JP2004174026A

JP2004174026A - 遊技機管理システムおよび遊技機管理方法

Info

Publication number: JP2004174026A
Application number: JP2002345199A
Authority: JP
Inventors: Masatane Kobayashi; 正胤小林; Hirokuni Omae; 博邦大前
Original assignee: Aruze Corp
Current assignee: Universal Entertainment Corp
Priority date: 2002-11-28
Filing date: 2002-11-28
Publication date: 2004-06-24

Abstract

【課題】顧客に予約時間を意識させない遊技機の予約管理を実現する。
【解決手段】遊技店舗１０内に設置された複数の遊技機２０を管理する管理コンピュータ３０において、予約希望者５１が所持する携帯電話等の移動通信端末５０から予約受付部３１が個々の遊技機２０毎のプレイ予約を受け付け、プレイの順番が来たこと、あるいは予約待ち順位の変動を、通知部３３からインターネット等の外部情報ネットワーク４０を介して、電子メールで移動通信端末５０に通知する。予約希望者５１は、電子メールで順番を通知されるまで自由に行動でき予約時間を意識する必要がない。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、遊技機管理技術に関し、特に、遊技機の予約管理等に適用して有効な技術に関する。
【０００２】
【従来の技術】
ゲームセンタやパチンコホール等の遊技店舗では、パチンコ台やスロットマシーン等の遊技機を効率よく稼働させることが営業成績向上の観点から重要である。
【０００３】
一方、遊技機を利用する顧客は、新趣向の遊技機や、人気のある遊技機に集中しがちであり、これらの集客力のある遊技機をいかに効率よく稼働させるか、すなわち、プレイ待ちの顧客をいかにさばくかが、ポイントとなる。
【０００４】
従来、このような遊技機の管理等に関する技術としては、たとえば、特開２００１−３４０６１０号公報に開示された技術が知られている。
【０００５】
すなわち、インターネットを経由して顧客（情報受給者）に遊技台の出玉情報等を提供するとともに、予約希望時間を入力させることで遊技台の予約を受け付けるものである。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来技術の場合には、予約管理に関しては、予約希望時間を入力させることで遊技台の予約を受け付けるだけであるため、顧客は自分の予約時間を常に意識して来店すべく行動する必要があり不便である。また、プレイ時間は特定の遊技機に限っても必ずしも一定ではなく、長短があるため、設定可能な予約時間はこのプレイ時間の変動を考慮して大まかにならざるを得ず、空き時間が生じる可能性があり稼働率の低下が懸念される。
【０００７】
本発明の目的は、顧客に予約時間を意識させない遊技機の予約管理を実現することが可能な技術を提供することにある。
【０００８】
本発明の他の目的は、遊技機の空き時間を短縮して稼働率を向上させることが可能な技術を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る遊技機管理システムは、情報通信端末と通信可能な通知手段を備えた遊技機管理システムであって、個々の遊技機に関する利用者からの予約を受け付ける予約受付手段と、個々の利用者の連絡先情報を記憶する利用者管理情報記憶手段と、個々の遊技機の利用者による予約情報を記憶する遊技機予約情報記憶手段と、遊技機が利用可能になったときに、当該遊技機における予約順位または利用可能な旨を利用者の連絡先情報で特定される情報通信端末に通知する通知手段と、を含む構成としたものである。
【００１０】
上記した本発明の遊技機管理システムによれば、特定の遊技機を予約した利用者は、自分の番が来たことを通知されるまで、予約時間等を意識することなく別の遊技機や遊技店舗で遊ぶ等のように自由に行動でき、利便性が向上する。また、前の利用者の終了を契機に次の利用者に利用可能の通知が行われるので、予約時間を設定する方法に比較して、空き時間がなくなり、遊技機の稼働率が向上する。
【００１１】
また、利用者に待ち順位が所定の値だけ変化する毎に現在の順位を通知することで、利用者は自分の番が近いことを知ることができ、あらかじめ遊技機のそばに移動する等の準備行動が可能になり、利用可能の通知を受けた利用者が遊技機に到着するまでの空き時間がなくなり、遊技機の稼働率が向上する。
【００１２】
また、本発明の遊技機管理方法は、個々の遊技機毎に当該遊技機の予約希望者が所持する情報通信端末の端末識別情報を所定の順序で登録する第１ステップと、遊技機の稼働状態を監視し、当該遊技機が利用可能になったときに、端末識別情報を用いて、登録されている予約希望者の情報通信端末に利用可能または予約待ち順位の変動を通知する第２ステップと、を含むものである。
【００１３】
上記した本発明の遊技機管理方法によれば、特定の遊技機を予約した利用者は、自分の番が来たことを通知されるまで、予約時間等を意識することなく別の遊技機で遊ぶ等のように自由に行動でき、利便性が向上する。また、前の利用者の終了を契機に次の利用者に利用可能の通知が行われるので、予約時間を設定する方法に比較して、空き時間がなくなり、遊技機の稼働率が向上する。
【００１４】
