JP2001062124A - 遊技情報管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技情報を最適な通信回線を介して送信する
ことができる遊技情報管理装置を提供する。 【解決手段】 各遊技店１１ａ、１２ａに設けられてい
るホールコンピュータ１１、１２、情報送信端末１３、
情報素受信端末１４、ホストコンピュータ１５は、移動
体通信網２１、公衆電話回線２２、インターネット２３
等の複数の通信回線２０で接続されている。ホールコン
ピュータ１１、１２あるいは情報送信端末１３は、遊技
情報をホストコンピュータに送信する場合には、各通信
回線に設定されている選択条件に基づいて通信回線を順
次選択する。そして、使用可能な通信回線を介して遊技
情報をホストコンピュータ１５に送信する。情報受信端
末１４は、ホストコンピュータ１５から所定の遊技情報
を受信する場合には、各通信回線に設定されている選択
条件に基づいて通信回線を順次選択する。そして、使用
可能な通信回線を介してホストコンピュータ１５から遊
技情報を受信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、遊技情報管理装
置、特に各遊技店の会員情報、遊技機情報、営業情報等
の遊技情報を管理装置で収集して管理することにより、
各遊技店の遊技情報を遊技店の会員や遊技店の経営者等
が遊技店の外部からでも容易に閲覧することができるよ
うにした遊技情報管理装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、パチンコ店等の遊技店では、各遊
技機の大当り回数等の遊技機情報、売上金額等の売上情
報、各会員の会員情報、新機種情報等の遊技情報は、各
遊技店のホールコンピュータに記憶されている。このた
め、遊技店の会員や遊技店の経営者等は、遊技機情報や
営業情報等を知りたい場合には、各遊技店に行き、各遊
技店に設置されている情報端末装置から必要な遊技情報
を閲覧しなければならない。あるいは、遊技店の外部の
情報端末装置から各遊技店のホールコンピュータに記憶
されている遊技情報を閲覧可能である場合であっても、
遊技店のホールコンピュータに接続する作業を遊技情報
を閲覧したい遊技店毎に行なわなければならない。そこ
で、各遊技店の遊技情報を管理装置に収集して管理し、
遊技店の内部あるいは外部の情報端末装置から管理装置
にアクセス可能に構成することによって、各遊技店の遊
技情報を遊技店の外部からでも容易に閲覧できるように
した遊技情報管理装置が提案されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の遊技情報管理装置は、各遊技店に設けられているホ
ールコンピュータから管理装置への遊技情報の送信ある
いは管理装置から情報端末装置への要求された遊技情報
の送信は、予め設定されている通信回線を介して行われ
ている。このため、遊技情報を送信する時、他に通信料
金が安い通信回線がある場合でも、予め設定されている
通信回線を介して遊技情報を送信することになり、通信
コストが高くなる。また、通信回線によっては、利用者
が集中する時間帯がある。例えば、通信回線の通話料が
午後１１時を過ぎると安くなる場合には、午後１１時以
降に通信回線の利用が集中する。このため、遊技情報を
送信する時間が通信回線の利用が集中する時間帯と重な
ると、通信回線が空いていない場合あるいは送信先が通
話中の場合が多くなる。このような場合には、通信回線
が空くまであるいは送信先の通話が終了するまで待たな
ければならず、遊技情報を短時間で送信することができ
ない。本発明は、このような従来技術の問題点を解決す
るために創案されたものであり、送信装置から管理装置
への遊技情報の送信あるいは管理装置から受信装置への
遊技情報の送信を最適な通信回線を介して行なうことが
できる遊技情報管理装置を提供することを課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の第１発明は、請求項１に記載されたとおりの
遊技情報管理装置である。請求項１に記載の遊技情報管
理装置では、送信装置は、各通信回線に設定されている
選択条件に基づいて通信回線を順次選択し、選択した通
信回線が使用可能である場合に当該通信回線を介して遊
技情報を管理装置に送信する。これにより、遊技情報を
最適な通信回線を介して送信することができ、例えば通
信コストの低減や遊技情報の送信時間の短縮等が可能と
