JP2004163658A - 電子写真装置のクリーニング装置 - Google Patents
電子写真装置のクリーニング装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004163658A JP2004163658A JP2002329491A JP2002329491A JP2004163658A JP 2004163658 A JP2004163658 A JP 2004163658A JP 2002329491 A JP2002329491 A JP 2002329491A JP 2002329491 A JP2002329491 A JP 2002329491A JP 2004163658 A JP2004163658 A JP 2004163658A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- developer
- electrophotographic apparatus
- printing member
- cleaning device
- liquid developer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 title claims abstract description 45
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 71
- 239000007787 solid Substances 0.000 claims abstract description 57
- 239000002270 dispersing agent Substances 0.000 claims abstract description 47
- 239000004745 nonwoven fabric Substances 0.000 claims abstract description 37
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims abstract description 20
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 33
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims 2
- 239000000463 material Substances 0.000 abstract description 4
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 abstract description 3
- 238000000576 coating method Methods 0.000 abstract description 3
- 238000011084 recovery Methods 0.000 abstract 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 25
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 8
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 description 8
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 5
- 238000007790 scraping Methods 0.000 description 5
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 3
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 3
- 230000004931 aggregating effect Effects 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000003313 weakening effect Effects 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Brushes (AREA)
- Wet Developing In Electrophotography (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
【課題】この発明の課題は、液体現像剤を使用した電子写真装置の不要な現像剤を除去するクリーニング装置において、液体現像剤中の固形成分の固着状態(物理的、電気的等)によらず、確実に除去できるクリーニング装置を実現することにある。
【解決手段】液体現像剤が残存している印刷部材の表面に、分散剤塗布部1により分散剤を塗布し、液体現像剤中の固形成分の凝集力を弱める。物理的力で固着した固形成分を、不織布による固着物剥離部2により、微細繊維で形成された不織布で摩擦することで剥離する。電気的に固着した固形成分を、電気的固着物剥離部3により現像剤と逆極性のバイアス電圧を加えることで、電気的に印刷部材表面から剥離させる。以上の処理により、印刷部材表面から剥離した固形成分及び分散剤等の液体成分を残存現像剤回収ブレード4により印刷部材から掻き取ることで回収する。
【選択図】 図1
【解決手段】液体現像剤が残存している印刷部材の表面に、分散剤塗布部1により分散剤を塗布し、液体現像剤中の固形成分の凝集力を弱める。物理的力で固着した固形成分を、不織布による固着物剥離部2により、微細繊維で形成された不織布で摩擦することで剥離する。電気的に固着した固形成分を、電気的固着物剥離部3により現像剤と逆極性のバイアス電圧を加えることで、電気的に印刷部材表面から剥離させる。以上の処理により、印刷部材表面から剥離した固形成分及び分散剤等の液体成分を残存現像剤回収ブレード4により印刷部材から掻き取ることで回収する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、液体現像剤を用いた電子写真装置に関し、高画質の画像を得るため、現像工程において、使用されずに感光体や中間転写体などの印刷部材の表面に残存した現像剤を、簡単な構造で確実に除去する電子写真装置のクリーニング装置を実現するものである。
