JP2004163548A - 画像形成装置 - Google Patents

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JP2004163548A
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Ichiro Hyo
伊智郎 標
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Abstract

【課題】効率的に温風を感光体に当てて像流れを防止することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】外部に開口し感光体1に延びるダクト2を配設し、ダクト2内に送風ファン4を設けるとともに送風ファン4と感光体1の間に発熱体5を設け、温風を感光体1に当てる画像形成装置において、ダクト2は発熱体5の下流側で感光体内部に向かう第1分岐部2−1と感光体表面に向かう第2分岐部2−2とに分岐している。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を用いた複写機、プリンタなどの画像形成装置に関し、特に感光体を効率よく暖めることによって異常画像の発生を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子写真方式を用いた複写機、プリンタなどの画像形成装置に像担時体として使用される感光体は高寿命化を図るために、有機感光層上に保護層を設け耐久性を上げるようにしている。感光体には従来から表面に放電生成物や転写紙成分が付着することが知られており、これらが感光体に付着し、吸湿すると感光体表面が低抵抗化するため、画像流れなどの異常画像が発生する。
【0003】
従来の有機感光体は、稼動中にクリーニングブレードや現像剤との摩擦により、感光体の摩耗に伴い付着物も除かれるため像流れなどの異常画像は発生しなかった。しかし、摩耗量を減らした高耐久性の感光体は、放電生成物などの付着物が削り取られることが少なく、画像流れなどの異常画像が発生しやすくなる。
【0004】
上記の像流れは感光体を暖め吸湿した水分を除湿することで解消される。従来例においては、ヒータを感光体素管の内側に装着する技術が広く用いられており、また定着装置を熱源として感光体を暖める技術(例えば、特許文献1、2参照)や、感光体に温風を当てる技術(例えば、特許文献3、4参照)などが提案されている。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−130771号公報
【特許文献2】
特開平10−254330号公報
【特許文献3】
特開平5−257359号公報
【特許文献4】
特開平6−19246号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した技術のうち感光体に温風を当てて暖める技術は広く採用されているが、従来例では、像流れを解消するに足る温度に暖めるのに時間がかかりかつ大電力を必要としていた。特に感光体が回転している場合には効率が悪い。
【0007】
本発明はより効率的に温風を感光体に当てて像流れを防止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、外部に開口し感光体に延びるダクトを配設し、ダクト内に送風ファンを設けるとともに送風ファンと感光体の間に発熱体を設け、温風を感光体に当てる画像形成装置において、ダクトは発熱体の下流側で感光体内部に向かう第1分岐部と感光体表面に向かう第2分岐部とに分岐している画像形成装置を最も主要な特徴とする。
【0009】
請求項2記載の発明は、発熱体としてPTCヒータを用いている請求項1記載の画像形成装置を主要な特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、送風ファンの上流側または送風ファンと発熱体との間に防塵フィルタを設けた請求項1記載の画像形成装置を主要な特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、発熱体通電時には、感光体の下流側の排風ファンの駆動を停止する請求項1記載の画像形成装置を主要な特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の要部斜視図である。感光体1はアルミナを含有したCTL層を最表面に保護層としているφ100mm、長さ360mmのOPCである。
【0013】
機械正面からみて右横にダクト2を取り付け、その開口端に吸込み口を設け、この吸込み口には防塵フィルタ3を取り付けている。ダクト2内には、送風ファン4が設けてある。この送風ファン4により吸込み口からダクト2内に空気を取り入れる。
【0014】
ダクト2内にあって、送風ファン4の送風方向下流側(感光体1側)には、発熱体5が設けてある。発熱体5の下流側でダクト2は2手に分岐しており(第1分岐部2−1、第2分岐部2−2)、空気流は2手に分流している。
【0015】
第1分岐部2−1に分流した温風は感光体1内部に送風される。感光体1のフランジには空気が通るよう穴が設けられている。第2分岐部2−2に分流した温風は感光体長手方向、作像幅全幅分の開口部を介し、感光体1の表面に送風される。
【0016】
また、帯電器6近傍から機外に空気流を吸引するために、トナーフィルタ7を介して排風ファン8を設け、排風口にはオゾンフィルタ9を設ける。また図示していないが現像器横には現像器を冷却するための軸流ファンを設けている。また感光体温度を検知する手段として、放射赤外線検知方式の非接触温度センサを用いている。
【0017】
第1の実施例においては、メインスイッチオン時の定着温度が100℃以下のときに、定着ヒータが3本点灯から2本点灯になった時点で発熱体5に通電するようにしている。定着温度が100℃になった時点で、送風ファン4を稼動し送風を開始する。送風ファン4のオンより2秒後に発熱体5に電力を供給する。また定着温度が100℃になった時点で、感光体1の周囲の各作像ユニットを通常作像状態で駆動する。
【0018】
