WO2017033902A1 - 折り畳み可能な包囲体 - Google Patents

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Abstract

物を出し入れする包囲体開口部を小さくすることができ、そして、使用形態から減容化した所定の形態に折り畳むのが容易な折り畳み可能な包囲体を提供する。手提げ袋100は、袋開口部100aを挟んで、その一方と他方に位置する第1、第2のトンネル部18a、18bを有する。第1、第2のトンネル部18a、18bには、袋開口部100aを小さくすることのできる第1、第2のストラップST(1)、ST(2)が挿通されている。そして、第1、第2のトンネル部18a、18bの端から外部に延出する部分6、8を引っ張ることにより、袋開口部100aを小さくすることができる。

Description

折り畳み可能な包囲体
 本発明は、シート材料で構成される折り畳み可能な包囲体に関し、より詳しくは、単なる引っ張り操作だけで手際よく減容化した所定の形態に折り畳んで持ち運ぶことのできる包囲体に関する。ここに、包囲体には、自動車や自転車に被せるボディーカバー、自動車のハンドルに被せるハンドルカバー、自転車のサドルに被せる雨よけカバーが含まれる。包囲体には、更に、手提げ袋、ポーチ、ショルダーバッグ、ウエストバッグが含まれる。
 シート材料で構成される折り畳み可能な物品を小さな約束した形態にする、つまり物品の減容化に関する様々な提案がなされている。典型例の手提げ袋を例に従来例を説明すると、特許文献1は、包装用手提げ袋の減容化を提案している。この包装用手提げ袋は蛇腹構造を採用している。すなわち、特許文献1の手提げ袋は、底から袋開口までの間に上下方向に山折りと谷折りとが交互に連続した蛇腹構造を有している。袋の中に商品を積み上げるようにして収容することで、蛇腹構造が上方に伸長した包装用手提げ袋になる。
 特許文献2は蛇腹構造の携帯バッグを提案している。特許文献2は、大別して2種類の態様を開示している。第1種の態様は、底から上端まで上下方向に山折りと谷折りとが交互に連続した構造を有している。第2種の態様は、横方向に山折りと谷折りとが交互に連続した構造を有している。
 特許文献3は、エコバッグに好適な折り畳み式手提げバッグを提案している。この手提げバッグは、正面視正方形又は長方形等の矩形の形状を有するバッグ本体と、その左右上端から上方に延びる左右一対の手提げ部とを有する。バッグ本体は左右の側壁にマチを有している。バッグ本体の表面と裏面には、夫々、上下方向に延びる折り目が設けられている。表面及び裏面の各々において、折り目は2本設けられ、2本の折り目は左右に離間している。
 手提げバッグを折り畳んで減容化するには、先ず、使用した手提げバッグを平らな台の上で平らに広げ、次いで、バッグ本体を折り目に沿って折り畳む。これにより手提げバッグは帯状の所定の形状になる。次いで、帯状の手提げバッグを2つ折り、4つ折りして小さな矩形の形態にする。または、帯状の手提げバッグをその一端から巻き込んでロール形状の形態にする。
 特許文献4は、犬の散歩中の糞の持ち帰り、食べ残し食品の持ち帰り等の際に使用するのに好都合な折り畳みバッグを提案している。この折り畳みバッグは、正面視矩形の袋開口部に横方向に延びるトンネルを有し、このトンネルに2本のリング状ストラップが挿通されている。第1のストラップはトンネルの一端から外部に露出している。第2のストラップはトンネルの他端から外部に露出している。第1、第2のストラップを引っ張ることにより袋開口部を閉じることができる。
 折り畳みバッグは、2本の上下に延びる左右の縦折り目と、7本の横方向に延びる横折り目とを有する。7本の横折り目は折り畳みバッグの下端から等間隔に配置されている。折り畳みバッグは、左右の縦折り目に沿って折り畳んで帯状の第1の折り畳み形態にする。次いで、帯状の第1の折り畳み形態のバッグを7本の横折り目に沿って折り畳んで、小さな矩形の最終の折り畳み形態にする。そして、この最終の折り畳み状態のバッグを外装袋に挿入する。
 特許文献4の折り畳みバッグは主に使い捨てとして用いるのが好都合である。換言すれば、使用した袋を再使用のために折り畳むには、手間のかかる操作が必要である。
 スーパーマーケットなどの小売店で大量にポリオレフィン等の材料で作られた、使い捨ての、いわゆるレジ袋(ポリ袋)が使用されている。環境問題の観点から、レジ袋(ポリ袋)に代わって、買い物袋を持参することが推奨されている。買い物袋は「エコバッグ」と呼ばれている。エコバッグは、これを持ち運ぶときは小さな形態であることが望まれる。したがって、使用後のエコバッグは、簡単な折り畳み操作で小さな且つ所定の約束した形態つまり減容化形態になるのが望まれる。そして、小さな形態つまり減容化した形態の見栄えが良いことが望まれる。
特開2008-195432号公報 特開2008-206840号公報 特開2009-61167号公報 特開2011-1091号公報
 本発明の目的は、展開した使用形態において、物を包囲した後に、該物を出し入れする包囲体開口部を小さくすることができ、そして、使用形態から減容化した所定の形態に折り畳むのが容易な折り畳み可能な包囲体を提供することにある。
 上記の技術的課題は、本発明によれば、
 直線状に延び且つ対象物を出し入れするための包囲体開口部を挟んで、その一方と他方に位置し、該包囲体開口部に沿って延びる第1、第2のトンネル部と、
