JP3623060B2 - 室圧制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はクリーンルーム施設や実験施設などに装備する室圧制御システムに関し、詳しくは、主風路から空気導入する室圧制御系統と他の空気導入系統を、前記主風路に対し系統別の分流風路を介して接続し、前記室圧制御系統には、その室圧制御系統に対する前記分流風路から空気導入しながら給気風路を介して室圧制御対象の系統内室に空気供給する給気用送風機と、前記系統内室から系外へ空気排出する排気風路と、前記給気風路に介装、又は、前記排気風路に介装、又は、前記系統内室からの取り出し空気を前記給気用送風機に戻す還気風路に介装した室圧調整用ダンパを開度調整して、前記系統内室の室圧を設定室圧に自動調整する室圧制御手段とを備えさせた室圧制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の室圧制御システムにおいては(図6参照)、室圧制御系統K1(又はK2)に対する主風路4からの分流風路5にダンパDを介装し、室圧制御系統K1(又はK2)の運転開始に伴い、このダンパDを室圧制御系統K1(又はK2)における給気用送風機9の漸次的立ち上げに同調させて、全閉から所定開度まで漸次的に自動開き操作するものを提案した(特願平2−262345号参照)。
【0003】
つまり、ダンパDの開き操作に伴い主風路4の側の風路内圧poが室圧制御系統K1(又はK2)に作用することが原因で、給気用送風機9の漸次的立ち上げにかかわらず、室圧制御対象である系統内室6の室圧が急変してしまうことを、上記ダンパDの漸次的に開き操作により防止するものである。
【0004】
また、室圧制御系統K1(又はK2)が定常運転状態にある間は、主風路4へ空気供給する主送風機3の送風量調整をもって主風路4の風路内圧poを一定値に調整する圧力制御の下で、上記ダンパDの開度を所定開度(すなわち、室圧制御系統K1(又はK2)の必要空気導入量mQoに応じた設定開度)に保つことにより、主風路4に接続した他の空気導入系統(図6の例では他の室圧制御系統であって、K1に対してはK2、K2に対してはK1)における空気導入量Qoの変化にかかわらず、ダンパDにおける通過風量及びダンパDの下流側における分流風路5の風路内圧(すなわち、室圧制御系統の入口部の圧力)を一定に保ち、これにより、他の空気導入系統における空気導入量Qoの変化の影響を抑止した状態で、室圧制御系統K1(又はK2)における系統内室6の室圧pを、室圧制御手段S1による室圧制御下において極力安定的に目標の設定室圧mpに維持するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、室圧制御系統K1(又はK2)の定常運転時において、分流風路5に介装のダンパDを単に所定開度に保持するだけの上記従来システムでは、何らかの原因で主風路4における風路内圧poが変化すると、これに伴い、ダンパDの通過風量、及び、ダンパDの下流側における分流風路5の風路内圧も変化してしまい、そして、これら変化が室圧制御系統K1(又はK2)における系統内室6に影響して室圧変動の要因となることから、室圧制御状態にある系統内室6の室圧pを極力安定的に維持するという所期目的を達成する上で、未だ確実性が低い問題があった。
【0006】
特に、送風機における送風量調整(代表的には回転数調整による送風量の調整)は、一般に応答性が低い為、主送風機3の送風量調整による主風路4の風路内圧調整では、他の空気導入系統における空気導入量Qoの変化など、主風路4の風路内圧poに影響を与える要因が生じたとき、応答の遅れに原因して、上記の如き室圧の変動要因となる許容限度以上の風路内圧変化が主風路4で生じる可能性も高く、この点からも、室圧制御系統K1(又はK2)における系統内室6の室圧pを目標の設定室圧mpに極力安定的に保つことにおいて、未だ改善の余地があった。
【0007】