なる。また、本発明の第２発明は、請求項２に記載され
たとおりの遊技情報管理装置である。請求項２に記載の
遊技情報管理装置では、管理装置は、認証結果がＯＫの
時のみ送信装置からの遊技情報の送信を許可する。これ
により、必要な情報のみを管理装置で管理することがで
きる。また、本発明の第３発明は、請求項３に記載され
たとおりの遊技情報管理装置である。請求項３に記載の
遊技情報管理装置では、管理装置は、各通信回線に設定
されている選択条件に基づいて通信回線を順次選択し、
選択した通信回線が使用可能である場合に当該通信回線
を介して遊技情報を受信装置に送信する。これにより、
遊技情報を最適な通信回線を介して送信することがで
き、例えば通信コストの低減や遊技情報の送信時間の短
縮等が可能となる。また、本発明の第４発明は、請求項
４に記載されたとおりの遊技情報管理装置である。請求
項４に記載の遊技情報管理装置では、受信装置は、各通
信回線に設定されている選択条件に基づいて複数の通信
回線を順次選択し、選択した通信回線が使用可能である
場合に当該通信回線を介して受信要求信号を管理装置に
送信する。これにより、受信要求信号及び所望の遊技情
報を最適な通信回線を介して送信することができ、例え
ば通信コストの低減や遊技情報の送信時間の短縮が可能
となる。また、本発明の第５発明は、請求項５に記載さ
れたとおりの遊技情報管理装置である。請求項５に記載
の遊技情報管理装置では、受信装置毎に各通信回線の選
択条件が設定されている。これにより、遊技情報を各受
信装置に最適な通信回線を介して送信することができ
る。また、本発明の第６発明は、請求項６に記載された
とおりの遊技情報管理装置である。請求項６に記載の遊
技情報管理装置では、各通信回線に設定される選択条件
が通信料金である。これにより、例えば、通信料金の安
い通信回線を選択することができ、遊技情報の送信コス
トを低減することができる。また、本発明の第７発明
は、請求項７に記載されたとおりの遊技情報管理装置で
ある。請求項７に記載の遊技情報管理装置では、各通信
回線に選択される選択条件が遊技情報を送信可能な時間
帯である。これにより、例えば、利用者が少ない通信回
線を選択することができ、遊技情報の送信時間を短縮す
ることができる。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を用いて説明する。図１に、本発明の遊技情報管理装
置の一実施の形態の概略構成図を示す。本実施の形態
は、本発明の遊技情報管理装置をパチンコ店に適用した
ものである。本実施の形態の遊技情報管理装置は、ホー
ルコンピュータ１１、１２、情報送信端末１３、情報受
信端末１４、ホストコンピュータ１５、通信回線２０に
より構成されている。ホールコンピュータ１１、１２
は、各遊技店１１ａ、１２ａに設けられており、遊技店
１１ａ、１２ａに設置されている各遊技機の大当り回数
や出玉数等の遊技機情報、各遊技店１１ａ、１２ａの売
上金額等の売上情報、各遊技店１１ａ、１２ａの会員の
会員情報等の遊技情報を記憶している。情報送信端末１
３は、遊技店内あるいは遊技店外に設けられ、ホールコ
ンピュータ１１、１２に記憶されている遊技情報以外の
遊技情報、例えば業界情報、不正情報、新機種情報等を
ホストコンピュータ１５に送信して登録可能である。情
報受信端末１４は、遊技店内あるいは遊技店外に設けら
れ、閲覧したい所望の遊技情報をホストコンピュータ１
５から受信可能である。ホストコンピュータ１５は、各
遊技店１１ａ、１２ａのホールコンピュータ１１、１２
あるいは情報送信端末１３から送信される遊技情報を管
理し、管理している遊技情報を情報受信端末１４あるい
はホストコンピュータ１１、１２に送信する。各遊技店
１１ａ、１２ａのホールコンピュータ１１、１２、情報
送信端末１３、情報受信端末１４とホストコンピュータ
１５は、通信回線２０により接続されている。図１で
は、通信回線２０として移動体通信網２１、公衆電話回
線２２、インターネット２３が設けられている。なお、
ホールコンピュータ１１、１２と情報送信端末１３や情
報受信端末１４とを同一装置上に実装したり、情報送信
端末１３と情報受信端末１４とを同一装置上に実装する
こともできる。本実施の形態のホストコンピュータ１５
が本発明の管理装置に対応し、ホールコンピュータ１
１、１２や情報送信端末が本発明の送信装置に対応し、
情報受信端末１４やホールコンピュータ１１、１２が本
発明の受信装置に対応し、移動体通信網２１、公衆電話
回線２２、インターネット２３が本発明の通信回線に対
応する。

