JP2004174222A - アルデヒド変性した多糖類を含有している止血用の傷用包帯 - Google Patents

アルデヒド変性した多糖類を含有している止血用の傷用包帯 Download PDF

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Abstract

【課題】一定の傷に対して接触および/または被覆するための一定の支持体を備えている止血用の傷用包帯を提供する。
【解決手段】上記支持体は一定の傷接触用の表面部分を有しており、この支持体は一定の生体相容性のアルデヒド変性した多糖類、好ましくは一定の生体崩壊性の多糖類を含むかこれにより少なくとも部分的に作成されており、さらに、本発明は一定の傷に対して止血を行なう方法に関連しており、この方法は止血を必要としている一定の傷に対して本発明の傷用包帯を供給する工程を含む。
【選択図】 なし

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、一定のアルデヒド変性した再生多糖類、例えば、一定の生体崩壊性のアルデヒド変性した再生セルロースを含有するかこれにより部分的に作成されている一定の傷用包帯、例えば、止血用の傷用包帯、およびこのような傷用包帯を使用する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
血液の損失を最小にして、手術後の合併症を減少し、手術室内における外科手術の継続時間を短縮するために各種の外科処置において出血を調整することが不可欠であり重要である。本明細書において以下に説明されていて一般的にORCと呼ばれている、酸化した再生セルロースは、その生体崩壊性、殺菌性、および止血性により、神経外科手術、腹部外科手術、心臓血管外科手術、胸部外科手術、頭部および頸部の外科手術、骨盤外科手術、および皮膚および皮下組織の各種処置を含む種々の外科処置における一定の止血用の傷用包帯として長期にわたり用いられている。ORCは、傷用包帯の技術分野における熟練者によりこれまで認識されているように、反応性のカルボン酸基を含むカルボキシル酸化した再生セルロースである。換言すれば、この酸化セルロースは特定量のカルボン酸部分を含むようにカルボキシル変性されている。市場において入手可能な止血性ORCの吸収性止血物質の例はサージセル(Surgicel)(登録商標)吸収性止血物質と言うORCの編み状の布地、サージセルNu−ニット(Surgicel Nu−Knit)(登録商標)吸収性止血物質と言う高密度なORCの布地、およびサージセル(Surgicel)(登録商標)フィブリラー(Fibrillar)吸収性止血物質を含み、全て、ジョンソン・アンド・ジョンソン・カンパニー社(Johnson & Johnson Company)であるニュージャージー州サマービルのエシコン社(Ethicon, Inc.)の一事業部であるジョンソン・アンド・ジョンソン・ウンド・マネージメント・ワールドワイド社(Johnson & Johnson Wound Management Worldwide)から入手可能である。また、カルボキシル酸化したセルロースを含有している商業的な吸収性の止血物質の別の例はオキセル(Oxycel)(登録商標)と言う吸収性のセルロース外科用傷用包帯を含み、ニュージャージー州モリス・プレインズのベクトン・デイッキンソン社(Becton Dickinson)から入手可能である。
【0003】
上述した従来の酸化セルロース(OC)および酸化再生セルロース(ORC)の止血物質は、上述したように、カルボン酸基を抗菌特性を賦与するために有効な量で含有している、編み状、織り状または不織状の布地である。しかしながら、このような酸を基材とするORCおよびOCは、それぞれの酸性のpH値により、接触する際に、トロンビンまたはフィブリノゲンを含む、酸性に感応性で止血性の各種のタンパク質を速やかに変性する。従って、トロンビンおよびフィブリノゲン、ならびに、その他の生物学的物質および薬剤等のような、酸に感応性の各種の物質のためのキャリヤーとして上記のOCまたはORCを使用することは最も不都合なことであり、当業界においてこれまでに提案されていない。
【0004】
セルロースは酸化性の媒体中において多くの変性を受ける可能性があり、従って、一般にオキシセルロースとして呼ばれている、酸化セルロースの諸特性は、使用する酸化剤により多様に変化する。また、一定のアルデヒド変性セルロースを形成するための過ヨウ素酸またはその塩によるセルロースにおける第2級のアルコール基の酸化が単糖類、オリゴ糖類、および多糖類を基材とする物質の化学構造を特徴付ける一定の手段として従来技術において開示されている。
【0005】
