JP2004165087A - 燃料電池スタックの制御装置 - Google Patents

燃料電池スタックの制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004165087A
JP2004165087A JP2002332006A JP2002332006A JP2004165087A JP 2004165087 A JP2004165087 A JP 2004165087A JP 2002332006 A JP2002332006 A JP 2002332006A JP 2002332006 A JP2002332006 A JP 2002332006A JP 2004165087 A JP2004165087 A JP 2004165087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
fuel cell
compressor
cell stack
power generation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002332006A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004165087A5 (ja
JP4139191B2 (ja
Inventor
Hiroshi Igarashi
大士 五十嵐
Kenichiro Ueda
健一郎 上田
Giichi Murakami
義一 村上
Junji Uehara
順司 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2002332006A priority Critical patent/JP4139191B2/ja
Publication of JP2004165087A publication Critical patent/JP2004165087A/ja
Publication of JP2004165087A5 publication Critical patent/JP2004165087A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4139191B2 publication Critical patent/JP4139191B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】大気圧の低い高地あるいは気温の高い環境下においても燃料電池を安定に発電させる。
【解決手段】燃料電池スタック12で発電され、負荷である走行用モータ16へ電流供給器22から供給される発電電流Iを、燃料電池スタック12のカソード電極に供給される空気の大気圧Paおよび気温Taに応じて制御部30で制御する。これにより、コンプレッサ24の出口側温度を出口側許容温度以下に制御することができ、安定した発電を実現できる。すなわち、空気の密度の低い高地で大気圧Paが低くなった場合、あるいは気温Taの高い環境下では、発電電流Iを制限して、安定した発電が行えるようにする。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数のセルが積層された燃料電池スタックの制御装置に関し、特に、燃料電池スタックから出力される発電電流を制限するようにした燃料電池スタックの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜(陽イオン交換膜)からなる電解質膜の両側にそれぞれアノード電極およびカソード電極を配置した電解質膜(電解質)・電極構造体を、セパレータによって挟んで保持することにより構成されている。この種の燃料電池は、通常、電解質膜・電極構造体およびセパレータからなるセルを所定数だけ積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。
【0003】
燃料電池スタックにおいて、アノード電極に供給された燃料ガス、例えば、水素含有ガスは、電極触媒上で水素イオン化され、適度に加湿された電解質膜を介してカソード電極側へと移動し、その移動の間に生じた電子が外部回路に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。カソード電極には、酸化剤ガス、例えば、空気等の酸素含有ガスが供給されているために、このカソード電極において、前記水素イオン、前記電子および酸素が反応して水が生成される。
【0004】
上記の燃料電池スタックでは、セパレータの面内に、アノード電極に対向して燃料ガスを流すための燃料ガス流路(反応ガス流路)と、カソード電極に対向して酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス流路(反応ガス流路)とが設けられている。また、セパレータ間には、必要に応じて冷却媒体を流すための冷却媒体流路が前記セパレータの面に沿って設けられ、燃料電池装置とされている。
【0005】
