JP2004169031A - エチレン3元共重合体、その製造方法及びその使用方法 - Google Patents

エチレン3元共重合体、その製造方法及びその使用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】新規なエチレン3元共重合体ワックス、その製造方法および該エチレン3元共重合体ワックスを用いた床保護用組成物の提供。
【解決手段】
40〜95質量%のエチレン由来の繰り返し単位、0.1〜40質量%の、少なくとも1個のエチレン性炭素炭素2重結合を有する少なくとも1種のC〜C10−ジカルボン酸無水物由来の繰り返し単位、及び0.1〜40質量%の、式I
Figure 2004169031

[但し、Rが水素、C〜C10−アルキル、C〜C12−シクロアルキル又はC〜C14−アリールから選択され、及びRがC〜C10−アルキル、C〜C12−シクロアルキル又はC〜C14−アリールから選択される。]で表される少なくとも1種のエステル由来の繰り返し単位を含み、且つ20000g/モル以下の分子量Mwを有するエチレン3元共重合体ワックス。
【選択図】 なし

Description

本発明は、エチレン3元共重合体ワックスに関する。
一般に、床保護用組成物、例えばワックス床ワニス(艶だし剤)は、高度な要求に合致しなければならない。消費者に気に入られる価格に加えて、長寿命であることが必要であり、また塗り易くなければならない。床は魅力的な光沢を持つべきであり、また長期間安全に歩くことができなければならない。一般滴には、乳化可能なエチレン重合体を用いて、上記特性を確立することが試みられている。乳化可能なエチレン重合体は床保護用組成物の成分として用いられている。
工業的に公知の乳化可能なエチレン重合体は、酸素が種々な方法で導入され得る酸素含有エチレン重合体である。公知の2段階法は、エチレンのフリーラジカル重合またはチグラー−ナッタ重合により酸素非含有ポリエチレンワックスを製造し、次いで得られたポリエチレンワックスを、空気又は過酸化物又は純粋な酸素又はこれらの混合物により酸化することからなる。しかしながら、この最後の方法は技術的に不利である。
ポリエチレンの酸化は、親ポリエチレン鎖の分子量を減少させ、これは生成物の硬度にとって不利である。さらに、酸化ワックスは常に2工程であり、追加の投資が必要である(例、Ullman's Encyclopedia of Industrial Chemistry, 第5版, key wards: waxes, 第A28巻, 146頁以下, Verlag Chemie Weinheim, Basle, Cambridge, New York, Tokyo, 1996)。
US4,644,044には、50〜99.2質量%のエチレン、0.3〜10質量%のマレイン酸無水物及び0.5〜40質量%のアルキル(メタ)アクリレートの3元共重合体が開示されている。これらは0.1〜500dg/分のメルト・フロー・インデックスを有し、3元共重合により得られるもので、その3元共重合の際には、少なくとも1基の予備コンプレッサー及び1基の第2のコンプレッサーが反応装置内に存在しなければならない。開示された3元共重合体は、ゴム様性質を有し、開示された実施例1における転化率が10%と低く不利である。
EP−A0437786には、酸無水物基を含み、C〜C−オレフィン、アルケンカルボン酸又はそのエステル、及びマレイン酸無水物の3元共重合体である、ゴム様グラフト共重合体が開示されている。このゴムは、半晶質ポリアミド及び熱可塑性ポリカーボネートの耐衝撃性を改善するために用いることができる。これらは、キシレン等の熱溶剤に少なくとも90%の溶解度を有するが、充分に乳化することができない。
従って、本発明の目的は、新規なエチレン3元共重合体ワックスを提供すること、新規なエチレン3元共重合体ワックスの製造方法を提供すること、そして特に先行技術に比較して特性の優れた、新規な床保護用組成物を提供することにある。
本発明者等は、上記目的が、40〜95質量%のエチレン由来の繰り返し単位、
0.1〜40質量%の、少なくとも1個のエチレン性炭素炭素2重結合を有する少なくとも1種のC〜C10−ジカルボン酸無水物由来の繰り返し単位、及び
0.1〜40質量%の、式I
Figure 2004169031
[但し、Rが水素、C〜C10−アルキル、C〜C12−シクロアルキル又はC〜C14−アリールから選択され、及びRがC〜C10−アルキル、C〜C12−シクロアルキル又はC〜C14−アリールから選択される。]で表される少なくとも1種のエステル由来の繰り返し単位
を含み、且つ20000g/モル以下の分子量Mwを有するエチレン3元共重合体ワックスにより達成されることを見出した。