現在までに、アルデヒド変性したセルロースは止血物質を提供するために傷用包帯において利用されていない。一定のヨウ素含有化合物および酸化窒素による連続的な処理による2段階の酸化を含む、止血材料としてセルロースの高度に酸化されている各種のトリ−カルボン酸誘導体を製造する方法が特許文献1および特許文献2において開示されている。これらの特許明細書において開示されているように、各種の酸化したセルロース材料がメタ過ヨウ素酸塩または過ヨウ素酸による予備的な酸化により調製されて過ヨウ素酸塩酸化したジアルデヒド・セルロースが得られ、これにより、OCを形成するための中間体が形成される。その後、このジアルデヒド・セルロース中間体はさらにNOにより酸化されて一定の比較的に高いカルボン酸含有量を有するOCが得られ、この材料は一定の止血性で抗菌性の傷治癒用の物質として使用することに適している。しかしながら、これらの開示はその第1段階において形成される過ヨウ素酸塩酸化したジアルデヒド・セルロース中間体が、例えば、止血用の傷用包帯等のような、各種の傷用包帯の調製において使用可能であること、あるいは、使用することが必要であることを示唆または開示していない。
【0006】
アルデヒドを含有するように酸化により変性された後に、さらにカルボキシメチル化、スルホン化またはホスホリル化により変性されているコットン・ガーゼの使用が傷用包帯における使用について開示されている。しかしながら、このような包帯は止血物質として知られておらず、酸性であるカルボキシメチル、スルホニルまたはホスホリル等の官能基を含む。
【0007】
【特許文献1】
ロシア国特許第2146264号(RU2146264)明細書
【特許文献2】
インド国特許第159322号(IN159322)明細書
【考案の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って、従来のOC含有の止血用の傷用包帯に類似している止血性および抗菌性の特性を示すだけでなく、トロンビンおよびフィブリノゲン等のような、酸性に官能性の各種の物質に対して相容性を有する止血用の傷用包帯を提供することが有利であると考えられる。今日までに、このような傷用包帯は報告されていない。本発明は従来のORCを基材とする止血用の傷用包帯に対して同等の止血性および抗菌性の特性を示すだけでなく、種々の「酸に官能性の(acid−sensitive)」物質に対して相容性を有する上述したような傷用包帯を提供する。
【0009】
さらに、抗菌性で、一定の傷の被覆および保護を補助し、好ましくは、不要なまたは望ましくない反応性の各種の部分を実質的に含まない傷用包帯を提供することが有利であると考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は一定の傷に接触するための一定の支持体を含む止血用の傷用包帯に関連しており、この支持体は一定の傷接触用の表面部分を有しており、さらに、この支持体は一定の生体相容性でアルデヒド変性した多糖類を含みこれにより少なくとも部分的に作成されている。このアルデヒド変性した多糖類は好ましくは上記支持体を生体崩壊性にするために有効な一定量のアルデヒド部分を含む。このような傷用包帯は止血が必要な時に一定の傷に対する有効な止血を行ないこれを維持する。本発明はまた一定の傷に対して止血を行なう方法に関連しており、この方法は止血を必要とする一定の傷に対して本明細書において説明されている上記の傷用包帯を供給する工程を含む。
【発明の効果】
【0011】
従って、本発明によれば従来のORCを基材とする止血用の傷用包帯に対して同等の止血性および抗菌性の特性を示すだけでなく、種々の酸に官能性の物質に対して相容性を有する傷用包帯が提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明は止血を必要とする一定の傷に対して供給される場合に有効な止血を行ないこれを維持する止血用の傷用包帯に関連している。本明細書において用いられているように、効果的な止血は、止血の技術分野における熟練者により認識されているように、一定の有効な時間内に毛細血管、静脈、または小動脈の出血を調整および/または軽減するための能力である。好ましくは、本明細書において説明されているように有効な止血について試験される場合に、本発明の傷用包帯は、その傷用包帯が一定の傷に対して供給された時間から、約15分以内、さらに好ましくは12分以内に止血を行なう。
【0013】
本発明における止血用の包帯は、圧力または縫合等のような、出血を調整および/または軽減するための従来の処置が効果的でなく、あるいは、実施不能である場合に特に有用である。さらに、本発明の止血物質は傷用包帯用の止血物質、またはその他の生物学的なまたは治療用の各種の化合物、またはその各部分または各物質、特に、例えば、従来の止血物質により供給されるようなカルボン酸部分により崩壊または変性する可能性があり、あるいは、その酸性のpH値により悪影響を受ける可能性のある「酸に感応性の(acid−sensitive)」付属物の中において、あるいは、これらと共に利用することが望まれる場合に有用である。
