JP2004173928A - 携帯電話用玩具 - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯電話にストラップを介して吊り下げているキャラクター等の玩具を、簡単に3次元の立体的に駆動制御してより趣向性を高めることにある。
【解決手段】携帯電話1のテンキー5の入力による発生音で制御するテンキー音変換アダプターを携帯電話1に配設するようにして、上記携帯電話1のイヤホンジャックにイヤホン接続ケーブルを介して3次元の立体的に駆動制御する駆動制御機器を配設した玩具を接続するようにしている。そして、上記携帯電話1または別の携帯電話、通常の電話の通信によるテンキーの入力での発生音を、上記テンキー音変換アダプターでディジタル変換して上記イヤホンジャックに接続した玩具2を3次元の立体的に駆動制御するようにしている。インターネットの所要のサイトにアクセスしてこのサイトを介して玩具2を駆動制御することもできる。
【選択図】 図3
【解決手段】携帯電話1のテンキー5の入力による発生音で制御するテンキー音変換アダプターを携帯電話1に配設するようにして、上記携帯電話1のイヤホンジャックにイヤホン接続ケーブルを介して3次元の立体的に駆動制御する駆動制御機器を配設した玩具を接続するようにしている。そして、上記携帯電話1または別の携帯電話、通常の電話の通信によるテンキーの入力での発生音を、上記テンキー音変換アダプターでディジタル変換して上記イヤホンジャックに接続した玩具2を3次元の立体的に駆動制御するようにしている。インターネットの所要のサイトにアクセスしてこのサイトを介して玩具2を駆動制御することもできる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、通信制御分野や玩具分野における携帯電話用玩具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話の著しい普及とともに携帯電話が低価格となり、個人間、企業間の連絡や、iモード(登録商標)の利用によってメールやインターネットも可能となって、ますます広い分野に利用されている。特に近年、携帯電話にストラップを付けてキャラクター様の玩具を吊り下げてたものに人気がある。
【0003】
【先行関連文献】
先行関連文献について調査したところ、特開2001−24749、特開2000−23671、特開2001−326744が検出された。特開2001−24749は、人形玩具に着信電波を検波する検波手段等を内装して携帯電話を保管できるようにし、携帯電話の着信報知をするようにしているとともに、人形玩具としても遊べるようにしている。
【0004】
また、特開2000−23671は、携帯電話にモーターを内装したキャラクター人形等の玩具をストラップで吊り下げ、中継局からの電磁波信号を受信するとモーターが駆動し、手や足が揺れ動いて着信を告知するようにしている。
【0005】
さらに、特開2001−326744は、携帯電話にキャラクターの玩具を接続してサーバーと接続するようにし、データを交換したり、上記玩具が成長するように育成ゲーム機能を設けることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前2者のものは携帯電話の着信を報知するようにしただけで趣向の少ないものであり、後者のものはキャラクターの玩具をサーバーとデータ交換して会話ができるようにしたり、適宜に音声を発生してより趣向をこらしているが、キャラクターの玩具の動きが2次元的で、その表現が乏しいものであった。
【0007】
このように従来のものでは、電話の着信やサーバアクセスによって携帯電話に接続したキャラクターの玩具を駆動するようにしているものがあるが、それらは単に1つのモーターが回転するとかの極めて限られたもので、機能性に乏しいものであり、また所有者の自由な意思によってキャラクター等の玩具を3次元の立体的に自由自在に駆動制御してより趣向性を高められるものでなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、携帯電話のテンキー入力による発生音で制御するテンキー音変換アダプターを携帯電話に配設するようにして、上記携帯電話のイヤホンジャックにイヤホン接続ケーブルを介して3次元の立体的に駆動制御する駆動制御機器を配設した玩具を接続し、上記携帯電話または別の携帯電話、通常の電話の通信によるテンキーの入力での発生音を上記テンキー音変換アダプターでディジタル変換したり、直接ディジタル信号を送信して、上記イヤホンジャックに接続した玩具を3次元の立体的に駆動制御することを特徴とする携帯電話用玩具を提供するにある。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の携帯電話用玩具は、携帯電話のテンキー入力による発生音で制御するテンキー音変換アダプターを携帯電話に配設するようにして、上記携帯電話のイヤホンジャックにイヤホン接続ケーブルを介して3次元の立体的に駆動する駆動機器を配設した玩具を接続し、上記携帯電話または別の携帯電話、通常の電話の通信によるテンキーの入力での発生音を上記テンキー音変換アダプターでディジタル変換したり、直接ディジタル信号を送信して、上記イヤホンジャックに接続した玩具を3次元の立体的に駆動制御することを特徴としている。
【0010】
携帯電話1は、図1のようにキャラクター様や動物様、ロボット等の玩具2をイヤホンジャック3にイヤホン接続ケーブル4を介して接続し、携帯電話1のテンキー5を押して発信する発信音を利用して玩具2を3次元の立体的な動作を行えるように駆動制御するようにしている。
【0011】
