JP2004167798A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】稼動音低減のための切り替え手段を有する画像形成装置であって、画像形成装置は記録紙の各サイズに対応した複数の記録紙収納部を有し、稼動音低減のための切り替え手段により、記録時の給紙場所を画像形成部に最も近い場所から行うように動作設定可能とすることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に稼動音の低減技術における画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来におけるこの種の画像形成装置の構成を示す一例であり、装置としてはコピー機能、プリンター機能、ファクシミリ機能を併せ持つ複合機である。
【0003】
図4において、1は、電子写真プロセスによって画像を形成する画像形成部であり、感光体ドラム5、感光体ドラム5の表面を露光して感光体ドラム5上に静電潜像を形成するレーザースキャナー6、感光体ドラム5上に形成された潜像を現像する現像部7等を備えている。
【0004】
2は、原稿を読み込むための読取部であり、コピーを行う時は、原稿をリーダー部2の原稿代ガラス3上に原稿を載置するか、または図に示すADF4に原稿をセットし、コピーボタンを押下することにより原稿の読取と記録が行われる。
【0005】
また、8は、シートである記録紙9を収納するためのカセット、10は記録紙9を画像形成部1へ搬送する給紙搬送部であり、この給紙搬送部10は記録紙9を反転させ、画像形成部1へと導く反転ガイド部11及び記録紙9の斜行を補正するレジストローラー12等を備えている。13は画像形成部1にて画像が形成された後の記録紙9を排紙部である排紙トレー14に搬送する排紙搬送部であり、記録紙9を排紙トレー14へと導く反転ガイド及び排紙ローラー15等を備えている。
【0006】
次に、このような構成の画像形成装置におけるコピー時の動作を説明する。
【0007】
読取部2に原稿をセットしコピーボタンを押下すると、リーダー部2が読取を始めると同時に、画像形成部も、カセット8に収納された記録紙9がピックアップローラー16によってピックアップされる。次に分離部17により1枚づつに分離された後、給紙搬送部10へ送られる。次いで、記録紙9は、反転ガイド部11にて反転し、さらにレジストローラー12にて斜行が補正された後、画像形成部1へ導かれるようになっている。
【0008】
次に、この記録紙9が画像形成部1の手前に設けられたトップセンサー部18を通過すると、画像形成部1のレーザースキャナー6が同期して動作を始め感光体ドラム5上にレーザーを照射し、静電潜像を形成する。この後、この静電潜像は現像部7で可視像化された後、転写部19で記録紙9に転写される。
【0009】
次に、このように可視像が転写された後、記録紙9はガイドにより定着部20に案内され、この定着部20において加熱及び加圧されることにより可視画像が形成され、画像形成が終了する。なおこの後、記録紙9は排紙搬送部13に送られ、反転ガイドを経て排紙ローラー15により排紙トレー14に積載される。
【0010】
この装置においては、給紙カセットは4段用意されており、特に最下段においては使用頻度の高い用紙を大量に収納できるようなペーパーデッキ21を備えている。
【0011】
また、FAX受信時やプリンター記録時は、単に上記コピー時の動作から読取動作を省略した形の動作となる(既存の装置改良発明につき文献なし。)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような画像形成装置の場合、記録紙の補給頻度を減らすため、大容量である最下段のペーパーデッキに使用頻度の高い紙種を置く場合が多い。すると、最下段から給紙が行われる頻度が増え、ほとんどの場合、図中に示す長い縦パス22を通過することになり、ガイドとの擦れから紙の摺擦音が問題となる。
【0013】
特に搬送距離が長い分、コピー完了までの速度(以降FCOT(Fast Copy Time)と称す)を上げるため、紙の速度を画像形成時のプロセススピードより上げるケースが多く、さらに騒音レベルが増していた。