 前記第1のトンネル部に挿通され、前記包囲体開口部を小さくすることのできる第1のストラップと、
 前記第2のトンネル部に挿通され、前記包囲体開口部を小さくすることのできる第2のストラップと、
 前記包囲体開口部を通じて受け入れた対象物を包囲する包囲体本体と、
 該包囲体本体に形成された複数のプリーツであって、該複数のプリーツの両端部を重ねた状態で閉塞された複数のプリーツとを有し、
 前記第1、第2のトンネル部の少なくとも端又は中央部のいずれか一方から前記第1、第2のストラップの一部を引っ張り出すことにより前記包囲体開口部を小さくすることができる折り畳み可能な包囲体を提供することにより達成される。
 本発明の適用例として、上述したエコバッグの他に、展開した袋状の状態で、例えば自転車のサドルに被せることで、サドルが雨に濡れるのを阻止する携帯具を挙げることができる。また、テント、雨合羽、ポンチョなど折り畳むのに手間取る携帯具や自動車又は自転車を覆うカバーも本発明の適用例として挙げることができる。更に、自動車のシートに被せるシートカバーも本発明の適用例として挙げることができる。アウトドア用の自動車(典型例はSUV)の中には、シートの表皮に撥水性の材料を用いた自動車がある。このような撥水シートを搭載していない自動車で汚れやすい場所に行くときに、撥水性及び/又は防水性のシートカバーがあると都合が良い。また、犬や猫などのペットを同伴したドライブでは、シートに犬や猫の抜け毛が絡み、これを除去するのが難儀である。ペットを同伴するときにシートカバーをシートに被せ、ドライブが終わったらシートカバーを取り外すことができれば、好都合である。
 また、日射からハンドルを守る断熱ハンドルカバーや、例えばインストルメントを包囲する折り畳み式日除けカバーなどにも本発明を好適に適用可能である。
 本発明の更なる目的及び作用効果は、以下の本発明の好ましい実施例の詳しい説明から明らかになろう。
第1実施例の手提げ袋の斜視図であり、第1実施例の手提げ袋を買い物袋として使用するときの使用状態を示す図である。 第1実施例の手提げ袋の正面図であり、第1実施例の手提げ袋に買い物した商品を入れたときの状態を示す図である。 第1実施例の手提げ袋の斜視図であり、第1実施例の手提げ袋を買い物袋として使用するときに袋開口を広げた状態を示す図である。 第1実施例の手提げ袋を折り畳む第1工程である、手提げ袋を帯状の形態にする中間段階の状態を示す正面図である。 第1実施例の手提げ袋を折り畳む第1工程である、手提げ袋を帯状の形態にした状態を説明するための正面図である。 第1実施例の手提げ袋の袋開口を広げた状態を示し、図3に対応する側面図である。 第1実施例の手提げ袋の袋開口を広げた状態で購入した商品を中に入れ、袋開口を小さくするために左右の手提げストラップを引っ張ったときの状態変化を説明するための側面図である。 図7に続いて、袋開口を小さくするために左右の手提げストラップを引っ張った最終段階の状態を説明するための側面図である。 帯状の形態にしたときの第1実施例の手提げ袋の正面図である。 帯状の形態にしたときの第1実施例の手提げ袋の平面図である。 帯状の形態にしたときの第1実施例の手提げ袋の底面図である。 帯状の形態にしたときの第1実施例の手提げ袋の背面図である。 帯状の形態にしたときの第1実施例の手提げ袋の右側面図である。 帯状の形態にしたときの第1実施例の手提げ袋の左側面図である。 第1実施例の手提げ袋を製造する工程を説明するための図であり、(I)はプリーツを形成する第1工程を示し、(II)はプリーツを形成して帯状の形態になった生地の端部を閉じる第2工程を示し、(III)は端部を閉じた帯状の布地にリング状のストラップを通す第3工程を示す。 第1実施例の手提げ袋を帯状にする第1工程に続いて、帯状の手提げ袋を長手方向に折り畳んで減容化する工程を説明するための図であり、(I)は長手方向に2つ折りした状態を示し、(II)は更に2つ折りした状態を示し、(III)はフラップのボタンファスナを使って減容化した状態で固定した状態を示す。 第1実施例の手提げ袋を展開した状態のときに、この展開状態の手提げ袋をカバーとして使用する際に、カバーされる物品(例えば自転車のサドル)に固定するために、帯状の手提げ袋の長手方向中間部分に面ファスナを設けた例を説明するための図である。 第1実施例の手提げ袋を展開した使用状態のときに、例えば購入した商品を入れた手提げ袋の上端部をリング状にして手で持てるようにするために、帯状の手提げ袋の両端にボタンファスナを設けた例を説明するための図である。 第1実施例の手提げ袋を展開した状態のときに、この展開状態の手提げ袋を何らかの物品に固定するために、帯状の手提げ袋の長手方向中間部分に間隔を隔てて2つのDカンフックを設けた例を説明するための図である。 第1実施例の手提げ袋を展開した状態のときに、この展開状態の手提げ袋を何らかの物品に固定するために、帯状の手提げ袋の長手方向端部に吸盤を設けた例を説明するための図である。 第1実施例の手提げ袋を展開した状態のときに、この展開状態の手提げ袋を何らかの物品に固定するために、帯状の手提げ袋の長手方向端部にSカンフックを設けた例を説明するための図である。 帯状の形態のときの両側縁が外方に膨らんだ輪郭を備えた第2実施例の手提げ袋を示す図であり、(I)は帯状形態のときの正面図、(II)は製造工程図である。 