JP2004170045A - 空調システム - Google Patents

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Abstract

【課題】空調システムにおける室圧調整性能などを高める。
【解決手段】室圧偏差Δpに応じダンパVrの開度を調整して対象室1それぞれの室圧pを設定室圧psに調整するダンパ制御と、このダンパ制御においてダンパVrが設定適正開度Yになるように、ダンパVrの検出開度b1〜b3に応じファンFrの出力を調整して主風路3の風路圧frを変更する風路圧調整制御とを実行する制御手段6B,9B,10B,12を設ける空調システムにおいて、隣接する対象室1を区画する室壁1aに設けられた扉11の開閉を検出する検出手段12を設け、制御手段6B,9B,10B,12を、検出手段11aによる検出情報idに基づき、扉11が開き状態にあることに応じて、風路圧調整制御の制御動作を制限する構成にしてある。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、薬品の製造施設や半導体電子部品の製造施設など、複数室に対する室圧管理が必要な施設で用いる空調システムに関し、詳しくは、ファンを介装した給気側又は排気側の主風路に複数の対象室を分岐風路を介し並列に接続して、これら分岐風路のそれぞれにダンパを設け、対象室それぞれの検出室圧と設定室圧との偏差に応じダンパの開度を調整して対象室それぞれの室圧を設定室圧に調整するダンパ制御と、このダンパ制御においてダンパが設定適正開度になるように、ダンパの検出開度に応じファンの出力を調整して主風路の風路圧を変更する風路圧調整制御とを実行する制御手段を設ける空調システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の空調システムは、上記の風路圧調整制御により、上記のダンパ制御上において各分岐風路のダンパが設定適正開度になるようにすることで、そのダンパ制御による各対象室の室圧調整を良好に行なえるようにしたものであり、従来、この種の空調システムでは、隣接する対象室を区画する室壁に設けられた扉の開閉状態に関わらず、風路圧調整制御を通常の制御動作で実行させていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−314545号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来のシステムでは、例えば、排気側の主風路にファンを介装し、かつ、排気側の分岐風路にダンパを設ける構成で、隣接する対象室において設定室圧の低い側の対象室(低圧室)の方が設定室圧の高い側の対象室(高圧室)よりも換気回数が少ない場合、それらの間の扉が開き状態となると、低圧室の室圧が大幅に上昇するため、ダンパ制御により低圧室のダンパが排気風量の増大側である開き側に動作して設定適正開度から逸脱し、これに対し、ダンパ開度検出に基づく風路圧調整制御によりファンの出力が増大する側に調整されて、排気側主風路の風路圧が低下する。そして、この主風路の風路圧低下により、高圧室や他の対象室のダンパがダンパ制御上で排気風量の減少側である閉じ側に大きく動作して設定適正開度から逸脱し、これに対し、風路圧調整制御によりファン出力が減少する側に調整されて、排気側主風路の風路圧は上昇する。そして再び、ダンパ制御により低圧室のダンパは設定適正開度から開き側に逸脱し、これに対し、風路圧調整制御によりファンの出力が再度増大する側に調整されるといったことが生じる場合がある。
このようなシステムの不安定化により、対象室の室圧を設定室圧に維持することが困難になり、また、このような不安定状態を繰り返す悪循環から、室圧調整が不能なハンチング状態に陥り、それによって、システム全体が機能しなくなってしまう恐れもある。