このような燃料電池装置では、カソード電極に圧縮昇温された空気を供給するコンプレッサと、この圧縮昇温空気の圧力を信号圧として、この信号圧に応じた流量の燃料ガス水素をアノード電極に供給する圧力制御弁とを備え、カソード電極側の空気圧力に対してアノード側の燃料ガス圧力を所定圧に設定して発電効率を確保するとともに、空気および燃料ガスの流量を制御することで所望の発電電流が得られるように設定されている。
【0006】
すなわち、このような構成の燃料電池装置では、負荷の変化に応じてアノード電極に供給される燃料ガスの量を変化させ、同時にカソード電極に供給される空気の量もコンプレッサの回転数を制御することで変化させる。
【0007】
ところで、燃料電池装置が高地で使用されるときに、平地での使用と同じようにコンプレッサの回転数を制御したのでは、空気の密度が高地では平地より低いことを原因として、燃料電池スタックに供給される酸素量が不足する事態が発生して未反応水素量が増加し、結果として発電電流が不足する等、燃料電池装置の安定性および発電効率が低下することが指摘されている(特許文献1参照)。
【0008】
この問題を解決するため、特許文献1に係る技術では、大気圧(Pa[kPa])と大気の温度、すなわち気温(Ta[K])を測定し、Nsを、1気圧(101.325[kPa])、0[℃](273.15[K])の標準条件におけるコンプレッサの回転数とするとき、実際のコンプレッサの回転数Nを、下記(1)式で求める。
N=Ns×(101.325/Pa)×(Ta÷273.15) …(1)
【0009】
そして、この回転数Nでコンプレッサを動作させることで、大気圧Paが低くなった場合あるいは気温Taが高くなった場合にはコンプレッサの回転数を比例的に高くするようにしている。
【0010】
【特許文献1】
特開2000−48838号公報(段落[0009],[0023]、図2)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記特許文献1に係る技術では、大気圧Paが低くなってくるとあるいは気温Taが高くなってくると、上記(1)式で求めたコンプレッサの回転数Nが許容回転数を超える事態が発生する。このため、コンプレッサの出口側で圧縮昇温された空気の温度が出口側許容温度を超えるおそれがある。
【0012】
このように、コンプレッサの回転数Nが許容回転数を超えた場合、あるいはコンプレッサの出口側の圧縮昇温空気の温度が出口側許容温度を超えた場合には、燃料電池装置自体が故障に至る可能性が大きい。
【0013】
図8は、この出願の発明者が作成した、コンプレッサの出口側圧力Pcが一定値(換言すれば、発電電流が一定値)の条件下での大気圧Pa[kPa]と気温Ta[℃]とコンプレッサの出口側温度Tc[℃]との関係の一例を示した図であり、大気圧Paが低くなるほど、気温Taが高くなるほど出口側温度Tcが上昇することが理解される。すなわち、出口側圧力Pcが一定値であるとき、大気圧Paが低く気温Taが高い領域では、コンプレッサの出口側温度Tcが出口側許容温度Tcmaxを超えることが分かる。
【0014】
この発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、大気圧の変化および気温の変化に拘わらず燃料電池装置を安定に動作させることを可能とする燃料電池スタックの制御装置を提供することを目的とする。
【0015】
また、この発明は、大気圧の変化および気温の変化に拘わらず燃料電池装置を構成するコンプレッサの回転数を許容回転数以下にすること、およびコンプレッサの出口側温度を出口側許容温度以下にすることを可能とする燃料電池スタックの制御装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この項では、理解の容易化のために添付図面中の符号を付けて説明する。したがって、この項に記載した内容がその符号を付けたものに限定して解釈されるものではない。
【0017】
この発明の燃料電池スタックの制御装置は、アノード電極に燃料ガスが供給されカソード電極に空気が供給される燃料電池スタック(12)の制御装置(20)において、以下の特徴を有する。
【0018】
(1)前記カソード電極に、大気から取り込んだ空気を供給するコンプレッサ(24)と、前記大気の圧力を検出する圧力センサ(44)と、前記大気の温度を検出する温度センサ(46)と、前記燃料電池スタックから負荷(16)へ供給される発電電流(I)を、前記圧力センサにより検出された大気圧(Pa)および前記温度センサにより検出された気温(Ta)に応じて制御する発電電流制御器(22,30)とを備える。
【0019】
この発明によれば、燃料電池スタックから取り出されて負荷へ供給される発電電流(I)を、発電電流制御器により、圧力センサで検出された大気圧および温度センサで検出された気温に応じて制御するようにしているので、大気圧の変化および気温の変化があっても燃料電池装置を安定に動作させることが可能である。
【0020】
換言すれば、大気圧および気温の変化に拘わらず前記コンプレッサの回転数を許容回転数以下に制御することが可能であり、かつ前記コンプレッサの出口側温度を出口側許容温度以下に制御することが可能である。
【0021】