【0002】
【従来の技術】
液体現像剤を用いる電子写真装置においては、現像工程で感光体に静電潜像を形成し、これに液体現像剤を塗布し、液体現像剤に含まれる固形成分(トナー粒子)の電荷と静電潜像との電界力によりトナー画像を形成し、これを中間転写体、最終的には印刷媒体に転写することで印刷を行っている。
【0003】
このような印刷工程において、感光体や中間転写体などの印刷部材に塗布、転写等された液体現像剤のうち、印刷工程に使用されずに各印刷部材の表面に残存している液体現像剤を、次の印刷処理に入る準備として除去する必要がある。
【0004】
このような残存液体現像剤を除去する従来のクリーニングには、図10の(a)に示すように、感光体50の表面にブレード51を接触させ、掻き取るようにして液体現像剤を除去する装置や(例えば、特許文献1)、図10の(b)に示すように、感光体50の表面に不織布を使用したクリーニング装置52を接触させ、擦り取るようにして液体現像剤を除去する装置(例えば、特許文献2)が考案されている。
【0005】
液体現像剤中の固形成分は電荷を含んでおり、感光体等の現像工程で使用される部材に電気的に固着する場合があり、このような場合には、上記のような機械的な力を加えることで液体現像剤を除去しようとしても、完全に除去しきれない場合があった。
【0006】
このような電気的な固着を考慮した除去方法として、図11に示すように、クリーニング装置に導電性の部材からなる導電性ローラー53を使用して、液体現像剤の固形成分の電荷とは逆極性の電圧を印加し、これにより固形成分の電気的な印刷部材への凝集力を弱め、印刷部材表面からの剥離を行い、現像剤を除去するもの(例えば、特許文献3)も考案されている。
【0007】
しかし、このような導電性部材を使用したクリーニング装置では、液体現像剤中の固形成分が感光体等の部材表面に物理的な力で固着している場合など、その液体現像剤の状態によっては完全に除去しきれず、印刷部材上に残ってしまい、次の印刷時に残存現像剤による汚れなどが発生したりといった画質低下の原因となることがあった。
【0008】
【特許文献1】
特開平8−254877号公報
【特許文献2】
特開2002−23577号公報
【特許文献3】
特開2001−222169号公報
【発明が解決しようとする課題】
前記のごとく、従来の技術では次のような問題点がある。
【0009】
液体現像剤を使用した電子写真装置の印刷工程で使用される感光体や中間転写体などの印刷部材には、印刷処理に使用されなかった現像剤が、残存現像剤として印刷部材の表面に残るが、次の印刷に備えて、この残存現像剤を除去する必要がある。
【0010】
この残存した現像剤を除去するクリーニング装置において、液体現像剤の使用状態により、その液体現像剤中の固形成分が各印刷部材に物理的に固着することや電気的に固着する場合があり、従来のブレードのみによるクリーニング装置や導電部材を使用したクリーニング装置のみでは除去できない場合があった。
【0011】
この発明の課題は、液体現像剤を使用した電子写真装置の印刷工程で使用される各印刷部材の表面に、印刷処理に使用されずに残存した液体現像剤を除去する電子写真装置のクリーニング装置において、その液体現像剤の使用状態による液体現像剤中の固形成分の固着状態(物理的、電気的等)によらず、確実に除去できる電子写真装置のクリーニング装置を実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記の問題点を解決するために、この発明では次に示す手段を取った。
【0013】
液体現像剤が残存している印刷部材の表面に、分散剤を塗布する手段を備え、印刷部材の表面に分散剤を塗布することで、印刷部材の表面に固着した液体現像剤中の固形成分の凝集力を弱めるようにする。
【0014】
微細繊維で形成された不織布により摩擦することで、残存現像剤を各印刷部材の表面から機械的な摩擦力により剥離する手段を備え、印刷部材の表面に物理的な力で固着している液体現像剤中の固形成分を擦り取るようにすることで、部材表面から剥離させる。
【0015】
導電性部材により構成され、液体現像剤中の固形成分の持つ電荷と逆極性のバイアス電圧を印加する手段を備え、印刷部材の表面に電気的な力で固着している液体現像剤中の固形成分に逆極性のバイアス電圧を加えることで、電気的に印刷部材表面から剥離させる。
【0016】
以上の処理により、印刷部材表面から剥離された固形成分及び分散剤等の液体成分をブレードにより印刷部材から掻き取ることで回収する。
【0017】
【発明の実施の形態】
この発明は、次に示す実施の形態を取った。
【0018】
図1に示すように、電子写真装置の印刷工程において、現像剤が印刷処理に使用されずに残存している印刷部材5の表面に、分散剤を塗布する分散剤塗布部1を備える。
【0019】
これにより、残存している液体現像剤中の固形成分が、分散剤により部材表面への凝集力が弱まり、除去しやすい状態とすることができる。また、分散剤を加えることで、残存現像剤回収ブレード4にて残存現像剤を回収する際に、ブレードのエッジ部分に残存現像剤の固形成分が再固着、堆積するのを防ぐことができる。
【0020】
微細繊維を不織布として形成したクリーニング用布を印刷部材表面に接触させ、印刷部材5の表面に固着した液体現像剤中の固形成分を擦り取るようにして、機械的な摩擦力を加えることで、印刷部材5の表面から剥離させる不織布による固着物剥離部2を備える。
【0021】
これにより、液体現像剤中の固形成分が、印刷部材5の表面に、物理的な力により固着している場合でも、機械的に摩擦力を加えて印刷部材表面から剥離することができ、除去しやすい状態にすることができる。
【0022】
導電性部材により構成され、液体現像剤中の固形成分の持つ電荷と逆極性のバイアス電圧を印加することができる電気的固着物剥離部3を備える。
【0023】
これにより、液体現像剤中の固形成分が持つ電荷により、電気的に印刷部材5に固着している場合、逆極性のバイアス電圧を加えることで、印刷部材5の表面から剥離することができ、除去しやすい状態にすることができる。
【0024】
