JPH10143039A - クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置及び画像形成装置

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JPH10143039A
JPH10143039A JP29488896A JP29488896A JPH10143039A JP H10143039 A JPH10143039 A JP H10143039A JP 29488896 A JP29488896 A JP 29488896A JP 29488896 A JP29488896 A JP 29488896A JP H10143039 A JPH10143039 A JP H10143039A
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magnetic
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cleaning
image carrier
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JP29488896A
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Keiko Igarashi
けい子 五十嵐
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体表面に付着しているコロナ生成物や
タルク等を除去し、これらによる画質劣化を防止し、ま
たクリーニングブレードめくれを防止し、更にはクリー
ニングブレード跡の防止等を実現して像担持体及びクリ
ーニングブレードの長寿命化を達成すること、及びより
よい画像を保持する長期安定したクリーニング装置及び
画像形成装置を提供する。 【解決手段】 現像剤による像を転写した後に、像担持
体上に残留した現像剤を除去するクリーニング装置にお
いて、像担持体上の現像剤を除去するために、像担持体
表面に圧接した弾性体からなるクリーニングブレード
と、像担持体表面付着物を除去するために、像担持体表
面に磁気粒子を接触させる磁気ブラシとを有することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は像担持体上に現像剤
によって現像した像を転写材に転写して画像を形成する
複写機やプリンタ、ファクシミリ装置等において、現像
像転写後に像担持体上に残留した現像材を除去するクリ
ーニング装置及びこれを用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】像担持体の表面に静電的に形成した静電
潜像を現像装置によって現像し、その現像像を紙等の転
写材に転写する工程を繰り返す電子写真方式の画像形成
装置においては、転写の際にすべての現像剤を像担持体
から転写材に転移させることは困難であり、若干の現像
剤が像担持体に残るのは避けられない。このため、残留
現像剤を転写の都度、十分にクリーニングすることが必
要となる。
【0003】そのためのクリーニング手段としては、従
来から種々な提案がなされているが、ウレタンゴムなど
の弾性体材料からなるクリーニングブレードに形成した
尖鋭なエッジを像坦持体の走行方向にみて転写部位より
も下流側において、像担持体表面に圧接して残留現像剤
を掻き取るように構成したものが、構造が簡単で小型で
あり、コスト的にも有利であるなどの利点があるために
従来から広く使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、以下のような課題があった。即ち、画像形成
するために行うコロナ放電により発生するコロナ生成物
や、紙等の転写材から発生する紙粉に含まれるタルク等
を上記クリーニング装置で完全に掻き取ることは難し
い。そのために、像担持体上に残ったコロナ生成物やタ
ルク等が空気中の水分を吸収して画像を乱すことがあ
る。
【0005】特に、クリーニングブレードと像担持体と
の摩擦を軽減するための周方向の溝および連続運転によ
る像担持体上の溝(傷)にコロナ生成物やタルク等が付
着し、そのコロナ生成物やタルク等により画質劣化を引
き起こす場合がある。
【0006】また、像担持体上に付着したコロナ生成物
やタルク等により表面の粘性が増加してクリーニングブ
レードの滑りが悪くなり、クリーニングブレード自体が
めくれてしまったり、クリーニングブレードの振動が大
きくなって像担持体上にその跡が残ってしまうおそれが
あった。
