JP2004180736A

JP2004180736A - サービス提供管理装置、及びサービスを決定する方法

Info

Publication number: JP2004180736A
Application number: JP2002348181A
Authority: JP
Inventors: Masatane Kobayashi; 正胤小林; Hirokuni Omae; 博邦大前
Original assignee: Aruze Corp
Current assignee: Universal Entertainment Corp
Priority date: 2002-11-29
Filing date: 2002-11-29
Publication date: 2004-07-02

Abstract

【課題】利用者が予約の申込みをする時などに、当該利用者に対して待ち状況に応じた特典（サービス）を付与することができるサービス提供管理装置を提供する。
【解決手段】本実施形態に係るサービス提供管理装置１は、利用者の予約要求を受け付けて予約処理を行う受付部１１と、遊技機毎に予約状況（待ち状況）を記憶する予約状況データベース部１２と、予約状況データベース部に記憶された予約状況の情報を、予約に関する変動に応じて更新するデータベース更新部１３と、予約状況（待ち状況）に対応したサービス内容を記憶しているサービス内容記憶部１４と、利用者の予約要求を受け付けた時点における予約状況（待ち状況）に対応したサービス内容を決定するサービス内容決定部１５とを備えて構成されている。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はサービス提供管理装置、及びサービスを決定する方法に係り、特に、利用者が遊技機の使用を申し込んだ時点（予約のための問い合わせ時点）など、あるいは予約を実行した時点などにおける予約状況（待ち人数や待ち時間等の待ち状況）に応じて、利用者に提供するサービスを決定するサービス提供管理装置、及びサービスを決定する方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、遊技場等に設置される遊技機には、利用者に人気がある遊技機の場合、複数の利用者からの予約希望が寄せられる。
【０００３】
このような場合とは限らず、一般に、遊技機毎に予約情報が把握できるならば、遊技場等を経営する側としても、先々に渡っての遊技機の稼働状況を知ることができるので、このような遊技機毎の予約情報は経営情報としても役立つことになる。
【０００４】
そのため、遊技場等を経営する側としては、このような予約をしてくれる利用者は大事にする必要があり、よって、従来から、このような予約客に対しては何らかの特典（サービスを含む。以下同様の意味で用いる。）を与えている。
【０００５】
従来、遊技場等に設置されるサービス提供管理装置は、この提供すべき特典の内容を、どのようにして決定するかで、様々な工夫を行っている。例えば、人気がある遊技機の権利を獲得せしめること自体を一つのサービスと考えて、予約の受付順（即ち、先着順）で、この予約する権利を付与する遊技場用予約システムの例がある（例えば、特許文献１）。
【０００６】
しかし、この例の場合は、時間に余裕が有る利用者の場合は、かなり前から予約しておくことが可能であるが、たまにしか遊技しない利用者には不便である。それどころか、このような、たまにしか遊技しない利用者に限って、何か他の代償を払ってでも、最も人気がある遊技機で遊技したいと考えるものである。
【０００７】
そこで、このような利用者の心理に対応せしめた例として、現金以外の有価情報を管理する会員システムの場合、会員が所有する有価情報の範囲内で、競り落とすための有価情報を会員に提示させて、該提示された有価情報の価値が最大の会員に対して、人気がある遊技機の権利を獲得せしめる方式（セリ方式）の予約システムの例がある（例えば、特許文献２）。また、同様の考え方の他の例として、前述の有価情報に代えて、利用者（予約者を含む。以下、同様の意味で用いる）に、減じられる貯球数を提示させる方式の予約システムの例がある（例えば、特許文献３）。
【０００８】
また、負け込んでいる利用者が予約した予約台については、何らかの還元措置（例えば、還元率のアップ）を施そうとするシステムの例がある（例えば、特許文献４）。
【０００９】
【特許文献１】
「特開平８−１６４２６１号公報」
【００１０】
【特許文献２】
「特開２００２−１７７５８７号公報」