【0014】
さらにまた、最下段から給紙するためには最下段のモーターだけではなく、途中の段のモーターも全て駆動する必要があり、より騒音レベルは悪化していた。
【0015】
つまり、騒音のレベルとしては単に給紙口を変えただけでなく、その数倍の騒音レベルとなり、さらに使用頻度も多いので、装置付近に所在する人間にとっては大きな迷惑となっていた。
【0016】
この対策として、例えば、ペーパーデッキ21を最上段に配置する方法も考えられる。しかし、その場合、給紙段数を多く必要としないユーザー、例えば1段だけで使用するユーザーにとって、通常のカセットの代わりに高さが高いペーパーデッキを給紙部として持つため、装置高さが高い状態で使用しなければならないとという欠点がある。実際、原稿台3の高さが高くなり1mを超えると背丈が低いユーザーにとっては、原稿設置時にセットしづらくなり、さらには操作部の表示が、かなり見難くなるという欠点が出てくる。
【0017】
特に、メーカ専用の台を使わず、自分の机の上に置くユーザーも多く、その場合は一般に机自体の高さが70cm程あるため、さらに条件が悪くなり実質上、使えないものになってしまう。
【0018】
また、別の問題点として、最下段からの給紙時だけでなく、1段目からの給紙時においても、FCOTを上げるために搬送速度を上げている。具体的には、カセットから画像形成の感光体ドラム5の直前にあるトップセンサー部18近傍までプロセススピードの倍速で搬送し、トップセンサー部18の直前でプロセススピードに落としている。さらには、後端が定着部20を抜けた時点で2倍速まで速度を上げ、排紙トレー14上に排紙している。
【0019】
また、両面時は排紙パス13部にて2倍速で反転し、両面パス23へ2倍速のまま突入し、再度倍速のまま、トップセンサー部18まで搬送される。
【0020】
このように、紙のスピードを上げると、ガイドとの摺動音やレジストローラーとの衝突音、さらにはガイドの段差部での後端ハネ音等、様々な騒音が急に大きくなり、やはり大きな問題になっていた。
【0021】
さらに別の問題点として、単位時間あたりの記録枚数(以下スループットと略す。)が固定であるため、出力を急ぐ場合も急がない場合も常に同じ間隔で画像形成が行われてしまうという問題がある。例えば、会議等の時間が迫り、なるべく速く資料が必要な場合は、当然スループットは最大限に必要であるが、会議までは時間があり、昼休みを利用して大量にコピーをする場合などは、装置の周囲の人に対する配慮としてスループットを落とし、コピー動作を静かにしたくても対応できず、休憩中の周囲の人間にとっては大迷惑となる。
【0022】
また、FAX受信時やプリンターコピー時も、多くの場合、目の前で記録出力を待ち構えているケースは少なく、出力の1秒程度の違いにこだわらないのが実際である。つまり、不必要にスループットが高く、その分、周囲の環境を乱していた。
【0023】
また、別の問題点として駆動源であるモーター等の騒音の問題がある。
【0024】
一般にモーターに対するトルクマージンとして、耐久による負荷トルク上昇、連続使用時のモーターの昇温によるトルク低下、0度における温度環境等の非常に寒い環境での軸受け内径部のしまりによる負荷上昇、グリスの粘性によるトルク上昇、負荷トルクの寸法/形状公差によるバラツキ、モーター側の製造上の駆動トルクのバラツキなど、全てを考え、一般に50%程度の余裕度を設けている。
【0025】
しかしながら、実際にはこれらの条件が全て一度に最悪になることはほとんど無い。例えば、少なくとも耐久的負荷トルク上昇は、初期的には軸受け部の摺動抵抗は低いため、モーターに掛かる負荷トルクは小さく、また例えば200万枚の寿命を持つ装置においても、ほとんどのユーザーは、200万枚全てを使うわけでは無く、実使用上は耐久的トルクアップに対してかなりのマージンを持って、モーターの電流値を設定しているのが普通である。
【0026】
つまり、全ての条件でモーターの回転が余裕を持つことを考慮するあまり、適切なトルクで駆動せず、実使用上では騒音をまき散らし、装置周囲の人々に多大な迷惑をかけているのが現実である。
【0027】
