JP2004181372A - 膜モジュール - Google Patents

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JP2004181372A
JP2004181372A JP2002351856A JP2002351856A JP2004181372A JP 2004181372 A JP2004181372 A JP 2004181372A JP 2002351856 A JP2002351856 A JP 2002351856A JP 2002351856 A JP2002351856 A JP 2002351856A JP 2004181372 A JP2004181372 A JP 2004181372A
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Yoshihisa Narukami
善久 鳴上
Tsunehisa Tanaka
恒久 田中
Takeshi Yoshizaki
健 吉崎
Motofumi Tajima
基史 田島
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Kubota Corp
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Abstract

【課題】逆洗時、膜チューブから剥離した膜面付着物を十分に被処理水入口から排出することが可能であり、さらに、上下複数段に積層して設置する場合、設置に占める上下方向のスペースをコンパクト化できる膜モジュールを提供する。
【解決手段】膜エレメント3は、先端を閉塞した管状の複数の膜チューブ6と、これら膜チューブ6の基端部を集束固定する集束プレート7とで構成され、且つ、集束プレート7が膜エレメント装入口に水密に配置された状態で円筒状の横置きされたケーシング内に充填され、膜エレメント装入口に、ケーシング内の膜エレメント3の各膜チューブ6の基端開口6a側を覆う配水部材10が設けられ、被処理水入口17は、配水部材10の円筒部10aの下端部に位置し、且つ円筒部10aの接線方向に沿って水平方向に設けられている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、上水(浄水)処理,下水・廃水処理,ガス分離,ダスト分離等に用いられる膜モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の膜モジュールとしては、例えば図5に示すように、円筒状の横置きされたハウジング41の一端側に清浄流体排出口42が形成され、ハウジング41の開口側がキャップ43で被蓋され、キャップ43に原液流体流入口44が形成され、ハウジング41内に先端を閉塞した複数のチューブ状膜45が備えられ、各チューブ状膜45の基端開口部45aを目板46の嵌合部47に集束固定させて集合体48を構成したものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
これによると、濾過運転時、図5の実線矢印で示すように、原液流体流入口44からハウジング41内に供給された原液流体は、基端開口部45aを通って各チューブ状膜45の内側から外側へ透過する際に濾過された後、清浄流体として清浄流体排出口42から排出される。
【0004】
また、逆洗時には、図5の点線矢印で示すように、逆洗水を清浄流体排出口42から供給して原液流体流入口44から排出する。これにより、逆洗水が各チューブ状膜45の外側から内側へ透過し、各チューブ状膜45を逆洗した後、基端開口部45aを通ってキャップ43の内側へ流出する。これにより、各チューブ状膜45の内周面に付着していた膜面付着物は、剥離して逆洗水と共に各チューブ状膜45内からキャップ43の内側へ流出し、原液流体流入口44から排出される。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−106034号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、逆洗時、各チューブ状膜45(膜チューブ)の内周面から剥離した膜面付着物Aがキャップ43の内側の下部に残留してしまい、十分に原液流体流入口44(被処理流体入口)から排出されないといった問題があった。
【0007】
また、別の形式として、図6に示すように、原液流体流入口44をキャップ43の外周下部に下向きに形成したものがあるが、この場合においても、上記剥離した膜面付着物Aが目板46とキャップ43の下部内周面とのコーナー部分に残留してしまい、十分に原液流体流入口44から排出されないといった問題があった。さらに、原液流体流入口44に配管49を接続するためのスペースをハウジング41の下方に確保する必要があるため、複数の膜モジュール50を上下複数段に積層して設置した場合、設置に占める上下方向のスペースが増大するといった問題もあった。
【0008】