帯状の形態のときの両側縁が波形の輪郭を備えた第3実施例の手提げ袋を示す図であり、(I)は帯状形態のときの正面図、(II)は製造工程図、(III)は使用状態のときの側面図である。 帯状の形態にしたときの第4実施例の手提げ袋の正面図である。 帯状の形態にしたときの第4実施例の手提げ袋の平面図である。 帯状の形態にしたときの第4実施例の手提げ袋の底面図である。 帯状の形態にしたときの第4実施例の手提げ袋の背面図である。 帯状の形態にしたときの第4実施例の手提げ袋の右側面図である。 帯状の形態にしたときの第4実施例の手提げ袋の左側面図である。 帯状の形態にしたときの第4実施例の手提げ袋の斜視図である。 第4実施例の手提げ袋の使用状態を示す斜視図である。 第4実施例の手提げ袋をロール状の減容化形態で固定した状態を説明するための図である。 帯状の形態にしたときの第5実施例のショルダーバッグの斜視図である。 帯状の形態にしたときの第5実施例のショルダーバッグの平面図である。 帯状の形態にしたときの第5実施例のショルダーバッグの底面図である。 第5実施例において、ショルダーバッグの中に物を入れる直前のショルダーバッグの形態を説明するための図である。 第5実施例において、ショルダーバッグの中に物を入れるためにバッグ開口部を大きく開いた状態を説明するための図である。 第5実施例において、トンネル部の長手方向中央部分からストラップを取り出して手提げ袋として持ち上げたときの形態を説明するための図である。 第5実施例において、ショルダーバッグとして肩に掛けたときの形態を説明するための図である。 第6実施例の背負いバッグを減容化したときの形態を示す図である。 第6実施例の背負いバッグを示す図である。 第7実施例のリバーシブルな背負いバッグの格納状態を示す。 第7実施例の背負いバッグの格納状態を示し且つ格納状態の背負いバッグの内部を説明するための図である。 第7実施例の背負いバッグのバッグ開口部を広げた状態を示す斜視図である。 第7実施例の背負いバッグの全体概要を示す図である。
 100 第1実施例の手提げ袋
 200 第2実施例の手提げ袋
 300 第3実施例の手提げ袋
 400 第4実施例の手提げ袋
 500 第5実施例のショルダーバッグ
 504 リング
 506 ショルダーストラップ
 600 第6実施例の背負いバッグ
 700 第7実施例の背負いバッグ
 100a 袋開口部
 2   帯状の手提げ袋の長手方向一端部
 4   帯状の手提げ袋の長手方向他端部
 ST(1) 第1ストラップ
 ST(2) 第2ストラップ
 6   第1ストラップ連結部
 8   第2ストラップ連結部
 12 プリーツ
 18a 第1トンネル部
 18b 第2トンネル部
 24  フラップ
 402 窓
 以下に、添付の図面に基づいて本発明の好ましい実施例を、本発明の典型的な適用例であるエコバッグを例に説明する。
 第1実施例(図1~図16)
 参照符号100は第1実施例のエコバッグつまり折り畳み手提げ袋を示す。図1は手提げ袋100が使用状態のときの形態を示す。図2乃至図5は、手提げ袋100の形態の変化を時系列で示す。図2は、ショップの内部で、このショップで購入した商品を手提げ袋100に収容した状態を示す。図3は、手提げ袋100の袋開口100aを広げた状態を示す。この状態で、購入した商品を袋の中に入れることができる。また、この状態で収容した商品を手提げ袋100の中から取り出すことができる。図4は、使用後の手提げ袋100を引っ張って帯状の形態に変化(後に詳しく説明する。)させる途中の状態を示す。図5は、帯状の形態に変化した手提げ袋100の正面図である。
 参照符号2、4は、帯状の形態のときの手提げ袋100の互いに対向する2つの端部を示す。帯状の手提げ袋100は、一端部2から他端部4に亘って延びる長手方向軸線Axを備えた細長い形状を有する(図5)。手提げ袋100を使用した後に、ユーザが一方の手で一端部2を把持し、他方の手で他端部4を把持して、一端部2と他端部4を互いに引き離す方向に引っ張る。この単純な引っ張り操作だけで、袋開口100aを幅方向に大きく広げた状態の手提げ袋100(図3)は、瞬時に、図4の形態を経由して図5の帯状の約束した細長い扁平な形態になる。
 図6~図8は、展開した状態の手提げ袋100の側面図である。図6は手提げ袋100を展開して袋開口100aを幅方向に大きく広げた形態を示す。図6は図3に対応している。図3及び図6に図示の形態で、購入した商品を袋の中に入れることができる。商品を入れ終わったら、手提げ袋100の袋開口100a(図1)を挟んで互いに対向して位置する第1、第2のストラップ連結部6、8を引っ張って袋開口100aを小さくして手提げ袋100を持ち上げる(図2、図7)。すなわち、図1、図8に示すように、袋開口100aを絞り込んだ状態の手提げ袋100を使って物を運ぶことができる。図8は、図1に対応している。
 図9~図14は、帯状の形態にしたときの第1実施例の手提げ袋100の詳細図である。図9は正面図である。図10は平面図である。図11は底面図である。図12は背面図である。図13は右側面図である。図14は左側面図である。