【００１１】
【特許文献３】
「特開２００２−１３３０１５号公報」
【００１２】
【特許文献４】
「特開平１１−７６５７９号公報」
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のサービス提供管理装置にあっては、人気がある遊技機を使用できる権利のみを、利用者に付与できるサービス内容としていたので、全ての利用者に対して、公平なサービスを付与することができないという問題点があった。
【００１４】
特に、特許文献１等に示された例の場合、時間に余裕が有る利用者の場合は、かなり前から予約しておくことが可能であるが、たまにしか遊技しない利用者にとっては不便であるという問題点があった。
【００１５】
また、特許文献２，３等に示された例の場合、人気のある遊技機をセリ落とすために、利用者は何らかの代償を払わなければならないという問題点があり、しかも、人気のある遊技機をセリ落とすことができずに、人気の無い遊技機を予約せざるを得なくなった利用者に対しては、何らの特典も与えられないので、不公平が生じるという問題点があった。
【００１６】
なお、遊技場側としては、先々に渡っての遊技機の稼働状況を知ることばかりではなく、遊技機の稼働率にムラが生じないようにして、遊技機全体の稼働率を向上せしめることが１つの課題であった。ちなみに、遊技機の稼働率に影響する要因には、遊技機自体の人気の他に、季節的な要因や、月、日、時間帯／日に係る要因が存在する。
【００１７】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、待ち状況に応じた特典を付与することができるサービス提供管理装置、およびサービスを決定する方法を提供することを目的としている。
【００１８】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第１の態様にかかるサービス提供管理装置は、待ち状態に応じてサービス内容を定めるためのサービス内容情報をあらかじめ記憶するサービス内容記憶手段（サービス内容記憶部）と、遊技機の使用に関する予約要求を受け付ける予約要求受付手段（受付部）と、予約要求家付け手段で受け付けた予約要求を用いて生成される、待ち状態を示す待ち状態情報を記憶する待ち状態情報記憶手段（待ち状態データベース部）と、所定の時点でサービス内容記憶手段に記憶されたサービス内容情報と待ち状態情報記憶手段の記憶する待ち状態情報とを照合して、提供するサービスの内容を決定するサービス内容決定手段（サービス内容決定部）とを有すること特徴とし、このような構成により、特に、利用者が予約の申込みをする時に、当該利用者に対して現在までの予約状況（待ち状況を含む意味で用いる。以下、同様）を知らせることができると共に、該待ち状況に応じた特典を付与することができるサービス提供管理装置を実現している。
【００１９】
また、本発明の第１の態様にかかるサービス提供管理装置において、待ち状態情報は、待ち人数および待ち時間の少なくとも一方を含むことを特徴としてもよく、このような構成により、特に、利用者が予約の申込みをする時に、当該利用者に対して待ち人数や待ち時間等の具体的な待ち状況を知らせることができると共に、待ち状況に応じた特典を付与することができるサービス提供管理装置を実現している。
【００２０】
また、サービス内容決定手段（サービス内容決定部）が、サービス内容の決定を実行するのは、予約要求時及び予約にかかる遊技開始時の少なくとも一方の時点であるように構成しても良い。
【００２１】
また、サービス提供管理装置は、予約に関する変化に伴い、待ち状態を示す待ち状態情報の更新を行う待ち状態情報更新手段（データベース更新部）をさらに具備するように構成しても良い。かかる構成によれば、常に最新の待ち状態に基づいて、待ち状況に応じた特典を付与することができるサービス提供管理装置を実現している。
【００２２】
また、本発明の第２の態様に係るサービスを決定する方法は、遊技機の使用に関する予約要求を受け付けるステップと、予約要求を用いて待ち状態を示す待ち状態情報を生成し、保持するステップと、所定の時点で待ち状態に応じてサービス内容を定めるためのサービス内容情報と待ち状態情報とを照合して、提供するサービスの内容を決定するステップとを有することを特徴とし、このような構成により、特に、利用者が予約の申込みをする時に、当該利用者に対して現在までの予約状況（待ち状況）を知らせることができると共に、該待ち状況に応じた特典（サービス）を付与することができるサービスを決定する方法を実現している。