印刷部材5の表面に接触し、擦り取るようにして剥離させた固形成分を含む液体現像剤及び分散剤を回収する残存現像剤回収ブレード4を備える。
【0025】
これにより、上記の各部で除去しやすい状態にした残存現像剤及び分散剤を印刷部材5の表面から回収することができる。
【0026】
分散剤塗布部1、不織布による固着物剥離部2、電気的固着物剥離部3の全部又は一部を回転体として構成しても良い。
【0027】
回転体とすることで、分散剤塗布のムラ、繊維の目詰まり、クリーニングのムラを防ぐことができる。また、接触面積を大きくすることができるので、長寿命化することができる。
【0028】
分散剤塗布部1、不織布による固着物剥離部2を一つの回転体として構成しても良い。さらに、分散剤塗布部1、不織布による固着物剥離部2、電気的固着物剥離部3を一つの回転体として構成しても良い。
【0029】
このように構成することで、部品数を減らせ、構造を簡素化でき、省スペース化を実現することができる。
【0030】
これらの回転体として構成された装置の全部又は一部の回転体の回転方向を、印刷部材との接触部が逆方向となるように回転させるよう構成しても良い。
【0031】
これにより、接触部での接触面積が大きくなり、より効果的に印刷部材に固着した固形成分等を印刷部材表面から剥離することができ、除去しやすい状態にすることができる。
【0032】
【実施例】
この発明による代表的な実施例を説明する。なお、以下において、同じ箇所は同一の符号を付してあり、詳細な説明を省略することがある。
【0033】
本装置は、液体現像剤を用いた電子写真装置において、印刷処理に使用されずに感光体や中間転写体などの印刷部材の表面に残存している現像剤を次の印刷処理の準備のために除去するクリーニング装置である。
【0034】
液体現像剤を用いた電子写真装置においては、印刷工程において、感光体表面に静電潜像を形成し、この静電潜像に液体現像剤を塗布する。塗布された液体現像剤中の固形成分(トナー粒子)は、電荷を有しており、静電潜像との電界力によりトナー画像を形成する。
【0035】
形成されたトナー画像を感光体から中間転写体、最終的には印刷媒体へと転写していき印刷が行われる。
【0036】
このような印刷工程において、すべての現像剤が印刷処理に使用されるわけではなく、印刷処理に使用されずに印刷部材の表面に残存する現像剤がある。
【0037】
このような残存現像剤は、次の印刷の準備として各印刷部材の表面から除去する必要があり、これを完全に除去しないと、残存現像剤による汚れなどが発生し、印刷画質の低下の原因となる。
【0038】
液体現像剤は、実際の画像形成に使用される固形成分(トナー粒子)と、この固形成分が凝集しないようにするための液体成分(キャリア液)を含んでいる。
【0039】
この液体現像剤が感光体から中間転写体に転写され、中間転写体から印刷媒体へ転写されるのであるが、このような転写によりもとの印刷部材に残存した現像剤は、液体成分が少なくなっており、固形成分が凝集しやすい状態となる。このような凝集しやすい状態の固形成分の一部が印刷部材の表面に凝集し、印刷部材の表面に固着すると、その除去が困難となる。
【0040】
図1に示すように、このように凝集しやすい状態になっている印刷部材上の残存現像剤に、分散剤を塗布する分散剤塗布部1を備えている。
【0041】
この分散剤塗布部1により、分散剤を残存現像剤に加えることで、凝集しやすくなっている固形成分の凝集力を弱め、もう一度分散させるようにできる。この分散剤としては、液体現像剤の液体成分であるキャリア液を使用しても良い。
【0042】
この分散剤塗布部1は、図2の(a)に示すように、刷毛状の部材として構成して塗布するようにしても良いが、塗りムラや、部品の寿命等を考慮し、図2の(b)に示すように回転体として構成しても良い。
【0043】
回転体として構成した場合は、図5に示すように、クリーニング対象である印刷部材5と接触部が逆方向となる方向に回転させても良い。より安定した塗布が可能となる。
【0044】
このように分散剤を加えることで、凝集力を弱めて残存現像剤の固形成分を印刷部材表面に凝集しないようにするのであるが、残存現像剤の中には、印刷工程において、物理的な圧力が加わり、印刷部材表面に強力に固着しているものもある。
【0045】
このような物理的な力によって印刷部材表面に固着している固形成分を除去するため、図1に示すように、不織布による固着物剥離部2を備えている。
【0046】
不織布による固着物剥離部2は、微細繊維を不織布として形成したクリーニング用布を、印刷部材5の表面に接触させるように構成するが、図3の(a)に示すように、平面的に構成しても良いし、繊維の目詰まり、ムラなく安定したクリーニングが行え、長寿命化できるよう図3の(b)に示すように、回転体として構成しても良い。
【0047】
また、図4に示すように、微細繊維を不織布として形成したクリーニング用布の下層に弾性層を設けるよう構成しても良い。
【0048】
このように構成すると、不織布による固着物剥離部2を印刷部材5の表面に押圧して接触させるとき、弾性層が印刷部材5の表面の形状に合わせて変形することで、クリーニング用布の印刷部材表面との接触が安定し、クリーニングムラの発生を防ぐことができる。
【0049】
さらに、不織布による固着物剥離部2を回転体として構成した場合には、図5に示すように、その回転方向を、クリーニング対象である印刷部材5と接触する部分で逆方向となるように回転させても良い。
【0050】
これにより、印刷部材の表面に固着した固形成分と不織布との接触時の相対速度が上がり、より強力に固着した固形成分を剥離することができるようになる。
【0051】
印刷部材の表面に残存している現像剤の中には、固形成分の持つ電荷により、電気的に印刷部材に固着しているものもある。このような電気的に固着している残存現像剤を除去しやすくするため、固形成分の持つ電荷と逆極性のバイアス電圧を印可する電気的固着物剥離部3を備えている。
【0052】
この電気的固着物剥離部3は、図6に示すように、印刷部材5の表面に電気的に固着している+の電荷をもった固形成分があった場合は、−のバイアス電圧を印加することで、固着している固形成分が、電気的固着物剥離部3に引っ張られる力が働き、これにより印刷部材5の表面から固形成分を剥離させ、除去しやすい状態とする。
【0053】