この携帯電話1には、図2のようにテンキー音変換アダプター6を玩具2に内装していて、テンキー音変換アダプター6には図のようにテンキー音をディジタル変換可能にトーンデコーダー9と逆変換のトーンエンコーダー8のテンキー音信号変換器10を設け、このテンキー音信号変換器10に入出力用の制御回路11を接続して、携帯電話1のテンキー5の所要の発信音を分析してインターフェイス回路12を介して玩具2の駆動部、センサーによって玩具2を制御するようにしている。
【0012】
トーンエンコーダー8、トーンデコーダー9のテンキー音信号変換器10には、携帯電話1のテンキー5の0、1、2、・・・9および※、#の発信音をオーディオディジタル解析してディジタル変換または逆変換できるもので、公知のものを採択することができる。
【0013】
【表1】
表1 電話器の玩具制御説明表
玩具2としては、表1のように動物や昆虫等の生物擬似体、花等の植物擬似体、著名人、アニメ、著作物等のキャラクターや、ロボット等の人物擬似体、自動車、航空機、飛行機、列車、船、バイク等の走行擬似体、その他のグッズ体、ゲーム機器などとすることができ、これらの物体に所要の各種センサー、発光体、表示器、オーディオ機器、各種アクチュエータ等を適宜組み合わせて配設して、玩具2を3次元の立体的に、多機能的に駆動制御するようにできる。
【0014】
たとえば、図3は、ロボットの玩具2の一例で、頭部13を本体14に回転可能に軸着し、腕15、脚16を本体14に上下可能にリンク機構等で取着している。そして、頭部13の目17に発光LED18を、口19にスピーカー20を装着し、本体14にモーター21を内装して所要の減速比のギヤー22と角度センサー23を介して頭部13を回転可能に連結し、本体14にマグネットコイル24等を内装して、腕15、脚16を上下に昇降駆動するようにしている。
【0015】
そしてまた、本体14に駆動用インターフェイス25を内装するとともに、力覚センサー26を内装して、上記した携帯電話1のイヤホンケーブル4を介して送信される入力信号にもとづいてロボットの玩具2の頭部14を左右に旋回駆動制御したり、目13を発光したり、口19でしゃべったり、腕15、脚16を所定の高さに昇降駆動制御して、3次元の立体的な多機能の操作ができるようにしているものである。
【0016】
このように玩具2を形成してイヤホン接続ケーブル4で吊り下げると、マリオネットのように歩いたり、踊ったり、走ったり、座ったりして多様に表出することができる。ロボットの代わりに四つ足動物としても同様に駆動でき、さらに図4のように花様の玩具2にあっても、インターフェイス25を設けた制御回路27を装着して、花弁28部に装着している発光LED18で季節や気分により色を変化させてたり、形状記憶合金29で花弁28を開閉したり、揺らしたり、モーター21でプロペラ30を旋回して香りの素子31の香りを拡散させるなど、多様に表出するようにしている。
【0017】
また、図5では、小鳥の卵状の玩具2のもので、モーター21を内装して卵状の玩具2を図のように開閉可能とし、ひよこの口ばしをマグネットコイル20で動かしたり、形状記憶合金29を介して翼をパタパタと開閉させるようにし、さらに胸部に発光LED18を装着して可変に変色できるようにしていいる。そして、携帯電話1よりインターネットサイトにアクセスし、ゲームにアクセスしてアニメーションにしたがい、番号を押す。番号に合わせて携帯電話1のディスプレイ上の小鳥は卵を口ばしでカッチ、カッチと突く。所定の番号にヒットすると、ディスプレイ上の卵と合わせ、玩具2の卵が羽化して開き、ひよこがピヨ・ピヨと鳴く。餌を与えると、翼をパタパタさせて喜ぶ。時計機能で時報をピヨピヨと知らせる。ディスプレイ上に鷹が現れると、ブルブル震える。体調が悪いと羽毛(胸の部分にLED18)が青色、調子がいいとピンクに光る。このようにして、ディスプレイ上のゲームに合わせて携帯電話1のテンキー5を押し、玩具2と合わせてインターネットサイトのゲームを楽しめる。
【0018】
前記したロボットの玩具2においても、インターネットサイトにアクセスして旗上げゲームなどのアニメーションに接続し、ロボットの玩具2をディスプレイやマイクに合わせてロボットの左右の腕を上下してゲームをするようにできる。また、花の玩具2においても、花占いなどのゲームに接続し、花弁28の色を変化させたり、正解するとモーター21を旋回させて香りを出したりしてゲーム性を付加するようにできる。
【0019】
なお、図6に示すように液晶ディスプレイやマイク等を取り付けて絵や文字を表示したり、音声を発するようにしたりすることもでき、またセンサーとして距離センサー、加速度センサー、角速度センサー、温度センサー、光センサー、位置センサー、角度センサー、臭センサーなどを1ないし複数個適宜に配設したり、アクチュエーターとしてシリンダー、形状記憶合金アクチュエーター、圧電アクチュエーター、CCDカメラなどを配設して、各部材を適宜なリンク機構、ギヤー機構、電子回路を介して連結して、歩いたり、走ったり、旋回したり、開閉したり、多様な立体的動作を行うように駆動制御することができる。
【0020】
図7は、上記したアクチュエーター等を駆動制御する駆動制御ブロック回路32の一例の概要を示したもので、駆動制御ブロック回路32はトーンデコーダ・トーンエンコーダ制御プログラム、携帯電話テンキーデータ解析/データ変換プログラム、制御プログラム、入力プログラム、出力プログラムで基本構成している。トーンデコーダ・トーンエンコーダ制御プログラムのトーンデコーダ制御プログラムでは、携帯電話1のトーンデコーダからデータを受信し、トーンエンコーダ制御プログラムではトーンエンコーダにデータを送信するインタフェースを行う。
【0021】