【0014】
上記の傷用包帯は種々の物理的な形態を採ることができ、繊維状または非繊維状、織り状または不織状の各種の包帯を含むがこれらに限らない。好ましい実施形態において、この傷用包帯はマイクロファイバー、一定のフィルム、布地、発泡体、ビーズ、ゲル、またはこれらの組み合わせ物を含む一定の繊維を含むことができる。これらの傷用包帯の形態によらず、この傷用包帯は一定の傷に対して接触してこれを被覆するための一定の支持体を有している。
【0015】
特定の実施形態において、上記支持体は各種のスラリー、ペースト、分散液またはその他の混合物の中に混入して、一定の傷の表面部分に直接的に供給できる。このような場合に、付加的な傷用包帯がその支持体の上に供給可能であるが、必ずしも必要ではない。一部の実施形態において、上記傷用包帯は上記支持体を一定の傷に配給するための一定のキャリヤーの中にその支持体を備えることができる。例えば、本発明のアルデヒド変性した多糖類をそれぞれ含有している、各種の高分子ビーズ、マイクロファイバー、または研削した発泡状の支持体を各種のスラリーまたは分散液中に分散することができ、これらのスラリーまたは分散液が一定の傷に対して直接的に供給可能であるか、あるいは、特定の状況において、皮下に注入またはその他の方法により体内に配置して止血を行なうことができる。あるいは、止血を行なうために、一定の傷に供給するための、あるいは、その他の方法で体内に配置するためのゲルもまた配合可能である。
【0016】
特定の傷用包帯において、上記包帯は上記支持体により実質的に構成することができ、あるいは、当該支持体のみにより構成することも可能である。このことは、本明細書において説明されているように、上記傷用包帯がアルデヒド変性を行なうために酸化されている一定の編み状、織り状または不織状の止血用の布地により作成されている場合に特に正しく、このような布地がその傷用包帯に対応する支持体として作用する。このような場合に、その傷用包帯は各種の支持層、接着層またはその類似要素として上記のような構成部品をさらに含むことができるが、この傷用包帯は止血用の布地のみを有することも可能である。
【0017】
上記傷用包帯の支持体は一定の傷接触用の表面部分を有している。このような支持体は繊維状または非繊維状、織り状または不織状の各種の支持体を含むがこれらに限らない種々の物理的な形態を採ることができる。特定の実施形態において、上記傷用包帯の支持体はマイクロファイバー、一定のフィルム、布地、発泡体、ビーズ、ゲルを含む一定の繊維を含むことができる。好ましい実施形態において、この支持体は一定の編み状の布地である。この布地は一定の傷の表面を被覆するために形成、切断またはその他の造形処理を行なうことができ、これにより、物理的な外傷による傷の保護およびその傷の有効な止血を行なう。
【0018】
本発明の傷用包帯、特に、その傷接触用の支持体は一定の生体相容性のアルデヒド変性した多糖類を含む。好ましい傷用包帯において、その多糖類は当該変性した多糖類を生体崩壊性にするために有効な一定量のアルデヒド部分を含み、このことは、この多糖類が身体により吸収可能であるか、その身体を速やかに通過できる各種の成分にその身体により崩壊可能であることを意味する。特に、これらの崩壊した各種の成分はこれらが身体に吸収されるために永久的で慢性的な異物反応を示さず、その移植部位においてその成分の永久的な痕跡または残留が維持されない。
【0019】
本発明において使用するアルデヒド変性した多糖類は各種の医療装置において有用な各種の生体相容性の多糖類により調製できる。このような多糖類はセルロース、アルキル・セルロース、例えば、メチルセルロース、アルキルヒドロキシアルキル・セルロース、ヒドロキシアルキル・セルロース、硫酸セルロース、カルボキシメチル・セルロースの塩、カルボキシメチル・セルロース、カルボキシエチル・セルロース、キチン、カルボキシメチル・キチン、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸の塩、アルギネート、アルギン酸、プロピレン・グリコール・アルギネート、グリコーゲン、デキストラン、硫酸デキストラン、カルドラン(curdlan)、ペクチン、プルラン、キサンタン、コンドロイチン、硫酸コンドロイチン、カルボキシメチル・デキストラン、カルボキシメチル・キトサン、キトサン、ヘパリン、硫酸ヘパリン、ヘパラン、硫酸ヘパラン、硫酸デルマタン、硫酸ケラタン、カラジーナン、キトサン、デンプン、アミロース、アミロペクチン、ポリ−N−グルコサミン、ポリマンヌロン酸、ポリグルクロン酸、ポリグルロン酸(polyguluronic acid)、およびこれらのいずれかの誘導体を含むがこれらに限らない。好ましい実施形態において、上記の多糖類はそのアルデヒド変性した多糖類が確実に生体崩壊性になるように本明細書において説明されているように酸化されている。このような生体崩壊性のアルデヒド変性した多糖類は以下の構造式Iにより示すことができる。