また、この種の室圧制御系統K1(又はK2)では、上述の如く主風路4における風路内圧poが変化し、これに伴い、ダンパDにおける通過風量及びダンパDの下流側における分流風路5の風路内圧が変化することで、系統内に装備した給気用送風機9の運転状態にも変化を来して給気用送風機9の運転が不安定になり、このことが上記室圧変動を助長する、また、給気用送風機9の耐用年数の低下を助長するなどの問題(還気用送風機11など、他の送風機を系統内に装備する場合には、これら他の系統内装備の送風機についても同様)もあった。
【0008】
以上の実情に対し、本発明の主たる課題は、主風路の風路内圧変化に原因する室圧変動や、室圧制御系統における系統内装備送風機の運転の不安定化を効果的に防止する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1記載の発明〕
請求項1記載の発明では、室圧制御系統における分流風路からの空気導入量を風量検出手段により検出し、この検出情報に基づき、空気導入量制御手段により、分流風路に介装の風量調整用ダンパを開度調整することで、室圧制御系統における分流風路からの空気導入量(すなわち、分流風路に介装した風量調整用ダンパにおける通過風量)を設定空気導入量に自動調整する。
【0010】
すなわち、このダンパの開度調整による空気導入量の自動調整により、他の空気導入系統における空気導入量の変化などに原因する主風路の風路内圧変化に対しても、室圧制御系統における分流風路からの空気導入量を設定空気導入量に維持できるようにする。
【0011】
また一般に、ダンパの開度調整であれば、送風機の送風量調整に比べより高い応答性が得られることをもって、先述の従来システムに比べ、室圧制御系統における分流風路からの空気導入量を、より精度良く確実に設定空気導入量に維持できるようにする。
【0012】
つまり、これらのことから、請求項1記載の発明によれば、室圧制御系統において室圧制御状態にある系統内室の室圧が、他の空気導入系統での空気導入量変化などに原因して生じる主風路の風路内圧変化の影響を受けて変動するといったことを従来システムに比べ、より効果的に防止でき、室圧安定性に一層優れた室圧制御システムとすることができる。
【0013】
また、室圧制御系統において給気用送風機を初めとする系統内装備の送風機の運転状態が主風路の風路内圧変化に伴い変動することで、これら系統内装備送風機の運転が不安定になって室圧変動や送風機耐用年数の低下を助長するといったことも効果的に防止でき、室圧安定性の向上に加え機器耐久性にも一層優れた室圧制御システムとし得る。
そしてまた、請求項1記載の発明では、給気風路の風路内圧を検出する圧力センサ、及び、この圧力センサの検出情報に基づき、給気用送風機の送風量を調整して、給気風路の風路内圧を設定風路内圧に自動調整する給気側圧力制御器を設ける構成を採るのに対し、室圧制御系統の運転開始時に、給気用送風機を起動して、給気風路の設定風路内圧を漸次的に増大させることにより給気用送風機の送風量を漸次的に増大させ、かつ、給気用送風機の起動時点から設定遅延時間が経過した後に風量調整用ダンパの開き操作を開始して、この開始後、設定空気導入量を漸次的に増大させることにより風量調整用ダンパの開度を漸次的に増大させる系統制御器を設けるから、
室圧制御系統の運転開始時に給気用送風機の起動に原因して系統内室の室圧が急変することを、給気用送風機の送風量の漸次的な増大により防止することができ、さらに、室圧制御系統の運転開始時に主風路の側の風路内圧の影響で風路内圧検出に基づく給気用送風機の起動制御に支障を来たすことも、設定遅延時間の経過により給気風路の風路内圧がある程度立ち上がった時点で風量調整用ダンパの開き操作を開始することにより防止することができる。
【0014】
〔請求項2記載の発明〕
請求項2記載の発明では、室圧制御系統への分流風路において、それに介装した圧力調整用ダンパよりも下流側部分の風路内圧を、分流風路用の圧力検出手段により検出し、この検出情報に基づき、空気導入圧制御手段により、分流風路に介装の上記圧力調整用ダンパを開度調整することで、室圧制御系統への分流風路のうち圧力調整用ダンパよりも下流側部分の風路内圧(すなわち、室圧制御系統の入口部の圧力)を設定風路内圧に自動調整する。
【0015】