本実施例では帯電電位−800V、現像バイアス−550Vにて各作像ユニットを駆動している。作像ユニットと発熱体5、送風ファン4は定着温度が100℃になった時点よりおよそ3分間稼動する。ただしその間、発熱体5への電力の供給と送風ファン4の駆動は、前記温度センサによる感光体検知温度が45℃になった場合に停止し、温度が低下し40℃以下になった場合に再び開始される。
【0019】
本実施例において、感光体表面のみへ送風した場合と、感光体表面と感光体内部へ送風した場合の感光体温度上昇(中央位置)は、室温25℃の環境下で、前者は10deg、後者は16degであった。
【0020】
本実施例のように感光体1の表面と内側の両面を温風にて暖めることにより、効率良く感光体1を暖めることができた。ひいては、像流れ発生を防止するために必要となる発熱体5の省電力化、あるいは暖めるまでの時間の短縮が可能となった。
【0021】
また感光体内部に一方から温風を通すと、機械手前と奥で温度偏差が生じるが、感光体表面からの温風により温度偏差が生じないように気流を設計したり、あるいは感光体内部にフィンを設け温度偏差を生じないようにするなどの手段をとることが望ましい。
【0022】
通常作像中には機内温度が上昇するため、機内を冷却するためにファンが設けられている。本発明の送風ファン4は、発熱体5への電力供給を行わない場合であって通常作像時に冷却装置として機能する。
【0023】
第2の実施例では発熱体5としてPTCヒータを用いている。実際にはPTCヒータを、放熱板としてアルミのフィンを複数本設けたケースの中に設置している。この放熱板はPTCヒータとは絶縁が確保されている。PTCヒータは、通電すると昇温し、キュリー温度に達すると抵抗が上がり電流が減り、温度が下がり抵抗値が下がると再び発熱する動作が繰り返される自己制御機能を有しているため、通常ドライヤーに用いられるニクロム線ヒータ等と較べると安全性に優れいている。
【0024】
本実施例においては放熱板としてアルミのフィンを設けているが、フィンが送風の妨げにならいよう、風の向きとフィンを平行に設置することで、効率よくPTCヒータに暖められたアルミフィンから温風を送風できる。
【0025】
第3の実施例を説明する。発熱体5には送風ファン4により風が送られる。そのため外部からの埃や異物なども送られてきて発熱体5に付着することがある。そのような場合発熱体5の温度が上昇すると、異臭が発生したりショートしてしまうなどの不具合が発生する。そこで送風ファン4の上流側に防塵フィルタ3を設け、このような不具合の発生を防止している。なお防塵フィルタ3は、発熱体5と送風ファン4の間に設けてもよい。
【0026】
第4の実施例を説明する。発熱体5に送風していない状態で発熱体5に電力が供給されると、発熱体5の周囲温度が送風時よりも高温となる。そのため、発熱体5周囲の部品の変形や、異臭の発生、発熱体5がニクロム線の場合には断線など様々な不具合が発生する。
【0027】
そこで本実施例では、送風ファン4にロック検知機構を設け、ロック検知した場合(ファンが回らない)には発熱体5に電力を供給しない構成とした。これにより、送風ファン5が故障した際などの発熱体5の発熱による不具合を防止することができるようになった。
【0028】
第5の実施例を説明する。本実施例では、発熱体5の通電時には、発熱体5へ送風する送風ファン4以外の、排風ファン8、図示しない軸流ファンを停止することとした。感光体1を暖める時に不要な送風、排風を停止することで、より効率的に感光体1を暖めることができるようになった。
【0029】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、感光体表面と感光体内部の双方へ温風を当てる構成にしたので、表面から暖める場合よりも、効率的かつ均一に感光体を暖めることができる。また機械稼動時にはヒータに電力を供給せずに送風手段のみ稼動させることで感光体を冷却できるため、暖める手段と冷却する手段を別個に設置することなく小スペース化、コストダウンが可能となる
【0030】
請求項2記載の発明によれば、発熱体として自己制御機能のPTCヒータを用いることで従来のニクロム線ヒータなどよりもより安全に温風を送ることができる。
【0031】
請求項3記載の発明によれば、防塵ファンを設けることで、発熱体への外部からの埃などの異物付着を防止でき、加熱時の異臭の発生や、ショートの発生を防止できる。
【0032】
請求項4記載の発明によれば、発熱体通電時に排風ファンを停止することで、より効率的に感光体を暖めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の要部斜視図である。
【符号の説明】
1 感光体
2 ダクト
2−1 第1分岐部
2−2 第2分岐部
3 防塵フィルタ
4 送風ファン
5 発熱体
6 帯電器
7 トナーフィルタ
8 排風ファン
9 オゾンフィルタ

Claims (4)

  1. 外部に開口し感光体に延びるダクトを配設し、ダクト内に送風ファンを設けるとともに送風ファンと感光体の間に発熱体を設け、温風を感光体に当てる画像形成装置において、ダクトは発熱体の下流側で感光体内部に向かう第1分岐部と感光体表面に向かう第2分岐部とに分岐していることを特徴とする画像形成装置。
  2. 発熱体としてPTCヒータを用いていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 送風ファンの上流側または送風ファンと発熱体との間に防塵フィルタを設けたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 発熱体通電時には、感光体の下流側の排風ファンの駆動を停止することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007140277A (ja) * 2005-11-21 2007-06-07 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2019128494A (ja) * 2018-01-25 2019-08-01 キヤノン株式会社 ヒータユニット及び画像形成装置
JP2020086000A (ja) * 2018-11-19 2020-06-04 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

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