同様に、隣接する対象室において設定室圧の低い側の対象室(低圧室)の方が設定室圧の高い側の対象室(高圧室)よりも換気回数が多い場合、それらの間の扉が開き状態となると、高圧室の室圧が大幅に低下するため、ダンパ制御により高圧室のダンパが排気風量の減少側である閉じ側に動作して設定適正開度から逸脱し、これに対し、ダンパ検出開度に基づく風路圧調整制御によりファンの出力が減少する側に調整されて、排気側主風路の風路圧が上昇する。そして、この主風路の風路圧上昇により、低圧室や他の対象室のダンパがダンパ制御上で排気風量の増大側である開き側に大きく動作して設定適正開度から逸脱し、これに対し、風路圧調整制御によりファン出力が増大する側に調整されて、排気側主風路の風路圧は低下する。そして再び、ダンパ制御により高圧室のダンパは設定適正開度から閉じ側に逸脱し、これに対し、風路圧調整制御によりファンの出力が再度減少する側に調整されるといったことを繰り返し、システムが不安定な状態となる。
また、給気側の主風路にファンを介装し、かつ、給気側の分岐風路にダンパを設ける構成についても同様の問題が生じる。
【0005】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、合理的な改良をもって上記問題を効果的に解消する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
〔1〕請求項1に係る発明は空調システムに係り、その特徴は、
ファンを介装した給気側又は排気側の主風路に複数の対象室を分岐風路を介し並列に接続して、これら分岐風路のそれぞれにダンパを設け、
前記対象室それぞれの検出室圧と設定室圧との偏差に応じ前記ダンパの開度を調整して前記対象室それぞれの室圧を設定室圧に調整するダンパ制御と、
このダンパ制御において前記ダンパが設定適正開度になるように、前記ダンパの検出開度に応じ前記ファンの出力を調整して前記主風路の風路圧を変更する風路圧調整制御とを実行する制御手段を設ける空調システムであって、
隣接する前記対象室を区画する室壁に設けられた扉の開閉を検出する検出手段を設け、
前記制御手段を、前記検出手段による検出情報に基づき、前記扉が開き状態にあることに応じて、前記風路圧調整制御の制御動作を制限する構成にしてある点にある。
【0007】
この構成によれば、扉が開かれることによって対象室の室圧が大きく変動し、その室圧変動に対しダンパ制御によりその対象室のダンパの開度が調整され設定適正開度から逸脱しても、検出手段による扉開き状態の検出により風路圧調整制御の制御動作が制限されるので、風路圧調整制御によるファンの大幅な出力変更(詳しくは、その出力変更による主風路の風路圧変動)を原因とする他の対象室についてのダンパの設定適正開度からの逸脱を抑止することができる。
従って、従来のシステムにおいて起こりうる先述したシステムの不安定化を抑止することができ、また、システムがハンチング状態に陥ることも抑止できて、扉の開閉に関わらず、システム全体として安定した室圧調整状態を保つことができる。
【0008】
〔2〕請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記制御手段を、前記検出手段による検出情報に基づき、前記扉が設定遅延時間にわたり開き状態を維持されたときに前記風路圧調整制御の制御動作を制限する構成にしてある点にある。
【0009】
つまり、この構成によれば、扉が開かれた時点で直ちに風路圧調整制御を制限するのではなく、設定遅延時間にわたり開き状態に維持されたときに風路圧調整制御を制限することで、ダンパ開度が設定適正開度から逸脱するには至らない短時間の扉の開閉に対しては風路圧調整制御を通常どおり実行させ、これによって、扉の開閉に対し必要以上に風路圧調整制御の制御動作を制限してしまうことを回避して、システム全体として安定した室圧調整状態を一層確実に保つことができる。
【0010】
〔3〕請求項3に係る発明は、請求項1又は2に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記制御手段を、前記制御動作の制限として、前記風路圧調整制御を停止する構成にしてある点にある。
【0011】
つまり、この構成によれば、検出手段による扉開き状態の検出に基づいて風路圧調整制御を停止することで、ファンの出力は各対象室のダンパの開度に関わらず一定に維持され、その状態の下で各対象室の室圧を設定室圧に調整するダンパ制御が独立した形態で実行されるので、風路圧調整制御によるファンの大幅な出力変更を原因とする他の対象室(扉の開きにより室圧が変動する対象室以外の対象室)についてのダンパの設定適正開度からの逸脱を抑止することができ、これにより、扉の開閉に関わらず、システム全体として安定した室圧調整状態を保つことができる。