電気的固着物剥離部3は、図7の(a)に示すように、印刷部材5と対抗する部分を平面的に構成しても良いが、図7の(b)に示すように、回転体として構成しても良く、また、表面を導電性の繊維によるブラシとして構成するようにしても良い。
【0054】
表面を導電性の繊維によるブラシとすることで、帯電性が良くなり、さらに効果的に電気的に印刷部材5に固着した固形成分を剥離することができるようになる。
【0055】
また、電気的固着物剥離部3を回転体として構成した場合には、図5に示すように、クリーニング対象である印刷部材5との接触部が、逆方向となるよう回転させるようにしても良い。
【0056】
以上のような固着物等を印刷部材5の表面から剥離した状態の残存現像剤及び分散剤を、印刷部材5から回収するための残存現像剤回収ブレード4を備えている。
【0057】
これにより、物理的、電気的に印刷部材表面に固着していた固形成分を、印刷部材表面から剥離した状態の、除去しやすい残存現像剤を確実に印刷部材5の表面から掻き取り、回収することができる。
【0058】
このようにして残存現像剤を除去するのであるが、図8に示すように、分散剤塗布部1および不織布による固着物剥離部2を一つの回転体として構成しても良い。
【0059】
この場合、分散剤塗布、不織布による固着物剥離機能を合わせた回転体6は、回転体の表面を不織布として形成した微細繊維のクリーニング用布で被覆し、これに分散剤を浸透させ、印刷部材5の表面に分散剤を塗布しつつ、クリーニング用布で印刷部材5の表面に固着した固形成分を擦り取るようにする。
【0060】
また、図9に示すように、分散剤塗布部1、不織布による固着物剥離部2および電気的固着物剥離部3を一つの回転体として構成しても良い。
【0061】
この場合、分散剤塗布、不織布による固着物剥離、電気的固着物剥離機能を合わせた回転体7は、回転体の表面を不織布として形成した導電性を有する微細繊維のクリーニング用布で被覆し、これに分散剤を浸透させ、印刷部材5の表面に分散剤を塗布しつつ、クリーニング用布で印刷部材5の表面に固着した固形成分を擦り取り、さらに電気的に固着している現像剤の固形成分の持つ電荷とは逆極性のバイアス電圧を加えることで、電界力により印刷部材5の表面から固着物を剥離させるようにする。
【0062】
このような構成とすることで、部品数を減らすことができ、構造を簡略化し、コストを抑えた省スペースな装置とすることができる。
【0063】
【発明の効果】
この発明により、以下に示すような効果が期待できる。
【0064】
液体現像剤を使用した電子写真装置の印刷処理では、その印刷工程において、印刷工程に使用される感光体、中間転写体等の印刷部材に、液体現像剤を塗布、転写等するが、そのすべての現像剤が印刷処理に使用されるわけではなく、その一部は印刷部材の表面に使用されずに残存する。
【0065】
この残存現像剤を次の印刷処理の準備として、各印刷部材の表面から除去する必要があり、これを完全に除去しないと、残存現像剤による汚れが発生するなど画質低下の原因となる。
【0066】
残存現像剤は、使用の状態等により、物理的、電気的に各印刷部材の表面に固着することがあり、従来のブレードにより掻き取る装置では、完全に除去しきれない場合があった。
【0067】
本発明を利用することにより、現像剤の使用の状態により物理的、電気的な力によって各印刷部材の表面に固着した残存現像剤も、印刷部材表面から剥離させ、確実に除去することができるようになり、高画質な電子写真装置を実現することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成図である。
【図2】分散剤塗布部の構成例説明図である。
【図3】不織布による固着物剥離部の構成例説明図である。
【図4】不織布の下層に弾性層を設けた場合の構成説明図である。
【図5】印刷部材と回転体として構成した場合のクリーニング装置各部の回転方向説明図である。
【図6】電気的固着物剥離部の説明図である。
【図7】電気的固着物剥離部の構成例説明図である。
【図8】分散剤塗布、不織布による固着物剥離機能を合わせた場合の構成図である。
【図9】分散剤塗布、不織布による固着物剥離、電気的固着物剥離機能を合わせた場合の構成図である。
【図10】従来のクリーニング装置の説明図である。
【図11】従来の逆極性のバイアス電圧を印加して残存現像剤を除去する装置の説明図である。
【符号の説明】
1:分散剤塗布部
2:不織布による固着物剥離部
3:電気的固着物剥離部
4:残存現像剤回収ブレード
5:印刷部材
6:分散剤塗布、不織布による固着物剥離機能を合わせた回転体
7:分散剤塗布、不織布による固着物剥離機能、電気的固着物剥離機能を合わせた回転体
【発明の属する技術分野】
この発明は、液体現像剤を用いた電子写真装置に関し、高画質の画像を得るため、現像工程において、使用されずに感光体や中間転写体などの印刷部材の表面に残存した現像剤を、簡単な構造で確実に除去する電子写真装置のクリーニング装置を実現するものである。
【0002】
【従来の技術】
液体現像剤を用いる電子写真装置においては、現像工程で感光体に静電潜像を形成し、これに液体現像剤を塗布し、液体現像剤に含まれる固形成分(トナー粒子)の電荷と静電潜像との電界力によりトナー画像を形成し、これを中間転写体、最終的には印刷媒体に転写することで印刷を行っている。
【0003】
このような印刷工程において、感光体や中間転写体などの印刷部材に塗布、転写等された液体現像剤のうち、印刷工程に使用されずに各印刷部材の表面に残存している液体現像剤を、次の印刷処理に入る準備として除去する必要がある。
【0004】
このような残存液体現像剤を除去する従来のクリーニングには、図10の(a)に示すように、感光体50の表面にブレード51を接触させ、掻き取るようにして液体現像剤を除去する装置や(例えば、特許文献1)、図10の(b)に示すように、感光体50の表面に不織布を使用したクリーニング装置52を接触させ、擦り取るようにして液体現像剤を除去する装置(例えば、特許文献2)が考案されている。
【0005】
液体現像剤中の固形成分は電荷を含んでおり、感光体等の現像工程で使用される部材に電気的に固着する場合があり、このような場合には、上記のような機械的な力を加えることで液体現像剤を除去しようとしても、完全に除去しきれない場合があった。