【化学式1】
Figure 2004174222
この場合に、xおよびyはそれぞれモル%値を示しており、x+yは100%に等しく、xは約95乃至約5であり、yは約5乃至約95であり、
RはCHOR、COOR、スルホン酸、またはホスホン酸とすることができ、RおよびRはH、アルキル、アリール、アルコキシまたはアリールオキシとすることができ、RおよびRはH、アルキル、アリール、アルコキシ、アリールオキシ、スルホニルまたはホスホリルとすることができる。
【0020】
本発明の好ましい実施形態において、上記の生体相容性で生体崩壊性の止血用の傷用包帯は一定の生体相容性で生体崩壊性のアルデヒド変性した再生セルロースにより調製されている一定の傷接触/被覆用の支持体を含む。再生セルロースは再生されていないセルロースに対してその比較的に高い均一性の程度により好ましいと考えられる。このような再生セルロースは、例えば、米国特許第3,364,200号において記載されており、この内容はその内容全体が引用されているものとして本明細書に参考文献として含まれる。
【0021】
特に、好ましいアルデヒド変性した再生セルロースは以下の構造式IIの反復単位を含むセルロースである。
【化学式2】
Figure 2004174222
この場合に、xおよびyはそれぞれモル%値を示しており、x+yは100%に等しく、xは約95乃至約5であり、yは約5乃至約95であり、RはCHOHであり、RおよびRはHである。
【0022】
本発明による特定の実施形態において、xは約90乃至約10であり、yは約10乃至約90である。好ましくは、xは約80乃至約20であり、yは約20乃至約80である。さらに好ましくは、xは約70乃至約30である。最も好ましくはxが約70でありyが約30である。
【0023】
本発明の止血用包帯はさらに有効量のアルデヒド部分の存在による抗菌性の活性も示す。酸性ではないにもかかわらず、上記のアルデヒド変性した再生セルロースは本質的に抗菌性であることが既に示されている。本発明の止血用包帯はメチシリン耐性の黄色ブドウ球菌(MRSA)および緑膿菌等のような微生物に対して有意義に有効であることが分かっている。また、このような非酸性のアルデヒド変性した再生セルロースの抗菌性の活性は従来的に用いられている酸性のカルボキシル酸化した再生セルロースの活性に匹敵することも示されている。このような酸性のカルボキシル酸化した再生セルロースは中和反応によりまたは一定の時間を経てその酸性の基が体内において中和されるためにその抗菌性の活性を失う。しかしながら、本発明において利用されているアルデヒド変性した再生セルロースは比較的に長い時間の経過においてその抗菌性の活性を維持することが予想される。
【0024】
本発明の好ましい実施形態において、上記アルデヒド変性した再生多糖類はそのアルデヒド部分以外の官能性のまたは反応性の部分を実質的に含まない。この実質的に含まないとは、上記の多糖類がそのアルデヒド変性した多糖類の特性を変えること、または約4.5よりも低い、さらに好ましくは約5よりも低い、あるいは、約9よりも高い、好ましくは約9.5よりも高い一定のpH値を有する多糖類により構成されている支持体を提供することにおいて有効な量でそのような官能性のまたは反応性の部分を含まないことを意味する。このような部分は上記OCにより作成される傷用包帯において一般的に存在しているカルボン酸部分を含むがこれに限らない。さらに、過剰量のカルボン酸部分は上記支持体および包帯のpH値を下げるので、これらの材料は、例えば、トロンビン等のような一定の低いpH値により崩壊または変性する可能性のある物質に対する使用において相容性を有することができない。また、別の望ましくない部分はスルホニルまたはホスホニルの部分を含むがこれらに限らない。
【0025】
本発明の止血物質はカルボキシル酸化した再生セルロースの布地(ORC)の安定性に比して高められた熱的な安定性を示す。さらに、この高められた熱的な安定性は、上記ORCまたは中和したORCに比して、改善された物理的な保存寿命を示すことができる。
【0026】
本発明の特定の実施形態において、本発明において利用される上記の布地は、その布地が一般に傷用包帯に対して、特に止血用の傷用包帯に対して適当な物理的特性を有する限りにおいて、編み状、織り状、または不織状にすることができる。本発明において記載されている過ヨウ素酸またはその各種の塩により酸化した布地は傷用包帯において使用するために必要とされる物理的な諸特性および機構的な完全性を維持すると予想される。本発明による止血用の傷用包帯において使用することに有用である止血用の布地は本発明のアルデヒド変性した多糖類を含む。本発明において有用である各種の構造は米国特許第2,773,000号、同第3,364,200号および同第4,626,253号において記載されている構造を含み、これらのそれぞれの内容はその全体が引用されているものとして本明細書に参考文献として含まれる。また、本発明の傷用包帯において有用であるものは米国特許第5,002,551号において記載されている布地のような接着防止において有用な布地であり、この特許の内容はその全体が引用されているものとして本明細書に参考文献として含まれる。
