JP2004170821A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】作像ユニット40と140にガイド突部42,43,142,143を設け、これらのガイド突部42,43,142,143がそれぞれ摺動自在に嵌合するガイド溝44,45,144,145を光書き込み装置8のケース50に形成し、作像ユニット40,140の着脱時に、ガイド突部42,43,142,143をガイド溝44,45,144,145によって案内する。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するための作像装置と、該像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写するための転写装置とを有し、前記像担持体に光を照射して該像担持体を露光する光書き込み装置を除く作像装置と像担持体のうちの1つ又はその複数のものが、画像形成装置本体に対して着脱可能な作像ユニットとして構成されている画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
複写機、プリンタ、ファクシミリ或いはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成される上記形式の画像形成装置は従来より周知である。この形式の画像形成装置は、光書き込み装置を除く作像装置と像担持体のうちの1つ又はその複数のものが、画像形成装置本体に対して着脱可能な作像ユニットとして構成されているので、画像形成装置の保守などを専門に行うサービスマンはもとより、一般のユーザでも容易に像担持体や作像ユニットの点検、修理或いはその交換作業などを行うことができる。
【0003】
しかしながら、いくら作業が容易であるとはいえ、不慣れなユーザが作像ユニットを着脱すると、その作像ユニットを、転写装置に強く打ち当てたり、該転写装置に大きな力で摺擦させて、交換する必要のない部品に傷をつけ、その寿命を短くするおそれがある。
【0004】
そこで、転写装置を作像ユニットから離間できるように構成し、両者を大きく離してから、作像ユニットを着脱できるように構成した画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。ところが、転写装置を作像ユニットから大きく離間できるように構成すると、両者が相対的に動き得る大きなスペースを画像形成装置本体内に確保しなければならないため、画像形成装置本体が大型化する欠点を免れない。
【0005】
また、互いに隣接して配置された複数の作像ユニットを有する画像形成装置においては、いずれかの作像ユニットを着脱する際、その作像ユニットが他の作像ユニットに強く当たってこれらに傷が付けられるおそれもある。
【0006】
そこで、作像ユニットの着脱時に、その作像ユニットが転写装置又は他の作像ユニットに強く当たらないように案内するガイド手段を設けることが考えられる。かかるガイド手段を設ければ、作像ユニットが転写装置又は他の作像ユニットに打ち当たるような不具合を阻止することが可能である。ところが、作像ユニットを案内する専用のガイド手段を設ければ、それだけ画像形成装置の構造が複雑化し、そのコストが上昇する欠点を免れない。
【0007】
なお、画像形成装置本体内の要素を、画像形成装置本体に対して着脱できるように構成した画像形成装置は、例えば特許文献2に記載されているように従来より周知である。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−325622号公報(段落〔0038〕、図3)
【特許文献2】
特開2000−194203号公報(第3−5頁、図1)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した新規な認識に基づきなされたものであり、その目的とするところは、コストの上昇を抑えつつ、作像ユニットの着脱時に、該作像ユニットが転写装置に強く当たることを阻止し、或いは複数の作像ユニットが設けられているときは、作像ユニット同士が強く当たることを阻止し、或いは当該ユニット同士が強く当たることを阻止すると共に、作像ユニットと転写装置が強く当たることを阻止できる冒頭に記載した形式の画像形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置において、前記作像ユニットの着脱時に、該作像ユニットを案内するガイド手段を前記光書き込み装置のケースに設けたことを特徴とする画像形成装置を提案する(請求項1)。
【0011】
また、上記請求項1に記載の画像形成装置において、前記光書き込み装置の光出射口近傍のケース部分を曲折形成することにより前記ガイド手段を構成すると有利である(請求項2)。
【0012】
