JP2004177344A - 回転角検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】多回転型の回転角検出装置において、検出精度が高いこと。
【解決手段】本回転角検出装置1では、被測定軸2と同軸の第1の歯車3に、第2の歯車4が噛み合う。第2の歯車4の第1の端面7に渦巻き状の軌道10を形成する。回動軸線27の回りに回動可能な円板23に可動支点となる支軸30を設け、この支軸30の回りに揺動可能な揺動アーム16を設ける。円板23と支軸30との回転軸線同士は平行で、所定距離オフセットして配置される。被測定軸2が回転すると、揺動アーム16の転動体11が軌道10を転動しスムーズに案内される。揺動アーム16が揺動し、円板23が回転する。第2の回転角検出センサ56が、第2の歯車4の回転角に応じた高精度で周期的に反復する出力信号を得る。この出力信号がどの周期のものかを、円板23の回転角に応じた第1の回転角検出センサ51からの出力信号に基づいて判断する。
【選択図】 図2
【解決手段】本回転角検出装置1では、被測定軸2と同軸の第1の歯車3に、第2の歯車4が噛み合う。第2の歯車4の第1の端面7に渦巻き状の軌道10を形成する。回動軸線27の回りに回動可能な円板23に可動支点となる支軸30を設け、この支軸30の回りに揺動可能な揺動アーム16を設ける。円板23と支軸30との回転軸線同士は平行で、所定距離オフセットして配置される。被測定軸2が回転すると、揺動アーム16の転動体11が軌道10を転動しスムーズに案内される。揺動アーム16が揺動し、円板23が回転する。第2の回転角検出センサ56が、第2の歯車4の回転角に応じた高精度で周期的に反復する出力信号を得る。この出力信号がどの周期のものかを、円板23の回転角に応じた第1の回転角検出センサ51からの出力信号に基づいて判断する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、多回転軸の絶対回転角を検出する回転角検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述の回転角検出装置には、回転可能な被測定軸と、被測定軸と一体回転する回転体と、回転体に設けられる渦巻き状の溝からなる軌道と、この軌道により駆動される変位センサとを有するものがある。変位センサの操作部からなる被案内部が軌道に摺動自在に案内される。
被測定軸が回転すると、回転体が回転し、これに伴い、被案内部が軌道に沿いながら回転体に対して相対摺動するようになっている。被案内部の変位量に応じて、変位センサの出力信号、ひいては絶対回転角が出力されるようになっている(例えば、特許文献1,2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2974717号公報
【特許文献2】
特開平10−38557号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、被案内部が軌道上でこじりを生じて、スムーズに動けない場合がある。このような場合、検出された絶対回転角に誤差が生じ、検出精度が低下する虞がある。
そこで、本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、軌道上での被案内部のスムーズな動きを実現でき、高い検出精度を実現できる多回転型の回転角検出装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明は、回転可能な被測定軸の回転角に応じて周期的に反復する出力信号を得るための回転角検出手段と、被測定軸の回転に応じて回転する回転体と、この回転体と一体回転可能に設けられる渦巻き状の軌道と、この軌道に沿って案内される被案内部を有し回転体の回転に従って変位可能な可動部材と、この可動部材の変位量に応じた出力信号を得るための変位量検出手段と、この変位量検出手段および回転角検出手段により得られる出力信号に基づいて被測定軸の絶対回転角を算出する算出手段とを備え、上記被案内部は軌道に転がり接触することを特徴とする。
【0006】
この発明によれば、被測定軸が多回転すると、回転角検出手段により周期的に反復する高精度な出力信号が得られる。この回転角検出手段の出力信号がどの周期内での出力信号であるかを、変位量検出手段の出力信号に基づいて検出し、被測定軸の絶対回転角を精度良く検出することができる。しかも、被案内部を軌道に転がり接触させることにより可動部材の被案内部を軌道に沿ってスムーズに移動させることができ、高い検出精度を実現できる。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、上記被案内部は、可動部材の保持部により回転可能に保持されて軌道を転動可能な転動体を含むことを特徴とする。この発明によれば、可動部材を確実にスムーズに移動させることができる。
第3の発明は、第2の発明において、上記保持部は、当該保持部からの転動体の脱落を防止する脱落防止部を含むことを特徴とする。この発明によれば、組立時に保持部からの転動体の不用意な脱落を防止できるので、回転角検出装置を組立て易くできる。
【0008】
第4の発明は、第1から第3の発明の何れかにおいて、上記被案内部と軌道との転がり接触部に予圧を与えるために、被案内部を軌道に付勢する付勢手段を備えることを特徴とする。この発明によれば、軌道に対する被案内部のがたつきを防止できる。また、被案内部が軌道から離脱することを確実に防止できる。従って、高い検出精度を実現するのに好ましい。
第5の発明は、第4の発明において、上記回転体を回転可能に支持するケースを備え、上記付勢手段は、軌道が設けられる回転体の面に対向する、ケースの対向部またはケースに一体に固定される部材の対向部に設けられることを特徴とする。この発明によれば、通例設けられるケースを予圧の付与に利用するので、構造を簡素化できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態の回転角検出装置を図面を参照しつつ説明する。図1および図2は、本発明の一実施形態の回転角検出装置の模式的平面図および概略断面図である。図1を参照する。
本回転角検出装置1は、回転可能な被測定軸2の周囲に同軸上に配置され被測定軸2と一体回転する第1の回転体としての第1の歯車3と、この第1の歯車3に噛み合う第2の回転体としての第2の歯車4とを備える。第1および第2の歯車3,4は平歯車からなる。第1および第2の歯車3,4は、例えば、同径でギヤ比が1:1に設定される。第2の歯車4は、支持部材としてのケース5(図2参照)により回動可能に支持される。ケース5は、第2の歯車4を収容し、後述するように本回転角検出装置1を構成する部材を支持する。
【0010】
本実施の形態では、回転角検出装置1を自動車の電動パワーステアリング装置に適用してステアリングホイール等の操舵部材(図示せず)の回転角を検出する場合に則して説明する。この場合、被測定軸2は操舵部材に一体回転する軸により構成される。また、ケース5は例えばステアリングコラムに固定される。ただし、本発明は一般的な多回転軸の絶対角検出に適用することが可能である。
