JP2004171429A - 護身装置 - Google Patents

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Koji Hisamatsu
浩二 久松
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

【課題】急迫した状況下であっても、スイッチ操作なしで確実に作動させることの可能な護身装置を提供する。
【解決手段】キーワード判断部34は、マイク20により集音された外部音声の中にメモリ36に登録されている護身用キーワードが含まれているかどうかを判断すると共に護身用キーワードであると判断した音声を抽出し、キーワード音声データとして声紋判断部32へ出力する。声紋判断部32は、キーワード判断部34から入力されるキーワード音声データがメモリ36に登録されたユーザーの声紋データと一致するかどうかを判断し、一致すると判断した場合には、CPU30へ、護身機能作動信号を出力する。CPU30は、護身機能作動信号を受けると、音声発生回路40へ警報ブザー音の発生、発光制御部42へ発光の指示を出すと共に、外部音声の録音、及び外部映像の記録の指示を行う。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、護身装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現代社会においては、護身装置が開発されている。例えば、特許文献1には、相手に電気ショックを与える高電圧銃ヘッド、警報音の発生等の、護身用機能を付加した形態電話の電池セットが記載されている。また、特許文献2には、上記の護身用機能の他に発光及び撮影動作の実行を行うことの可能なカメラが記載されている。
【0003】
しかしながら、上記の先行技術では、いずれも護身用の機能を動作させるために、ユーザーがスイッチを操作する必要がある。したがって、急迫した状況下においては、スイッチの操作ができず、護身用の機能を動作させることができない場合が生じうる。また、スイッチが誤操作されて、通常時に護身用の機能が作動してしまうといった問題もあった。
【0004】
【特許文献1】
登実第3042028号
【特許文献2】
特開2002−135637公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事実を考慮して成されたものであり、急迫した状況下であっても、スイッチ操作なしで確実に作動させることの可能な護身装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の護身装置は、ユーザーの声紋、及び護身用のキーワードを記憶可能な記憶手段と、音声を集音する集音マイクと、予め定められた護身動作を実行可能な護身手段と、前記集音マイクにより集音された音声の声紋と前記記憶手段に記憶されたユーザーの声紋とが一致するか否かを判断する声紋判断手段と、前記集音マイクにより集音された音声に前記護身用のキーワードが含まれているか否かを判断するキーワード判断手段と、前記集音マイクにより集音された音声の声紋と前記記憶手段に記憶されたユーザーの声紋とが一致すると前記声紋判断手段により判断され、かつ、前記集音マイクにより集音された音声に前記護身用のキーワードが含まれているとキーワード判断手段により判断された場合に、前記護身手段を作動させる作動手段と、を含んで構成されている。
【0007】
本発明の護身装置の記憶手段は、ユーザーの声紋、及び護身用のキーワードを記憶可能とされている。ここで、護身用のキーワードとは、護身装置の護身機能を作動させるためのキーワードであり、例えば、「助けて」「誰か」などの語である。集音マイクでは、音声が集音され、護身手段では予め定められた護身動作が行われる。ここで、護身手段とは、攻撃に対応可能なあらゆる手段をいう。
【0008】
声紋判断手段では、集音マイクにより集音された音声の声紋と記憶手段に記憶されたユーザーの声紋とが一致するか否かが判断され、キーワード判断手段では、集音マイクにより集音された音声に護身用のキーワードが含まれているか否かが判断される。そして、声紋判断手段により集音マイクで集音された音声の声紋と記憶手段に記憶されたユーザーの声紋とが一致すると判断され、かつ、集音マイクで集音された音声に護身用のキーワードが含まれていると判断された場合に、作動手段によって護身手段が作動される。