さらに別の問題点として、一般にコピー完了の速度を上げるために、例えば、プリンター部1とADF4を同時に動作させ、読取を行い、メモリー上に格納しながら、並行してプリンター部1を動作させるようになっているのが一般的であるが、この場合もやはり、ADF4の音とプリンター部1の音、さらにはリーダー部2の音も重なる場合もあり、結果的に大きな騒音源となっていた。それ程、ジョブ完了までの時間は速い必要が無くても、これらの複合音が装置から発せられるため、同様に、装置周囲の人々に多大な迷惑をかけているのが現実である。
【0028】
さらなる問題点として、FCOTを優先させるために、レーザースキャナー6の中にあるポリゴンモーターの停止から実際印字可能となるまでの時間(起動時間と略)を極力早くするように設定されているため、その立ち上がり音が騒音として問題となっていた。
【0029】
ポリゴンモーターは、5秒前後の間に、0から30000rpm程度の速度まで回転数を急速に上げる必要があり、音質的にはかなりするどく目立つ音がする。
【0030】
さらに、この音は通常のモーター等の回転よりかなり速く異質なものであり、特に音質的に問題となるケースが多い。
【0031】
さらに、別の問題点としては、多人数で1台の機械を使用する通常のオフィス環境においては、装置近くの人は全員分の記録による騒音を毎回聞かされることとなり、大きなストレスになっている。そのような環境の中で、さらに、コピー時とその他FAX及びプリンター等で記録動作がまったく同一であり、装置付近の人の事情に対応できないという点がある。
【0032】
例えば、コピー時のように印字速度が最優先される場合であれば、機能的に必要な能力を発揮しているため、使用している当人及び周囲の人もある程度納得出来る。また、周囲の人が我慢できない場合は、コピーをしている相手に対して、OAルーム等で他のコピー機でやることや、人がいない時間帯に後でやるように要望や、提言が可能であり、装置の近隣の人にとってそれ程ストレスとはならない。
【0033】
しかしながら、プリンターやFAXの受信時のように、基本的には記録速度のコンマ何秒を争うような印刷は必要が無いにも拘らず、最下段から何十枚も連続的に高速で搬送することはまったくの無駄である。プリンターやFAXの受信時の場合は、目の前で記録の出力を待ち構えるケースは少なく、一般に数分後または数時間後に離れた席の人間が、ゆっくり取りにくる場合が多く、少なくともコンマ何秒を争って出力する必要はまったく無い。また、すぐには誰が出力しているのか分らず、お構いなしに多量に印刷されても、苦情を言うことも出来ず、近くにいる人にとっては非常に不愉快なものになっていた。
【0034】
つまり、ユーザーの状況に合わせて上記騒音を低減出来る手段が設けられていない点にも大きな問題があり、使用者だけではなく近隣の人にとっても騒音による大きなストレスとなっていた。
【0035】
本発明は、上述の状況に鑑みて成されたもので、状況に合わせて稼動時の騒音を低減可能とする画像形成装置を提供することを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0037】
(1)稼動音低減のための切り替え手段を有する画像形成装置であって、前記画像形成装置は記録紙の各サイズに対応した複数の記録紙収納部を有し、前記稼動音低減のための切り替え手段により、記録時の給紙場所を画像形成部に最も近い場所から行うように動作設定可能とすることを特徴とする画像形成装置。
【0038】
(2)稼動音低減のための切り替え手段を有する画像形成装置であって、前記画像形成装置は少なくとも2種類以上の速度の異なる記録紙搬送速度を有し、前記稼動音低減のための切り替え手段により、記録時の搬送速度を切り替え操作可能とすることを特徴とする画像形成装置。
【0039】
(3)稼動音低減のための切り替え手段を有する画像形成装置であって、前記画像形成装置は少なくとも2種類以上の単位時間あたりの記録枚数が異なる動作モードを有し、前記稼動音低減のための切り替え手段により、単位時間あたりの記録枚数を切り替え操作可能とすることを特徴とする画像形成装置。
【0040】
