JP2005328224A - デジタルカメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】撮影環境が陸上、水中のいずれかであるかに応じ、ユーザによる設定内容を反映させつつ、撮影環境に適した撮影条件を設定できるデジタルカメラを提供する。
【解決手段】撮影環境が陸上から水中に変化した場合、現在設定されている撮影条件をRAM104に記憶するとともに、デジタルカメラ10の撮影条件を予めROM102に記憶されている水中での撮影に適した撮影条件に設定する。撮影環境が水中から陸上に変化した場合、デジタルカメラ10の撮影条件をRAM104に記憶した撮影条件に設定する。
【選択図】 図2

Description

本発明はデジタルカメラに係り、特に水中撮影時に適した撮影条件を設定するデジタルカメラに関する。
従来、陸上及び水中の両方で使用されるデジタルカメラにおいて、水中撮影時に適した撮影条件を設定するものが様々考案されている。例えば特許文献1のカメラは、撮影環境が陸上、水中のいずれかであるかを判定する水中検知部と、被写体の明るさに基づいて札家路のストロボ発光の可否を決定するCPUとを具備し、CPUは、水中検知部により判定された撮影環境に応じてストロボ発光可否についての決定における被写体の明るさ判定レベルを切り換える。
特開2003−186093号公報
ところが、特許文献1のカメラによると、水中検知部が撮影環境が水中であるとの判定を行うと、明るさ判定レベルの切り換えが画一的に行われるだけであり、その切り換えの内容にユーザによる任意設定を全く反映できない。本発明はこのような問題点に鑑みてなされたもので、撮影環境が陸上、水中のいずれかであるかに応じ、ユーザによる設定内容を反映させつつ、撮影環境に適した撮影条件を設定できるデジタルカメラを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、請求項1に係る発明は、撮影環境が水中であることを検知する検知手段と、前記検知に応じて撮影環境が陸上から水中に変化したこと又は撮影環境が水中から陸上に変化したことを判断する撮影環境変化判定手段と、撮影環境が陸上から水中に変化したとの判断に応じてデジタルカメラの撮影条件を水中撮影に適した条件に設定する条件設定手段と、撮影環境が陸上から水中に変化したとの判断に応じて現在の撮影条件の設定を記憶する撮影条件設定記憶手段と、を備え、前記条件設定手段は、撮影環境が水中から陸上に変化したとの判断に応じてデジタルカメラの撮影条件を前記撮影条件設定記憶手段に記憶された撮影条件に設定するデジタルカメラを提供する。
この発明によると、撮影環境が陸上から水中に変化した場合、現在の撮影条件の設定が記憶されるとともに、水中撮影に適した設定が行われる。加えて、撮影環境が水中から陸上に変化した場合、記憶された撮影条件が再設定されるため、陸上撮影時にユーザが任意に行った設定内容に戻すことができる。即ち、ユーザは自分の好みにあった設定操作をやり直すことなく簡単に復帰させることができる。なお、撮影条件とは、デジタルカメラの設定を表す各種の設定情報であり、例えばシャッタースピード、絞り値、画質モード(画像データの圧縮率)、感度、露出プログラムのモード、測光方式、ホワイトバランスのモード、フォーカスのモード、シャープネスのモード、焦点距離、露出補正値、ストロボのオンオフ、ストロボ補正値、マクロモードのオンオフなど、複数の設定項目が含まれる。
請求項2に係る発明は、撮影環境が水中であることを検知する検知手段と、前記検知に応じて現在のデジタルカメラの撮影条件が水中撮影に適した撮影条件であるか否かを判断する条件判定手段と、前記判断の結果に応じて水中撮影に適した撮影条件を通知する通知手段と、を備えるデジタルカメラを提供する。
この発明によると、水中撮影に適した撮影条件をユーザに通知して推奨することができる。また、通知した撮影条件をユーザに任意に選択させることで水中撮影に適した撮影条件をユーザの好みに合わせて設定させることもできる。