【0007】今までは、コロナ生成物やタルク等による
画質劣化を生じた場合、これを除去するために像担持体
の内側にドラムヒータを設置し、像担持体の温度を上昇
させることにより、像担持体表面上の水分を蒸発させ、
コロナ生成物の水分吸収による画質劣化を防止する方
法、或いは装置本体から像担持体を取り出し、像担持体
表面を水拭きしてコロナ生成物を像担持体表面上から拭
き取る方法をとってきた。また、像担持体表面自体を積
極的に削る(研磨する)方法をとってきた。
【0008】しかし、ドラムヒーターは高価であり消費
電力も大きいという問題があり、また直接像担持体を本
体からとりだし拭く場合は、ダウンタイムが長く、拭く
時に傷をつけてしまったり、像担持体上に不純物をつけ
てしまう恐れがあり、像担持体を積極的に削る方法で
は、像担持体表面上に削るのみならず深傷を生じたり、
削ることによりドラムの寿命を短くしてしまっていた。
【0009】また、クリーニングブレードめくれやクリ
ーニングブレード跡については、発生してからわかるた
め、像担持体である感光ドラム及びクリーニングブレー
ドの交換で対処するほかなかった。しかし、特に感光ド
ラムは本体構成部品の中でも特に高価であり、ランニン
グコストを大きくしてしまっていた。
【0010】本発明は上記課題を解決するものであり、
その目的は、像担持体表面に付着しているコロナ生成物
やタルク等を除去し、これらによる画質劣化を防止し、
またクリーニングブレードめくれを防止し、更にはクリ
ーニングブレード跡の防止等を実現して像担持体及びク
リーニングブレードの長寿命化を達成すること、及びよ
りよい画像を保持する長期安定したクリーニング装置及
び画像形成装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、現像剤による像を転写
した後に、像担持体上に残留した現像剤を除去するクリ
ーニング装置において、像担持体上の現像剤を除去する
ために、像担持体表面に圧接した弾性体からなるクリー
ニングブレードと、像担持体表面付着物を除去するため
に、像担持体表面に磁気粒子を接触させる磁気ブラシと
を有することを特徴とする。
【0012】上記構成にあっては、磁気ブラシによって
像担持体表面に付着したコロナ生成物やタルク等を除去
し、コロナ生成物やタルク等による画質の劣化を防止
し、クリーニングブレードのめくれを防止することがで
きる。このため、クリーニング装置及び像担持体の長寿
命化を達成し得る。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明に係るクリーニング装
置を用いた画像形成装置の一実施形態について、図面を
参照して具体的に説明する。
【0014】〔第1実施形態〕図1乃至図3を参照して
本発明の第1実施形態について説明する。尚、図1は画
像形成装置の全体構成を説明するための模式説明図であ
り、図2はクリーニング装置の構成模式説明図、図3は
画像形成時における像担持体の表面電位の説明図であ
る。
【0015】尚、ここではまず画像形成装置の全体構成
について説明し、次に該画像形成装置に用いたクリーニ
ング装置の構成について説明する。
【0016】{画像形成装置の全体構成}図1におい
て、1は従来のフルカラー複写機であって、該複写機1
の本体内には、像担持体である感光ドラム2が矢印方向
に回転可能に軸支されており、その周囲に以下に述べる
画像形成手段が配置されている。
【0017】上記感光ドラム2は、一次帯電器3によっ
て均一に帯電され、例えばレーザービーム露光装置等を
用いた図示しない露光手段によって色分解された光像又
はこれに相当する光像が照射され、上記感光ドラム2の
周面に静電潜像を形成する。上記静電潜像は、各色現像
装置4によってトナーとキャリアを含む二成分現像剤が
付与されて可視画像、すなわち現像像が形成される。
【0018】上記現像装置4は、マゼンタ、シアン、イ
エロー、ブラックの4色の現像剤を各別に収納する4個
の現像器4M、4C、4Y、4Bkを内蔵している。上記
現像装置4は、所望の現像器を感光ドラム2の外周面に
接離させて該感光ドラム2上に形成された静電潜像の現
像を行う。
【0019】上記感光ドラム2上に形成された現像像
は、転写装置である転写ドラム5に担持されて矢印方向
に搬送される被記録材である転写材Pに転写される。そ
して、画像転写後に感光ドラム2表面上は、ドラム回転
方向下流側に配置されたクリーニング装置7の磁気ブラ
シローラーにより感光ドラム表面上2を摺擦しつつ、ク
リーニング装置7のクリーニングブレードによって感光
ドラム上の残留現像剤を除去するように構成されてい
