JP3379842B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

Info

Publication number
JP3379842B2
JP3379842B2 JP29073194A JP29073194A JP3379842B2 JP 3379842 B2 JP3379842 B2 JP 3379842B2 JP 29073194 A JP29073194 A JP 29073194A JP 29073194 A JP29073194 A JP 29073194A JP 3379842 B2 JP3379842 B2 JP 3379842B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
blower
static pressure
air supply
chamber box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29073194A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08128711A (ja
Inventor
富士雄 荒木
順 一岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO. SS. CO., LTD.
Original Assignee
TOYO. SS. CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOYO. SS. CO., LTD. filed Critical TOYO. SS. CO., LTD.
Priority to JP29073194A priority Critical patent/JP3379842B2/ja
Publication of JPH08128711A publication Critical patent/JPH08128711A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3379842B2 publication Critical patent/JP3379842B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可変風量方式の空気調和
機に関する。
【0002】
【従来の技術】機械室に設けた空気調和機から天井裏に
配設したダクトを通して被空調室へ調和空気を供給する
ダクト式空気調和システムに、可変風量制御方式を採用
する場合、室内空調負荷の変動に対応して空気調和機の
給気送風機および還気送風機の送風量を制御する必要が
ある。
【0003】この制御は静圧センサで機外静圧を検出
し、この検出値と設定静圧との差からPID演算によっ
て送風機の適正制御量を求め、インバータにて給気送風
機および還気送風機の運転周波数を変化させて各送風機
の回転数を制御し、適正な送風量を得ている。
【0004】従来の空気調和システムでは、前述の機外
静圧を検出する静圧センサが動圧の影響を受けないよう
にするため、静圧センサを空気調和機から離れた位置に
配設されているダクト内に取り付けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】機外静圧を検出するた
めの静圧センサをダクトに取り付ける場合には、まず空
気調和機を機械室に据え付けてダクトを配設した後、こ
のダクト内へ取り付けるようにしているので、空気調和
機据え付け後の計装工事と調整作業が必要となって現場
作業が煩雑となり、工事の省力化を図ることができない
という問題があった。
【0006】本発明は空気調和機を据え付けた後、現場
での計装工事および調整作業が不要な空気調和機を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明を実施するための
手段は次のとおりである。
【0008】<手段>空気調和機のケーシングに設けた 給気口と還気口がダク
トを介して被空調室に接続され、給気流路と還気流路に
それぞれ給気送風機と還気送風機を備え、機外静圧検出
用の静圧センサからの信号に基づいて各送風機の送風量
を制御する制御装置を備える空気調和機において、対向
する2面に開口部を備え、一方の開口部が給気送風機の
吐出口に接続され、他方の開口部が給気口の内側に接続
されてケーシング内に設けられたチャンバーボックス内
に、給気送風機の吐出口と内側寸法が同じであるダクト
接続用の短管を前記給気口から挿入して短管の先端部を
給気送風機の吐出口に臨ませ、同吐出口と短管の先端部
との間に微小間隙を設けて給気流路とチャンバーボック
ス内とを連通させ、このチャンバーボックス内に前記静
圧センサを取り付けた構造のものとする。また、前記給
気送風機はその吐出口まわりの取付板と、チャンバーボ
ックスの給気送風機側の開口部まわりとの間に防振パッ
ドを挟んでチャンバーボックスに取り付けられ、さら
に、前記チャンバーボックスの給気口側の側面における
寸法を、前記給気送風機の吐出口の寸法よりも充分大な
るものとした。
【0009】
【作用】給気送風機の吐出口から吹き出される調和空気
は、給気送風機の吐出口からダクト接続用の短管を経て
給気口から吐出される。給気送風機の吐出口とダクト接
続用の短管の先端部との間には微小間隙をあけてあっ
て、この微小間隙によりチャンバーボックス内と給気流
路が連通しているので、チャンバーボックス内の圧力は
動圧の影響を殆ど受けずに給気送風機から吐出される調
和空気の静圧の変動に伴って変化し、その圧力は静圧セ
ンサによって検出される。
【0010】静圧センサによって検出された機外静圧は
制御装置に送られ、この検出値に基づいて制御装置が各
送風機に回転数指令を出力して送風量が制御される。し
たがって、被空調室に供給される調和空気の風量が正確
に制御される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の具体例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1において、符号1は空気調和機の
ケーシングを示し、左側板の上部には被空調室からの還
気取入口2を設けてあり、この取入口からの還気は室内
還気プレフィルタ3、全熱交換器4、還気送風機5、冷
房時には凝縮器として機能するが暖房時には蒸発器とな
る熱交換器6を経て送風機7により排気口8から排気さ
れるようになっており、この風路は還気流路Aを形成し
ている。
【0012】還気送風機5の吹出口は混合室10に接続
してあり、この混合室にはケーシング後面板の下部にあ
けた第2の外気取入口9から外気が取り込まれ、前記熱
交換器6には還気と外気の混合空気が送られるようにな
っている。
【0013】また、ケーシングの前面板上部には第1の
外気取入口11を設けてあって、この取入口からの外気
は外気プレフィルタ12、前記全熱交換器4、給気プレ
フィルタ13、給気熱交換器14、加湿装置15を経て
給気送風機16により給気口17から被空調室へ供給さ
れるようになっており、この風路は給気流路Bを形成し
ている。
【0014】さらに、ケーシングの右側の室には空気熱
源ヒートポンプ装置の圧縮機18、オイルセパレータ1
9、受液器20、アキュムレータ21等の機器を纏めて