【０００６】各遊技店１１ａ、１２ａに設けられている
ホールコンピュータ１１、１２は、各遊技店の会員情
報、遊技機情報、売上情報等の遊技情報を随時更新して
記憶する。例えば、遊技客の遊技に伴なって遊技機情報
や売上情報が変化した場合あるいは係員が入力手段を用
いて会員情報を登録、変更、削除した場合等に遊技情報
を更新する。そして、ホールコンピュータ１１、１２
は、予め定められた時間に達した場合、係員が遊技情報
の送信を指示した場合、ホストコンピュータ１５から要
求信号が送信された場合等に移動体通信網２１、公衆電
話回線２２、インターネット２３等の通信回線の中から
最適な通信回線を選択し、選択した通信回線を介して遊
技情報をホストコンピュータ１５に送信する。ホールコ
ンピュータ１１、１２からホストコンピュータ１５に遊
技情報を送信する場合、毎回全ての遊技情報を送信して
もよいし、前回遊技情報を送信した後に変化した遊技情
報のみを送信してもよい。

【０００７】複数の通信回線の中から最適な通信回線を
選択し、選択した通信回線を介して遊技情報を送信する
方法の１例を図３に示すフローチャート図により説明す
る。なお、以下では、ホールコンピュータ１１がホスト
コンピュータ１５に遊技情報を送信する場合について説
明する。ホールコンピュータ１１には、例えば図２に示
すような、通信回線の選択条件や認証情報等を示すマス
ターテーブルが設定されている。図２に示すマスターテ
ーブルでは、移動体通信回線の選択条件として「単位時
間当たりの通話量（通信料金）は１５円、遊技情報の送
信が可能な時間帯（送信可能時間帯）は２０時から６時
までの間」が、公衆電話回線の選択条件として「通話料
は１０円、送信可能時間帯は２３時から６時までの間」
が、インターネットの選択条件として「通話料は１０
円、送信可能時間帯は６時から２３時までの間」がそれ
ぞれ設定されていることを示している。また、ホストコ
ンピュータ１５の回線番号は、移動帯通信網では「ａａ
ａａ」、公衆電話回線では「ｂｂｂｂ」、インターネッ
トでは「ｃｃｃｃ」であり、認証情報としての識別子
（ＩＤ）及び暗証番号はそれぞれ「ＡＡＡＡ」及び「Ｂ
ＢＢＢ」であることを示している。

【０００８】ホールコンピュータ１１のマスターテーブ
ルが図２に示されているように設定されている状態で、
遊技情報の送信処理が開始されると、検索条件を満足す
る選択条件が設定されている通信回線を選択する（ステ
ップＳ１）。検索条件としては、例えば「通話料が最も
安く、現在時間が送信可能時間帯に含まれている通信回
線」という条件が用いられる。現在時間が例えば２１時
の場合、検索条件を満足する選択条件が設定されている
通信回線はインターネット２３である。このため、ホー
ルコンピュータ１１は、インターネット２３を介して遊
技情報の送信先であるホストコンピュータ１５の回線番
号「ｃｃｃｃ」を送信する（ステップＳ２）。その後、
ホストコンピュータ１５が呼出しに応答したか否かを判
断する（ステップＳ３）。ホストコンピュータ１５が呼
出しに応答したか否かは、例えばホストコンピュータ１
５からの呼出応答信号を受信したか否かによって判断す
る。ホストコンピュータ１５が呼出しに応答した場合に
は、ステップＳ３の判断結果は「ＹＥＳ」となる。

【０００９】ここで、ホストコンピュータ１５は、遊技
情報を受信する場合あるいは遊技情報を送信する場合に
は、当該遊技情報の受信あるいは送信について認証が必
要か否かを判断し、認証が必要な場合には認証情報の送
信を要求する。認証が必要である場合には、図３に示す
ステップＳ３の判断結果が「ＹＥＳ」となると、認証処
理が行われる。この認証処理を図４に示すフローチャー
ト図により説明する。ホールコンピュータ１１は、ホス
トコンピュータ１５が呼出しに応答した場合、ホストコ
ンピュータに送信する遊技情報の種類を示す情報識別子
を含む送信要求信号を送信する（ステップＴ１）。ホス
トコンピュータ１５には、例えば図８に示すような、遊
技情報の種類を示す情報識別子と、その遊技情報のアク
セス可能者、各アクセス方法について認証が必要な場合
には識別番号（ＩＤ）や暗証番号等の認証情報を示す管
理テーブルが設定されている。図８に示す管理テーブル
では、業界情報は誰でも閲覧することができ、新機種情
報及び遊技機情報は会員だけが閲覧することができ、遊
技機情報は各遊技店のホールコンピュータや係員だけが
書込・更新をすることができ、売上情報は各遊技店のチ
ェーン店の係員だけが閲覧・書込・更新をすることがで
き、不正情報は各遊技店のホールオーナーだけが閲覧す
ることができることが設定されている。すなわち、業界
情報の閲覧については認証が不要であり、新機種情報及
び遊技機情報の閲覧については会員であることの認証が
必要であり、遊技機情報の書込・更新については各遊技
店のホールコンピュータあるいは係員であることの認証
が必要であり、売上情報の閲覧・書込・更新については
各遊技店のチェーン店の係員であることの認証が必要で
あり、不正情報の閲覧については各遊技店のホールオー
ナーであることの認証が必要である。ホストコンピュー
タ１５は、この管理テーブルに基づいて、情報識別子に
対応する遊技者情報をホールコンピュータ１１から受信
するために認証が必要であるか否かを判断する（ステッ
プＣ１）。