【００２３】
また、本発明の第２の態様にかかる方法において、待ち状態情報は、待ち人数および待ち時間の少なくとも一方を含むことを特徴としてもよく、このような構成により、特に、利用者が予約の申込みをする時に、当該利用者に対して待ち人数や待ち時間等の具体的な待ち状況を知らせることができると共に、該待ち状況に応じた特典を付与することができるサービスを決定する方法を実現している。
【００２４】
さらに、本発明の第２の態様にかかる方法をコンピュータに実行せしめるためのプログラムを提供することも本発明の別の態様として提案可能であり、第１の態様にかかるサービス提供管理装置の各構成要素の構成を簡単にすると共に、その処理のアルゴリズムを容易に更新することを可能にしている。
【００２５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態にかかるサービス提供管理装置について、図面を参照して詳細に説明する。
【００２６】
なお、以下の実施形態の説明では、本発明に係るサービス提供管理装置及びサービスを決定する方法について詳述する。
【００２７】
最初に、本発明のサービス提供管理装置の原理について説明する。
【００２８】
まず、本発明のサービス提供管理装置を考案する背景となる考え方を、以下に箇条書きする。
【００２９】
（１）人気がある遊技機の場合、複数の利用者からの予約希望が寄せられるが、このような場合とは限らず、遊技機毎に予約情報（待ち情報を含む。以下同様に意味で用いる。）が把握できるならば、遊技場等を経営する側としても、先々に渡っての遊技機の稼働状況を知ることができるので、このような遊技機毎の予約情報は経営情報として役立つことになる（この考え方は予約システムの利点を示すものであり、従来と同様の考え方である）。
【００３０】
（２）利用者としても、予約に際して、遊技機毎の人気が把握できるならば、納得のできる予約が可能となる。
【００３１】
（３）人気の無い遊技機を敢えて予約してくれた客や、人気の無い遊技機を予約せざるを得なくなった客は、遊技機の稼働率の向上に貢献してくれる客であるから、何らかの特典を付与すべきである。
【００３２】
（４）遊技場の閑散期（季節、月、日、時間帯／日毎に存在する）を指定して予約してくれる客も、遊技機の稼働率の向上に貢献してくれる客であるから、何らかの特典を付与すべきである。
【００３３】
しかしながら、上記の遊技機の人気や、季節性といった変動要因は、事前に予測したとしても、確実ではない。そこで、本発明のサービス提供管理装置では、より長い時間待たせてしまった利用者には、より厚いサービスを提供することによって、利用者が他の遊技場へ流れてしまうことを防止しつつ、利用者に納得できる予約をして貰えるようにし、待ち状況に応じた特典を利用者に付与できるようにしている。
【００３４】
〔第１の実施形態〕
図１は、本発明に係る実施形態のサービス提供管理装置を示す構成図である。
【００３５】
図１において、本実施形態に係るサービス提供管理装置１は、利用者の予約要求を受け付けて予約処理を行う受付部１１（予約要求受付手段）と、遊技機毎に予約状況（待ち状況）を記憶する予約状況データベース部（待ち状態情報記憶手段）１２と、予約状況の変動（たとえば、新たな予約受付の追加、予約の取り消し、予約の実行など）に応じて、予約状況データベース部１２に記憶された予約状況の更新を行うデータベース更新部（待ち状態情報更新手段）１３と、予約状況（待ち状況）に対応したサービス内容をあらかじめ記憶しているサービス内容記憶部１４（サービス内容記憶手段）と、利用者の予約要求を受け付けた時点における予約状況（待ち状況）に対応したサービス内容を決定するサービス内容決定部１５（サービス内容決定手段）とを備えて構成されている。
【００３６】
なお、本実施形態のサービス提供管理装置１の外部システムとして、携帯電話網２０を介して双方向通信可能な通信端末装置２１ａ〜２１ｎ（たとえば、携帯電話機）と、遊技機１０１ａ〜１０１ｍとが存在する。サービス提供管理装置１は、この遊技機１０１ａ〜１０１ｍを通信可能に接続していてもよいし、また、接続していなくてもよいものとする。
【００３７】
以下、図１を参照して本実施形態のサービス提供管理装置の動作について主要な構成要素毎に説明する。
【００３８】
