JP2004180584A - 脱穀機の穀稈処理構造 - Google Patents

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Rikiya Tsuda
力也 都田
Takeyuki Ishida
健之 石田
Keisuke Mishima
圭介 三島
Toru Itamochi
透 板持
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Abstract

【課題】脱穀された穀稈を補助受網で支持し穂先遅れ等を防止した刺さり落としを行うと共に、脱穀物を受網の終端部で補助受網と落下路から落下させ、刺さり粒の除去をスムースに行う脱穀機の穀稈処理構造を提供する。
【解決手段】扱室5内で受網4の終端部から、脱穀物を送塵口16を介して処理室6内に供給すると共に、脱穀された穀稈を扱室5から4番口12を介して排出する脱穀機1で、前記受網4の終端部に該受網4の濾過孔より大きい濾過孔を形成した補助受網4aを設け、送塵口16の後方で補助受網4aの奥側と処理室6の処理室壁35との間に、脱穀物を落下させる落下路20を形成した穀稈処理構造にしている。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、脱穀機の穀稈処理構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンバイン等に搭載される脱穀機は、穀稈を扱室内の扱胴によって脱穀し、脱穀物を受網の終端部に形成した送塵口から処理室内に送り込み、処理胴の回転によって処理(補助脱穀処理)すると共に、脱穀された穀稈を扱室の出口(排稈口)から4番口を経て機外に排出搬送する構成になっている。
また、扱室の終端部で穀稈中の刺さり粒を落とすために、受網の終端位置から後方に向けて扱胴を延長し、延長した扱胴の外周に刺さり落とし体を設け、受網から排出された穀稈に対して、刺さり落とし体を梳くように回転作用させる穀稈処理構造を構成している。(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実用新案登録第2517139号公報(第2ページ,図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報で示されるような構成の穀稈処理構造は、扱室の受網から排出されて、支持を失った状態の排稈に対し刺さり落とし体を回転作用させるので、排出直後に穂先側が下方に屈曲されて垂れ下がり、4番口において穂先遅れを生じさせる欠点がある。
また、扱室の終端を延長させて設けた刺さり落とし体を排稈に作用させるので、排稈中の刺さり粒の落下を促進する利点があるものの、刺さり落とし体は奥側に処理室の処理網が対面しているので、処理網から濾過放出される穀粒が刺さり落としされた排稈に付着する等の問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の脱穀機の穀稈処理構造は、第1に、扱室5内で受網4の終端部から、脱穀物を送塵口16を介して処理室6内に供給すると共に、脱穀された穀稈を扱室5から4番口12を介して排出する脱穀機1において、前記受網4の終端部に該受網4の濾過孔より大きい濾過孔を形成した補助受網4aを設け、送塵口16の後方で補助受網4aの奥側と処理室6の処理室壁35との間に、脱穀物を落下させる落下路20を形成したことを特徴としている。
【0006】
第2に、送塵口16と落下路20との間に仕切板25を立設したことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。符号1はコンバイン等に設置される脱穀機であり、この脱穀機1は箱枠状に形成された脱穀機枠(機体)2内の上部に、扱胴3及び受網4等からなる扱室5と、扱室5の終端(後方)で奥側に配置された処理室6と設け、これらの下方で前後に配置した図示しない送風ファンと排塵ファン7によって選別風路を形成し、該選別風路中に脱穀物を揺動選別する揺動選別体8を支架している。
【0008】
そして、扱胴3の扱胴軸3aを軸支する入口側板10と出口側板11には、それぞれの下部に穀稈の入口と出口を形成している。また出口側板11の後方で出口及び機内の揺動選別体8とに連通する4番口12は、図5で示すように受網4の終端と機体後部の天井板を漏斗状に斜設した、後述する処理室側板6aと4番流板2aによって開口形成している。
また、処理室6の扱口に沿ってフィードチェン13を張設し、図示しない刈取部から搬送される穀稈を入口から扱室5内に供給し、且つフィードチェン13の終端に設けた排桿搬送体15によって脱穀済の排稈を機外に搬送排出する。
【0009】
この構成により、扱室5内に供給された穀稈を扱胴3で脱穀し、脱穀された脱穀物を受網4で漏下選別すると共に、受網4から漏下されない穀粒及び夾雑物からなる脱穀物を扱室5の送塵口16から処理室6内に送り込んで補助脱穀処理し、処理した穀粒を処理網17から揺動選別体8上に落下させ、屑類を処理室6の終端部に開口した排塵口19から、揺動選別体8の終端に排出する。
次いで、受網4から漏下した穀粒等と、処理室6の処理網17及び排塵口19から落下した処理物を選別風路中に支架した揺動選別体8で揺動選別し、穀粒を回収すると共に、切り藁及び屑類等の排塵物を排塵ファン7を介して機外に排出して一連の脱穀作業を行う。
【0010】
そして脱穀機1は、扱室5から処理室6への脱穀物の供給及び刺さり粒の除去、並びに扱室5から4番口12への穀稈の排出をスムースにできる穀稈処理構造を以下のように備えている。
即ち、穀稈処理構造は、受網4と後述する形状の補助受網4aと、処理室6の送塵口16及び処理室壁35、並びに扱室5の終端で奥側に脱穀物を落下させる落下路20等で構成される。
先ず、受網4はその終端部の奥側で処理室6の始端部に開口される送塵口16を滑らかな送塵板21で接続している。そして、受網4はその終端部に穀稈の刺さり落としを行う所定巾の補助受網4aを延設している。
