JP2004166448A - 分散型電源を設置可能にする建物 - Google Patents

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Shigeo Numata
沼田茂生
Atsushi Denda
篤 傳田
Hitoo Morino
森野仁夫
Tomonori Inokoshi
猪腰友典
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Abstract

【課題】商業ビルでのテナント変更や、建物リニューアル時に、建物オーナーやテナントの要望に即応して電力需要に柔軟に対応する。
【解決手段】建物各階に配電された系統電力と、該系統電力に接続された切換装置3とを備え、前記切換装置に分散型電源4を脱着可能にした構成であり、具体的には、建物各階を貫通する集合シャフトを設け、前記集合シャフトを経て分散型電源を駆動するための燃料、吸気および排気を供給、排出する構成。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オフィスビル、商業ビル、病院、工場等の建物において、分散型電源を設置可能にする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、産業構造の変化や情報通信技術への依存によってオフィスビルなどにおける業務用電力の増加により、ビルの電力需要の内容が変化している。例えば、数年前まではOA化の進んだオフィスビルでも電力需要は単位面積当たり数10W/mと言われたが、現在では150〜200W/mに達していると言われ、大規模なデータセンターでは1500W/mに達している。この電力需要の増加トレンドは、この先10年以上は続くと予想されており、需要増加に伴い建物の電力供給設備に柔軟な対応が求められる。
【0003】
また、今後の建物のストック型社会への対応として、建物のリニューアルによる建物の長寿命化が一般化してくると予想される。建物オーナーの立場からすると、将来にわたってテナント、或いは建物利用者を確保し続けることを目的として、建物性能の向上対策としてリニューアル工事を実施するニーズがある。建物リニューアルの動機は、機能面的要因や、経済的要因、安全性の要因などがあり、具体的なリニューアル工事では、
・電源容量などのユーティリティの供給追加
・空調改修によるアメニティ機能の向上
・病院などでは最新機器の導入に伴う対応
・エネルギーコストの削減、省エネルギー性能の向上
・システムの信頼性の向上
など、電力を始めとしたエネルギー供給設備が主たるリニューアル対象になる場合が非常に多い。無論、リニューアルによって建物の用途変更を行う場合にも、エネルギー供給設備の変更(具体的には電源容量の増強とか)が重要な工事内容となる。また、昨今の激しい経済活動の動きの中で、貸しビルでは頻繁なテナントの出入りが起こり、そのたび毎にテナントに応じたエネルギー供給設備の改修工事が行われている。
【0004】
一方、今後予想されている電力全面自由化後の社会動向として、以下の理由からさまざまな分散型電源がエネルギー供給設備として建物内に進出してくる可能性が高い(特許文献1〜4参照)。
・低コスト化の可能性が高い(量産化により、特に燃料電池、マイクロガスタービン、マイクロガスエンジン)。
・クリーンエネルギーである(燃料電池)
・熱電供給により相当高い総合エネルギー効率(ベストエフォートで80%強)を期待できる。
・機器不具合に対するリスク分散が可能となり、高い供給信頼性が得られる。
・機器の維持管理が簡便である。
・系統からの契約電力量の削減や配電設備の低減による大幅なコスト削減が期待できる。
・震災、火災時の自立安定性が高い。
【0005】
【特許文献1】特開平5−111153号公報
【特許文献2】特開2002−238168
【特許文献3】特開2000−253854
【特許文献4】特開2002−34162
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の技術においては、商業ビルでのテナント変更や建物リニューアル時の電力需要に対応できる分散型電源を設置することについては開示されていない。
本発明は、上記の課題を解決するものであって、商業ビルでのテナント変更や、建物リニューアル時に、建物オーナーやテナントの要望に即応して電力需要に柔軟に対応することができる建物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのために本発明の分散型電源を設置可能にする建物は、建物各階に配電された系統電力と、該系統電力に接続された切換装置とを備え、前記切換装置に分散型電源を脱着可能にしたことを特徴とし、
また、建物各階を貫通する集合シャフトを設け、前記集合シャフトを経て分散型電源を駆動するための燃料、吸気および排気を供給、排出することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の分散型電源を設置可能にする建物の1実施形態を示す構成図である。
【0009】
図1において、系統電力は、建物の配電室に設置された配電盤1に給電され、配電盤1から建物各階(n階〜n−2階)の分電盤2に給電されている。建物各階には、分電盤2に接続される切換装置3が設置され、分電盤2から切換装置3を介して建物各階に電力が供給される構成となっている。
【0010】