【0009】
すなわち、本発明によれば、ユーザー声による護身用のキーワードが集音されることにより護身手段が作動されるので、急迫時においても、スイッチ操作なしで確実にかつ誤操作なく護身装置の護身手段を作動させることができる。
【0010】
なお、本発明の護身装置の前記作動手段は、請求項2に記載のように、前記集音マイクにより集音された音声が所定の音量以上の場合に前記護身手段を作動させることを特徴とすることもできる。
【0011】
護身の必要時の声は、助けを求めたり相手方を怯ませたりするために、通常時の声よりも大きいものである。上記のように、集音された音声が所定の音量以上の場合に護身手段を作動させることにより、通常の会話中に護身用のキーワードが含まれている場合に護身手段が作動されるのを防止することができる。
【0012】
なお、本発明の護身装置の護身手段としては、例えば、相手に電気ショックを与えることの可能な高電圧銃ヘッド、相手の視力を低減させることの可能な発光動作、警報音の出力、現場の音声や画像を取り込んで所定の連絡先にリアルタイムに送信する送信手段などがあるが、請求項3に記載のように、護身手段が被写体を撮像する撮像手段を含んで構成されることにより、ユーザーが護身用のキーワードを発声することにより、相手方を自動的に撮像することができる。
【0013】
また、本発明の護身装置の護身手段が請求項4に記載のように、閃光を出力する閃光手段を含んで構成されることにより、ユーザーが護身用のキーワードを発声することにより、自動的に閃光が出力されるので、相手方の目を眩ませたり、相手方の視力を低下させることもできる。
【0014】
また、本発明の護身装置の護身手段が、請求項5に記載のように、集音マイクにより集音された音声を録音する録音手段を含んで構成されることにより、ユーザーが護身用のキーワードを発声することにより、相手方の声を含む現場の音声を自動的に録音することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0016】
本実施形態のデジタルカメラ10は、通常のデジタルカメラとしての機能及び護身装置としの機能を兼ね備えたものである。デジタルカメラ10は、図1に示すように、前面に発光部14、撮影レンズ16、及びマイク20を備え、上面にシャッターボタン12を備え、側面にスピーカ18を備える。シャッターボタン12は、ユーザーがシャッター操作を行うためのボタンであり、押下によりシャッターが作動される。発光部14は、閃光を出力可能とされている。撮影レンズ16は、被写体からの光を後述するCCD46に結像させる。スピーカ18からは所定の音声が出力され、マイク20は外部の音声を集音する。
【0017】
デジタルカメラ10は、図2に示すように、背面にファインダ22、電源ボタン24、選択ボタン25、登録ボタン26、護身用モードボタン27、及びモニタ28を備える。ユーザーは、ファインダ22から撮影される被写体の確認を行うことができ、電源ボタン24の押下により、デジタルカメラ10の電源のオン・オフを行うことができる。また、選択ボタン25により各種の指示を選択でき、登録ボタン26により後述する護身用キーワード及び声紋データの登録指示を行うことができる。また、護身用モードボタン27の押下により、デジタルカメラ10の一機能である後述する護身用モードのオン・オフを行うことができる。モニタ28は、デジタルカメラ10に取り込まれた画像や各種の指示などを表示可能とされている。
【0018】
図3に示すように、デジタルカメラ10の内部には、CPU30、声紋判断部32、キーワード判断部34、メモリ36、A/D変換部38、音声発生回路40、発光制御部42、A/D変換部44、CCD46、信号処理部48、及び表示回路50が備えられている。これらは、バス52を介して互いに接続されている。
【0019】
CPU30は、電源ボタン24、選択ボタン25、及び登録ボタン26と接続されており、電源ボタン24からの指示による、デジタルカメラ10のセットアップや動作終了の処理、登録ボタン26からの指示による護身用キーワードや声紋データの登録処理、選択ボタン25からの指示による各種処理の実行、その他のデジタルカメラ10の動作に係る処理を行う。
【0020】
メモリ36には、デジタルカメラ10の制御用の各種プログラム、ユーザーの声紋を特定する声紋データ、後述する護身機能を作動させるための護身用キーワード、デジタルカメラ10により取り込まれた画像データ、音声データなどが記録されている。