携帯電話テンキーデータ解析/データ変換プログラムのテンキーデータ解析プログラムでは、トーンデコーダから受信した携帯電話1のテンキーデータの解析を行って制御プログラムに伝信し、テンキーデータ変換プログラムでは制御プログラムからのデータを変換してトーンエンコーダ制御プログラムに伝信する。制御プログラムでは、各モードの管理、各モードにおけるコマンドに対応した上記各種アクチュエーター、表示器、各種センサー、オーディオ等の制御を行う。入力プログラムでは、各種センサー回路、オーディオ入力のインターフェースを行い、センサー入力データを制御プログラムに伝信し、出力プログラムでは上記各種アクチュエーター、表示器、オーディオへの出力のインターフェイスを行って制御プログラムのデータを出力する。
【0022】
このようにして、上記した玩具2をリアルタイムに稼働、駆動させることができ、また複数の制御命令を組み合わせることにより、玩具2をマイコンのようにプログラム制御もので、予めプログラムした制御命令をインターネットサービスから呼び出し、単体の携帯電話1またはそれに代わる端末に登録し、実行することによって3次元世界での新たなサービス、娯楽を実現することができるものである。
【0023】
携帯電話1のテンキー5からの送信方法としては、例えば*n1n2#のようにして、*の入力で制御開始指令を、n1、n2の2つの数字の入力で所定の制御命令を、#の入力で制御終了指令というように設定することで、上記のトーンデコーダ9でディジタル変換し、入出力の制御回路11でその制御指令を分析してインターフェース回路12を介して玩具2に制御命令を出力するようにできる。
【0024】
したがって、テンキー5による入力信号の組み合わせで、いろいろな所要の信号を送信し、受信することができるもので、図8に示したように数字のn1、n2の2文字の組み合わせや、1文字、3文字以上の組み合わせで行うことができる。例えば、1桁コマンドモードでは0〜9の数字キーのみで制御して**1#で切り替えられ、2桁コマンドモードでは0〜9の2文字の数字キーの組み合わせの*n1n2#として**2#で切り替えられ、**3#ではプログラムモードとして2桁コマンドモードの動作を連続して実行するようにできる。
【0025】
そして、例えば携帯電話1のテンキー4で入力して送信されると、制御回路11では図9のようにテンキー音変換アダプター7のトーンデコーダ9で送信信号をディジタル化して、その信号が不適であれば不受理の旨の信号をトーンデコーダ9を介して返信し、適正であれば受理の旨の信号をトーンエンコーダ8を介して玩具2に出力信号を送信して制御していくことができる。
【0026】
例えば、図3に示したロボットの玩具2について説明すると、携帯電話1より*を押してプログラムをスタートさせ、ついでテンキーの3、1を押して上腕部を形状記憶合金にそれぞれ通電して駆動するようにし、続いてテンキーの9、7を押してマグネットコイル24、形状記憶合金にそれぞれ通電して大腿部を駆動するようにして、プログラムを実行させると、あたかも歩行しているように駆動制御することができる。また、各部位の駆動、発光、発声、探知等についても、携帯電話1のテンキー5の組み合わせで多数の動きを実現させることができる。
【0027】
上記したプログラム例としては、次の表2のように設定して行うようにできる。
【表2】
表2 プログラム設定例
【0028】
また、図10(a)のように携帯電話1より通話し、前記のアダプターを用い、遠隔からの通常通話により、受信側の変換アダプターに繋がる玩具2を駆動制御することもできる。また、図10(b)のように双方向で操作することも可能である。さらに、図10(c)のように玩具2にID番号等を付けて複数台の携帯電話間で所定のID番号の玩具2を駆動制御し合うこともできる。
【0029】
なお、上記したようにプログラムモードを切り替えることにより、その制御内容は大きく広がり、より複雑な動きを実現させることができて、玩具をマイコン制御のようにプログラム制御することができる。
【0030】
上記では、携帯電話のテンキー入力による発生音で制御するテンキー音変換アダプターを携帯電話に配設するようにして、汎用のアナログ回線を利用できて玩具を駆動制御するようにしたが、ディジタル式の携帯電話のテンキーの入力、またはディジタル電話回線を介してディジタル値を直接送信しても、携帯電話の接続ケーブルを介して同様にして玩具を駆動制御することもできる。その際、従来行われているように#のテンキーを入力することで、トーンエンコーダ、トーンデコーダに替えてディジタルエンコーダ、ディジタルデコーダとして対応することができる。
【0031】
さらに、図11のようにインターネットサービス対応の携帯電話やそれに代わる端末より各種情報サイトにアクセスして、プログラムまたはデーターを選択し、イヤホンジャック3に接続された玩具2を駆動制御するようにもできる。予めインターネットサービス上にプログラムまたはデーターを登録して、ユーザーはインターネット対応の携帯電話1またはそれに代わる端末よりそのサイトにアクセスしてプログラムまたはデーターを選択し、例えば人物型の玩具の場合、ダンスモードを選択すると、「歌いながら踊りだす」プログラム等が返信されたり、上記したように小鳥のプログラム等が返信されたりして、携帯電話1に接続された玩具2を駆動制御するようにできる。
【0032】
このように、携帯電話またはそれに代わる端末を用いて電話を単体制御できることに加え、図12のように遠隔地からの単体操作、双方向操作、複数台からの操作なども可能である。また、インターネットサービス対応の電話機から各種情報サイトよりプログラムを選択しアクセスすることにより、上記したように玩具をマイコンのように駆動制御させることもできるものである。なお、本発明の趣旨にもとづいて適宜の変形態様を実施することができるもので、従来の着信報知を行えるようにすることも可能である。