請求項3に係る発明は、撮影環境が水中であることを検知する検知手段と、前記検知に応じて現在のデジタルカメラの撮影条件が水中撮影に適した撮影条件であるか否かを判断する条件判定手段と、前記判断の結果に応じて水中撮影に適していない撮影条件が設定されている旨を警告する警告手段と、を備えるデジタルカメラを提供する。
この発明によると、水中撮影に適さない撮影条件が設定されていることをユーザに警告できる。また、警告した撮影条件をユーザの好みに合わせて任意に変更させることもできる。
請求項4に係る発明は、水中撮影に適していない撮影条件を不適合の程度に応じて段階的に分類した判定基準情報を記憶する判定基準情報記憶手段をさらに備え、前記警告手段は水中撮影に適していない撮影条件に対応する段階に応じて警告の内容を変化させる請求項3に記載のデジタルカメラを提供する。
この発明によると、水中撮影に適していない撮影条件が設定されている場合、その不適合の程度に応じた警告がなされる。従って、ユーザは警告の内容から自分の設定した撮影条件の不適切さの程度を認識でき、この認識に応じて撮影条件が適切に変更されることが期待できる。
請求項5に係る発明は、撮影条件の設定操作に応じて現在の撮影条件を水中撮影に適した撮影条件に設定変更する条件設定手段をさらに備える請求項2〜4のいずれかに記載のデジタルカメラを提供する。
この発明によると、撮影条件の設定操作に応じて現在の撮影条件を水中撮影に適した撮影条件に設定変更するため、強制的でなくユーザの操作に応じた撮影条件変更を行うことができる。
請求項6に係る発明は、前記条件判定手段は現在のデジタルカメラの撮影条件の設定が変更されたことに応じて前記判断を行う請求項2〜5のいずれかに記載のデジタルカメラを提供する。
この発明によると、撮影条件の設定が変更されるごとにその撮影条件が水中撮影に適しているか否かのチェックをかけることができる。
請求項7に係る発明は、前記条件判定手段は前記判断を実行する旨又は実行しない旨の設定操作に応じて前記判断を行う請求項2〜6のいずれかに記載のデジタルカメラを提供する。
この発明によると、現在の撮影条件が水中撮影に適しているか否かの判断をユーザの設定操作に応じて許可あるいは禁止とすることができる。
この発明によると、撮影環境が陸上から水中に変化した場合、現在の撮影条件の設定が記憶されるとともに、水中撮影に適した設定が行われる。加えて、撮影環境が水中から陸上に変化した場合、記憶された撮影条件が再設定されるため、陸上撮影時にユーザが任意に行った設定内容に戻すことができる。即ち、ユーザは自分の好みにあった設定操作をやり直すことなく簡単に復帰させることができる。また、この発明によると、水中撮影に適した撮影条件をユーザに通知して推奨することができ、通知した撮影条件をユーザに任意に選択させることで水中撮影に適した撮影条件をユーザの好みに合わせて設定させることもできる。さらに、この発明によると、水中撮影に適さない撮影条件が設定されていることをユーザに警告でき、警告した撮影条件をユーザの好みに合わせて任意に変更させることもできる。
以下、添付した図面を参照し本発明の好ましい実施の形態を説明する。
<第1実施形態>
[概略構成]
図1は、本発明の好ましい実施形態に係るデジタルカメラ10の内部の概略構成を示すブロック図である。同図において、CPU100は、本カメラシステムの各回路を統括制御する制御部であり、ROM102及びRAM104等の記憶手段を備えている。ROM102には、CPU100が処理するプログラム及び制御に必要な各種データ等が格納され、RAM104は、CPU100が各種の演算処理等を行う際の作業用エリアとして利用される。ROM102はデータの消去/書き込みが可能なフラッシュROMで構成される。CPU100は、レリーズボタン、電源ボタン、ストロボボタン、マクロボタン、ズームレバー、表示ボタン、BACKボタン、マークボタン、メニュー/OKボタン、十字ボタン、モードスイッチ等からなる操作部106から出力された操作信号に基づき対応する回路の動作を制御し、レンズ駆動制御、撮影動作制御、画像処理制御、画像データの記録/再生制御、モニタ30の表示制御などを行うとともに、自動露出(AE)演算、自動焦点調節(AF)演算、ホワイトバランス(WB)調整演算などの各種演算処理を実行する。