(4)稼動音低減のための切り替え手段を有する画像形成装置であって、前記画像形成装置は駆動源に対し少なくとも2種類以上の印加電流値を有し、前記稼動音低減のための切り替え手段により、駆動源に対する印加電流値を切り替え操作可能とすることを特徴とする画像形成装置。
【0041】
(5)稼動音低減のための切り替え手段を有する画像形成装置であって、前記画像形成装置は駆動源に対し少なくとも2種類以上の稼動タイミングを有し、前記稼動音低減のための切り替え手段により、駆動源の稼動タイミングを切り替え操作可能とすることを特徴とする画像形成装置。
【0042】
(6)稼動音低減のための切り替え手段を有する画像形成装置であって、前記画像形成装置はレーザースキャナーに対し少なくとも2種類以上の回転速度制御手段を有し、前記稼動音低減のための切り替え手段により、レーザースキャナーの回転速度制御手段を切り替え操作可能とすることを特徴とする画像形成装置。
【0043】
(7)稼動音低減のための切り替え手段を有する画像形成装置であって、前記画像形成装置は、複写機としての記録動作モードと、プリンターまたはファクシミリとしての記録動作モードを有し、前項(1)〜(6)に記載の何れかの動作の切り替えを、前記稼動音低減のための切り替え手段により、複写機としての記録動作モード時と、それ以外の記録動作モード時に切り分けて行うことを特徴とする画像形成装置。
【0044】
(8)前項(1)〜(7)の何れかに記載の画像形成装置において、稼動音低減のための切り替え手段は、ユーザーまたはサービスマンが操作部を操作することで切り替え可能とすることを特徴とする画像形成装置。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
【0046】
ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状その相対位置などは、特に特定的な記載が無い限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0047】
図1は、本発明に係る画像形成装置の動作形態を示す静音モードフローチャート、図2は、操作部におけるユーザーモードメニュー画面、図3は、操作部における静音モードメニュー画面、図4は、従来例における画像形成装置の要部構成を示す縦断面図である。
【0048】
(実施例)
本発明に係る画像形成装置のハードウエア的な部分は従来例におけるものとまったく同一であり、図中における各要素の機能もまた、従来例にて説明した機能と同一であるため説明を省略する。
【0049】
図1は、本発明に係る画像形成装置の動作形態を示す静音モードフローチャートである。
【0050】
以下に、図1のフローチャートを基に説明を行う。
【0051】
まず、記録を行うユーザー、または装置の近辺にいるユーザーが、静粛な環境を求め騒音を撒き散らしたくないと考えた場合、図2において、操作部上のユーザーモード用ボタン24を押し、ユーザーモードに入り、ユーザーモードメニューから静音モードのスイッチ25をONにする。これが選択されると再びOFFにするまでは、静音モードの状態を保ち、常に操作部上には静音モードが設定されていることを示す表示がでている。これは、次のユーザーに現状静音モードであることを容易に理解させ、切替え可能にさせるためである。
【0052】
静音モードメニューを押下すると、図3のようにサブメニュー26がいくつか現れる。サブメニューの項目としては、例えば、1.静音優先給紙口、2.静音優先FCOT、3.静音優先スループット、4.静音優先駆動、5.静音優先読取り、6.静音優先ポリゴン立上げ、など以上6つのサブメニューがあり、さらに、1〜6の項目それぞれに対して、コピー時/プリンター時/FAX時それぞれに設定を有効にするかどうかの切替え設定が隣に表示されている。
【0053】
操作部より清音モードを選択し(S1)、サブメニュー1の静音優先給紙口モードをONすると(S2)、例えば、最上部1段目のカセットにA4(横)紙/2段目はA4R(縦)紙/3段目はA3/そして最下段(4段目)のペーパーデッキ21には一番使用頻度の高いA4(横)が用意されていた場合、A4のコピーを行うと、通常は紙の補給頻度を減らすために最下段のペーパーデッキ21から給紙されるが(S4)、静音優先給紙口モードをONすることによって最上段の1段目から給紙が行われ(S3)、長い縦パス22を通らず、最短の搬送経路が選ばれる。つまり、同じサイズの紙が複数ある場合、より搬送経路が短い給紙口が選ばれ、搬送距離を短くして紙搬送時の音を大幅に低減するようになっている。