図1および図2を参照する。第2の歯車4は、第1の端面7および第2の端面8を有し、第1の端面7には、第2の歯車4の回転軸線9を中心とする渦巻き状の軌道10が形成されている。軌道10は、溝からなり、例えば、断面半円形形状に形成される。溝からなる軌道10であれば、安価に形成できる。
【0011】
軌道10には、この軌道10に沿って案内される被案内部としての転動体11が係合する。転動体11は、可動部材としての揺動アーム16の保持部17に回転可能に保持されて、軌道10を転動することができる。
揺動アーム16は、長尺部材からなるアーム本体18と、上述の転動体11とを有している。揺動アーム16のアーム本体18は、その長手方向に相対向する第1および第2の端部19,20を有する。第1の端部19に保持部17が配置され、第2の端部20が第3の回転体としての円板23に支持される。
【0012】
円板23は、第1および第2の端面24,25を有している。円板23は、この円板23の第1の端面24から同軸上に突出する支軸26を介してケース5によりその回転軸線27の回りに回動可能に支持される。支軸26と円板23とは、合成樹脂により一体に成形されたものであってもよい。第2の歯車4が回転すると、揺動アーム16を介して、円板23が従動し回動する。
揺動アーム16のアーム本体18の第2の端部20は、円板23の第1の端面24に固定された支軸30によって、所定の支点としての所定の軸線31の回りに回動可能に支持される。軸線31と軸線27と回転軸線9とは、互いに平行に配置される。
【0013】
揺動アーム16の揺動の支点となる所定の軸線31は円板23の回転軸線27から所定のオフセット量D(図2参照)にてオフセットされている。このため、支点としての所定の軸線31は、回転軸線27を中心とする円弧状の軌跡32に沿って移動する可動支点となる。揺動アーム16は、可動支点の回りに揺動変位可能とされ、第1の端部19の転動体11を介して軌道10により駆動されることにより、第2の歯車4の回転に従って変位可能な可動部材として機能する。
【0014】
図3は、揺動アーム16の第1の端部19等の一部断面側面図である。図3を参照する。
転動体11は、球状体からなる。転動体11は、金属、セラミック等の硬質材料により形成される。転動体11は、一つでも複数でもよい。
転動体11としては、球状体、基本形状が球形のもの等の略球状体であればよく、略球状体の転動体11であれば、渦巻き状の溝からなる軌道10をスムーズに転がることができて、好ましい。また、略球状体の転動体11であれば、安価に形成できる。
【0015】
図4は、保持部17の平面図である。図5は、保持部17への転動体11の組み付けを説明するための揺動アームの一部断面側面図である。図4および図5を参照する。
保持部17は、揺動アーム16のアーム本体18に設けられた孔35を有する。孔35は、揺動アーム16を貫通し、軌道10側および軌道10とは反対側の開口36,37を有している。
【0016】
図5Aに示すように、孔35の深さ方向の中間部38の内径寸法L1は、転動体11の直径L2とほぼ等しく形成される。中間部38は、転動体11を嵌め入れられた状態で、中間部38の周縁部と転動体11との間の隙間を殆ど無くすることができ、転動体11をがたつきなく保持できる。
図5Bに示すように、保持部17は転動体11の一部を外部へ突出させる。一方の開口36から出た転動体11の部分が軌道10の転動面に当接し、他方の開口37から出た転動体11の部分が、軌道10が設けられる第2の歯車4の第1の端面7に対向するケース5の主体板部40の対向部としての面41に当接する。
【0017】
保持部17は、当該保持部17からの転動体11の脱落を防止する脱落防止部43を有する。脱落防止部43は、各開口36,37の周縁部からなる。すなわち、各開口36,37は孔35の中間部38よりも狭く形成され、各開口36,37の周縁部における互いに対向する部分同士の最小間隔L3が、転動体11の直径L2よりも小さく形成されている。
孔35に転動体11を入れるには、例えば、図5Aに示すように、孔35の一方の開口、例えば、開口37の周縁部を弾性変形させながら、転動体11を押し込めばよい。
【0018】
少なくとも一方の開口36,37に脱落防止部43を設けることにより、例えば、組立時に保持部17からの転動体11の不用意な脱落を防止できるので、回転角検出装置1を組立て易くできる。
また、脱落防止部43が保持部17の一部となる孔35の開口36,37の周縁部を利用することにより、構造を簡素化できる。
図3に戻って説明する。本実施形態では、軌道10と転動体11との転がり接触部44,45に予圧を与えるために、転動体11を軌道10に付勢する付勢手段としての付勢部46が設けられている。
【0019】
付勢部46は、具体的には、上述のケース5の対向部としての面41に設けられ、転動体11に当接する部分である。付勢部46が、転動体11における転がり接触部45とは反対側となる部分と常時当接して転動体11を押圧することにより、転がり接触部44,45に予圧を付与することができる。このように付勢部4が転がり接触部44,45に予圧を付与できるように、図5Bを参照して、ケース5の面41と第2の歯車4の第1の端面7との距離L4が、転動体11の直径L2に応じて設定されている。
【0020】
付勢手段を設けることにより、転動体11と軌道10との間に隙間が生じることを確実に防止できる。振動、衝撃等を受ける場合であっても、軌道10に対する転動体11のがたつきを防止でき、また、転動体11が軌道10から離脱することを確実に防止できる。従って、高い検出精度を実現するのに好ましい。
なお、軌道10と転動体11との転がり接触部44,45に予圧を与えずに、面41と転動体11との間に隙間ができないようにする場合も考えられ、この場合も、がたつきを防止できる。
【0021】
また、図3に示すように、例えば、軌道10が溝からなり転動体11が略球状体からなる場合に、溝の深さD1が転動体11の半径寸法R1未満となる場合(D1<R1)であっても、軌道10からの転動体11の離脱を付勢手段により防止できる。従って、例えば、第2の歯車4を小型化することもできる。
付勢手段をケース5の面41に設けることにより、通例設けられるケース5の面41を予圧の付与に利用するので、構造を簡素化できる。
【0022】
図1および図2を参照して動作を説明する。例えば、被測定軸2が図1で時計回り方向M1に回動すると、第1の歯車3と噛み合う第2の歯車4は反時計回り方向M2に回動し、軌道10は転動体11を駆動する。
転動体11は、軌道10に沿って転動しながら、第2の歯車4の概ね径方向外方に向けて延びる所定の軌跡M3を描いて移動する。揺動アーム16の第1の端部19が転動体11とともに移動し、揺動アーム16の第2の端部20が支軸30の回動軸線31の回りに回動しながら、支軸30が円弧状の軌跡32に沿って移動し、円板23がその回動軸線27の回りに時計回り方向M4に回動する。
【0023】
これにより、揺動アーム16が、図1で実線で図示した位置から二点鎖線で図示した位置に移動する。また、円板23の回転角は、被測定軸2の回転角と比例し且つこの回転角よりも小さく、例えば略16分の1になる。
円板23の同軸上には、円板23の回転角を検出するための変位量検出手段としての第1の回転角検出センサ51が設けられる。