【0027】
本発明の特定の実施形態において、本発明の止血用の傷用包帯は上記の傷接触/被覆用の止血用支持体として、この支持体がアルデヒド部分を含むように過ヨウ素酸またはその塩により酸化されている白色のレーヨン糸により構成されている一定の縦編み状のトリコット布地を含む。走査電子顕微鏡(SEM)の画像および布地の機械的な特性の両方により、本発明におけるアルデヒド変性した再生セルロースの物理的な特性(密度、厚さ)および物理的な性能、例えば、布地の引張強さおよびミューレン破裂強さが米国特許第4,626,253号において開示されている布地の諸特性に匹敵することが分かる。
【0028】
本発明の止血材料は極めて柔軟である状態を維持して、一定の出血部位に一致し、良好な引張強さおよび圧縮強さを維持して供給中における取り扱いに耐える。上記のアルデヒド変性した再生セルロースの止血材料はその外科的な必要性に適合するために異なる大きさおよび形状に切断できる。また、この支持体は不規則な解剖学的構造の領域に巻き付けることができ、その中に詰め込むことも可能である。
【0029】
もちろん、上記と同等の物理的な特性を示す別の縦編み状のトリコット布地の構成も本発明のアルデヒド変性した再生セルロースの止血用の傷用包帯の製造において利用可能であり、このような構成はこの開示の恩恵を受けた後に当該技術分野における熟練者において明らかになる。
【0030】
本発明の特定の実施形態において、従来的なOC含有の傷用包帯における低いpH値に対して感応する可能性のある物質を含む一定の生物学的物質、薬物、または各種薬剤の組み合わせ物が、包帯の中に組み込む前にpH値を調節することを必要とせずに、本発明の特定の傷用包帯に組み込むことができる。このような止血用の傷用包帯を作成するために、一定の薬物または薬剤を最初に一定の適当な溶媒中に溶解することができる。その後、上記の布地をその薬物の溶液で塗布して、その溶媒を除去する。好ましい生物学的物質、薬物および薬剤は鎮痛薬、抗感染剤、抗生物質、接着防止剤、凝固促進剤、および傷治癒用の各種増殖因子を含む。上記過ヨウ素酸塩による酸化反応中に上記多糖類の基材に形成されるアルデヒド基はアミンを含有している各種の生物学的物質および治療用の薬剤に対して共役的に結合するために使用できる。このような生物学的物質、薬物および薬剤とアルデヒド変性した再生セルロースの支持体による本発明の傷用包帯との組み合わせにより、改善された各種の止血用の傷用包帯、傷治癒用包帯、薬剤配給装置、および組織工学処理用の基材が提供できる。
【0031】
以下の各実施例は本発明の特定の実施形態を示しているが、これらは本発明の範囲を限定するものとして解釈すべきではなく、むしろ、本発明の完全な説明に貢献していると考えるべきである。
【0032】
実施例1:
織り状のアルデヒド変性した再生セルロース布地の調製
15.75gの一枚のNu−ニット(Nu−Knit)(登録商標)レーヨン布地を1.5インチ(3.8センチメートル)幅の一片の形態に切断した。この布片を一定のマンドレルに巻いて600mlの水性のイソプロピル・アルコール(IPA)(200mlのIPA/400mlの脱イオン(DI)水)中に吊り下げた。20.8gの過ヨウ素酸ナトリウム(アルドリッチ社(Aldrich)、ミルウォーキー,53201)を上記溶液に溶かして(1:1のモル比)、上記マンドレルを周囲温度において21時間にわたりその溶液中で適度な回転速度で回転した。なお、この布地の酸化は暗所中で行なうことが不可欠である。この溶液のpH値は3.8であった。この溶液を上記の反応後に廃棄した。この酸化した布地を付けたマンドレルを50mlのエチレン・グリコールを含む1リットルの冷温のDI水中において30分間にわたり洗浄した。その後、この布地およびマンドレルを15分間にわたり水性のIPA(50/50)により洗浄し、さらに、15分間にわたり純粋なIPA洗浄剤により洗浄した。その後、この布地を数時間にわたり周囲空気中において乾燥した。(アルデヒド含有量:平均で22.83%)
【0033】
その後、上記の酸化した布地を以下において説明されているように止血について評価した。これらの結果が表1において示されている。
【0034】
実施例2:
不織状のアルデヒド変性セルロース布地の調製