 図9から最も良く分かるように、帯状の形態のときの手提げ袋100は、細長い長方形の形状を有する。そして手提げ袋100は、その長手方向一端から第1ストラップ連結部6が延出し、他端から第2ストラップ連結部8が延出している。手提げ袋100は、この帯状の形態が基本形態となる。この帯状の形態の手提げ袋100を展開して(図3、図6)、手提げ袋100の中に物を入れ、次いで、2つのストラップ連結部6、8を引っ張って袋開口100aを小さくして手提げ袋100を持ち上げる(図1)。袋開口100aを小さくした状態で手提げ袋100を持ち運ぶことができる。使用後に、手提げ袋100の一端部2と他端部4とを互いに引き離す方向に引っ張って手提げ袋100を帯状の形態に変化させることができる。その後、帯状の手提げ袋100を長手方向に例えば折り畳むことで持ち運びに都合の良い小さく減容化した形態になる(図16)。この減容化した形態については後に説明する。
 図15は手提げ袋100を製造する工程を説明するための図である。手提げ袋100を作るために、先ず、正方形又は長方形からなる矩形の生地10を用意する。生地10の中心線CLは、上述した帯状の形態の手提げ袋100(図5、図9)の軸線Axになる。
 図15の(I)は第1工程を示す。第1工程では、生地10の中心線CLを挟んで左右の領域に夫々プリーツ12が形成される。第1工程が終わると、生地10は、中心線CLを挟んで一方側半分10aと他方側半分10bとを折り畳んで形成された複数のプリーツ12を有する帯状の形態になる。そして、一方側半分10aと他方側半分10bとの境に袋開口100aが形成される。
 好ましい態様として、プリーツ12の複数の山折りの第1折り目12a、複数の谷折りの第2折り目12bは、一方側半分10aと他方側半分10bとで線対称であるのが良い。
 生地10は、実施例では、ナイロンからなるシート材料が採用されているが、これに限定されない。ポリエステル、コットン、不織布、ビニールなどの材料、合成樹脂を積層したラミネート材料、合成樹脂と布や紙を積層した材料、皮、ポリエステル生地にアルミ蒸着フィルムを積層した保冷機能を備えた材料など可撓性のシートであれば採用可能である。また、生地10は、色や材料の異なる複数枚の素材を縫い合わせや接着などによって形成してもよい。
 好ましくは、第1折り目12a及び第2折り目12bは中心線CLと平行且つ直線であるのが良い。また、一方側半分10aのプリーツ12を構成する長方形のヒダ14の数と他方側半分10bのプリーツ12を構成する長方形のヒダ14の数は好ましくは同じであるのが良い。変形例として、後に図22、図23を参照して説明するように、帯状の形態にしたときの手提げ袋100の外側に位置する山折りの折り目つまり第1折り目12aは非直線であってもよい。
 帯状の形態の手提げ袋100は、長手方向一端部2から他端部4に亘って延びる袋開口100aを有する。手提げ袋100の一方側半分10a及び他方側半分10bに属するプリーツ12の各ヒダ14の幅W(図15の(II))は好ましくは同じであるのが良い。以下の説明において、説明の便宜上、一方側を「左」と呼び、他方側を「右」と呼ぶ。
 図15の(II)は第2の工程を示す。第2の工程では、帯状の形態の生地10の一端部と他端部とが閉じられる。この実施例では、帯状の形態の生地10の両端部にポリプロピレンテープ、コットンテープなどの端閉じテープ20を巻き付けて、これを縫い付けることにより帯状の形態の生地10の各端部が閉じられる。
 図15の(III)は第3の工程を示す。第3の工程では、第1、第2の手提げストラップST(1)、ST(2)が装着される。実施例では、第1、第2の手提げストラップST(1)、ST(2)は、その両端部において、上記第1、第2のストラップ連結部6、8で連結されて一本のリング状のストラップで構成されている。リング状のストラップを生地10に縫い付けないで、一本のリング状のストラップが、後に説明する第1トンネル部18a、第2のトンネル部18bの中を移動できるようにしてもよい。好ましい態様として、図15の(III)に図示の参照符号100bは実質的に一本のリング状のストラップST(1)、ST(2)の固定部を示す。この実施例では固定部100bは当て布と縫い目で構成されているが、縫い目だけで構成してもよい。固定部100bは、長手方向中間部分に配置するのが好ましい。第1、第2の手提げストラップST(1)、ST(2)は、例えばポリプロピレンテープ、コットンテープなど任意の材料のテープを採用することができる。勿論、外部に露出する第1、第2のストラップ連結部6、8を夫々、独立したストラップで構成してもよい。この場合、2つの独立したストラップの各々の2つの端部を夫々、帯状の形態の手提げ袋100の長手方向中間部分に固定すればよい。
 帯状の形態の生地10の左半分10aの一番上の左フラップ16a-1とその下の左フラップ16a-2との間及び右半分10bの一番上の右フラップ16b-1とその下の右フラップ16b-2との間にリング状のストラップST(1)、ST(2)を入れる(図15の(I)、(III))。次いで、左半分の一番上の左フラップ16a-1の端縁をその下の左フラップ16a-2に縫い付けると共に、右半分の一番上の右フラップ16b-1の端縁をその下の右フラップ16b-2に縫い付ける。
 これにより、左半分の一番上の左フラップ16a-1の端縁とその下の左フラップ16a-2との間に第1のトンネル部18aが形成され、右半分の一番上の右フラップ16b-1の端縁とその下の右フラップ16b-2との間に第2のトンネル部18bが形成される。また、第1トンネル部18aと第2トンネル部18bに挿通した状態で一本のリング状のストラップST(1)、ST(2)、6、8が配置され、そして、第1、第2のトンネル部18a、18bの中を通る第1、第2のストラップST(1)、ST(2)が第1、第2のトンネル部18a、18bの長手方向中間部分に縫い付けられて固定される(固定部100b)。