本発明は、逆洗時、膜チューブから剥離した膜面付着物を十分に被処理流体入口から排出することが可能であり、さらに、上下複数段に積層して設置する場合、設置に占める上下方向のスペースをコンパクト化できる膜モジュールを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本第1発明は、筒状の横置きされたケーシング内に膜エレメントを充填した膜モジュールであって、上記ケーシングの端部に、膜エレメントを出し入れするための膜エレメント装入口が形成され、上記膜エレメントは、先端を閉塞した管状の複数の膜チューブと、これら膜チューブの基端部を集束固定する集束プレートとで構成され、且つ、集束プレートが膜エレメント装入口に水密に配置された状態でケーシング内に充填され、上記膜エレメント装入口に、ケーシング内の膜エレメントの各膜チューブの基端開口側を覆うキャップ状の配水部材が設けられ、上記配水部材に被処理流体入口が設けられ、ケーシングに濾過処理流体出口が設けられ、上記被処理流体入口は、配水部材の円筒部分の下端部に位置し、且つ上記円筒部分の接線方向に設けられているものである。
【0010】
これによると、濾過運転時、被処理流体入口から配水部材内へ供給された被処理流体は、各膜チューブの基端開口から内部流路に流れ込み、各膜チューブの内側から外側へ透過する際に膜チューブで濾過された後、濾過処理流体として濾過処理流体出口から外部へ排出される。
【0011】
また、逆洗時には、逆洗用流体を濾過処理流体出口からケーシング内に供給して被処理流体入口から排出する。これにより、上記逆洗用流体が各膜チューブの外側から内側へ透過し(流れ)、各膜チューブを逆洗した後、基端開口を通って配水部材の内側へ流出する。これにより、各膜チューブの内周面に付着していた膜面付着物は、剥離して逆洗用流体と共に各膜チューブ内から配水部材の内側へ流出し、被処理流体入口から排出される。この際、上記被処理流体入口は配水部材の円筒部分の下端部に位置し且つ上記円筒部分の接線方向に設けられているため、上記各膜チューブ内から配水部材の内側へ流出した膜面付着物は、残留せず、十分に被処理流体入口から排出される。
【0012】
また、被処理流体入口に配管を接続した場合、被処理流体入口に配管するためのスペースを、ケーシングの下方に確保する必要はなく、ケーシングの横方向に確保すればよい。このため、複数の膜モジュールを上下複数段に積層して設置した場合、設置に占める上下方向のスペースをコンパクト化することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1,図2に示すように、膜モジュール1は、ケーシング2の内部に複数(2個)の膜エレメント3を備えたものであり、被処理水(被処理流体の一例)を後述する膜チューブ6の内側から外側へ透過させて濾過する内膜式のものである。
【0014】
上記ケーシング2は、直管円筒状に形成されて、脚部25を介して横置きされている。上記ケーシング2の両端には、上記膜エレメント3を出し入れする膜エレメント装入口4が形成されている。これら両膜エレメント装入口4の外周縁にはケーシング側フランジ5が設けられている。
【0015】
上記膜エレメント3は、図3,図4に示すように、先端を閉塞した細い直管状のセラミック製の複数本の膜チューブ6と、これら膜チューブ6の基端部を集束固定して各膜チューブ6を片持状に支持する円板形状の集束プレート7とで構成されている。尚、上記各膜チューブ6は、多数の微細孔を有した膜形成材のみで管壁を成形してなり、管外径1〜6mmφ、管壁肉厚0.1〜0.8mmの形状をなすものであり、所定間隔で平行に水平に配置されている。また、上記各膜チューブ6の基端側は、集束プレート7に形成された複数の貫通孔に挿通され、各膜チューブ6の基端間に充填された接着材層8によって集束プレート7に水密に集束固定されている。
【0016】
図1,図2に示すように、上記両膜エレメント装入口4には、ケーシング2内に充填された膜エレメント3の各膜チューブ6の基端開口6a側を覆うキャップ状の配水部材10が着脱自在に取付けられている。すなわち、配水部材10は、円筒部10aと、円筒部10aの一端を閉塞する皿型の円板部10bと、円筒部10aの他端開口部の外周縁に設けられた配水部材側フランジ10cとで構成されている。そして、上記集束プレート7の外周部を上記ケーシング側フランジ5と配水部材側フランジ10cとの間に挟み込んだ状態で、複数のボルト12を挿通し、ナット13を締めてケーシング側フランジ5と配水部材側フランジ10cとを締結することにより、両膜エレメント3がそれぞれケーシング2内に水平に据付け固定されている。
【0017】
尚、集束プレート7とケーシング側フランジ5との間は一方のパッキン14によって水密にシールされている。また、集束プレート7と配水部材側フランジ10cとの間は他方のパッキン15によって水密にシールされている。
【0018】
上記両配水部材10の円筒部10aの下端部には、被処理水を供給する被処理水入口17(被処理流体入口の一例)が設けられている。これら両被処理水入口17は上記円筒部10aの接線方向に沿って水平方向に設けられ、被処理水入口17の軸心27がケーシング2の軸心28に対して直交方向となっている。
【0019】
また、ケーシング2の上部には、濾過処理水出口18(濾過処理流体出口)が上向きに設けられている。さらに、両配水部材10の円筒部10aの上端部には、エア抜き口19が上向きに設けられ、ケーシング2の下部には、ドレン排出口20が横向きに設けられている。
【0020】
