JP2004168245A - 衝撃吸収式ステアリングコラム装置 - Google Patents

衝撃吸収式ステアリングコラム装置 Download PDF

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謙二 今村
Junichi Nakano
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Abstract

【課題】ステアリングコラムと一体のコラム側ブラケットがサポートブラケットに対して前方へ移動して離脱した後に、ステアリングコラムのコラム軸方向への移動をガイドする。
【解決手段】ステアリングコラム12の前方へのコラム軸方向移動により二次衝突エネルギーを吸収する衝突エネルギー吸収手段を備えるとともに、車体の一部21に固定されるサポートブラケット31と、ステアリングコラム12に一体的に固着されてサポートブラケット31に対してチルト調整可能かつ前方へ移動離脱可能に連結されるコラム側ブラケット32を備えた衝撃吸収式ステアリングコラム装置において、ステアリングコラム12の上部と対向するサポートブラケット31の一部に、ステアリングコラム12の上部と係合可能で係合時にはステアリングコラム12のコラム軸方向移動をガイドするガイド部31eを設けた。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の衝突時における乗員(運転者)の二次衝突エネルギーをステアリングコラムの前方へのコラム軸方向移動によって吸収する衝突エネルギー吸収手段を備えた衝撃吸収式ステアリングコラム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のステアリングコラム装置の一つとして、車体の一部に固定されるサポートブラケットと、ステアリングコラムに一体的に固着されて前記サポートブラケットに対してチルト調整可能かつ前方へ移動離脱可能に連結されるコラム側ブラケットを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−62624号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のステアリングコラム装置では、車両が斜め衝突する際、ステアリングコラムと一体のコラム側ブラケットがサポートブラケットに対して前方へ移動して離脱した後に、ステアリングコラムが上方に傾動して、ステアリングコラムの上部がサポートブラケットに係合する。ところで、ステアリングコラムの上部が係合する部位のサポートブラケット形状は平坦であって、二次衝突の際に乗員からステアリングコラム装置に作用する斜め前方への入力により、ステアリングコラムがコラム軸方向のみならず車両横方向にも移動するおそれがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した課題に対処すべくなされたものであり、車両の衝突時における乗員の二次衝突エネルギーをステアリングコラムの前方へのコラム軸方向移動によって吸収する衝突エネルギー吸収手段を備えるとともに、車体の一部に固定されるサポートブラケットと、前記ステアリングコラムに一体的に固着されて前記サポートブラケットに対してチルト調整可能かつ前方へ移動離脱可能に連結されるコラム側ブラケットを備えた衝撃吸収式ステアリングコラム装置において、前記ステアリングコラムの上部と対向する前記サポートブラケットの一部に、前記ステアリングコラムの上部と係合可能で係合時には前記ステアリングコラムのコラム軸方向移動をガイドするガイド部を設けたことに特徴がある。
【0006】
この場合において、前記ガイド部は、前記ステアリングコラムの上部と二箇所で係合する断面逆V字形状のガイド部であることが好ましく、更に、前記ステアリングコラムの上部に向けて下方へ突出形成されていることが好ましい。
【0007】
【発明の作用・効果】
本発明による衝撃吸収式ステアリングコラム装置においては、車両が正面衝突する場合は勿論のこと、車両が斜め衝突する際にも、二次衝突の際に乗員からステアリングコラム装置に作用する前方への入力により、ステアリングコラムと一体のコラム側ブラケットがサポートブラケットに対して前方へ移動して離脱した後に、ステアリングコラムが上方に傾動して、ステアリングコラムの上部がサポートブラケットに設けたガイド部に係合する。
【0008】