【0006】
このような電気的な固着を考慮した除去方法として、図11に示すように、クリーニング装置に導電性の部材からなる導電性ローラー53を使用して、液体現像剤の固形成分の電荷とは逆極性の電圧を印加し、これにより固形成分の電気的な印刷部材への凝集力を弱め、印刷部材表面からの剥離を行い、現像剤を除去するもの(例えば、特許文献3)も考案されている。
【0007】
しかし、このような導電性部材を使用したクリーニング装置では、液体現像剤中の固形成分が感光体等の部材表面に物理的な力で固着している場合など、その液体現像剤の状態によっては完全に除去しきれず、印刷部材上に残ってしまい、次の印刷時に残存現像剤による汚れなどが発生したりといった画質低下の原因となることがあった。
【0008】
【特許文献1】
特開平8−254877号公報
【特許文献2】
特開2002−23577号公報
【特許文献3】
特開2001−222169号公報
【発明が解決しようとする課題】
前記のごとく、従来の技術では次のような問題点がある。
【0009】
液体現像剤を使用した電子写真装置の印刷工程で使用される感光体や中間転写体などの印刷部材には、印刷処理に使用されなかった現像剤が、残存現像剤として印刷部材の表面に残るが、次の印刷に備えて、この残存現像剤を除去する必要がある。
【0010】
この残存した現像剤を除去するクリーニング装置において、液体現像剤の使用状態により、その液体現像剤中の固形成分が各印刷部材に物理的に固着することや電気的に固着する場合があり、従来のブレードのみによるクリーニング装置や導電部材を使用したクリーニング装置のみでは除去できない場合があった。
【0011】
この発明の課題は、液体現像剤を使用した電子写真装置の印刷工程で使用される各印刷部材の表面に、印刷処理に使用されずに残存した液体現像剤を除去する電子写真装置のクリーニング装置において、その液体現像剤の使用状態による液体現像剤中の固形成分の固着状態(物理的、電気的等)によらず、確実に除去できる電子写真装置のクリーニング装置を実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
前記の問題点を解決するために、この発明では次に示す手段を取った。
【0013】
液体現像剤が残存している印刷部材の表面に、分散剤を塗布する手段を備え、印刷部材の表面に分散剤を塗布することで、印刷部材の表面に固着した液体現像剤中の固形成分の凝集力を弱めるようにする。
【0014】
微細繊維で形成された不織布により摩擦することで、残存現像剤を各印刷部材の表面から機械的な摩擦力により剥離する手段を備え、印刷部材の表面に物理的な力で固着している液体現像剤中の固形成分を擦り取るようにすることで、部材表面から剥離させる。
【0015】
導電性部材により構成され、液体現像剤中の固形成分の持つ電荷と逆極性のバイアス電圧を印加する手段を備え、印刷部材の表面に電気的な力で固着している液体現像剤中の固形成分に逆極性のバイアス電圧を加えることで、電気的に印刷部材表面から剥離させる。
【0016】
以上の処理により、印刷部材表面から剥離された固形成分及び分散剤等の液体成分をブレードにより印刷部材から掻き取ることで回収する。
【0017】
【発明の実施の形態】
この発明は、次に示す実施の形態を取った。
【0018】
図1に示すように、電子写真装置の印刷工程において、現像剤が印刷処理に使用されずに残存している印刷部材5の表面に、分散剤を塗布する分散剤塗布部1を備える。
【0019】
これにより、残存している液体現像剤中の固形成分が、分散剤により部材表面への凝集力が弱まり、除去しやすい状態とすることができる。また、分散剤を加えることで、残存現像剤回収ブレード4にて残存現像剤を回収する際に、ブレードのエッジ部分に残存現像剤の固形成分が再固着、堆積するのを防ぐことができる。
【0020】
微細繊維を不織布として形成したクリーニング用布を印刷部材表面に接触させ、印刷部材5の表面に固着した液体現像剤中の固形成分を擦り取るようにして、機械的な摩擦力を加えることで、印刷部材5の表面から剥離させる不織布による固着物剥離部2を備える。
【0021】
これにより、液体現像剤中の固形成分が、印刷部材5の表面に、物理的な力により固着している場合でも、機械的に摩擦力を加えて印刷部材表面から剥離することができ、除去しやすい状態にすることができる。
【0022】
導電性部材により構成され、液体現像剤中の固形成分の持つ電荷と逆極性のバイアス電圧を印加することができる電気的固着物剥離部3を備える。
【0023】
これにより、液体現像剤中の固形成分が持つ電荷により、電気的に印刷部材5に固着している場合、逆極性のバイアス電圧を加えることで、印刷部材5の表面から剥離することができ、除去しやすい状態にすることができる。
【0024】
印刷部材5の表面に接触し、擦り取るようにして剥離させた固形成分を含む液体現像剤及び分散剤を回収する残存現像剤回収ブレード4を備える。
【0025】
これにより、上記の各部で除去しやすい状態にした残存現像剤及び分散剤を印刷部材5の表面から回収することができる。
【0026】
分散剤塗布部1、不織布による固着物剥離部2、電気的固着物剥離部3の全部又は一部を回転体として構成しても良い。
【0027】
回転体とすることで、分散剤塗布のムラ、繊維の目詰まり、クリーニングのムラを防ぐことができる。また、接触面積を大きくすることができるので、長寿命化することができる。
【0028】
分散剤塗布部1、不織布による固着物剥離部2を一つの回転体として構成しても良い。さらに、分散剤塗布部1、不織布による固着物剥離部2、電気的固着物剥離部3を一つの回転体として構成しても良い。
【0029】
このように構成することで、部品数を減らせ、構造を簡素化でき、省スペース化を実現することができる。
【0030】
これらの回転体として構成された装置の全部又は一部の回転体の回転方向を、印刷部材との接触部が逆方向となるように回転させるよう構成しても良い。
【0031】
これにより、接触部での接触面積が大きくなり、より効果的に印刷部材に固着した固形成分等を印刷部材表面から剥離することができ、除去しやすい状態にすることができる。
【0032】
【実施例】
この発明による代表的な実施例を説明する。なお、以下において、同じ箇所は同一の符号を付してあり、詳細な説明を省略することがある。