すなわち、このダンパの開度調整による風路内圧の自動調整により、他の空気導入系統における空気導入量の変化などに原因する主風路の風路内圧変化に対しても、圧力調整用ダンパの下流側における分流風路の風路内圧(室圧制御系統の入口圧力)を設定風路内圧に維持できるようにする。
【0016】
また一般に、ダンパの開度調整であれば、送風機の送風量調整に比べより高い応答性が得られることをもって、先述の従来システムに比べ、圧力調整用ダンパの下流側における分流風路の風路内圧を、より精度良く確実に設定風路内圧に維持できるようにする。
【0017】
つまり、これらのことから、請求項2記載の発明によれば、室圧制御系統において室圧制御状態にある系統内室の室圧が、他の空気導入系統での空気導入量変化などに原因して生じる主風路の風路内圧変化の影響を受けて変動するといったことを従来システムに比べ、より効果的に防止でき、室圧安定性に一層優れた室圧制御システムとすることができ、また、室圧制御系統において給気用送風機を初めとする系統内装備の送風機の運転状態が主風路の風路内圧変化に伴い変動することで、これら系統内装備送風機の運転が不安定になって耐用年数の低下を助長するといったことも効果的に防止でき、機器耐久性にも一層優れた室圧制御システムとし得る。
【0018】
しかも、請求項2記載の発明では、圧力を指標にして分流風路に介装のダンパ(圧力調整用ダンパ)を開度調整するから、給気用送風機の送風量変更など、室圧制御系統における風量調整用の機器を調整して、その室圧制御系統における分流風路からの空気導入量を設定変更する場合に、上記の如き圧力調整用ダンパの開度制御における目標風路内圧(圧力調整用ダンパの下流側における分流風路の設定風路内圧)の設定変更は不要とすることができて、その設定風路内圧を一定にしたままで、室圧制御系統における空気導入量の設定変更を行うことができ、この点、制御構成の簡略化の面でも有利となる。
そしてまた。請求項2記載の発明では、給気風路の風路内圧を検出する圧力センサ、及び、この圧力センサの検出情報に基づき、給気用送風機の送風量を調整して、給気風路の風路内圧を設定風路内圧に自動調整する給気側圧力制御器を設ける構成を採るのに対し、室圧制御系統の運転開始時に、給気用送風機を起動して、給気風路の設定風路内圧を漸次的に増大させることにより給気用送風機の送風量を漸次的に増大させ、かつ、給気用送風機の起動とともに、空気導入圧制御手段による分流風路用圧力検出手段の検出情報に基づく圧力調整用ダンパの開度制御を開始する系統制御器を設けるから、
請求項1記載の発明と同様、室圧制御系統の運転開始時に給気用送風機の起動に原因して系統内室の室圧が急変することを、給気用送風機の送風量の漸次的な増大により防止することができ、さらに、給気用送風機の起動とともに圧力調整用ダンパの開度制御を開始する形態を採りながらも、室圧制御系統の運転開始時に主風路の側の風路内圧の影響で風路内圧検出に基づく給気用送風機の起動制御に支障を来たすことは、圧力調整用ダンパよりも下流側部分における分流風路の風路内圧を設定風路内圧に調整する圧力調整用ダンパの開度調整をもって防止できる。
【0019】
〔請求項3記載の発明〕
請求項3記載の発明では、前記した請求項1記載の発明、又は、請求項2記載の発明の実施にあたり、主風路の風路内圧を主風路用の圧力検出手段により検出し、この検出情報に基づき、主風路用の圧力制御手段により、主風路へ空気供給する主送風機の送風量を調整することで、主風路における風路内圧を設定風路内圧に自動調整する。
【0020】
すなわち、前記した請求項1記載の発明において風量調整用ダンパの開度調整により、室圧制御系統における分流風路からの空気導入量を設定空気導入量に自動調整することに加え、上記の如く、主送風機の送風量調整をもって主風路の風路内圧を設定風路内圧に自動調整することにより、これら調整の相乗効果をもって、他の空気導入系統における空気導入量の変化など、主風路の風路内圧を変化させる要因に対し、室圧制御系統における分流風路からの空気導入量(風量調整用ダンパにおける通過風量)を設定空気導入量に維持することを、より一層精度良く確実に行えるようにする。
【0021】