る。このクリーニング装置7の構成については、後で詳
述する。
【0020】前記転写ドラム5は、その外周面に転写シ
ート8が貼着されており、内部に転写材Pを該転写シー
ト8に吸着保持せしめるための転写材吸着手段を有す
る。この転写材吸着手段は、感光ドラム2の現像像とは
逆特性の電荷を転写シート8の反面側に付与する吸着用
帯電器9と、転写ドラム5の外側に設けられた導電ロー
ラ10を有する。この導電ローラ10は吸着用帯電器9の対
向電極になると共に、転写材Pに電荷を注入し、転写シ
ート8に転写材Pを静電吸着させる作用をなす。
【0021】また上記転写ドラム5内には、感光ドラム
2との圧接位置に相当する箇所に、転写シート8に現像
剤と反対極性の電荷を付与する転写用帯電器11が設けら
れている。更に上記転写ドラム5の内外には、画像転写
後の転写材Pの転写シート8に対する吸着力を弱めるた
めに転写シート8を挟んで対向する一対のACコロナ放
電器12,13が設けられている。また上記ACコロナ放電
器12,13より転写ドラム5の回転方向下流側には分離爪
14が設けられている。更に上記外側ACコロナ放電器13
に隣接してACコロナ放電器15が設けられており、この
ACコロナ放電器15は転写材Pと転写シート8が分離す
る際に生ずる剥離放電による画像乱れを防止するためA
Cコロナ放電を行う。
【0022】カセット16に収容された転写材Pはピック
アップローラ17によって最上位のものから1枚ずつ給送
され、レジストローラ対18によって感光ドラム2上に形
成された現像像と同期して搬送される。そして転写ドラ
ム5に搬送された転写材Pは、導電ローラ10及び吸着用
帯電器9間を通過する際に該転写ドラム5の外周面に貼
着された転写シート8に吸着保持されて搬送され、転写
ドラム5と感光ドラム2が圧接する際に転写用帯電器11
によって現像像が転写材Pに転写される。画像転写後の
転写材Pは転写ドラム5に担持されたまま搬送され、A
Cコロナ放電器12、13を通過する際に吸着力が弱めら
れ、分離爪14によって転写ドラム5の転写シート8上よ
り分離される。
【0023】分離後の転写材Pは、搬送ベルト19によっ
て下流側に搬送され、定着ローラ20及び加圧ローラ21間
を通過する際に現像像が加熱定着される。そして片面画
像形成時には、画像定着後の転写材Pは、排出ローラ対
22によって、装置外の排出トレイ23に排出される。
【0024】また、両面画像形成時には、画像定着後の
転写材Pは、排出ローラ対22によって、装置内の両面カ
セット24に一時保存される。そして、両面カセット24に
一時保存された転写材Pが再び両面カセットピックアッ
プローラ17によって最上位のものから1枚ずつ給送さ
れ、画像形成動作が繰り返され、裏面にも画像形成され
る。
【0025】{クリーニング装置の構成説明}次に前記
画像形成装置に用いられたクリーニング装置7の構成に
ついて説明する。
【0026】図2はクリーニング装置7の概略断面図で
あって、感光ドラム2に近接配置されたこのクリーニン
グ装置7は、感光ドラム2に対向する側に開口部を有し
ていて、この開口部の上方側端部に設けたクリーニング
ブレード7aが感光ドラム2の表面に圧接し、開口部の
下方側端部に設けたスクイシート7bが感光ドラム2の
表面に軽く当接している。
【0027】そして、前記クリーニング容器内には、ク
リーニングブレード7aよりも感光ドラム2の回転方向
上流側に磁気ブラシとなる磁気ブラシローラ7cが配設
してある。
【0028】前記磁気ブラシローラ7cは、中心に円周
方向に偶数の磁極を有し、長手方向全体に磁極を有する
マグネットローラ7c1 が配設されており、このマグネ
ットローラ7c1 を囲んで、アルミニウム、ステンレス
銅、チタン銅などの非磁性材料からなる剤担持体である
スリーブ7c2 が回転可能に配置され、このスリーブ7
c2 上にはキャリアたる磁気粒子25が保持されて穂が形
成されるようになっている。尚、感光ドラム2の表面の
感光層としては、α-Se 、CdS 、ZnO2、OPC 、α−Siな
ど公知の様々なものを使用できるが、機械的強度の低い
OPC 感光体は本発明を適用する場合に特に有効である。
【0029】ここで、上記クリーニング装置の動作につ
いて説明する。図3に本実施形態の画像形成装置によっ
て画像を形成するときの感光ドラム表面電位の例を示
す。尚、図3(a) は潜像形成時のドラム表面電位を示
し、図3(b) はクリーニング装置7の位置でのドラム表
面電位を示している。
【0030】本実施形態における感光ドラム2の表面電
位は画像形成装置の設置してある環境により変化する