【0033】
【実施例】
図1〜図3は、本発明の携帯電話1にロボットの玩具2を接続した一実施例を示すもので、頭部13の目17に目を光らせることのできる発光LED18を左右に配置するとともに、顔色を変化させる発光LED18を頬の部分に配置し、顔色を変化させるようにしている。また、口19の部分にはスピーカー20を配置し、プログラムがスタートすると「こんにちは僕は○×です」と挨拶するなど、各プログラムに合わせて発声させることができる。また、頭部13は角度センサー、ギアー、モーターと連動して360度回転させることができ、2回転すると目17の発光LED18が交互に点滅し、口19のスピーカー20からは「目がまわるー」などと発声することができる。
【0034】
また、背部には力覚センサー26を装着しており、衝撃により「乱暴にしないで」などと発声させることができる。さらに手足の駆動には、マグネットコイルを使用して手と足を連動させるようにしている。そして、プログラムにより、徒歩、スキップ、駆け足などと操作できる。また、形状記憶合金を利用し、左右にそれぞれ通電することにより、手足の表現数を多様化させることができる。このような機能を少なくとも複数種類使用して玩具2を形成している。各種アクチュエーター、センサーについては、図7に示すものを玩具2に応じて使用して操作を多様化することができるものである。
【0035】
図4は、本発明の他の実施例を示すもので、上記した玩具2を植物の花様に形成したものである。花本体14にインターフェイス25を設けた制御回路27を装着して、花弁28部に装着した発光LED18で季節や気分により色を変化させるようにし、形状記憶合金29で花弁28を開閉したり、揺らしたり、モーター21で花プロペラ30を旋回して香りの素子31の香りを拡散させるなど、所定のプログラムにもとづいて3次元の立体的に駆動制御し、色彩、香りなども多様に変化させることができるものである。
【0036】
図5は、本発明のさらに他の実施例を示すもので、玩具2を小鳥の卵状に形成し、インターネットサイトにアクセスし、ゲームにアクセスしてアニメーションにしたがって上記したように玩具2を携帯電話1のディスプレイにしたがって駆動制御するようにしている。このように3次元の立体的に駆動制御し、ディスプレイ上のゲームに合わせて携帯電話1のテンキー5を押してインターネットサイトのゲームを楽しむことができるものである。
【0037】
その他の動物、昆虫、アニメ、自動車、ゲームグッズなどについても、本発明の趣旨にもとづいて適宜の3次元の立体的に駆動制御したりして多様に機能させることができるものである。
【0038】
【発明の効果】
以上のように本発明にあっては、携帯電話のテンキー入力による発生音で制御するテンキー音変換アダプターを携帯電話に配設するようにして、上記携帯電話のイヤホンジャックにイヤホン端子接続ケーブルを介して3次元の立体的に駆動制御機器を配設した玩具を接続したので、所有者の自由意思によってテンキーで簡単に送信して駆動制御することができ、高価な端末装置やリモコン発信器を必要とせず、簡単に玩具を駆動制御することができ、携帯電話または別の携帯電話、通常の電話の通信による所有者の意思によるテンキーの入力での発生音を上記テンキー音変換アダプターでディジタル変換して、イヤホンジャックに接続した玩具を簡単に3次元の立体的に駆動制御することができる。
【0039】
そして、必要により複数個の携帯電話にそれぞれの玩具を接続し、それぞれの所有者の携帯電話からそれぞれの玩具を駆動制御するようにしたことによって、複数個の携帯電話を使って仲間と楽しく玩具を駆動制御して楽しむことができる。
【0040】
また、ディジタル電話に接続ケーブルを介して3次元の立体的に駆動制御する駆動制御機器を配設した玩具を接続し、そのディジタル電話のテンキーの入力またはディジタル電話回線を介して上記携帯電話に接続した玩具を3次元の立体的に駆動制御するとすることによって、テンキーのディジタル値をそのまま利用して上記のように携帯電話に接続した玩具を簡単に3次元の立体的に駆動制御することができる。
【0041】
また、玩具を接続した携帯電話からインターネットの所要のサイトにアクセスして、このサイトを介して玩具を駆動制御することによって、インターネットの各種情報サイトから玩具をマイコンプログラムのように駆動制御することが可能となり、一層の多様化のすぐれた効果を奏するようにできる。
【0042】
さらに、動物様、昆虫様、植物様、人物やアニメ、著作物のキャラクター様等に玩具を形成し、この玩具の目部に発光LED、口部にスピーカーやマイク、本体に頭部旋回用モーター、手足駆動用モーター等を配設して、携帯電話により玩具を3次元の立体的に駆動制御することによって、キャラクター等の玩具を目から発光したり、口でしゃべらしたり、頭を旋回したり、手足を上下したり、自由自在に駆動してより趣向性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概要説明図、
【図2】同上のテンキー音変換アダプター部の一部省略したブロック図、
【図3】同上のロボットの玩具の一実施例の説明用図、
【図4】同上の植物の玩具の一実施例の説明用の平面図(a)と側面図(b)、
【図5】同上のさらに他の実施例の説明用図、
【図6】同上の実施例の多様化説明用図、
【図7】同上の制御ブロック回路説明用図、
【図8】同上のテンキー入力説明図、
【図9】テンキー音変換アダプター制御のフローチャート、
【図10】同上の実施例の概要説明図(a)、(b)、(c)、
【図11】同上のインターネットサイトとのアクセスの概要説明図、
【図12】同上のさらに他の実施例の概要説明図。
【符号の説明】
1…携帯電話 2…玩具 3…イヤホンジャック