また、前記した請求項2記載の発明において圧力調整用ダンパの開度調整により、室圧制御系統への分流風路のうち圧力調整用ダンパよりも下流側部分の風路内圧を設定風路内圧に自動調整することに加え、上記の如く、主送風機の送風量調整をもって主風路の風路内圧を設定風路内圧に自動調整することにより、これら調整の相乗効果をもって、他の空気導入系統における空気導入量の変化など、主風路の風路内圧を変化させる要因に対し、圧力調整用ダンパの下流側における分流風路の風路内圧(室圧制御系統の入口の圧力)を設定風路内圧に維持することを、より一層精度良く確実に行えるようにする。
【0022】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は室圧制御システムを備える空調設備を示し、1は外気取入風路2から取り入れた外気OAを温湿度調整する外調機、3は外調機1による調整外気OA’を外気用主風路4に供給する外気用主送風機であり、外気用主風路4には、複数の室圧制御系統K1,K2を系統別の分流風路5を介して接続してある。
【0023】
各室圧制御系統K1,K2は、空調対象及び室圧制御対象の複数の系統内室6を有し、各々の室圧制御系統K1,K2において独立的に系統内室6に対し空調及び室圧制御を実施する。
【0024】
各室圧制御系統K1,K2において、7は分流風路5からの導入空気OA’(調整外気)と各系統内室6から還気風路8を介して導いた還気空気RAとの合流空気を温湿度調整する系統空調機、9は系統空調機7による調整空気SAを給気風路10を介して各系統内室6に供給する給気用送風機、11は還気風路8に介装した還気用送風機、12は排気風路13を介し各系統内室6から空気排出して、この排出空気EAを系外に排気する排気用送風機である。
【0025】
各系統内室6に対する分岐の給気風路10aには、各系統内室6に対する給気量qsを設定給気量mqsに自動調整する各室用の定風量装置14(いわゆるCAVユニット)を介装してあり、また、各系統内室6に対する分岐の還気風路8aには室圧調整用ダンパ15を介装してある。
【0026】
16は各系統内室6の室圧p(本実施形態では、大気圧など適当な基準圧との差圧)を検出する室圧センサ、17はこの室圧センサ16の検出情報に基づき、室圧調整用ダンパ15を開度調整して、各系統内室6の室圧pを設定室圧mpに自動調整する室圧制御手段S1としての室圧制御器である。
【0027】
18は給気風路10の風路内圧psを検出する圧力センサ、19はこの圧力センサ18の検出情報に基づき、給気用送風機9の送風量をインバータ制御によるモータ回転数の調整により調整して、給気風路10の風路内圧psを設定風路内圧mpsに自動調整する給気側の圧力制御器であり、また、20は還気用送風機11よりも上流側における還気風路8の風路内圧prを検出する圧力センサ、21はこの圧力センサ20の検出情報に基づき、還気用送風機11の送風量をインバータ制御によるモータ回転数の調整により調整して、還気用送風機11よりも上流側における還気風路8の風路内圧prを設定風路内圧mprに自動調整する還気側の圧力制御器である。
【0028】
室圧制御系統K1,K2を上記の如く構成するのに対し、各室圧制御系統K1,K2への分流風路5には、各室圧制御系統K1,K2における調整外気OA’の導入量を定風量化する手段を装備してあり、具体的には、風量調整用ダンパDqとしての弁体22と、分流風路5における通過風量Qoを検出する風量検出手段S2としての風量センサ23と、この風量センサ23の検出情報に基づき上記弁体22を開度調整して、各室圧制御系統K1,K2における分流風路5からの空気導入量Qoを設定空気導入量mQoに自動調整する空気導入量制御手段S3としての制御器24とをユニット化した系統入口用の定風量装置25(CAVユニット)を、各分流風路5に介装してある。
【0029】
また、外気用主風路4については、この外気用主風路4の風路内圧poを検出する主風路用圧力検出手段S6としての圧力センサ26、及び、この圧力センサ26の検出情報に基づき、外気用主送風機3の送風量をインバータ制御によるモータ回転数の調整により調整して、外気用主風路4の風路内圧poを設定風路内圧mpoに自動調整する主風路用圧力制御手段S7としての外気側圧力制御器27を装備してある。