以下の説明において、予約受付部は予約受付手段に対応し、会員管理情報テーブルは利用者管理情報記憶手段に対応し、遊技機管理情報テーブルは遊技機予約情報記憶手段に対応する。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、各図において、同一構成要素には同一符号を付して、重複する説明は省略する。
【００１６】
図１は、本発明の一実施の形態である遊技機管理方法を実施する遊技機管理システムの構成の一例を示す概念図であり、図２および図３は、本実施の形態の遊技機管理システムで用いられる情報の一例を示す概念図、図４は、本実施の形態の作用の一例を示すフローチャートである。
【００１７】
図１に例示されるように、本実施の形態の遊技機管理システムは、遊技店舗１０内に設置された複数の遊技機２０（遊技機Ａ、遊技機Ｂ、遊技機Ｃ）を管理する管理コンピュータ３０を含む。管理コンピュータ３０は、予約受付部３１、遊技機管理部３２、通知部３３、顧客管理部３４、およびこれら全体の連携動作等を制御する制御部３５で構成されている。管理コンピュータ３０におけるこれら各部の構成要素は、汎用あるいは専用のコンピュータにおけるハードウェアやソフトウェアで実現することができる。
【００１８】
予約受付部３１は、ディスプレイ、キーボード等のユーザインターフェースや、必要に応じて予約希望者５１が所持する携帯電話等の移動通信端末５０との情報の授受が可能な、たとえば赤外線通信インターフェースや近距離無線通信インターフェース、あるいは移動通信端末５０の液晶ディスプレイに表示された二次元バーコードパターン読み取り機能等を備えている。
【００１９】
遊技機管理部３２は、たとえばＬＡＮ等の情報ネットワーク２１を介して複数の遊技機２０の各々に内蔵された制御コンピュータに接続され、個々の遊技機２０における稼働状態を管理する機能を備えている。
【００２０】
通知部３３は、インターネットや公衆電話網等の外部情報ネットワーク４０を経由して、当該外部情報ネットワーク４０に接続された携帯電話やページャ等の移動通信端末５０との間における情報の授受を行う機能を備えている。
【００２１】
顧客管理部３４は、たとえば図２に例示されるような、会員管理情報テーブル６０を管理する。会員管理情報テーブル６０は、本実施の形態の場合、登録された利用者である会員を識別する会員ＩＤ６１、当該会員の連絡先情報であるメールアドレス６２、当該会員が予約した遊技機２０を特定するための予約遊技機ＩＤ６３、当該会員に供与されているサービスポイントの累積値を示す累積ポイント値６４等の情報を管理している。
【００２２】
また、遊技機管理部３２は、図３に例示されるような遊技機管理情報テーブル７０を管理する。遊技機管理情報テーブル７０は、遊技機２０の各々を識別するための遊技機ＩＤ７１、遊技機２０の稼働状態７２、待ち人数７３、会員ＩＤ６１が予約順に格納された予約会員ＩＤキュー７４等の情報が格納される。予約会員ＩＤキュー７４の先頭が現在プレイ中の顧客を示し、二番目以降が予約待ちを示している。
【００２３】
以下、図４のフローチャート等を参照しながら、本実施の形態の作用の一例について説明する。
【００２４】
まず、遊技店舗１０に来店した顧客は、所持した携帯電話等の移動通信端末５０を操作して予約受付部３１に対して希望する遊技機２０の予約指示を行う（ステップ１０１）。
【００２５】
この予約指示を受けた予約受付部３１は、当該顧客の連絡先（この場合、電子メールアドレス）が登録済か否かを顧客管理部３４を介して会員管理情報テーブル６０を参照して調べ（ステップ１０２）、登録済の場合は、後述のステップ１０６を実行し、未登録の場合には、顧客に対して連絡先の登録を要求する（ステップ１０３）。
【００２６】
これを受けた顧客は、移動通信端末５０を操作して電子メールアドレス等の連絡先を入力し、予約受付部３１に対して登録指示を行う（ステップ１０４）。
【００２７】
予約受付部３１は、この指示（当該顧客の電子メールアドレスと希望する遊技機２０の遊技機ＩＤ等の情報）を顧客管理部３４に伝え（ステップ１０５）、顧客管理部３４は、会員管理情報テーブル６０のメールアドレス６２および予約遊技機ＩＤ６３の各々に受け付けたメールアドレスおよび遊技機ＩＤをそれぞれ登録した後（ステップ１０６）、登録した会員ＩＤと予約対象の遊技機ＩＤの情報を遊技機管理部３２に伝達して会員管理情報テーブル６０の登録終了とする（ステップ１０７）。
【００２８】
遊技機管理部３２は、顧客管理部３４から受けた会員ＩＤを、遊技機管理情報テーブル７０における予約対象の遊技機ＩＤ７１に対応した予約会員ＩＤキュー７４の末尾に登録するとともに待ち人数７３の値をインクリメントする予約処理を行い（ステップ１０８）、通知部３３を介して顧客の移動通信端末５０に対して予約完了をメールで通知する（ステップ１０９）。
【００２９】
なお、ステップ１０８における予約処理では、単に、会員ＩＤを、遊技機管理情報テーブル７０における予約対象の遊技機ＩＤ７１に対応した予約会員ＩＤキュー７４の末尾に登録することに限らず、当該顧客の累積ポイント値６４を、当該予約会員ＩＤキュー７４内の先行登録済の他の会員の値と比較し、先行登録済の他の会員よりも累積ポイント値６４が大きい場合には、キュー内の追加位置、すなわち予約順位を、より先頭側に設定するようにして、累積ポイント値６４の値が予約待ちの登録順位に反映されるようにしてもよい。
【００３０】
その後、遊技機管理部３２は、個々の遊技機２０からのプレイ終了通知、あるいは、遊技機管理部３２からの個々の遊技機２０へのポーリングによるプレイ終了検出等により、個々の遊技機２０の空きを監視し、特定の遊技機２０の席が空いたこと（プレイ終了）を検出すると（ステップ１１０）、遊技機管理情報テーブル７０の該当する遊技機ＩＤ７１のエントリの待ち人数７３をデクリメントするとともに、予約会員ＩＤキュー７４の先頭位置にあるプレイ完了の会員ＩＤを削除し、先頭に移動した会員ＩＤを読み出すことで、通知すべき会員を特定し（ステップ１１１）、顧客管理部３４に対して、当該会員の連絡先を問い合わせ（ステップ１１２）、応答されたメールアドレス（すなわち移動通信端末５０）に、予約していた特定の遊技機２０の席が空いたこと（プレイ可能）を、通知部３３を経由して電子メール等で通知する（ステップ１１３）。