ところで、サポートブラケットに設けたガイド部は、ステアリングコラムの上部との係合時にはステアリングコラムのコラム軸方向移動をガイドするものであるため、ステアリングコラムの車両横方向への移動がサポートブラケットのガイド部により規制されるとともに、ステアリングコラムのコラム軸方向への移動がサポートブラケットのガイド部によりガイドされて、衝突エネルギー吸収手段が的確に動作する。
【0009】
また、本発明の実施に際して、上記したガイド部がステアリングコラムの上部と二箇所で係合する断面逆V字形状であれば、ステアリングコラムの上端部に加工基準孔が設けられている場合、この加工基準孔を避けてステアリングコラムの上部とガイド部を係合させることが可能であり、加工基準孔とガイド部との係合に伴う不具合を避けることが可能である。
【0010】
また、本発明の実施に際して、上記したガイド部がステアリングコラムの上部に向けて下方に突出形成されておれば、ステアリングコラムと一体のコラム側ブラケットがサポートブラケットに対して前方へ移動して離脱した後の、ステアリングコラムの上方への傾動量を従来(ガイド部が設けられていないもの)に比して小さくすることが可能である。このため、二次衝突の際に乗員からステアリングコラム装置に作用する前方へのコラム軸方向の作用力を従来に比して大きくすることが可能であり、衝突エネルギー吸収手段を大きな作用力にて動作させることが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図9は本発明による衝撃吸収式ステアリングコラム装置の一実施形態を示していて、この実施形態においては、ステアリングシャフト11を回転自在かつ軸方向移動不能に支持するステアリングコラム12が上方支持機構Aと下方支持機構Bによって所定の傾斜角θにて車体の一部であるステアリング取付部材20にチルト可能および前方へ移動離脱可能に支持されている。
【0012】
ステアリングシャフト11は、その下方端(前端)にて自在継手を介して伸縮可能かつトルク伝達可能な中間軸(共に図示省略)に連結されるようになっていて、中間軸は自在継手を介してステアリングギヤボックス(共に図示省略)に連結されるようになっている。また、ステアリングシャフト11の上方端(後端)にはエアバッグ装置を装着したステアリングホイール13が一体回転可能に組付けられるようになっている。
【0013】
上方支持機構Aは、ステアリングコラム12の上方部位を上下方向へ移動調整可能(チルト調整可能)かつ前方へ移動離脱可能に支持するものであり、
図1および図2に示したように、下方に延びる左右一対のアーム31a,31bを有してステアリング取付部材20に左右一対の取付ボルト39を用いて一体的に固定された鉄板製のサポートブラケット31と、上方に延びる左右一対のアーム32a,32bを有してステアリングコラム12に溶接によって一体的に固着された鉄板製のコラム側ブラケット32と、このコラム側ブラケット32の両アーム32a,32bをサポートブラケット31の両アーム31a,31bに対して摩擦係合により固定または解除させる係脱手段40と、この係脱手段40を操作する操作レバー50を備えている。
【0014】
ステアリング取付部材20は、図1〜図3に示したように、上方部位に上方支持機構Aの取付部21を有し下方部位に下方支持機構Bの取付部22を有している。上方支持機構Aの取付部21は、図2に示したように、断面略U字状に形成されていて、下端に略V字状凸面S1を有している。また、この取付部21には、各取付ボルト39が挿通される左右一対のボルト挿通孔21b,21cが形成されていて、これら各ボルト挿通孔21b,21cに対応して各取付ボルト39が螺着される左右一対のナット23,24が溶接によって一体的に固着されている。
【0015】
サポートブラケット31は、図2および図5〜図7に示したように、断面略M字状に形成されて頂部にステアリング取付部材20の略V字状凸面S1に密に接合される略V字状凹面S2を有する基板31Aと、この基板31Aの下縁部に溶接によって固着されて基板31Aを補強する補強板31Bによって構成されていて、基板31Aには下方に延びる左右一対のアーム31a,31bが形成されている。
【0016】
また、基板31Aには、各取付ボルト39が挿通される左右一対のボルト挿通孔31c,31d(図7参照)が設けられている。また、各アーム31a,31bには、図2および図6に示したように、前方に向けて開口する一対の支持孔31a1,31b1が形成されている。一方、補強板31Bには、図2、図5および図6にて示したように、断面逆V字形状のガイド部31eが形成されている。
【0017】