 なお、図示の例では、一番上の左右のフラップ16a-1、16b-1の端縁が内側に位置して互いに対抗して位置しているが、一番上の左右のフラップ16a-1、16b-1の端縁が外側に位置していてもよい。
 手提げ袋100は、上記の(I)乃至(III)の工程を経ることにより、袋開口100aを挟んで位置する第1、第2のトンネル部18a、18bを有し、また、各トンネル部18a、18bの下に位置する複数のプリーツ12の両端を縫う、つまり閉塞することによって袋本体B(図15(I))が構成されている。袋本体Bに物を収容するとプリーツ12が拡張し、これにより袋本体Bの容積が拡大する。そして、第1、第2のトンネル部18a、18bに第1、第2のストラップST(1)、ST(2)が挿通され、この第1、第2のストラップ連結部6、8を持ち上げることによって袋開口100aが小さくなる。
 実施例の手提げ袋100は、好ましくは他端部4に比較的大きなフラップ24を備えているが、フラップ24は必ずしも必須ではない。フラップ24は、図15の(II)を参照して、帯状の形態の生地10の両端部を閉じるときに生地10の一端部に縫い付けられる。このフラップ24は、帯状の手提げ袋100を減容化した形態で固定するのに用いられる。フラップ24は、図15の(II)を参照して、帯状の形態の生地10の両端部を閉じるときに生地10の他端部4に縫い付けられる。
 フラップ24は、後に説明するように、帯状の手提げ袋100をロール状に減容化した後に、又は長手方向に折り畳んで減容化した後に、減容化した手提げ袋100を包囲するカバー機能を発揮できる長さ寸法を有するのが好ましい。
 図16は、帯状の形態の手提げ袋100を減容化する工程を説明するための図である。帯状の手提げ袋100を持ち運びに都合の良い小さな所定の形状の減容化形態にするには、先ず、帯状の手提げ袋100(図9)を長手方向に2つ折りし(図16の(I))、これを更に2つ折りし(図16の(II))、そして、フラップ24で固定する。フラップ24の端にはボタンファスナ26Aが縫い付けられている。このボタンファスナ26Aと協働する受けファスナ26Bが手提げ袋100の他端部4の背面に縫い付けられている(図12)。ファスナ26に代えて面ファスナで構成してもよい。フラップ24のファスナ26で固定することで、帯状の形態の手提げ袋100は、減容化した所定の小さな形態で固定される。
 また、フラップ24を省いて、減容化した形態の手提げ袋100を外装袋つまりカバー袋に収容するようにしてもよい。また、帯状の形態の手提げ袋100を例えば一端から他端に向けて巻き込んで減容化し、これを外装袋に収容するようにしてもよい。
 図2、図3、図8などに見られる参照符号100bは第1、第2のストラップST(1)、ST(2)の固定部を示す。上述したように、第1、第2の手提げストラップST(1)、ST(2)は、帯状の手提げ袋100の長手方向中間部分でトンネル部18a、18bに固定される。変形例として、第1、第2の手提げストラップST(1)、ST(2)は一本の連続したリング状のストラップで構成してもよい。
 図17ないし図21は、展開した手提げ袋100の利便性を高める手段を手提げ袋100に設けた例を示す。なお、図17ないし図21では、第1、第2の手提げストラップST(1)、ST(2)の図示を省略してある。図17は、面ファスナ28を帯状の手提げ袋100の長手方向中央部分に配置した例を示す。この図17の例によれば、展開した手提げ袋100を例えば自転車のサドルに被せて、面ファスナ28を使って手提げ袋100の開口部を互いに固定することで、手提げ袋100をサドルに固定することができる。また、内容物を入れた手提げ袋100の袋開口部を閉じるのに面ファスナ28を使うことができる。
 図18は、帯状の手提げ袋100の長手方向両端の各々に比較的小さな矩形のフラップ30を設け、このフラップ30にボタンファスナ32を配置した例を示す。ボタンファスナ32に代えて面ファスナであってもよい。この図18の例によれば、手提げ袋100の中に購入した商品を入れた後、左右のフラップ30をボタンファスナ32で一体化することで、手提げ袋100の上端部にリングを作ることができる。このリングで例えば自動車の中のフックに、使用状態の手提げ袋100を係止することができる。
 図19は、帯状の手提げ袋100の長手方向中央部分に間隔を隔てて2つのDカンフック34を設けた例を示す。図20は、帯状の手提げ袋100の長手方向両端に吸盤36を設けた例を示す。図21は、帯状の手提げ袋100の長手方向両端にSカンフック38を設けた例を示す。図19乃至図21の例によれば、展開状態の手提げ袋100を、何か都合の良い物品や部分(例えば自動車の内部のフック)に引っ掛けるなどして固定することができる。
 図1乃至図21を参照して説明した手提げ袋100は、これを帯状にしたときに、長手方向両側縁が軸線Axと平行な直線で構成される。手提げ袋100の側縁の輪郭は直線に限定されない。
 第2実施例(図22)