10gの一枚のセルロース・レーヨンの不織布地を一定の長方形の形態に切断して、過ヨウ素酸ナトリウム(アルドリッチ社(Aldrich)、ミルウォーキー,53201)(1:0.7のモル比)の水溶液中に入れた。この布地を光を除外するように改良した一定の容器の中に入れて、その暗所中において37℃で24時間にわたり浸漬した。この溶液を上記の反応後に廃棄した。その後、この布地をそのpH値が6乃至7になるまでDI水により繰り返して洗浄した。さらに、この布地を15分間にわたり水性のIPA(50/50)により洗浄した。その後、この布地を15分間にわたり純粋なIPA中において洗浄した。さらに、この布地を数時間にわたり周囲空気中で乾燥した。(アルデヒド含有量:51.04%)
【0035】
その後、上記の酸化した布地を以下において説明されているように止血について評価した。これらの結果が表1において示されている。
【0036】
実施例3:
アルデヒド変性した再生セルロース粉末の調製
10.6gの粉末状のセルロース・レーヨンを過ヨウ素酸ナトリウム(アルドリッチ社(Aldrich)、ミルウォーキー,53201)(250mlのDI水中に13.9g)の水溶液中に浮遊させて、暗所中において周囲温度で7時間にわたり攪拌した。この溶液を上記反応後に濾過した。さらに、この濾過物をそのpH値が6乃至7の範囲内になるまでDI水により繰り返して洗浄した。その後、水性のIPA(50/50)および純粋のIPAによりそれぞれ15分間にわたり洗浄した。この粉末を数時間にわたり空気中で乾燥した。(アルデヒド含有量:32.8%)
【0037】
その後、上記の酸化した粉末を以下において説明されているように止血について評価した。これらの結果が表1において示されている。
【0038】
実施例4:
アルデヒド変性したセルロース・ビーズの調製
13.67gの多孔質セルロース・ビーズを過ヨウ素酸ナトリウム(アルドリッチ社(Aldrich)、ミルウォーキー,53201)(250mlのDI水/125mlのIPA中に18g)の水溶液中に浮かせて、周囲温度で24時間にわたり攪拌した。この材料を濾過してその濾過物(ビーズおよび潰れたビーズ)をそのpH値が6乃至7の範囲内になるまでDI水により繰り返して洗浄した。その後、このビーズを水性のIPA(50/50)および純粋なIPAによりそれぞれ15分間にわたり洗浄した。さらに、この材料を数時間にわたり空気中で乾燥した。(アルデヒド含有量:損傷していないビーズ−29.86%、潰れたビーズ−35%)
【0039】
その後、上記の酸化したビーズを以下において説明されているように止血について評価した。これらの結果が表1において示されている。
【0040】
実施例5:
水溶性のアルデヒド変性したメチルセルロースの調製
100gの5%メチルセルロース(アルドリッチ社(Aldrich)、ミルウォーキー,53201)の水溶液を3gの過ヨウ素酸(アルドリッチ社(Aldrich)、ミルウォーキー,53201)と共に混合した後に暗所中で周囲温度において5時間にわたり攪拌した。さらに、1.5mlのエチレン・グリコールをこの反応溶液に加えて30分間にわたり攪拌した。その後、2000mlのアセトンをこの反応溶液に徐々に加えてメチルセルロース・アルデヒドを沈殿させた。この反応混合物を20分間乃至30分間にわたり放置してその液相および固相を分離した。その後、この上澄み液を除去して、固相を遠心処理することにより固形物を沈殿させた。さらに、この固形の沈殿物を一晩にわたり100mlのDI水中に溶解した後に、72時間にわたり透析した。この最終的な湿潤状態の混合物を凍結乾燥することにより一定のスポンジ/発泡体を形成した。
【0041】
その後、上記の材料を以下において説明されているように止血について評価した。これらの結果が表1において示されている。
【0042】
実施例6:
水溶性のアルデヒド変性したカルボキシ・メチルセルロース・ナトリウムの調製
100gの4%カルボキシ・メチルセルロース・ナトリウム(アルドリッチ社(Aldrich)、ミルウォーキー,53201)の水溶液に2.12gの過ヨウ素酸ナトリウム(アルドリッチ社(Aldrich)、ミルウォーキー,53201)を加えた後に、冷蔵庫の中において4℃で24時間にわたり攪拌した。その後、200mlのエタノールをこの反応溶液に徐々に加えてアルデヒド変性したカルボキシメチル・セルロースを沈殿させた。この上澄み液を除去して、固相の混合物を遠心処理することにより固形物を沈殿させた。さらに、この固形の沈殿物を100mlのDI水中に溶解した。その後、この沈殿および遠心分離を繰り返した。この最終的な生成物を100mlのDI水に溶かした後に、凍結乾燥処理して一定のスポンジ/発泡体を形成した。
【0043】
その後、上記の材料を以下において説明されているように止血について評価した。これらの結果が表1において示されている。
【表1】
Figure 2004174222
【0044】
実施例7:
ブタ脾臓切開モデルにおける包帯の止血評価