4…イヤホン接続ケーブル 5…テンキー
6…テンキー音変換アダプター
【発明が属する技術分野】
本発明は、通信制御分野や玩具分野における携帯電話用玩具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、携帯電話の著しい普及とともに携帯電話が低価格となり、個人間、企業間の連絡や、iモード(登録商標)の利用によってメールやインターネットも可能となって、ますます広い分野に利用されている。特に近年、携帯電話にストラップを付けてキャラクター様の玩具を吊り下げてたものに人気がある。
【0003】
【先行関連文献】
先行関連文献について調査したところ、特開2001−24749、特開2000−23671、特開2001−326744が検出された。特開2001−24749は、人形玩具に着信電波を検波する検波手段等を内装して携帯電話を保管できるようにし、携帯電話の着信報知をするようにしているとともに、人形玩具としても遊べるようにしている。
【0004】
また、特開2000−23671は、携帯電話にモーターを内装したキャラクター人形等の玩具をストラップで吊り下げ、中継局からの電磁波信号を受信するとモーターが駆動し、手や足が揺れ動いて着信を告知するようにしている。
【0005】
さらに、特開2001−326744は、携帯電話にキャラクターの玩具を接続してサーバーと接続するようにし、データを交換したり、上記玩具が成長するように育成ゲーム機能を設けることが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前2者のものは携帯電話の着信を報知するようにしただけで趣向の少ないものであり、後者のものはキャラクターの玩具をサーバーとデータ交換して会話ができるようにしたり、適宜に音声を発生してより趣向をこらしているが、キャラクターの玩具の動きが2次元的で、その表現が乏しいものであった。
【0007】
このように従来のものでは、電話の着信やサーバアクセスによって携帯電話に接続したキャラクターの玩具を駆動するようにしているものがあるが、それらは単に1つのモーターが回転するとかの極めて限られたもので、機能性に乏しいものであり、また所有者の自由な意思によってキャラクター等の玩具を3次元の立体的に自由自在に駆動制御してより趣向性を高められるものでなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記のような点に鑑みたもので、上記の課題を解決するために、携帯電話のテンキー入力による発生音で制御するテンキー音変換アダプターを携帯電話に配設するようにして、上記携帯電話のイヤホンジャックにイヤホン接続ケーブルを介して3次元の立体的に駆動制御する駆動制御機器を配設した玩具を接続し、上記携帯電話または別の携帯電話、通常の電話の通信によるテンキーの入力での発生音を上記テンキー音変換アダプターでディジタル変換したり、直接ディジタル信号を送信して、上記イヤホンジャックに接続した玩具を3次元の立体的に駆動制御することを特徴とする携帯電話用玩具を提供するにある。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の携帯電話用玩具は、携帯電話のテンキー入力による発生音で制御するテンキー音変換アダプターを携帯電話に配設するようにして、上記携帯電話のイヤホンジャックにイヤホン接続ケーブルを介して3次元の立体的に駆動する駆動機器を配設した玩具を接続し、上記携帯電話または別の携帯電話、通常の電話の通信によるテンキーの入力での発生音を上記テンキー音変換アダプターでディジタル変換したり、直接ディジタル信号を送信して、上記イヤホンジャックに接続した玩具を3次元の立体的に駆動制御することを特徴としている。
【0010】
携帯電話1は、図1のようにキャラクター様や動物様、ロボット等の玩具2をイヤホンジャック3にイヤホン接続ケーブル4を介して接続し、携帯電話1のテンキー5を押して発信する発信音を利用して玩具2を3次元の立体的な動作を行えるように駆動制御するようにしている。
【0011】
この携帯電話1には、図2のようにテンキー音変換アダプター6を玩具2に内装していて、テンキー音変換アダプター6には図のようにテンキー音をディジタル変換可能にトーンデコーダー9と逆変換のトーンエンコーダー8のテンキー音信号変換器10を設け、このテンキー音信号変換器10に入出力用の制御回路11を接続して、携帯電話1のテンキー5の所要の発信音を分析してインターフェイス回路12を介して玩具2の駆動部、センサーによって玩具2を制御するようにしている。
【0012】
トーンエンコーダー8、トーンデコーダー9のテンキー音信号変換器10には、携帯電話1のテンキー5の0、1、2、・・・9および※、#の発信音をオーディオディジタル解析してディジタル変換または逆変換できるもので、公知のものを採択することができる。
【0013】
【表1】
表1 電話器の玩具制御説明表
玩具2としては、表1のように動物や昆虫等の生物擬似体、花等の植物擬似体、著名人、アニメ、著作物等のキャラクターや、ロボット等の人物擬似体、自動車、航空機、飛行機、列車、船、バイク等の走行擬似体、その他のグッズ体、ゲーム機器などとすることができ、これらの物体に所要の各種センサー、発光体、表示器、オーディオ機器、各種アクチュエータ等を適宜組み合わせて配設して、玩具2を3次元の立体的に、多機能的に駆動制御するようにできる。
【0014】
たとえば、図3は、ロボットの玩具2の一例で、頭部13を本体14に回転可能に軸着し、腕15、脚16を本体14に上下可能にリンク機構等で取着している。そして、頭部13の目17に発光LED18を、口19にスピーカー20を装着し、本体14にモーター21を内装して所要の減速比のギヤー22と角度センサー23を介して頭部13を回転可能に連結し、本体14にマグネットコイル24等を内装して、腕15、脚16を上下に昇降駆動するようにしている。