特に、低気圧・高気温環境下であっても、燃料電池装置を安定に動作させることができる。
【0022】
(2)上記の特徴(1)において、前記負荷に、車両推進用のモータ(16)が含まれる場合、この燃料電池スタック(12)およびその制御装置(20)が搭載される車両(10)は、たとえば大気圧が低い高地あるいは気温が高い環境下においても、コンプレッサの出口側温度が許容温度以下での一定の走行性能を確保することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
【0024】
図1は、この発明の一実施形態が適用された燃料電池車両10の構成を示している。
【0025】
この燃料電池車両10は、基本的には、燃料電池スタック12と蓄電装置であるキャパシタ14とから構成されるハイブリッド型の電源装置と、これらの電源装置から電流供給器22を介して電力が供給される車両推進用の走行用モータ16とから構成されている。
【0026】
燃料電池車両10の加速時および定速走行時には、走行用モータ16の推進力がトランスミッションT/Mを介して駆動輪Wに伝達される。そして、燃料電池車両10の減速時には、駆動輪Wから走行用モータ16に駆動力が伝達されると、走行用モータ16は発電機として機能し電気エネルギが電流供給器22を介してキャパシタ14側に回生される。
【0027】
この燃料電池車両10には、また、燃料電池スタック12の制御装置と燃料電池車両10の制御装置とを兼用する燃料電池スタック制御装置20が搭載されている。
【0028】
ここで、燃料電池スタック制御装置20は、上記の燃料電池スタック12,キャパシタ14,電流供給器22および走行用モータ16の他、コンプレッサ24,循環ポンプ26,水素タンク28およびこれら全体を制御する制御部30を備えている。
【0029】
燃料電池スタック12は、たとえば固体高分子電解質膜をアノード電極とカソード電極とで両側から挟み込んで形成されたセルを積層して構成されている。
【0030】
この燃料電池スタック12のアノード電極には、燃料ガスの供給ポート32と排出ポート34とが設けられており、カソード電極には、空気の供給ポート36と排出ポート38とが設けられている。
【0031】
燃料ガスの供給ポート32は、圧力制御弁である燃料供給制御弁40を介して水素タンク28に連通するとともに、排出ポート34から排出された水素を供給ポート32にもどす循環ポンプ26の吐出側に連通する。
【0032】
ここで、燃料供給制御弁40の弁開度制御ポートは、コンプレッサ24と空気供給ポート36との間の通路に連通している。すなわち、燃料供給制御弁40は、空気供給ポート36の供給圧、換言すればコンプレッサ24の出口側圧力を信号圧として弁開度が制御される。
【0033】
水素および水等の排出ポート34は、循環ポンプ26の流入側に連通するとともに、排出弁(水素パージ弁)39を介して排気システムに連通する。
【0034】
その一方、空気および水の排出ポート38は、排圧制御弁41を介して大気(外気)に連通する。
【0035】
上述した空気供給ポート36は、図示していない冷却器およびコンプレッサ24を介して大気(外気)と連通する。そのコンプレッサ24と外気取入口42との間には、大気の圧力(大気圧)Paを検出する圧力センサ44と、大気の温度(気温)Taを検出する温度センサ46が配置され、これら圧力センサ44と温度センサ46により検出された大気圧Paおよび気温Taが制御部30に取り込まれる。
【0036】
発電電流制御器としても機能する制御部30は、CPU(Central ProcessingUnit)60,ROM(Read Only Memory)・RAM(Random Access Memory)等のメモリ62,計数・計時手段であるカウンタ・タイマ(タイマという。)64,A/D変換器・D/A変換器・ドライバ等のインタフェース(I/F)66が搭載された制御基板で構成されている。
【0037】
制御部30(のCPU60)は、各種入力(トランスミッションT/Mの位置,アクセル開度センサ50からのアクセル開度Ac,圧力センサ44からの大気圧Pa、温度センサ46からの気温Ta,電流供給器22の中に配置されている発電電流Iを検出する電流センサ等の検出入力)に対応して、メモリ62に格納されているプログラムを実行することで、コンプレッサ24の回転数、排圧制御弁41の開度、循環ポンプ26の回転数および発電電流Iの制御に伴う電流供給器22の制御等、燃料電池車両10全体を統括して制御する。
【0038】
たとえば燃料電池車両10の走行時には、アクセル開度センサ50からのアクセル開度Acに基づいて制御部30は、反応ガスである水素と空気(酸素含有ガス)を燃料電池スタック12に供給する。そして、燃料電池スタック12で電気化学反応により発電された電流(発電電流)Iは、電流供給器22により交流に変換されて走行用モータ16に供給される。
【0039】
この実施形態に係る燃料電池スタック制御装置20を備える燃料電池車両10は、基本的には以上のように構成されかつ動作するものであり、次に、燃料電池スタック12から取り出される発電電流Iの制御動作について説明する。
【0040】
