JP2004174054A - ミシンの針棒用油排出装置 - Google Patents

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Takashi Kazuta
隆志 嘉数田
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Pegasus Co Ltd
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Pegasus Sewing Machine Manufacturing Co Ltd
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Abstract

【課題】駆動の高速化に対応したミシンの針棒用油排出装置を提供する。
【解決手段】ミシン本体に対する針棒ブッシュ端面の凹入嵌合により形成された空間部と、該空間部を覆って油溜め空間を形成するようミシン本体に固定され針棒挿通用の開口部を有するプレートと、ミシン本体に貫通され油溜め空間に連通する油導出穴と、油導出穴に接続される潤滑油吸取り手段とを備えたミシンの針棒用油排出装置において、油溜め空間にフェルトを介装するとともに、該フェルトの一部を油導出穴に接するようにした。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、針棒に供給された余剰の油をミシン底部の油溜りに戻すミシンの針棒排油装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のミシンの針棒用油排出装置では、針棒ブッシュ端面の凹入嵌合により形成された空間部を利用して針棒の油排出を行うものがあった(例えば、特許文献1参照。)。この空間部は、図5に示されるように、プレート16により覆われて油溜め空間15となり、油溜め空間15に溜まる油は潤滑油吸取り手段28により油導出穴18を介して排出される。なお、この針棒ブッシュ12はミシン本体(軸受け本体)10に嵌合固定されている。
【0003】
【特許文献1】
実公昭59−16065号公報(第1−3頁、第3図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のミシンの針棒用油排出装置では、ミシンの駆動が高速化されると油の排出処理が間に合わなくなり、生地積載面への油飛散が発生していた。
従って、本発明の課題は、駆動の高速化に対応したミシンの針棒用油排出装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、ミシン本体に対する針棒ブッシュ端面の凹入嵌合により形成された空間部と、該空間部を覆って油溜め空間を形成するようミシン本体に固定され針棒挿通用の開口部を有するプレートと、ミシン本体に貫通され油溜め空間に連通する油導出穴と、油導出穴に接続される潤滑油吸取り手段とを備えたミシンの針棒用油排出装置において、油溜め空間にフェルトを介装するとともに、該フェルトの一部を油導出穴に接するようにしたことを特徴とする。
【0006】
なお、針棒ブッシュ端面の凹入嵌合を斜めより行うことで空間部および油溜め空間を斜めに形成し、油溜め空間として更に針棒ブッシュの最下部付近で油導出穴に連通する水平の窪みを含み、フェルトを直幹状フェルトと環状フェルトで構成し、水平窪みに直幹状フェルトを介装すると共に空間部に環状フェルトを介装するのが望ましい。
【0007】
【作用】
本発明によれば、油溜め空間に流入した油はフェルトに浸透することとなる。なおフェルトは油導出穴に接しているので、フェルトに浸透した油は潤滑油吸取り手段により容易に排出される。またフェルトを直幹状フェルトと環状フェルトで構成し、油溜め空間の水平窪みに直幹状フェルトを介装すると共に空間部に環状フェルトを介装すると、針棒ブッシュ端面下にある油がミシン本体内で環状フェルトと直幹状フェルトに効率よく浸透する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施の形態を図面を用いて説明する。針棒1は図1に示されるように、針棒ブッシュ12により上下方向に摺動自在に軸支されている。針棒1の中途には取付けリング9が取付け固定されている。この取付けリング9はリンク8を介して針振り軸6aのクランク6に連結される。針振り軸6aは主軸Sの回転に連動して枢動し、針振り軸6aの枢動時にクランク6の先端部は円弧動する。クランク6先端部の円弧動はリンク8を介して取付けリング9に伝達され、針棒1に上下運動を与えることとなる。
【0009】