【0012】
〔4〕請求項4に係る発明は、請求項1又は2に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記制御手段を、前記制御動作の制限として、前記扉の開きにより連通する二つの対象室それぞれの前記ダンパのうちのいずれか一方、又は、両方を前記風路圧調整制御のための開度検出対象から除外する構成にしてある点にある。
【0013】
つまり、この構成によれば、検出手段による扉開き状態の検出に基づいて、扉の開きにより連通する二つの対象室それぞれのダンパのうちのいずれか一方、又は、両方を風路圧調整制御のための開度検出対象から除外するので、扉の開きにより室圧変動の生じた対象室のダンパが設定適正開度から逸脱しても、風路圧調整制御によるファンの大幅な出力変更は行なわれず、これによって、主風路の風路圧が大きく変動することがないので、他の対象室のダンパが設定適正開度から逸脱することを抑止できる。
また、扉の開きにより室圧変動の生じた対象室以外の対象室についてのダンパの検出開度に基づいて風路圧調整制御は続行されるので、扉が開き状態にあるとき風路圧調整制御を停止する構成に比べて、他の対象室の室圧調整をより良好に行うことができる。
【0014】
〔5〕請求項5に係る発明は、請求項1又は2に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記制御手段を、前記制御動作の制限として、前記風路圧調整制御における前記ファンの出力調整速度を低下させる構成にしてある点にある。
【0015】
つまり、この構成によれば、検出手段による扉開き状態の検出により、風路圧調整制御によるファンの出力調整速度を低下させるので、扉の開きにより1つの対象室の室圧が変動してその対象室に対するダンパの開度が設定適正開度から逸脱しても、ファンの出力調整速度が緩慢であるため、主風路の風路圧の変動が緩慢になり、従って、他の対象室についてのダンパの開度変化も緩慢になり、これによって、それら他の対象室のダンパが設定適正開度から逸脱することを極力抑制することができ、システム全体として安定した室圧調整状態を保つことができる。
【0016】
〔6〕請求項6に係る発明は、請求項1〜5のいずれか1項に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、
前記制御手段を、前記検出手段による検出情報に基づき、前記扉が閉じ状態にあることに応じて、前記制御動作の制限を解除する構成にしてある点にある。
【0017】
つまり、この構成によれば、検出手段による扉開き状態の検出により制限されていた風路圧調整制御の制御動作が、扉閉じ状態の検出により制限を解除されて通常の制御に復帰するので、再び風路圧調整制御によりダンパ制御上において各対象室のダンパが設定適正開度になるように調整され、その風路圧調整制御下でのダンパ制御により対象室の室圧調整が再び極めて良好に行われるようになる。
【0018】
〔7〕請求項7に係る発明は、請求項6項に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は
前記制御手段を、前記検出手段による検出情報に基づき、前記扉を閉じた後、設定遅延時間を経過したとき前記制御動作の制限を解除する構成にしてある点にある。
【0019】
扉が閉じられてすぐの時点では、扉の開きによる対象室の室圧変動により設定適正開度から逸脱したダンパが未だ設定適正開度に復帰していないことが多く、そのため、扉が閉じられた時点で直ちに風路圧調整制御の制御動作の制限を解除すると、その逸脱したダンパの開度検出に基づく風路圧調整制御によりファンの出力が大きく変更され主風路の風路圧が変動するので、扉の開きにより室圧変動を生じた対象室以外の対象室のダンパが設定適正開度から逸脱してしまう状態を誘発し、この点で、システムの不安定化を招来する恐れがある。
