JP2004172805A - 透過原稿読取ユニットを有する画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スタートボタンを有するFAUユニットを備えるスキャナにて、フィルム読取時の操作性を向上させる。
【解決手段】FAU用のスタートボタンを、ネガフィルム読取用とポジフィルム読取用に別々に設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】FAU用のスタートボタンを、ネガフィルム読取用とポジフィルム読取用に別々に設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、反射原稿および透過原稿の読み取りが可能である画像読取装置(以下、スキャナ)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スキャナには、フィルムなどの透過原稿と、写真・雑誌などの反射原稿の2種類を読み取ることが可能なスキャナがある。このタイプのスキャナは反射原稿読取用スキャナ本体上部にフィルム等の透過原稿読取用光源を有する透過原稿読取ユニット(以下、FAU)を取り付けることで、反射原稿読み取りと透過原稿読み取りを可能にしている。このタイプの画像読取装置ではスキャンの種類に応じて光源の点灯を行う排他的な光源点灯制御が必要となるなど、反射原稿だけを読み取る画像読取装置では行われない特有の制御が必要である。
【0003】
図4は従来の透過原稿と反射原稿の読み取りが可能なスキャナの断面図である。41はスキャナ本体、42はFAUである。FAU42は、拡散板と拡散板の近傍に配置される蛍光灯などの光源(不図示)からなる面発光部43と、光源駆動回路部44、などから構成されヒンジ部45でスキャナに回動自在に接続されている。
【0004】
スキャナ本体41は、AD変換器、画像処理用のASICやインターフェース回路等を有する電気回路部46と、反射光源やミラー、レンズやRGBの3ラインCCDなどの撮像素子を有する画像読取ユニット47、原稿台ガラス48、スタートボタン49などからなる。原稿台ガラス48上の原稿画像を読み取る際には、画像読取ユニット47を副走査方向(図中、矢印X方向)に移動しつつ、CCDによる主走査方向の読取を繰り返すことで2次元画像を読取ることができる。
【0005】
画像読取ユニット47のCCD出力は不図示のケーブルを介して電気回路部46に送られ、AD変換、シェーディング補正、マスキング等の必要な処理を施され、デジタル画像データとして所定のインターフェースを介して不図示のパーソナルコンピュータ(以下、PC)等の外部機器へ送られる。
【0006】
また、近年スキャナにおいては、上述のスキャナ本体41にアプリケーションの起動やスキャンスタートを可能とするためのスタートボタン49を設けておくタイプのスキャナがある。このタイプのスキャナは、PC上のスキャナドライバからの操作でのみアプリケーションの起動やスキャンスタートを可能にするタイプのスキャナに比べ、PC側での操作と共用できるので操作性が良くなっている。
【0007】
更に、透過/反射原稿読取可能なスキャナにおいては、透過/反射原稿読取可能なスキャナにおいては、スタートボタン49がスキャナ本体41に設けられている唯一であったり、更にFAU側に透過原稿読み取り用のスタートボタンを有しているスキャナがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の透過/反射原稿読取可能なスキャナにおいて、透過原稿読み取り用のスタートボタンが1つしかなかった為に、前記ボタンを使用して透過原稿の読み取りを行う際に、実際に読取を行うフィルムの種類(ポジフィルム/ネガフィルム)をPC上のスキャナドライバ側にて設定する必要が有るという操作上の欠点があった。
【0009】
よって本発明に係る発明の目的は、操作性の良い透過/反射原稿読取可能なスキャナ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本出願に係る発明は、透過原稿読取ユニット上にポジフィルム読取用のスタートボタンと、ネガフィルム読取用のスタートボタンを別々に有することを特徴とする。これにより、透過原稿読取時に、スタートボタンをポジフィルム用とネガフィルム用にそれぞれ別に分けているので煩わしい操作なく、ポジフィルムとネガフィルム原稿に合わせたスキャンのスタートなどの動作が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施例)