配設してある。なお、図中の符号27はケーシング内の
各仕切板を示す。
【0015】しかして本発明の空気調和機は、図3に示
すように給気送風機16の吐出口16aと給気口17と
の間に、給気流路と微小間隙Sにて連通するチャンバー
ボックス22を設け、このチャンバーボックス22内に
静圧センサ23を取り付けたものとしてある。
【0016】このチャンバーボックス22の給気口17
側の側面における縦横の寸法は給気送風機16の吐出口
16aよりも充分大なるものとしてあって、例えば、給
気送風機16の吐出口16aの縦横の寸法が350mm
×320mmである場合、チャンバーボックスの縦横の
寸法は840mm×1600mm程度にする。なおチャ
ンバーボックスの容積は送風量等によって適宜決める。
【0017】チャンバーボックス22の送風機16側と
給気口17側には、それぞれ送風機の吐出口16aと給
気口17の寸法よりも大なる開口部22a、22bをあ
けてあり、給気送風機16はその取付板16bをチャン
バーボックス22へ防振パッド24を挟んでボルト締め
にて取り付けてあって、送風機16の振動が静圧センサ
23の検出値に影響を与えないようにしてある。
【0018】また、チャンバーボックス22内には、給
気口17から挿入され、端部が給気送風機16の吐出口
に臨む給気ダクト接続用の短管25を取り付けてある。
この短管25の内側の縦横寸法は給気送風機16の吐出
口16aの寸法と同じものとしてあり、短管の送風機側
端部と給気送風機16の吐出口16a間には5mm程度
の微小間隙Sを設けてあって、この間隙Sにより給気流
路とチャンバーボックス内とを連通させてある。
【0019】静圧センサ23の信号線23aは空気調和
機の混合室10前部に設けられた制御装置26に接続さ
れていて、この制御装置26は図4に示すように静圧セ
ンサ23からの静圧検出信号に基づいて給気送風機16
および還気送風機5の運転周波数を変化させて、各送風
機の送風量を制御するものとしてある。
【0020】上述のように構成された本発明の空気調和
機は次のように動作する。外気取入口11からの外気は
全熱交換器4を通る際に被空調室からの還気と全熱交換
し、次いで熱交換器14で冷却(冷房時)または昇温
(暖房時)され、給気送風機16により給気口17から
被空調室へ送られる。
【0021】また、被空調室からの還気は、全熱交換器
4を通る際に取入口11からの外気と熱交換して還気送
風機5で混合室10に送られ、取入口9からの外気と混
合して熱交換器6にて圧縮機の吐出ガス(冷房時)また
は冷媒液(暖房時)と熱交換して排気口8から排気され
る。
【0022】しかして本発明の空気調和機では、給気送
風機16と給気口17の間に設けられたチャンバーボッ
クス22内が給気送風機の吐出口16aとダクト接続用
の短管25間の微小間隙Sにより給気風路と連通してい
るので、チャンバーボックス内の静圧は調和空気の動圧
の影響を殆ど受けずに被空調室に送られる調和空気の静
圧(機外静圧)を反映し、チャンバーボックス内の静圧
は静圧センサ23で検出される。静圧センサ23で得ら
れた検出値は信号線23aを介して制御装置26に送ら
れる。
【0023】図5は、制御装置26が静圧センサ23か
らの検出値を基に送風機の送風量を制御するまでの過程
を示している。静圧センサ23から送られたチャンバー
ボックス22内の静圧は実際の機外静圧とは異なるの
で、制御装置26は静圧センサからの検出値を受け取る
と、まず検出値を補正し(C1)、実際の機外静圧を求
める。検出値の補正は静圧センサからの検出値と実際の
機外静圧との相関関係を基にして行い、この相関関係は
実験によって予め求めておく。
【0024】図6に示すグラフは静圧センサからの検出
値と実際の機外静圧との相関関係の一例を示しており、
この例によれば、給気風量が5000m3/hr で静圧セン
サからの検出値が28.5mm/Aq の場合、機外静圧は4
0.0mm/Aq となっている。したがって、制御装置にお
いては静圧センサから制御装置へ送られた検出値が、例
えば28.5mm/Aq である場合には40.0mm/Aq に補
正される。
【0025】次に補正された検出値と、予め設定された
機外静圧との差からPID演算を行い(C2)、各送風
機5、16の制御量を求める。この演算結果を基にして
インバータにより給気送風機16と還気送風機5の運転
周波数を変化させる(C3)。各送風機の回転数は運転
周波数の変化に伴って変化させられ、送風量が制御され
る。
【0026】この制御は、機外静圧が設定静圧よりも小
である場合には、各送風機5、16の送風量を大ならし
め、一方、機外静圧が設定静圧よりも大である場合に
は、各送風機の送風量を小ならしめるようにして行う。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る空気調和機は上述した構成
のものとしてあるので、次の効果を奏し得る。機外静圧
を検出する静圧センサを、給気送風機と給気口の間に設
けたチャンバーボックス内に取り付け、チャンバーボッ
クス内と給気風路とを微小間隙で連通させたものとして
あるので、チャンバーボックス内の静圧は給気流路を流
れる調和空気の動圧の影響を殆ど受けることがなく、静
圧センサからは実際の機外静圧と一定の相関関係を有す
る検出値を得ることができる。
【0028】制御装置はこの検出値を基にして給気送風
機および還気送風機の送風量を制御するので、被空調室
内の空調負荷の変動に対応して調和空気の風量を正確に
コントロールすることができる。
【0029】したがって、静圧センサを空気調和機内に
取り付けても調和空気の風量を正確にコントロールする
ことができるので、センサの取り付けおよび調整を空気
調和機の製造時に工場で行うことができ、現場における
空気調和機据え付け後の計装工事や調整作業が不要とな
り、工事の省力化を期すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和機の一例を示す一部破断
正面図。
【図2】同上の左側面図。
【図3】要部拡大断面図。
【図4】給気送風機および還気送風機の制御機構を示す
構成図。
【図5】制御装置における制御過程を示す図。
【図6】静圧センサからの検出値と機外静圧との相関関
係を示す図。
【符号の説明】
1 ケーシング 1a 外板 2 還気取入口 3 還気プレフィルタ 4 全熱交換器 5 還気送風機 6 熱交換器 7 送風機 8 排気口 9 外気取入口 10 混合室 11 外気取入口 12 外気プレフィルタ 13 給気プレフィルタ 14 給気熱交換器 15 加湿装置 16 給気送風機 16a 吐出口 16b 取付板 17 給気口 18 圧縮機 19 オイルセパレータ 20 受液器 21 アキュムレータ 22 チャンバーボックス 22a、22b 開口部 23 静圧センサ 23a 信号線 24 防振パッド 25 短管 26 制御装置 27 仕切板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−106337(JP,A) 特開 平1−219440(JP,A) 特開 平1−208648(JP,A) 特開 昭60−20039(JP,A) 実開 平6−16843(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 103 F24F 11/04