さらに、上記請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記ガイド手段は、前記作像ユニットを画像形成装置本体にセットしたとき、該作像ユニットを所定の位置に位置決めする機能を備えていると有利である(請求項3)。
【0013】
また、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記作像ユニットは、像担持体に形成された潜像をトナー像として可視像化する現像装置を有していると有利である(請求項4)。
【0014】
さらに、上記請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記作像ユニットは、トナー像転写後の像担持体表面を清掃するクリーニング装置を有していると有利である(請求項5)。
【0015】
また、上記請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記作像ユニットは、像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するための少なくとも1つの作像装置とを有するプロセスカートリッジであると有利である(請求項6)。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態例を図面に従って詳細に説明する。
【0017】
図1は画像形成装置の一例を示す垂直断面図であり、ここに示した画像形成装置は、フルカラー画像を形成できるように構成され、画像形成装置本体1内に配置されたドラム状の感光体より成る第1乃至第4の像担持体2Y,2C,2M,2BKと、同じく画像形成装置本体1内に配置された無端状の中間転写ベルト3を有している。中間転写ベルト3は支持ローラ4,5,6に巻き掛けられて矢印A方向に回転駆動される。かかる中間転写ベルト3は各像担持体2Y乃至2BKに当接し、その中間転写ベルト上に、各像担持体上に形成された各色のトナー像が重ねて転写される。
【0018】
第1乃至第4の各像担持体2Y,2C,2M,2BK上にトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルト3に転写する構成は、そのトナー像の色が異なるだけで、実質的に全て同一であるため、第1の像担持体2Yにトナー像を形成し、そのトナー像を中間転写ベルト3に転写する構成だけを説明する。図4は、この像担持体2Yと、そのまわりに設けられた各作像装置を示す拡大図である。像担持体2Yは図4における時計方向に回転駆動され、このとき帯電電圧を印加された帯電ローラ7より成る帯電装置によって像担持体2Yが所定の極性に帯電される。帯電ローラ7には、その表面を清掃するクリーニングローラ30が当接している。帯電後の像担持体2Yには、光書き込み装置8(図1参照)から出射する光変調されたレーザビームLが照射され、これによって像担持体2Yに静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像装置9によってイエロートナー像として可視像化される。
【0019】
光書き込み装置8は、そのケース50の内部に、図示していないレーザ光源、回転多面鏡、F・θレンズなどの光学素子を収容したそれ自体周知な構成を有し、ケース50に形成された光出射口51からレーザビームLが出射する。発光ダイオードを用いた光書き込み装置を用いることもできる。いずれの形式の光書き込み装置も、帯電後の像担持体に光を照射して該像担持体を露光し、該像担持体に潜像を形成する用をなす。
【0020】
現像装置9は、図4に示すように、乾式の現像剤Dを収容した現像ケース10と、この現像ケース10に回転自在に支持され、かつ該現像ケースに形成された開口を通して像担持体2に近接して対向配置された現像ローラ11と、現像ローラ11上の現像剤量を規制する現像ブレード31と、現像ローラ11に対向して配置された第1及び第2搬送スクリュー32,33を有している。現像ケース10内の現像剤Dは、第1及び第2搬送スクリュー32,33によって搬送されながら撹拌され、矢印方向に回転する現像ローラ11上に担持されて搬送される。このとき現像ブレード31によって、現像ローラ11上の現像剤の高さが一定に規制され、規制後の現像剤が現像ローラ11と像担持体2Yとの間の現像領域に運ばれ、ここで現像剤中のトナーが像担持体に形成された静電潜像に静電的に移行して、該潜像がトナー像として可視像化される。現像剤として一成分又は二成分のいずれの現像剤を用いることもできるが、ここではトナーとキャリアを有する二成分系現像剤が用いられている。
【0021】
中間転写ベルト3を挟んで、像担持体2Yと反対側に一次転写ローラ12Yが配置され、この一次転写ローラ12Yに転写電圧が印加されることにより、像担持体2Y上のトナー像が、矢印A方向に回転する中間転写ベルト3上に一次転写される。トナー像転写後の像担持体2Y上に付着する転写残トナーはクリーニング装置13によって除去される。