図1に本発明に係る透過原稿と反射原稿の読み取り可能な画像読取装置の斜視図を示す。まず、1は画像読取装置であるところのスキャナ本体であり、2は透過原稿を照明するための光源などを有する透過原稿読取ユニット(FAU)。また、3はスキャナ本体1に設けられた反射原稿用スタートボタンであり、4は透過原稿用スタートボタンである。これらの3つのスタートボタン3、4−a、4−bが押下されると、ボタン押下情報がスキャナ本体1から不図示の所定のインターフェースケーブル(例えば、USB、SCSIやパラレル等)を介して、外部装置であるところの不図示のPCに転送される。
【0012】
図2は上記の透過原稿/反射原稿読取可能な画像読取装置の断面図である。図1と同一の部材には同じ番号を付与しているのでここでの説明は省く。5−a及び5−bはタクトスイッチであり、透過原稿用スタートボタン4−aもしくは4−bが押下されるとタクトスイッチ5−aもしくは5−bが押される。タクトスイッチ5−a及び5−bは信号ケーブルで後述の電気回路部9に接続されている。6は透過原稿用光源駆動回路部であって、後述の透過原稿用光源を点灯するための回路である。7は蛍光灯などの不図示の透過原稿用光源と、前記透過原稿用光源からの入射光を拡散する部材などからなる面発光部である。8はFAU2をスキャナ本体1に回動自在に取り付けることを可能にするヒンジ部である。また、9はスキャナ本体1内部に設けられ、前記光源駆動回路部6とケーブルにて接続され、AD変換器、画像処理用のASICやインターフェース回路等を有する電気回路部である。10は画像読取ユニットで、反射原稿用光源11、ミラー、レンズ12、CCDなどの撮像素子13を有する。
【0013】
電気回路部9や画像読取ユニット10は従来例で説明した電気回路部46、画像読取ユニット47と基本的に同様の動作を行うものであり、撮像素子13の出力が不図示のケーブルで電気回路部9に入力されて処理される。14は5と同様にタクトスイッチであり、反射原稿用のスタートボタン3の押下を検出するためのものである。タクトスイッチ14はタクトスイッチ5−a及び5−bと同様に信号ケーブルにて電気回路部9に接続されている。15は透過原稿や反射原稿を載置する原稿台ガラスである。
【0014】
図3は本発明の透過原稿/反射原稿読取可能な画像読取装置を含むシステムの機能ブロックである。図1、2で説明した部分についての機能ブロックには同一の番号を付けてある。画像読取ユニット10において、20は光源11を点灯するための光源点灯回路である。電気基板9において、21はパルスモータ16用のモータ駆動回路であり、スキャナ1のシステム制御手段であるシステムコントローラ22からの信号によりパルスモータ16の励磁切替え信号を出力する。23R、23G、23Bはアナログゲイン調整器であり、ラインセンサ13から出力されたアナログ画像信号を可変増幅することが可能な構成である。
【0015】
24はA/D変換器であり、可変アナログゲイン調整器23から出力されたアナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する。25はASICであり、ディジタル信号化された画像信号に対してオフセット補正、シェーディング補正、デジタルゲイン調整、カラーバランス調整、マスキング、主・副走査方向の解像度変換を画像圧縮等の画像処理を行う。26はラインバッファであり、画像データを一時的に記憶する部分であり、汎用のランダムアクセスメモリで実現している。27はインターフェース部であり、PC17と通信するためのものである。ここではSCSIコントローラで実現しているが、セントロニクスやUSB等別のインターフェースも採用することも可能である。
【0016】
28は画像処理を行う際のワーキングエリアとして用いられるオフセットRAMである。このオフセットRAM28は、ラインセンサ13がRGB用ラインセンサを各々所定のオフセットを持って平行に配置されているので、そのRGBライン間オフセットの補正用として用いられる。また、オフセットRAM28は、シェーディング補正等の各種データの一時記憶も行う。ここでは汎用のランダムアクセスメモリで実現している。29はガンマカーブを記憶し、ガンマ補正を行うためのガンマRAMである。22はスキャナ全体のシーケンスを記憶したシステムコントローラであり、PC17からの命令にしたがって各種制御を行う。