が、環境変動も加味して最低約−900 V、最高約200 V
となるように設定してある。そしてスリーブ7c2 上で
穂を形成しているキャリアはプラスに帯電する特性をも
っているので、感光ドラム2の表面電位Vp に対して磁
気ブラシローラ電位Vdcが大きくプラスになっていると
(Vp ≪Vdc)、感光ドラム2にキャリアが付着してし
まう。すると、その下流方向にあるクリーニングブレー
ド27にキャリアが到達してしまい、感光ドラム2上の残
留現像剤のクリーニング性能に影響を及ぼしたり、感光
ドラム2上に傷をつけてしまうことになる。そこで、磁
気ブラシローラ7cのキャリアが感光ドラム2に付着し
ないようなDCバイアスをキャリアにより求め、そのD
CバイアスをDCバイアス回路26によって磁気ブラシロ
ーラ7cに印加する。
【0031】逆に、トナーはマイナスに帯電する特性を
持っているので、感光ドラム2の表面電位に対して磁気
ブラシローラ7cの電位が大きくマイナスになっている
と(Vp ≫Vdc)、感光ドラム2にトナーが付着してし
まうが、これはその下流側にあるクリーニングブレード
7aで除去することができる。
【0032】つまり、このクリーニング装置7の磁気ブ
ラシローラ7cは感光ドラム2表面上をキャリアを付着
させることなく、摺際することができればよい。特に磁
気ブラシローラ7cにより残留トナーを除去する構成に
はなっていないので、磁気ブラシローラ7cが感光ドラ
ム表面上を摺擦した後、クリーニングブレード7aで残
留トナーを掻き取る必要がある。
【0033】上記クリーニングブレード7aによって除
去したトナーは磁気ブラシローラ7cによりクリーニン
グ装置内に送られるが、磁気ブラシローラ上のキャリア
が一定量のため、トナーが順次送られてくると、トナー
が飽和してしまう。キャリアに付着しきれないトナー
は、磁気ブラシローラ7cの穂がクリーニング装置内に
トナーを送り込むものとして働き、スクイシート7bで
そのトナーを回収してクリーニング装置内に回収するこ
とができる。また、磁気ブラシローラ7cの穂に静電的
に付着しているトナーが飽和するとクリーニング装置内
で磁気ブラシローラ7cの穂から離れる。これは、クリ
ーニング装置7の開口面はクリーニングブレード7aと
クリーニング装置のスクイシート7bによって囲まれて
いるため、空間のあるクリーニング装置内でトナーが磁
気ブラシローラ7cの穂より離脱するためである。そし
て、クリーニング装置内に運ばれ、磁気ブラシローラ7
cより離れたトナーは図2の搬送スクリュー7dによっ
て、本体方向奥側に向かって搬送され、不図示の廃トナ
ー容器に送られる。
【0034】このようにすることによって、像担持体表
面に付着しているコロナ生成物やタルク等を除去し、コ
ロナ生成物やタルク等による画質劣化の防止、クリーニ
ングブレードめくれ防止、クリーニングブレード跡の防
止等を実現して感光ドラム及びクリーニングブレードの
長寿命化を達成することが可能となる。
【0035】また、マグネットローラ7c1 の円周方向
に偶数の磁極を設けることにより、反発極ができないた
めにキャリアのマグネットローラからの剥ぎ取りがなく
なる。即ち、前記キャリアの剥ぎ取りがあると、そのキ
ャリアがクリーニング容器内の搬送スクリューでクリー
ニング装置外に排出されてしまい、マグネットローラ上
にキャリアが不足することになるが、本実施形態にあっ
てはそのおそれはない。
【0036】尚、前記クリーニングブレード7aを長手
方向に一定周期で往復移動可能に構成してもよい。この
ようにすると、クリーニングブレード先端に到達してし
まった紙粉を一定位置に溜めることがなくなり、ブレー
ド先端から除去することができる。こうすることによ
り、クリーニングブレード先端の紙粉によるクリーニン
グ不良をなくすことができるものである。
【0037】〔第2実施形態〕図4はクリーニング装置
の第2実施形態を示す図であり、図のクリーニング装置
7′には磁気ブラシローラ7cにDCバイアス回路26と
ACバイアス回路27が接続してあり、DCバイアスと共
にACバイアスを重畳するよう構成してある。尚、この
クリーニング装置7′を使用する画像形成装置の構成は
前述した第1実施形態と同一であるために、ここでは説
明を省略する。
【0038】このクリーニング装置7′のDCバイアス
については、磁気ブラシローラ7cのキャリアが感光ド
ラム2に付着しないようなDCバイアスをキャリアによ
り求め、そのDCバイアスを磁気ブラシローラ7cに印
加する。逆に、トナーはマイナスに帯電する特性を持っ
ているので、感光ドラムの表面電位に対して磁気ブラシ
ローラ7cの電位が大きくマイナスになっていると(V