【0054】
また、同一サイズの紙が無い場合でも、1段目にA4R(縦)があり、4段目にA4(横)がある場合は、やはり、1段目から給紙を行い、メモリー上で画像を90度回転させて記録するようになっている。
【0055】
このように、静音優先給紙口モードを選択することにより、給紙時に同一サイズの記録紙があれば、記録部に一番近い段から給紙するようになり、無駄な搬送路を高速で送る必要が無くなり、紙の摺擦音・紙先後端のガイド及びローラーへの衝突音・途中搬送路用の駆動モーター音の低減が可能になり、著しく騒音レベルが低減できる。
【0056】
次にサブメニュー2.静音優先FCOTをONすると(S5)、FCOTを向上させるために倍速で搬送していたカセットからトップセンサー部18近傍までを、プロセススピードでゆっくり搬送し(S6)、さらには後端が定着部20を抜けた後も排紙トレー14上までプロセススピードのままで搬送する。
【0057】
また、両面時の排紙パス13においても、プロセススピードのままで反転され、両面パス23へもそのまま等速で突入し、再度等速のままトップセンサー部18まで搬送される。
【0058】
このように、紙のスピードを落とし、全て等速にすることにより、ガイドとの摺動音やレジストローラーとの衝突音、さらにはガイドの段差部での後端ハネ音等様々な騒音が抑えられ、非常に騒音が低減される。
【0059】
等速にすることによりFCOTは通常5.5秒程度であったのが、7.5秒程度に落ちているが、それ程急がないユーザーにとっては、気にならない程度の時間差である。勿論ステップS5で静音優先FCOTをONしなければ、倍速搬送が行われる(S7)。
【0060】
次に、サブメニュー3.静音優先スループットをONすると(S8)、今度はさらに、稼動音を優先し、単位時間あたりの記録枚数が低減する。具体的にはピックアップローラー16が紙をピックアップする間隔を伸ばしている。つまり、今まで33枚/分であったときは、60/33=1.81秒に1回の間隔で給紙ローラー17をONしてきたが、サブメニュー3.静音優先スループットをONすると22枚/分になり(S9)、ピックアップのタイミングが60/22=2.727秒に1回の間隔でピックアップローラー16をONするようになる。
【0061】
ステップS8で静音優先スループットをONしなければ、例えば、33枚/分で給紙される。
【0062】
このようにすることで、コピー動作による各種音の発生頻度が減り、信頼性等を低減することなく、稼動音を大幅に低減できる。
【0063】
この33枚/分、22枚/分の設定は、固定では無く遅くする範囲においては任意であり約半分の16枚/分から33枚/分まで任意に設定可能である。このように設定することで、当然コピーの完成は遅れるが、それ程急いでいないユーザーにとっては、大きな問題ではない。例えば、昼休み等を利用して大量にコピーをする場合などは、装置周囲の人の休息を妨げないように、なるべく低い枚数速度、例えば、16枚/分に設定し、状況によって環境と性能を実情にあった形に設定できるようになる。
【0064】
次に、サブメニュー4.静音優先駆動をONすると(S11)、ステッピングモーターで駆動しているカセットの給紙モーター及びレジストローラー12を駆動しているレジモーター、さらには、排紙ローラー15を駆動し、同時に両面部へと反転も行う排紙モーター、さらに両面部の搬送を行う両面モーターの電流値を20パーセント程度低下させ、80パーセントの電流値とする(S12)。このようにすることにより、ステッピングモーター固有のトルク余りによる、オーバーステップが低減し、滑らかな回転となり、駆動ギヤまたは取付けているフレームからの振動を低減し、最終的には装置自体の騒音を低減できる。同時にレーザースキャナー6に伝わる振動が減るため、ドラム書き込み時に発生するピッチムラも同時に低減できる。
【0065】