【0017】
30はシステムコントローラ22とASIC25とラインバッファ26とインターフェース部27とオフセットRAM28とガンマRAM29をつなぐシステムバスであり、アドレスバスとデータバスによって構成されている。18はPC17用の表示モニタで、19はここでは一例としてSCSIバスで構成されているインターフェースバスである。
【0018】
また、PC17の不図示ハードディスクには、スキャナドライバなどのアプリケーションがインストールされている。これらのアプリケーションソフトは透過原稿用、反射原稿用に別々に若しくは同一のアプリケーションで2つのモードを有するものを用意することが可能である。
【0019】
操作者は、PC17でのマウスやキーボード(不図示)からの操作若しくはスタートボタン3,4−a,4−bの押下によりスキャナドライバを起動することができる。
【0020】
スタートボタン3或いは4−aもしくは4−bの押下によるドライバの起動は、スキャナドライバ起動用のボタン監視アプリケーションをPC上で常に起動しておくことでスタートボタン3、4−a,4−bの押下情報を監視することなどにより実現できる。前記監視するためのアプリケーションは、スタートボタン3或いは4−aもしくは4−bの押下を検出したシステムコントローラ22からの情報をインターフェース経由で受信し、透過原稿用と反射原稿用のうちいずれかのスキャナドライバなどのアプリケーションを起動する。
【0021】
以下、本画像読取システムの動作の一例として、透過原稿用スタートボタン4−a(ポジフィルム読取用)もしくは4−b(ネガフィルム読取用)が、押下された場合について動作概要を説明する。
【0022】
まず、スタートボタン4−aもしくは4−bが押下されて、タクトスイッチ5−aもしくは5−bによりそれが検出され、信号線を通してシステムコントローラ22に信号が送られる。システムコントローラ22はそれを検出して、透過原稿用ボタンが押下されたことを検出し、その旨をインターフェース回路27やインターフェースバス19を介してPC17に送信する。次に、PC17では監視アプリケーションがボタン押下検出情報から、スタートボタン3と4−aもしくは4−bのどちらが押下されたのかを判定する。ここで、監視アプリケーションは、ボタン押下検出情報にあるボタンの識別情報から、ポジフィルム読取のスタートボタン4−aもしくはネガフィルム読取のスタートボタン4−bが押下されたことを知る。
【0023】
その後、PC17のオペレーションシステムを介して透過原稿用スキャナドライバが起動される。この起動の動作自体については、従来の単一ボタンの起動動作と変わらない。各ボタンに別のドライバアプリケーションを対応つけておく、若しくはドライバが別のモードで起動されるように予め設定しておくことで本実施例の動作が可能となる。この時、前記ドライバは予め設定されている解像度・カラー/2値などのモードでポジフィルムもしくはネガフィルムを読むためのスキャンコマンドをスキャナ1へ送信する。
【0024】
次にシステムコントローラ22が、スキャンコマンドに基づいて各部を制御し、画像読取ユニット10をモータ7と不図示のベルトやギア列などの駆動系を利用して副走査方向に移動することで原稿台15上の原稿画像を読み取る。読み取った画像は、デジタル化され必要な画像処理を施された後でPC17に送られ、モニタ18に表示される。システムコントローラ22は、この場合においてはスタートボタン4−aもしくはスタートボタン4−bが押下されたことで、透過原稿用のスキャンコマンドが発行されているので、FAU2の面発光部7を光らせるように制御する。
【0025】
つまり、スタートボタン押下時に押下情報をPC17に送る際には、システムコントローラ22は、スタートボタン3と4−aもしくは4−bとは識別しているので、ボタン押下検出時に、それに合わせて面発光部7若しくは光源11を点灯させておき、光源の光量安定化を図ることも可能である。蛍光灯などの立ち上がりの温度特性が良くない場合などは効果的である。