レンズ14を通過した光は、CCDイメージセンサ(CCD)108に入射する。CCD108の受光面には、フォトセンサが平面的に配列されており、レンズ14を介してCCD108の受光面に結像された被写体の光学像は、各フォトセンサによって入射光量に応じた量の信号電荷に変換される。各フォトセンサに蓄積された信号電荷は、図示しないタイミングジェネレータから与えられる駆動パルスに基づいて信号電荷に応じた電圧信号(画像信号)として順次読み出され、アナログ信号処理部110に送られる。
アナログ信号処理部110は、サンプリングホールド回路、色分離回路、ゲイン調整回路、A/D変換器等の信号処理回路を含み、このアナログ信号処理部110で入力された画像信号が、相関二重サンプリング処理並びにR、G、Bの各色信号に色分離処理され、各色信号の信号レベルの調整(プリホワイトバランス処理)が行われる。そして、デジタルの画像信号に変換されてRAM104に格納される。
RAM104に格納された画像信号は、画像信号処理部112に送られる。画像信号処理部112は、輝度・色差信号生成回路、ガンマ補正回路、シャープネス補正回路、コントラスト補正回路、ホワイトバランス補正回路等を含むデジタルシグナルプロセッサ(DSP)で構成され、CPU100からのコマンドに従って入力された画像信号を処理する。この画像信号処理部112に入力された画像信号は、輝度信号(Y信号)及び色差信号(Cr,Cb 信号)に変換されるとともに、ガンマ補正等の所定の処理が施された後、RAM104に格納される。RAM104に格納された画像データは、表示部114に入力される。表示部114は入力された画像データを表示用の所定方式の信号(例えば、NTSC方式のカラー複合映像信号)に変換してモニタ30に出力する。
CCD108から出力される画像信号によってRAM104内の画像データが定期的に書き換えられ、その画像データから生成される映像信号がモニタ30に供給されることにより、CCD108を介して入力される画像がリアルタイムにモニタ30に表示される。撮影者は、このモニタ30に映し出される画像(スルー画像)によって撮影画角を確認することができる。
なお、表示部114は、OSD信号発生回路を含み、OSD信号発生回路はCPU100からのコマンドに従ってシャッタ速度や絞り値、撮影可能枚数、撮影日時、警告メッセージ等の文字及び記号情報を表示するための信号を発生させる。このOSD信号発生回路から出力される信号は、必要に応じて画像信号に混合されて、モニタ30に供給される。これにより、スルー画像や再生画像に文字等が合成された合成画像が表示される。
モードスイッチにてカメラのモードが撮影モードに設定されると、デジタルカメラ10は撮影が可能になる。この状態でレリーズボタンが半押しされると、CPU100にS1ON信号が発せられる。CPU100は、このS1ON信号を検知して、AE、AF動作を実行する。すなわち、CPU100は、被写体にピントが合うように、図示しないレンズ駆動部を制御するとともに、被写体の明るさを測定し、適正露出となるように絞り値とシャッタ速度を決定する。
この後、レリーズボタンが全押しされると、CPU100にS2ON信号が発せられ、CPU100は、このS2ON信号を検知して、記録動作を実行する。すなわち、レリーズボタンの半押し時に決定した絞り値、シャッタ速度となるように、図示しない絞り駆動部及びCCD108の電子シャッタを制御し、画像の取り込みを行なう。
こうしてレリーズボタンの全押し操作に応動して、記録用の画像データの取り込みが開始され、CCD108から出力された1コマ分の画像信号が、アナログ信号処理部110を介してRAM104に取り込まれる。RAM104に取り込まれた画像信号は、画像信号処理部112で所定の信号処理が施された後、再びRAM104に格納され、画像記録部116に送られる。