【0030】
28は設定されたタイムスケジュールや適宜付与される人為指令に応じ、各室圧制御系統K1,K2における空調運転及び室圧制御運転の発停や運転モードの変更を行う系統制御器であり、各系統制御器28は、実施の運転モードに応じ、前記した各設定値(各系統内室6の設定給気量mqs、各系統内室6の設定室圧mp、給気風路10や還気風路8の設定風路内圧mps,mpr、分流風路5からの調整外気導入における設定空気導入量mQo)の設定変更や、還気風路8に介装した風量調整用ダンパ29の開度変更、さらにまた、系統空調機7における温湿度調整のモード切り換えや、排気用送風機12の送風量変更などを行う。
【0031】
また、各系統制御器28は、各室圧制御系統K1,K2の運転停止期間中は、系統入口用定風量装置25の弁体22を全閉状態に保ち、各室圧制御系統K1,K2の運転開始時には、系統入口用定風量装置25の弁体22の開き操作、及び、排気用送風機12の起動に先立ち、給気用送風機9及び還気用送風機11を起動して、これら給気用送風機9及び還気用送風機11の送風量を漸次的に増大させ、これに対し、系統入口用定風量装置25の弁体22の開き操作、及び、排気用送風機12の起動については、給気用送風機9及び還気用送風機11の先の起動時点から設定遅延時間Tが経過した後に開始して、この開始後、系統入口用定風量装置25の弁体22の開度を漸次的に増大させるとともに、これに同調させて排気用送風機12の送風量を実施の運転モードに応じた送風量まで漸次的に増大させる構成としてある。
【0032】
なお、給気用送風機9及び排気用送風機12の送風量を上記の如く漸次的に増大させるについては、図2に示す如く、給気風路10及び還気風路8夫々の設定風路内圧mps,mprを大気圧相当値から実施の運転モードに応じた値まで所定の変化速度で漸次的に移行させることをもって行い、また、系統入口用定風量装置25の弁体22の開度を漸次的に増大させることについても、同図2に示す如く、設定空気導入量mQoをゼロから実施の運転モードに応じた値まで漸次的に増大させることをもって行うようにしてある。
【0033】
つまり、各室圧制御系統K1,K2の運転開始にあたり、その系統における各送風機9,11,12の送風量を漸次的に増大させるとともに、系統入口用定風量装置25の弁体22の開度を漸次的に増大させることにより、各送風機9,11,12の起動や、系統入口用定風量装置25の弁体22の開きに原因して系統内室6の室圧が急変することを防止し、また、給気用送風機9及び還気用送風機11の起動後、設定遅延時間Tの経過により給気風路10及び還気風路8の風路内圧ps,prが実施の運転モードに応じた値に向かってある程度立ち上がった時点で、系統入口用定風量装置25の弁体22の開き操作を開始することにより、外気用主風路4の側の風路内圧poの影響で風路内圧検出に基づく給気用送風機9及び還気用送風機11の起動制御に支障を来すことを防止するようにしてある。
【0034】
〔第2実施形態〕
図3は前述の第1実施形態で示した系統入口用定風量装置25に代え、風量調整用ダンパDqとして、各室圧制御系統K1,K2に対する分流風路5にモータダンパ30を介装した実施形態を示し、各室圧制御系統K1,K2における分流風路5からの空気導入量Qoを検出する風量検出手段S2としては、各分流風路5においてモータダンパ30よりも下流側の部分にオリフィス31を介装し、このオリフィス31の前後差圧Δpx(=po’−pi)を検出する分流風路用の差圧センサ32を装備してある。
【0035】
また、風量検出手段S2の検出情報に基づき風量調整用ダンパDqを開度調整して、各室圧制御系統K1,K2における分流風路5からの空気導入量Qoを設定空気導入量mQoに自動調整する空気導入量制御手段S3としては、上記の差圧センサ32により通過風量情報として検出されるオリフィス前後差圧Δpxに基づき、モータダンパ30を開度調整して、オリフィス31の前後差圧Δpxを設定差圧mΔpx(すなわち、前記の設定空気導入量mQoに相当するオリフィス前後差圧)に自動調整するダンパ制御器33を装備してある。