【0021】
A/D変換部38は、マイク20と接続されており、マイク20で集音された音声をデジタルデータに変換し、キーワード判断部34へ出力する。
【0022】
キーワード判断部34は、マイク20により集音された外部音声の中にメモリ36に登録されている護身用キーワードが含まれているかどうかを判断すると共に護身用キーワードであると判断した音声を抽出し、キーワード音声データとして声紋判断部32へ出力可能とされている。
【0023】
声紋判断部32は、キーワード判断部34から入力されるキーワード音声データがメモリ36に登録されたユーザーの声紋データと一致するかどうかを判断可能とされている。
【0024】
音声発生回路40は、所定の指示に基づいて、護身用に用いる警報ブザー音をスピーカ18に出力可能とされている。発光制御部42は、発光部14と接続されており、所定の指示に基づいて発光部14からの発光制御を可能とされている。
【0025】
A/D変換部44は、CCD46と接続されている。CCD46は撮影レンズ16からの光を受光すると共に受光した光を光電変換する。A/D変換部44はCCD46からの電気信号をデジタルのデータに変換し、信号処理部48へ出力する。信号処理部48は、A/D変換部44からのデータに所定の処理を行って所定形式の画像データを作成し、メモリ36へ出力する。
【0026】
表示回路50は、所定の指示に基づいて入力されたデータをモニタ28に表示可能とされている。
【0027】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0028】
まず、護身用キーワード、及び、声紋データの登録について説明する。ユーザーにより登録ボタン26が押されると、CPU30で、図4に示す登録処理が行われる。
【0029】
ステップS10で、表示回路50へ、録音スタンバイ表示をモニタ28に行うのための指示信号が出力される。これにより、表示回路50で所定の信号処理が行われ、モニタ28に録音スタンバイ表示が行われる。録音スタンバイ表示は、図5(A)に示すように、ユーザーに、録音の開始を指示するための「録音開始」、もしくは登録処理の中止を指示するための「キャンセル」の入力を促す表示である。
【0030】
ユーザーは選択ボタン25により「録音開始」もしくは「キャンセル」を選択する。ステップS12でユーザーからの録音開始指示があったかどうかを判断し、ユーザーからの録音開始指示があった場合には、ステップS14で音声の取り込みが開始され、ステップS16で、表示回路50へ、録音中表示をモニタ28に行うのための指示信号が出力される。録音中表示は、図5(B)に示すように、録音中であることを示すと共に、ユーザーに、録音の終了を指示するための「録音終了」、もしくは登録処理の中止を指示するための「キャンセル」の入力を促す表示である。
【0031】
これにより、表示回路50で所定の信号処理が行われ、モニタ28に録音中表示が行われる。ユーザーは、この状態で、護身用キーワードを自ら発声する。護身用キーワードは「たすけて」「だれか」等、ユーザーの希望する任意の語とすることができる。ここでは、護身用キーワードとして「たすけて」を登録することとする。なお、ステップS12でユーザーからの録音開始指示がなかった場合、すなわち、「キャンセル」が選択された場合、もしくは、一定時間指示がなかった場合には、本処理を終了する。
【0032】
ユーザーは、護身用キーワードの発声後、選択ボタン25により「録音終了」を選択する。なお、ユーザーは、「キャンセル」を選択することにより登録処理を中止することもできる。
【0033】
ステップS18では、ユーザーから録音終了指示があったかどうかを判断し、ユーザーからの録音終了指示があった場合には、ステップS20で、表示回路50へ、キーワード表示をモニタ28に行うのための指示信号が出力される。キーワード表示は、図5(C)に示すように、取り込んだキーワードを表示すると共に、当該キーワードを護身用キーワードとして登録する指示を行うための「登録OK」、もしくは、当該キーワードを登録しない指示をおこなうための「キャンセル」の入力を促す表示である。
【0034】
ユーザーは、表示されたキーワードを護身用キーワードとして登録する場合には、「登録OK」を選択し、表示されたキーワードが所望のキーワードでない等の理由により登録を望まない場合には、「キャンセル」を選択する。