画像記録部116は、圧縮伸張処理回路を含み、圧縮伸張処理回路はCPU100からのコマンドに従って入力された画像データをJPEGその他の所定の形式に従って圧縮する。圧縮された画像データは、メディアインターフェース(メディアI/F)118を介して所定フォーマットの画像ファイルとして記録メディア120に記録される。なお、記録メディア120としては、xDピクチャーカード、スマートメディア、コンパクトフラッシュ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなどのカメラボディに対して着脱可能なリムーバブルメディアの他、カメラボディに内蔵された記録メディア(内部メモリ)であってもよい。
モードスイッチにて再生モードが選択されると、記録メディア120に記録された画像の再生が可能になる。モードスイッチが再生モードに設定されると、記録メディア120に最後に記録された画像ファイルの画像データを読み出す。読み出された画像データは、画像記録部116にて所要の伸張処理が施されたのち、表示部114を介してモニタ30に出力される。これにより、記録メディア120に記録された画像の閲覧が可能になる。
画像のコマ送りは、十字ボタンで行なわれ、十字ボタンの右キーが押されると、次の画像ファイルが記録メディア120から読み出され、モニタ30に再生表示される。また、十字ボタンの左キーが押されると、前の画像ファイルが記録メディア120から読み出され、モニタ30に再生表示される。
また、デジタルカメラ10は、ホスト機器へのUSB接続をトリガとして、その動作モードを通信モードに移行する。通信モードとしては、パーソナルコンピュータ(PC)に接続されて、PCからリムーバブルディスク(マスストレージデバイス)として認識させる「PCモード」と、プリンタに接続されて、プリンタに対して記録メディア120に記録されている画像をプリントさせる「ダイレクトプリントモード」とを備えている。通信制御部122は、設定された通信モードの下で所定のコマンド形式に従ったデータの送受信を行なう。
デジタルカメラ本体10は水中ハウジング11に収納されることで防水され、水中での撮影が可能である。水中ハウジング11には水圧センサ121が設けられており、水中ハウジング11に加わる水圧を検知する。水中判定部123は、水圧センサ121の値を検知し、この値に基づいて現在デジタルカメラ10が水中にあるか否かを判断する。一例として、水中判定部123は、水圧が1.2気圧を超えるとき、即ちデジタルカメラ10が水深約2mの所にあるとき、水中にあると判断する。一方、水中判定部123は、水圧が1.2気圧以下であるとき、水中にない(即ち陸上にある)と判断する。なお、水圧センサ121の代わりに、デジタルカメラ10が水中にあることを検出できる各種機器(冠水センサなど)を設けてもよい。
[デジタルカメラの処理]
次に、図2のフローチャートに基づき、デジタルカメラ10の実行する処理を説明する。この処理は、撮影環境が陸上と水中との間で変化する場合、その環境に合わせた撮影条件を設定することを目的とする。本明細書では、撮影条件とは、デジタルカメラ10の設定を表す各種の設定情報であり、例えばシャッタースピード、絞り値、画質モード(画像データの圧縮率)、感度、露出プログラムのモード、測光方式、ホワイトバランスのモード、フォーカスのモード、シャープネスのモード、焦点距離、露出補正値、ストロボのオンオフ、ストロボ補正値、マクロモードのオンオフなど、複数の設定項目が含まれる。