【0015】
そしてまた、本体14に駆動用インターフェイス25を内装するとともに、力覚センサー26を内装して、上記した携帯電話1のイヤホンケーブル4を介して送信される入力信号にもとづいてロボットの玩具2の頭部14を左右に旋回駆動制御したり、目13を発光したり、口19でしゃべったり、腕15、脚16を所定の高さに昇降駆動制御して、3次元の立体的な多機能の操作ができるようにしているものである。
【0016】
このように玩具2を形成してイヤホン接続ケーブル4で吊り下げると、マリオネットのように歩いたり、踊ったり、走ったり、座ったりして多様に表出することができる。ロボットの代わりに四つ足動物としても同様に駆動でき、さらに図4のように花様の玩具2にあっても、インターフェイス25を設けた制御回路27を装着して、花弁28部に装着している発光LED18で季節や気分により色を変化させてたり、形状記憶合金29で花弁28を開閉したり、揺らしたり、モーター21でプロペラ30を旋回して香りの素子31の香りを拡散させるなど、多様に表出するようにしている。
【0017】
また、図5では、小鳥の卵状の玩具2のもので、モーター21を内装して卵状の玩具2を図のように開閉可能とし、ひよこの口ばしをマグネットコイル20で動かしたり、形状記憶合金29を介して翼をパタパタと開閉させるようにし、さらに胸部に発光LED18を装着して可変に変色できるようにしていいる。そして、携帯電話1よりインターネットサイトにアクセスし、ゲームにアクセスしてアニメーションにしたがい、番号を押す。番号に合わせて携帯電話1のディスプレイ上の小鳥は卵を口ばしでカッチ、カッチと突く。所定の番号にヒットすると、ディスプレイ上の卵と合わせ、玩具2の卵が羽化して開き、ひよこがピヨ・ピヨと鳴く。餌を与えると、翼をパタパタさせて喜ぶ。時計機能で時報をピヨピヨと知らせる。ディスプレイ上に鷹が現れると、ブルブル震える。体調が悪いと羽毛(胸の部分にLED18)が青色、調子がいいとピンクに光る。このようにして、ディスプレイ上のゲームに合わせて携帯電話1のテンキー5を押し、玩具2と合わせてインターネットサイトのゲームを楽しめる。
【0018】
前記したロボットの玩具2においても、インターネットサイトにアクセスして旗上げゲームなどのアニメーションに接続し、ロボットの玩具2をディスプレイやマイクに合わせてロボットの左右の腕を上下してゲームをするようにできる。また、花の玩具2においても、花占いなどのゲームに接続し、花弁28の色を変化させたり、正解するとモーター21を旋回させて香りを出したりしてゲーム性を付加するようにできる。
【0019】
なお、図6に示すように液晶ディスプレイやマイク等を取り付けて絵や文字を表示したり、音声を発するようにしたりすることもでき、またセンサーとして距離センサー、加速度センサー、角速度センサー、温度センサー、光センサー、位置センサー、角度センサー、臭センサーなどを1ないし複数個適宜に配設したり、アクチュエーターとしてシリンダー、形状記憶合金アクチュエーター、圧電アクチュエーター、CCDカメラなどを配設して、各部材を適宜なリンク機構、ギヤー機構、電子回路を介して連結して、歩いたり、走ったり、旋回したり、開閉したり、多様な立体的動作を行うように駆動制御することができる。
【0020】
図7は、上記したアクチュエーター等を駆動制御する駆動制御ブロック回路32の一例の概要を示したもので、駆動制御ブロック回路32はトーンデコーダ・トーンエンコーダ制御プログラム、携帯電話テンキーデータ解析/データ変換プログラム、制御プログラム、入力プログラム、出力プログラムで基本構成している。トーンデコーダ・トーンエンコーダ制御プログラムのトーンデコーダ制御プログラムでは、携帯電話1のトーンデコーダからデータを受信し、トーンエンコーダ制御プログラムではトーンエンコーダにデータを送信するインタフェースを行う。
【0021】
携帯電話テンキーデータ解析/データ変換プログラムのテンキーデータ解析プログラムでは、トーンデコーダから受信した携帯電話1のテンキーデータの解析を行って制御プログラムに伝信し、テンキーデータ変換プログラムでは制御プログラムからのデータを変換してトーンエンコーダ制御プログラムに伝信する。制御プログラムでは、各モードの管理、各モードにおけるコマンドに対応した上記各種アクチュエーター、表示器、各種センサー、オーディオ等の制御を行う。入力プログラムでは、各種センサー回路、オーディオ入力のインターフェースを行い、センサー入力データを制御プログラムに伝信し、出力プログラムでは上記各種アクチュエーター、表示器、オーディオへの出力のインターフェイスを行って制御プログラムのデータを出力する。
【0022】
このようにして、上記した玩具2をリアルタイムに稼働、駆動させることができ、また複数の制御命令を組み合わせることにより、玩具2をマイコンのようにプログラム制御もので、予めプログラムした制御命令をインターネットサービスから呼び出し、単体の携帯電話1またはそれに代わる端末に登録し、実行することによって3次元世界での新たなサービス、娯楽を実現することができるものである。
【0023】
携帯電話1のテンキー5からの送信方法としては、例えば*n1n2#のようにして、*の入力で制御開始指令を、n1、n2の2つの数字の入力で所定の制御命令を、#の入力で制御終了指令というように設定することで、上記のトーンデコーダ9でディジタル変換し、入出力の制御回路11でその制御指令を分析してインターフェース回路12を介して玩具2に制御命令を出力するようにできる。
【0024】
