JP2762676B2 - ミシンの給排油装置 - Google Patents

ミシンの給排油装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はミシンの給排油装置に関し、特に潤滑オイル
を圧縮エアにより機械的機構の回転摺動部に給油すると
ともに潤滑に供されたオイルを回収するようにしたもの
に関する。
〔従来技術〕
一般に、工業用に用いられる電動ミシンには、高速縫
製運転が連続して可能となるように、ミシンモータで駆
動される針棒上下動機構や布送り機構などの機械的駆動
機構の複数の回転摺動部などに給油管を介して潤滑オイ
ルを給油して、駆動系の摺動部における潤滑や冷却を図
るとともに、潤滑に供されたオイルを回収する為の給排
油装置が内蔵されている。この給排油装置においては、
ミシンモータの回転力がギヤを含むポンプ駆動系を介し
てミシンの機枠内に配設されたギヤポンプ(機械式ポン
プ)に伝達され、このギヤポンプにより、ミシンのベッ
ド部内に設けられたオイルパンに収容された潤滑オイル
が複数の摺動部に夫々供給されるとともに、潤滑後頭部
のオイル溜め部などからオイルパンに回収されるように
なっている。
ところで、特公昭32−5973号公報には、潤滑オイルが
オイルポンプにより給油管を介して摺動部に給油される
とともに、給油管の途中に設けたジェットポンプ(負圧
発生器)で発生する負圧によりオイル溜め部のオイルを
オイルパンに回収するようにしたミシンの給排油装置が
記載されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の給排油装置においては、ミシンモータの回転速
度つまり給油量に比例するギヤポンプの回転速度は、特
に加工布の布厚が厚い場合やオペレータがミシン操作に
熟練していない場合には遅くなるので、各摺動部にオイ
ルを十分に給油できないこと、またミシンモータが高速
運転されるときには、ポンプ駆動系の騒音が大きくなる
こと、などの問題がある。
また、この従来の給排油装置や特公昭32−5973号公報
に記載の給排油装置を大型の電動ミシンに適用する場合
には、給油を必要とする摺動部の数が増加し且つ各摺動
部への給油量が多くなり、大型のオイルポンプが必要と
なるので、スペース的にまたコスト面で非常に不利にな
るという問題がある。
本発明の目的は、常に安定した給油及びオイル回収が
確保でき、しかも種々のミシンに汎用化して適用し得る
ミシンの給排油装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るミシンの給排油装置は、ミシンモータで
駆動される機械的機構の複数の回転摺動部に潤滑オイル
を給排するミシンの給排油装置において、潤滑オイルを
収容した密閉状のオイルタンクと、オイルタンク内のオ
イルを複数の回転摺動部へ給油する為の給油管と、給油
管から給油され潤滑に供されたオイルをオイルタンクに
回収する為の排油管と、圧縮エアを供給するエア供給装
置と、エア供給装置とオイルタンクと排油管とに接続さ
れ、エア供給装置からの圧縮エアをオイルタンクへ供給
しながら圧縮エア流のエジェクト作用により発生する負
圧で排油管のオイルを吸引してオイルタンク内に導入さ
せる負圧発生器とを備えたものである。
〔作用〕
本発明に係るミシンの給排油装置においては、エア供
給装置とオイルタンクと排油管とに接続された負圧発生
器は、エア供給装置からの圧縮エアを潤滑オイルを収容
した密閉状のオイルタンク内へ供給する一方、圧縮エア
流のエジェクト作用により発生する負圧で排油管のオイ
ルを吸引してオイルタンク内へ導入する。従って、オイ
ルタンクは密閉状なので、オイルタンク内のエア圧が上
昇してオイルタンク内の潤滑オイルは給油管を介して機
械的機構の複数の回転摺動部に夫々給油され、また潤滑
に供されたオイルは負圧により排油管を介してオイルタ
ンクに回収される。
〔発明の効果〕
本発明に係るミシンの給排油装置によれば、オイルタ
ンクやエア供給装置や負圧発生器などを設けたことによ
り、オイルタンク内の潤滑オイルは圧縮エアにより複数
の回転摺動部に夫々給油され、また潤滑に供されたオイ
ルは負圧によりオイルタンク内に回収されるので、ミシ
ンモータの回転数に関係なく常に安定した給油量が確保
できる。しかも、エア供給装置の圧縮エア量を調節する
だけで給油量やオイル回収量を夫々変更することができ
るので、ミシンの大きさに拘わらず種々のミシンに汎用
化して適用することができる。
また、工場内に配設されているエア供給源を用いる場
合には、給排油装置からの騒音を極力低減させることが
できる。
更に、この給排油装置をミシンの外部に設ける場合に
は、複数のミシンに給排油することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面に基いて説明す
る。本実施例は工業用の大型電動ミシンに潤滑オイルを
給排する給排油装置に本発明を適用した場合のものであ
る。
先ず、電動ミシン1について、第1図に基いて説明す
る。
アーム部2内には、針棒を上下に往復駆動させる針棒
上下駆動機構及び左右に揺動する針棒揺動駆動機構、天
秤を上下に往復駆動させる天秤駆動機構などの機械的機
構が組み込まれ、ベッド部3内には、釜駆動機構、送り
歯を上下に往復駆動させる送り歯上下動機構及び前後に
往復駆動させる送り歯前後動機構などが組み込まれ、こ
れらの機械的機構は上軸5や下軸6を介してミシンモー
タ(図示略)により夫々駆動される。
これらの上軸5や下軸6は複数の軸受け部材7で回転