第1の回転角検出センサ51は、図2に示すように、互いに相対変位する固定部52と可動部53とを有する。第1の回転角検出センサ51は、例えば、磁気式の変位センサであり、固定部52は、例えば、磁気抵抗素子を含むセンサ本体からなり、可動部53は、例えば、磁石からなる。固定部52と可動部53との相対位置に応じて、センサ本体からの出力信号が異なるようになっている。
【0024】
第1の回転角検出センサ51の可動部53は、円板23の第2の端面25に固定され、円板23と一体回転する。固定部52は可動部53の近傍に対向して配置され、例えば支持部材としての回路基板54に固定される。
第1の回転角検出センサ51は、可動部材としての揺動アーム16の変位量に応じた出力信号、具体的には、円板23の回転角に応じた出力信号を得ることができ、このための変位量検出手段として機能する。
【0025】
一方、第2の歯車4の回転軸線9の同軸上に、第2の歯車4の回転角を検出するための回転角検出手段としての第2の回転角検出センサ56が設けられる。
第2の回転角検出センサ56は、第1の回転角検出センサ51と同様の構造を有し、固定部57と可動部58とを有する。第2の回転角検出センサ56では、可動部58は、第2の歯車4の軌道10が設けられる第1の端面7の反対側の面である第2の端面8に固定され、第2の歯車4と一体回転する。固定部57は可動部58の近傍に対向して配置され、例えば支持部材としての回路基板54に固定される。
【0026】
第2の回転角検出センサ56は、被測定軸2の回転角に応じて周期的に反復する出力信号、具体的には第2の歯車4の所定回転角(例えば、180°)ごとに周期的に変化する出力信号を得ることができ、このための回転角検出手段として機能する。
また、本回転角検出装置1は、第1および第2の回転角検出センサ51,56により得られる出力信号に基づいて被測定軸2の絶対回転角を算出する算出手段としての絶対角演算部59を有している。
【0027】
絶対角演算部59は、例えば、マイクロコンピュータ等を含む信号処理用の電気回路により構成される。絶対角演算部59には、第1および第2の回転角検出センサ51,56からの検出信号が入力される。絶対角演算部59では、第1および第2の回転角検出センサ51,56によって検出された円板23の回転角および第2の歯車4の回転角に基づいて被測定軸2の絶対回転角を演算する。
図6は、被測定軸2の回転角と各回転角検出センサ51,56の出力波形との関係を示すグラフ図である。被測定軸2としての、例えばステアリングシャフトを4回転させると、図6に示すように、第2の歯車4の回転角を検出する第2の回転角検出センサ56の出力S2(図6において実線で示す。)は、例えば、180deg周期の鋸歯状の波形となる。第2の回転角検出センサ56の出力S2は検出精度は高いものの、180degごとに設定される回転角の区間であるいわゆる周期ごとに8回反復されるため、どの周期のものかが判らない。
【0028】
一方、円板23の回転角を通じて揺動アーム16の揺動角を検出する第1の回転角検出センサ51の出力S1(図6において破線で示す。)は、例えば1440degまで概ねリニアに上昇する波形となる。第1の回転角検出センサ51の出力S1のレベルに基づいて、第2の回転角検出センサ56の出力信号の出力値がどの周期の値であるかを検出することができる。従って、被測定軸2の絶対回転角を精度良く検出することができる。
【0029】
このように本発明の実施形態では、図1を参照して、転動体11が軌道10に転がり接触することにより、揺動アーム16の転動体11を軌道10に沿ってスムーズに移動させることができる。従って、高い検出精度を実現できる。
特に、揺動アーム16の保持部17に転動体11を回転可能に保持することにより、揺動アーム16の移動を確実にスムーズにでき、検出精度を高めるのに好ましい。
【0030】
例えば、第2の歯車4の径方向の中心寄りから外周寄りまでの軌道10の全領域について、揺動アーム16をスムーズに移動できる。
また、図1に示すように、被測定軸2と同心の第1の歯車3に、第2の歯車4を噛み合わせ、この第2の歯車4に軌道10を設けるようにしているので、軌道10、ひいては揺動アーム16のレイアウトの自由度を高くできるという利点もある。また、揺動アーム16の可動範囲を広くでき、揺動アーム16の変位量の検出精度を高くすることができるという利点もある。
【0031】
次いで、図7は、図1〜図3の実施形態の回転角検出装置1を実際にパッケージする場合の一例を示す概略断面図である。なお、以下の説明では、上述の実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の構成については説明を省略して同じ符号を付しておく。また、後述する他の実施形態についても同様とする。図7を参照する。
第2の歯車4の第1の端面7には、第2の歯車4の回転軸線9に沿って突出する支軸62が一体回転可能に設けられている。一方、第2の歯車4の第2の端面8には、回転軸線9を中心とする環状突起63が形成されている。
【0032】
また、円板23の第1の端面24には、軸線27に沿って突出する支軸26が一体回転可能に設けられている。一方、円板23の第2の端面25には、軸線27を中心とする環状突起65が形成されている。
上述のケース5は、第1および第2のケース67,68を有している。第1および第2のケース67,68は、互いに対向して配置され、回転軸線9に沿って並び、その間に第2の歯車4、円板23、揺動アーム16、第1および第2の回転角検出センサ51,56、回路基板54等を収容する。
【0033】
第1および第2のケース67,68の間に回路基板54および位置決め部材69を挟持する状態で、第1および第2のケース67,68が、例えば、4箇所にてねじ70を用いて互いに締結される。ねじ70は、第1のケース67、位置決め部材69、回路基板54を順次に貫通して、第2のケース68のねじ孔71にねじ込まれる。上述の回路基板54は、第1および第2の回転角検出センサ51,56の固定部52,57および回路素子群72を実装している。
【0034】
第1のケース67の主体板部40の面41から突出する凸部73の面73A(この面73Aが、軌道10が設けられる第2の歯車4の第1の端面7に対向する上述の対向部を構成する。)に、付勢部46が設けられる。ねじ70を締結すると、凸部73の面73Aの付勢部46と第2の歯車4の第1の端面7の軌道10の底とが、転動体11と付勢状態で当接し、転動体11に予圧を付与することができる。
【0035】
第2の歯車4の支軸62および円板23の支軸26は、第1のケース67に形成される支持孔74,75にそれぞれ嵌め合わされて回動自在に支持されている。一方、第2の歯車4および円板23の環状突起63,65は、位置決め部材69に形成される例えば円筒からなる位置決め部76,77にそれぞれ回動自在に嵌め合わされている。この嵌め合いはルーズであってもよい。
また、位置決め部76の端面によって第2の歯車4の第2の端面8を受けることで、第2の歯車4が支軸62の軸方向に受けられており、また、位置決め部77の端面によって円板23の第2の端面25を受けることで、円板23が支軸26の軸方向に受けられている。位置決め部76,77はそれぞれ第2の歯車4および円板23のスラスト軸受として機能している。