以下の説明では、まず、理解の容易化のために、この発明の前提となる(i)発電電流Iに制限のない制御動作について概略的に説明し、次に、この発明に係る(ii)発電電流Iに制限のある制御動作について詳しく説明する。
【0041】
図2は、(i)発電電流Iに制限のない制御動作のフローチャートである。ステップS1において、まず、燃料電池車両10の操作者によるアクセルペダルを踏む操作に対応して、このアクセルペダルに連結されたアクセル開度センサ50からのアクセル開度Acを取り込む。
【0042】
次に、ステップS2において、取り込んだアクセル開度Acに基づき、燃料電池スタック12から取り出そうとする発電電流Iの目標発電電流値Itaを算出する。
【0043】
図3は、アクセル開度Acと目標発電電流値Itaとの対応関係を示している。この対応関係からアクセル開度Acに対応する目標発電電流値Itaが算出される。
【0044】
次に、ステップS3において、この目標発電電流値Itaに応じて発電電流Iが目標発電電流値Itaとなるように制御される。
【0045】
以上の説明が、この発明の前提となる(i)発電電流Iに制限のない、換言すれば算出された目標発電電流値Itaがそのまま燃料電池スタック12から取り出し可能な発電電流Iになると考えた場合の制御動作についての概略的な説明であり、次に、この発明に係る(ii)発電電流Iに制限のある制御動作について詳しく説明する。
【0046】
図4は、(ii)発電電流Iの制限処理が適用された制御フローチャートである。
【0047】
まず、ステップS11において、燃料電池車両10の操作者によるアクセルペダルを踏む操作に対応して、このアクセルペダルに連結されたアクセル開度センサ50からのアクセル開度Acを取り込む。
【0048】
次に、ステップS12において、取り込んだアクセル開度Acに基づき、燃料電池スタック12から取り出そうとする発電電流Iの仮目標発電電流値Icmを算出する。通常、仮目標発電電流値Icmは、アクセル開度Acの増加関数f(x)(xが増加すると関数f(x)の値が増加する関数)として予めメモリ62に格納されており、変数xにアクセル開度Acを代入することにより、仮目標発電電流値Icmは、Icm=f(Ac)として一意に決定される。なお、増加関数f(x)に代替してマップを参照するように変更することもできる。
【0049】
この実施形態では、理解の容易化のため、図6中、点線の傾斜直線で示すように、仮目標発電電流値Icmがアクセル開度Acの一次関数で表されるものとしている。この仮目標発電電流値Icmは、図3を参照して説明した目標発電電流値Itaに対応する。
【0050】
次いで、ステップS13において、外気取入口42からコンプレッサ24に供給される外気の圧力である大気圧Paと、外気の温度、すなわち気温Taを、それぞれ圧力センサ44および温度センサ46により検出して取り込む。
【0051】
次に、ステップS14において、検出値である大気圧Paと気温Taに応じた最大発電電流値Imaxを算出する。この最大発電電流値Imaxは、燃料電池スタック制御装置20が故障しない範囲で連続動作する予め決められた値である。この最大発電電流値Imaxは、コンプレッサ24の出力側温度(出口側温度)が許容温度を超えないようにするためにコンプレッサ24の最大回転数を制限するように設計されている。
【0052】
この場合、コンプレッサ24の出口側許容温度Tcmaxと、検出された気温Taと、検出された大気圧Paと、所定の係数Kから、コンプレッサ24の出口側圧力Pcoutが、下記の(2)式
Pcout≦{(Tcmax−Ta)/K}×Pa …(2)
を満足するように最大発電電流値Imaxを制限することで、コンプレッサ24の回転数が許容回転数以下に制限され、かつコンプレッサ24の出口側温度が許容温度Tcmax以下に制限される。上記(2)式は、下記の(3)式に変形可能である。
Tcmax≧(Pcout/Pa)×K+Ta …(3)
【0053】
また、コンプレッサ24の出口側圧力Pcout、換言すれば、燃料電池スタック12のカソード電極側の圧力が、結果として発電電流Iに比例することを考慮すれば、αを定数としてPcout=α×Iと表すことができるので、上記(3)式は、下記の(4)式に変形可能である。
Tcmax≧(α・I/Pa)×K+Ta …(4)
【0054】
この(4)式によれば、コンプレッサ24の出口側許容温度Tcmaxを超えないようにするためには、気温Taが一定の条件下で大気圧Paが低下した場合に、発電電流Iを低下させる必要があり、大気圧Paが一定の条件下で気温Taが上昇した場合にも、発電電流Iを低下させる必要があることが分かる。
【0055】
なお、コンプレッサ24の出口側圧力や出口側温度を直接検出して最大発電電流値Imaxを制御することも考えられるが、コンプレッサ24の出口側圧力あるいは出口側温度は、時間変化(圧力の時間微分値の変化や温度の時間微分値の変化)が大きいので制御が複雑化するため、この実施形態では採用していない。もちろん、採用することも可能である。
【0056】
この実施形態では、コンプレッサ24の出口側圧力を置換制御するために、図5に示す、気温Taをパラメータとして表した大気圧Paと最大発電電流値Imaxとのマップ(ルックアップテーブル)80を予め作成し準備してある。