【0036】
その他の構成については前述の第1実施形態と同様であり、系統制御器28は、実施の運転モードに応じ、各設定値mp,mps,mpr,mΔpxの設定変更や、還気風路8に介装した風量調整用ダンパ29の開度変更、さらにまた、系統空調機7における温湿度調整のモード切り換えや、排気用送風機12の送風量変更などを行う。
【0037】
また、各系統制御器28は、各室圧制御系統K1,K2の運転停止期間中は、モータダンパ30を全閉状態に保ち、各室圧制御系統K1,K2の運転開始時には、モータダンパ30の開き操作、及び、排気用送風機12の運転開始に先立ち、給気用送風機9及び還気用送風機11を起動して、これら給気用送風機9及び還気用送風機11の送風量を漸次的に増大させ、これに対し、モータダンパ30の開き操作、及び、排気用送風機12の起動については、給気用送風機9及び還気用送風機11の先の起動時点から設定遅延時間Tが経過した後に開始して、この開始後、モータダンパ30の開度を漸次的に増大させるとともに、これに同調させて排気用送風機12の送風量を実施の運転モードに応じた送風量まで漸次的に増大させる。
【0038】
給気用送風機9及び排気用送風機12の送風量を漸次的に増大させるについては、前述の第1実施形態と同様、給気風路10及び還気風路8夫々の設定風路内圧mps,mprを大気圧相当値から実施の運転モードに応じた値まで所定の変化速度で漸次的に移行させることをもって行い、一方、モータダンパ30の開度を漸次的に増大させることについては、設定差圧mΔpxをゼロから実施の運転モードに応じた値まで漸次的に増大させることをもって行うようにしてある。
【0039】
〔第3実施形態〕
図4は前述の第1又は第2実施形態で示した風量調整用ダンパDqとしての弁体22(系統入口用定風量装置25)やモータダンパ30に代え、各室圧制御系統K1,K2に対する分流風路5に、圧力調整用ダンパDpとしてのモータダンパ40を介装した実施形態を示し、各分流風路5には、モータダンパ40の下流側部分における分流風路5の風路内圧pi(すなわち、各室圧制御系統K1,K2の入口圧力)を検出する分流風路用圧力検出手段S4としての圧力センサ41を装備してある。
【0040】
また、この圧力センサ41の検出情報に基づき、モータダンパ40を開度調整して、各室圧制御系統K1,K2への分流風路5のうちモータダンパ40よりも下流側部分の風路内圧piを設定風路内圧mpi(例えば、大気圧や、前述の基準圧)に自動調整する空気導入圧制御手段S5としてのダンパ制御器42を装備してある。
【0041】
その他の構成については前述の第1及び第2実施形態と基本的に同様であり、各系統制御器28は、実施の運転モードに応じ、各設定値mqs,mp,mps,mpr,mpiの設定変更や、還気風路8に介装した風量調整用ダンパ29の開度変更、さらにまた、系統空調機7における温湿度調整のモード切り換えや、排気用送風機12の送風量変更を行うが、外気用主風路4における風路内圧変化の影響が室圧制御系統K1,K2に及ぶことを防止する手法として、上記の如く、モータダンパ40よりも下流側部分における分流風路5の風路内圧piを設定風路内圧mpiに維持するように、モータダンパ40を開度制御する圧力基準の制御形態を採ることから、各室圧制御系統K1,K2において分流風路5からの必要空気導入量(すなわち、前述の設定空気導入量mQo)を変更することにおいて、モータダンパ40よりも下流側部分における分流風路5の設定風路内圧mpiを変更することは不要となっている。
【0042】
また、本第3実施形態において、各系統制御器28は、各室圧制御系統K1,K2の運転停止期間中は、モータダンパ40を全閉状態に保ち、各室圧制御系統K1,K2の運転開始時には、給気用送風機9、還気用送風機11、及び、排気用送風機12の起動とともに、圧力センサ41の検出情報に基づくモータダンパ40の開度制御を開始して、各送風機9,11,12の送風量を漸次的に増大させる構成としてあり、このように各送風機9,11,12の起動とともにモータダンパ40の開度制御を開始する形態を採りながらも、外気用主風路4の側の風路内圧poの影響で風路内圧検出に基づく給気用送風機9及び還気用送風機11の起動制御に支障を来すことは、モータダンパ40よりも下流側部分における分流風路5の風路内圧piを設定風路内圧mpiに調整するモータダンパ40の開度調整をもって防止できるようにしてある。