【0036】
図8は、位置決め部材69の平面図である。図7および図8を参照する。
位置決め部材69は例えば合成樹脂の一体成形品からなる。位置決め部材69は上述の位置決め部76,77を互いに連結する連結部78と、位置決め部76から放射状に延びる一対の支持アーム79,80と、位置決め部77から放射状に延びる一対の支持アーム81,82とを備える。各支持アーム79〜82の先端部には、第1および第2のケース67,68の固定用のねじ70を挿通させるねじ挿通孔83を有するボス84がそれぞれ形成されている。すなわち、位置決め部材69は、回路基板54と共に第1および第2のケース67,68に共締めにて固定される。
【0037】
本実施の形態によれば、揺動アーム16を介して関連付けられる第2の歯車4および円板23がそれぞれ両持ちで支持されることにより、第2の歯車4および円板23の傾きを抑えることができ、その結果、検出精度のばらつきの発生を防止することができる。
特に、第2の歯車4および円板23の支軸62,26が、単一の部材である第1のケース67のみを介して互いに位置決めされるので、支軸62と支軸26との位置決め精度が高い。
【0038】
同様に、第2の歯車4および円板23の環状突起63,65が単一の部材である位置決め部材69のみを介して互いに位置決めされるので、環状突起63と環状突起65との位置決め精度が高い。
また、位置決め部材69を合成樹脂の一体成形品とすることで、安価に製造することができる。
なお、上述の実施形態では、可動部材としての揺動アーム16は、可動支点により支持されていたが、固定支点により支持してもよく、すなわち、揺動アーム16の揺動の支点となる所定の軸線31を円板23の回転軸線27と一致させて、揺動アーム16と円板23とが一体回動するようにしてもよい。
【0039】
また、可動部材としては、揺動アーム16に代えて、図9に示すように、直動部材87を用いてもよい。直動部材87は、長尺のアーム本体18と、被案内部としての転動体11を有し、直動部材87のアーム本体18が、その長手方向M5に沿って直線動可能に支持される点で、揺動アーム16と異なっている。
直動部材87は、転動体11を介して軌道10により長手方向に駆動される。直動部材87のアーム本体18が、ケース5等に設けられる支持部材(図示せず)により直動可能に支持される。
【0040】
直動部材87の長手方向に関する変位量を検出するには、直動部材87に設けたラック88に噛み合うピニオン89を円板23に一体回動可能に設け、ピニオン89の回転を変位量検出手段としての第1の回転角検出センサ51により検出してもよい。このように直動部材87を用いる場合でも、揺動アーム16を用いる場合と同様の作用効果を得ることができる。
また、以下で説明する実施形態でも、揺動アーム16に代えて直動部材87を用いることができる。また、直動部材87の長手方向に関する変位量を検出するには、変位量検出手段として第1の回転角検出センサ51に代えて、直動部材87により駆動される直動タイプの変位センサ(図示せず)を用いてもよい。
【0041】
また、付勢手段としては、転動体11を揺動アーム16、直動部材87等を介して付勢することも考えられる。また、付勢手段が設けられる部材、例えば、図7に示す凸部73は、第1のケース67に一体に形成されていたが、第1のケース67と別体で形成して面41に一体に固定してもよい。
また、転動体11のスムーズな移動を重視する場合等には、付勢手段を省略すること、図10に示すようにケース5の面41と転動体11との間に所定量の隙間91を設けること、および転動体11を保持部17に遊嵌することの少なくとも一つを実施することも考えられる。
【0042】
また、上述の実施形態では、保持部17としては、一対の開口36,37を有する貫通孔35を有していたが、図11に示すように、保持部92を用いてもよい。保持部92は所定深さの窪み状の孔93を有している。孔93は、単一の開口36を有し、この開口36は、孔92の深さ方向の中間部38の内径寸法と等しい大きさで形成され、図11の孔92には、図5Bに示す脱落防止部43を省略している。また、図示しないが、上述の脱落防止部43を図11に示す揺動アーム16と一体または別体に設けてもよい。
【0043】
また、軌道10としては、その溝の断面形状は、半円形形状の他、三角形、矩形等でもよい。
軌道10は、第2の歯車4と一体に回転可能な部材の他、例えば、第1の歯車3に設けることも考えられる。要は、軌道10は、被測定軸2の回転に応じて回転する回転体と一体に回転可能に設けられればよい。
また、転動体11の形状や保持する構成については種々考えられる。要は、揺動アーム16に設けられる被案内部が軌道10に転がり接触すればよい。
【0044】
変位量検出手段および回転角検出手段としては、例えば、磁気式の変位センサ、ポテンショメータ、光電式の変位センサ等の公知の構成を利用でき、両手段は同じタイプのものとしても、互いに異なるタイプのものとしてもよい。
その他、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の回転角検出装置の概略構成の模式的平面図。
【図2】図1の回転角検出装置の概略構成の一部破断側面図である。
【図3】図1の回転角検出装置の揺動アーム等の一部断面側面図。
【図4】図1の回転角検出装置の揺動アームの保持部の平面図。
【図5】図1の回転角検出装置の可動部材への転動体の組み付けを説明する揺動アーム等の一部断面側面図であり、図5Aに組み付け前の状態を図示し、図5Bに組み付け状態を図示する。
【図6】図1の実施形態において、被測定軸の回転角と各回転角検出センサの出力信号との関係を示すグラフ図であり、縦軸に出力信号レベルを、横軸に被測定軸の回転角をとる。
【図7】図1の実施形態の回転角検出装置を実際にパッケージングする場合の一例を示す、回転角検出装置の概略断面図である。
【図8】図7の実施形態において用いられる位置決め部材の平面図である。
【図9】本発明の回転角検出装置の他の実施の形態の概略構成の模式的平面図。
【図10】本発明の変形例を示す揺動アームの端部近傍の一部断面側面図。
【図11】本発明の他の変形例を示す揺動アームの端部近傍の一部断面側面図。
【符号の説明】
1 回転角検出装置
2 被測定軸
4 第2の歯車(回転体)
5 ケース
7 第2の歯車の第1の端面(軌道が設けられる回転体の面)
10 軌道
11 転動体(被案内部)
16 揺動アーム(可動部材)
17 保持部
41 ケースの面(対向部)
43 脱落防止部
44 軌道の転がり接触部
45 転動体の転がり接触部
46 付勢部(付勢手段)
51 第1の回転角検出センサ(回転角検出手段)
56 第2の回転角検出センサ(変位量検出手段)
59 絶対角演算部(算出手段)
73A 面(対向部)
87 直動部材(可動部材)
92 保持部
【発明の属する技術分野】
本発明は、多回転軸の絶対回転角を検出する回転角検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上述の回転角検出装置には、回転可能な被測定軸と、被測定軸と一体回転する回転体と、回転体に設けられる渦巻き状の溝からなる軌道と、この軌道により駆動される変位センサとを有するものがある。変位センサの操作部からなる被案内部が軌道に摺動自在に案内される。