【0022】
本例のクリーニング装置13は、像担持体2Yを向いた側に開口を有するクリーニングケース34と、基端部がそのクリーニングケース34に固定支持され、先端部が像担持体2Yの表面に圧接して、該像担持体2Y上の転写残トナーを除去するクリーニングブレード35と、除去されたトナーを図示していない廃トナーボトルに搬送する廃トナー搬送スクリュー36とを有している。帯電ローラ7には、直流に交流成分の重畳された帯電電圧が印加されているので、クリーニング装置13を通過した像担持体2Yが帯電ローラ7を通るとき、除電と同時に帯電され、次の作像に備える。
【0023】
上述したところと全く同様にして、図1に示した第2乃至第4の像担持体2C,2M,2BK上にシアントナー像、マゼンタトナー像及びブラックトナー像がそれぞれ形成され、これらのトナー像がイエロートナー像の転写された中間転写ベルト3上に順次重ねて一次転写され、中間転写ベルト3上に合成トナー像が形成される。トナー像転写後の各像担持体2C,2M,2BK上の転写残トナーがクリーニング装置により除去されることも第1の像担持体2Yの場合と変わりはない。図1に示すように、第2乃至第4の像担持体2C,2M,2BKのまわりにも第1の像担持体2Yのまわりに設けられた各作像装置と同じく作用する作像装置が配置されているが、これらについての説明は省略する。但し、図1には、各像担持体2C,2M,2BK上のトナー像を中間転写ベルト3に転写するための各一次転写ローラに符号12C,12M,12BKをそれぞれ付してある。
【0024】
一方、図1に示すように、画像形成装置本体1内の下部には、例えば転写紙より成る記録媒体Pを収容した給紙カセット14と、給紙ローラ15を有する給紙装置16が配置され、給紙ローラ15の回転によって最上位の記録媒体Pが矢印B方向に送り出される。送り出された記録媒体は、レジストローラ対17によって、所定のタイミングで支持ローラ4に巻き掛けられた中間転写ベルト3の部分と、これに対置された二次転写ローラ18との間に給送される。このとき、二次転写ローラ18には所定の転写電圧が印加され、これによって中間転写ベルト3上の合成トナー像が記録媒体Pに二次転写される。
【0025】
合成トナー像を二次転写された記録媒体はさらに上方に搬送されて定着装置19を通り、このとき記録媒体上のトナー像が熱と圧力の作用により定着される。定着装置19を通過した記録媒体は、排紙ローラ対20によって、画像形成装置本体1の上部の排紙部22に排出される。また、トナー像転写後の中間転写ベルト3上に付着する転写残トナーはクリーニング装置24によって除去される。
【0026】
画像形成装置本体1内の上部には、イエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの各色のトナーを収容したトナーボトル37Y,37C,37M,37BKが配置され、その各トナーボトルから、その各色のトナーが図示していない搬送路を通して、各現像装置にそれぞれ補給される。
【0027】
また、中間転写ベルト3は、ベルトケース38に収容され、各一次転写ローラ12Y,12C,12M,12BKと、支持ローラ4,5,6はベルトケース38に回転自在に支持され、クリーニング装置24もこのベルトケース38に組み付けられている。中間転写ベルト3、ベルトケース38、一次転写ローラ12Y乃至12BK、支持ローラ4,5,6及びクリーニング装置24によって、一体的なユニット状の転写装置39が構成されている。この転写装置39は、前述のように、像担持体2Y乃至2BKに形成された各トナー像を中間転写ベルト3を介して記録媒体Pに転写するものであり、転写装置は、像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写する用をなすものである。かかる転写装置39は、画像形成装置本体1の手前側、すなわち図1の紙面に対して垂直な手前方向に引き出し、又はこれと逆方向に押し込んで、当該転写装置39を画像形成装置本体1に対して着脱できるように、画像形成装置本体1に支持されている。
【0028】
図1に示した画像形成装置においては、フルカラー画像を形成するとき、全ての像担持体2Y乃至2BKが中間転写ベルト3の表面に接触するが、白黒画像を形成するときと、画像形成動作の行われない待機時には、図2に示すように、第1乃至第3の像担持体2Y,2C,2Mに対向する中間転写ベルト3の部分と、その裏面側に配置された一次転写ローラ12Y,12C,12Mが、各像担持体2Y,2C,2Mから離間する方向に移動し、中間転写ベルト3がこれらの像担持体2Y,2C,2Mから離れている。
【0029】
また、上述の転写装置39や、後述する作像ユニットを画像形成装置本体1に対して着脱するときは、図3に示すように、像担持体2BKに対向する中間転写ベルト部分と一次転写ローラ12BKも、その像担持体2BKから離間する向きに移動し、中間転写ベルト3が全ての像担持体2Y乃至2BKから離間する。