p ≫Vdc)、感光ドラム2にトナーが付着してしまう
が、これはその下流側にあるクリーニングブレード7a
で除去することができる。つまり、このクリーニング装
置7′の磁気ブラシローラ7cは感光ドラム表面上にキ
ャリアを付着させることなく、摺擦することができれば
よい。
【0039】そして、前記DCバイアスにACバイアス
を重畳することによって感光ドラム2の表面上とスリー
ブ7c2 の表面上の間隙で現像剤の往復運動がおこり、
ただ当接走行しているときに比べて電界によって現像剤
が感光ドラム表面をたたく力が増加することになる。従
って、磁気粒子が感光ドラム表面上を摺擦し、表面上の
不純物を除去する力が増大するものである。
【0040】尚、前述した第1実施形態と同様に、特に
磁気ブラシローラにより残留トナーを除去する構成には
なっていないので、磁気ブラシローラが感光ドラム表面
上を摺擦した後、クリーニングブレードで残留トナーを
掻き取る必要があることはいうまでもなく、且つこの廃
トナー回収構成は第1実施形態と同様である。
【0041】このようにすることによって、感光ドラム
2の表面に付着しているコロナ生成物やタルク等を除去
し、コロナ生成物やタルク等による画質劣化の防止、ク
リーニングブレードめくれ防止、クリーニングブレード
跡の防止等を実現して感光ドラム及びクリーニングブレ
ードの長寿命化、磁気ブラシローラの小型化及び長寿命
化を達成することが可能となる。
【0042】〔第3実施形態〕次にクリーニング装置の
第3実施形態について図5及び図6を参照して説明す
る。尚、この実施形態にあっては、クリーニング装置
7″の構成は前述した第2実施形態のクリーニング装置
と同様に、磁気ブラシローラ7cにDCバイアス回路26
とACバイアス回路27が接続してあり、DCバイアスと
共にACバイアスを重畳するよう構成してある。また、
これを用いた画像形成装置は第1実施形態と同一である
ため、重複する説明は省略する。
【0043】この実施形態に係るクリーニング装置7″
にあっては、磁気ブラシローラ7cに印加するDCバイ
アスを、クリーニング装置7″の位置における感光ドラ
ム2の表面電位の変化に応じて変化させるように構成し
たものである。
【0044】例えば、クリーニング装置7″位置での感
光ドラム2の表面電位が図3で示すものの場合、クリー
ニング装置7″の磁気ブラシローラ7cに図6に示すよ
うなDCバイアスを印加する。
【0045】上記DCバイアスは、クリーニング装置
7″の位置における感光ドラム表面電位よりも若干小さ
い値であり、このバイアス印加によって磁気ブラシロー
ラ上の穂を形成しているキャリアが感光ドラム2に付着
しないだけの電位差を保持させつつ、感光ドラム2に対
してトナーが付着することがないような電位差になるよ
うに設定する。このように設定すると、感光ドラム2へ
トナーを付着させることがなくなるために、クリーニン
グブレード7aは感光ドラム上の残留トナーのみを除去
すればよくなり、クリーニングブレード7aの負担が軽
くなる。また、このときACバイアスは常に印加してお
く。
【0046】上記のクリーニング装置7″にあっては、
感光ドラム表面に付着しているコロナ生成物やタルク等
を除去し、コロナ生成物やタルク等による画質劣化の防
止し、クリーニングブレードめくれ防止、クリーニング
ブレード跡の防止等を実現して感光ドラム及びクリーニ
ングブレードの更なる長寿命化、磁気ブラシローラの小
型化及び長寿命化を達成することが可能となる。
【0047】
【発明の効果】本発明は前述したように、現像剤による
像を転写した後に、像担持体上に残留した現像剤を除去
するクリーニング装置において、残留現像剤を除去する
ためのクリーニングブレード以外に、像担持体上を摺擦
するための磁気ブラシを配設したために、像担持体表面
に付着しているコロナ生成物やタルク等を除去し、コロ
ナ生成物やタルク等による画質劣化の防止、クリーニン
グブレードめくれ防止、クリーニングブレード跡の防止
等を実現して感光ドラム及びクリーニングブレードの長
寿命化を達成することが可能となった。
【0048】また、上記クリーニング装置を用いて画像
形成装置を構成することにより、ランニングコストの低
下とサービス性の向上を達成し、かつ安定した画質を提
供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の全体構成を説明するための模式
説明図である。
【図2】クリーニング装置の構成模式説明図である。
【図3】画像形成時における像担持体の表面電位の説明
図である。
【図4】第2実施形態に係るクリーニング装置の構成模
式説明図である。