図22は、帯状の形態のときの両側縁が外方に膨らんだ輪郭を備えた第2実施例の手提げ袋200を示す。すなわち、第2実施例の手提げ袋200の外側に位置する山折りの折り目つまり第1折り目12aは外方に向けて突出したアーチ状の形状を有している。図22の(I)は帯状にした第2実施例の手提げ袋200の正面図であり、第1実施例の図9に対応している。図22の(II)は、第2実施例の手提げ袋200の製造工程を示し、第1実施例の図15の(I)に対応している。図22では、第1、第2のストラップST(1)、ST(2)の図示が省略されている。この第2実施例においても、手提げ袋200は、袋開口200aを挟んで位置する第1、第2のトンネル部18a、18bを有し、また、各トンネル部18a、18bの下に位置する複数のプリーツ12の両端を縫う、つまり閉塞することによって袋本体Bが構成されている。袋本体Bに物を収容するとプリーツ12が拡張し、これにより袋本体Bの容積が拡大する。そして、第1、第2のトンネル部18a、18bに、図示を省略したが第1、第2のストラップST(1)、ST(2)が挿通され、そして、第1、第2のストラップ連結部6、8を持ち上げることによって袋開口200aを小さくすることができる。
 第3実施例(図23)
 図23は、帯状の形態のときの両側縁が波状の輪郭を備えた手提げ袋300を示す。すなわち、第3実施例の手提げ袋300の外側に位置する山折りの折り目つまり第1折り目12aは波状の形状を有している。図23の(I)は帯状にした第3実施例の手提げ袋300の正面図であり、第1実施例の図9に対応している。図23の(II)は、第3実施例の手提げ袋300の製造工程を示し、第1実施例の図15の(I)に対応している。図23の(III)は第3実施例の手提げ袋300の使用状態つまり展開状態を説明するための図であり、第1実施例の図8に対応している。図23では、第1、第2のストラップST(1)、ST(2)の図示が省略されている。この第3実施例においても、手提げ袋300は、袋開口300aを挟んで位置する第1、第2のトンネル部18a、18bを有し、また、各トンネル部18a、18bの下に位置する複数のプリーツ12の両端を縫う、つまり閉塞することによって袋本体Bが構成されている。袋本体Bに物を収容するとプリーツ12が拡張し、これにより袋本体Bの容積が拡大する。そして、第1、第2のトンネル部18a、18bに、図示を省略したが第1、第2のストラップST(1)、ST(2)が挿通され、そして、第1、第2のストラップ連結部6、8を持ち上げることによって袋開口300aを小さくすることができる。
 第4実施例(図24ないし図32)
 図24ないし図32は第4実施例の手提げ袋400を示す。図24は、帯状の形態の手提げ袋400の正面図である。図25は平面図である。図26は底面図である。図27は背面図である。図28は右側面図である。図29は左側面図である。図30は、帯状の形態の手提げ袋400の斜視図である。図31は、第4実施例の手提げ袋400の展開状態つまり使用状態を説明するための図である。図32は、第4実施例の手提げ袋400の減容化状態つまり帯状形態の手提げ袋400をロール状に巻き込んで持ち運びに都合の良い小さな形態にした状態を説明するための図である。
 第4実施例の手提げ袋400は、最も上に位置する左右のフラップ16a-1、16b-1の長手方向中央部分に夫々、中央窓402a、402bを有し、この中央窓402a、402bの各々から第1、第2のストラップST(1)、ST(2)を引き出すことができるようになっている(図30、図31)。各手提げストラップST(1)、ST(2)の各端部は、帯状の手提げ袋400の一端部と他端部に縫い付けられている。この縫い目を参照符号40で示してある(図24)。
 すなわち、帯状の手提げ袋400は、第1実施例と同様に、2つのトンネル18a、18bの間に開口部400aを有し、トンネル部18a、18bには、夫々、第1、第2のストラップST(1)、ST(2)が挿通されている。そして、この第1、第2のストラップST(1)、ST(2)を中央窓402a、402bを通じて引っ張り出すことができる。
 図31は、第4実施例の手提げ袋400の中に物を入れて第1、第2のストラップST(1)、ST(2)を手にして持ち運ぶときの形態を示す。使用後に手提げ袋400を減容化するときには、図2、図4、図5を参照して前述したように、空の手提げ袋400の一端部2をユーザが一方の手で把持し、他方の手で他端部4を把持して、一端部2と他端部4を互いに引き離す方向に引っ張ることで、帯状の形態に変化させることができる(図24、図30)。そして、この帯状の形態を折り畳み又は一端からロール状に巻き込むことで持ち運びに便利な減容化した形態に変化させることができる(図32)。
 第5実施例(図33ないし図39)
 図33ないし図39は第5実施例のショルダーバッグ500を示す。図33は、帯状の形態のショルダーバッグ500の斜視図である。図34は帯状の形態のショルダーバッグ500の平面図である。図35は帯状の形態のショルダーバッグ500の底面図である。
 空のショルダーバッグ500を減容化するときには、図2、図4、図5を参照して前述したのと同様に、空のショルダーバッグ500の一端部2をユーザが一方の手で把持し、他方の手で他端部4を把持して、一端部2と他端部4を互いに引き離す方向に引っ張ることで、図33に図示の扁平な帯状の形態に変化させることができる。
 図36は、ショルダーバッグ500の中に物を入れる直前の形態を説明するための図である。図36を参照して、ショルダーバッグ500は、長手方向の一端部2から他端部4に亘って延びるバッグ開口部500aを有する。図37はバッグ開口部500aを大きく開いた状態を示す。このバッグ開口部500aを通じてショルダーバッグ500の中に物を出し入れすることができる。バッグ開口部500aはファスナ(図示せず)によって開け閉めできるようにしてもよい。