【0026】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、PC上のアプリケーションを起動する或いはスキャンスタートを行うことが可能なスタートボタンを透過原稿読取ユニットとスキャナ本体にそれぞれ別に配置し、更に透過原稿読取ユニット上には、ポジフィルム読取用のスタートボタンと、ネガフィルム読取用のスタートボタンを別々に有しているため、操作者が希望の読取モードでの動作を確実にそして容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透過原稿読取ユニット付き画像読取装置の斜視図である
【図2】本発明の透過原稿読取ユニット付き画像読取装置の断面図である
【図3】本発明の透過原稿読取ユニット付き画像読取装置の機能ブロック図である
【図4】従来の画像読取装置を表す断面図である。
【符号の説明】
1・・・スキャナ本体
2・・・透過原稿読取ユニット
3・・・反射原稿用スタートボタン
4・・・透過原稿用スタートボタン
414・・・タクトスイッチ
6・・・光源駆動回路
7・・・面発光部
8・・・ヒンジ部
9・・・スキャナ本体1の電気回路部
10・・・画像読取ユニット
15・・・原稿台ガラス
【発明の属する技術分野】
本発明は、反射原稿および透過原稿の読み取りが可能である画像読取装置(以下、スキャナ)に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スキャナには、フィルムなどの透過原稿と、写真・雑誌などの反射原稿の2種類を読み取ることが可能なスキャナがある。このタイプのスキャナは反射原稿読取用スキャナ本体上部にフィルム等の透過原稿読取用光源を有する透過原稿読取ユニット(以下、FAU)を取り付けることで、反射原稿読み取りと透過原稿読み取りを可能にしている。このタイプの画像読取装置ではスキャンの種類に応じて光源の点灯を行う排他的な光源点灯制御が必要となるなど、反射原稿だけを読み取る画像読取装置では行われない特有の制御が必要である。
【0003】
図4は従来の透過原稿と反射原稿の読み取りが可能なスキャナの断面図である。41はスキャナ本体、42はFAUである。FAU42は、拡散板と拡散板の近傍に配置される蛍光灯などの光源(不図示)からなる面発光部43と、光源駆動回路部44、などから構成されヒンジ部45でスキャナに回動自在に接続されている。
【0004】
スキャナ本体41は、AD変換器、画像処理用のASICやインターフェース回路等を有する電気回路部46と、反射光源やミラー、レンズやRGBの3ラインCCDなどの撮像素子を有する画像読取ユニット47、原稿台ガラス48、スタートボタン49などからなる。原稿台ガラス48上の原稿画像を読み取る際には、画像読取ユニット47を副走査方向(図中、矢印X方向)に移動しつつ、CCDによる主走査方向の読取を繰り返すことで2次元画像を読取ることができる。
【0005】
画像読取ユニット47のCCD出力は不図示のケーブルを介して電気回路部46に送られ、AD変換、シェーディング補正、マスキング等の必要な処理を施され、デジタル画像データとして所定のインターフェースを介して不図示のパーソナルコンピュータ(以下、PC)等の外部機器へ送られる。
【0006】
また、近年スキャナにおいては、上述のスキャナ本体41にアプリケーションの起動やスキャンスタートを可能とするためのスタートボタン49を設けておくタイプのスキャナがある。このタイプのスキャナは、PC上のスキャナドライバからの操作でのみアプリケーションの起動やスキャンスタートを可能にするタイプのスキャナに比べ、PC側での操作と共用できるので操作性が良くなっている。
【0007】
更に、透過/反射原稿読取可能なスキャナにおいては、透過/反射原稿読取可能なスキャナにおいては、スタートボタン49がスキャナ本体41に設けられている唯一であったり、更にFAU側に透過原稿読み取り用のスタートボタンを有しているスキャナがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の透過/反射原稿読取可能なスキャナにおいて、透過原稿読み取り用のスタートボタンが1つしかなかった為に、前記ボタンを使用して透過原稿の読み取りを行う際に、実際に読取を行うフィルムの種類(ポジフィルム/ネガフィルム)をPC上のスキャナドライバ側にて設定する必要が有るという操作上の欠点があった。
【0009】