【0035】
ステップS22では、ユーザーから登録OKの指示があったかどうかを判断し、ユーザーからの登録OKの指示があった場合には、ステップS24で、入力された音声から得られた護身用キーワード、及び、声紋をメモリ36へ記憶させ、本処理を終了する。なお、ステップS22の判断が否定された場合には、そのまま本処理を終了する。
【0036】
上記登録処理により、護身用キーワード、及び、ユーザーの声紋データが登録される。
【0037】
次に、護身機能の作用について説明する。
【0038】
ユーザーにより護身用モードボタン27が押されると、キーワード判断部34では、図6に示すキーワード判断処理が行われ、声紋判断部32では、図7に示す声紋判断処理が行われる。デジタルカメラ10において、キーワード判断部34及び声紋判断部32が、各々以下の処理状態に入っている状態を護身モードという。
【0039】
図6に示すように、キーワード判断部34は、ステップS30で、メモリ36から登録されている護身用キーワードを読出す。ステップS32で、マイク20、及びA/D変換部38を介して音声データを取り込む。ステップS34で、読出した護身用キーワードと音声データとを比較し、ステップS36で護身用キーワードと音声データとが一致するかどうかを判断する。判断が否定された場合には、ステップS32へ戻り、以下の処理を繰り返す。判断が肯定された場合には、ステップS38で、当該音声データを声紋判断部32へ出力して、ステップS32へ戻り、以下の処理を繰り返す。本処理は、護身用モードボタン27が再び押されて護身モードがオフされるまで繰り返される。
【0040】
また、図7に示すように、声紋判断部32は、ステップS40で、登録されている声紋データをメモリ36から読出す。ステップS42で、キーワード判断部34からの音声データの入力があるまで待機する。音声データの入力があった場合には、ステップS44で、メモリ36から読出した声紋データと、入力された音声データの声紋とを比較し、ステップS46でメモリ36から読出した声紋データの声紋と入力された音声データの声紋とが一致するかどうかを判断する。判断が否定された場合には、ステップS42へ戻り、以下の処理を繰り返す。判断が肯定された場合には、ステップS48で、CPU30へ護身機能作動信号を出力して本処理を終了する。
【0041】
上記キーワード判断処理、及び声紋判断処理によれば、護身用キーワードを登録した本人がこの護身用キーワードを発声することにより、護身機能作動信号を出力させることができる。したがって、急迫時においてもスイッチ操作なしで、確実に後述する護身機能作動処理を実行させることができる。また、スイッチ操作による実行ではなく、キーワード及び声紋により実行させるので、不用意にスイッチが操作されることによる誤操作も防止することができる。
【0042】
なお、上記のキーワード判断処理及び声紋判断処理を、入力された音声が一定の音量以上の場合にのみ行うこともできる。護身の必要時の声は、助けを求めたり相手方を怯ませたりするために、通常時の声よりも大きいものである。このように、集音された音声が所定の音量以上の場合にキーワード判断処理及び声紋判断処理をおこなうことにより、通常の会話中に護身用キーワードが含まれていた場合に後述の護身機能作動処理が実行されるのを防止することができる。
【0043】
CPU30は、護身機能作動信号が入力されると、図8に示す護身機能作動処理を実行する。
【0044】
ステップS50で、デジタルカメラ10の電源をオンにする。これにより、CCD46からは、所定のフレームレートで画像データが取り込まれ、取り込まれた画像データがモニタ28に表示される。また、マイク20も音声データの取り込みを開始する。
【0045】
ステップS52で、音声発生回路50に護身ブザー音発生指示が行われる。この指示を受けた音声発生回路50では所定の処理が行われ、スピーカ18から護身ブザー音が発せられる。これにより、相手方を威嚇することができる。
【0046】
ステップS54で、発光制御部42に発光指示が行われる。この指示を受けた発光制御部42では発光部14から閃光が出力されるように発光部14を制御し、これにより発光部14が閃光を出力する。これにより、相手方の目を眩ませたり、視力を低下させたりすることができる。
【0047】
