JP2004168100A - 車両用乗員保護装置 - Google Patents

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Osamu Fukawatase
修 深渡瀬
Takeaki Kato
武明 加藤
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Abstract

【課題】シートに着座した乗員の車両前方への移動を遅らせ、下肢部を確実に拘束する。
【解決手段】速度センサ12で検知した車両の減速度が所定値以上と判定した場合には、アクティブニーボルスター24のアクチュエータ32を作動させ、アクティブニーボルスター24の本体30を格納位置から拘束位置へ移動する。また、腰部拘束装置40のアクチュエータ44を作動させ、本体42の上部42Aを格納位置から拘束位置へ移動し、シート20に着座した乗員28の車両前方への移動を拘束することで、シート20に着座した乗員28の車両前方への移動を遅らせる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用乗員保護装置に係り、特に、自動車等の車両に搭載される車両用乗員保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両に搭載される車両用乗員保護装置においては、車両の減速度が所定値を上回った場合に、車体側に可動支持された第1プロテクタ(アクティブニーボルスターともいう)と第2プロテクタ(アクティブニーボルスターともいう)を、第1アクチュエータと第2アクチュエータにより作動し、シートに着座した乗員の下肢部を車両前方から支持すると共に、シートクッションの前部が後部から分離し車両前方へ移動する構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特許第2679405号公報(第1図、第7図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の技術では、シートに着座した乗員がシートベルトを着用していても、車両の減速度が所定値を上回った場合には、慣性力により、乗員が前方へ移動する。この結果、シートに着座した乗員の下肢部を支持する第1プロテクタと第2プロテクタが所定の支持位置に到達する前に、車両前方へ移動した乗員の下肢部と第1プロテクタと第2プロテクタとが当接することが考えられ、この場合には、乗員の下肢部を確実に拘束できなくなる。このため、第1アクチュエータと第2アクチュエータの作動速度を早くする等の対策が必要となる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、シートに着座した乗員の車両前方への移動を遅らせ、下肢部を確実に拘束することができる車両用乗員保護装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明の車両用乗員保護装置は、インストルメントパネルまたはインストルメントパネルの近傍に配設され、所定の条件でシートに着座した乗員下肢部側へ移動し、乗員下肢部を拘束するアクティブニーボルスターと、
所定の条件でシートに着座した乗員腰部側へ移動し、乗員腰部をシートに拘束する腰部拘束手段と、
を有することを特徴とする。
【0007】
従って、アクティブニーボルスターを乗員下肢部側へ移動し乗員下肢部を拘束する場合には、腰部拘束手段を乗員腰部側へ移動し乗員腰部をシートに拘束する。この結果、腰部拘束手段によって、シートに着座した乗員の車両前方への移動を遅らせることができる。このため、アクティブニーボルスターが確実に移動した後、アクティブニーボルスターと乗員の下肢部とが当接するので、乗員の下肢部を確実に拘束することができる。
【0008】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の車両用乗員保護装置において、前記腰部拘束手段は車両が衝突する可能性がある場合に移動し、前記アクティブニーボルスターは車両衝突時に移動することを特徴とする。
【0009】
従って、請求項1記載の内容に加えて、車両が衝突する可能性がある場合に腰部拘束手段が移動し、乗員腰部をシートに拘束した後の車両衝突時にアクティブニーボルスターが移動する。このため、アクティブニーボルスターによって乗員の下肢部を更に確実に拘束することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明における車両用乗員保護装置の一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
【0011】
なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印UPは車両上方方向を示す。
【0012】
図1に示される如く、本実施形態の車両用乗員保護装置は、車両前方の物体を検知し、車両の衝突可能性を判定するための、カメラ、超音波センサ等からなる衝突予知手段としての衝突予知センサ10と、車両の減速度を検知し、車両の衝突を検知する衝突検知センサとしての加速度センサ12を備えている。また、これらの衝突予知センサ10及び加速度センサ12は、マイクロコンピュータを備えた制御回路14に接続されている。