【0030】
ところで、図4に示した帯電ローラ7より成る帯電装置、光書き込み装置8、現像装置9及びクリーニング装置13は、それぞれ、像担持体2Y上にトナー像を形成するための作像装置を構成するものであり、これは、他の像担持体2C,2M,2BKのまわりに設けられた帯電ローラ、現像装置及びクリーニング装置も同様である。
【0031】
ここで、像担持体に光を照射して該像担持体を露光する光書き込み装置8を除く作像装置と像担持体のうちの1つ又はその複数のものが、画像形成装置本体1に対して、像担持体の軸線方向に着脱可能な作像ユニットとして構成されている。例えば、像担持体とこれを支持する支持体とによって作像ユニットが構成され、或いは帯電装置とこれを支持する支持体とによって作像ユニットが構成される。さらに、現像装置単独、又はクリーニング装置単独でそれぞれ作像ユニットを構成し、或いは現像装置と像担持体を組み付けて作像ユニットを構成することもでき、さらに像担持体とクリーニング装置とを組み付け、或いはこれらに帯電装置をそれぞれ組み付けて作像ユニットを構成することもできる。このように、光書き込み装置を除く作像装置と像担持体のうちの1つ、又はその複数のものを適宜組み合わせて作像ユニットを構成できるが、図4には、現像装置9のみによって1つの作像ユニット40を構成し、クリーニング装置13と像担持体2Yとを組み付け、かつそのクリーニング装置13のクリーニングケース34に、帯電ローラ7とそのクリーニングローラ30を回転自在に支持することにより、他の作像ユニット140を構成した例を示している。他の像担持体2C,2M,2BKと、そのまわりに設けられた作像装置によっても、同様な作像ユニットが構成されているものとする。
【0032】
上述した各作像ユニット40,140は、像担持体の軸線方向、すなわち転写装置39の着脱方向と同じ方向に着脱可能に画像形成装置本体1に装着され、作像ユニット40,140を点検し、或いは修理し、又はこれを交換するとき、その作像ユニット40,140を画像形成装置本体1の手前側に引き出し、或いは当該作像ユニットを画像形成装置本体1の奥側へ押し込むことができる。このように作像ユニット40,140を画像形成装置本体1に対して着脱するとき、該作像ユニット40,140の要素が転写装置39、特にその中間転写ベルト3に打ち当り、或いは強く摺擦したとすると、これらに傷がつき、まだ交換する必要のない部品の寿命を縮めることになる。作像ユニット40,140の着脱時に、その作像ユニット40,140同士が強く当たった場合も同様である。
【0033】
そこで、本例の画像形成装置においては、作像ユニットの着脱時に、該作像ユニットを案内する案内手段が前述の光書き込み装置8のケース50に設けられている。これに関連する構成を、ここでも第1の像担持体2Yと、そのまわりに設けられた作像装置を示す図5を参照して説明する。
【0034】
図5に示すように、作像ユニット40,140は画像形成装置本体内に固定配置された光書き込み装置8のケース50の上壁上面に載置されている。その際、一方の作像ユニット40の構成要素である現像ケース10には、ほぼ水平方向に突出する一対のガイド突部42,43が形成され、これらのガイド突部42,43は、光書き込み装置8のケース50に一体に突設された突部に形成されたガイド溝44,45にそれぞれ像担持体2Yの軸線方向に摺動自在に嵌合している。ガイド溝44,45は、像担持体2Yの軸線方向、すなわち図5の紙面に対して垂直な方向に長く延びている。
【0035】
同様に、もう1つの作像ユニット140の構成要素であるクリーニングケース34にも、ほぼ水平方向に突出する一対のガイド突部142,143が形成され、これらのガイド突部142,143は、光書き込み装置8のケース50に一体に突設された突部に形成されたガイド溝144,145にそれぞれ像担持体2Yの軸線方向に摺動自在に嵌合している。これらのガイド溝144,145も、像担持体2Yも軸線方向に長く延びているのである。
【0036】
図5に示したように,中間転写ベルト3を像担持体2Yから離した後、作像ユニット40を、像担持体2Yの軸線方向手前側、すなわち図5の紙面に対して垂直な画像形成装置本体の手前方向に引くと、その作像ユニット40はケース50の上壁上に載置されたまま手前方向に移動するが、このとき各ガイド突部42,43がガイド溝44,45に嵌合したまま摺動するので、作像ユニット40が、がたついて転写装置39に打ち当たったり、大きな力で摺擦するようなことはない。ガイド溝44,45より成るガイド手段によって、作像ユニット40が転写装置39へ向けて移動することが規制され、両者間の距離がほぼ一定に保たれるので、これらが互いに干渉することが阻止されるのである。同様に、一方の作像ユニット40の現像ローラ11が像担持体2Yに大きな力で摺擦して、これらに傷が付けられることも阻止できる。作像ユニット40,140同士が強く当たることを阻止できるのである。ガイド突部42,43をガイド溝44,45に嵌合して、作像ユニット40を像担持体2Yの軸線方向奥側、すなわち画像形成装置本体の奥方向に押し込んで、その作像ユニット40を画像形成装置本体内にセットするときも同様である。