ブタの脾臓の切開モデルを止血評価において用いた。各材料を2.5cm×2.0cmの長方形に切断した。さらに、1.0cmの深さの1.5cmの線形の切開部分をブタの脾臓に一定の外科用ブレードを用いて作成した。試験品の供給後に、指によるタンポン挿入を2分間にわたり上記の切開部分に行なった。その後、止血について評価した。さらに、完全な止血が達成されるまで、それぞれ30秒間の指による付加的なタンポン挿入を行なった。この場合に、15分以内、好ましくは12分以内に止血を行なう布地を有効な止血物質と見なした。この結果、アルデヒド変性した再生セルロースを含む傷用包帯は陰性の対照の外科用ガーゼに比して速やかな止血を達成した。
【0045】
実施例8:
アルデヒド変性した再生セルロースのアルデヒド含有量の特徴
1gの布地を10mlの0.5規定NaOHおよび100mlのDI水中において2時間にわたり室温で消化した。残留しているNaOHを0.1規定塩酸により一定の終了点まで滴定した。この場合のアルデヒド含有量を以下の式により計算した。
%アルデヒド含有量:[(B−S)*0.81]/W
この場合に、Bはブランクの滴定によるビュレットの読取値(ml単位)であり、Sはサンプルによるビュレットの読取値であり、Wはサンプルの重量である。アルデヒド含有量はジアルデヒドの官能性を含むグルコース環の数(モル単位)である。
【0046】
種々の物理的な形態において処理した本発明におけるアルデヒド変性した再生セルロースのアルデヒド含有量は実質的に20%乃至50%の範囲内であった。
【0047】
実施例9:
メチシリン耐性の黄色ブドウ球菌(MRSA)におけるアルデヒド変性した再生セルロースおよびORCの吸収性の止血物質の作用
一定時間の期間にわたる微生物の活性に対するサンプルの作用効果を調査するために各種の調査を設定した。アルデヒド変性した再生セルロースの布地(実施例1)のサージセルNU−KNIT(Surgicel NU−KNIT)(登録商標)およびサージセル・フィブリラー(Surgicel Fibrillar)(登録商標)の各サンプルを165mg(±2mg)の一定重量に切断した。その後、この秤量したサンプルを一定の無菌の試験管の中に入れた。さらに、11mlの分量のTSBを上記サンプルを入れた試験管に加えた。3個の試験管をそれぞれのアルデヒド変性した再生セルロース粉末および対照サンプルに対応して調製した。さらに、各試験管を保存培養による0.1μLの微生物により接種した。次に、これらの調製したサンプルを希釈して塗布した。この手順を接種後の0(接種後すぐ),1,6,24および48時間にそれぞれ行なった。
【0048】
メチシリン耐性の黄色ブドウ球菌(MRSA)の生物体を30℃乃至35℃において24時間にわたりトリプチカーゼ・ソイ・ブロス(TSB)中において増殖した。トリプチカーゼ・ソイ・アガー(TSA)およびTSBはこの調査において用いた培地である。また、上記の希釈は0.85%塩水を用いている。さらに、全ての培地および溶液は無菌状態であった。
【0049】
上記の実験結果により、過ヨウ素酸塩酸化した再生セルロース止血物質(実施例1の布地)およびサージセルNu−Knit(Surgicel Nu−Knit)(登録商標)の各対照は共にMRSAの微生物母集団を有意義に減少することにおいて有効であった。
【産業上の利用可能性】
【0050】
本発明は一定の傷に接触するための一定の支持体を含む止血用の傷用包帯に利用でき、この支持体は一定の傷接触用の表面部分を有しており、一定の生体相容性でアルデヒド変性した多糖類を含みこれにより少なくとも部分的に作成されている。このアルデヒド変性した多糖類は好ましくは上記支持体を生体崩壊性にするために有効な一定量のアルデヒド部分を含む。このような傷用包帯は止血が必要な時に一定の傷に対して有効な止血を行ないこれを維持することに適している。本発明はまた一定の傷に対して止血を行なう方法に適用可能であり、この方法は止血を必要とする一定の傷に対して本明細書において説明されている上記の傷用包帯を供給する工程を含む。
【0051】
本発明の具体的な実施態様は以下のとおりである。
(1)前記支持体が一定の繊維、布地、スポンジ、発泡体、フィルム、ビーズ、ゲル、またはこれらの組み合わせ物を含む請求項1に記載の傷用包帯。
(2)前記アルデヒド変性した多糖類がアルデヒド変性したセルロース、アルキル・セルロース、アルキルヒドロキシアルキル・セルロース、ヒドロキシアルキル・セルロース、硫酸セルロース、カルボキシメチル・セルロースの塩、カルボキシメチル・セルロース、カルボキシエチル・セルロース、キチン、カルボキシメチル・キチン、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸の塩、アルギネート、アルギン酸、プロピレン・グリコール・アルギネート、グリコーゲン、デキストラン、硫酸デキストラン、カルドラン(curdlan)、ペクチン、プルラン、キサンタン、コンドロイチン、硫酸コンドロイチン、カルボキシメチル・デキストラン、カルボキシメチル・キトサン、キトサン、ヘパリン、硫酸ヘパリン、ヘパラン、硫酸ヘパラン、硫酸デルマタン、硫酸ケラタン、カラジーナン、キトサン、デンプン、アミロース、アミロペクチン、ポリ−N−グルコサミン、ポリマンヌロン酸、ポリグルクロン酸、ポリグルロン酸(polyguluronic acid)、およびこれらのいずれかの誘導体から成る群から選択される請求項1に記載の傷用包帯。