【００１０】認証が必要な場合にはステップＣ１の判断
結果は「ＹＥＳ」となり、ホストコンピュータ１５は、
ホールコンピュータ１１に対して認証情報の送信要求信
号を送信する（ステップＣ２）。ホールコンピュータ１
１は、認証情報の送信要求信号を受信すると、図２に示
したマスター情報に基づいて、識別子（ＩＤ）及び暗証
番号を含む認証情報を送信する（ステップＴ２）。この
場合、識別子「ＡＡＡＡ」及び暗証番号「ＢＢＢＢ」を
送信する。識別子及び暗証番号の送信は、ホールコンピ
ュータ１１の係員が行う場合もあるし、ホールコンピュ
ータ１１が自動的に行う場合もある。係員が認証情報を
送信する場合には、例えばホールコンピュータ１１の表
示手段に図９に示すような認証情報入力画面を表示させ
る。なお、入力された認証情報は暗号化してホストコン
ピュータ１５に送信するのが好ましい。ホストコンピュ
ータ１５は、ホールコンピュータ１１から送信された認
証情報と管理テーブルに設定されている認証情報とが一
致しているか否かを判断する（ステップＣ３）。一致し
ている場合にはステップＣ３の判断結果は「ＹＥＳ」と
なり、一致していない場合にはステップＣ３の判断結果
は「ＮＯ」となる。ステップＣの判断結果が「ＮＯ」の
場合には、ホストコンピュータ１５は、ホールコンピュ
ータ１１にエラー信号を送信する（ステップＣ４）。ホ
ールコンピュータ１１は、エラー信号を受信すると、エ
ラーメッセージの表示等を行なって処理を終了する。あ
るいは、認証情報を再度送信するように構成することも
できる。

【００１１】ステップＣ１で認証が不要であると判断し
た場合あるいはステップＣ３で認証結果がＯＫであると
判断した場合には、遊技情報の送信要求であるのか遊技
情報の受信要求であるのかを判断する（ステップＣ
５）。この場合、ホールコンピュータ１１からの遊技情
報の送信要求であるため、ステップＣ５の判断結果は
「ＹＥＳ」となる。そして、ホストコンピュータ１５
は、ホールコンピュータ１１に遊技情報の送信を許可す
る送信許可信号を送信する（ステップＣ６）。ホールコ
ンピュータ１１は、送信許可信号を受信すると、遊技情
報をホストコンピュータ１５に送信する（ステップＴ
４）。

【００１２】再び、図３に示す遊技情報の送信処理に戻
る。ホールコンピュータ１１は、ステップＳ３でホスト
コンピュータ１５が呼出しに応答したと判断すると、送
信する遊技情報の種類を示す情報識別子をホストコンピ
ュータ１５に送信する。また、認証が必要な場合には、
さらに認証情報をホストコンピュータ１５に送信する。
そして、ホストコンピュータ１５から送信許可信号を受
信すると、遊技情報をホストコンピュータ１５に送信す
る（ステップＳ４）。遊技情報の送信が完了すると、処
理を終了する。

【００１３】一方、ホストコンピュータ１５が呼出しに
応答しなかった場合には、ステップＳ３の判断結果は
「ＮＯ」となる。なお、ステップＳ３での判断は、イン
ターネット（通信回線）に空がない場合あるいはホスト
コンピュータ１５が通話中のため呼出しに応答できない
場合を検出できるようにするのが好ましい。例えば、遊
技情報の送信処理を開始してから所定時間内に応答信号
を受信できなかった場合あるいは回線番号を送信してか
ら所定時間内に応答信号を受信できない場合に、ホスト
コンピュータ１５が呼出に応答しなかった判断する。ス
テップＳ３の判断結果が「ＮＯ」の場合には、呼出回数
が設定値に達しているか否かを判断する（ステップＳ
５）。ステップＳ５の設定値としては、「１」を含めて
種々の値を設定することができる。呼出回数が設定値に
達していない場合には、ステップＳ５の判断結果が「Ｙ
ＥＳ」となる。この場合には、ステップＳ２に戻り、先
に選択したインターネット２３を介して再度ホストコン
ピュータ１５の回線番号を送信する。