この構成では、扉を閉じた後、風路圧調整制御の制御動作の制限を解除するまでに設定遅延時間を経過させることで、扉の開きにより室圧変動した対象室に付いてのダンパの開度が設定適正開度ないしそれに近い開度に復帰した後に風路圧調整制御の制御動作の制限を解除することができるので、制限解除の早すぎによるシステムの不安定化を効果的に防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1は複数の対象室1に対する空調システムを示し、2は給気ファンFsを介装した給気側主風路、3は排気ファンFrを介装した排気側主風路であり、各対象室1は給気側分岐風路2aを介して給気側主風路2に対し並列に接続するとともに、排気側分岐風路3aを介して排気側主風路3に対し同じく並列に接続してある。また、4は対象室1への供給空気を温湿度調整する空調機である。
【0021】
Vsは給気側分岐風路2aのそれぞれに介装した給気側ダンパ、5は給気側分岐風路2aの通風量qsを検出する通風量センサ、6Aは給気側ダンパVsを制御する給気側ダンパ制御器であり、これら給気側ダンパ制御器6Aは、通風量センサ5による検出通風量qsと中央制御器CCから指定される目標通風量qssとの偏差Δqsに応じ給気側ダンパVsの開度を調整して各給気側分岐風路2aの通風量qs(すなわち、各対象室1の換気風量)を目標通風量qssに調整する給気側ダンパ制御を実行する。
【0022】
Vrは排気側分岐風路3aのそれぞれに介装した排気側ダンパ、7は対象室1の室圧p (具体的には基準圧力と室内圧力との差圧)を検出する室圧センサ、6Bは排気側ダンパVrを制御する排気側ダンパ制御器であり、これら排気側ダンパ制御器6Bは、室圧センサ7による検出室圧pと中央制御器CCから指定される目標室圧psとの偏差Δpに応じ排気側ダンパVrの開度を調整して各対象室1の室圧pを目標室圧psに調整する排気側ダンパ制御を実行する。
【0023】
8aは給気側主風路2の風路圧fsを検出する給気側圧力センサ、9Aは給気ファンFsを制御する給気側ファン制御器であり、この給気側ファン制御器9Aは、給気側圧力センサ8aによる検出風路圧fsと中央制御器CCから指定される給気側目標風路圧fssとの偏差Δfsに応じインバータ制御により給気ファンFsの出力を調整して給気側主風路2の風路圧fsを給気側目標風路圧fssに調整する給気側ファン調整制御を実行する。
【0024】
8bは排気側主風路3の風路圧frを検出する排気側圧力センサ、9Bは排気ファンFrを制御する排気側ファン制御器であり、この排気側ファン制御器9Bは、排気側圧力センサ8bによる検出風路圧frと中央制御器CCから指定される排気側目標風路圧frsとの偏差Δfrに応じインバータ制御により排気ファンFrの出力を調整して排気側主風路3の風路圧frを排気側目標風路圧frsに調整する排気側ファン調整制御を実行する。
【0025】
10A,10Bは中央制御器CCにおける給気側及び排気側の風路圧設定変更部であり、給気側の風路圧設定変更部10Aは、給気側ダンパ制御器6Aによる前記の給気側ダンパ制御において給気側ダンパVsが所定の適正開度状態(本実施形態では図2に示すように上下限値x1,x2ともに中間開度値に設定してある給気側の目標中間開度範囲Xの範囲内に全ての給気側ダンパVsの開度a1〜a3が入っている状態)になるように、給気側ダンパVsそれぞれの検出開度a1〜a3に応じ給気側目標風路圧fssを変更する給気側の風路圧設定変更制御を実行する。
【0026】
また、排気側の風路圧設定変更部10Bは、給気側と同様、排気側ダンパ制御器6Bによる前記の排気側ダンパ制御において排気側ダンパVrが所定の適正開度状態(本実施形態では同図2に示すように上下限値y1,y2ともに中間開度値に設定してある排気側の目標中間開度範囲Yの範囲内に全ての排気側ダンパVrの開度b1〜b3が入っている状態)になるように、排気側ダンパVrそれぞれの検出開度b1〜b3に応じ排気側目標風路圧frsを変更する排気側の風路圧設定変更制御を実行する。
【0027】
つまり、本実施形態では、給気側分岐風路2aの通風量qsを調整する給気側ダンパ制御の実施下において、上記のように給気側の風路圧調整制御としての風路圧設定変更制御及び給気側ファン調整制御により給気側ダンパVsの開度a1〜a3が全て給気側の目標中間開度範囲X(ダンパ特性上で風量調整機能に優れた開度範囲)に入るようにすることで、その給気側ダンパ制御による通風量調整(対象室1に対する換気風量調整)を感度面及び精度面で良好に行なえるようにする。