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和機のケーシングに設けた給気口と
    還気口がダクトを介して被空調室に接続され、給気流路
    と還気流路にそれぞれ給気送風機と還気送風機を備え、
    機外静圧検出用の静圧センサからの信号に基づいて各送
    風機の送風量を制御する制御装置を備える空気調和機に
    おいて、対向する2面に開口部を備え、一方の開口部が
    給気送風機の吐出口に接続され、他方の開口部が給気口
    の内側に接続されてケーシング内に設けられたチャンバ
    ーボックス内に、給気送風機の吐出口と内側寸法が同じ
    であるダクト接続用の短管を前記給気口から挿入して短
    管の先端部を給気送風機の吐出口に臨ませ、同吐出口と
    短管の先端部との間に微小間隙を設けて給気流路とチャ
    ンバーボックス内とを連通させ、このチャンバーボック
    ス内に前記静圧センサを取り付けてなる空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記給気送風機はその吐出口まわりの取付
    板と、チャンバーボックスの給気送風機側の開口部まわ
    りとの間に防振パッドを挟んでチャンバーボックスに取
    り付けられてなる請求項1に記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記チャンバーボックスの給気口側の側面
    における寸法が、前記給気送風機の吐出口の寸法よりも
    充分大なるものとしてなる請求項1に記載の空気調和
    機。
JP29073194A 1994-10-31 1994-10-31 空気調和機 Expired - Fee Related JP3379842B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29073194A JP3379842B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29073194A JP3379842B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08128711A JPH08128711A (ja) 1996-05-21
JP3379842B2 true JP3379842B2 (ja) 2003-02-24