【0033】
本装置は、液体現像剤を用いた電子写真装置において、印刷処理に使用されずに感光体や中間転写体などの印刷部材の表面に残存している現像剤を次の印刷処理の準備のために除去するクリーニング装置である。
【0034】
液体現像剤を用いた電子写真装置においては、印刷工程において、感光体表面に静電潜像を形成し、この静電潜像に液体現像剤を塗布する。塗布された液体現像剤中の固形成分(トナー粒子)は、電荷を有しており、静電潜像との電界力によりトナー画像を形成する。
【0035】
形成されたトナー画像を感光体から中間転写体、最終的には印刷媒体へと転写していき印刷が行われる。
【0036】
このような印刷工程において、すべての現像剤が印刷処理に使用されるわけではなく、印刷処理に使用されずに印刷部材の表面に残存する現像剤がある。
【0037】
このような残存現像剤は、次の印刷の準備として各印刷部材の表面から除去する必要があり、これを完全に除去しないと、残存現像剤による汚れなどが発生し、印刷画質の低下の原因となる。
【0038】
液体現像剤は、実際の画像形成に使用される固形成分(トナー粒子)と、この固形成分が凝集しないようにするための液体成分(キャリア液)を含んでいる。
【0039】
この液体現像剤が感光体から中間転写体に転写され、中間転写体から印刷媒体へ転写されるのであるが、このような転写によりもとの印刷部材に残存した現像剤は、液体成分が少なくなっており、固形成分が凝集しやすい状態となる。このような凝集しやすい状態の固形成分の一部が印刷部材の表面に凝集し、印刷部材の表面に固着すると、その除去が困難となる。
【0040】
図1に示すように、このように凝集しやすい状態になっている印刷部材上の残存現像剤に、分散剤を塗布する分散剤塗布部1を備えている。
【0041】
この分散剤塗布部1により、分散剤を残存現像剤に加えることで、凝集しやすくなっている固形成分の凝集力を弱め、もう一度分散させるようにできる。この分散剤としては、液体現像剤の液体成分であるキャリア液を使用しても良い。
【0042】
この分散剤塗布部1は、図2の(a)に示すように、刷毛状の部材として構成して塗布するようにしても良いが、塗りムラや、部品の寿命等を考慮し、図2の(b)に示すように回転体として構成しても良い。
【0043】
回転体として構成した場合は、図5に示すように、クリーニング対象である印刷部材5と接触部が逆方向となる方向に回転させても良い。より安定した塗布が可能となる。
【0044】
このように分散剤を加えることで、凝集力を弱めて残存現像剤の固形成分を印刷部材表面に凝集しないようにするのであるが、残存現像剤の中には、印刷工程において、物理的な圧力が加わり、印刷部材表面に強力に固着しているものもある。
【0045】
このような物理的な力によって印刷部材表面に固着している固形成分を除去するため、図1に示すように、不織布による固着物剥離部2を備えている。
【0046】
不織布による固着物剥離部2は、微細繊維を不織布として形成したクリーニング用布を、印刷部材5の表面に接触させるように構成するが、図3の(a)に示すように、平面的に構成しても良いし、繊維の目詰まり、ムラなく安定したクリーニングが行え、長寿命化できるよう図3の(b)に示すように、回転体として構成しても良い。
【0047】
また、図4に示すように、微細繊維を不織布として形成したクリーニング用布の下層に弾性層を設けるよう構成しても良い。
【0048】
このように構成すると、不織布による固着物剥離部2を印刷部材5の表面に押圧して接触させるとき、弾性層が印刷部材5の表面の形状に合わせて変形することで、クリーニング用布の印刷部材表面との接触が安定し、クリーニングムラの発生を防ぐことができる。
【0049】
さらに、不織布による固着物剥離部2を回転体として構成した場合には、図5に示すように、その回転方向を、クリーニング対象である印刷部材5と接触する部分で逆方向となるように回転させても良い。
【0050】
これにより、印刷部材の表面に固着した固形成分と不織布との接触時の相対速度が上がり、より強力に固着した固形成分を剥離することができるようになる。
【0051】
印刷部材の表面に残存している現像剤の中には、固形成分の持つ電荷により、電気的に印刷部材に固着しているものもある。このような電気的に固着している残存現像剤を除去しやすくするため、固形成分の持つ電荷と逆極性のバイアス電圧を印可する電気的固着物剥離部3を備えている。
【0052】
この電気的固着物剥離部3は、図6に示すように、印刷部材5の表面に電気的に固着している+の電荷をもった固形成分があった場合は、−のバイアス電圧を印加することで、固着している固形成分が、電気的固着物剥離部3に引っ張られる力が働き、これにより印刷部材5の表面から固形成分を剥離させ、除去しやすい状態とする。
【0053】
電気的固着物剥離部3は、図7の(a)に示すように、印刷部材5と対抗する部分を平面的に構成しても良いが、図7の(b)に示すように、回転体として構成しても良く、また、表面を導電性の繊維によるブラシとして構成するようにしても良い。
【0054】
表面を導電性の繊維によるブラシとすることで、帯電性が良くなり、さらに効果的に電気的に印刷部材5に固着した固形成分を剥離することができるようになる。
【0055】
また、電気的固着物剥離部3を回転体として構成した場合には、図5に示すように、クリーニング対象である印刷部材5との接触部が、逆方向となるよう回転させるようにしても良い。
【0056】
以上のような固着物等を印刷部材5の表面から剥離した状態の残存現像剤及び分散剤を、印刷部材5から回収するための残存現像剤回収ブレード4を備えている。
【0057】
これにより、物理的、電気的に印刷部材表面に固着していた固形成分を、印刷部材表面から剥離した状態の、除去しやすい残存現像剤を確実に印刷部材5の表面から掻き取り、回収することができる。
【0058】
このようにして残存現像剤を除去するのであるが、図8に示すように、分散剤塗布部1および不織布による固着物剥離部2を一つの回転体として構成しても良い。
【0059】
この場合、分散剤塗布、不織布による固着物剥離機能を合わせた回転体6は、回転体の表面を不織布として形成した微細繊維のクリーニング用布で被覆し、これに分散剤を浸透させ、印刷部材5の表面に分散剤を塗布しつつ、クリーニング用布で印刷部材5の表面に固着した固形成分を擦り取るようにする。