【0028】
また同様に、対象室1の室圧pを調整する排気側ダンパ制御の実施下において、上記のように排気側の風路圧調整制御としての風路圧設定変更制御及び排気側ファン調整制御により排気ダンパVrの開度b1〜b3が全て排気側の目標中間開度範囲Y(ダンパ特性上で室圧調整機能に優れた開度範囲)に入るようにすることで、その排気側ダンパ制御による室圧調整を感度面及び精度面で良好に行なえるようにする。
【0029】
給気側の風路圧設定変更制御において給気側の風路圧設定変更部10Aは、具体的には、給気側ダンパVsの検出開度a1〜a3のうち最大のものが給気側の目標中間開度範囲Xを大開度側に逸脱しているとき給気側目標風路圧fssを上昇側に変更し、給気側ダンパVsの検出開度a1〜a3のうち最小のものが給気側の目標中間開度範囲Xを小開度側に逸脱しているとき給気側目標風路圧fssを低下側に変更し、給気側ダンパVsの検出開度a1〜a3が全て給気側の目標中間開度範囲Xの範囲にあるとき(図2に示す状態)には給気側目標風路圧fssを現状値に維持する。
【0030】
すなわち、給気側ダンパVsの検出開度a1〜a3のうち最大のものが給気側の目標中間開度Xを大開度側に逸脱しているときは、給気側目標風路圧fssを上昇側へ変更することにより、給気側ファン調整制御上で給気ファンFsの出力を増大する側に調整させて、この増大側へのファン出力調整に対し給気側ダンパ制御上で給気側ダンパVsのそれぞれが閉じ側に開度調整されるようにし、また逆に、給気側ダンパVsの検出開度a1〜a3のうち最小のものが給気側の目標中間開度範囲Xを小開度側に逸脱しているときは、給気側目標風路圧fssの低下側へ変更することにより、給気側ファン調整制御上で給気ファンFsの出力を減少する側に調整させて、この減少側へのファン出力調整に対し給気側ダンパ制御上で給気側ダンパVsの開度a1〜a3が全て給気側の目標中間開度範囲Xに入るように(すなわち、給気側ダンパVsが適正開度状態になるように)する。
【0031】
一方、排気側の風路圧設定変更制御において排気側の風路圧設定変更部10Bは、具体的には、排気側ダンパVrの検出開度b1〜b3のうち最大のものが排気側の目標中間開度範囲Yを大開度側に逸脱しているとき排気側目標風路圧frsを低下側に変更し、排気側ダンパVrの検出開度b1〜b3のうち最小のものが排気側の目標中間開度範囲Yを小開度側に逸脱しているとき排気側目標風路圧frsを上昇側に変更し、排気側ダンパVrの検出開度b1〜b3が全て排気側の目標中間開度範囲Yの範囲にあるとき(図2に示す状態)には排気側目標風路圧frsを現状値に維持する。
【0032】
すなわち、排気側ダンパVrの検出開度b1〜b3のうち最大のものが排気側の目標中間開度Yを大開度側に逸脱しているときは、排気側目標風路圧frsを低下側へ変更することにより、排気側ファン調整制御上で排気ファンFrの出力を増大する側に調整させて、この増大側へのファン出力調整に対し排気側ダンパ制御上で排気側ダンパVrのそれぞれが閉じ側に開度調整されるようにし、また逆に、排気側ダンパVrの検出開度b1〜b3のうち最小のものが排気側の目標中間開度範囲Yを小開度側に逸脱しているときは、排気側目標風路圧frsの上昇側へ変更することにより、排気側ファン調整制御上で排気ファンFrの出力を減少する側に調整させて、この減少側へのファン出力調整に対し排気側ダンパ制御上で排気側ダンパVrの開度b1〜b3が全て排気側の目標中間開度範囲Yに入るように(すなわち、排気側ダンパVrが適正開度状態になるように)する。
【0033】
11は隣接する対象室1を区画する室壁1aに設けられた扉、11aは扉11の開閉を検出し、その検出情報idを中央制御器CCに送信する扉センサであり、この扉センサ11aにより、扉11が開かれると扉開き情報が中央制御器CCに送信され、扉11が閉じられると扉閉じ情報が中央制御器CCに送信される。
【0034】
12は中央制御器CCにおける排気側制御部であり、この排気側制御部12は排気側におけるシステム全体の制御として次の(イ)〜(ニ)の制御を実行する(図3参照。)。
【0035】