よって本発明に係る発明の目的は、操作性の良い透過/反射原稿読取可能なスキャナ装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本出願に係る発明は、透過原稿読取ユニット上にポジフィルム読取用のスタートボタンと、ネガフィルム読取用のスタートボタンを別々に有することを特徴とする。これにより、透過原稿読取時に、スタートボタンをポジフィルム用とネガフィルム用にそれぞれ別に分けているので煩わしい操作なく、ポジフィルムとネガフィルム原稿に合わせたスキャンのスタートなどの動作が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
(実施例)
図1に本発明に係る透過原稿と反射原稿の読み取り可能な画像読取装置の斜視図を示す。まず、1は画像読取装置であるところのスキャナ本体であり、2は透過原稿を照明するための光源などを有する透過原稿読取ユニット(FAU)。また、3はスキャナ本体1に設けられた反射原稿用スタートボタンであり、4は透過原稿用スタートボタンである。これらの3つのスタートボタン3、4−a、4−bが押下されると、ボタン押下情報がスキャナ本体1から不図示の所定のインターフェースケーブル(例えば、USB、SCSIやパラレル等)を介して、外部装置であるところの不図示のPCに転送される。
【0012】
図2は上記の透過原稿/反射原稿読取可能な画像読取装置の断面図である。図1と同一の部材には同じ番号を付与しているのでここでの説明は省く。5−a及び5−bはタクトスイッチであり、透過原稿用スタートボタン4−aもしくは4−bが押下されるとタクトスイッチ5−aもしくは5−bが押される。タクトスイッチ5−a及び5−bは信号ケーブルで後述の電気回路部9に接続されている。6は透過原稿用光源駆動回路部であって、後述の透過原稿用光源を点灯するための回路である。7は蛍光灯などの不図示の透過原稿用光源と、前記透過原稿用光源からの入射光を拡散する部材などからなる面発光部である。8はFAU2をスキャナ本体1に回動自在に取り付けることを可能にするヒンジ部である。また、9はスキャナ本体1内部に設けられ、前記光源駆動回路部6とケーブルにて接続され、AD変換器、画像処理用のASICやインターフェース回路等を有する電気回路部である。10は画像読取ユニットで、反射原稿用光源11、ミラー、レンズ12、CCDなどの撮像素子13を有する。
【0013】
電気回路部9や画像読取ユニット10は従来例で説明した電気回路部46、画像読取ユニット47と基本的に同様の動作を行うものであり、撮像素子13の出力が不図示のケーブルで電気回路部9に入力されて処理される。14は5と同様にタクトスイッチであり、反射原稿用のスタートボタン3の押下を検出するためのものである。タクトスイッチ14はタクトスイッチ5−a及び5−bと同様に信号ケーブルにて電気回路部9に接続されている。15は透過原稿や反射原稿を載置する原稿台ガラスである。
【0014】
図3は本発明の透過原稿/反射原稿読取可能な画像読取装置を含むシステムの機能ブロックである。図1、2で説明した部分についての機能ブロックには同一の番号を付けてある。画像読取ユニット10において、20は光源11を点灯するための光源点灯回路である。電気基板9において、21はパルスモータ16用のモータ駆動回路であり、スキャナ1のシステム制御手段であるシステムコントローラ22からの信号によりパルスモータ16の励磁切替え信号を出力する。23R、23G、23Bはアナログゲイン調整器であり、ラインセンサ13から出力されたアナログ画像信号を可変増幅することが可能な構成である。
【0015】
24はA/D変換器であり、可変アナログゲイン調整器23から出力されたアナログ画像信号をディジタル画像信号に変換する。25はASICであり、ディジタル信号化された画像信号に対してオフセット補正、シェーディング補正、デジタルゲイン調整、カラーバランス調整、マスキング、主・副走査方向の解像度変換を画像圧縮等の画像処理を行う。26はラインバッファであり、画像データを一時的に記憶する部分であり、汎用のランダムアクセスメモリで実現している。27はインターフェース部であり、PC17と通信するためのものである。ここではSCSIコントローラで実現しているが、セントロニクスやUSB等別のインターフェースも採用することも可能である。
【0016】
28は画像処理を行う際のワーキングエリアとして用いられるオフセットRAMである。このオフセットRAM28は、ラインセンサ13がRGB用ラインセンサを各々所定のオフセットを持って平行に配置されているので、そのRGBライン間オフセットの補正用として用いられる。また、オフセットRAM28は、シェーディング補正等の各種データの一時記憶も行う。ここでは汎用のランダムアクセスメモリで実現している。29はガンマカーブを記憶し、ガンマ補正を行うためのガンマRAMである。22はスキャナ全体のシーケンスを記憶したシステムコントローラであり、PC17からの命令にしたがって各種制御を行う。