切換装置3は、商業ビルでのテナント変更や、建物の用途変更などのリニューアル時に、建物オーナーやテナントの要望に即応するために、大規模な電源工事を省略できるように設置されるもので、切換装置3には、分散型電源4および電力改質機器5が脱着可能にされ、系統電力と分散型電源を切換できるようにしている。
【0011】
分散型電源4および電力改質機器5は、全てパッケージ化されており、いつでも簡単に取り替えは可能である。分散型電源4の種類としては、燃料電池、マイクロガスタービン、マイクロガスエンジンなどであり、分散型電源の種類、容量を容易に変更可能とし、電力改質機器5により、電圧、周波数、単層/三相、交流/直流を変更可能にしている。
【0012】
また、必要に応じて、夜間電力等の安い電力を蓄えるためにカセット化された蓄電機器を付加してもよい。さらに、予防保全の立場から、常に各種機器のモニタリングを行うモニター機器を設け、故障発生を事前に察知し、機器故障に至る前にエネルギー供給を止めることなく、簡単に代替機と交換できるようにしてもよい。
【0013】
以上の構成により、建物のリニューアル(用途変更も含む)に対して、必要な分散型電源を設置することにより、その時の最適電源を提供することができ、一般の事務所ビルから電源の高品質化或いは直流化のビルへの変更(又はその逆)が可能となり、また、半導体、繊維工場の生産ラインの変更にも対応することができる。
【0014】
また、テナントの変更に応じて最適な電源を提供することができ、一般事務所からインターネットサービスプロバイダ等の情報産業への変更(又はその逆)が可能となる。さらに、自治体ビル、病院、防災拠点といった大規模災害時にあっても自立性が確保される必要性のある施設にも適用することができる。また、落雷によるサージ電流のなどの外乱が波及しにくく、その結果として電圧降下や停電を最小限にくい止めることができる。
【0015】
さらに、例えば建物の各フロアの需要を満たすような分散型電源を各階に設置する場合には、機器メンテナンスに伴う停電を各フロアに限定することができるため、全館一斉のメンテナンスを回避することができ、建物の使い勝手を向上することができる。
【0016】
図2は、本発明の具体例を示す模式的斜視図である。なお、図2では建物の或る階の構造を示しているが、各階において同様な構造となっている。図中、6は外壁、7は廊下、8は廊下側壁を示し、廊下側壁8には電源空調室9が設けられている。建物の各階を貫通して集合シャフト10が設けられ、集合シャフト10内には燃料供給管11と吸気管12が配設されている。
【0017】
電源空調室9内には、図1で説明した分散型電源4(電力改質機器5を含む)と分散型電源4により運転される空調給湯装置13が設置され、分散型電源4には燃料供給管11から分岐管11′を経て燃料が供給され、吸気管12から分岐管12′を経て吸気が供給され、分散型電源4の排気ガスは、排気管10′を経て集合シャフト10に排気されるように構成されている。なお、図2の例では、集合シャフト10が建物の各階を縦方向に貫通するように設けているが、図2の15で一点鎖線で示すように廊下7の下面に横方向に貫通させるようにしてもよい。
【0018】
上記の構成によれば、必要な容量の負荷に対応した空調設備や給湯設備を稼働することにより、使用していない負荷の無負荷運転時の電源設備容量を30%程度削減することができる。また、空調用ダクトの設備が最小限ですませることができる。また、各階で必要に応じた空調設備・給湯設備の変更が可能になり、サービス内容を向上させることができる。
【0019】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、商業ビルでのテナント変更や、建物リニューアル時に、建物オーナーやテナントの要望に即応して電力需要に柔軟に対応することができる。また、電源設備工事を省略することができるとともに、機器故障時にも簡単に交換することができ、建物の運用に支障をきたすことがなく、大規模災害時にあってもエネルギーの自立性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分散型電源を設置可能にする建物の1実施形態を示す構成図である。
【図2】本発明の具体例を示す模式的斜視図である。
【符号の説明】
3…切換装置、10、15…集合シャフト、11…燃料供給管、12…吸気管
10′…排気管

Claims (2)

  1. 建物各階に配電された系統電力と、該系統電力に接続された切換装置とを備え、前記切換装置に分散型電源を脱着可能にしたことを特徴とする分散型電源を設置可能にする建物。
  2. 建物各階を貫通する集合シャフトを設け、前記集合シャフトを経て分散型電源を駆動するための燃料、吸気および排気を供給、排出することを特徴とする請求項1記載の分散型電源を設置可能にする建物。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008199891A (ja) * 2008-03-25 2008-08-28 Shinichi Koyano 待機電気遮断配線とスイッチとコンセント及び配電盤
JP2013027127A (ja) * 2011-07-20 2013-02-04 Kajima Corp 既設構造物の改修方法および改修建築物における電力制御方法並びにこれらに用いる電力制御盤
CN112415310A (zh) * 2020-11-06 2021-02-26 天津天大求实电力新技术股份有限公司 面向用户侧窃电行为识别分析方法及应用

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