前述のように、20%電流値を落としても実質上はトルクが足りなく、脱調することは稀である。つまり耐久マージン・環境マージン(0℃)・負荷バラツキマージン・昇温マージン・モーターのトルクバラツキ・電気回路(抵抗値)バラツキなどの要因が同時に全て悪い方向にあることは、ほとんど無いといってよいため、実質問題は無い。
【0066】
またこの場合、万が一脱調によるジャムが発生した時、20%ダウンを10%ダウンに自動的に切り替えるようにしても良い。この場合、脱調したということは元々負荷は重いので、電流値ダウンの量を減らしても負荷トルクとモータートルクのバランスは適正であり騒音は当然問題にならない。
【0067】
尚、ステップS11で静音優先駆動をONしなければ、駆動電流値は100%を示す(S13)。
【0068】
次に、サブメニュー5.静音優先読取をONした場合を説明する。
【0069】
今までコピー時にリーダー部2、またはADF4で行う読取動作とプリンター部1が行う書き込み動作が同時に行われ、読取のADF4または読取のスキャニング音とプリンター部1の音が重なって聞こえてきた。しかしながら上記静音優先読取をONした場合(S14)、まずリーダー部2またはADF4で原稿を読取、メモリー内に記憶した後にプリンター動作を開始し(S15)、音が同時に重ならないようになる。
【0070】
このように動作させることにより、音を時系列的に分散させ平均化させることが可能であり、全体として気になる音が減り快適な環境で使用することができる。
【0071】
また、さらにはプリンター内の動作においてもタイミングをずらし、レジストの音・クラッチの音・倍速搬送音・モーター駆動音・紙のピックアップ音等が重ならないようにタイミングをずらすことも行っており、プリンター部1の音自体も平均化され目立つ衝突音等を減少させている。尚、ステップS14で静音優先読取をONしなかった場合は、読取と記録は同時に動作する(S16)。
【0072】
次に、サブメニュー6.静音優先ポリゴン立ち上げをONした場合を説明する。
【0073】
静音優先ポリゴン立ち上げをONした場合は(S17)、印加電流に制限を加えポリゴンモーターの立ち上げが緩やかになるようにしている。
【0074】
具体的には通常FCOTを優先させるため、停止状態から33000rpmまで約5.5秒で立ち上げていたモーターを、約8.5秒程度で立ち上がるようにしている(S18)。こうすることによって、音が高域でありユーザーにとって耳障りな音になり易いポリゴンモーター立ち上がり音を、音感的に滑らかにして気にならないものにしている。即ち、ステップS17で静音優先ポリゴン立ち上げをONしなかった場合は、モーターを停止状態から33000rpmまで立ち上げるのに約5.5秒ということになる(S19)。
【0075】
FCOTは8.5−5.5=3.0秒遅れるが、連続コピー時の2枚目以降はモーターをいちいち止めないので、今までとまったく同様であり,実仕様上は問題とならないレベルである。
【0076】
また、図3に示すスイッチ27で、これら6つのサブメニューのそれぞれに、コピー/FAX/プリンター時それぞれの場合に行うかどうかの選択が出来るようになっている(S20、S21、S22)。
【0077】
前述のように、1台の機械を大きなオフィスで大人数が使用する場合、コピー時は操作者が装置の目の前に立ち、コピーの終了を待っているため、比較的FCOTやスループット等の印字スピードを気にするケースが多いのに対し、FAXやプリンターは目の前でコンマ何秒を争い、プリントを待つケースが少なく、不必要に印字速度を早くし、装置周囲の関係の無い人々に騒音をまき散らし迷惑をかけているケースが多い。
【0078】
このような場合、前述の1〜6の項目に対して、プリンターとFAX時のみサブメニューの静音モードの設定をONすることにより、コピー時はスピードを優先し、FAX/プリンター時は、静音を優先して実情に合わせた快適な環境を得る事が出来る。
【0079】
逆にコピー時でも、それ程、高印字速度を必要としない場合や、プリンターやFAX時でも装置の目の前で出力を待つケースがあるが、この場合は装置の前で逆の設定をすればよい。操作部上では前述のように、静音モードであることは表示されているため、急いでいる場合も容易に静音モードであることが理解でき、静音モードを解除できる。