新規なエチレン3元共重合体ワックスは、エチレンと少なくとの2種のコモノマーのワックス状3元共重合体であり、通常、このワックスの溶融粘度は、DIN−51562に従い120℃で測定された値で、400〜25000mm/秒、好ましくは2000〜10000mm/秒、特に2250〜4000mm/秒である。これらの酸価数は、DIN−53402に従って測定され、1〜170mgKOH/g、好ましくは25〜150mgKOH/gである。融点は、DIN−51007に従ってDSCで測定され、55〜110℃、好ましくは60〜102℃である。密度は、DIN−53479に従って測定され、0.89〜0.99g/cm、好ましくは0.92〜0.96g/cmである。
新規なエチレン3元共重合体ワックスが、3種を超える異なるモノマー、例えばエチレン、式Iのエステル及び2種の異なるC〜C10−ジカルボン酸無水物から誘導される繰り返し単位を含んでいる場合であっても、これらを、本発明では新規なエチレン3元共重合体ワックスと呼ぶ。
本発明に従い、新規なエチレン3元共重合体ワックスは、下記の繰り返し単位から構成される:
40〜95質量%、好ましくは55質量%以上、特に70質量%以上のエチレンから誘導される繰り返し単位、
0.1〜40質量%、好ましくは1〜30質量%の、特に5〜25質量%の、少なくとも1個のエチレン性炭素炭素2重結合を有する少なくとも1種のC〜C10−ジカルボン酸無水物から誘導される繰り返し単位、及び
0.1〜40質量%、好ましくは1〜30質量%、特に5〜25質量%の、式I
Figure 2004169031
の少なくとも1種のエステルから誘導される繰り返し単位。
上記式Iにおいて、Rが、水素;
〜C10−アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ネオペンチル、1,2−ジメチルプロピル、イソアミル、n−へキシル、イソへキシル、sec−へキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル及びn−デシル);特に好ましくはC〜C−アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル及びtert−ブチル);
〜C12−シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、シクロウンデシル及びシクロドデシル、好ましくはシクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチル);
〜C14−アリール(例、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、1−アンスリル、2−アンスリル、9−アンスリル、1−フェナンスリル、2−フェナンスリル、3−フェナンスリル、4−フェナンスリル及び9−フェナンスリル、好ましくはフェニル、1−ナフチル及び2−ナフチル、特に好ましくはフェニル)から選択され、及び
が、C〜C10−アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ネオペンチル、1,2−ジメチルプロピル、イソアミル、n−へキシル、イソへキシル、sec−へキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル及びn−デシル);好ましくはC〜C−アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル及びtert−ブチル;特にメチル又はエチル);
〜C12−シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、シクロウンデシル及びシクロドデシル、好ましくはシクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチル);
〜C14−アリール(例、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、1−アンスリル、2−アンスリル、9−アンスリル、1−フェナンスリル、2−フェナンスリル、3−フェナンスリル、4−フェナンスリル及び9−フェナンスリル、好ましくはフェニル、1−ナフチル及び2−ナフチル、特に好ましくはフェニル)から選択される。
本発明の好適態様において、式IのRは水素及びメチルから選択される。本発明の好適態様において、Rはメチルである。
対応する繰り返し単位は、対応するモノマーを重合単位の形で組み込むことにより導入される。末端の繰り返し単位は、炭素炭素2重結合を有していても良く、末端でない繰り返し単位は炭素炭素単結合を有する。
少なくとも1個のエチレン性炭素炭素2重結合を有する少なくとも1種のC〜C10−ジカルボン酸無水物から誘導される特に好適な繰り返し単位は、対応するモノマーの少なくも1個の2重結合が、少なくとも1個の炭素炭素2重結合と連結して存在するような無水物から誘導されるものである。例えば、式IIa
Figure 2004169031
[但し、R及びRが以下の基:
水素、C〜C−アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ネオペンチル、1,2−ジメチルプロピル、イソアミル、n−へキシル、イソへキシル又はsec−へキシル)、C〜C−アルケニル(例、ビニル、イソブテニル又はアリル)、フェニルから選択され;
及びRが共に6個以下の炭素原子数を有することが好適である。
無水物の繰り返し単位として、例えば、式Ilb
Figure 2004169031
[但し、R及びRが上記と同義である]の単位がさらに好適である。
例えば、これらは唯1種のC〜C10−ジカルボン酸無水物の繰り返し単位である。例えば、C〜C10−ジカルボン酸無水物の繰り返し単位はマレイン酸無水物の繰り返し単位(即ち、式IIaのR=R=水素の場合)である。
別の例において、C〜C10−ジカルボン酸の無水物繰り返し単位は、イタコン酸無水物の繰り返し単位(即ち、式IlbのR=R=水素の場合)である。
エチレンの繰り返し単位、無水物(1種又は複数種)の繰り返し単位及び式Iのエステル(1種又は複数種)の繰り返し単位は、通常、エチレン3元共重合体ワックス分子中に無秩序に分布している。
新規なエチレン3元共重合体ワックスは、20000(g/モル)以下の分子量Mwを有する。
新規なエチレン3元共重合体ワックスは、70℃を超える温度で容易に混練することができる。
さらに本発明は、新規なエチレン3元共重合体ワックスの製造方法にも関する。
新規なエチレン3元共重合体ワックスの製造は、撹拌機付き高圧オートクレーブ又は高圧管状反応器で行うことができる。撹拌機付き高圧オートクレーブにおける製造が好ましい。新規な方法に使用される撹拌機付き高圧オートクレーブはそれ自体公知であり、Ullman's Encyclopedia of Industrial Chemistry, 第5版, key wards: waxes, 第A28巻, 146頁以下, Verlag Chemie Weinheim, Basle, Cambridge, New York, Tokyo, 1996に記載されている。これらの長さ/直径比は、5:1〜30:1、好ましくは10:1〜20:1であることが支配的である。同様に使用される高圧管状反応器は、Ullman's Encyclopedia of Industrial Chemistry, 第5版, key wards: waxes, 第A28巻, 146頁以下, Verlag Chemie Weinheim, Basle, Cambridge, New York, Tokyo, 1996に記載されている。
重合の好適な圧力条件は、500〜4000バール、好ましくは1500〜2500バールである。
反応温度は、170〜300℃、好ましくは200〜280℃である。
新規な方法は、(分子量)調節剤の存在下に行うことができる。調節剤としては、例えば水素又は下記の式IIIで表される脂肪族アルデヒド又は脂肪族ケトン、又はこれらの混合物を挙げることができる:
Figure 2004169031
上式において、
及びRは、同一でも異なっていても良く、
水素;
〜C−アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、ネオペンチル、1,2−ジメチルプロピル、イソアミル、n−へキシル、イソへキシル又はsec−へキシル)、特にC〜C−アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル及びtert−ブチル);
〜C12−シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、シクロウンデシル及びシクロドデシル、好ましくはシクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチル)から選択される。
特に好ましい態様において、R及びRは、相互に共有結合して、4〜13員の環を形成することである。従って、R及びRは一緒になって、例えば
Figure 2004169031
であっても良い。
極めて好適な調節剤としては、アルキル化芳香族化合物、例えばトルエン、エチルベンゼン、又はキシレンの1種以上の異性体を挙げることができる。トルエンの存在下に重合を行うことが好ましい。アルキル化芳香族化合物、例えばトルエンは、開始剤として使用し、そして式IIIのアルデヒド及びケトンを使用しないで済ませることが好ましい。