【００１４】呼出回数が設定値に達した場合には、次の
通信回線を選択する（ステップＳ６）。次の通信回線を
選択する場合には、例えば、先に選択したインターネッ
トを除く通信回線の中から、「通話料が最も安く、現在
時間が送信可能時間帯に含まれている通信回線」という
検索条件を満足する選択条件が設定されている通信回線
を選択する。図２に示したマスターテーブルの設定状態
では、この検索条件を満足する選択条件が設定されてい
る通信回線は移動体通信網２１である。次の通信回線を
選択すると、ステップＳ２に進み、新しく選択した通信
回線を介してホストコンピュータ１５を呼出す。この場
合、ホールコンピュータ１１は、移動体通信網２１を介
してホストコンピュータ１５の回線番号「ａａａａ」を
送信する。以後、同様の処理を行ってホストコンピュー
タ１５に遊技情報を送信する。なお、移動体通信網２１
を介してホストコンピュータ１５に遊技情報を送信する
ことができなかった場合には、ステップＳ６でさらに次
の通信回線を選択する。ステップＳ６で、検索条件を満
足する通信回線が存在しないために次の通信回線を選択
することができなかった場合には、例えば、一旦遊技情
報を送信する処理を終了し、所定時間後に再度遊技情報
を送信する処理を実行する。あるいは、全ての通信回線
に対してステップＳ１からの処理を繰り返す。

【００１５】情報送信端末１３は、ホールコンピュータ
１１、１２に記憶されていない遊技情報、例えば業界情
報、新機種情報、不正情報等をホストコンピュータ１５
に送信することができる。情報送信端末１３から遊技情
報を送信する処理を以下に説明する。情報送信端末１３
から遊技情報を送信する場合には、情報送信端末１３の
表示手段に、例えば図５に示されているような情報登録
メインメニュー画面を表示させる。図５に示す情報登録
メインメニュー画面では、業界情報、新機種情報、不正
情報、顧客情報等の遊技情報が登録可能であることを示
している。この情報登録メインメニュー画面で、登録し
たい遊技情報を選択すると、例えば図６に示すような情
報登録画面が表示される。この図６に示す情報登録画面
では、登録日、登録者、登録情報のタイトル、登録情報
の内容等を入力することができる。情報送信端末１３に
も、図２に示すようなマスターテーブルが設定されてい
る。このため、情報登録画面で登録情報を入力した後送
信指示を入力すると、例えば送信指令キーを操作する
と、情報送信端末１３は、マスターテーブルの設定内容
に基づき、図３及び図４に示したような手順で登録情報
をホストコンピュータ１５に送信する。この時、ホスト
コンピュータ１５は、図８に示したような管理テーブル
の設定内容に基づいて認証が必要か否かを判断し、認証
が必要な場合には図４に示した方法で認証を行う。な
お、情報登録画面の情報をホストコンピュータ１５から
情報送信端末１３に送信することもできる。例えば、情
報送信端末１３で情報登録が指示されると、情報送信端
末１３は、ホストコンピュータ１５に情報登録画面情報
受信要求信号を送信する。ホストコンピュータ１５は、
情報登録画面情報受信要求信号を受信すると、情報登録
画面の情報を情報送信端末１３に送信する。これによ
り、情報送信端末１３は、情報登録画面を表示手段等に
出力する。

【００１６】情報受信端末１４は、閲覧したい所望の遊
技情報をホストコンピュータ１５から受信することがで
きる。情報受信端末１４で所望の遊技情報をホストコン
ピュータ１５から受信して閲覧する処理を以下に説明す
る。情報受信端末１４で所望の遊技情報を閲覧する場合
には、情報受信端末１４の表示手段に、例えば図７に示
されているようなパチンコ情報メインメニュー画面を表
示されている状態で所望の遊技情報を選択する。図７に
示すパチンコ情報メインメニュー画面では、業界情報、
新機種情報、遊技機情報、顧客情報、会員情報、設備機
器設置情報、売上情報、不正情報等の遊技情報を閲覧可
能である。なお、例えば、のグループの遊技情報は認
証無しで閲覧することができ、のグループの遊技情報
は会員でなければ閲覧することができず、のグループ
の遊技情報は各遊技店のチェーン店の係員等でなければ
閲覧することができず、のグループの遊技情報は各遊
技店のホールオーナーでなければ閲覧することができな
い。