可能に支持されており、上軸5や下軸6が焼き付かない
で連続する高速回転にも耐えられるように、これら上軸
5や下軸6との軸受け部材7の間の回転摺動部の夫々に
は、給油管11により潤滑オイルOが給油される。尚、図
示しないがリンク機構などを含む多数の駆動係の摺動部
の夫々にも、給油管11を介して潤滑オイルOを給油する
ように構成されている。
更に、頭部4とベッド部3には、給油管11から給油さ
れ潤滑に供されたオイルを回収する為に、このオイルを
溜めておく複数のオイル溜め皿8が設けられている。
次に、ミシン1の外部に設けられ、この電動ミシン1
の複数の回転摺動部に潤滑オイルOを給油し、また潤滑
に供されたオイルをオイルタンク13に回収する給排油装
置10について、第1図に基いて説明する。
前記複数の軸受け部材7に一端が接続された給油管11
の他端部は、例えば床上に載置された円筒状で且つ密閉
状のオイルタンク13の下端部に接続されている。このオ
イルタンク13内には潤滑に供する潤滑オイルOが収容さ
れている。また、オイル溜め皿8内に接続された排油管
12の他端部は負圧発生器14の吸引口16に接続されてい
る。
モータ19とこのモータ19で駆動されるコンプレッサ20
などからなるエア供給装置18からの圧縮エアPA(例え
ば、約5kg/cm2)はエア供給管23、電磁バルブ21を介し
て負圧発生器14のエア供給口15に供給される。また、負
圧発生器14の排気口17はエア供給管24を介してオイルタ
ンク13に接続されている。更に、オイルタンク13の上端
近傍部の側壁には、オイルタンク13内のエア圧を一定
(例えば、約2〜3kg/cm2)に保持するためのリリーフ
バルブ22が設けられている。
ここで、第2図に基いて負圧発生器14のエジェクト作
用について簡単に説明する。
エア供給口15に供給された圧縮エアPAは、ノズル25を
通過するときに高速のエア噴流となって排気口17から排
気される。このときのエア噴流のエジェクト作用で吸引
口16には負圧の吸引力が作用し、排油管12のエアとオイ
ルが吸引される。
次に、このように構成された給排油装置10の作用につ
いて説明する。
モータ19が駆動され且つ電磁バルブ21が作動すると、
コンプレッサ20からの圧縮エアPAはエア供給管23と電磁
バルブ21と負圧発生器14とを介してオイルタンク13内に
供給される。従って、この負圧発生器17からのエアによ
りオイルタンク13内の圧力が上昇するのに伴って、オイ
ルタンク13内の潤滑オイルOは給油管11を介して各軸受
け部材7の複数の回転摺動部に夫々給油される。
一方、負圧発生器14のエジェクト作用により発生する
負圧で排油管12のオイルが吸引されてオイル溜め皿8に
溜まった潤滑に供されたオイルがオイルタンク13内に導
入される。尚、オイルタンク13内の最高圧力はリリーフ
バルブ22により常に一定に設定されている。
尚、電磁バルブ21はミシンモータの駆動に伴って開作
動するようにしてもよく、またミシンモータの駆動中に
所定時間毎に開閉を繰り返すようにしてもよい。
以上説明したように、オイルタンク13内の潤滑オイル
Oは圧縮エアPAにより複数の摺動部に夫々給油され、ま
た潤滑に供されたオイルは負圧発生器14のエジェクト作
用により発生する負圧でオイルタンク13内に回収される
ので、常に安定した給油量が確保できる。しかも、モー
タ19の回転数を変更してコンプレッサ20からの圧縮エア
量を調節するだけで、給油量やオイル回収量を夫々変更
することができ、ミシンの大きさに拘わらず種々のミシ
ンに汎用化して適用することができる。
また、この給排油装置10はミシン1の外部に設けられ
ているので、1つの給排油装置10で複数のミシン1に給
排油することができる。但し、この給排油装置10をミシ
ン1の内部に組込むことも有り得る。
加えて、この電動ミシン1が設置されている工場内に
エア供給源があれば、そのエア供給源からの圧縮エアを
用いてもよい。この場合には、給排油装置10からの騒音
を極力低減させることができる。
尚、多数のリンク機構や機械的機構を備えたミシンに
潤滑オイルを給油及び回収する給排油装置に本発明を適
用し得るのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図はミシンの
給排油装置の全体構成図、第2図は負圧発生器の断面図
である。 1……電動ミシン、7……軸受け部材、10……給排油装
置、11……給油管、12……排油管、13……オイルタン
ク、14……負圧発生器、18……エア供給装置、19……モ
ータ、20……コンプレッサ、O……潤滑オイル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシンモータで駆動される機械的機構の複
    数の回転摺動部に潤滑オイルを給排するミシンの給排油
    装置において、 潤滑オイルを収容した密閉状のオイルタンクと、 前記オイルタンク内のオイルを複数の回転摺動部へ給油
    する為の給油管と、 前記給油管から給油され潤滑に供されたオイルをオイル
    タンクに回収する為の排油管と、 圧縮エアを供給するエア供給装置と、 前記エア供給装置とオイルタンクと排油管とに接続さ
    れ、エア供給装置からの圧縮エアをオイルタンクへ供給
    しながら圧縮エア流のエジェクト作用により発生する負
    圧で排油管のオイルを吸引してオイルタンク内に導入さ
    せる負圧発生器とを備えたことを特徴とするミシンの給
    排油装置。
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