【0057】
ステップS13において、圧力センサ44と温度センサ46により大気圧Paと気温Taがそれぞれ検出されたとき、ステップS14では、このマップ80を参照しステップS13で測定した大気圧Paと気温Taとから最大発電電流値Imaxを算出する。そして、発電電流Iをこの最大発電電流値Imax以内に制限することで、コンプレッサ24の回転数が許容回転数以下に制限される。換言すればコンプレッサ24の出口側圧力が(2)式の右辺で示す値以下に制限され、コンプレッサ24の出口側温度が(3)式に示す許容温度Tcmax以下に制限される。なお、図5に示すマップ80は、燃料電池スタック12の特性に応じて実験等を通じて予め作成されメモリ62に記憶されている。このマップ80中、気温Taは、補間して用いる。
【0058】
なお、マップ80に限らず、最大発電電流値Imaxは、多項式の関数g(x,y)(xとyは大気圧Paと気温Ta)としてメモリ62に格納しておくことも可能である(Imax=g(x,y))。
【0059】
次に、ステップS15において、ステップS12で算出した仮目標発電電流値IcmとステップS14で算出した最大発電電流値Imaxとを比較し、算出した仮目標発電電流値Icmが最大発電電流値Imax以下であるかどうかを判定する。
【0060】
算出した仮目標発電電流値Icmが最大発電電流値Imax以下である場合には、発電電流Iに余裕があるので、ステップS16において、目標発電電流値Itを仮目標発電電流値Icmに設定する(It←Icm)。
【0061】
その一方、算出した仮目標発電電流値Icmが最大発電電流値Imax以上となっている場合には、コンプレッサ24の出口側温度を許容温度Tcmax以下とするために、ステップS17において、目標発電電流値Itを最大発電電流値Imaxに設定(制限)する(It←Imax)。
【0062】
すなわち、図6に示すように、アクセル開度Acに対して算出された仮目標発電電流値Icmが、大気圧Paと気温Taに応じてマップ80から算出された最大発電電流値Imaxに対して余裕がある場合には、仮目標発電電流値Icmがそのまま目標発電電流値Itに設定される。その一方、仮目標発電電流値Icmが最大発電電流値Imaxを超える値であった場合には目標発電電流値It(の最大値)が最大発電電流値Imaxに制限されるように制御する。
【0063】
次に、ステップS18において、決定された目標発電電流値Itに応じて、排圧制御弁41の開度およびコンプレッサ24の回転数を所定値に設定して、燃料電池スタック12から電流供給器22に供給される発電電流Iを目標発電電流値Itに制御する。
【0064】
詳しく説明すると、制御部30により、目標発電電流値Itに対応する反応ガス(水素と空気)の流量と圧力を算出し、算出流量に応じてコンプレッサ24の回転数を所定回転数に制御すると同時に、算出圧力に応じて排圧制御弁41の弁開度を制御する。このとき、コンプレッサ24の出口側圧力に応じて燃料供給制御弁40の弁開度が制御される。このようにして、反応ガスである水素と空気がそれぞれ供給ポート32,36に供給される。これら水素と空気の量に対応した電気化学反応が燃料電池スタック12で起き、所定の発電電流Iが取り出される。
【0065】
そして、この発電電流Iが目標発電電流値Itaとなるように、排圧制御弁41の弁開度,コンプレッサ24の回転数および循環ポンプ26の回転数がフィードバック制御される。
【0066】
このようにして、目標発電電流値Itに制御された発電電流Iを走行用モータ16に供給することで、燃料電池車両10は、アクセル開度センサ50からのアクセル開度Acに応じて、大気圧Paと気温Taを考慮した所定の走行を行うことができる。
【0067】
以上のように、上述した実施形態によれば、燃料電池スタック12から取り出されて、負荷である走行用モータ16へ供給される発電電流Iを、燃料電池スタック12のカソード電極に供給される空気の大気圧Paおよび気温Taに応じて制御部30により制御しているので、コンプレッサ24の出口側温度を許容温度Tcmax以下に制限することができ、大気圧Paおよび気温Taが変化しても燃料電池スタック12の安定した発電を実現できる。
【0068】
すなわち、先に図8に示した実線の直線の特性が、結果として、この実施形態では、図7に示す実線の折れ線の特性に示すように制御され、気温Taの高い領域では、コンプレッサ24の出口側圧力Pcが一定値(換言すれば、発電電流Iが一定値)の条件下で、大気圧Paが所定圧力より低くなると、コンプレッサ24の出口側温度Tcが出口側許容温度Tcmaxに制限される。
【0069】
また、この実施形態に係る燃料電池車両10は、特に、大気圧Paが低く空気の密度が低い高地、あるいは気温Taの高い環境下では、コンプレッサ24の出口側温度が許容温度Tcmax以下に制限されるように、発電電流I(目標発電電流It)を制限しているので、そのような高地および気温の高い環境下でも、燃料電池スタック12の安定した発電が実現でき、一定の走行性能を確保することができる。
【0070】
