜モジュール内に供給され、膜エレメントで濾過された後、濾過処理流体として濾過処理流体排出口から排出される。
【0010】
また、逆洗時、逆洗用流体を、濾過処理流体排出口から膜モジュール内に供給し、被処理流体供給口から排出する。これにより、膜エレメントが逆洗される。上記のような逆洗を行いながら、同時に、振動子で超音波を発生させて上記膜エレメントを振動させることにより、膜エレメントに付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【0011】
また、本第2発明における膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法は、膜エレメントを、超音波で振動させながら、逆洗するものである。
これによると、振動と逆洗とを同時に行うことにより、膜エレメントに付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【0012】
本第3発明における膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法は、膜エレメントは、膜モジュールのケーシング内に充填されており、先端を閉塞した管状の多孔体からなる複数の膜チューブと、これら膜チューブの基端部を集束固定する集束プレートとで構成されているものである。
【0013】
これによると、各膜チューブが振動するとともに逆洗されるため、各膜チューブに付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
本第4発明における膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法は、膜エレメントは、多孔体からなる筒状部材で構成されて、膜モジュールのケーシング内に充填されており、上記筒状部材の長手方向に、両端面に開口する複数の平行な流通路が形成されているものである。
【0014】
これによると、筒状部材が振動するとともに逆洗されるため、筒状部材に付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
本第5発明における膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法は、超音波を発生させる振動子をケーシングに取付け、この振動子でケーシングに振動を与えることによって、膜エレメントを振動させるものである。
【0015】
これによると、膜エレメントが振動するとともに逆洗されるため、膜エレメントに付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
本第6発明における膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法は、超音波を発生させる振動子を集束プレートに取付け、この振動子で集束プレートに振動を与えることによって、膜エレメントを振動させるものである。
【0016】
これによると、各膜チューブが振動するとともに逆洗されるため、各膜チューブに付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
本第7発明における膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法は、超音波を発生させる振動子を筒状部材に取付け、この振動子で筒状部材に振動を与えることによって、膜エレメントを振動させるものである。
【0017】
これによると、筒状部材が振動するとともに逆洗されるため、筒状部材に付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、膜モジュール1は、ケーシング2の内部に複数(2個)の膜エレメント3を備えたものであり、被処理水(被処理流体の一例)を後述する複数の膜チューブ6の外側から内側へ透過させて濾過する外圧式のものである。
【0019】
上記ケーシング2は、種々の形状を採用できるが、本実施の形態では、一例として直管円筒状のものを挙げている。上記ケーシング2の両端には、上記膜エレメント3を出し入れする膜エレメント装入口4が形成されている。これら両膜エレメント装入口4の外周縁にはケーシング側フランジ5が設けられている。
【0020】
上記膜エレメント3は、図3,図4に示すように、先端を閉塞した細い直管状のセラミック(多孔体の一例)製の複数本の膜チューブ6と、これら膜チューブ6の基端部を集束固定して各膜チューブ6を片持状に支持する円板形状の集束プレート7とで構成されている。尚、上記各膜チューブ6は、多数の微細孔を有した膜形成材のみで管壁を成形してなり、管外径1〜6mmφ、管壁肉厚0.1〜0.8mmの形状をなすものであり、所定間隔で平行に配置されている。また、上記各膜チューブ6の基端側は、集束プレート7に形成された複数の貫通孔に挿通され、各膜チューブ6の基端間に充填された接着材層8によって集束プレート7に水密に集束固定されている。