【0017】
30はシステムコントローラ22とASIC25とラインバッファ26とインターフェース部27とオフセットRAM28とガンマRAM29をつなぐシステムバスであり、アドレスバスとデータバスによって構成されている。18はPC17用の表示モニタで、19はここでは一例としてSCSIバスで構成されているインターフェースバスである。
【0018】
また、PC17の不図示ハードディスクには、スキャナドライバなどのアプリケーションがインストールされている。これらのアプリケーションソフトは透過原稿用、反射原稿用に別々に若しくは同一のアプリケーションで2つのモードを有するものを用意することが可能である。
【0019】
操作者は、PC17でのマウスやキーボード(不図示)からの操作若しくはスタートボタン3,4−a,4−bの押下によりスキャナドライバを起動することができる。
【0020】
スタートボタン3或いは4−aもしくは4−bの押下によるドライバの起動は、スキャナドライバ起動用のボタン監視アプリケーションをPC上で常に起動しておくことでスタートボタン3、4−a,4−bの押下情報を監視することなどにより実現できる。前記監視するためのアプリケーションは、スタートボタン3或いは4−aもしくは4−bの押下を検出したシステムコントローラ22からの情報をインターフェース経由で受信し、透過原稿用と反射原稿用のうちいずれかのスキャナドライバなどのアプリケーションを起動する。
【0021】
以下、本画像読取システムの動作の一例として、透過原稿用スタートボタン4−a(ポジフィルム読取用)もしくは4−b(ネガフィルム読取用)が、押下された場合について動作概要を説明する。
【0022】
まず、スタートボタン4−aもしくは4−bが押下されて、タクトスイッチ5−aもしくは5−bによりそれが検出され、信号線を通してシステムコントローラ22に信号が送られる。システムコントローラ22はそれを検出して、透過原稿用ボタンが押下されたことを検出し、その旨をインターフェース回路27やインターフェースバス19を介してPC17に送信する。次に、PC17では監視アプリケーションがボタン押下検出情報から、スタートボタン3と4−aもしくは4−bのどちらが押下されたのかを判定する。ここで、監視アプリケーションは、ボタン押下検出情報にあるボタンの識別情報から、ポジフィルム読取のスタートボタン4−aもしくはネガフィルム読取のスタートボタン4−bが押下されたことを知る。
【0023】
その後、PC17のオペレーションシステムを介して透過原稿用スキャナドライバが起動される。この起動の動作自体については、従来の単一ボタンの起動動作と変わらない。各ボタンに別のドライバアプリケーションを対応つけておく、若しくはドライバが別のモードで起動されるように予め設定しておくことで本実施例の動作が可能となる。この時、前記ドライバは予め設定されている解像度・カラー/2値などのモードでポジフィルムもしくはネガフィルムを読むためのスキャンコマンドをスキャナ1へ送信する。
【0024】
次にシステムコントローラ22が、スキャンコマンドに基づいて各部を制御し、画像読取ユニット10をモータ7と不図示のベルトやギア列などの駆動系を利用して副走査方向に移動することで原稿台15上の原稿画像を読み取る。読み取った画像は、デジタル化され必要な画像処理を施された後でPC17に送られ、モニタ18に表示される。システムコントローラ22は、この場合においてはスタートボタン4−aもしくはスタートボタン4−bが押下されたことで、透過原稿用のスキャンコマンドが発行されているので、FAU2の面発光部7を光らせるように制御する。
【0025】
つまり、スタートボタン押下時に押下情報をPC17に送る際には、システムコントローラ22は、スタートボタン3と4−aもしくは4−bとは識別しているので、ボタン押下検出時に、それに合わせて面発光部7若しくは光源11を点灯させておき、光源の光量安定化を図ることも可能である。蛍光灯などの立ち上がりの温度特性が良くない場合などは効果的である。