針棒ブッシュ12はミシン本体の頭部10に圧入されている。図2に示されるように、針棒ブッシュ12端面はミシン本体の頭部10下面より奥深くまで凹入された状態で嵌合固定されており、空間部が針棒ブッシュ12の下方に形成されている。また、針棒ブッシュ12の上部は頭部10の密室内に突出し、その突出部分に溝状の開口部14が複数個形成されている。油芯紐13は開口部14に巻装され、針棒1への給油は油芯紐13を通じて開口部14より行われる。なお針棒ブッシュ12は図2に示されるように傾斜しており、その下端面は最下ポイントを備える。
【0010】
プレート16は、空間部を覆って油溜め空間15を形成するようミシン本体の頭部10に固定されている。空間部および油溜め空間15は、針棒ブッシュ12端面の凹入嵌合を斜めより行なったことによって斜めに形成されている。なおプレート16には、針棒1を挿通するための開口部17が備えられている。油溜め空間15は油導出穴18に連通され、油導出穴18は図3に示されるように、導管30を介してトコロイドポンプ31(潤滑油吸取り手段)の吸引口31aに接続されている。トコロイドポンプ31のウォームホイル31bは、主軸Sのギヤ部に噛み合っており、主軸Sに連動して回転する。ウォームホイル31bが回転するとトロコイドポンプ31の吸引口31aに吸引力が生じる。
【0011】
油溜め空間15は、図4に示されるように、油導出穴18に連通する水平の窪み15aを含み、水平窪み15aは油導出穴18の延長線上にある。また、この水平窪み15aは針棒ブッシュ12の最下部付近にある。油溜め空間15の空間部には環状フェルト32aが介装され、油溜め空間15の水平窪み15aには直幹状フェルト32bが介装されている。つまり油溜め空間15に介装されるフェルト32は環状フェルト32aと直幹状フェルト32bよりなる。
【0012】
また針棒ブッシュ12の最下部付近は、図2に示されるように、環状フェルト32aと直幹状32bに接した状態となっており、油溜め空間15に流入した油は効率よく両フェルト32a,32bに浸透される。なおフェルトの一部である直幹状フェルト32bは油導出穴18に接しており、フェルト32に浸透した油はトロコイドポンプ31の作動により油導出穴18を介して排出される。本実施の形態では、潤滑油吸取り手段としてトロコイドポンプを使用していたが、これに限定されるわけでなく、例えば、ギヤポンプやエジエクター装置を用いてもよい。
【0013】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、一部を油導出穴に接させたフェルトの浸透油が潤滑油吸取り手段により容易に排出されるので、ミシン駆動の高速化に対応させることができる。また針棒ブッシュ端面にある油がミシン本体内で環状フェルトと直幹状フェルトに効率よく浸透されるので、プレート下への油飛散を軽減できるとともにミシン本体の頭部下スペースを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るミシンの針棒用油排出装置の要部を示す側面説明図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】同装置の針棒ブッシュ付近の構造を示す正面説明図である。
【図4】同装置のフェルト介装用の油溜め空間を示す底面説明図である。
【図5】従来のミシンの針棒用油排出装置の構造を示す側面説明図である。
【符号の説明】
12 針棒ブッシュ
15 油溜め空間
15a 水平窪み
16 プレート
17 開口部
18 油導出穴
31 トロコイドポンプ(潤滑油吸取り手段)
32a 環状フェルト
32b 直幹状フェルト

Claims (2)

  1. ミシン本体に対する針棒ブッシュ端面の凹入嵌合により形成された空間部と、該空間部を覆って油溜め空間を形成するようミシン本体に固定され針棒挿通用の開口部を有するプレートと、ミシン本体に貫通され油溜め空間に連通する油導出穴と、油導出穴に接続される潤滑油吸取り手段とを備えたミシンの針棒用油排出装置において、油溜め空間にフェルトを介装するとともに、該フェルトの一部を油導出穴に接するようにしたことを特徴とするミシンの針棒油排出装置。
  2. 針棒ブッシュ端面の凹入嵌合を斜めより行うことで空間部および油溜め空間が斜めに形成され、油溜め空間が針棒ブッシュの最下部付近で油導出穴に連通する水平の窪みを含み、フェルトが直幹状のフェルトと環状のフェルトよりなり、水平窪みに直幹状フェルトが介装されると共に空間部に環状フェルトが介装された請求項1記載のミシンの針棒油排出装置。
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