ステップS56で、CCD46から取り込まれた画像データのメモリ36への記録指示が行われる。この指示により、CCD46で受光された被写体からの光が光電変換され、A/D変換部44、信号処理部48を介してメモリ36に記録される。これにより、相手方を撮影しておき、後日人物の特定などに用いることができる。
【0048】
ステップS58で、マイク20から取り込まれた音声データのメモリ36への記録指示が行われる。この指示により、マイク20は、音声を集音し、A/D変換部38を介して、音声データをメモリ36に出力して記録する。これにより、相手方の会話などを録音しておき、後日犯罪の証拠などに用いることができる。
【0049】
なお、護身機能としては、上記の護身機能作動処理で実行されるものに限定されるものではない。例えば、護身手段として高電圧銃ヘッドを備えてこれを作動させたり、護身手段として拡声器を備えてユーザーの声を拡声して出力したり、護身手段として通信可能な装置を備えて現場の音声や画像を取り込んで所定の連絡先にリアルタイムに送信したりすることもできる。
【0050】
また、本実施形態では、デジタルスチルカメラを護身装置とした例について説明したが、ビデオカメラ、携帯電話、CDプレーヤー、MDプレーヤー、などに適用することも可能である。
【0051】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、集音された音声の声紋と前記記憶手段に記憶されたユーザーの声紋とが一致すると声紋判断手段により判断され、かつ、集音された音声に前記護身用のキーワードが含まれているとキーワード判断部により判断された場合に護身手段を作動されるので、急迫時においても、スイッチ操作なしで確実に誤操作なく、護身装置の護身手段を作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のデジタルカメラを前面から見た斜視図である。
【図2】本実施形態のデジタルカメラの背面図である。
【図3】本実施形態のデジタルカメラの一部の概略ブロック図である。
【図4】登録処理のフローチャートである。
【図5】登録処理中のモニタ表示を示す図である。
【図6】キーワード判断処理のフローチャートである。
【図7】声紋判断処理のフローチャートである。
【図8】護身機能作動処理のフローチャートである。
【符号の説明】
10 デジタルカメラ(護身装置)
14 発光部(閃光手段)
16 撮影レンズ(撮像手段)
18 スピーカ(護身手段)
20 マイク(集音マイク、録音手段)
30 CPU(作動手段)
32 声紋判断部(声紋判断手段)
34 キーワード判断部(キーワード判断手段)
36 メモリ(記憶手段)
46 CCD(撮像手段)

Claims (5)

  1. ユーザーの声紋、及び護身用のキーワードを記憶可能な記憶手段と、
    音声を集音する集音マイクと、
    予め定められた護身動作を実行可能な護身手段と、
    前記集音マイクにより集音された音声の声紋と前記記憶手段に記憶されたユーザーの声紋とが一致するか否かを判断する声紋判断手段と、
    前記集音マイクにより集音された音声に前記護身用のキーワードが含まれているか否かを判断するキーワード判断手段と、
    前記集音マイクにより集音された音声の声紋と前記記憶手段に記憶されたユーザーの声紋とが一致すると前記声紋判断手段により判断され、かつ、前記集音マイクにより集音された音声に前記護身用のキーワードが含まれているとキーワード判断部により判断された場合に、前記護身手段を作動させる作動手段と、
    を備えた護身装置。
  2. 前記作動手段は、前記集音マイクにより集音された音声が所定の音量以上の場合に前記護身手段を作動させることを特徴とする請求項1に記載の護身装置。
  3. 前記護身手段は被写体を撮像する撮像手段を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の護身装置。
  4. 前記護身手段は閃光を出力する閃光手段を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の護身装置。
  5. 前記護身手段は前記集音マイクにより集音された音声を録音する録音手段を含むことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の護身装置。
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