ガイド部31eは、補強板31Bの下端部を下方に向けて膨出することにより、ステアリングコラム12の上部に向けて下方へ突出形成されている。このガイド部31eは、二次衝突によってステアリングコラム12が前方へ移動することにより、コラム側ブラケット32がサポートブラケット31から前方へ離脱したとき、ステアリングコラム12の上部と二箇所で係合可能である。また、ガイド部31eは、ステアリングコラム12の上部が係合したとき、ステアリングコラム12のコラム軸方向移動をガイドし車両横方向への移動を規制する。
【0018】
コラム側ブラケット32は、図1、図2および図4にて示したように、上方に延びてサポートブラケット31の各アーム31a,31bに外側から摺動可能に係合する左右一対のアーム32a,32bを有していて、各アーム32a,32bには下方支持機構Bの支持中心O1を中心とする円弧状の長孔32a1,32b1が形成されている。
【0019】
係脱手段40は、図1および図2に示したように、コラム側ブラケット32の両アーム32a,32bに形成した円弧状長孔32a1,32b1およびサポートブラケット31の両アーム31a,31bに形成した支持孔31a1,31b1をそれぞれ貫通する回転不能のロックボルト41と、コラム側ブラケット32の両アーム32a,32b間にてロックボルト41の外周に嵌合されて左右両端部にて支持孔31a1,31b1に嵌合するカラー42と、ロックボルト41のねじ部41aに螺着されて操作レバー50によって回転されるナット43と、コラム側ブラケット32の左方のアーム32aと操作レバー50間にてロックボルト41上に組付けられた左右一対のカムプレート44によって構成されている。なお、左右一対のカムプレート44の詳細な構成は、特開2000−62624号公報に記載されているカムプレートの構成と同じであるため、その説明は省略する。
【0020】
この係脱手段40においては、操作レバー50が図1の反時計方向へ回動されることにより、ナット43がロックボルト41に締め付けられるとともに、両カムプレート44によって操作レバー50の回転がロックボルト41の軸方向ストロークに変換されて、両ブラケット31,32の各アーム31a,32a間と各アーム31b,32b間にそれぞれ所定の摩擦係合が得られ、サポートブラケット31に対してコラム側ブラケット32が固定(ロック)されるように、また操作レバー50が図1の時計方向へ回動されることにより、ナット43が緩められるとともに、上記した各摩擦係合が解除され、サポートブラケット31に対してコラム側ブラケット32がチルト可能となるようになっている。
【0021】
下方支持機構Bは、ステアリングコラム12の下方部位を前方へ移動可能かつ傾動(回動)可能に支持するものであり、図1および図4に示したように、下方に延びる左右一対のアーム61aを有してステアリング取付部材20に一体的に固定された鉄板製の車体側ブラケット61と、山形コ字状に形成されてステアリングコラム12の下方上部外周に溶接によって一体的に固着された鉄板製のコラム側ブラケット62と、車体側ブラケット61に対してコラム側ブラケット62をコラム軸方向へ移動可能かつ傾動可能に連結する連結手段70によって構成されている。
【0022】
連結手段70は、コラム側ブラケット62に形成したコラム軸方向に長くて後方に向けて延びる左右一対の長孔62aに嵌合によって組付けられ所定の荷重で破損する左右一対の樹脂製ブッシュ71,72と、これら両樹脂製ブッシュ71,72に嵌合されて両端面にて車体側ブラケット61の各アーム61aに係合するカラー73と、このカラー73および車体側ブラケット61の各アーム61aに形成した取付丸孔(図示省略)を貫通して両樹脂製ブッシュ71,72およびカラー73を車体側ブラケット61に一体的に連結するボルト74と、このボルト74が螺着固定されるナット(車体側ブラケット61の右方のアームに溶接によって予め固着してある)によって構成されている。
【0023】
また、この実施形態においては、図1および図4にて示したように、コラム側ブラケット62にエネルギー吸収部材80が組付けられている。エネルギー吸収部材80は、ステアリングコラム12が前方へ移動する際にカラー73と係合して塑性変形し二次衝突エネルギーを吸収する長板であり、コラム側ブラケット62に一端部80aにて固着されていて、カラー73を包囲した状態で前方に向けて延出している。
【0024】