Family

ID=17759801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29073194A Expired - Fee Related JP3379842B2 (ja) 1994-10-31 1994-10-31 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3379842B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7096508B2 (ja) * 2020-01-29 2022-07-06 三菱重工冷熱株式会社 空調機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08128711A (ja) 1996-05-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3436898B2 (ja) 空気調和装置
JPH07120025A (ja) 空調装置
JP2003130399A (ja) 恒温・恒湿室用の空調装置
JP2002106939A (ja) 空調システム
JP3379842B2 (ja) 空気調和機
JP3518015B2 (ja) 換気空調装置
JP2004003866A (ja) 換気空調装置
JPS59153046A (ja) 集中吸排気装置
JP2658597B2 (ja) 空気調和装置
JP3516507B2 (ja) クリーンルームシステム
JP4657530B2 (ja) 高温高湿用空調システム
JPH02290454A (ja) 空気調和機
JP2649986B2 (ja) 直膨型熱交換器を用いたクリーンルーム
JP3103583B2 (ja) 空気調和機
JP3015551B2 (ja) 空気調和装置
JP3389891B2 (ja) 空調システム
JP3224072B2 (ja) 精密機器が設置された被空調室の空調システム
JP3148538B2 (ja) 空気調和機
JP3528962B2 (ja) ヒートポンプ式空調機
JP3232455B2 (ja) エアプロセッサ
JP2636528B2 (ja) 空気調和システム
JP3232456B2 (ja) エアプロセッサ
JPH04203742A (ja) 空気調和装置
JPH08178362A (ja) 空気調和機
JPH01217144A (ja) 換気空調システム

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071213

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091213

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101213

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees