JP2004168327A - 分割型底開きコンテナ - Google Patents

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JP2004168327A JP2002333292A JP2002333292A JP2004168327A JP 2004168327 A JP2004168327 A JP 2004168327A JP 2002333292 A JP2002333292 A JP 2002333292A JP 2002333292 A JP2002333292 A JP 2002333292A JP 2004168327 A JP2004168327 A JP 2004168327A
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Yasuhiko Seto
保彦 瀬戸
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Abstract

【課題】分割底開き型の取扱の容易さを保持しながら、安全かつ操作性の良好な分割型底開きコンテナとする。
【解決手段】左右ほぼ対称型の左半コンテナ1と右半コンテナ2とからなる分割型底開きコンテナにおいて、左右それぞれの半コンテナ1,2は、吊りバンド3の吊り部4,5と底布6への縫着部7との中間の連帯バンド8を内側へ延長して連帯面ファスナ9,10を取付け、底布6から吊りバンド3方向へ部分胴布11を延長してその延長端内側へ胴止め面ファスナ12,13を取付ける。これら、連帯面ファスナ9,10と胴止め面ファスナ12,13とで左右それぞれの半コンテナ1,2を強固に連結する。そして、左右相対する底布6部分には、左右半コンテナ1,2を相互に連結するための面ファスナがないので、梱包荷物の側面から左右コンテナ1,2を容易に分離することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、肥料袋、穀類袋、セメント袋等の荷役に用いる布製の底開きコンテナ、特に分割型底開きコンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】
底開きコンテナは、本発明者らのグループが開発し、特許文献1で初めて公表した。これは、多数の肥料袋等を積載梱包してフォークリフト、クレーン等でトラックや船等に積載運搬した後、目的地で荷ほどき、移し替え、積み替え等の荷役が簡単にワンタッチでできるので、現在では多くの荷役現場で広く用いられるようになってきている。
【0003】
特許文献1で提案のものは、底布と4方の側布からなる十字状布の中央を2分する形態にして、左右2分した側布の両端縁をそれぞれベルトなどで一体型にしたものであった。この中央を切り離して分割型にしたものについても、多くの提案がなされ、たとえば、特許文献2に始まって、以来多くの出願がなされている。本発明者らも分割型の改良に取り組み、特許文献3などで、提案しているところである。
【0004】
【特許文献1】
実開昭58−151596号公報(第1頁、第1図)
【特許文献2】
実開昭60−126359号公報(第1頁、第1図)
【特許文献3】
特開平4−57782号公報(第1頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
底開きコンテナは、通常フォークリフトで移送するパレットの大きさに設定されるので、重量物かつ嵩張って、広げるとかなり取扱に不便を来す。そこで、分割型が重宝がられるが、荷役作業中に不用意に底布が開いて事故に繋がる危険性がある。また、あまり、左右の底布を強固に連結すると、開きにくくなるし、底布の滑りが悪いと、更に作業性を悪化させることになる。
【0006】
先の特許文献3は、これらの点に改良を加えて荷崩れ防止のために、これも左右分割型の胴締め布からなる内装部を追加使用して、分割型底開きコンテナを外装部として二重に使用し、かつ、荷崩れなく底開きを容易にするために、底布に滑り布を設けている。しかし、胴締め布の使用により安全性は確保できるのであるが、コンテナの点数を増加し、梱包作業や回収作業が煩雑になるし、コスト高を招くものであった。
【0007】
本発明は、この特許文献3の複雑さを解消し、胴締め布がなくても十分な胴締め効果を発揮し、底開き型の特徴を保持しながら、安全かつ操作性の良好なものを開発すべく種々検討を加えたのである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の分割型底開きコンテナの特徴は、左右ほぼ対称型の左半コンテナと右半コンテナとからなる分割型底開きコンテナにおいて、左右それぞれの半コンテナは、吊りバンドの吊り部と底布への縫着部との中間の連帯バンドを内側へ延長して連帯面ファスナを取付け、底布から吊りバンド方向へ部分胴布を延長してその延長端内側へ胴止め面ファスナを取付けたことにある。これら、連帯面ファスナと胴止め面ファスナとで左右それぞれの半コンテナを強固に連結する。そして、左右相対する底布部分には、相互に連結するための面ファスナがないので、梱包荷物の側面から左右コンテナを容易に分離することができる。
【0009】
ここで、底布には、その外方へ先細りのループ状態に荷下ろしバンドを縫着し、この荷下ろしバンドに添って胴布とそれに続く上締め三角布を延長して設け、内方へは折り返して滑り布を設けている。荷下ろしバンドが底布から外方へ先細りループ状であるので、底開きのときに底布がよじれることなく均等に開く。また、底布内方のこれから連続する滑り布を折り返して底布と二重にし、その上に荷物を載せるので、梱包荷物の底面から底布を左右へ引き抜く際に、底開きが抵抗なく行われて荷崩れなく、スムーズに底布と滑り布が荷物の底面から抜けていくのである。
【0010】
また、胴布外面には底布寄りと上締め三角布寄りにそれぞれコンテナの仕舞い面ファスナを設けてある。このことにより、コンテナを折り畳んだ状態で外面にこの仕舞い面ファスナが存在することになって、ばらけることなくしまえるのである。更に、上締め三角布の先端には、上締めファスナを設けてある。この上締めファスナで、荷物の梱包が簡単に行える。
【0011】
最後に、吊りバンドの吊り部と荷下ろしバンドの吊り部のそれぞれに締結バンドを設けて全体を強固に連結して梱包が完成して安全確実なコンテナ荷物となるのである。
【0012】
以上のような構造にすると、胴締め布がなくても十分な胴締め効果を発揮し、底開き型の特徴を保持しながら、安全かつ操作性の良好な分割型底開きコンテナが得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について具体的に説明する。図1は分割型底開きコンテナの展開平面図である。図2は滑り布を広げた状態を示す底布部の展開平面図である。また、図3は梱包時の三角布連結状態を示す平面図であり、図4は梱包時の荷下ろしバンド連結状態を示す平面図である。
【0014】
これらの図から明らかなように、本発明の分割型底開きコンテナの特徴は、左右ほぼ対称型の左半コンテナ1と右半コンテナ2とからなる分割型底開きコンテナであって、左右それぞれの半コンテナ1,2は、ほぼ平行な2本の吊りバンド3が図中上方でループ状になった吊り部4、あるいは同様に下方でループ状になった吊り部5と底布6への縫着部7との中間位置で、2本の吊りバンド3間を連結する連帯バンド8を設けている。本発明では、各半コンテナに設けたこの連帯バンド8をそれぞれ内側へ延長して連帯面ファスナ9,10を取付け、梱包時にこれら連帯面ファスナ9,10によって分割されている左右半コンテナ同士を胴部中間で、緊縛接合して一体にする。したがって、連帯面ファスナ9,10は硬質のポリプロピレン製のキノコ状突起とループの多数ある強固な結合力を有する面ファスナが好ましい。
【0015】
更に、底布6から吊りバンド3方向へ短い丈の部分胴布11を延長してその延長端内側へ胴止め面ファスナ12,13を取付けている。短い丈の部分胴布11は底布6の位置決め安定化と、これによって胴止め面ファスナ12,13の梱包後の位置が底布にあるのと違って底面から上方の胴部下方にあるので、これら面ファスナ同士の着脱が容易に行える利点がある。ここで、胴止め面ファスナ12,13は軟質のナイロン製のフックとループの多数ある比較的手の力で、面と垂直方向へ容易に剥離できる材質と形状の面ファスナを選択使用している。その程度の結合力で十分な梱包安定性が保てるのである。
【0016】
ここで、底布6には外方へ先細り状態に荷下ろしバンド14を縫着し、底布6から胴布15とそれに続く上締め三角布16を延長して設け、かつ、内方へは底布6から折り返して底布6上へ重ねる滑り布17を設けている。図2は左半コンテナ1の滑り布17を広げた状態を示す底布6の展開図である。
【0017】
また、胴布15外面すなわち図1,2の裏面には底布6寄りと上締め三角布16寄りに間隔をあけて雄雌1対のコンテナの仕舞い面ファスナ18,18を図の上下に2組設けている。このことにより、コンテナを折り畳んだ状態で外面にこの仕舞い面ファスナ18が存在することになって、ばらけることなくしまえる。例えば、ロール状に折り畳み、前記仕舞い面ファスナ18,18で絞ったコンテナを単位として各段6個3組ずつ向きを互い違いにして9段積層し、更に最上段に4個2組を載せ、これらを左右1組の別のコンテナで梱包すれば、この梱包したコンテナを含めて計60個30組のコンテナを一体に回収できる。胴布15から続く方形の布の角を互いに中央で重ねるように折り返して三角形状として荷物の上面に宛う上締め三角布16とする。
【0018】
この上締め三角布16の先端には、上締めファスナ19を布側に、上締めバンドファスナ20を上締め三角布16から突出して外方に設けてある。左右の半コンテナ1,2の胴布15と上締め三角布16とで荷物の側面から上面にかけて被せた際に、これら上締めファスナ19と上締めバンドファスナ20とで、荷物の上面を図3のように互いに連結することで側面から上面にかけての梱包が簡単に行える。
【0019】
図4は、更にその上へ両側の荷下ろしバンド14,14を合わせ、荷下ろしバンド14,14の先端に設けた締め紐21,21で互いに連結した状態を示す。締め紐21,21は図1に示すように表裏にそれぞれ雄雌の面ファスナを備えているので、荷下ろしバンド相互の締結は容易である。また、荷下ろしバンド14,14が底布から外方へ先細りループ状であるので、荷造り時の締まりもよく、底開きのときにも底布6がよじれることなく均等に開く。底布6内方から連続する滑り布17を折り返して底布6と二重にし、その上に荷物を載せているので、梱包荷物の底面から底布6を左右へ引き抜く際に、先細りループ状の荷下ろしハンドによる底布6と滑り布17の底開きが抵抗なく行われて荷崩れなく、スムーズにこれらが荷物の底面から抜けていくのである。
【0020】
図3と図4の上面仕舞いが重なり合って終了した後、最後に、図1の上下方向にある吊りバンド3の吊り部4,5を持ち上げて荷物の側面に添わせ、左右それぞれの半コンテナ1,2の連帯バンド8に設けた連帯面ファスナ9,10によって分割されている左右半コンテナ同士を胴部中間で、緊縛接合して一体にする。この連帯面ファスナ9,10が硬質のポリプロピレン製のキノコ状突起とループの多数ある強固な結合力を有するので、両者は容易には外れない。更に、その下方の胴止め面ファスナ12,13で部分胴布相互を締結して荷物の胴部全体を強固に連結する。吊りバンド3相互は分散しないように、左半コンテナ1は吊り部4に、右半コンテナ2は吊り部5にそれぞれ設けた吊りバンド締め紐22,22で図1上下の吊り部4,5を相互に縛っておく。吊りバンド締め紐22,22も1本の扁平な紐の表裏にある雄雌の面ファスナで結合する。
【0021】
【発明の効果】
以上のような構造にすると、コンテナとは別個の胴締め布がなくても十分な胴締め効果を発揮し、分割底開き型の取扱の容易さを保持しながら、安全かつ操作性の良好な分割型底開きコンテナが得られるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】分割型底開きコンテナの展開平面図である。
【図2】滑り布を広げた状態を示す底布部の展開平面図である。
【図3】梱包時の三角布連結状態を示す平面図である。
【図4】梱包時の荷下ろしバンド連結状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 左半コンテナ
2 右半コンテナ
3 吊りバンド
4 吊り部
5 吊り部
6 底布
7 縫着部
8 連帯バンド
9 連帯面ファスナ
10 連帯面ファスナ
11 部分胴布
12 胴止め面ファスナ
13 胴止め面ファスナ
14 荷下ろしバンド
15 胴布
16 上締め三角布
17 滑り布
18 仕舞い面ファスナ
19 上締めファスナ
20 上締めバンドファスナ
21 締め紐
22 吊りバンド締め紐

Claims (5)

  1. 左右ほぼ対称型の左半コンテナと右半コンテナとからなる分割型底開きコンテナにおいて、左右それぞれの半コンテナは、吊りバンドの吊り部と底布への縫着部との中間の連帯バンドを内側へ延長して連帯面ファスナを取付け、底布から吊りバンド方向へ部分胴布を延長してその延長端内側へ胴止め面ファスナを取付けてなることを特徴とする分割型底開きコンテナ。
  2. 底布にはその外方へ先細り状態のループ状に荷下ろしバンドを縫着し、該荷下ろしバンドに添って胴布とそれに続く上締め三角布を延長して設け、内方へは折り返して滑り布を設けてなる請求項1記載の分割型底開きコンテナ。
  3. 胴布外面には底布寄りと上締め三角布寄りにそれぞれコンテナの仕舞い面ファスナを設けてなる請求項1記載の分割型底開きコンテナ。
  4. 上締め三角布の先端には、上締めファスナを設けてなる請求項1記載の分割型底開きコンテナ。
  5. 吊りバンドの吊り部と荷下ろしバンドの吊り部のそれぞれに締結バンドを設けてなる請求項1記載の分割型底開きコンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103848118A (zh) * 2012-12-03 2014-06-11 奇美实业股份有限公司 太空袋及使用该太空袋的货物换箱方法

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