フリーラジカル重合に使用することができる開始剤は、通常のフリーラジカル開始剤、例えば有機過酸化物、酸素又はアゾ化合物である。複数のフリーラジカル開始剤を使用することも好適である。
市販の物質から選択される、好適な過酸化物としては、
ジデカノイルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(2−エチルヘキサノイルペルオキシ)ヘキサン、tert−アミルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート、ジベンゾイルペルオキシド、tert−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート、tert−ブチルペルオキシジエチルアセテート、tert−ブチルペルオキシジエチルイソブチレート、異性体混合物としての1,4−ジ(tert−ブチルペルオキシカルボニル)シクロヘキサン、tert−ブチルペルイソノナノエート、1,1−ジ(tert−ブチルペルオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ジ(tert−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン、メチルイソブチルケトンペルオキシド、tert−ブチルペルオキシイソプロピルカーボネート、2,2−ジtert−ブチルペルオキシブタン又はtert−ブチルペルオキシアセテート;
tert−ブチルペルオキシベンゾエート、ジ−tert−アミルペルオキシド、ジクミルペルオキシド、異性体のジ(tert−ブチルペルオキシイソプロピル)ベンゼン、2,5−ジメチル−2,5−ジ−tert−ブチルペルオキシヘキサン、tert−ブチルクミルペルオキシド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブチルペルオキシ)ヘキサ−3−イン、ジ−tert−ブチルペルオキシド、1,3−ジイソシプロピルベンゼンモノヒドロペルオキシド、クミルヒドロペルオキシド又はtert−ブチルヒドロペルオキシド;又は
下記の式IVa又はIVcで表されるケトンペルオキシド2量体又は3量体を挙げることができる:
Figure 2004169031
上式において、R〜R12は、同一でも異なっていても良く、以下の基から選択される:
〜C−アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、sec−ペンチル、n−へキシル、n−ヘプチル及びn−オクチル)、好ましくはC〜C−アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、イソブチル、n−ペンチル、イソペンチル、n−へキシル、イソへキシル及びsec−へキシル)、特に好ましくは直鎖のC〜C−アルキル(例、メチル、エチル、n−プロピル及びn−ブチル)、とりわけ好ましくはエチル;
〜C14−アリール(例、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、1−アンスリル、2−アンスリル、9−アンスリル、1−フェナンスリル、2−フェナンスリル、3−フェナンスリル、4−フェナンスリル及び9−フェナンスリル、好ましくはフェニル、1−ナフチル及び2−ナフチル、特に好ましくはフェニル)。
式IVa〜IVcのペルキシド(過酸化物)及びこれらの製造方法は、EP−A0813550に開示されている。
特に好適なペルキシドとしては、ジ−tert−ブチルペルオキシド、tert−ブチルペルオキシピバレート、tert−ブチルペルオキシイソノナノエート及びジベンジルペルオキシド、及びこれらの混合物を挙げることができる。アゾ化合物の例としては、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を挙げることができる。フリーラジカル開始剤は重合慣用量で計量導入される。
好適な溶剤としては、例えばイソデカン及びトルエンが挙げられる。
モノマーは、エチレン、少なくとも1個のエチレン性炭素炭素2重結合を有する少なくとも1種のC〜C10−ジカルボン酸無水物、及び式Iの少なくとも1種のエステルが使用される。
1種又は複数種のC〜C10−ジカルボン酸無水物は、室温で固体であることが好ましい。別の側面からは、1種又は複数種のC〜C10−ジカルボン酸無水物は、標準条件、即ち室温、1バールにおいて、固体である。
本発明のさらに好ましい側面では、式Iのエステルは室温で液体である。
計量時のモノマーの比は、通常、新規なエチレン3元共重合体ワックスの繰り返し単位の比に精確には対応しない。なぜなら、少なくとも1個のエチレン性炭素炭素2重結合を有する少なくとも1種のC〜C10−ジカルボン酸無水物、及び式Iの少なくとも1種のエステルは、新規なエチレン3元共重合体ワックスにエチレンよりも容易に取り込まれるためである。