【0021】
図1に示すように、上記ケーシング2の両端には、ケーシング2内に充填された膜エレメント3の各膜チューブ6の基端開口6a側を覆う帽子状のキャップ10が着脱自在に取付けられている。
【0022】
すなわち、上記キャップ10の開口端の外周縁にはキャップ側フランジ11が設けられている。そして、上記集束プレート7の外周部を上記ケーシング側フランジ5とキャップ側フランジ11との間に挟み込んだ状態で、複数のボルト12を挿通し、ナット13を締めてケーシング側フランジ5とキャップ側フランジ11とを締結することにより、両膜エレメント3がそれぞれケーシング2内に水平に据付け固定されている。
【0023】
尚、集束プレート7とケーシング側フランジ5との間は一方のパッキン14によって水密にシールされている。また、集束プレート7とキャップ側フランジ11との間は他方のパッキン15によって水密にシールされている。
【0024】
上記ケーシング2には、両膜エレメント3の間に形成された空間16に対応する位置に被処理水(被処理流体の一例)を供給する原水供給口17(被処理流体供給口の一例)と、濃縮水排出口18とが設けられている。上記原水供給口17はケーシング2の下部に位置し、濃縮水排出口18はケーシング2の両端寄りの上部に位置している。
【0025】
また、上記両キャップ10の外周上部には、膜エレメント3で濾過された濾過処理水(濾過処理流体の一例)を排出する濾過処理水排出口19(濾過処理流体排出口の一例)が設けられ、キャップ10の外周下部にはキャップ10内のドレンを排出するためのドレン排出口20が設けられている。
【0026】
図1,図2に示すように、上記ケーシング2の外周面には、超音波を発生させる振動子22が複数設けられている。これら振動子22は、両膜エレメント3間に形成された上記空間16に対応した位置に設けられている。上記各振動子22には、振動子22を駆動するための高周波発振器23がケーブル24を介して接続されている。
【0027】
以下、上記構成における作用を説明する。
濾過運転時、図1の実線矢印で示したように、原水供給口17からケーシング2内の空間16へ供給された被処理水は、各膜チューブ6の外側から内側へ透過する際に膜チューブ6で濾過された後、濾過処理水として膜チューブ6の内部流路6b(図3参照)を通り基端開口6aからキャップ10内に流出し、両濾過処理水排出口19から外部へ排出される。
【0028】
また、逆洗時には、図1の点線矢印で示したように、逆洗水(逆洗用流体の一例)を、両濾過処理水排出口19から供給して原水供給口17から排出する。これにより、上記逆洗水が各膜チューブ6の内側から外側へ透過し(流れ)、各膜チューブ6が逆洗される。上記のような逆洗を行いながら、同時に、各振動子22で超音波を発生させて、ケーシング2に振動を与えることにより、ケーシング2の振動が両膜エレメント3に伝わって、各膜チューブ6が振動する。これによって、各膜チューブ6の外周面に付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【0029】
上記第1の実施の形態では、図1に示すように、濾過運転時、被処理水を膜チューブ6の外側から内側へ透過させて濾過する外圧式の膜モジュール1を挙げたが、第2の実施の形態として、図5,図6に示すように、被処理水を膜チューブ6の内側から外側へ透過させて濾過する内圧式の膜モジュール30であってもよい。
【0030】
これによると、原水供給口17が両キャップ10の外周下部に設けられ、濾過処理水排出口19がケーシング2の外周上部に設けられ、ドレン排出口20がケーシング2の外周下部に設けられ、さらに、エア抜き口31が両キャップ10の外周上部に設けられている。
【0031】
以下、上記構成における作用を説明する。
濾過運転時、図5の実線矢印で示したように、両原水供給口17からキャップ10内に供給された被処理水は、各膜チューブ6の基端開口6aから内部流路6b(図3参照)へ流れ込み、各膜チューブ6の内側から外側へ透過する際に膜チューブ6で濾過された後、濾過処理水として濾過処理水排出口19から外部へ排出される。
【0032】
また、逆洗時には、図5の点線矢印で示したように、逆洗水を、濾過処理水排出口19から供給して両原水供給口17から排出する。これにより、上記逆洗水が各膜チューブ6の外側から内側へ透過し(流れ)、各膜チューブ6が逆洗される。上記のような逆洗を行いながら、同時に、各振動子22で超音波を発生させて、ケーシング2に振動を与えることにより、ケーシング2の振動が両膜エレメント3に伝わって、各膜チューブ6が振動する。これによって、各膜チューブ6の内周面に付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【0033】
上記第1および第2の実施の形態ではそれぞれ、図2,図6の実線で示すように、複数の振動子22をケーシング2の外周面に設けたが、図2の仮想線で示すように、複数の振動子22を外圧式の膜モジュール1のケーシング2の内周面に取付けたり、或いは、図6の仮想線で示すように、複数の振動子22を内圧式の膜モジュール30のケーシング2の内周面に取付けてもよい。