受付部１１は、通信端末装置２１ａ〜２１ｎのいずれかからの利用者の予約要求を受け付けて予約処理を行う。この時、この予約要求に示された遊技機に対応する、現在までに既に予約されている予約状況（即ち、待ち人数や待ち時間等の待ち状況）を、予約状況データベース部１２から受け取って、予約してきた利用者に携帯電話網２０を介した通信手段により開示（フィードバック）し、利用者が納得できる予約内容を予約者に確定させた後、この確定された予約内容を、確定済みの予約内容として受け付ける。
【００３９】
また、該確定済みの予約内容を受け付けた時点で、この確定済みの予約内容を、上記予約してきた利用者に上記と同じ通信手段により応答する。その後、利用者からの取消し要求等が無ければ、この確定済みの予約内容を受付部１１を介してデータベース更新部１３に送出し、この確定済みの予約内容でもって、予約状況データベース部１２に記憶されている情報、すなわち前述の現在までに既に予約されている予約内容（待ち人数や待ち時間等の待ち状況を含む。以下同様の意味で用いる）を更新せしめる。
【００４０】
なお、利用者の予約要求の内容として、現在の予約内容には関わらず、とにかく指定した遊技機を指定した日時の指定した時間帯において使用したい旨の指定が有る場合は、当該利用者が予約要求において指定した予約内容を確定済みの予約内容として取り扱う。ちなみに、この場合にも、当該利用者の予約要求に示された遊技機に対応する、現在までに既に予約されている予約状況と、当該利用者が予約要求において指定した予約内容とを、当該利用者に携帯電話網２０を介した通信手段により通知することが可能である。
【００４１】
さらに、受付部１１は、その後、予約者から、予約済みの予約内容に関する権利の使用が通知された場合などのタイミングで、この予約者に対するサービスの決定を行うことをサービス内容決定部１５に命ずる機能を有する。あるいは、サービス内容決定部１５が自律的にこの予約者に対するサービスの決定を行う構成としても、本発明は成立する。
【００４２】
なお、受付部１１は、会員制に係る新規入会会員の入会要求を受け付けて、会員契約（入会も含む。）に必要な情報交換を実行すると共に、入会した会員の管理を行うことも可能であるものとする。但し、受付部１１は、会員と非会員のどちらからの予約要求も受け付けることが可能であるものとする。
【００４３】
予約状況データベース部１２は、遊技機毎に現在までの予約状況（待ち状況）を示す情報を記憶し、データベース更新部１３は、予約状況データベース部１２の記憶内容を予約状況の変動に応じて更新する。この予約状況を示す情報は、受付部１１からの上記確定済み予約内容を受け取ることによって作成する。より具体的には、或る予約が成立し、該予約の確定済み予約内容が受付部１１から送出されると、データベース更新部１３は、この確定済み予約内容を受け取り、この確定済み予約内容でもって、既に作成されている現在までの予約状況の情報に新たなレコードなどを追加するなど追加的に更新し、あるいはすでに記憶済みの予約状況の情報の全部又は一部を変更あるいは抹消することにより更新する。
また、データベース更新部１３は、或る記録されている確定済み予約が、予約された遊技予定日の予定時刻を超過すると、上記予約状況を示す情報から該確定済み予約を消去する処理により、予約状況データベース部１２に記憶された上記現在までの予約状況を示す情報を更新する。さらに、その後、予約された遊技機から、使用者が当該遊技機の使用を開始した旨の通知があった場合には、この通知を、サービス内容決定部１５に送出する。
【００４４】
サービス内容記憶部１４は、予約状況に対応したサービス内容をテーブルとしてあらかじめ記憶している。即ち、このテーブルの各エントリは、予約状況の区分に対応したサービス内容を記憶している。なお、このテーブルの各エントリの記憶内容は、サービス提供管理装置に接続可能な、図示しない入力装置（たとえば、キーボードなど）から入力したり更新したりすることが可能である。また、外部システムにより上記予約状況を記憶媒体に記憶せしめ、この記憶媒体を、サービス内容記憶部１４に装填して使用することも可能であるものとする。さらに、この記憶媒体として、ＦＤ（フロッピーディスク）、ＭＤ（ミニディスク）、ＣＤ−ＲＯＭ、及びメモリースティックや、その他、各種の半導体メモリ等を使用することが可能であるものとする。また、上記の記憶内容は、サービス内容決定部１５から常時参照することが可能であるものとする。
【００４５】
サービス内容決定部１５は、受付部１１が利用者の予約要求を受け付けた時点における現在までの予約状況に対応したサービス内容を、サービス内容記憶部１４に記憶されているテーブルを参照することにより決定する（より具体的には上記テーブルを検索することにより決定する）。この決定されたサービス内容は、予約した利用者が、予約した権利を使用した時（より具体的には予約した遊技機で遊技した時）に、この利用者に付与されるものとする。
【００４６】
このサービス内容としては、例えば、サービス内容決定部１５により決定されたサービス内容がポイント還元の場合であれば、サービス内容決定部１５で決められたポイントを利用者に還元するサービスが可能であり、ドリンクサービスの場合であれば、サービス内容決定部１５で決められた枚数のクーポン券を利用者の通信端末装置２１ａ〜２１ｎに送信するサービスが可能である。
【００４７】
また、データベース更新部１３は遊技機１０１ａ〜１０１ｍあるいはこれらの動作を管理する遊技機制御装置と通信可能に接続されているように、本サービス提供管理装置を構成しても良い。この構成によれば、利用者が使用する遊技機の還元率をサービス内容決定部１５で決められた率だけアップせしめたり、若しくはサービス内容決定部１５で決められた個数の球を支給するサービスも可能である。なお、サービス内容決定部１５は、上記のサービスの内、ポイント還元サービスを、会員制に係る会員に限定するサービスとして決定してもよい。
【００４８】
いずれにしても、サービス内容決定部１５は、上記決定したサービス内容を、自己内部の記憶部に記憶する。また、表示装置や出力装置を有する構成の場合は、この表示装置や出力装置に、上記決定したサービス内容を出力する。
さらに、サービス内容決定部１５は、上記決定したサービス内容を、受付部１１を介して、予約してきた利用者の通信端末装置に送信するようにしても良い。このサービス内容の通知方式としては電子メール等が可能である。
【００４９】
図２は、本発明に係る実施形態のサービス提供管理装置の動作を示すフローチャートである。
【００５０】
以下、図１を参照し、図２に示すフローチャートを使用して、本実施形態に係るサービス提供管理装置の動作を説明する。
【００５１】
まず、利用者は、自己の通信端末装置を使用して、遊技場１０の予約システムであるサービス提供管理装置１に自己の予約要求を送信する（ステップＳ１）。
【００５２】
次に、この予約要求を受け付けたサービス提供管理装置１の受付部１１は、前述の予約処理を行う（ステップＳ２）。
【００５３】
次に、サービス内容決定部１５は、上記予約処理の際に受付部１１が予約状況データベース部１２から取得した現在までの予約状況を示す待ち状態情報（待ち人数、待ち時間等）を取得する（ステップＳ３）。
【００５４】
次に、サービス内容決定部１５は、上記取得した待ち状態情報に対応するサービス内容をサービス内容記憶部１４に記憶されているテーブルを検索して取り出し、この取り出したサービス内容を、利用者に付与するサービス内容として決定する（ステップＳ４）。
【００５５】
次に、サービス内容決定部１５は、上記決定したサービス内容を自己内部の記憶部に記憶する。また、表示装置や出力装置を有する構成の場合は、この表示装置や出力装置に、上記決定したサービス内容を出力する（ステップＳ５）。
【００５６】
次に、サービス内容決定部１５は、受付部１１とを介して、上記決定したサービス内容をメール等の手段により利用者の通信端末装置に決定したサービス内容を通知する（ステップＳ６）。
【００５７】
次に、サービス内容決定部１５は、上記決定したサービス内容に対応する利用者が、予約済みの遊技機使用の日時までに予約済み予約内容に関する権利（通常は、遊技機を使用する権利）を行使したか否かを検証し（ステップＳ７）、上記権利が行使された場合はステップＳ８に移り、上記権利が行使されなかった場合はステップＳ９に移る。
【００５８】
なお、この検証に必要な情報の入手手段には、
（１）利用者からの通信端末装置による権利行使の通知を、受付部１１が受信して、受付部１１が、該権利行使の通知を、遊技機管理部１２を介してサービス内容決定部１５に送出する。
【００５９】
（２）予約された遊技機１０１ａ〜１０１ｍからの、「当該利用者が遊技機の使用を開始した」との通知を、データベース更新部１３が受信して、データベース更新部１３が該通知をサービス内容決定部１５に送出する（但し、データベース更新部１３が、当該利用者の使用する遊技機と接続されている構成の場合）。
【００６０】
（３）遊技場１０の係員が、利用者からの「遊技機を使用したい」との申し出を受けて、サービス提供管理装置１に接続可能な図示しない入力装置（たとえば、キーボードなど）を介してサービス内容決定部１５に直接入力して通知する。
といった３通りの手段が可能である。
【００６１】