上記のように構成したこの実施形態においては、上方支持機構Aにおいて操作レバー50を図1の時計方向に回動操作して係脱手段40による固定を解除すれば、両ブラケット31,32における各アーム31a,32a間と各アーム31b,32b間の摩擦係合が解除されて、ステアリングコラム12がコラム側ブラケット32の長孔32a1,32b1に沿って所定量移動可能(チルト可能)となるため、また下方支持機構Bにおいてコラム側ブラケット62が車体側ブラケット61に対して常に傾動可能であるため、ステアリングコラム12をチルト可能範囲にて上下方向に移動してステアリングホイール13の位置を適宜にチルト調整することが可能である。
【0025】
また、上方支持機構Aにおいて操作レバー50を図1の反時計方向に回動操作して係脱手段40を固定状態とすれば、両ブラケット31,32の各アーム31a,32a間と各アーム31b,32b間にそれぞれ所定の摩擦係合が得られて、サポートブラケット31に対してコラム側ブラケット32が固定されるため、ステアリングコラム12が上方支持機構Aと下方支持機構Bによって所定の傾斜角にて車体の一部であるステアリング取付部材20に固定されて支持される。
【0026】
また、この実施形態においては、車両の衝突時、その二次衝突の際に乗員からステアリングホイール13を介してステアリングシャフト11に前方への入力Fが作用し、この入力Fのコラム軸方向分力F1(=F・cosθ)が上記した所定の摩擦係合と各ブッシュ71,72の破損荷重に打ち勝つことにより、ステアリングコラム12がその軸線方向に沿って前方へ移動する。また、ステアリングコラム12がその軸線方向に沿って前方へ移動する際には、下方支持機構Bにおいてカラー73がエネルギー吸収部材80を塑性変形させるため、二次衝突エネルギーがエネルギー吸収部材80の塑性変形により吸収される。
【0027】
また、この実施形態においては、車両が正面衝突する場合は勿論のこと、車両が斜め衝突する際にも、二次衝突の際に乗員からステアリングホイール13を介してステアリングシャフト11に作用する前方への入力Fにより、ステアリングコラム12と一体のコラム側ブラケット32がサポートブラケット31に対して前方へ移動して離脱した後に、ステアリングコラム12が上方に傾動して、図8および図9に示したように、ステアリングコラム12の上部がサポートブラケット31のガイド部31eに係合する。
【0028】
このように係合した状態では、図8に示したステアリングコラム12の傾斜角θaが図1に示したステアリングコラム12の傾斜角θより大きく、図8に示した状態にてステアリングコラム12をコラム軸方向に移動させる作用力FsはFs=F1a−F2a・μとなる。但し、F1aは入力Fのコラム軸方向分力であってF・cosθaであり、F2aは入力Fのコラム径方向分力であってF・sinθaであり、μはステアリングコラム12の上部とサポートブラケット31のガイド部31eとの係合部(接触部)の摩擦係数である。
【0029】
ところで、サポートブラケット31に設けたガイド部31eは、ステアリングコラム12の上部との係合時にはステアリングコラム12のコラム軸方向移動をガイドするものであるため、ステアリングコラム12の車両横方向への移動がサポートブラケット31のガイド部31eにより規制されるとともに、ステアリングコラム12のコラム軸方向への移動がサポートブラケット31のガイド部31eによりガイドされて、エネルギー吸収部材80が上記した作用力Fsにて的確に塑性変形する。
【0030】
また、この実施形態においては、上記したガイド部31eがステアリングコラム12の上部と二箇所で係合する断面逆V字形状に形成されているため、ステアリングコラム12の上端部に加工基準孔12a(図8および図9参照)が設けられている場合、この加工基準孔12aを避けてステアリングコラム12の上部とガイド部31eを係合させることが可能であり、加工基準孔12aとガイド部31eとの係合に伴う不具合を避けることが可能である。
【0031】
また、この実施形態においては、上記したガイド部31eがステアリングコラム12の上部に向けて下方へ突出形成されているため、ステアリングコラム12と一体のコラム側ブラケット32がサポートブラケット31に対して前方へ移動して離脱した後の、ステアリングコラム12の上方への傾動量を従来(ガイド部が設けられていないもの)に比して小さくすることが可能である。このため、二次衝突の際に乗員からステアリングコラム12に作用する前方へのコラム軸方向の作用力Fsを従来に比して大きくすることが可能であり、エネルギー吸収部材80を大きな作用力Fsにて塑性変形させることが可能である。
【0032】
上記実施形態においては、サポートブラケット31における補強板31Bの下端部を下方に向けて膨出することにより、ガイド部31eをステアリングコラム12の上部に向けて下方へ突出形成して実施したが、図10に示したように、サポートブラケット31における補強板31Bの下端にガイド板31Cを固着し、このガイド板31Cにガイド部31eを形成して実施することも可能である。