S1では、水圧センサ121が水中ハウジング11に加わる水圧を検知する。水中判定部123は、水圧センサ121の値を検知し、この値に基づいて現在デジタルカメラ10が水中にあるか否かを判断する。S2では、CPU100は、S1での水中判定部123の判断結果に応じ、デジタルカメラ10の撮影環境が陸上から水中に変化したか否かを判断する。例えば、水中判定部123が、デジタルカメラ10が陸上にあると判断し、かつその後デジタルカメラ10が水中にあると判断した場合、撮影環境が陸上から水中に変化したと判断する。撮影環境が陸上から水中に変化した場合はS3に移行し、変化していない場合はS1に戻る。S3では、現在設定されている撮影条件をRAM104に記憶する。S4では、デジタルカメラ10の撮影条件を予めROM102に記憶されている水中での撮影に適した撮影条件(以下、水中撮影条件という)に設定する。水中撮影条件は複数の設定項目を含んでいてもよく、例えば、感度はISO100相当、レンズ14の絞りはf8、レリーズボタン全押し時にストロボを強制発光などとすることができる。なお、ROM102に記憶されている水中撮影条件は操作部106の操作で適宜変更できる。
S5では、水圧センサ121が水中ハウジング11に加わる水圧を検知する。水中判定部123は、水圧センサ121の値を検知し、この値に基づいて現在デジタルカメラ10が陸上にあるか否かを判断する。S6では、CPU100は、S5での水中判定部123の判断結果に応じ、デジタルカメラ10の撮影環境が水中から陸上に変化したか否かを判断する。例えば、水中判定部123が、デジタルカメラ10が水中にあると判断し、かつその後デジタルカメラ10が陸上にあると判断した場合、撮影環境が水中から陸上に変化したと判断する。撮影環境が水中から陸上に変化した場合はS7に移行し、変化していない場合はS5に戻る。S7では、デジタルカメラ10の撮影条件をS3でRAM104に記憶した撮影条件に設定する。なお、上述の処理ステップS1〜7をCPU100に実行させるプログラムはROM102に記憶されている。
以上の処理により、撮影環境が陸上から水中に変化した場合、設定が水中撮影条件に変更されるため、不適切な設定による水中撮影の失敗が防止できるとともに、設定を変更する操作を省くことができ、ユーザの操作性が向上する。また、撮影環境が陸上から水中に変化した場合、陸上での撮影条件がRAM104に記憶され、撮影環境が水中から再び陸上に変化した場合、RAM104に記憶された撮影条件に設定が戻るため、設定の変更を戻す操作を省くことができ、ユーザの操作性が向上する。即ち、ユーザは自分の好みにあった設定操作をやり直すことなく簡単に復帰させることができる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、デジタルカメラ10が水中にある場合、予めROM102に記憶されていた水中撮影条件に自動的に設定されたが、ユーザに撮影条件を変更するか否かを確認し、ユーザの指示に応じて撮影条件の一部又は全部を水中撮影条件に変更するようにしてもよい。具体的には、第1実施形態と同様の構成のデジタルカメラ10で、以下のような処理を実行させればよい。
図3はその処理の流れを示すフローチャートである。S11では、水圧センサ121が水中ハウジング11に加わる水圧を検知する。S12では、水中判定部123は、水圧センサ121の値を検知し、この値に基づいて現在デジタルカメラ10が水中にあるか否かを判断する。水中にある場合はS13に移行し、水中にない場合はS11に戻る。S13では、デジタルカメラ10に現在設定されている撮影条件が予めROM102に記憶されている水中撮影条件と一致するか否かを判断する。一致する場合はこの処理を終了し、一致しない場合はS14に移行する。なお、一致するとは、両者が完全に一致する場合であってもよいし、設定項目の一部が一致する場合であってもよいが、後述の処理ステップS14で水中撮影条件を表示してユーザに設定変更を促すため、完全に一致する場合に限り処理を終了することが好ましい。
S14では、図4に示すように、水中撮影条件に一致しない撮影条件がある旨を表示により通知し、かつこの撮影条件を水中撮影条件に設定変更するか否かを問い合わせる設定変更確認画面を表示部114に表示させる。この画面では、一例として、ストロボを強制発光、ホワイトバランスを自動調整(AUTO)、マクロ設定をONとする設定項目を水中撮影条件として表示し、この撮影条件に設定を変更するか否かを問い合わせている。ユーザは、この画面の問い合わせに対応して、表示された撮影条件を新たな撮影条件として設定変更させる指示を操作部106によるOKボタンの押下又はCANCELボタンの押下で入力できる。設定変更を行う指示はOKボタンの押下で行い、設定変更を行わない指示はCANCELボタンの押下で行う。設定変更を行う指示が入力された場合はS16に移行し、設定変更を行わない指示が入力された場合はこの処理を終了する。S16では、水中撮影条件に設定を変更する。なお、上述の処理ステップS11〜16をCPU100に実行させるプログラムはROM102に記憶されている。