【0080】
また、通常モード時に印字スピード優先と表示しても良い。
【0081】
また、本実施例ではこの静音モードを操作部上からユーザーが容易に設定できるようにしている。こうすることによりユーザーのニーズに合わせ、機械の設定が自由に出来るため、装置を使う当人だけではなく、周囲の人にとっても快適な環境で使用できる。
【0082】
上記1〜6の設定をすべてONにした場合のコピー動作を説明する。まず、ADF4に原稿をセットしスタートボタンを押すと、5.静音優先読取により、ADF4だけが動作し読取動作が行われる。このとき、読取がすべて完了するまでプリンターは動作しない。読取が終了するとプリンターの記録動作に入り、6.静音優先ポリゴン立ち上げにより、今度はレーザースキャナー6のポリゴンモーターが通常より、ゆっくりと7.5秒かけ静かに立ち上がる。さらには、1.静音優先給紙口モードにより最上段である1段目から記録紙が給紙される。ここで最下段のペーパーデッキ21にも同一サイズの記録紙があるが、静音を優先し1段目からの給紙になっている。
【0083】
次に給紙搬送のための各モーターが動作を始めるが、4.静音優先駆動により、通常より20%低い電流値でモーターが駆動され、静かに動き出す。さらには、2.静音優先FCOTにより、紙の倍速搬送は行われずプロセススピードのまま記録部1まで搬送し記録される。さらには、記録後定着部20を抜けても、倍速搬送は行われず、プロセススピードのまま排紙トレー14上まで搬送される。そのため、紙の摺擦音・後端ハネ音等がほとんど無い状態で搬送される。
【0084】
また、2枚目以降は3.静音優先スループットにより、紙の給紙間隔が通常60/33=1.81秒に1回の間隔で給紙ローラー17をONしてきたが 22枚/分になり ピックアップのタイミングが60/22=2.727秒に1回の間隔で給紙ローラー17をONするようになる。
【0085】
上記一連の動作により騒音レベルとしては、少なくとも3〜5dB以上低減され音圧的には約半分以下にすることが出来る。
【0086】
上記実施例では1〜6の設定を細かく設定できるようにしているが、煩雑であれば、全ての1〜6動作を1つのキーで出来るようなスイッチを設けても良い。
【0087】
また、ユーザーモードで設定するのが煩雑であれば、ユーザーモードでは無く、ユーザー先の使用状況に合わせ、メーカのサービスマンがサービス用のスイッチで設定する形でも良い。
【0088】
さらに、1.静音優先給紙口モードでは、なるべく記録部に近い箇所を選択しているが、構成上2段目が1段目より静かな構成であれば、2段目を優先にしても良い。つまり、同紙サイズの中で一番静かな給紙段を選択すれば良い。
【0089】
(その他の実施例)
制御方法として、以下のように纏めることができる。即ち、
『 稼動音低減のための切り替え手段を有すると共に、
▲1▼前記画像形成装置は記録紙の各サイズに対応した複数の記録紙収納部を有し、前記稼動音低減のための切り替え手段により、記録時の給紙場所を画像形成部に最も近い場所から行うように動作設定可能とし、
▲2▼前記画像形成装置は少なくとも2種類以上の速度の異なる記録紙搬送速度を有し、前記稼動音低減のための切り替え手段により、記録時の搬送速度を切り替え操作可能とし、
▲3▼前記画像形成装置は少なくとも2種類以上の単位時間あたりの記録枚数が異なる動作モードを有し、前記稼動音低減のための切り替え手段により、単位時間あたりの記録枚数を切り替え操作可能とし、
▲4▼前記画像形成装置は駆動源に対し少なくとも2種類以上の印加電流値を有し、前記稼動音低減のための切り替え手段により、駆動源に対する印加電流値を切り替え操作可能とし、
▲5▼前記画像形成装置は駆動源に対し少なくとも2種類以上の稼動タイミングを有し、前記稼動音低減のための切り替え手段により、駆動源の稼動タイミングを切り替え操作可能とし、
▲6▼前記画像形成装置はレーザースキャナーに対し少なくとも2種類以上の回転速度制御手段を有し、前記稼動音低減のための切り替え手段により、レーザースキャナーの回転速度制御手段を切り替え操作可能とする画像形成装置の制御方法であって、