したがって、テンキー5による入力信号の組み合わせで、いろいろな所要の信号を送信し、受信することができるもので、図8に示したように数字のn1、n2の2文字の組み合わせや、1文字、3文字以上の組み合わせで行うことができる。例えば、1桁コマンドモードでは0〜9の数字キーのみで制御して**1#で切り替えられ、2桁コマンドモードでは0〜9の2文字の数字キーの組み合わせの*n1n2#として**2#で切り替えられ、**3#ではプログラムモードとして2桁コマンドモードの動作を連続して実行するようにできる。
【0025】
そして、例えば携帯電話1のテンキー4で入力して送信されると、制御回路11では図9のようにテンキー音変換アダプター7のトーンデコーダ9で送信信号をディジタル化して、その信号が不適であれば不受理の旨の信号をトーンデコーダ9を介して返信し、適正であれば受理の旨の信号をトーンエンコーダ8を介して玩具2に出力信号を送信して制御していくことができる。
【0026】
例えば、図3に示したロボットの玩具2について説明すると、携帯電話1より*を押してプログラムをスタートさせ、ついでテンキーの3、1を押して上腕部を形状記憶合金にそれぞれ通電して駆動するようにし、続いてテンキーの9、7を押してマグネットコイル24、形状記憶合金にそれぞれ通電して大腿部を駆動するようにして、プログラムを実行させると、あたかも歩行しているように駆動制御することができる。また、各部位の駆動、発光、発声、探知等についても、携帯電話1のテンキー5の組み合わせで多数の動きを実現させることができる。
【0027】
上記したプログラム例としては、次の表2のように設定して行うようにできる。
【表2】
表2 プログラム設定例
【0028】
また、図10(a)のように携帯電話1より通話し、前記のアダプターを用い、遠隔からの通常通話により、受信側の変換アダプターに繋がる玩具2を駆動制御することもできる。また、図10(b)のように双方向で操作することも可能である。さらに、図10(c)のように玩具2にID番号等を付けて複数台の携帯電話間で所定のID番号の玩具2を駆動制御し合うこともできる。
【0029】
なお、上記したようにプログラムモードを切り替えることにより、その制御内容は大きく広がり、より複雑な動きを実現させることができて、玩具をマイコン制御のようにプログラム制御することができる。
【0030】
上記では、携帯電話のテンキー入力による発生音で制御するテンキー音変換アダプターを携帯電話に配設するようにして、汎用のアナログ回線を利用できて玩具を駆動制御するようにしたが、ディジタル式の携帯電話のテンキーの入力、またはディジタル電話回線を介してディジタル値を直接送信しても、携帯電話の接続ケーブルを介して同様にして玩具を駆動制御することもできる。その際、従来行われているように#のテンキーを入力することで、トーンエンコーダ、トーンデコーダに替えてディジタルエンコーダ、ディジタルデコーダとして対応することができる。
【0031】
さらに、図11のようにインターネットサービス対応の携帯電話やそれに代わる端末より各種情報サイトにアクセスして、プログラムまたはデーターを選択し、イヤホンジャック3に接続された玩具2を駆動制御するようにもできる。予めインターネットサービス上にプログラムまたはデーターを登録して、ユーザーはインターネット対応の携帯電話1またはそれに代わる端末よりそのサイトにアクセスしてプログラムまたはデーターを選択し、例えば人物型の玩具の場合、ダンスモードを選択すると、「歌いながら踊りだす」プログラム等が返信されたり、上記したように小鳥のプログラム等が返信されたりして、携帯電話1に接続された玩具2を駆動制御するようにできる。
【0032】
このように、携帯電話またはそれに代わる端末を用いて電話を単体制御できることに加え、図12のように遠隔地からの単体操作、双方向操作、複数台からの操作なども可能である。また、インターネットサービス対応の電話機から各種情報サイトよりプログラムを選択しアクセスすることにより、上記したように玩具をマイコンのように駆動制御させることもできるものである。なお、本発明の趣旨にもとづいて適宜の変形態様を実施することができるもので、従来の着信報知を行えるようにすることも可能である。
【0033】
【実施例】
図1〜図3は、本発明の携帯電話1にロボットの玩具2を接続した一実施例を示すもので、頭部13の目17に目を光らせることのできる発光LED18を左右に配置するとともに、顔色を変化させる発光LED18を頬の部分に配置し、顔色を変化させるようにしている。また、口19の部分にはスピーカー20を配置し、プログラムがスタートすると「こんにちは僕は○×です」と挨拶するなど、各プログラムに合わせて発声させることができる。また、頭部13は角度センサー、ギアー、モーターと連動して360度回転させることができ、2回転すると目17の発光LED18が交互に点滅し、口19のスピーカー20からは「目がまわるー」などと発声することができる。
【0034】
また、背部には力覚センサー26を装着しており、衝撃により「乱暴にしないで」などと発声させることができる。さらに手足の駆動には、マグネットコイルを使用して手と足を連動させるようにしている。そして、プログラムにより、徒歩、スキップ、駆け足などと操作できる。また、形状記憶合金を利用し、左右にそれぞれ通電することにより、手足の表現数を多様化させることができる。このような機能を少なくとも複数種類使用して玩具2を形成している。各種アクチュエーター、センサーについては、図7に示すものを玩具2に応じて使用して操作を多様化することができるものである。
【0035】