【００１７】パチンコ情報サービスメインメニュー画面
で閲覧したい所望の遊技情報を選択した後、選択完了指
示を入力すると、情報受信端末１４は、所望の遊技情報
の受信を要求する受信要求信号を通信回線を介してホス
トコンピュータ１５に送信する。この場合、情報受信端
末１４には図２に示すようなマスターテーブルが設定さ
れており、このマスターテーブルの設定内容に基づき、
例えば図３に示したような遊技情報送信処理と同様の方
法を用いて受信要求信号を送信する通信回線を選択す
る。すなわち、図３に示すステップＳ１〜Ｓ３、Ｓ５、
Ｓ６を実行して最適な通信回線を選択し、選択した通信
回線を介してホストコンピュータ１５を呼出す。そし
て、ステップＳ３でホストコンピュータが呼出しに応答
したと判断した場合には、選択された遊技情報の種類を
示す情報識別子を含む受信要求信号をホストコンピュー
タ１５に送信する。なお、この場合、図４に示したステ
ップＳ４は「情報受信」となる。

【００１８】ホストコンピュータ１５には図８に示した
ような管理テーブルが設定されており、情報受信端末１
４から受信要求信号を受信した場合には、ホストコンピ
ュータ１５は、例えば図４に示したような認証処理を実
行する。まず、ステップＣ１で、希望する遊技情報の送
信について認証が必要であるか否かを判断する。認証が
必要であると判断した場合には、ステップＣ２で、認証
情報の送信要求信号を情報受信端末１４に送信する。情
報受信端末１４は、認証情報の送信要求信号を受信する
と、表示手段に図９に示すような認証情報入力画面を表
示する。遊技情報を閲覧したい会員あるいはホールオー
ナー等は、認証情報入力画面でＩＤ及び暗証番号を入力
した後、送信指示を入力する。これにより、情報受信端
末１４は、ステップＴ２で、入力された認証情報をホス
トコンピュータ１５に送信する。ホストコンピュータ１
５は、ステップＣ３で、受信した認証情報と管理テーブ
ルに設定されている認証情報とが一致するか否かを判断
する。認証情報が一致しない場合には、ホストコンピュ
ータ１５は、ステップＣ４で、エラー信号を情報受信端
末１４に送信する。情報受信端末１４は、エラー信号を
受信すると、ステップＴ３で、エラーメッセージを表示
手段に出力するとともに、再度認証情報入力画面を表示
する。認証情報が入力された後送信指示が入力される
と、再度ステップＴ２の処理が実行される。なお、エラ
ー信号を受信した場合には、直ちに処理を終了してもよ
いし、所定回数認証情報を送信した後に処理を終了させ
るようにしてもよい。ホストコンピュータ１５は、ステ
ップＣ１で認証が不要と判断した場合あるいはステップ
Ｃ３で認証結果がＯＫである場合には、送信要求か受信
要求かを判断する。この場合、受信要求であるため、ス
テップＣ５の判断結果は「ＮＯ」となる。これにより、
ホストコンピュータ１５は、ステップＣ７で、閲覧を希
望する遊技情報を情報受信端末１４に送信する。情報受
信端末１４は、ホストコンピュータ１５から送信された
遊技情報を受信し、表示手段に出力したり記憶手段に記
憶する。

【００１９】以上の実施の形態では、情報受信端末１４
から受信要求信号が送信された時に要求された遊技情報
をホストコンピュータ１５から送信する場合について説
明したが、予め定められた時間に達した時あるいはホス
トコンピュータ１５の係員が指示した時に、指示された
あるいは指定されている所定の遊技情報をホストコンピ
ュータ１５から情報受信端末１４に送信することもでき
る。この場合には、ホストコンピュータ１５に、例えば
図１０に示すようなマスターテーブルを設定する。図１
０に示すマスターテーブルでは、送信先に応じて選択条
件が設定されている。例えば、所定の遊技情報を送信先
１に送信する場合には、移動体通信網の選択条件として
「通話量は１５円、送信可能時間帯は２０時から６時ま
での間」が、公衆電話回線の選択条件として「通話料は
１０円、送信可能時間帯は２３時から６時までの間」
が、インターネットの選択条件として「通話料は１０
円、送信可能時間帯は２３時から６時までの間」がそれ
ぞれ設定されていることを示している。また、所定の遊
技情報を送信先２に送信する場合には、移動体通信網の
選択条件として「通話量は１５円、送信可能時間帯は１
８時から６時までの間」が、公衆電話回線の選択条件と
して「通話料は１０円、送信可能時間帯は２０時から６
時までの間」が、インターネットの選択条件として「通
話料は１０円、送信可能時間帯は２０時から６時までの
間」がそれぞれ設定されていることを示している。ま
た、送信先１あるいは送信先２に遊技情報を送信する場
合の回線番号、認証のための識別子（ＩＤ）及び暗証番
号等の認証情報も設定されている。