以下、上記構成における作用を説明する。
濾過運転時、図1,図2の実線矢印で示すように、両被処理水入口17から配水部材10内へ供給された被処理水は、各膜チューブ6の基端開口6aから内部流路6b(図3参照)に流れ込み、各膜チューブ6の内側から外側へ透過する際に膜チューブ6で濾過された後、濾過処理水(濾過処理流体の一例)として濾過処理水出口18から外部へ排出される。
【0021】
また、逆洗時には、図1,図2の点線矢印で示すように、逆洗水(逆洗用流体の一例)を濾過処理水出口18からケーシング2内に供給して両被処理水入口17から排出する。これにより、上記逆洗水が各膜チューブ6の外側から内側へ透過し(流れ)、各膜チューブ6を逆洗した後、基端開口6aを通って両配水部材10の内側へ流出する。これにより、各膜チューブ6の内周面に付着していた膜面付着物は、剥離して逆洗水と共に各膜チューブ6内から両配水部材10の内側へ流出し、両被処理水入口17から排出される。
【0022】
この際、図2に示すように、上記被処理水入口17は配水部材10の円筒部10aの下端部に位置し且つ円筒部10aの接線方向に沿って水平方向に設けられているため、上記円筒部10aの内周面に沿った逆洗水の強い流れBが発生し、上記各膜チューブ6内から配水部材10の内側へ流出した膜面付着物Aは、残留せず、上記強い流れBによって押し流され十分に被処理水入口17から排出される。
【0023】
また、図2の仮想線で示すように、被処理水入口17に配管26を接続した場合、上記被処理水入口17に配管するためのスペースを、ケーシング2の下方に確保する必要はなく、ケーシング2の横方向に確保すればよい。したがって、複数の膜モジュール1を上下複数段に積層して設置した場合、設置に占める上下方向のスペースをコンパクト化することができる。
【0024】
上記実施の形態では、図1に示すように、ケーシング2内に2個の膜エレメント3を備えているが、ケーシング2のいずれか一端のみに膜エレメント装入口4を形成するとともにケーシング2の他端を閉塞し、ケーシング2内に膜エレメント3を1個だけ備えたものであってもよい。
【0025】
上記実施の形態では、被処理流体の一例として被処理水を挙げたが、水以外の液体、又は気体であってもよい。同様に、逆洗用流体の一例として逆洗水を挙げたが、水以外の液体、又は気体であってもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上のように本発明では、逆洗時、各膜チューブの内周面に付着していた膜面付着物は、剥離して逆洗用流体と共に各膜チューブ内から配水部材の内側へ流出し、被処理流体入口から排出される。この際、上記被処理流体入口は配水部材の円筒部分の下端部に位置し且つ上記円筒部分の接線方向に設けられているため、上記各膜チューブ内から配水部材の内側へ流出した膜面付着物は、残留せず、十分に被処理流体入口から排出される。
【0027】
また、被処理流体入口に配管を接続した場合、被処理流体入口に配管するためのスペースを、ケーシングの下方に確保する必要はなく、ケーシングの横方向に確保すればよい。このため、複数の膜モジュールを上下複数段に積層して設置した場合、設置に占める上下方向のスペースをコンパクト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における膜モジュールの断面図である。
【図2】図1におけるX−X矢視図である。
【図3】同、膜モジュールの膜エレメントの断面図である。
【図4】図3におけるY−Y矢視図である。
【図5】従来の膜モジュールの断面図である。
【図6】従来の膜モジュールの断面図である。
【符号の説明】
1 膜モジュール
2 ケーシング
3 膜エレメント
4 膜エレメント装入口
6 膜チューブ
6a 基端開口
7 集束プレート
10 配水部材
10a 円筒部
17 被処理水入口(被処理流体入口)
18 濾過処理水出口(濾過処理流体出口)

Claims (1)

  1. 筒状の横置きされたケーシング内に膜エレメントを充填した膜モジュールであって、上記ケーシングの端部に、膜エレメントを出し入れするための膜エレメント装入口が形成され、上記膜エレメントは、先端を閉塞した管状の複数の膜チューブと、これら膜チューブの基端部を集束固定する集束プレートとで構成され、且つ、集束プレートが膜エレメント装入口に水密に配置された状態でケーシング内に充填され、上記膜エレメント装入口に、ケーシング内の膜エレメントの各膜チューブの基端開口側を覆うキャップ状の配水部材が設けられ、上記配水部材に被処理流体入口が設けられ、ケーシングに濾過処理流体出口が設けられ、上記被処理流体入口は、配水部材の円筒部分の下端部に位置し、且つ上記円筒部分の接線方向に設けられていることを特徴とする膜モジュール。
JP2002351856A 2002-12-04 2002-12-04 膜モジュール Pending JP2004181372A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100486681C (zh) * 2005-06-02 2009-05-13 中国科学院生态环境研究中心 外置式气升循环膜分离设备

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