被測定軸が回転すると、回転体が回転し、これに伴い、被案内部が軌道に沿いながら回転体に対して相対摺動するようになっている。被案内部の変位量に応じて、変位センサの出力信号、ひいては絶対回転角が出力されるようになっている(例えば、特許文献1,2参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2974717号公報
【特許文献2】
特開平10−38557号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、被案内部が軌道上でこじりを生じて、スムーズに動けない場合がある。このような場合、検出された絶対回転角に誤差が生じ、検出精度が低下する虞がある。
そこで、本発明の目的は、上述の技術的課題を解決し、軌道上での被案内部のスムーズな動きを実現でき、高い検出精度を実現できる多回転型の回転角検出装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
第1の発明は、回転可能な被測定軸の回転角に応じて周期的に反復する出力信号を得るための回転角検出手段と、被測定軸の回転に応じて回転する回転体と、この回転体と一体回転可能に設けられる渦巻き状の軌道と、この軌道に沿って案内される被案内部を有し回転体の回転に従って変位可能な可動部材と、この可動部材の変位量に応じた出力信号を得るための変位量検出手段と、この変位量検出手段および回転角検出手段により得られる出力信号に基づいて被測定軸の絶対回転角を算出する算出手段とを備え、上記被案内部は軌道に転がり接触することを特徴とする。
【0006】
この発明によれば、被測定軸が多回転すると、回転角検出手段により周期的に反復する高精度な出力信号が得られる。この回転角検出手段の出力信号がどの周期内での出力信号であるかを、変位量検出手段の出力信号に基づいて検出し、被測定軸の絶対回転角を精度良く検出することができる。しかも、被案内部を軌道に転がり接触させることにより可動部材の被案内部を軌道に沿ってスムーズに移動させることができ、高い検出精度を実現できる。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、上記被案内部は、可動部材の保持部により回転可能に保持されて軌道を転動可能な転動体を含むことを特徴とする。この発明によれば、可動部材を確実にスムーズに移動させることができる。
第3の発明は、第2の発明において、上記保持部は、当該保持部からの転動体の脱落を防止する脱落防止部を含むことを特徴とする。この発明によれば、組立時に保持部からの転動体の不用意な脱落を防止できるので、回転角検出装置を組立て易くできる。
【0008】
第4の発明は、第1から第3の発明の何れかにおいて、上記被案内部と軌道との転がり接触部に予圧を与えるために、被案内部を軌道に付勢する付勢手段を備えることを特徴とする。この発明によれば、軌道に対する被案内部のがたつきを防止できる。また、被案内部が軌道から離脱することを確実に防止できる。従って、高い検出精度を実現するのに好ましい。
第5の発明は、第4の発明において、上記回転体を回転可能に支持するケースを備え、上記付勢手段は、軌道が設けられる回転体の面に対向する、ケースの対向部またはケースに一体に固定される部材の対向部に設けられることを特徴とする。この発明によれば、通例設けられるケースを予圧の付与に利用するので、構造を簡素化できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態の回転角検出装置を図面を参照しつつ説明する。図1および図2は、本発明の一実施形態の回転角検出装置の模式的平面図および概略断面図である。図1を参照する。
本回転角検出装置1は、回転可能な被測定軸2の周囲に同軸上に配置され被測定軸2と一体回転する第1の回転体としての第1の歯車3と、この第1の歯車3に噛み合う第2の回転体としての第2の歯車4とを備える。第1および第2の歯車3,4は平歯車からなる。第1および第2の歯車3,4は、例えば、同径でギヤ比が1:1に設定される。第2の歯車4は、支持部材としてのケース5(図2参照)により回動可能に支持される。ケース5は、第2の歯車4を収容し、後述するように本回転角検出装置1を構成する部材を支持する。
【0010】
本実施の形態では、回転角検出装置1を自動車の電動パワーステアリング装置に適用してステアリングホイール等の操舵部材(図示せず)の回転角を検出する場合に則して説明する。この場合、被測定軸2は操舵部材に一体回転する軸により構成される。また、ケース5は例えばステアリングコラムに固定される。ただし、本発明は一般的な多回転軸の絶対角検出に適用することが可能である。
図1および図2を参照する。第2の歯車4は、第1の端面7および第2の端面8を有し、第1の端面7には、第2の歯車4の回転軸線9を中心とする渦巻き状の軌道10が形成されている。軌道10は、溝からなり、例えば、断面半円形形状に形成される。溝からなる軌道10であれば、安価に形成できる。
【0011】
軌道10には、この軌道10に沿って案内される被案内部としての転動体11が係合する。転動体11は、可動部材としての揺動アーム16の保持部17に回転可能に保持されて、軌道10を転動することができる。
揺動アーム16は、長尺部材からなるアーム本体18と、上述の転動体11とを有している。揺動アーム16のアーム本体18は、その長手方向に相対向する第1および第2の端部19,20を有する。第1の端部19に保持部17が配置され、第2の端部20が第3の回転体としての円板23に支持される。
【0012】
円板23は、第1および第2の端面24,25を有している。円板23は、この円板23の第1の端面24から同軸上に突出する支軸26を介してケース5によりその回転軸線27の回りに回動可能に支持される。支軸26と円板23とは、合成樹脂により一体に成形されたものであってもよい。第2の歯車4が回転すると、揺動アーム16を介して、円板23が従動し回動する。
揺動アーム16のアーム本体18の第2の端部20は、円板23の第1の端面24に固定された支軸30によって、所定の支点としての所定の軸線31の回りに回動可能に支持される。軸線31と軸線27と回転軸線9とは、互いに平行に配置される。
【0013】
揺動アーム16の揺動の支点となる所定の軸線31は円板23の回転軸線27から所定のオフセット量D(図2参照)にてオフセットされている。このため、支点としての所定の軸線31は、回転軸線27を中心とする円弧状の軌跡32に沿って移動する可動支点となる。揺動アーム16は、可動支点の回りに揺動変位可能とされ、第1の端部19の転動体11を介して軌道10により駆動されることにより、第2の歯車4の回転に従って変位可能な可動部材として機能する。
【0014】
図3は、揺動アーム16の第1の端部19等の一部断面側面図である。図3を参照する。
転動体11は、球状体からなる。転動体11は、金属、セラミック等の硬質材料により形成される。転動体11は、一つでも複数でもよい。
転動体11としては、球状体、基本形状が球形のもの等の略球状体であればよく、略球状体の転動体11であれば、渦巻き状の溝からなる軌道10をスムーズに転がることができて、好ましい。また、略球状体の転動体11であれば、安価に形成できる。