【0033】
また、上記実施形態においては、車両の衝突時における乗員の二次衝突エネルギーをステアリングコラム12の前方へのコラム軸方向移動によって吸収する衝突エネルギー吸収手段として、下方支持機構Bのコラム側ブラケット62に組付けられてカラー73によって塑性変形されるエネルギー吸収部材80を採用して実施したが、乗員の二次衝突エネルギーを吸収する衝突エネルギー吸収手段は他の構成のもの(例えば、ステアリングコラム自体に設けた衝突エネルギー吸収手段)を採用して実施することも可能であり、上記実施形態に限定されず適宜変更可能である。
【0034】
また、上記実施形態においては、車体側に組付けられるサポートブラケット31に前方に向けて開口する一対の支持孔31a1,31b1を設けるとともに、ステアリングコラム12に一体的に固着されるコラム側ブラケット32に下方支持機構Bの支持中心O1を中心とする一対の円弧状長孔32a1,32b1を設けて、コラム側ブラケット32がサポートブラケット31に対してチルト調整可能かつ前方へ移動離脱可能に連結されるように構成したが、図11に示したように、車体側に組付けられてガイド部131eを有するサポートブラケット131に下方支持機構の支持中心を中心とする一対の円弧状長孔131a1,131b1を設けるとともに、ステアリングコラム112に一体的に固着されるコラム側ブラケット132に後方に向けて開口する一対の支持孔132b1(左方の支持孔は図示されていない)を設けて、コラム側ブラケット132がサポートブラケット131に対してチルト調整可能かつ前方へ移動離脱可能に連結されるように構成して実施することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による衝撃吸収式ステアリングコラム装置の一実施形態を示す側面図である。
【図2】図1の2−2線に沿った拡大断面図である。
【図3】図1および図2に示したステアリング取付部材の拡大平面図である。
【図4】図1および図2に示したステアリングコラム、上方支持機構、下方支持機構等の一部を示す部分拡大側面図である。
【図5】図1および図2に示したサポートブラケットの正面図である。
【図6】図5に示したサポートブラケットの背面図である。
【図7】図5および図6に示したサポートブラケットの平面図である。
【図8】車両の衝突時にステアリングコラムが前方へ移動するときの要部作動説明図である。
【図9】図8の9−9線に沿った拡大断面図である。
【図10】図5に示したサポートブラケットの変形実施形態を示す正面図である。
【図11】サポートブラケットとコラムブラケットの変形実施形態を概略的に示す斜視図である。
【符号の説明】
11…ステアリングシャフト、12…ステアリングコラム、13…ステアリングホイール、20…ステアリング取付部材(車体の一部)、A…上方支持機構、31…サポートブラケット、31a1,31b1…支持孔、31e…ガイド部、32…コラム側ブラケット、32a1,32b1…円弧状長孔、40…係脱手段、50…操作レバー、B…下方支持機構、80…エネルギー吸収部材。

Claims (3)

  1. 車両の衝突時における乗員の二次衝突エネルギーをステアリングコラムの前方へのコラム軸方向移動によって吸収する衝突エネルギー吸収手段を備えるとともに、車体の一部に固定されるサポートブラケットと、前記ステアリングコラムに一体的に固着されて前記サポートブラケットに対してチルト調整可能かつ前方へ移動離脱可能に連結されるコラム側ブラケットを備えた衝撃吸収式ステアリングコラム装置において、前記ステアリングコラムの上部と対向する前記サポートブラケットの一部に、前記ステアリングコラムの上部と係合可能で係合時には前記ステアリングコラムのコラム軸方向移動をガイドするガイド部を設けたことを特徴とする衝撃吸収式ステアリングコラム装置。
  2. 請求項1に記載の衝撃吸収式ステアリングコラム装置において、前記ガイド部は、前記ステアリングコラムの上部と二箇所で係合する断面逆V字形状のガイド部であることを特徴とする衝撃吸収式ステアリングコラム装置。
  3. 請求項1または2に記載の衝撃吸収式ステアリングコラム装置において、前記ガイド部は、前記ステアリングコラムの上部に向けて下方へ突出形成されていることを特徴とする衝撃吸収式ステアリングコラム装置。
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