また、上述の実施形態では、発電電流制御器として機能する制御部30が、コンプレッサの出口側許容温度をTcmax、検出された大気の気温をTa、検出された大気圧をPa、係数をKとして、前記コンプレッサの出口側圧力をPcoutとするとき、この出口側圧力Pcoutが、上記の(2)式
Pcout≦Pa×{(Tcmax−Ta)/K} …(2)
を満足するように発電電流Iを制限しているので、コンプレッサ24の回転数が許容回転数以下に制御され、かつコンプレッサ24の出口側温度が出口側許容温度Tcmax以下に制御される。上記(2)式では、たとえば右辺の乗数である温度に関する項{(Tcmax−Ta)/K}が変化しないと考えれば、大気圧Paの低下に伴い、出口側圧力Pcoutを制限する必要があることから、コンプレッサ24の回転数を下げる必要があることが分かり、その一方、右辺の被乗数である大気圧Paが一定であるとすれば、気温Taの上昇に伴い、出口側圧力Pcoutを制限する必要があるので、同様にコンプレッサ24の回転数を下げる必要があることが分かる。
【0071】
なお、この発明は、上述した実施形態に限らず、たとえば、発電電流Iが供給される負荷には、走行用モータ16の他、キャパシタ14あるいは図示していな車両用空気調節装置等の補機が含まれる等、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、燃料電池スタックのカソード電極に大気からコンプレッサを介して供給される空気の大気圧と気温に基づいて発電電流を発電電流制御器により制限するようにしているので、たとえば標高の高い地域での低気圧条件下、あるいは気温の高い環境下(高温条件下)においても、安定した発電を行うことができる。
【0073】
また、大気圧と気温に基づいて、燃料電池スタックに空気を供給するコンプレッサの回転数を許容回転数以下に制限するようにしているので、圧縮昇温空気が供給されるコンプレッサの出口側温度を、出口側許容温度以下に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態が適用された燃料電池車両の構成を示すブロック図である。
【図2】電流制限のない状態における、アクセル開度に対する発電電流制御のフローチャートである。
【図3】電流制限のない状態における、アクセル開度に対する目標発電電流値の説明図である。
【図4】大気圧と気温を考慮した発電電流制御のフローチャートである。
【図5】大気圧と気温と最大発電電流値とのマップを示す説明図である。
【図6】電流制限のある場合の、アクセル開度に対する目標発電電流値の説明図である。
【図7】電流制限のある場合の出口側温度の制御説明図である。
【図8】電流制限のない場合の出口側温度の制御説明図である。
【符号の説明】
10…燃料電池車両 12…燃料電池スタック
14…キャパシタ 16…走行用モータ
20…燃料電池スタック制御装置 22…電流供給器
24…コンプレッサ 26…循環ポンプ
28…水素タンク 30…制御部(発電電流制御器)
32…燃料ガスの供給ポート 34…燃料ガスの排出ポート
36…空気の供給ポート 38…空気の排出ポート
39…排出弁(水素パージ弁) 40…燃料供給制御弁
41…排圧制御弁 42…外気取入口
44…圧力センサ 46…温度センサ
50…アクセル開度センサ 60…CPU
62…メモリ

Claims (2)

  1. アノード電極に燃料ガスが供給されカソード電極に空気が供給される燃料電池スタックの制御装置において、
    前記カソード電極に、大気から取り込んだ空気を供給するコンプレッサと、
    前記大気の圧力を検出する圧力センサと、
    前記大気の温度を検出する温度センサと、
    前記燃料電池スタックから負荷へ供給される発電電流を、前記圧力センサにより検出された大気圧および前記温度センサにより検出された気温に応じて制御する発電電流制御器とを備える
    ことを特徴とする燃料電池スタックの制御装置。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックの制御装置において、
    前記負荷に、車両推進用のモータが含まれる
    ことを特徴とする燃料電池スタックの制御装置。
JP2002332006A 2002-11-15 2002-11-15 燃料電池スタックの制御装置 Expired - Fee Related JP4139191B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002332006A JP4139191B2 (ja) 2002-11-15 2002-11-15 燃料電池スタックの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002332006A JP4139191B2 (ja) 2002-11-15 2002-11-15 燃料電池スタックの制御装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2004165087A true JP2004165087A (ja) 2004-06-10