【0034】
上記第1および第2の実施の形態ではそれぞれ、複数の振動子22をケーシング2に設けたが、図1,図3〜図5の仮想線で示すように、複数の振動子22を集束プレート7の外周面に設けてもよい。
【0035】
これによると、各膜チューブ6に対して逆洗を行いながら、同時に、各振動子22で超音波を発生させて、集束プレート7に振動を与えることにより、集束プレート7の振動が各膜チューブ6に伝わって、各膜チューブ6が振動する。これによって、各膜チューブ6の外周面(又は内周面)に付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【0036】
上記第1および第2の実施の形態では、ケーシング2や集束プレート7にそれぞれ複数個の振動子22を取付けているが、1個であってもよく、ケーシング2のサイズや集束プレート7のサイズ等に応じて振動子22の取付数や取付位置を最適な数や位置にすればよい。
【0037】
上記第1および第2の実施の形態では、膜チューブ6をセラミック製にしているが、セラミックに限定されるものではなく、金網等で製作してもよい。
上記第1および第2の実施の形態ではそれぞれ、図3に示すように、複数本の膜チューブ6を集束プレート7で集束固定して片持状に支持した型式の膜エレメント3を挙げたが、このような型式に限定されるものではなく、例えば、第3の実施の形態として、図7,図8に示すように、モノリス型の膜エレメント35を内蔵した膜モジュール36であってもよい。
【0038】
すなわち、上記膜モジュール36の円筒状のケーシング37の一端に原水供給口38(被処理流体供給口の一例)が形成され、ケーシング37の他端に空気供給口39が形成され、ケーシング37の外周部に濾過処理水排出口40(濾過処理流体排出口の一例)が形成されている。尚、上記空気供給口39には弁45が設けられている。
【0039】
上記膜エレメント35は、セラミック(多孔体の一例)製の筒状部材42で構成されており、上記ケーシング37内に充填されている。上記筒状部材42には、両端面に開口する複数の平行な流通路43が筒状部材42の長手方向に沿って形成されている。また、上記各流通路43の内周面には、筒状部材42よりもさらに微小な細孔を有するセラミック(多孔体の一例)の濾過膜44が形成されている。
【0040】
上記筒状部材42の外周面には、超音波を発生させる振動子22が複数設けられている。これら各振動子22には、振動子22を駆動するための高周波発振器23がケーブル24を介して接続されている。
【0041】
以下、上記構成における作用を説明する。
濾過運転時、弁45を閉操作して空気供給口39を閉じた状態で、図7の実線矢印で示すように、被処理水を原水供給口38からケーシング37内に供給する。これにより、上記被処理水は、筒状部材42の一端から各流通路43内に流れ込み、濾過膜44を内側から外側へ透過する際に濾過され、その後、濾過処理水として筒状部材42の外周面より流れ出し、濾過処理水排出口40から排出される。
【0042】
また、逆洗時には、図7の点線矢印で示すように、逆洗水を濾過処理水排出口40からケーシング37内に供給する。これにより、上記逆洗水が、筒状部材42の外周面より内部へ流れ込み、濾過膜44を外側から内側へ透過して各流通路43内を流れ、筒状部材42の一端面より流出し、原水供給口38から排出されて、濾過膜44が逆洗される。このような逆洗を行いながら、同時に、各振動子22で超音波を発生させ、筒状部材42(すなわち膜エレメント35)を振動させる。これによって、各流通路43の内周面に付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【0043】
さらに、上記逆洗後、上記弁45を開操作して空気供給口39を開くことにより、加圧空気が、空気供給口39からケーシング37内に供給され、筒状部材42の他端面から各流通路43内を流れ、筒状部材42の一端面より流出し、原水供給口38から排出される。これにより、各流通路43内に残留していた膜汚染物質が上記加圧空気で強制的に押し出されて排出されるため、膜汚染物質の除去効率がより一層向上する。
【0044】
上記第3の実施の形態では、筒状部材42に複数個の振動子22を取付けているが、1個であってもよく、筒状部材42のサイズ等に応じて振動子22の取付数や取付位置を最適な数や位置にすればよい。また、ケーシング37内に筒状部材42を1本内蔵しているが、複数本内蔵してもよい。
【0045】