【0043】
さらにまた、各系統制御器28は、各室圧制御系統K1,K2の運転期間中は、圧力センサ41の検出情報に基づくモータダンパ40の開度制御において、モータダンパ40の開度が所定の最小開度以下となることを阻止する構成としてあり、このことにより、各室圧制御系統K1,K2の運転において最小の外気導入量を確保するようにしてある。
【0044】
なお、このように各室圧制御系統K1,K2の運転期間中において、最小の外気導入量を確保するにあたっては、上記の如く、モータダンパ40の開度が所定の最小開度以下となることを阻止する形態を採るに代え、図5に示す如く、分流風路5におけるモータダンパ40の介装部に対してバイパス風路5aを設け、このバイパス風路5aにおける空気通過をもって最小の外気導入量を確保するようにしてもよい。図5において、43はバイパス風路5aを開閉するモータダンパであり、系統制御器28は、室圧制御系統K1,K2の運転停止期間中は、このバイパス風路5aのモータダンパ43を全閉にし、室圧制御系統K1,K2の運転期間中は、このバイパス風路5aのモータダンパ43を所定開度の開き状態に維持する。
【0045】
〔別の実施形態〕
次に別実施形態を列記する。
室圧制御系統K1(又はK2)において、室圧調整用ダンパ15を各系統内室6に対する分岐の還気風路8aに介装するに代え、各系統内室6に対する分岐の給気風路10a、あるいはまた、分岐の排気風路13aに介装する構成を採用してもよい。
【0046】
室圧制御系統K1(又はK2)において、還気風路8及び還気用送風機11を省略し、系統内室6に対し分流風路5からの導入外気O’のみを供給する、いわゆるオールフレッシュ空調を行うようにしてもよい。
【0047】
前述の各実施形態では、室圧制御系統K1とともに主風路4に接続する他の空気導入系統として、同じく室圧制御系統K2を主風路4に接続する形態を示したが、1ないし複数の室圧制御系統K1,K2とともに主風路4に接続する他の空気導入系統として、室圧制御系統以外の系統を主風路4に接続する形態を採ってもよい。
【0048】
場合によっては、主風路4の風路内圧poを検出する主風路用圧力検出手段S6の検出情報に基づき、主風路用圧力制御手段S7により主送風機3の送風量を調整して、主風路4の風路内圧poを設定風路内圧mpoに自動調整する主風路圧力制御を省略してもよい。
【0049】
主風路4は主送風機3を装備しない風路であってもよい。また、主風路4は外気O’を導く風路に限定されるものでもない。
【0050】
前述の実施形態においては、系統制御機28に温湿度調整モードの切り換えも実行させる例を示したが、温湿度調整モードの切り換えは不実施とする設備構成を採ってもよく、また場合によっては、外調機1や系統空調機7を省略した室圧調整専用の設備構成を採ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を示すシステム構成図
【図2】送風機の起動制御及びダンパの開き制御を説明するグラフ
【図3】第2実施形態を示すシステム構成図
【図4】第3実施形態を示すシステム構成図
【図5】第3実施形態における変形構成を示す図
【図6】従来例を示すシステム構成図
【符号の説明】
4 主風路
K1 室圧制御系統
K2 他の空気導入系統
5 分流風路
10,10a 給気風路
6 系統内室
9 給気用送風機
13a,13 排気風路
8a 還気風路
15 室圧調整用ダンパ
p 室圧
mp 設定室圧
S1 室圧制御手段
Dq 風量調整用ダンパ
ps 風路内圧
18 圧力センサ
mps 設定風路内圧
19 給気側圧力制御器
Qo 空気導入量
S2 風量検出手段
mQo 設定空気導入量
S3 空気導入量制御手段
T 設定遅延時間
28 系統制御器
Dp 圧力調整用ダンパ