【0011】
この補助受網4aは受網4の選別孔より大きな濾過孔を複数形成し、孔を形成する横方向の網杆で穀稈の稈身を支持しながら、濾過孔によって扱室5の終端部に至った脱穀物の落下を促す。
さらに、補助受網4aは、その奥側端部と処理室6との間に網目を形成しないで脱穀物を下方に直接的に落下させる空間部を設けて落下路20を構成する。
また、補助受網4aの奥側後端は前記出口側板11に連結支持している。
そして、受網4と補助受網4aの間には仕切板25を立設することにより、脱穀物が受網4から補助受網4aへ直接的に移動させることなく送塵口16側への脱穀物の送り込みを促進させる。この仕切板25は送塵口16と落下路20を仕切るように延長している。尚、受網4の中途部には従来のものと同様な仕切板26を適数立設している。
【0012】
また、出口側板11の後方に位置し4番口12に臨む処理室側板6aは、落下路20に隣接する上部を切欠き、切欠した上部にゴム材又はプラスチック材で形成した可撓性を有する穂側壁板22の上部を取付支持している。
この構成により、扱室5から4番口12側に排出搬送される穀稈と穂側壁板22の接触を抑制し、穂先側の遅れ(穂先遅れ)を生じさせることなく搬送すると共に、処理室6の処理網17から漏出される穀粒等の4番口12側への飛散を防止する。
【0013】
一方、処理室6は処理胴30を送塵口16から排塵ファン7の上部に至る長さに設け、その外周に前側から螺旋片状に形成され脱穀物を掻込み送りする掻込み歯31と、脱穀物を処理網17との間で処理する処理歯32と、処理済の処理物(排塵物)を排出する排塵口19に臨む排出羽根33を設けている。
また図5で示すように、処理室6の始端部で送塵口16を形成する処理室壁35は、送塵口16の終端から落下路20に相当する巾で出口側板11の位置まで設けており、処理網17は出口側板11の位置から4番口12の奥側で排塵口19に至る長さに設けている。
この構成により、落下路20の奥側は処理室壁35で遮蔽されるので、送塵口16から処理室6内に入り込んだ処理物は、落下路20に放出されることなく処理網17側に移動し処理される。
【0014】
以上のように構成された脱穀機1は、扱胴3と受網4の間で脱穀した脱穀物を送塵口16から処理室6内に供給し、処理室壁35を介し処理網17側に移送し、ここで処理胴30による回転処理によって、穀粒等を処理網17から濾過させ、濾過されない屑類を排塵口19から排出する。
また脱穀された穀稈は、受網4の終端部から仕切板25を越えて補助受網4aに至り補助受網4a上で支持され、穂先側を落下路20に指向させた支持姿勢で、扱胴3の終端に植設された扱歯3bによる脱穀及び刺さり落とし作用が行われる。
【0015】
このとき、穀稈の移動と共に補助受網4aに移動した脱穀物は、受網4の濾過孔より大きい補助受網4aの濾過孔から落下すると共に、ここで落下されない脱穀物は補助受網4aの終端に形成された空間部の落下路20から速やかに落下し排出される。
また、落下路20の奥側に対面する処理室6は、処理室壁35によって遮蔽されているので、補助受網4aを移動する穀稈の穂先側に処理室6内の穀粒等を飛散付着させることがない。
従って、穀稈の搬送姿勢を乱したり穀稈を屈曲させることなく、扱室5の終端部において刺さり粒の除去を速やかに行うと共に、脱穀物の持ち回り停滞を防止し脱穀負荷を低減することができる。
【0016】
また、穀稈の搬送に伴い受網4から落下路20側へ移動しようとする脱穀物に対し、仕切板25が送塵口16と落下路20との間で仕切り抵抗を付与して移動を抑制するので、受網4の終端で仕切板25の前側から送塵口16側への脱穀物の供給を促進する。
従って、受網4の終端で空間部となる落下路20への脱穀物の直接的な落下を抑制するので、揺動選別体8の選別負荷を軽減することができる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように構成した脱穀機の穀稈処理構造は、次のような効果を奏する。
扱室内で脱穀され受網の終端部から補助受網に至った穀稈は、稈身を補助受網で支持された状態で移動するので、穂先遅れ等を伴うことのない刺さり落としを行うことができる。
また、脱穀物を受網の終端部で補助受網の大きな濾過孔から落下させると共に、ここで落下しなかった脱穀物を落下路から落下させるので、脱穀物の持ち回りを防止し刺さり粒の除去をスムースに行うことができる。
【0018】
また、送塵口と落下路との間に立設した仕切板は、脱穀物の送塵口側への供給を促進すると共に、受網の終端から落下路への脱穀物の直接的な落下を抑制するので、揺動選別体の選別負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる穀稈処理構造を備えた脱穀機の平断面図である。
【図2】図1のA─A線断面図である。
【図3】図1のB─B線断面図である。
【図4】図1のC─C線断面図である。
【図5】図1の脱穀機を扱胴を外した状態で示す斜視図である。
【符号の説明】
1 脱穀機
3 扱胴
4 受網
4a 補助受網
5 扱室
6 処理室
6a 処理室側板
12 4番口
16 送塵口
17 処理網
20 落下路
22 穂側壁板
25 仕切板
30 処理胴
35 処理室壁

Claims (2)

  1. 扱室(5)内で受網(4)の終端部から、脱穀物を送塵口(16)を介して処理室(6)内に供給すると共に、脱穀された穀稈を扱室(5)から4番口(12)を介して排出する脱穀機(1)において、前記受網(4)の終端部に該受網(4)の濾過孔より大きい濾過孔を形成した補助受網(4a)を設け、送塵口(16)の後方で補助受網(4a)の奥側と処理室(6)の処理室壁(35)との間に、脱穀物を落下させる落下路(20)を形成した脱穀機の穀稈処理構造。
  2. 送塵口(16)と落下路(20)との間に仕切板(25)を立設した請求項1記載の脱穀機の穀稈処理構造。
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