【0037】
また、もう一方の作像ユニット140を、像担持体2Yの軸線方向に着脱するときも、各ガイド突部142,143が、ガイド溝144,145より成る案内手段にそれぞれ嵌合しながら摺動するので、上述したところと全く同様に、その作像ユニット140が、がたついて転写装置39に強く打ち当たったり、大きな力で摺擦することを阻止でき、しかも像担持体2Yが現像ローラ11に大きな力で摺擦することも阻止できる。
【0038】
上述のように、作像ユニット40,140の着脱時に、その作像ユニット40,140が転写装置39に大きな力で当たったり、作像ユニット40,140同士が強く当たることはないので、一般のユーザが作像ユニットの着脱作業を行っても、これらに傷を付けて、その寿命を縮めてしまう不具合を阻止できる。特に作像ユニット140の着脱時に、像担持体2Yと中間転写ベルト3が大きな力で摺擦すると、これらが短命化しやすくなるが、かかる不具合を確実に阻止することができるのである。
【0039】
また、作像ユニットの着脱時に、上述のガイド手段によって、作像ユニットが転写装置に強く当たるおそれがないので、作像ユニットを引き出すのに先立って、中間転写ベルト3を像担持体2Yから大きな距離を離間させる必要はない。図5に示した両者の離間距離δを小さくできるのである。これにより、中間転写ベルト3と像担持体2Yを離間させるためのスペースを小さくでき、画像形成装置本体が大型化することを阻止できる。
【0040】
図6に示した画像形成装置においては、光書き込み装置8の上壁に、像担持体2Yの軸線方向に延びる一対のガイド突起46,47と、同じく像担持体2Yの軸線方向に延びる他の一対のガイド突起146,147がそれぞれケース50に一体に突設され、その一対のガイド突起46,47によって、作像ユニット40を案内し、もう一方の一対のガイド突起146,147によって、作像ユニット140を案内するように構成されている。この構成によっても、作像ユニット40又は140の着脱時に、両作像ユニット40,140が互いに強く摺擦することを阻止できる。
【0041】
図5及び図6に示したいずれのガイド手段も、光書き込み装置8のケース50に設けられているので、専用のガイド装置を設ける必要はなく、画像形成装置の構造の複雑化と、そのコストの上昇を抑えることができる。
【0042】
また、図5に示したガイド溝45,144は、光書き込み装置8の光出射口51の近傍のケース部分を曲折形成した突部によって形成され、図6に示したガイド突起47,146も、光出射口近傍のケース部分を曲折することにより形成されている。このように、光書き込み装置の光出射口近傍のケース部分を曲折形成することによりガイド手段を構成すると、その光出射口近傍のケース部分の剛性を高めることができるので、そのケース部分が、ここに加えられた外力などによって変形して、レーザビームLの光路を遮ってしまう不具合は発生しない。
【0043】
また、図5及び図6に示したガイド手段が、作像ユニットを画像形成装置本体にセットしたとき、該作像ユニットを所定の位置に位置決めする機能を備えているように構成すると、専用位置決め手段を設ける必要がなくなり、画像形成装置のコストを低減できる。例えば、作像ユニット40をセットする際、その作像ユニット40を画像形成装置本体に対して押し込み始めたときは、作像ユニット40の現像ローラ11が像担持体2Yから比較的大きな距離を保ち、該作像ユニット40が画像形成装置本体内の所定の位置にセットされる極く直前に、現像ローラ11が像担持体2Yに近づくことができるように、各ガイド溝44,45又はガイド突起46,47にテーパを形成する。同様に、もう一方の作像ユニット140をセットする際も、その作像ユニット140を画像形成装置本体に対して押し込み始めたときは、その像担持体2Yが中間転写ベルト3から比較的大きく離れ、その作像ユニット140が画像形成装置本体内の所定に位置にセットされる極く直前に、像担持体2Yが中間転写ベルト3に接近し、或いは接触するように、各ガイド溝144,145又はガイド突起146,147にテーパを形成するのである。作像ユニット140がセットされ終えたとき、その像担持体2Yが中間転写ベルト3に接触するように構成したときは、前述のように、作像ユニットの着脱時に、中間転写ベルト3を像担持体から離間させる構成を廃止することができる。
【0044】
また、上述した構成を採用しても、現像ローラ11が像担持体2Yに近づき、或いは像担持体2Yが中間転写ベルト3に近づくのは、各作像ユニット40,140をセットし終わる極く直前であって、ほぼそのセット完了時であるため、これらが強く当たる不具合は発生しない。
【0045】