【００２０】ホストコンピュータ１５は、予め定められ
た時間に達した場合あるいはホストコンピュータの係員
が遊技情報の送信を指示した場合には、例えば図３に示
した遊技情報送信処理を実行し、最適な通信回線を介し
て所定の遊技情報を送信する。また、管理テーブルに基
づき、所定の遊技情報を情報受信端末１４に送信するこ
とについて認証が必要であるか否かを判断し、認証が必
要であれば、例えば図４に示したような認証処理を実行
する。すなわち、情報受信端末１４は、ステップＴ１で
呼出に応答する。ホストコンピュータ１５は、ステップ
Ｃ１で情報受信端末１４が呼出しに応答したか否かを判
断する。情報受信端末１４が呼出しに応答した場合、ホ
ストコンピュータ１５は、送信する遊技情報について認
証が必要であれば、ステップＣ２で認証情報の送信要求
信号を送信する。情報受信端末１４は、認証情報の送信
要求信号を受信すると、マスターテーブルの設定内容に
基づいてステップＴ２で認証情報を送信する。ホストコ
ンピュータ１５は、ステップＣ３で、情報受信端末１４
から送信された認証情報とマスターテーブルに設定され
ている認証情報とが一致しているか否かを判断する。そ
して、送信する情報ステップＣ３の判断結果が「ＹＥ
Ｓ」であれば、ステップＣ７に進み、所定の遊技情報を
情報受信端末１４に送信する。この場合、図４に示すス
テップＣ５及びＣ６は不要である。なお、情報受信端末
１４では、認証情報の送信要求信号を受信した場合に自
動的に認証情報を送信するように構成するのが好ましい
が、認証情報入力画面を表示させて会員あるいはホール
オーナー等に入力させて送信するように構成してもよ
い。

【００２１】以上のように、本発明の遊技情報管理装置
では、ホールコンピュータ１１、１２や情報送信端末１
３からホストコンピュータ１５に遊技情報を送信する場
合、あるいはホストコンピュータ１５から情報受信端末
１４やホールコンピュータ１１、１２に遊技情報を送信
する場合に、複数の通信回線の中から検索条件を満足す
る選択条件が設定されている通信回線を順次選択し、選
択した通信回線が利用可能である場合に当該通信回線を
介して送信要求信号、受信要求信号、遊技情報等を送信
するため、最適な通信回線を介して遊技情報を送信する
ことができる。

【００２２】なお、以上の実施の形態では、通信料金が
安く送信可能時間帯である検索条件を満足する選択条件
が設定されている通信回線を選択したが、検索条件及び
選択条件としては種々の条件を設定することができる。
例えば、選択条件として通信料金のみを設定し、検索条
件として「送信する時に通信料金が最も安い通信回線」
を設定することができる。あるいは、選択条件として送
信可能時間帯のみを設定し、検索条件として「送信する
時間が送信可能時間帯に含まれている通信回線」を設定
することができる。検索条件を満足する選択条件が設定
されている通信回線が複数ある場合には、例えば予め定
めた順位で選択する。あるいは、選択条件として優先順
位を設定し、検索条件として「優先順位の高い通信回
線」または「優先順位の低い通信回線」を設定する。こ
の場合には、通信回線の選択処理が簡単となる。また、
通信回線としては、移動体通信網、公衆電話回線、イン
ターネットに限定されず種々の通信回線を用いることが
できる。また、管理装置は遊技店内あるいは遊技店外の
いずれに設けてもよく、ホールコンピュータと兼用する
こともできる。さらに、管理装置は複数設けてもよい。
また、マスターテーブルには送信する情報の種類によっ
て各通信回線の選択条件を設定することもできる。この
場合には、例えば送信する情報に応じた最適な通信回線
を選択することができる。また、パチンコ店における遊
技情報を送信あるいは受信する場合について説明した
が、本発明の遊技情報管理装置はパチンコ店以外の種々
の遊技店における遊技情報を送信あるいは受信する場合
に適用することができる。また、管理する遊技情報とし
ては種々の情報を管理することができる。また、遊技店
の遊技情報を管理する場合について説明したが、本発明
は遊技店の遊技情報に限定されず種々の情報を管理する
場合に適用することができる。この場合には、本発明
は、「遊技情報」を「情報」に置き換えた「情報管理装
置」として構成することができる。