(イ)隣接する2つの対象室1間における人の出入りや物の運搬のために、それら対象室1の間の扉11が一時的に開かれると(♯1)、それと同時にタイマーによる時間の計測をスタートさせ(♯2)、扉11の開き状態が設定遅延時間T1を経過するまでは、排気側のダンパ制御器6Bによるダンパ制御に平行して前記した排気側の風路圧調整制御として風路圧設定変更制御及びファン調整制御を排気側の風路圧設定変更部10B及び排気側ファン制御器9Bに実行させる(♯3,♯4)。
【0036】
(ロ)その後、扉11の開き状態が設定遅延時間T1を経過すると(♯3)、排気側の風路圧調整制御の制御動作を制限する(♯5)。
【0037】
(ハ)この制御動作の制限(♯5)は、風路圧調整制御が、扉11が開かれることで室圧変動が生じた対象室1に対して、排気側ダンパ制御器6Bがそれら対象室1の室圧pを設定室圧psに復帰させるために、その開度を目標中間開度Yから逸脱させてしまう恐れのある排気側ダンパVr(すなわち、扉11の開きにより室圧変動が生じた両方の対象室1の排気側ダンパVr)を、風路圧設定変更制御における開度検出対象のダンパから除外して、他の対象室1についての排気側ダンパVrの検出開度に基づき風路圧設定変更制御を実行するものである。
【0038】
(ニ)そして、扉11が閉じられると(♯6)、それと同時にタイマーによる時間Tの計測をスタートさせ(♯7)、扉11が閉じられてから設定遅延時間T2の経過(♯8)をもって風路圧調整制御の制御動作の制限を解除して(♯9)、通常の風路圧調整制御に復帰する。
【0039】
なお、排気側の風路圧調整制御の制御動作の制限としては、上述した制限方法のほかに、扉11の開きにより室圧変動が生じた対象室1のうち、室圧pの変動幅(すなわち、変動後の室圧pと設定室圧psとの偏差Δp)の大きい方の対象室1についての排気側ダンパVrのみを排気側の風路圧設定変更制御における開度検出対象のダンパから除外する方法、排気側の風路圧設定変更制御を停止する方法、排気側のファン調整制御による排気ファンFrの出力調整速度を低下させる方法など、種々の制限方法で実行してもよい。
【0040】
以上、本実施形態において、排気側のダンパ制御器6B、ファン制御器9B及び風路圧設定変更部10B、並びに、排気側制御部12は、
対象室1それぞれの検出室圧pと設定室圧psとの偏差Δpに応じ排気側ダンパVrの開度を調整して対象室1それぞれの室圧pを設定室圧psに調整するダンパ制御と、
このダンパ制御において排気側ダンパVrが設定適正開度Yになるように、排気側ダンパVrの検出開度b1〜b3に応じ排気ファンFrの出力を調整して排気側主風路3の風路圧frを変更する風路圧調整制御(すなわち、風路圧設定変更制御及びファン調整制御)とを実行する制御手段を構成する。
そして、この制御手段は、隣接する対象室1を区画する室壁1aに設けられた扉11の開閉を検出する扉センサ11aによる検出情報idに基づき、扉11が開き状態にあることに応じて、風路圧調整制御の制御動作を制限する構成にしてある。
【0041】
なお、本実施形態において、システム起動時は、給気側及び排気側主風路2,3の風路圧fs,frを、目標設定風路圧fss,frs調整により一定の変化率で設定初期値まで上昇させた上で風路圧調整制御を実行させて、システムを起動し、そして、システム停止時は、給気側及び排気側主風路2,3の風路圧fs,frを、風路圧調整制御を停止した上で目標設定風路圧fss,frs調整によりを一定の変化率で下降させて、システムを停止する形態を採っている。
【0042】
〔別の実施形態〕
次に別実施形態を列記する。
【0043】
前述の実施形態では、給気側ダンパVsの開度調整により各給気側分岐風路2aの通風量qs(対象室1に対する換気風量)を設定通風量qssに調整し、かつ、排気側ダンパVrの開度調整により各対象室1の室圧pを設定室圧psに調整する空調システムを示したが、逆に、排気側ダンパVrの開度調整により各排気側分岐風路3aの通風量qr(対象質に対する換気風量)を設定通風量qrsに調整し、かつ、給気側ダンパVsの開度調整により各対象室1の室圧pを設定室圧psに調整する空調システムであってもよい。