【0060】
また、図9に示すように、分散剤塗布部1、不織布による固着物剥離部2および電気的固着物剥離部3を一つの回転体として構成しても良い。
【0061】
この場合、分散剤塗布、不織布による固着物剥離、電気的固着物剥離機能を合わせた回転体7は、回転体の表面を不織布として形成した導電性を有する微細繊維のクリーニング用布で被覆し、これに分散剤を浸透させ、印刷部材5の表面に分散剤を塗布しつつ、クリーニング用布で印刷部材5の表面に固着した固形成分を擦り取り、さらに電気的に固着している現像剤の固形成分の持つ電荷とは逆極性のバイアス電圧を加えることで、電界力により印刷部材5の表面から固着物を剥離させるようにする。
【0062】
このような構成とすることで、部品数を減らすことができ、構造を簡略化し、コストを抑えた省スペースな装置とすることができる。
【0063】
【発明の効果】
この発明により、以下に示すような効果が期待できる。
【0064】
液体現像剤を使用した電子写真装置の印刷処理では、その印刷工程において、印刷工程に使用される感光体、中間転写体等の印刷部材に、液体現像剤を塗布、転写等するが、そのすべての現像剤が印刷処理に使用されるわけではなく、その一部は印刷部材の表面に使用されずに残存する。
【0065】
この残存現像剤を次の印刷処理の準備として、各印刷部材の表面から除去する必要があり、これを完全に除去しないと、残存現像剤による汚れが発生するなど画質低下の原因となる。
【0066】
残存現像剤は、使用の状態等により、物理的、電気的に各印刷部材の表面に固着することがあり、従来のブレードにより掻き取る装置では、完全に除去しきれない場合があった。
【0067】
本発明を利用することにより、現像剤の使用の状態により物理的、電気的な力によって各印刷部材の表面に固着した残存現像剤も、印刷部材表面から剥離させ、確実に除去することができるようになり、高画質な電子写真装置を実現することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成図である。
【図2】分散剤塗布部の構成例説明図である。
【図3】不織布による固着物剥離部の構成例説明図である。
【図4】不織布の下層に弾性層を設けた場合の構成説明図である。
【図5】印刷部材と回転体として構成した場合のクリーニング装置各部の回転方向説明図である。
【図6】電気的固着物剥離部の説明図である。
【図7】電気的固着物剥離部の構成例説明図である。
【図8】分散剤塗布、不織布による固着物剥離機能を合わせた場合の構成図である。
【図9】分散剤塗布、不織布による固着物剥離、電気的固着物剥離機能を合わせた場合の構成図である。
【図10】従来のクリーニング装置の説明図である。
【図11】従来の逆極性のバイアス電圧を印加して残存現像剤を除去する装置の説明図である。
【符号の説明】
1:分散剤塗布部
2:不織布による固着物剥離部
3:電気的固着物剥離部
4:残存現像剤回収ブレード
5:印刷部材
6:分散剤塗布、不織布による固着物剥離機能を合わせた回転体
7:分散剤塗布、不織布による固着物剥離機能、電気的固着物剥離機能を合わせた回転体
Claims (9)
- 液体現像剤を用いた電子写真装置の、現像工程に使用される画像支持体、中間転写体等の各印刷部材に付着した不要な残存現像剤を取り除く電子写真装置のクリーニング装置において、
現像剤が残存している印刷部材の表面に分散剤を塗布する手段と、
不織布として形成した微細繊維で、摩擦により現像剤を各印刷部材から剥離する手段と、
液体現像剤中の固形成分の持つ電荷と逆極性のバイアス電圧を印加した導電性部材により残存現像剤を剥離させる手段と、
残存現像剤を印刷部材表面から除去し、回収するブレードと
を備えることを特徴とする電子写真装置のクリーニング装置。 - 液体現像剤を用いた電子写真装置の、現像工程に使用される画像支持体、中間転写体等の各印刷部材に付着した不要な残存現像剤を取り除く電子写真装置のクリーニング装置において、
前記不織布として形成した微細繊維で、摩擦により現像剤を剥離する手段として、不織布の下層に弾性層、
を備えることを特徴とする請求項1記載の電子写真装置のクリーニング装置。 - 液体現像剤を用いた電子写真装置の、現像工程に使用される画像支持体、中間転写体等の各印刷部材に付着した不要な残存現像剤を取り除く電子写真装置のクリーニング装置において、
前記液体現像剤中の固形成分の持つ電荷と逆極性のバイアス電圧を印加した導電性部材により残存現像剤を剥離させる手段として、導電性繊維を用いたブラシとして構成する、
ことを特徴とする請求項1記載の電子写真装置のクリーニング装置。 - 液体現像剤を用いた電子写真装置の、現像工程に使用される画像支持体、中間転写体等の各印刷部材に付着した不要な残存現像剤を取り除く電子写真装置のクリーニング装置において、
前記分散剤を塗布する手段、不織布として形成した微細繊維で、摩擦により現像剤を剥離する手段、及び液体現像剤中の固形成分と逆極性のバイアス電圧を印加した導電性部材により残存現像剤を剥離させる手段を、それぞれ回転体で構成する、
ことを特徴とする請求項1記載の電子写真装置のクリーニング装置。 - 液体現像剤を用いた電子写真装置の、現像工程に使用される画像支持体、中間転写体等の各印刷部材に付着した不要な残存現像剤を取り除く電子写真装置のクリーニング装置において、
前記回転体で構成された、分散剤を塗布する手段、不織布として形成した微細繊維で、摩擦により現像剤を剥離する手段、及び液体現像剤中の固形成分と逆極性のバイアス電圧を印加した導電性部材により残存現像剤を剥離させる手段の回転方向を、印刷部材に対し、全部の回転体または一部の回転体を逆回転するよう構成する、
ことを特徴とする請求項4記載の電子写真装置のクリーニング装置。 - 液体現像剤を用いた電子写真装置の、現像工程に使用される画像支持体、中間転写体等の各印刷部材に付着した不要な残存現像剤を取り除く電子写真装置のクリーニング装置において、
前記分散剤を塗布する手段、不織布として形成した微細繊維で、摩擦により現像剤を剥離する手段を、一つの回転体で構成する、
ことを特徴とする請求項1記載の電子写真装置のクリーニング装置。 - 液体現像剤を用いた電子写真装置の、現像工程に使用される画像支持体、中間転写体等の各印刷部材に付着した不要な残存現像剤を取り除く電子写真装置のクリーニング装置において、