【0015】
図4は、保持部17の平面図である。図5は、保持部17への転動体11の組み付けを説明するための揺動アームの一部断面側面図である。図4および図5を参照する。
保持部17は、揺動アーム16のアーム本体18に設けられた孔35を有する。孔35は、揺動アーム16を貫通し、軌道10側および軌道10とは反対側の開口36,37を有している。
【0016】
図5Aに示すように、孔35の深さ方向の中間部38の内径寸法L1は、転動体11の直径L2とほぼ等しく形成される。中間部38は、転動体11を嵌め入れられた状態で、中間部38の周縁部と転動体11との間の隙間を殆ど無くすることができ、転動体11をがたつきなく保持できる。
図5Bに示すように、保持部17は転動体11の一部を外部へ突出させる。一方の開口36から出た転動体11の部分が軌道10の転動面に当接し、他方の開口37から出た転動体11の部分が、軌道10が設けられる第2の歯車4の第1の端面7に対向するケース5の主体板部40の対向部としての面41に当接する。
【0017】
保持部17は、当該保持部17からの転動体11の脱落を防止する脱落防止部43を有する。脱落防止部43は、各開口36,37の周縁部からなる。すなわち、各開口36,37は孔35の中間部38よりも狭く形成され、各開口36,37の周縁部における互いに対向する部分同士の最小間隔L3が、転動体11の直径L2よりも小さく形成されている。
孔35に転動体11を入れるには、例えば、図5Aに示すように、孔35の一方の開口、例えば、開口37の周縁部を弾性変形させながら、転動体11を押し込めばよい。
【0018】
少なくとも一方の開口36,37に脱落防止部43を設けることにより、例えば、組立時に保持部17からの転動体11の不用意な脱落を防止できるので、回転角検出装置1を組立て易くできる。
また、脱落防止部43が保持部17の一部となる孔35の開口36,37の周縁部を利用することにより、構造を簡素化できる。
図3に戻って説明する。本実施形態では、軌道10と転動体11との転がり接触部44,45に予圧を与えるために、転動体11を軌道10に付勢する付勢手段としての付勢部46が設けられている。
【0019】
付勢部46は、具体的には、上述のケース5の対向部としての面41に設けられ、転動体11に当接する部分である。付勢部46が、転動体11における転がり接触部45とは反対側となる部分と常時当接して転動体11を押圧することにより、転がり接触部44,45に予圧を付与することができる。このように付勢部4が転がり接触部44,45に予圧を付与できるように、図5Bを参照して、ケース5の面41と第2の歯車4の第1の端面7との距離L4が、転動体11の直径L2に応じて設定されている。
【0020】
付勢手段を設けることにより、転動体11と軌道10との間に隙間が生じることを確実に防止できる。振動、衝撃等を受ける場合であっても、軌道10に対する転動体11のがたつきを防止でき、また、転動体11が軌道10から離脱することを確実に防止できる。従って、高い検出精度を実現するのに好ましい。
なお、軌道10と転動体11との転がり接触部44,45に予圧を与えずに、面41と転動体11との間に隙間ができないようにする場合も考えられ、この場合も、がたつきを防止できる。
【0021】
また、図3に示すように、例えば、軌道10が溝からなり転動体11が略球状体からなる場合に、溝の深さD1が転動体11の半径寸法R1未満となる場合(D1<R1)であっても、軌道10からの転動体11の離脱を付勢手段により防止できる。従って、例えば、第2の歯車4を小型化することもできる。
付勢手段をケース5の面41に設けることにより、通例設けられるケース5の面41を予圧の付与に利用するので、構造を簡素化できる。
【0022】
図1および図2を参照して動作を説明する。例えば、被測定軸2が図1で時計回り方向M1に回動すると、第1の歯車3と噛み合う第2の歯車4は反時計回り方向M2に回動し、軌道10は転動体11を駆動する。
転動体11は、軌道10に沿って転動しながら、第2の歯車4の概ね径方向外方に向けて延びる所定の軌跡M3を描いて移動する。揺動アーム16の第1の端部19が転動体11とともに移動し、揺動アーム16の第2の端部20が支軸30の回動軸線31の回りに回動しながら、支軸30が円弧状の軌跡32に沿って移動し、円板23がその回動軸線27の回りに時計回り方向M4に回動する。
【0023】
これにより、揺動アーム16が、図1で実線で図示した位置から二点鎖線で図示した位置に移動する。また、円板23の回転角は、被測定軸2の回転角と比例し且つこの回転角よりも小さく、例えば略16分の1になる。
円板23の同軸上には、円板23の回転角を検出するための変位量検出手段としての第1の回転角検出センサ51が設けられる。
第1の回転角検出センサ51は、図2に示すように、互いに相対変位する固定部52と可動部53とを有する。第1の回転角検出センサ51は、例えば、磁気式の変位センサであり、固定部52は、例えば、磁気抵抗素子を含むセンサ本体からなり、可動部53は、例えば、磁石からなる。固定部52と可動部53との相対位置に応じて、センサ本体からの出力信号が異なるようになっている。
【0024】
第1の回転角検出センサ51の可動部53は、円板23の第2の端面25に固定され、円板23と一体回転する。固定部52は可動部53の近傍に対向して配置され、例えば支持部材としての回路基板54に固定される。
第1の回転角検出センサ51は、可動部材としての揺動アーム16の変位量に応じた出力信号、具体的には、円板23の回転角に応じた出力信号を得ることができ、このための変位量検出手段として機能する。
【0025】
一方、第2の歯車4の回転軸線9の同軸上に、第2の歯車4の回転角を検出するための回転角検出手段としての第2の回転角検出センサ56が設けられる。
第2の回転角検出センサ56は、第1の回転角検出センサ51と同様の構造を有し、固定部57と可動部58とを有する。第2の回転角検出センサ56では、可動部58は、第2の歯車4の軌道10が設けられる第1の端面7の反対側の面である第2の端面8に固定され、第2の歯車4と一体回転する。固定部57は可動部58の近傍に対向して配置され、例えば支持部材としての回路基板54に固定される。
【0026】
第2の回転角検出センサ56は、被測定軸2の回転角に応じて周期的に反復する出力信号、具体的には第2の歯車4の所定回転角(例えば、180°)ごとに周期的に変化する出力信号を得ることができ、このための回転角検出手段として機能する。
また、本回転角検出装置1は、第1および第2の回転角検出センサ51,56により得られる出力信号に基づいて被測定軸2の絶対回転角を算出する算出手段としての絶対角演算部59を有している。
【0027】
絶対角演算部59は、例えば、マイクロコンピュータ等を含む信号処理用の電気回路により構成される。絶対角演算部59には、第1および第2の回転角検出センサ51,56からの検出信号が入力される。絶対角演算部59では、第1および第2の回転角検出センサ51,56によって検出された円板23の回転角および第2の歯車4の回転角に基づいて被測定軸2の絶対回転角を演算する。