 ショルダーバッグ500は、バッグ開口部500aを挟んで、その左右にトンネル部18a、18bを有し、トンネル部18a、18bの中に、夫々、第1、第2のストラップST(1)、ST(2)が挿通されている点で上述した実施例の手提げ袋100、200、300、400と共通である。
 図33を参照して、扁平な帯状の形態では、ショルダーバッグ500の一つの面(図34)に第1のトンネル部18aと第1のストラップST(1)が配置され、他の面(図35)に第2のトンネル部18bと第2のストラップST(2)が配置されている。
 各ストラップST(1)、ST(2)はその各端部に夫々リング504が装着されている。すなわち、この2本のストラップST(1)、ST(2)は各トンネル部18a、18bの長手方向両端の開口18cを通じて外部に延出して、そして、リング504で一体化されている。これにより、ストラップST(1)、ST(2)は、一対のリング504によって実質的に一本のリングの形状を有している。一対のリング504、504には一本のショルダーストラップ506の各端が連結されている。好ましくは、ショルダーストラップ506は、その長さが好ましくはアジャスタ508によって調整可能であるのがよい。ショルダーストラップ506を肩に掛けることでショルダーバッグ500を持ち運ぶことができる。
 任意であるが、各トンネル部18a、18bは長手方向中央部分に窓510を有するのがよい。この窓510を通じて各ストラップST(1)、ST(2)を外部に引っ張り出すことができる。この状態を図38に図示してある。図38から分かるように、ショルダーバッグ500は、図31に図示した第4実施例の手提げ袋400と同じ手提げ袋の形態になる。
 第6実施例(図40、図41)
 図40、図41は第6実施例の背負いバッグ600を示す。背負いバッグ600は、実質的に第1実施例の手提げ袋100と同じであることから、手提げ袋100に含まれる要素と実質的に同じ要素には同じ参照符号を付してその説明を省略する。
 背負いバッグ600は、一端部2から他端部4に亘って延びる開口部100aを有し、また、開口部100aを挟んでその両側にトンネル部18a、18bを有する。第1、第2の2つのトンネル部18a、18bには第1、第2のストラップST(1)、ST(2)が挿通されて、その各端部が第1、第2のトンネル部18a、18bから外部に延出して、そして互いに連結されている。この連結部を参照符号6、8で図示してある。すなわち、第1、第2のストラップST(1)、ST(2)は実質的にリング状のストラップを構成し、例えば第1の一端連結部6を引っ張ることにより、開口部100aを窄めることができる。変形例として、第1、第2のストラップST(1)、ST(2)の他端を夫々、第1、第2のトンネル部18a、18bに固定し、上記第1の一端連結部6だけを第1、第2のトンネル部18a、18bから外部に延出させるようにしてもよい。
 背負いバッグ600は他端部4にフラップ24を有し、このフラップ24にボタンファスナ26Aが設置されている。これを受ける受けファスナ26Bは、第1実施例では、他端部4の背面に縫い付けられているが(図12)、この第6実施例では、図示を省略したが、背負いバッグ600の一端部2の背面に縫い付けられている。
 背負いバッグ600は、バッグ開口部100aが位置する面とは反対側の背面に、一対の背負いストラップ604や手提げストラップ606が縫い付けられている。
 図41は、バッグ600の中に物を入れてバッグ開口部100aをフラップ24で覆った状態を示す。一対の背負いストラップ604を使ってバッグ600を背中に背負うことができる。また、手提げストラップ606を使って手提げバッグとして持ち運ぶことができる。
 第7実施例(図42~図45)
 図42~図45は第7実施例の背負いバッグ700を示す。この背負いバッグ700は、第6実施例の変形例でもある。第5実施例(図36など)に含まれる要素と同じ要素には同じ参照符号を付してその説明を省略する。
 第7実施例の背負いバッグ700はリバーシブルである。すなわち、背負いバッグ700は、その表面と裏面とを反転させることにより格納状態から使用状態に変化させることができる。バッグ開口500aはファスナ702によって開閉することができる。図42は格納状態であって且つファスナ702を閉じた状態を示す。図43は、格納状態であって且つファスナ702を開いてバッグ開口500aを開放した状態を示す。図44は、背負いバッグ700を反転させて使用状態に変化させた状態を示す。図45は、背負いバッグ700の中に物を入れた後にファスナ702を閉じた状態を示す。この図45の状態の背負いバック700を背負って運ぶことができる。
 バッグ開口500aを挟んで左右に位置する第1、第2のトンネル部18a、18bには、夫々、第1、第2のショルダーストラップST(1)、ST(2)が挿通されている。第1、第2のショルダーストラップST(1)、ST(2)の一端が背負いバッグ700の一端部2に縫い付けられている。他方、左右のショルダーストラップST(1)、ST(2)の他端は、トンネル部18a、18bの端から外部に延出して合流している。すなわち、左右のショルダーストラップST(1)、ST(2)は実質的に一本のストラップで構成され、この一本のストラップの2つの端が背負いバッグ700の一端部2に縫い付けられている。第1、第2のショルダーストラップST(1)、ST(2)は、夫々、アジャスタ708によって長さ調整可能であるのが好ましい。