前記画像形成装置は、複写機としての記録動作モードと、プリンターまたはファクシミリとしての記録動作モードを有し、前記▲1▼〜▲6▼に記載の何れかの動作の切り替えを、前記稼動音低減のための切り替え手段により、複写機としての記録動作モード時と、それ以外の記録動作モード時に切り分けて行うことを特徴とする画像形成装置の制御方法。』。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、静音優先給紙口モードを設けることにより、給紙時に同一サイズの記録紙があれば、記録部に一番近い段から給紙するようになり、無駄な搬送路を高速で送る必要が無くなり、紙の摺擦音・紙先後端のガイド及びローラーへの衝突音・途中搬送路用の駆動モーター音の低減が可能になり、著しく騒音レベルが低下できる。
【0091】
また、静音優先FCOTを設けることにより、紙のスピードを落とし全て等速にし、ガイドとの摺動音やレジストローラーとの衝突音、さらにはガイドの段差部での後端ハネ音等様々な騒音が抑えられ、格段に騒音が低減できる。
【0092】
また、静音優先スループットを設けることにより、コピー動作による各種音の頻度が減り、信頼性等を低減することなく、稼動音を大幅に低減できる。
【0093】
また、静音優先駆動を設けることにより、ステッピングモーター固有のトルク余りによるオーバーステップが低減し滑らかな回転となり、駆動ギヤまたは取付けているフレームからの振動を低減し、最終的には装置自体の騒音を低減できる。同時に、レーザースキャナー6に伝わる振動が減るためドラム書き込み時に発生するピッチムラも低減できる。
【0094】
また、静音優先読取を設けることにより、音を時系列的に分散させ平均化させることが可能であり、全体として気になる音が減り快適な環境で使用することができる。
【0095】
また、静音優先ポリゴン立ち上げを設けることにより、音が高域でありユーザーにとって耳障りな音になり易いポリゴンモーター立ち上がり音を、音感的に滑らかにして気にならないものにしている。
【0096】
また、これら6つのサブメニューのそれぞれに、コピー/FAX/プリンター時それぞれの場合に行うかどうかの選択が出来るようにすることにより、前述の1〜6の項目に対して、FAX/コピー/プリンターそれぞれの使われ方に合わせた快適な環境を得る事が出来る。
【0097】
また、本実施例ではこの静音モードを操作部上からユーザーが容易に設定できるようにすることにより、ユーザーのニーズに合わせ、機械の設定が自由に出来るため、装置を使う当人だけではなく、周囲の人にとっても快適な環境で使用できる。
【0098】
即ち、ユーザースイッチに静音モードを設け、静音モードにセットすると、1.給紙口を一番近い口にし、2.FCOT(Fast Copy Time)をダウンし、3.スループットダウンし、4.モーター電流をダウンし、5.リーダー部との稼動タイミングをずらし、6.ポリゴンモーターの立ち上げが緩やかになるようにし、更にコピー時は静音モードに入らず、通常速度でコピー出来、プリンター/FAX時のみ、静音モードに入り、装置周囲の人にとっても、快適な環境を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の動作形態を示す静音モードフローチャート
【図2】操作部におけるユーザーモードメニュー画面
【図3】操作部における静音モードメニュー画面
【図4】従来例における画像形成装置の要部構成を示す縦断面図
【符号の説明】
1 プリンター部
4 ADF
6 レーザースキャナー
17 給紙ローラー
18 トップセンサー部
21 ペーパーデッキ
22 縦パス
24 ユーザーモード用ボタン
25 静音モードのスイッチ
26 サブメニュー
Claims (1)
- 稼動音低減のための切り替え手段を有する画像形成装置であって、前記画像形成装置は記録紙の各サイズに対応した複数の記録紙収納部を有し、前記稼動音低減のための切り替え手段により、記録時の給紙場所を画像形成部に最も近い場所から行うように動作設定可能とすることを特徴とする画像形成装置。
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