【００３１】
また、この処理に際して、必要に応じて、予約会員ＩＤキュー７４内で二番目以降の会員ＩＤの会員には、予約待ち順位が変動したことを、上述と同様の処理で通知してもよい（ステップ１１４）。その場合、一つ順位が変動する都度通知していたのでは、処理負荷が大きくなる懸念があるので、所定の値（たとえば３〜５）だけ前回から順位が変動したことを契機に、予約待ち順位の変動を通知してもよい。あるいは、規定の待ち順位（たとえば３位）以内になったことを契機に、順位が変化したことを毎回通知する等の方法でもよい。これにより、顧客は、予約している遊技機２０の近傍にあらかじめ移動して自分がプレイ可能になるのを待つ等の準備行動を行うことができる。
【００３２】
また、本実施の形態の場合、予約した遊技機２０の席が空いたこと（プレイ可能）や、予約順位の変動を電子メールで通知された予約希望者５１は、移動通信端末５０等から電子メール等で、管理コンピュータ３０の通知部３３に予約キャンセルを行うようにしてもよい。その場合、直ちに、次の順位の予約希望者５１に電子メールにてプレイ可能が通知される。
【００３３】
上述の説明では、移動通信端末５０を用いて予約処理の入力やプレイ可能の通知等の受け取りを行う場合について説明したが、図５のフローチャートに例示されるように、予約希望者５１が予約受付部３１に備えられたキーボード等のユーザインタフェースを使用してマニュアルで予約指示や連絡先の入力を行うようにしてもよい（ステップ１０１ａ、ステップ１０４ａ）。
【００３４】
予約完了の受け取りも、移動通信端末５０への電子メールの他に、レシート等で受け取るようにしてもよい（ステップ１０９ａ）。
【００３５】
さらに、プレイ可能の通知や、予約待ち順位の変動の通知等の受け取りも、移動通信端末５０への電子メールの他に、レシート、ホール内放送等で受け取るようにしてもよい（ステップ１１３ａ、ステップ１１４ａ）。
【００３６】
以上説明したように、上述の本実施の形態によれば、特定の遊技機２０を予約した利用者（予約希望者５１）は、自分の番が来たことを通知されるまで、予約時間等を意識することなく別の遊技機２０や遊技店舗等で遊ぶ等のように自由に行動でき、利便性が向上する。また、前の利用者の終了を契機に次の利用者に利用可能の通知が行われるので、予約時間を設定する方法に比較して、空き時間がなくなり、遊技機２０や遊技店舗１０の稼働率が向上する。
【００３７】
さらに、予約に際しての順位決定に個々の利用者に供与済のサービスポイント等の情報を反映させることで、サービスポイントに応じた多様な予約受付サービスが可能となる。
【００３８】
また、利用者に待ち順位が所定の値だけ変化する毎に現在の順位を通知することで、利用者は自分の番が近いことを知ることができ、あらかじめ目的の遊技機２０のそばに移動する等の準備行動が可能になり、利用可能の通知を受けた利用者が遊技機２０に到着するまでの空き時間がなくなり、遊技機２０の稼働率が向上する。
【００３９】
上述の実施の形態では、一例として管理コンピュータ３０が遊技店舗１０内に設置されている場合を例示しているが、当該管理コンピュータ３０の一部または全部が遊技店舗１０とは異なる場所に設置されていてもよい。その場合、情報ネットワーク２１として専用線や公衆回線、あるいはインターネット等を用いることで、遊技機管理部３２は複数の遊技機２０を遠隔管理する。
【００４０】
また、予約受付部３１を遊技店舗１０とは異なる任意の場所に設置して、任意の場所で遊技店舗１０内の遊技機２０の利用予約を受け付けるようにしてもよい。
【００４１】
また、上述の説明では、移動通信端末５０として携帯電話を用いて電子メールで通知する場合を例示したが、携帯電話の代わりにページャを用いることもできる。その場合には、会員管理情報テーブル６０におけるメールアドレス６２の代わりに呼び出しメッセージ送信先の電話番号を登録しておけば良い。
【００４２】
【発明の効果】
本発明によれば、顧客に予約時間を意識させない遊技機の予約管理を実現することができる。
【００４３】
本発明によれば、遊技機の空き時間を短縮して稼働率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態である遊技機管理方法を実施する遊技機管理システムの構成の一例を示す概念図である。
【図２】本発明の一実施の形態である遊技機管理システムで用いられる情報の一例を示す概念図である。
【図３】本発明の一実施の形態である遊技機管理システムで用いられる情報の一例を示す概念図である。
【図４】本発明の一実施の形態である遊技機管理システムの作用の一例を示すフローチャートである。
【図５】本発明の一実施の形態である遊技機管理システムの作用の変形例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１０遊技店舗
２０遊技機
２１情報ネットワーク
３０管理コンピュータ
３１予約受付部
３２遊技機管理部
３３通知部
３４顧客管理部
３５制御部
４０外部情報ネットワーク
５０移動通信端末
５１予約希望者
６０会員管理情報テーブル
６１会員ＩＤ
６２メールアドレス
６３予約遊技機ＩＤ
６４累積ポイント値
７０遊技機管理情報テーブル
７１遊技機ＩＤ
７２稼働状態
７３待ち人数
７４予約会員ＩＤキュー