【0013】
車体16のインストルメントパネル18には、フロントシート20のシートクッション22の斜め前方上側となる部位に、アクティブニーボルスター24が配設されている。アクティブニーボルスター24は、シート20に着座した乗員28の下肢部(特に、膝部)28Aを車両前方斜め上側から拘束する本体30と、本体30を乗員28の下肢部28A側へ移動するアクチュエータ32とで構成されている。
【0014】
図2に示される如く、アクティブニーボルスター24の本体30は、乗員28の左右の下肢部28Aをそれぞれ保持するように左右一対あり、アクティブニーボルスター24の本体30における基盤30Aの乗員側面には、ウレタン等からなるEA材30Bが配設されている。
【0015】
図1に示される如く、アクティブニーボルスター24の本体30における、EA材30Bの乗員側面には樹脂等からなる表皮30Cが配設されており、表皮30Cは、インストルメントパネル18の一般面18Aの一部を構成している。
【0016】
また、アクティブニーボルスター24のアクチュエータ32は、制御回路14に接続されたスクイブにより作動するインフレータからのガスで作動するシリンダで構成されており、アクチュエータ32が作動すると、本体30が基盤30Aの下部に車幅方向に沿って配設した車体との連結軸34を中心に図1に実線で示す格納位置から、乗員28の下肢部28A側(図1の矢印A方向)へ回転移動し、図1に二点鎖線で示す拘束位置へ移動するようになっている。
【0017】
図2に示される如く、シート20のシートクッション22における左右の側壁部22Aには、腰部拘束手段としての腰部拘束装置40が配設されている。腰部拘束装置40は、シート20に着座した乗員28の腰部としての大腿部の上部28Bを拘束する本体42と、本体42の上部42Aを乗員28の腰部28B側へ移動するアクチュエータ44とで構成されている。なお、腰部拘束装置40は、乗員28の左右の腰部28Bをそれぞれ保持するように左右一対あり、アクチュエータ44はブラケット45を介してシートクッション22における左右の側壁部22Aに固定されている。
【0018】
図3に示される如く、腰部拘束装置40の本体42は、樹脂製の基盤42Bの乗員側面にウレタン等からなるEA材42Cが配設されており、EA材42Cは布等からなる表皮42Dで覆われている。また、本体42の上部42Aと下部42Eとの境には、ヒンジ部42Fが形成されており、本体42の上部42Aにおけるヒンジ部42Fの近傍にアクチュエータ44との連結部42Gが形成されている。
【0019】
図4に示される如く、アクチュエータ44が作動し、ロッド44Aが延びると本体42の上部42Aがヒンジ部42Fを中心に図3に示す格納位置から、乗員の腰部側(図3の矢印B方向)へ回転移動し、図4に示す拘束位置へ移動するようになっている。
【0020】
図1に示される如く、腰部拘束装置40のアクチュエータ44は、制御回路14に接続されており、図3に示される如く、スクイブ44Bにより作動するシリンダ構造のパイロアクチュエータで構成されている。
【0021】
また、本実施形態では、図1に示される如く、インストルメントパネル18の上部18B及びステアリングホイール50に、助手席用及び運転席用のエアバッグ52が配設されており(図1では運転席用のエアバッグのみを示している)、これらのエアバッグ52を作動させるインフレータは、それぞれ制御回路14に接続されている。
【0022】
なお、図1の符号56はシートベルトを示している。
【0023】
次に、本実施形態の作用を図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0024】
本実施形態では、車両が衝突した際に、制御回路14は、先ず、スッテプ(以下、Sという)100において、速度センサ12で検知した車両の減速度が所定値以上か否か判定する。
【0025】
次に、例えば、車両が衝突し、速度センサ12で検知した車両の減速度が所定値以上となり、制御回路14が、S100において、車両の減速度が所定値以上と判定した場合には、S102において、助手席用及び運転席用のエアバッグ52を作動させる。
【0026】
また、S100において、速度センサ12で検知した車両の減速度が所定値以上と判定した場合には、S104において、アクティブニーボルスター24のアクチュエータ32を作動させ、アクティブニーボルスター24の本体30を図5(A)に示す格納位置から、図5(B)に示す拘束位置へ移動する。
【0027】
また、S100において、速度センサ12で検知した車両の減速度が所定値以上と判定した場合には、S106において、腰部拘束装置40のアクチュエータ44を作動させ、本体42の上部42Aを図5(A)に示す格納位置から、図5(B)に示す拘束位置へ移動する。
【0028】
この結果、本実施形態では、腰部拘束装置40によって、シート20に着座した乗員28の車両前方への移動を拘束することで、シート20に着座した乗員28の車両前方への移動を遅らせることができる。このため、アクティブニーボルスター24が確実に作動した後、即ち、アクティブニーボルスター24が図1に二点鎖線で示す拘束位置へ確実に移動した後、アクティブニーボルスター24の本体30と乗員28の下肢部28Aとが当接するので、乗員28の下肢部28Aを確実に拘束することができる。