【００２３】

【発明の効果】以上説明したように、請求項１に記載の
遊技情報管理装置を用いれば、遊技情報を最適な通信回
線を介して送信することができる。また、請求項２に記
載の遊技情報管理装置を用いれば、必要な情報のみを管
理装置で管理することができる。また、本発明の第３発
明及び第４発明を用いれば、遊技情報を最適な通信回線
を介して送信することができる。また、請求項５に記載
の遊技情報管理装置を用いれば、遊技情報を各受信装置
に最適な通信回線を介して送信することができる。ま
た、請求項６に記載の遊技情報管理装置を用いれば、遊
技情報を通信料金の安い通信回線を介して送信すること
ができる。また、請求項７に記載の遊技情報管理装置を
用いれば、遊技情報を利用者が少ない通信回線を介して
送信することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の遊技情報管理装置の一実施の形態の概
略構成図である。

【図２】マスターテーブルの１例を示す図である。

【図３】遊技情報送信処理を説明するためのフローチャ
ート図である。

【図４】認証処理を説明するためのフローチャート図で
ある。

【図５】情報登録メインメニュー画面の１例を示す図で
ある。

【図６】情報登録画面の１例を示す図である。

【図７】情報サービスメインメニュー画面の１例であ
る。

【図８】管理テーブルの１例を示す図である。

【図９】認証情報入力画面の１例を示す図である。

【図１０】マスターテーブルの他の例を示す図である。

【符号の説明】

１１、１２ ホールコンピュータ １３ 情報送信端末（送信端末装置） １４ 情報受信端末（受信端末装置） １５ ホストコンピュータ（管理装置） ２１ 移動体通信網 ２２ 公衆電話回線 ２３ インターネット

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2C088 CA02 CA31 CA35 5K048 AA00 BA21 BA34 DC07 5K101 KK13 LL01 LL02 LL12 MM07 NN48 PP03 QQ11

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 遊技情報を管理する管理装置と、管理装
   置に遊技情報を送信可能な送信装置と、複数の通信回線
   とを備え、送信装置は、各通信回線に設定されている選
   択条件に基づいて複数の通信回線を順次選択し、選択し
   た通信回線が使用可能である場合に当該通信回線を介し
   て遊技情報を管理装置に送信する遊技情報管理装置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の遊技情報管理装置であ
   って、管理装置は、送信装置から遊技情報の送信要求信
   号を受信した場合には、認証結果がＯＫの時のみ送信装
   置からの遊技情報の送信を許可する遊技情報管理装置。
3. 【請求項３】 遊技情報を管理する管理装置と、管理装
   置で管理している遊技情報を受信可能な受信装置と、複
   数の通信回線とを備え、管理装置は、各通信回線に設定
   されている選択条件に基づいて複数の通信回線を順次選
   択し、選択した通信回線が使用可能である場合に当該通
   信回線を介して遊技情報を受信装置に送信する遊技情報
   管理装置。
4. 【請求項４】 遊技情報を管理する管理装置と、管理装
   置で管理している遊技情報を受信可能な受信装置と、複
   数の通信回線とを備え、管理装置は、受信装置から遊技
   情報の受信要求信号を受信した場合には、認証結果がＯ
   Ｋの時のみ要求された遊技情報を受信装置に送信し、受
   信装置は、各通信回線に設定されている選択条件に基づ
   いて複数の通信回線を順次選択し、選択した通信回線が
   使用可能である場合に当該通信回線を介して受信要求信
   号を管理装置に送信する遊技情報管理装置。
5. 【請求項５】 請求項３または４に記載の遊技情報管理
   装置であって、各通信回線の選択条件が受信装置毎に設
   定されている遊技情報管理装置。
6. 【請求項６】 請求項１〜５のいずれかに記載の遊技情
   報管理装置であって、各通信回線に設定される選択条件
   が通信料金である遊技情報管理装置。
7. 【請求項７】 請求項１〜５のいずれかに記載の遊技情
   報管理装置であって、各通信回線に設定される選択条件
   が遊技情報を送信可能な時間帯である遊技情報管理装
   置。