ステップＳ８では、サービス内容決定部１５は、決定したサービスを実行し、その後、一連の処理を終了する。この実行は、通常は、サービス内容決定部１５から、図示しない表示装置の表示画面または出力装置の印刷用紙に該サービスの実行を指示するメッセージを出力し、遊技場１０の係員を介して行わしめる。
【００６２】
しかし、サービス内容決定部１５が、当該利用者の使用する遊技機あるいは遊技機の動作非動作、確率設定の変更などを制御する遊技機制御装置（図示せず）と接続されている構成の場合は、サービス内容決定部１５から直接に当該利用者の使用する遊技機に働きかけて、あるいは遊技機制御装置（図示せず）当該遊技機の還元率を、サービス内容決定部１５で決められた率だけ変更せしめたり、若しくはサービス内容決定部１５で決められた個数の球を支給したりする形態で行うことも可能である。
【００６３】
また、ステップＳ８では、上記決定したサービスの実行は行わず、必要ならば、「期限内に権利が行使されなかった」旨を示すメッセージを、図示しない表示装置に表示して、一連の処理を終了する。
【００６４】
この実施形態によれば、利用者が予約の申込みをする時に、受付部１１が、当該利用者に対して、予約希望された遊技機の待ち人数や待ち時間等の待ち状況を知らせることができると共に、サービス内容決定部１５が、当該遊技機に対して現在までに予約されている予約状況に応じたサービスを決定することができるので、利用者に、現在までの待ち状況を把握した上で納得のできる予約を行わしめることが可能となる効果があり、また、遊技場の経営者側としても、全ての利用者に対して現在までの待ち状況に対応した公平なサービスを付与することができる効果がある。
【００６５】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のサービス提供管理装置によれば、当該遊技機に対して現在までに予約されている予約状況に応じたサービスを決定することができるので、全ての利用者に対して現在までの待ち状況に対応した公平なサービスを付与することができるサービス提供管理装置を提供することができる。
【００６６】
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る実施形態のサービス提供管理装置を示す構成図である。
【図２】本発明に係る実施形態のサービス提供管理装置の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１サービス提供管理装置
１０遊技場
１１受付部（予約要求受付手段）
１２予約状況データベース部（待ち状態情報記憶手段）
１３データベース更新部（待ち状態情報更新手段）
１４サービス内容記憶部（サービス内容記憶手段）
１５サービス内容決定部（サービス内容決定手段）
２０携帯電話網
２１ａ〜２１ｎ通信端末装置（携帯電話機）
１０１ａ〜１０１ｍ遊技機

Claims

待ち状態に応じてサービス内容を定めるためのサービス内容情報をあらかじめ記憶するサービス内容記憶手段と、
遊技機の使用に関する予約要求を受け付ける予約要求受付手段と、
前記予約要求受付手段で受け付けた予約要求を用いて生成される、待ち状態を示す待ち状態情報を記憶する待ち状態情報記憶手段と、
所定の時点で前記サービス内容記憶手段に記憶されたサービス内容情報と前記待ち状態情報記憶手段の記憶する待ち状態情報とを照合して、提供するサービスの内容を決定するサービス内容決定手段と
を有することを特徴とする、サービス提供管理装置。
請求項１に記載のサービス提供管理装置において、
待ち状態情報は、待ち人数および待ち時間の少なくとも一方を含むことを特徴とするサービス提供管理装置。
請求項１に記載のサービス提供管理装置において、
所定の時点は、予約要求時及び予約にかかる遊技開始時の少なくとも一方であることを特徴とするサービス提供管理装置。
請求項１に記載のサービス提供管理装置において、
このサービス提供管理装置は、予約に関する変化に伴い、待ち状態を示す待ち状態情報の更新を行う待ち状態情報更新手段をさらに具備していることを特徴とする、サービス提供管理装置。
遊技機の使用に関する予約要求を受け付けるステップと、
予約要求を用いて待ち状態を示す待ち状態情報を生成し、保持するステップと、
所定の時点で待ち状態に応じてサービス内容を定めるためのサービス内容情報と待ち状態情報とを照合して提供するサービスの内容を決定するステップと
を有することを特徴とする、ユーザの待ち状態に応じてユーザに提供するサービスを決定する方法。