図6は、被測定軸2の回転角と各回転角検出センサ51,56の出力波形との関係を示すグラフ図である。被測定軸2としての、例えばステアリングシャフトを4回転させると、図6に示すように、第2の歯車4の回転角を検出する第2の回転角検出センサ56の出力S2(図6において実線で示す。)は、例えば、180deg周期の鋸歯状の波形となる。第2の回転角検出センサ56の出力S2は検出精度は高いものの、180degごとに設定される回転角の区間であるいわゆる周期ごとに8回反復されるため、どの周期のものかが判らない。
【0028】
一方、円板23の回転角を通じて揺動アーム16の揺動角を検出する第1の回転角検出センサ51の出力S1(図6において破線で示す。)は、例えば1440degまで概ねリニアに上昇する波形となる。第1の回転角検出センサ51の出力S1のレベルに基づいて、第2の回転角検出センサ56の出力信号の出力値がどの周期の値であるかを検出することができる。従って、被測定軸2の絶対回転角を精度良く検出することができる。
【0029】
このように本発明の実施形態では、図1を参照して、転動体11が軌道10に転がり接触することにより、揺動アーム16の転動体11を軌道10に沿ってスムーズに移動させることができる。従って、高い検出精度を実現できる。
特に、揺動アーム16の保持部17に転動体11を回転可能に保持することにより、揺動アーム16の移動を確実にスムーズにでき、検出精度を高めるのに好ましい。
【0030】
例えば、第2の歯車4の径方向の中心寄りから外周寄りまでの軌道10の全領域について、揺動アーム16をスムーズに移動できる。
また、図1に示すように、被測定軸2と同心の第1の歯車3に、第2の歯車4を噛み合わせ、この第2の歯車4に軌道10を設けるようにしているので、軌道10、ひいては揺動アーム16のレイアウトの自由度を高くできるという利点もある。また、揺動アーム16の可動範囲を広くでき、揺動アーム16の変位量の検出精度を高くすることができるという利点もある。
【0031】
次いで、図7は、図1〜図3の実施形態の回転角検出装置1を実際にパッケージする場合の一例を示す概略断面図である。なお、以下の説明では、上述の実施形態と異なる点を中心に説明し、同様の構成については説明を省略して同じ符号を付しておく。また、後述する他の実施形態についても同様とする。図7を参照する。
第2の歯車4の第1の端面7には、第2の歯車4の回転軸線9に沿って突出する支軸62が一体回転可能に設けられている。一方、第2の歯車4の第2の端面8には、回転軸線9を中心とする環状突起63が形成されている。
【0032】
また、円板23の第1の端面24には、軸線27に沿って突出する支軸26が一体回転可能に設けられている。一方、円板23の第2の端面25には、軸線27を中心とする環状突起65が形成されている。
上述のケース5は、第1および第2のケース67,68を有している。第1および第2のケース67,68は、互いに対向して配置され、回転軸線9に沿って並び、その間に第2の歯車4、円板23、揺動アーム16、第1および第2の回転角検出センサ51,56、回路基板54等を収容する。
【0033】
第1および第2のケース67,68の間に回路基板54および位置決め部材69を挟持する状態で、第1および第2のケース67,68が、例えば、4箇所にてねじ70を用いて互いに締結される。ねじ70は、第1のケース67、位置決め部材69、回路基板54を順次に貫通して、第2のケース68のねじ孔71にねじ込まれる。上述の回路基板54は、第1および第2の回転角検出センサ51,56の固定部52,57および回路素子群72を実装している。
【0034】
第1のケース67の主体板部40の面41から突出する凸部73の面73A(この面73Aが、軌道10が設けられる第2の歯車4の第1の端面7に対向する上述の対向部を構成する。)に、付勢部46が設けられる。ねじ70を締結すると、凸部73の面73Aの付勢部46と第2の歯車4の第1の端面7の軌道10の底とが、転動体11と付勢状態で当接し、転動体11に予圧を付与することができる。
【0035】
第2の歯車4の支軸62および円板23の支軸26は、第1のケース67に形成される支持孔74,75にそれぞれ嵌め合わされて回動自在に支持されている。一方、第2の歯車4および円板23の環状突起63,65は、位置決め部材69に形成される例えば円筒からなる位置決め部76,77にそれぞれ回動自在に嵌め合わされている。この嵌め合いはルーズであってもよい。
また、位置決め部76の端面によって第2の歯車4の第2の端面8を受けることで、第2の歯車4が支軸62の軸方向に受けられており、また、位置決め部77の端面によって円板23の第2の端面25を受けることで、円板23が支軸26の軸方向に受けられている。位置決め部76,77はそれぞれ第2の歯車4および円板23のスラスト軸受として機能している。
【0036】
図8は、位置決め部材69の平面図である。図7および図8を参照する。
位置決め部材69は例えば合成樹脂の一体成形品からなる。位置決め部材69は上述の位置決め部76,77を互いに連結する連結部78と、位置決め部76から放射状に延びる一対の支持アーム79,80と、位置決め部77から放射状に延びる一対の支持アーム81,82とを備える。各支持アーム79〜82の先端部には、第1および第2のケース67,68の固定用のねじ70を挿通させるねじ挿通孔83を有するボス84がそれぞれ形成されている。すなわち、位置決め部材69は、回路基板54と共に第1および第2のケース67,68に共締めにて固定される。
【0037】
本実施の形態によれば、揺動アーム16を介して関連付けられる第2の歯車4および円板23がそれぞれ両持ちで支持されることにより、第2の歯車4および円板23の傾きを抑えることができ、その結果、検出精度のばらつきの発生を防止することができる。
特に、第2の歯車4および円板23の支軸62,26が、単一の部材である第1のケース67のみを介して互いに位置決めされるので、支軸62と支軸26との位置決め精度が高い。
【0038】
同様に、第2の歯車4および円板23の環状突起63,65が単一の部材である位置決め部材69のみを介して互いに位置決めされるので、環状突起63と環状突起65との位置決め精度が高い。
また、位置決め部材69を合成樹脂の一体成形品とすることで、安価に製造することができる。
なお、上述の実施形態では、可動部材としての揺動アーム16は、可動支点により支持されていたが、固定支点により支持してもよく、すなわち、揺動アーム16の揺動の支点となる所定の軸線31を円板23の回転軸線27と一致させて、揺動アーム16と円板23とが一体回動するようにしてもよい。
【0039】
また、可動部材としては、揺動アーム16に代えて、図9に示すように、直動部材87を用いてもよい。直動部材87は、長尺のアーム本体18と、被案内部としての転動体11を有し、直動部材87のアーム本体18が、その長手方向M5に沿って直線動可能に支持される点で、揺動アーム16と異なっている。
直動部材87は、転動体11を介して軌道10により長手方向に駆動される。直動部材87のアーム本体18が、ケース5等に設けられる支持部材(図示せず)により直動可能に支持される。
【0040】
直動部材87の長手方向に関する変位量を検出するには、直動部材87に設けたラック88に噛み合うピニオン89を円板23に一体回動可能に設け、ピニオン89の回転を変位量検出手段としての第1の回転角検出センサ51により検出してもよい。このように直動部材87を用いる場合でも、揺動アーム16を用いる場合と同様の作用効果を得ることができる。