pi 風路内圧
S4 分流風路用圧力検出手段
mpi 設定風路内圧
S5 空気導入圧制御手段
po 風路内圧
S6 主風路用圧力検出手段
3 主送風機
mpo 設定風路内圧
S7 主風路用圧力制御手段
Claims (3)
- 主風路から空気導入する室圧制御系統と他の空気導入系統を、前記主風路に対し系統別の分流風路を介して接続し、
前記室圧制御系統には、
その室圧制御系統に対する前記分流風路から空気導入しながら給気風路を介して室圧制御対象の系統内室に空気供給する給気用送風機と、
前記系統内室から系外へ空気排出する排気風路と、
前記給気風路に介装、又は、前記排気風路に介装、又は、前記系統内室からの取り出し空気を前記給気用送風機に戻す還気風路に介装した室圧調整用ダンパを開度調整して、前記系統内室の室圧を設定室圧に自動調整する室圧制御手段とを備えさせた室圧制御システムであって、
前記室圧制御系統への前記分流風路に風量調整用ダンパを介装し、
前記給気風路の風路内圧を検出する圧力センサ、及び、この圧力センサの検出情報に基づき、前記給気用送風機の送風量を調整して、前記給気風路の風路内圧を設定風路内圧に自動調整する給気側圧力制御器を設けるとともに、
前記室圧制御系統における前記分流風路からの空気導入量を検出する風量検出手段、及び、この風量検出手段の検出情報に基づき、前記風量調整用ダンパを開度調整して、前記室圧制御系統における前記分流風路からの空気導入量を設定空気導入量に自動調整する空気導入量制御手段を設け、
前記室圧制御系統の運転開始時に、前記給気用送風機を起動して、前記給気風路の設定風路内圧を漸次的に増大させることにより前記給気用送風機の送風量を漸次的に増大させ、かつ、前記給気用送風機の起動時点から設定遅延時間が経過した後に前記風量調整用ダンパの開き操作を開始して、この開始後、設定空気導入量を漸次的に増大させることにより前記風量調整用ダンパの開度を漸次的に増大させる系統制御器を設けてある室圧制御システム。 - 主風路から空気導入する室圧制御系統と他の空気導入系統を、前記主風路に対し系統別の分流風路を介して接続し、
前記室圧制御系統には、
その室圧制御系統に対する前記分流風路から空気導入しながら給気風路を介して室圧制御対象の系統内室に空気供給する給気用送風機と、
前記系統内室から系外へ空気排出する排気風路と、
前記給気風路に介装、又は、前記排気風路に介装、又は、前記系統内室からの取り出し空気を前記給気用送風機に戻す還気風路に介装した室圧調整用ダンパを開度調整して、前記系統内室の室圧を設定室圧に自動調整する室圧制御手段とを備えさせた室圧制御システムであって、
前記室圧制御系統への前記分流風路に圧力調整用ダンパを介装し、
前記給気風路の風路内圧を検出する圧力センサ、及び、この圧力センサの検出情報に基づき、前記給気用送風機の送風量を調整して、前記給気風路の風路内圧を設定風路内圧に自動調整する給気側圧力制御器を設けるとともに、
前記室圧制御系統への前記分流風路のうち、前記圧力調整用ダンパよりも下流側部分の風路内圧を検出する分流風路用の圧力検出手段、及び、この圧力検出手段の検出情報に基づき、前記圧力調整用ダンパを開度調整して、前記室圧制御系統への前記分流風路のうち前記圧力調整用ダンパよりも下流側部分の風路内圧を設定風路内圧に自動調整する空気導入圧制御手段を設け、
前記室圧制御系統の運転開始時に、前記給気用送風機を起動して、前記給気風路の設定風路内圧を漸次的に増大させることにより前記給気用送風機の送風量を漸次的に増大させ、かつ、前記給気用送風機の起動とともに、前記空気導入圧制御手段による前記分流風路用圧力検出手段の検出情報に基づく前記圧力調整用ダンパの開度制御を開始する系統制御器を設けてある室圧制御システム。 - 前記主風路における風路内圧を検出する主風路用の圧力検出手段と、 この圧力検出手段の検出情報に基づき、前記主風路へ空気供給する主送風機の送風量を調整して、前記主風路の風路内圧を設定風路内圧に自動調整する主風路用の圧力制御手段を設けた請求項1又は2記載の室圧制御システム。
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