Claims

情報通信端末と通信可能な通知手段を備えた遊技機管理システムであって、
個々の遊技機に関する利用者からの予約を受け付ける予約受付手段と、
個々の前記利用者の連絡先情報を記憶する利用者管理情報記憶手段と、
個々の前記遊技機の前記利用者による予約情報を記憶する遊技機予約情報記憶手段と、
前記遊技機が利用可能になったときに、当該遊技機における予約順位または利用可能な旨を前記利用者の前記連絡先情報で特定される前記情報通信端末に通知する通知手段と、を含むことを特徴とする遊技機管理システム。
前記通知手段は、個々の前記遊技機について予約希望の複数の利用者がいる場合、利用待ち状態の当該予約希望者の数が所定の値だけ減る毎に、前記連絡先情報で特定される前記情報通信端末に残待ち人数を通知することを特徴とする請求項１記載の遊技機管理システム。
個々の遊技機毎に当該遊技機の予約希望者が所持する情報通信端末の端末識別情報を所定の順序で登録する第１ステップと、
前記遊技機の稼働状態を監視し、当該遊技機が利用可能になったときに、前記端末識別情報を用いて、登録されている前記予約希望者の前記情報通信端末に利用可能または予約待ち順位の変動を通知する第２ステップと、
を含むことを特徴とする遊技機管理方法。