新規な方法は、溶剤の存在下に行うことが好ましく、その場合、新規な方法では少量存在し、そして例えばフリーラジカル開始剤の感度を低下させるために使用された、鉱油及び他の溶剤が、本発明における新規な方法のための溶剤であると考えられる。新規な方法は、溶剤としてアルキル化芳香族化合物、例えばトルエン、エチルベンゼン又はキシレンの存在下に行うことが好ましい。
モノマーは、通常、一緒に又は別々に計量される。本発明の好適態様において、少なくとも1個のエチレン性炭素炭素2重結合を有する少なくとも1種のC〜C10−ジカルボン酸無水物及び式Iの少なくとも1種のエステルが、先ず混合される。この態様は、少なくとも1個のエチレン性炭素炭素2重結合を有する少なくとも1種のC〜C10−ジカルボン酸無水物が室温で固体であり、式Iの少なくとも1種のエステルが標準条件で液体である場合に特に好ましい。こうして作製された混合物は、アルキル化芳香族化合物と混合され、次いでエチレン流又はエチレン流の一部と一緒に計量され、直接高圧領域に導入され得る。
モノマーは、コンプレッサー内で重合圧力に圧縮することができる。新規方法の別の態様において、モノマーは、まず高圧、例えば150〜400バール、好ましくは200〜300バール、特に好ましくは250バールの圧力に、ポンプでもたらされ、その後コンプレッサーを用いて実際の重合圧力にもたらされる。
新規なエチレン3元共重合体ワックスは、良好に分散させることができる;特にこのワックスは溶融状態で容易に乳化することができる。このため、本発明は、新規なエチレン3元共重合体ワックスを含む分散液、特に水性分散液に関する。
新規なエチレン3元共重合体ワックスは、1〜40質量%の、1種又はそれ以上の新規なエチレン3元共重合体ワックス、60〜98質量%の水、1種又はそれ以上の塩基物質{例、アルカリ金属の水酸化物及び/又は炭酸塩、アンモニア、有機アミン(例、トリエチルアミン、ジエチルアミン、エチルアミン、トリメチルアミン、ジメチルアミン、メチルアミン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミン、n−ブチルジエタノールアミン又はN,N−ジメチルエタノールアミン)}、及び必要により他の成分(例、エチレングリコール、ジエチレングリコール又は他の分散剤)を含んでいる。
新規な分散液は、塩基性のpH、好ましくは7.5〜14のpH、特に好ましくは8以上、極めて好ましくは9以上を有することである。
さらに、本発明は、新規なエチレン3元共重合体ワックス又は新規な分散液の、床保護用組成物としての又は床保護用組成物の成分としての使用に関する。
新規な分散体の、無色透明で光沢のあるフィルムを形成する機能は、床保護用組成物において利用することができる。歩行用床の滑らない性質及び適応性は、上記床保護用組成物によって改良することができる。
典型的な新規床保護用組成物は、
10〜20質量%の新規な分散液(これは、弾性、汚れよけ作用及び光沢を、保護すべき床に付与する)、
0.5〜5質量%、好ましくは2〜3質量%のジエチレングリコール、
0.1〜10質量%、好ましくは1〜2質量%のエチレングリコール、
0.1〜10質量%、好ましくは1〜2質量%の永久可塑剤(使用される可塑剤の例としては、リン酸トリアルキル、特に、リン酸トリ(n−ブトキシエチル)が挙げられる)、
0.1〜5質量%、好ましくは0.5〜1.5質量%の、湿潤剤及びレベリング剤(湿潤剤及びレベリング剤の例としては、フッ素化界面活性剤、例えば3M製のFC−139である)、
20〜30質量%の、担体材料としてのポリスチレン/アクリレートの分散液、
を含んでいる。その好ましい例は、Poigen MF750である。
新規な床保護用組成物は、上記成分を、例えばバケットで混合することにより製造される。混合は、約5分間の撹拌で一般に充分である。
さらに、本発明は、被覆(コーティング)用成分、例えば紙、フィルム又は金属の腐食防止のための被覆用成分としての、新規なエチレン3元共重合体ワックスの使用に関する。さらに本発明は、新規なエチレン3元共重合体ワックスの、インキ及び表面被覆、例えば印刷インキ及び仕上げ剤への使用に関する。
新規なエチレン3元共重合体ワックスを、廃水処理における、滑剤成分及び沈殿剤として使用することも可能である。
本発明を実施例により説明する。
1.新規なエチレン3元共重合体ワックスの製造