図4は、本発明の他の実施例を示すもので、上記した玩具2を植物の花様に形成したものである。花本体14にインターフェイス25を設けた制御回路27を装着して、花弁28部に装着した発光LED18で季節や気分により色を変化させるようにし、形状記憶合金29で花弁28を開閉したり、揺らしたり、モーター21で花プロペラ30を旋回して香りの素子31の香りを拡散させるなど、所定のプログラムにもとづいて3次元の立体的に駆動制御し、色彩、香りなども多様に変化させることができるものである。
【0036】
図5は、本発明のさらに他の実施例を示すもので、玩具2を小鳥の卵状に形成し、インターネットサイトにアクセスし、ゲームにアクセスしてアニメーションにしたがって上記したように玩具2を携帯電話1のディスプレイにしたがって駆動制御するようにしている。このように3次元の立体的に駆動制御し、ディスプレイ上のゲームに合わせて携帯電話1のテンキー5を押してインターネットサイトのゲームを楽しむことができるものである。
【0037】
その他の動物、昆虫、アニメ、自動車、ゲームグッズなどについても、本発明の趣旨にもとづいて適宜の3次元の立体的に駆動制御したりして多様に機能させることができるものである。
【0038】
【発明の効果】
以上のように本発明にあっては、携帯電話のテンキー入力による発生音で制御するテンキー音変換アダプターを携帯電話に配設するようにして、上記携帯電話のイヤホンジャックにイヤホン端子接続ケーブルを介して3次元の立体的に駆動制御機器を配設した玩具を接続したので、所有者の自由意思によってテンキーで簡単に送信して駆動制御することができ、高価な端末装置やリモコン発信器を必要とせず、簡単に玩具を駆動制御することができ、携帯電話または別の携帯電話、通常の電話の通信による所有者の意思によるテンキーの入力での発生音を上記テンキー音変換アダプターでディジタル変換して、イヤホンジャックに接続した玩具を簡単に3次元の立体的に駆動制御することができる。
【0039】
そして、必要により複数個の携帯電話にそれぞれの玩具を接続し、それぞれの所有者の携帯電話からそれぞれの玩具を駆動制御するようにしたことによって、複数個の携帯電話を使って仲間と楽しく玩具を駆動制御して楽しむことができる。
【0040】
また、ディジタル電話に接続ケーブルを介して3次元の立体的に駆動制御する駆動制御機器を配設した玩具を接続し、そのディジタル電話のテンキーの入力またはディジタル電話回線を介して上記携帯電話に接続した玩具を3次元の立体的に駆動制御するとすることによって、テンキーのディジタル値をそのまま利用して上記のように携帯電話に接続した玩具を簡単に3次元の立体的に駆動制御することができる。
【0041】
また、玩具を接続した携帯電話からインターネットの所要のサイトにアクセスして、このサイトを介して玩具を駆動制御することによって、インターネットの各種情報サイトから玩具をマイコンプログラムのように駆動制御することが可能となり、一層の多様化のすぐれた効果を奏するようにできる。
【0042】
さらに、動物様、昆虫様、植物様、人物やアニメ、著作物のキャラクター様等に玩具を形成し、この玩具の目部に発光LED、口部にスピーカーやマイク、本体に頭部旋回用モーター、手足駆動用モーター等を配設して、携帯電話により玩具を3次元の立体的に駆動制御することによって、キャラクター等の玩具を目から発光したり、口でしゃべらしたり、頭を旋回したり、手足を上下したり、自由自在に駆動してより趣向性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概要説明図、
【図2】同上のテンキー音変換アダプター部の一部省略したブロック図、
【図3】同上のロボットの玩具の一実施例の説明用図、
【図4】同上の植物の玩具の一実施例の説明用の平面図(a)と側面図(b)、
【図5】同上のさらに他の実施例の説明用図、
【図6】同上の実施例の多様化説明用図、
【図7】同上の制御ブロック回路説明用図、
【図8】同上のテンキー入力説明図、
【図9】テンキー音変換アダプター制御のフローチャート、
【図10】同上の実施例の概要説明図(a)、(b)、(c)、
【図11】同上のインターネットサイトとのアクセスの概要説明図、
【図12】同上のさらに他の実施例の概要説明図。
【符号の説明】
1…携帯電話 2…玩具 3…イヤホンジャック
4…イヤホン接続ケーブル 5…テンキー
6…テンキー音変換アダプター
Claims (4)
- 携帯電話のテンキー入力による発生音で制御するテンキー音変換アダプターを携帯電話に配設するようにして、上記携帯電話のイヤホンジャックにイヤホン接続ケーブルを介して3次元の立体的に駆動制御する駆動制御機器を配設した玩具を接続し、
上記携帯電話または別の携帯電話、通常の電話の通信によるテンキーの入力での発生音を上記テンキー音変換アダプターでディジタル変換して上記イヤホンジャックに接続した玩具を3次元の立体的に駆動制御するようにしたことを特徴とする携帯電話用玩具。 - ディジタルの携帯電話の接続部に接続ケーブルを介して3次元の立体的に駆動制御する駆動制御機器を配設した玩具を接続し、
そのディジタルの携帯電話のテンキーの入力またはディジタル電話回線を介して上記携帯電話に接続した玩具を3次元の立体的に駆動制御するようにしたことを特徴とする携帯電話用玩具。 - 動物様、昆虫様、人物やアニメ、著作物のキャラクター様等に玩具を形成し、この玩具の目部に発光LED、口部にスピーカーやマイク、本体に頭部旋回用モーター、手足駆動用モーター等を配設して、携帯電話により玩具を3次元の立体的に駆動制御するようにした請求項1または2に記載の携帯電話用玩具。
- 玩具を接続した携帯電話からインターネットの所要のサイトにアクセスして、このサイトを介して玩具を駆動制御するようにした請求項1ないし3のいずれかに記載の携帯電話用玩具。
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