前記回転体で構成された、分散剤を塗布する手段、不織布として形成した微細繊維で、摩擦により現像剤を剥離する手段の回転方向を、印刷部材に対し、逆回転するよう構成する、
ことを特徴とする請求項6記載の電子写真装置のクリーニング装置。 - 液体現像剤を用いた電子写真装置の、現像工程に使用される画像支持体、中間転写体等の各印刷部材に付着した不要な残存現像剤を取り除く電子写真装置のクリーニング装置において、
前記分散剤を塗布する手段、不織布として形成した微細繊維で、摩擦により現像剤を剥離する手段、及び液体現像剤中の固形成分と逆極性のバイアス電圧を印加した導電性部材により残存現像剤を剥離させる手段を、一つの回転体で構成する、
ことを特徴とする請求項1記載の電子写真装置のクリーニング装置。 - 液体現像剤を用いた電子写真装置の、現像工程に使用される画像支持体、中間転写体等の各印刷部材に付着した不要な残存現像剤を取り除く電子写真装置のクリーニング装置において、
前記回転体で構成された、分散剤を塗布する手段、不織布として形成した微細繊維で、摩擦により現像剤を剥離する手段、及び液体現像剤中の固形成分と逆極性のバイアス電圧を印加した導電性部材により残存現像剤を剥離させる手段の回転方向を、印刷部材に対し、逆回転するよう構成する、
ことを特徴とする請求項8記載の電子写真装置のクリーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002329491A JP2004163658A (ja) | 2002-11-13 | 2002-11-13 | 電子写真装置のクリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002329491A JP2004163658A (ja) | 2002-11-13 | 2002-11-13 | 電子写真装置のクリーニング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004163658A true JP2004163658A (ja) | 2004-06-10 |
Family
ID=32807469
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002329491A Pending JP2004163658A (ja) | 2002-11-13 | 2002-11-13 | 電子写真装置のクリーニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004163658A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007279382A (ja) * | 2006-04-06 | 2007-10-25 | Fuji Xerox Co Ltd | カラー画像形成装置 |
JP2014106323A (ja) * | 2012-11-27 | 2014-06-09 | Konica Minolta Inc | 湿式画像形成装置 |
-
2002
- 2002-11-13 JP JP2002329491A patent/JP2004163658A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007279382A (ja) * | 2006-04-06 | 2007-10-25 | Fuji Xerox Co Ltd | カラー画像形成装置 |
JP2014106323A (ja) * | 2012-11-27 | 2014-06-09 | Konica Minolta Inc | 湿式画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2001337572A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3871170B2 (ja) | 湿式電子写真装置 | |
JP2011158905A (ja) | 電気泳動方式印刷装置または複写装置における転写ユニット | |
JP3347663B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2004163658A (ja) | 電子写真装置のクリーニング装置 | |
JPH08123207A (ja) | 湿式画像形成装置 | |
JPH1173080A (ja) | クリーニング装置およびそれを用いた電子写真装置 | |
JP2000056576A (ja) | 湿式電子写真装置 | |
JPH0968901A (ja) | 残留トナー回収装置 | |
JPH01273083A (ja) | 画像形成装置のクリーニング装置 | |
JP2001005358A (ja) | 湿式電子写真装置のクリーニング装置 | |
JP3790718B2 (ja) | 液体現像電子写真装置のクリーニング方法及び液体現像電子写真装置 | |
JPH10274885A (ja) | 液体現像装置 | |
JP3587615B2 (ja) | 電子写真装置 | |
JPH09127844A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4373620B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001109350A (ja) | 画像形成装置のクリーニング装置 | |
JPH08254932A (ja) | 湿式記録装置のクリーニング装置 | |
JPH10143039A (ja) | クリーニング装置及び画像形成装置 | |
JP3363315B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0566705A (ja) | 画像形成装置のクリーニング装置 | |
JPH04270370A (ja) | 湿式クリーニング装置 | |
JP4710373B2 (ja) | クリーニング装置 | |
JPH11305624A (ja) | 電子写真記録装置 | |
JPH05313512A (ja) | 画像形成装置 |