上記第3の実施の形態では、振動子22を筒状部材42の外周面に取付けているが、ケーシング37の外面又は内面に取付け、ケーシング37を振動させることによって、筒状部材42を間接的に振動させてもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上のように本第1発明によると、逆洗用流体を、濾過処理流体排出口から膜モジュール内に供給し、被処理流体供給口から排出することによって、膜エレメントが逆洗される。このような逆洗を行いながら、同時に、振動子で超音波を発生させて上記膜エレメントを振動させることにより、膜エレメントに付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【0047】
また、本第2発明によると、膜エレメントを逆洗することと膜エレメントを振動させることとを同時に行うことによって、膜エレメントに付着した膜汚染物質を効率良く十分に剥離して除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における膜モジュールの断面図である。
【図2】図1におけるA−A矢視図である。
【図3】同、膜モジュールの膜エレメントの断面図である。
【図4】図3におけるB−B矢視図である。
【図5】第2の実施の形態における膜モジュールの断面図である。
【図6】図5におけるC−C矢視図である。
【図7】第3の実施の形態における膜モジュールの断面図である。
【図8】同、膜モジュールの膜エレメントの斜視図である。
【図9】従来の膜モジュールの断面図である。
【符号の説明】
1 膜モジュール
2 ケーシング
3 膜エレメント
6 膜チューブ
7 集束プレート
17 原水供給口(被処理流体供給口)
19 濾過処理水排出口(濾過処理流体排出口)
22 振動子
30 膜モジュール
35 膜エレメント
36 膜モジュール
37 ケーシング
38 原水供給口(被処理流体供給口)
40 濾過処理水排出口(濾過処理流体排出口)
42 筒状部材
43 流通路
Claims (7)
- 膜エレメントを内蔵し、被処理流体を供給する被処理流体供給口と、上記膜エレメントで濾過された濾過処理流体を排出する濾過処理流体排出口とが設けられた膜モジュールであって、超音波で上記膜エレメントを振動させる振動子が設けられていることを特徴とする膜モジュール。
- 膜エレメントを、超音波で振動させながら、逆洗することを特徴とする膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法。
- 膜エレメントは、膜モジュールのケーシング内に充填されており、先端を閉塞した管状の多孔体からなる複数の膜チューブと、これら膜チューブの基端部を集束固定する集束プレートとで構成されていることを特徴とする請求項2記載の膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法。
- 膜エレメントは、多孔体からなる筒状部材で構成されて、膜モジュールのケーシング内に充填されており、上記筒状部材の長手方向に、両端面に開口する複数の平行な流通路が形成されていることを特徴とする請求項2記載の膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法。
- 超音波を発生させる振動子をケーシングに取付け、この振動子でケーシングに振動を与えることによって、膜エレメントを振動させることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法。
- 超音波を発生させる振動子を集束プレートに取付け、この振動子で集束プレートに振動を与えることによって、膜エレメントを振動させることを特徴とする請求項3記載の膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法。
- 超音波を発生させる振動子を筒状部材に取付け、この振動子で筒状部材に振動を与えることによって、膜エレメントを振動させることを特徴とする請求項4記載の膜モジュールの膜エレメントの洗浄方法。
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CN105688679A (zh) * | 2016-02-26 | 2016-06-22 | 苏州立升净水科技有限公司 | 一种用于浸没式膜系统的移动式超声波清洗装置 |
CN107265716A (zh) * | 2017-07-19 | 2017-10-20 | 湖北飞歌科技股份有限公司 | 一种污水净化超声波反冲洗一体化设备 |
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CN114890581A (zh) * | 2022-05-18 | 2022-08-12 | 华北电力大学(保定) | 一种使用脱硫废水制备融雪剂的装置及其制备方法 |
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2002
- 2002-12-04 JP JP2002351855A patent/JP2004181371A/ja active Pending
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