また、以下で説明する実施形態でも、揺動アーム16に代えて直動部材87を用いることができる。また、直動部材87の長手方向に関する変位量を検出するには、変位量検出手段として第1の回転角検出センサ51に代えて、直動部材87により駆動される直動タイプの変位センサ(図示せず)を用いてもよい。
【0041】
また、付勢手段としては、転動体11を揺動アーム16、直動部材87等を介して付勢することも考えられる。また、付勢手段が設けられる部材、例えば、図7に示す凸部73は、第1のケース67に一体に形成されていたが、第1のケース67と別体で形成して面41に一体に固定してもよい。
また、転動体11のスムーズな移動を重視する場合等には、付勢手段を省略すること、図10に示すようにケース5の面41と転動体11との間に所定量の隙間91を設けること、および転動体11を保持部17に遊嵌することの少なくとも一つを実施することも考えられる。
【0042】
また、上述の実施形態では、保持部17としては、一対の開口36,37を有する貫通孔35を有していたが、図11に示すように、保持部92を用いてもよい。保持部92は所定深さの窪み状の孔93を有している。孔93は、単一の開口36を有し、この開口36は、孔92の深さ方向の中間部38の内径寸法と等しい大きさで形成され、図11の孔92には、図5Bに示す脱落防止部43を省略している。また、図示しないが、上述の脱落防止部43を図11に示す揺動アーム16と一体または別体に設けてもよい。
【0043】
また、軌道10としては、その溝の断面形状は、半円形形状の他、三角形、矩形等でもよい。
軌道10は、第2の歯車4と一体に回転可能な部材の他、例えば、第1の歯車3に設けることも考えられる。要は、軌道10は、被測定軸2の回転に応じて回転する回転体と一体に回転可能に設けられればよい。
また、転動体11の形状や保持する構成については種々考えられる。要は、揺動アーム16に設けられる被案内部が軌道10に転がり接触すればよい。
【0044】
変位量検出手段および回転角検出手段としては、例えば、磁気式の変位センサ、ポテンショメータ、光電式の変位センサ等の公知の構成を利用でき、両手段は同じタイプのものとしても、互いに異なるタイプのものとしてもよい。
その他、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の回転角検出装置の概略構成の模式的平面図。
【図2】図1の回転角検出装置の概略構成の一部破断側面図である。
【図3】図1の回転角検出装置の揺動アーム等の一部断面側面図。
【図4】図1の回転角検出装置の揺動アームの保持部の平面図。
【図5】図1の回転角検出装置の可動部材への転動体の組み付けを説明する揺動アーム等の一部断面側面図であり、図5Aに組み付け前の状態を図示し、図5Bに組み付け状態を図示する。
【図6】図1の実施形態において、被測定軸の回転角と各回転角検出センサの出力信号との関係を示すグラフ図であり、縦軸に出力信号レベルを、横軸に被測定軸の回転角をとる。
【図7】図1の実施形態の回転角検出装置を実際にパッケージングする場合の一例を示す、回転角検出装置の概略断面図である。
【図8】図7の実施形態において用いられる位置決め部材の平面図である。
【図9】本発明の回転角検出装置の他の実施の形態の概略構成の模式的平面図。
【図10】本発明の変形例を示す揺動アームの端部近傍の一部断面側面図。
【図11】本発明の他の変形例を示す揺動アームの端部近傍の一部断面側面図。
【符号の説明】
1 回転角検出装置
2 被測定軸
4 第2の歯車(回転体)
5 ケース
7 第2の歯車の第1の端面(軌道が設けられる回転体の面)
10 軌道
11 転動体(被案内部)
16 揺動アーム(可動部材)
17 保持部
41 ケースの面(対向部)
43 脱落防止部
44 軌道の転がり接触部
45 転動体の転がり接触部
46 付勢部(付勢手段)
51 第1の回転角検出センサ(回転角検出手段)
56 第2の回転角検出センサ(変位量検出手段)
59 絶対角演算部(算出手段)
73A 面(対向部)
87 直動部材(可動部材)
92 保持部
Claims (5)
- 回転可能な被測定軸の回転角に応じて周期的に反復する出力信号を得るための回転角検出手段と、被測定軸の回転に応じて回転する回転体と、この回転体と一体回転可能に設けられる渦巻き状の軌道と、この軌道に沿って案内される被案内部を有し回転体の回転に従って変位可能な可動部材と、この可動部材の変位量に応じた出力信号を得るための変位量検出手段と、この変位量検出手段および回転角検出手段により得られる出力信号に基づいて被測定軸の絶対回転角を算出する算出手段とを備え、上記被案内部は軌道に転がり接触することを特徴とする回転角検出装置。
- 請求項1に記載の回転角検出装置において、上記被案内部は、可動部材の保持部により回転可能に保持されて軌道を転動可能な転動体を含むことを特徴とする回転角検出装置。
- 請求項2に記載の回転角検出装置において、上記保持部は、当該保持部からの転動体の脱落を防止する脱落防止部を含むことを特徴とする回転角検出装置。
- 請求項1から3の何れかに記載の回転角検出装置において、上記被案内部と軌道との転がり接触部に予圧を与えるために、被案内部を軌道に付勢する付勢手段を備えることを特徴とする回転角検出装置。
- 請求項4に記載の回転角検出装置において、上記回転体を回転可能に支持するケースを備え、上記付勢手段は、軌道が設けられる回転体の面に対向する、ケースの対向部またはケースに一体に固定される部材の対向部に設けられることを特徴とする回転角検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002346149A JP2004177344A (ja) | 2002-11-28 | 2002-11-28 | 回転角検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002346149A JP2004177344A (ja) | 2002-11-28 | 2002-11-28 | 回転角検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004177344A true JP2004177344A (ja) | 2004-06-24 |
Family
ID=32707147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002346149A Pending JP2004177344A (ja) | 2002-11-28 | 2002-11-28 | 回転角検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004177344A (ja) |
-
2002
- 2002-11-28 JP JP2002346149A patent/JP2004177344A/ja active Pending
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