他の像担持体2C,2M,2BKと、その各像担持体にトナー像を形成するための作像装置により構成された作像ユニットのガイド手段も図5又は図6に関連して先に説明したところと同じく構成することができる。
【0046】
以上説明した例では、一方の作像ユニット40が、像担持体2Yに形成された潜像をトナー像として可視像化する現像装置9を有し、もう一方の作像ユニット140は、トナー像転写後の像担持体表面を清掃するクリーニング装置13を有している。その際、後者の作像ユニットのように、像担持体と、その像担持体上にトナー像を形成するための少なくとも1つの作像装置とを有する作像ユニットを、特にプロセスカートリッジと称することにすると、そのプロセスカートリッジを作像ユニット140以外の各種形態に構成することもできる。例えば、現像ケース10とクリーニングケース34を一体化してユニットケースを形成し、しかも現像装置9と、クリーニング装置13と、帯電ローラ7と、そのクリーニングローラ30を一体的に組み付けてプロセスカートリッジを構成することもできる。この場合も、そのプロセスカートリッジを、その着脱時に、光書き込み装置に設けたガイド手段によって支障なく案内することによって、前述の効果を奏することができる。
【0047】
以上、複数の像担持体を有する画像形成装置に本発明を適用した例を説明したが、本発明は1つの像担持体を有する画像形成装置にも適用できる。さらに、トナー像が一次転写される中間転写ベルトの代わりに、記録媒体を担持して搬送する転写ベルトを有し、その記録媒体に各像担持体から順次トナー像を転写する転写装置や、転写ベルトを有さず、転写ローラなどの転写部材によって像担持体上のトナー像を直に記録媒体に転写する転写装置などを用いた画像形成装置にも本発明を適用可能である。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、作像ユニットの着脱時に、その作像ユニットを正しく案内できると共に、画像形成装置のコスト上昇を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の概略断面図である。
【図2】ブラックトナー像が形成される像担持体以外の像担持体から中間転写ベルトを離した状態を示す、図1と同様な断面図である。
【図3】中間転写ベルトが全ての像担持体から離間した様子を示す、図1と同様な断面図である。
【図4】第1の像担持体と、そのまわりに設けられた作像装置の拡大断面図である。
【図5】第1の像担持体から中間転写ベルトが離間したときの様子を示す、図4と同様な断面図である。
【図6】図5に示したガイド手段とは別のガイド手段を示す、図5と同様な断面図である。
【符号の説明】
2Y,2C,2M,2BK 像担持体
8 光書き込み装置
9 現像装置
13 クリーニング装置
39 転写装置
40,140 作像ユニット
50 ケース
51 光出射口
P 記録媒体
Claims (6)
- 像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するための作像装置と、該像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体に転写するための転写装置とを有し、前記像担持体に光を照射して該像担持体を露光する光書き込み装置を除く作像装置と像担持体のうちの1つ又はその複数のものが、画像形成装置本体に対して着脱可能な作像ユニットとして構成されている画像形成装置において、前記作像ユニットの着脱時に、該作像ユニットを案内するガイド手段を前記光書き込み装置のケースに設けたことを特徴とする画像形成装置。
- 前記光書き込み装置の光出射口近傍のケース部分を曲折形成することにより前記ガイド手段を構成した請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記ガイド手段は、前記作像ユニットを画像形成装置本体にセットしたとき、該作像ユニットを所定の位置に位置決めする機能を備えている請求項1又は2に記載の画像形成装置。
- 前記作像ユニットは、像担持体に形成された潜像をトナー像として可視像化する現像装置を有する請求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記作像ユニットは、トナー像転写後の像担持体表面を清掃するクリーニング装置を有する請求項1乃至4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記作像ユニットは、像担持体と、該像担持体上にトナー像を形成するための少なくとも1つの作像装置とを有するプロセスカートリッジである請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
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