JP2004165087A5 JP2004165087A5 (ja) 2005-11-04
JP4139191B2 JP4139191B2 (ja) 2008-08-27

Family

ID=32809207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002332006A Expired - Fee Related JP4139191B2 (ja) 2002-11-15 2002-11-15 燃料電池スタックの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4139191B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006196192A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
JP2007141566A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システムおよび燃料電池の制御方法
JP2007234337A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Sanyo Electric Co Ltd 燃料電池システム
WO2009050952A1 (ja) * 2007-10-16 2009-04-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 燃料電池システムおよびコンプレッサの回転数制御方法
US7666535B2 (en) 2005-09-07 2010-02-23 Honda Motor Co., Ltd. Fuel cell system and method of operating a fuel cell system
WO2014148153A1 (ja) * 2013-03-22 2014-09-25 日産自動車株式会社 燃料電池システム及び燃料電池システムの制御方法
CN105591135A (zh) * 2014-11-10 2016-05-18 丰田自动车株式会社 燃料电池系统及燃料电池系统的控制方法
KR101786178B1 (ko) 2015-06-03 2017-10-17 현대자동차주식회사 고지 운전 조건에서의 연료전지 시스템 제어 방법
CN110190302A (zh) * 2018-02-23 2019-08-30 丰田自动车株式会社 燃料电池系统以及燃料电池系统的控制方法
JP2019153481A (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム及びその制御方法
CN116247242A (zh) * 2023-05-12 2023-06-09 北京重理能源科技有限公司 燃料电池系统的控制方法与装置

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006196192A (ja) * 2005-01-11 2006-07-27 Toyota Motor Corp 燃料電池システム
US7666535B2 (en) 2005-09-07 2010-02-23 Honda Motor Co., Ltd. Fuel cell system and method of operating a fuel cell system
JP2007141566A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Honda Motor Co Ltd 燃料電池システムおよび燃料電池の制御方法
JP4627487B2 (ja) * 2005-11-16 2011-02-09 本田技研工業株式会社 燃料電池システムおよび燃料電池の制御方法
JP2007234337A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Sanyo Electric Co Ltd 燃料電池システム
US9153827B2 (en) 2007-10-16 2015-10-06 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system and method of controlling rotation speed of compressor
WO2009050952A1 (ja) * 2007-10-16 2009-04-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 燃料電池システムおよびコンプレッサの回転数制御方法
US10181606B2 (en) 2013-03-22 2019-01-15 Nissan Motor Co., Ltd. Fuel cell system and method of controlling fuel cell system
JP5983862B2 (ja) * 2013-03-22 2016-09-06 日産自動車株式会社 燃料電池システム及び燃料電池システムの制御方法