なお、複数の水中撮影条件の候補をパターン化してROM102に記憶させてもよい。この場合、設定変更確認画面には全ての水中撮影条件パターンを順次又は一括して表示し、その中から1つのパターンを選択させ、選択されたパターンに設定変更してもよい。また、撮影条件が複数の設定項目(例えば上述のストロボ強制発光、マクロ設定、ホワイトバランスなど)を含んでいる場合、設定項目ごとに設定を変更するか否かを問い合わせ、設定項目ごとに設定を変更する指示又は変更しない指示を行えるようにしてもよい。
また、S16の終了後にユーザ操作により撮影条件が変更された場合は、再度S11に戻り、設定変更した撮影条件がROM102に記憶された水中撮影条件と一致するか否かを再び判断し、一致しない場合は再びS14に移行してもよい。このようにすれば、水中で撮影条件が変更される度に、変更された撮影条件が水中撮影条件に適合するか否かをユーザに通知できる。ただし、操作部106の操作により、「警告を表示しない」などといった設定をオン又はオフにすることにより、撮影条件が変更されてもこの通知を実行するか否かの選択ができるようにしてもよい。
以上の処理により、現在の撮影条件が水中撮影条件に一致しない場合、水中撮影条件が表示されその撮影条件に設定変更するか否かを問い合わせるため、不適切な設定による水中撮影の失敗を防止できる。また、ユーザ操作に応じて各設定項目を水中撮影条件に変更できるため、水中撮影に適当な設定内容をいちいち考慮する手間を省くことができ、ユーザの利便性が向上する。
<第3実施形態>
第2実施形態では、現在の撮影条件が水中撮影条件と一致しない場合、水中撮影条件に一致しない撮影条件が設定されている旨を表示して警告していたが、一致しない撮影条件の内容に応じて警告の内容を変化させてもよい。具体的には、第1実施形態と同様の構成のデジタルカメラ10で、以下のような処理を実行させればよい。図5はこの処理の流れを示すフローチャートである。
S21では撮影条件の設定の変更を操作部106の操作により受け付ける。S22では、水圧センサ121が水中ハウジング11に加わる水圧を検知する。S23では、水中判定部123は、水圧センサ121の値を検知し、この値に基づいて現在デジタルカメラ10が水中にあるか否かを判断する。水中にある場合はS24に移行し、水中にない場合は処理を終了する。S24では、デジタルカメラ10に現在設定されている撮影条件が、予めROM102に記憶されている撮影条件適合判定基準情報に含まれる設定項目の少なくとも1つと一致するか否かを判断する。図6は撮影条件適合判定基準情報の一例を示す。撮影条件適合判定基準情報では、撮影条件の設定項目と、設定の不適切さの度合を示すレベルと、警告方法とが対応づけられている。この図の撮影条件適合判定基準情報は、水中撮影に不適切な設定をその度合に応じて段階的に分類し、この段階(レベル)に応じた警告方法を対応させている。即ち、光量の不足する水中では最も撮影失敗につながりやすい設定である発光禁止をレベル5、水中撮影では利用効果のない赤目軽減をレベル4、手振れしやすいスローシンクロをレベル3、オート発光をレベル2、強制発光をレベル1としている。現在設定されている撮影条件が撮影条件適合判定基準情報に含まれる設定項目の少なくとも1つと一致する場合は設定されている撮影条件が水中撮影に適していないと判断してS25に移行する。現在設定されている撮影条件が撮影条件適合判定基準情報に含まれる設定項目のいずれにも一致しない場合は設定されている撮影条件が水中撮影に適していると判断してこの処理を終了する。