なお、この場合は、排気側制御部12に替えて給気側制御部を設け、その給気側制御部が、対象室1間の扉11の開閉に基づく給気側の風路圧調整制御(すなわち、扉センサ11aの検出情報idに基づいた、風路圧調整制御の制御動作の制限及びその制限の解除)を実行する構成を採る。
【0044】
前述の実施形態では、給気ファンFs及び排気ファンFrのそれぞれについて、ファン調整制御を実行する給気側ファン制御器9A及び排気側ファン制御器9Bを配したが、給気側風路圧設定変更部10A、排気側風路圧設定変更部10Bから直接に給気ファンFsや排気ファンFrの出力調整部(例えば、インバータ部)へ変更風路圧に応じた出力調整指令を出力して、給気側主風路2や排気側主風路3の風路圧fs、frを変更するようにしてもよい。また、その際、給気側圧力センサ8aや排気側圧力センサ8bの検出風路圧fs,frをフィードバックしながらファンFs,Frの出力を調整して風路圧fs,frを変更する制御形態、あるいは、風路圧fs,frのフィードバックを行なわずにフィードフォワード的にファンFs,Frの出力を調整して風路圧fs,frを変更する制御形態の何れを採用してもよい。
【0045】
対象室1はどのような用途のものであってもよく、また、室圧調整目的や通風量調整の目的もどのようなものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】空調システムの全体構造図
【図2】風路圧(ファン出力)の調整形態を説明する図
【図3】システムの制御を示すフローチャート
【符号の説明】
1 対象室
1a 室壁
2,3 主風路
2a,3a 分岐風路
6A,6B 制御手段
9A,9B 制御手段
10A,10B 制御手段
11 扉
11a 検出手段
Fs,Fr ファン
T1,T2 設定遅延時間
Vs,Vr ダンパ
X,Y 設定適正開度
a1〜a3 ダンパ開度
b1〜b3 ダンパ開度
fs,fr 主風路の風路圧
fss,frs 設定風路圧
Δfs,Δfr 風路圧偏差
id 検出情報
p 室圧
ps 設定室圧
Δp 室圧偏差

Claims (7)

  1. ファンを介装した給気側又は排気側の主風路に複数の対象室を分岐風路を介し並列に接続して、これら分岐風路のそれぞれにダンパを設け、
    前記対象室それぞれの検出室圧と設定室圧との偏差に応じ前記ダンパの開度を調整して前記対象室それぞれの室圧を設定室圧に調整するダンパ制御と、
    このダンパ制御において前記ダンパが設定適正開度になるように、前記ダンパの検出開度に応じ前記ファンの出力を調整して前記主風路の風路圧を変更する風路圧調整制御とを実行する制御手段を設ける空調システムであって、
    隣接する前記対象室を区画する室壁に設けられた扉の開閉を検出する検出手段を設け、
    前記制御手段を、前記検出手段による検出情報に基づき、前記扉が開き状態にあることに応じて、前記風路圧調整制御の制御動作を制限する構成にしてある空調システム。
  2. 前記制御手段を、前記検出手段による検出情報に基づき、前記扉が設定遅延時間にわたり開き状態を維持されたときに前記風路圧調整制御の制御動作を制限する構成にしてある請求項1記載の空調システム。
  3. 前記制御手段を、前記制御動作の制限として、前記風路圧調整制御を停止する構成にしてある請求項1又は2記載の空調システム。
  4. 前記制御手段を、前記制御動作の制限として、前記扉の開きにより連通する二つの対象室それぞれの前記ダンパのうちのいずれか一方、又は、両方を前記風路圧調整制御のための開度検出対象から除外する構成にしてある請求項1又は2記載の空調システム。
  5. 前記制御手段を、前記制御動作の制限として、前記風路圧調整制御における前記ファンの出力調整速度を低下させる構成にしてある請求項1又は2記載の空調システム。
  6. 前記制御手段を、前記検出手段による検出情報に基づき、前記扉が閉じ状態にあることに応じて、前記制御動作の制限を解除する構成にしてある請求項1〜5のいずれか1項に記載の空調システム。
  7. 前記制御手段を、前記検出手段による検出情報に基づき、前記扉を閉じた後、設定遅延時間を経過したとき前記制御動作の制限を解除する構成にしてある請求項6記載の空調システム。
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