【0026】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、PC上のアプリケーションを起動する或いはスキャンスタートを行うことが可能なスタートボタンを透過原稿読取ユニットとスキャナ本体にそれぞれ別に配置し、更に透過原稿読取ユニット上には、ポジフィルム読取用のスタートボタンと、ネガフィルム読取用のスタートボタンを別々に有しているため、操作者が希望の読取モードでの動作を確実にそして容易に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透過原稿読取ユニット付き画像読取装置の斜視図である
【図2】本発明の透過原稿読取ユニット付き画像読取装置の断面図である
【図3】本発明の透過原稿読取ユニット付き画像読取装置の機能ブロック図である
【図4】従来の画像読取装置を表す断面図である。
【符号の説明】
1・・・スキャナ本体
2・・・透過原稿読取ユニット
3・・・反射原稿用スタートボタン
4・・・透過原稿用スタートボタン
414・・・タクトスイッチ
6・・・光源駆動回路
7・・・面発光部
8・・・ヒンジ部
9・・・スキャナ本体1の電気回路部
10・・・画像読取ユニット
15・・・原稿台ガラス
Claims (3)
- 反射原稿を照射する光源と、透過原稿を照射するための光源を有する透過原稿読取ユニットと、原稿を副走査方向に走査して読み取る事が可能な光学系と、各ライン毎に主走査方向の読取を行うラインセンサと、前記ラインセンサにより出力される画像信号をデジタル変換するA/D変換器と、前記デジタル変換された信号を外部装置に転送する手段を有する画像読取装置に於いて、前記透過原稿読取ユニットには透過原稿読取用のアプリケーションを起動する或いは/かつ透過原稿のスキャンスタートを行うための透過原稿用のスタートボタンを有しており、前記画像読取装置には反射原稿読取用のアプリケーションを起動する或いは/かつ透過原稿のスキャンスタートを行うための反射原稿用スタートボタンを有していることを特徴とする、透過原稿読取ユニットを有する画像読取装置。
- 請求項1に記載の透過原稿読取ユニットを有する画像読取装置であって、前記透過原稿読取ユニットには2つ以上の複数のスタートボタンを有することを特徴とする、透過原稿読取ユニットを有する画像読取装置。
- 請求項1に記載の透過原稿読取ユニットを有する画像読取装置であって、前記複数のスタートボタンに於いて少なくとも1つはポジフィルム読取用で、それ以外の1つのスタートボタンはネガフィルム読み取り用であることを特徴とする、透過原稿読取ユニットを有する画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002334777A JP2004172805A (ja) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | 透過原稿読取ユニットを有する画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002334777A JP2004172805A (ja) | 2002-11-19 | 2002-11-19 | 透過原稿読取ユニットを有する画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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-
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Cited By (3)
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US6992801B2 (en) * | 2000-09-08 | 2006-01-31 | Canon Kabushiki Kaisha | Image reading system, image reading apparatus, information processing apparatus, control method of image reading apparatus, control method of information processing apparatus and computer readable storage medium |
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