【0029】
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、図6のフローチャートに示される如く、S100において、速度センサ12で検知した車両の減速度が所定値以上と判定した場合には、助手席用及び運転席用エアバッグ52、アクティブニーボルスター24及び腰部拘束装置40を同時に作動させたが、これに代えて、図7のフローチャートに示される如く、制御回路14は、先ず、スッテプS210において、衝突予知センサ10で検知した画像データ等に基いて、車両の衝突が予知された場合、即ち、車両が衝突する可能性がある場合には、車両衝突前に、S212において、腰部拘束装置40を作動させ、その後、S214において、速度センサ12で検知した車両の減速度が所定値以上と判定した場合に、S216において、助手席用及び運転席用のエアバッグ52を作動すると同時に、S218において、アクティブニーボルスター24を作動する構成としても良い。なお、この場合には、腰部拘束装置40がアクティブニーボルスター24より先に作動するため、シート20に着座した乗員28の車両前方への移動を遅らせることができ、アクティブニーボルスター24によって乗員28の下肢部28Aを更に確実に拘束することができる。
【0030】
また、アクティブニーボルスター24の配設位置は、フロントサイドドアの車室内側前部等のインストルメントパネルの近傍でも良い。
【0031】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の車両用乗員保護装置は、インストルメントパネルまたはインストルメントパネルの近傍に配設され、所定の条件でシートに着座した乗員下肢部側へ移動し、乗員下肢部を拘束するアクティブニーボルスターと、所定の条件でシートに着座した乗員腰部側へ移動し、乗員腰部をシートに拘束する腰部拘束手段と、を有するため、シートに着座した乗員の車両前方への移動を遅らせ、下肢部を確実に拘束することができるという優れた効果を有する。
【0032】
請求項2記載の本発明は、請求項1記載の車両用乗員保護装置において、腰部拘束手段は車両が衝突する可能性がある場合に移動し、アクティブニーボルスターは車両衝突時に移動するため、請求項1記載の効果に加えて、乗員の下肢部を更に確実に拘束することができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車両用乗員保護装置を示す側断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車両用乗員保護装置の要部を示す車両斜め前方から見た斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車両用乗員保護装置の腰部拘束装置の格納位置を示す車両斜め前方から見た斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態に係る車両用乗員保護装置の腰部拘束装置の拘束位置を示す車両斜め前方から見た斜視図である。
【図5】(A)本発明の一実施形態に係る車両用乗員保護装置の作動前の状態を示す概略平面図であり、(B)本発明の一実施形態に係る車両用乗員保護装置の作動後の状態を示す概略平面図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る車両用乗員保護装置の作動を説明するフローチャートである。
【図7】本発明の他の実施形態に係る車両用乗員保護装置の作動を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
10 衝突予知センサ
12 加速度センサ
14 制御回路
16 車体
18 インストルメントパネル
20 シート
22 シートクッション
24 アクティブニーボルスター
25 アクティブニーボルスター
28 乗員
28A 乗員の下肢部
28B 乗員の腰部
40 腰部拘束装置(腰部拘束手段)
52 エアバッグ

Claims (2)

  1. インストルメントパネルまたはインストルメントパネルの近傍に配設され、所定の条件でシートに着座した乗員下肢部側へ移動し、乗員下肢部を拘束するアクティブニーボルスターと、
    所定の条件でシートに着座した乗員腰部側へ移動し、乗員腰部をシートに拘束する腰部拘束手段と、
    を有することを特徴とする車両用乗員保護装置。
  2. 前記腰部拘束手段は車両が衝突する可能性がある場合に移動し、前記アクティブニーボルスターは車両衝突時に移動することを特徴とする請求項1記載の車両用乗員保護装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008001275A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Nissan Motor Co Ltd 車両の乗員保護装置および乗員保護方法
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