(3)前記アルデヒド変性した多糖類が前記支持体を生体崩壊性にするために有効な一定量のアルデヒド部分を含む実施態様(2)に記載の傷用包帯。
(4)前記アルデヒド変性した多糖類が再生セルロースを含む実施態様(3)に記載の傷用包帯。
(5)前記支持体が一定の布地を含む実施態様(4)に記載の傷用包帯。
【0052】
(6)前記再生セルロースが以下の構造式IIの反復単位を含む実施態様(5)に記載の傷用包帯。
【化学式3】
Figure 2004174222
この場合に、xおよびyはそれぞれモル%値を示しており、x+yは100%に等しく、xは約95乃至約5であり、yは約5乃至約95であり、RはCHOHであり、RおよびRはHである。
(7)前記xが約80乃至約20であり、前記yが約20乃至約80である実施態様(6)に記載の傷用包帯。
(8)前記xが約70乃至約30であり、前記yが約30乃至約70である実施態様(7)に記載の傷用包帯。
(9)前記xが約70であり、前記yが約30である実施態様(7)に記載の傷用包帯。
(10)前記アルデヒド変性した多糖類がカルボン酸の部分を実質的に含まない請求項1に記載の傷用包帯。
【0053】
(11)前記アルデヒド変性した多糖類がカルボン酸部分を実質的に含まない実施態様(4)に記載の傷用包帯。
(12)前記支持体が前記アルデヒド変性した多糖類により実質的に構成されている請求項1に記載の傷用包帯。
(13)前記傷用包帯が当該傷用包帯の一定の傷に対する供給後にその傷の止血を行なう請求項1に記載の傷用包帯。
(14)前記支持体により実質的に構成されている請求項1に記載の傷用包帯。
(15)前記支持体が一定の繊維、布地、スポンジ、発泡体、フィルム、ビーズ、ゲル、またはこれらの組み合わせ物を含む請求項2に記載の方法。
【0054】
(16)前記アルデヒド変性した多糖類がアルデヒド変性したセルロース、アルキル・セルロース、アルキルヒドロキシアルキル・セルロース、ヒドロキシアルキル・セルロース、硫酸セルロース、カルボキシメチル・セルロースの塩、カルボキシメチル・セルロース、カルボキシエチル・セルロース、キチン、カルボキシメチル・キチン、ヒアルロン酸、ヒアルロン酸の塩、アルギネート、アルギン酸、プロピレン・グリコール・アルギネート、グリコーゲン、デキストラン、硫酸デキストラン、カルドラン(curdlan)、ペクチン、プルラン、キサンタン、コンドロイチン、硫酸コンドロイチン、カルボキシメチル・デキストラン、カルボキシメチル・キトサン、キトサン、ヘパリン、硫酸ヘパリン、ヘパラン、硫酸ヘパラン、硫酸デルマタン、硫酸ケラタン、カラジーナン、キトサン、デンプン、アミロース、アミロペクチン、ポリ−N−グルコサミン、ポリマンヌロン酸、ポリグルクロン酸、ポリグルロン酸(polyguluronic acid)、およびこれらのいずれかの誘導体から成る群から選択される請求項2に記載の方法。
(17)前記変性した多糖類が前記支持体を生体崩壊性にするために有効な一定量のアルデヒド部分を含む実施態様(16)に記載の方法。
(18)前記アルデヒド変性した多糖類がアルデヒド変性した再生セルロースを含む実施態様(17)に記載の方法。
(19)前記支持体が一定の布地を含む実施態様(18)に記載の方法。
(20)前記アルデヒド変性した再生セルロースが以下の構造式IIの反復単位を含む実施態様(19)に記載の方法。
【化学式4】
Figure 2004174222
この場合に、xおよびyはそれぞれモル%値を示しており、x+yは100%に等しく、xは約95乃至約5であり、yは約5乃至約95であり、RはCHOHであり、RおよびRはHである。
(21)前記アルデヒド変性した再生セルロースがカルボン酸の部分を実質的に含まない実施態様(18)に記載の方法。

Claims (2)

  1. 止血用の傷用包帯において、
    一定の傷に接触するための一定の支持体を備えており、当該支持体が
    一定の傷接触用の表面部分、および
    一定の生体相容性のアルデヒド変性した多糖類を有しており、この場合に、前記傷用包帯が止血性を有している傷用包帯。
  2. 一定の傷に対して止血を行なう方法において、
    前記傷に対して一定の止血用の傷用包帯を供給する工程を含み、当該傷用包帯が一定の支持体を備えており、当該支持体が
    一定の傷接触用の表面部分、および
    一定の生体相容性のアルデヒド変性した多糖類を有しており、これにより、止血が前記傷に対して行なわれる方法。
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