S25では、現在設定されている撮影条件に含まれる設定項目に対応する警告方法を実行する。例えば、現在の撮影条件としてストロボが「発光禁止」に設定されている場合、対応する警告方法として、図7に示すような警告画面がモニタ30に表示される。この画面は図示しないスピーカなどの拡声手段から拡声される警告音とともに表示され、「OK」ボタンが押下されるまで表示が続行する。
なお、S25の終了後、第2実施形態のS14〜S16を実行して水中撮影条件への設定変更を問い合わせてもよい。また、現在設定されている撮影条件と一致する撮影条件適合判定基準情報の設定項目が複数存在する場合、その設定項目に対応するレベルのうち最大のレベルに対応する警告方法を実行することが好ましい。例えば、現在の設定がレベル4の「赤目軽減」及びレベル2の「オート」となっている場合、レベル4に対応する警告方法を実行することが好ましい。
以上の処理により、水中での撮影に不適切な撮影条件が設定されている場合、その撮影条件の不適切さの程度に応じた警告方法が実行されるため、不適切な設定による水中撮影の失敗が防止できる。
本発明の好ましい実施形態に係るデジタルカメラのブロック構成図 第1実施形態に係るデジタルカメラの実行する処理の流れを示すフローチャート 第2実施形態に係るデジタルカメラの実行する処理の流れを示すフローチャート 設定変更確認画面の一例を示す図 第3実施形態に係るデジタルカメラの実行する処理の流れを示すフローチャート 撮影条件適合判定基準情報の概念説明図 警告画面の一例を示す図
符号の説明
10:デジタルカメラ、121:水圧センサ、123:水中判定部

Claims (7)

  1. 撮影環境が水中であることを検知する検知手段と、
    前記検知に応じて撮影環境が陸上から水中に変化したこと又は撮影環境が水中から陸上に変化したことを判断する撮影環境変化判定手段と、
    撮影環境が陸上から水中に変化したとの判断に応じてデジタルカメラの撮影条件を水中撮影に適した条件に設定する条件設定手段と、
    撮影環境が陸上から水中に変化したとの判断に応じて現在の撮影条件の設定を記憶する撮影条件設定記憶手段と、
    を備え、
    前記条件設定手段は、撮影環境が水中から陸上に変化したとの判断に応じてデジタルカメラの撮影条件を前記撮影条件設定記憶手段に記憶された撮影条件に設定するデジタルカメラ。
  2. 撮影環境が水中であることを検知する検知手段と、
    前記検知に応じて現在のデジタルカメラの撮影条件が水中撮影に適した撮影条件であるか否かを判断する条件判定手段と、
    前記判断の結果に応じて水中撮影に適した撮影条件を通知する通知手段と、
    を備えるデジタルカメラ。
  3. 撮影環境が水中であることを検知する検知手段と、
    前記検知に応じて現在のデジタルカメラの撮影条件が水中撮影に適した撮影条件であるか否かを判断する条件判定手段と、
    前記判断の結果に応じて水中撮影に適していない撮影条件が設定されている旨を警告する警告手段と、
    を備えるデジタルカメラ。
  4. 水中撮影に適していない撮影条件を不適合の程度に応じて段階的に分類した判定基準情報を記憶する判定基準情報記憶手段をさらに備え、
    前記警告手段は水中撮影に適していない撮影条件に対応する段階に応じて警告の内容を変化させる請求項3に記載のデジタルカメラ。
  5. 撮影条件の設定操作に応じて現在の撮影条件を水中撮影に適した撮影条件に設定変更する条件設定手段をさらに備える請求項2〜4のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  6. 前記条件判定手段は現在のデジタルカメラの撮影条件の設定が変更されたことに応じて前記判断を行う請求項2〜5のいずれかに記載のデジタルカメラ。
  7. 前記条件判定手段は前記判断を実行する旨又は実行しない旨の設定操作に応じて前記判断を行う請求項2〜6のいずれかに記載のデジタルカメラ。
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