【図5】第3実施形態に係るクリーニング装置を用いた
画像形成装置の構成模式説明図である。
【図6】磁気ブラシローラに印加するDCバイアス電圧
の説明図である。
【符号の説明】
P …転写材 1 …複写機 2 …感光ドラム 3 …一次帯電器 4 …現像装置 4BK …現像器 4C …現像器 4M …現像器 4Y …現像器 5 …転写ドラム 7 …クリーニング装置 7′ …クリーニング装置 7″ …クリーニング装置 7a …クリーニングブレード 7b …スクイシート 7c …磁気ブラシローラ 7c1 …マグネットローラ 7c2 …スリーブ 7d …搬送スクリュー 8 …転写シート 9 …吸着用帯電器 10 …導電ローラ 11 …転写用帯電器 12 …コロナ放電器 13 …コロナ放電器 14 …分離爪 15 …コロナ放電器 16 …カセット 17 …ピックアップローラ 18 …レジストローラ対 19 …搬送ベルト 20 …定着ローラ 21 …加圧ローラ 22 …排出ローラ対 23 …排出トレイ 24 …両面カセット 25 …磁気粒子 26 …DCバイアス回路 27 …ACバイアス回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤による像を転写した後に、像担持
    体上に残留した現像剤を除去するクリーニング装置にお
    いて、 像担持体上の現像剤を除去するために、像担持体表面に
    圧接した弾性体からなるクリーニングブレードと、 像担持体表面付着物を除去するために、像担持体表面に
    磁気粒子を接触させる磁気ブラシと、 を有することを特徴とするクリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気ブラシは、回転体の表面に磁性
    キャリアが穂として形成されるものである請求項1記載
    のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記回転体は、磁性キャリアを保持する
    回転可能なマグネット、又は磁性キャリアを保持するた
    めのマグネットを内蔵した回転可能な非磁性スリーブで
    あることを特徴とする請求項2記載のクリーニング装
    置。
  4. 【請求項4】 前記マグネットは、偶数の磁極を有する
    ことを特徴とする請求項3記載のクリーニング装置。
  5. 【請求項5】 前記磁気ブラシはバイアス電圧を印加す
    るためのバイアス手段を有することを特徴とする請求項
    1記載のクリーニング装置。
  6. 【請求項6】 前記バイアス電圧は、直流電圧又は交流
    電圧を重畳した直流電圧であることを特徴とする請求項
    5記載のクリーニング装置。
  7. 【請求項7】 前記クリーニングブレードは、前記磁気
    ブラシよりも像担持体の回転方向下流側に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1記載のクリーニング装置。
  8. 【請求項8】 前記クリーニングブレードは、クリーニ
    ングブレードの長手方向に、一定周期で往復移動可能で
    あることを特徴とする請求項1記載のクリーニング装
    置。
  9. 【請求項9】 二成分現像剤を用いて回転する像担持体
    に現像剤による像を形成し、該現像像を転写材に転写し
    て画像を形成し、現像像転写後に像担持体に残留した現
    像材をクリーニング装置で除去する画像形成装置におい
    て、 前記クリーニング装置として請求項1乃至請求項8のい
    ずれか1項記載のクリーニング装置を用いたことを特徴
    とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7610007B2 (en) 2005-03-04 2009-10-27 Fuji Xerox Co., Ltd. Cleaning blade, and cleaning apparatus, process cartridge, and image forming apparatus using the same
US8688024B2 (en) 2009-11-06 2014-04-01 Kyocera Document Solutions Inc. Cleaning device having magnetic brush roller and image forming apparatus provided therewith

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