まず、50質量%のマレイン酸無水物及び50質量%のメチルアクリレート(これらはコモノマー)から構成される混合物を作製した。この混合物は、標準条件下で液体であった。その後、これをトルエンで希釈し、希釈後の混合物は50質量%の全コモノマーを含むものであった。エチレン、及びトルエンで希釈したコモノマー混合物を、高圧オートクレーブ(M. Buback et al., Chem. Ing. Tech. 1994, 66, 510に記載されている)で共重合した。このために、さらに、別量のトルエン、エチレン、及びトルエンで希釈され且つトルエンに溶解されたtert−ブチルペルオキシピバレート(0.1〜0.15モル/L)を含む開始剤溶液が添加されたコモノマー混合物を、1700バールの反応圧力下に供給した。表1に重合条件を、そして表2に得られた新規なエチレン3元共重合体ワックスの分析データを示す。
新規なエチレン3元共重合体ワックス中のエチレン、マレイン酸無水物及びメチルアセテートの含有量は、NMR分光学又は滴定(酸価)によって測定した。重合体の酸価はDIN−53402に従い滴定により測定した。KOH消費量は重合会のマレイン酸無水物含有量に対応する。
Figure 2004169031
使用略語:Tl=トルエン;MAA=無水マレイン酸;MA=メチルアクリレート;TBPP=tert−ブチルペルオキシピバレート。開始剤溶液の濃度は次のとおり:実施例No.1:0.15モル;実施例No.2:0.12モル;実施例No.3:0.10モル。全ての容積測定データは標準条件に基づくものである。
新規のエチレン3元共重合体ワックスの分析データを表2に示す。
表2:新規エチレン3元共重合体ワックスの分析データ
Figure 2004169031
溶融粘度は、DIN51562に従いDSCにより測定し、融点はDIN51007に従いDSCにより測定した。組成物は各場合において、質量%で記載した。n.d.:測定せず。
2.新規な分散液の製造
933gの水を、アンカー攪拌機及び還流冷却器を有する2L−撹拌ポットにまず導入し、90℃に前加熱した。実施例No.1.1で得られた新規なエチレン3元共重合体ワックス400gを、30分間に亘って少しずつ添加し、混合物を還流した。その後、22.72gの50質量%のKOH水溶液を激しく撹拌しながら加えた。最後に、追加の水267gを加え、得られた分散液を室温に冷却した。得られた分散液のpHは11で、固形分は24.3質量%であり、そして平均粒径は180〜190nmであった。平均粒径は、ISO13321に従い、Autosizer IIC(Malvern社製)を用いて下記のパラメータで測定した:
測定温度:23.0℃
測定時間:200秒(20秒毎の10サイクル)
散乱角:90°
レーザ波長:633nm(HeNe)

Claims (11)

  1. 40〜95質量%のエチレン由来の繰り返し単位、
    0.1〜40質量%の、少なくとも1個のエチレン性炭素炭素2重結合を有する少なくとも1種のC〜C10−ジカルボン酸無水物由来の繰り返し単位、及び
    0.1〜40質量%の、式I
    Figure 2004169031
    [但し、Rが水素、C〜C10−アルキル、C〜C12−シクロアルキル及びC〜C14−アリールから選択され、及びRがC〜C10−アルキル、C〜C12−シクロアルキル及びC〜C14−アリールから選択される。]で表される少なくとも1種のエステル由来の繰り返し単位
    を含み、且つ20000g/モル以下の分子量Mwを有するエチレン3元共重合体ワックス。
  2. 式IのRが水素及びメチルから選択される請求項1に記載のエチレン3元共重合体ワックス。
  3. 式IのRがメチルである請求項1又は2に記載のエチレン3元共重合体ワックス。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のエチレン3元共重合体ワックスの製造方法であって、
    エチレン、式Iの少なくとも1種のエステル、及び少なくとも1個のエチレン性炭素炭素2重結合を有する少なくとも1種のC〜C10−ジカルボン酸無水物を、500〜4000バール及び170〜300℃において、相互に重合させることを特徴とする製造方法。
  5. 重合を、アルキル化芳香族化合物の存在下に行う請求項4に記載の方法。
  6. 1種又はそれ以上のジカルボン酸無水物が室温で固体である請求項4又は5に記載の方法。
  7. ジカルボン酸無水物として無水マレイン酸を選択する請求項4〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 重合前に、式Iの少なくとも1種のエステルを、少なくとも1種のC〜C10−ジカルボン酸無水物と混合し、そして重合反応器に一緒に計量、導入する請求項6又は7に記載の方法。
  9. 請求項1〜3のいずれかに記載の少なくとも1種のエチレン3元共重合体を含む水性分散液。
  10. 請求項9に記載の水性分散液を床保護用組成物に使用する方法。
  11. 請求項9に記載の水性分散液を含む床保護用組成物。
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