 格納状態(図42、図43)では、第1、第2のショルダーストラップST(1)、ST(2)や第1、第2のトンネル部18a、18bが内部に格納された状態になる。他方、使用状態(図44、図45)では、第1、第2のショルダーストラップST(1)、ST(2)を外部に露出させた状態になる。
 以上、本発明の実施例を説明したが、例えば、第1実施例の手提げ袋100を自転車のサドルのカバーとして適用することが可能である。雨天に備えて常時携帯し、雨が降りそうなときには、事前に、サドルに被せることができる。同様に、自動車や自転車のカバーとして適用することが可能である。
 上記の実施例では、帯状の形態における手提げ袋の一方側半分10aと他方側半分10bとが線対称の形状を有しているが、非対称であってもよい。また、手提げ袋の一方側半分10aのプリーツ12を構成するヒダ14(図15)の数と他方側半分10bのプリーツ12を構成するヒダ14の数が異なっていてもよい。
 本発明の適用例は、上述した手提げ袋やショルダーバッグなどが典型例であるが、これに限定されない。本発明は、テント、雨合羽、ポンチョのような携帯具の他に、自動車又は自転車のカバー、自動車の座席カバー、自動車のハンドルカバーなどの包囲体のように、展開した使用状態から、これを折り畳んで約束した形態に減容化するのに手間取る包囲体に好適に適用することができる。
 第7実施例(図42~図45)は背負いバッグ700を例に、これをリバーシブルにする思想を開示したが、第1実施例乃至第6実施例においてもリバーシブルの思想を組み込んでもよい。すなわち、第1実施例乃至第6実施例においても、表面と裏面とを反転させてストラップ及びトンネル部を格納する格納状態から、ストラップ及びトンネル部を外部に露出させた使用状態に変化させるようにしてもよい。

Claims (13)

  1.  直線状に延び且つ対象物を出し入れするための包囲体開口部を挟んで、その一方と他方に位置し、該包囲体開口部に沿って延びる第1、第2のトンネル部と、
     前記第1のトンネル部に挿通され、前記包囲体開口部を小さくすることのできる第1のストラップと、
     前記第2のトンネル部に挿通され、前記包囲体開口部を小さくすることのできる第2のストラップと、
     前記包囲体開口部を通じて受け入れた対象物を包囲する包囲体本体と、
     該包囲体本体に形成された複数のプリーツであって、該複数のプリーツの両端部を重ねた状態で閉塞された複数のプリーツとを有し、
     前記第1、第2のトンネル部の少なくとも端又は中央部のいずれか一方から前記第1、第2のストラップの一部を引っ張り出すことにより前記包囲体開口部を小さくすることができる折り畳み可能な包囲体。
  2.  前記第1、第2のトンネル部の長手方向中央部分に窓を有し、該窓を通じて前記第1、第2のストラップを外部に引っ張り出すことができる、請求項1に記載の折り畳み可能な包囲体。
  3.  前記第1、第2のストラップの各端部が、前記第1、第2のトンネル部の各端部に固定されている、請求項2に記載の折り畳み可能な包囲体。
  4.  前記第1、第2のトンネル部の少なくとも長手方向一端部から前記第1、第2のストラップが外部に延出し、該外部に延出している前記第1、第2のストラップの端部が連結されている、請求項1に記載の折り畳み可能な包囲体。
  5.  前記第1、第2のトンネル部の長手方向両端部から前記第1、第2のストラップが外部に延出し、該外部に延出している前記第1、第2のストラップの各端部が夫々連結されている、請求項4に記載の折り畳み可能な包囲体。
  6.  前記外部に延出している前記第1、第2のストラップの一端部及び他端部が、それぞれ、第1、第2のリングを介して連結され、
     これら第1、第2のリングが一本のショルダーストラップによって連結されている、請求項5に記載の折り畳み可能な包囲体。
  7.  前記ショルダーストラップにアジャスタが設けられ、該アジャスタによって前記ショルダーストラップの長さが調整可能である、請求項6に記載の折り畳み可能な包囲体。
  8.  前記第1、第2のトンネル部の長手方向中央部分に窓を有し、該窓を通じて前記第1、第2のストラップを外部に引っ張り出すことができる、請求項4~7のいずれか一項に記載の折り畳み可能な包囲体。
  9.  前記包囲体開口部がファスナを有し、該ファスナによって該包囲体開口部を閉じることができる、請求項1~7のいずれか一項に記載の折り畳み可能な包囲体。
  10.  前記包囲体本体の一端から延出するフラップを有し、
     該フラップにファスナが設けられ、該ファスナによって前記フラップが前記包囲体本体の背面に脱着可能に固定される、請求項1~7のいずれか一項に記載の折り畳み可能な包囲体。
  11.  前記包囲体がリバーシブルである、請求項1~7のいずれか一項に記載の折り畳み可能な包囲体。
  12.  前記包囲体が手提げ袋である、請求項1~7のいずれか一項に記載の折り畳み可能な包囲体。
  13.  前記包囲体がショルダーバッグである、請求項1~7のいずれか一項に記載の折り畳み可能な包囲体。
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