JPWO2014148153A1 (ja) * 2013-03-22 2017-02-16 日産自動車株式会社 燃料電池システム及び燃料電池システムの制御方法
WO2014148153A1 (ja) * 2013-03-22 2014-09-25 日産自動車株式会社 燃料電池システム及び燃料電池システムの制御方法
CN105591135A (zh) * 2014-11-10 2016-05-18 丰田自动车株式会社 燃料电池系统及燃料电池系统的控制方法
KR101786178B1 (ko) 2015-06-03 2017-10-17 현대자동차주식회사 고지 운전 조건에서의 연료전지 시스템 제어 방법
CN110190302A (zh) * 2018-02-23 2019-08-30 丰田自动车株式会社 燃料电池系统以及燃料电池系统的控制方法
US11101474B2 (en) 2018-02-23 2021-08-24 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system and control method of fuel cell system
CN110190302B (zh) * 2018-02-23 2022-03-01 丰田自动车株式会社 燃料电池系统以及燃料电池系统的控制方法
JP2019153481A (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム及びその制御方法
JP7021565B2 (ja) 2018-03-05 2022-02-17 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム及びその制御方法
CN116247242A (zh) * 2023-05-12 2023-06-09 北京重理能源科技有限公司 燃料电池系统的控制方法与装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4139191B2 (ja) 2008-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7824815B2 (en) Fuel cell system
JP4672183B2 (ja) 燃料電池の制御装置および燃料電池車両の制御装置
JP3662872B2 (ja) 燃料電池電源装置
JP5120594B2 (ja) 燃料電池システム及びその運転方法
US20100173210A1 (en) Fuel cell system and control method of the system
JP4525112B2 (ja) 燃料電池車両の制御装置
JP4139191B2 (ja) 燃料電池スタックの制御装置
JP2002352826A (ja) 燃料電池の制御装置
JP2004265683A (ja) 燃料電池発電制御システム
JP3935056B2 (ja) 燃料電池車両の制御装置
JP3908154B2 (ja) 燃料電池システム
EP1953857B1 (en) Fuel cell system
WO2008050594A1 (fr) Véhicule à pile à combustible
JP4744058B2 (ja) 燃料電池システム
EP3118922B1 (en) Fuel cell system
JP2008108538A (ja) 燃料電池システム
JP2004153958A (ja) 燃料電池車両の残走行情報報知装置
JP2002141091A (ja) 燃料電池電源装置の制御装置
JP4617638B2 (ja) 動力システム
JP7379571B2 (ja) 燃料電池システム
JP2004235093A (ja) 燃料電池システム
JP2006278153A (ja) 燃料電池システム及び燃料電池システムの制御方法
JP2008053112A (ja) 燃料電池システム
JP2003317775A (ja) 燃料電池システム
JP2021061104A (ja) システム、システムの制御方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050824

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050824

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080606

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4139191

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110613

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130613

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140613

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees