JP2004162381A - 建造物の鉄骨柱の基礎及び基礎工法 - Google Patents

建造物の鉄骨柱の基礎及び基礎工法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004162381A
JP2004162381A JP2002329668A JP2002329668A JP2004162381A JP 2004162381 A JP2004162381 A JP 2004162381A JP 2002329668 A JP2002329668 A JP 2002329668A JP 2002329668 A JP2002329668 A JP 2002329668A JP 2004162381 A JP2004162381 A JP 2004162381A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
column
foundation
steel
steel column
building
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002329668A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3650097B2 (ja
Inventor
Akira Imafuku
明 今福
Kazuhiro Maeda
和弘 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAINAN ASSO KOGYO KK
STEEL HOUSE KYUSHU KK
Original Assignee
DAINAN ASSO KOGYO KK
STEEL HOUSE KYUSHU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DAINAN ASSO KOGYO KK, STEEL HOUSE KYUSHU KK filed Critical DAINAN ASSO KOGYO KK
Priority to JP2002329668A priority Critical patent/JP3650097B2/ja
Publication of JP2004162381A publication Critical patent/JP2004162381A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3650097B2 publication Critical patent/JP3650097B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Foundations (AREA)

Abstract

【課題】鉄骨柱(コラム)を強固に支持できる建造物の鉄骨柱の基礎及び基礎工法を提供すること。
【解決手段】鉄骨(H型鋼)13の上部材13b上にコラム10を立設し、コラム10の下端部と上部材13bをボルト16、ナット17により結合する。鉄骨13の下部材13aにはアンカー18を取り付ける。コラム10の下端部、鉄骨13、アンカー18をコンクリート基礎21中に埋め込むことにより、コラム10の下端部を強固に支持・固定する。殊に地震時などにおける水平方向の外力に十分に対抗することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビルやマンションなどの建造物の鉄骨柱の基礎及び基礎工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は、従来の建造物の鉄骨柱の基礎の断面図である。1はコンクリート基礎であり、地中にコンクリート打ちして形成されている。GLは地面である。コンクリート基礎1中には鉄筋2が配筋されている。
【0003】
コンクリート基礎1の上面にはH型鋼3が配設されている。H型鋼3の下部材(下部フランジ)3aはボルト4によりコンクリート基礎1上に固定されている。5は鉄骨柱(以下、「コラム」という)であり、フランジ状に突出するその下端部6をH型鋼3の水平な上部材(上部フランジ)3b上に接地させ、下端部6と上部材3bをボルト7およびナット8により結合してH型鋼3上に立設されている。コラム5は、ビルやマンションなどの建造物の支柱となるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の基礎構造では、コラム5はその下端部6をボルト7およびナット8によりH型鋼3の上部材3b上に結合し、これによりコラム5を支持・固定していたため、下端部6と上部材3bの結合部の強度が弱く、地震などにおいて、殊に水平方向の外力が作用すると、ボルト7やフランジ6が破断されるなどして破壊されやすかった。
【0005】
そこで本発明は、鉄骨柱(コラム)を強固に支持できる建造物の鉄骨柱の基礎及び基礎工法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の建造物の鉄骨柱の基礎は、上部材と下部材とを有する鉄骨と、前記上部材上に結合手段により結合して立設された鉄骨柱とがあり、この鉄骨柱の下端部と前記鉄骨をコンクリート基礎中に埋設するようにした。
【0007】
本発明の建造物の鉄骨柱の基礎工法は、地中に上部材と下部材を有する鉄骨を配設する工程と、前記上部材上に鉄骨柱を立設して鉄骨柱の下端部と前記上部材を結合手段により結合する工程と、前記鉄骨柱の下端部と前記鉄骨を含むエリアにコンクリート打ちする工程とを含む。
【0008】
また本発明の建造物の鉄骨柱の基礎は、水平な鉄骨と、この水平な鉄骨の端部に結合して立設された第1の鉄骨柱と、前記水平な鉄骨上に立設された第2の鉄骨柱とがあり、前記第1の鉄骨柱の下端部を前記水平な鉄骨の下方まで延出させ、且つこの下端部に側方へ延出する部材を結合し、前記第1の鉄骨柱及び前記第2の鉄骨柱の下端部と前記水平な鉄骨をコンクリート基礎中に埋設するようにした。
【0009】
本発明によれば、鉄骨柱(コラム)の下端部はコンクリート基礎中に埋め込まれるので、コラムを強固に支持することができ、殊に地震時などにおける水平方向の外力に十分に対抗することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1におけるコラムとH型鋼の斜視図、図2は同建造物の鉄骨柱の基礎の断面図である。
【0011】
図1において、コラム10は中空四角柱であり、その下端部には水平方向へ突出する板状の延出部材11が溶接手段などにより結合されている。延出部材11には孔部12が複数個形成されている。鉄骨としてのH型鋼13は下部材(下部フランジ)13a、上部材(上部フランジ)13b、中部材13cから成っており、下部材13aと上部材13bには孔部14、15が複数個形成されている。
【0012】
延出部材11は、孔部12を孔部15に合致させて上部材13b上に設置され、孔部12、15にボルト16を挿入し、ボルト16の下端部からナット17を螺入することにより、延出部材11と上部材13bは結合される。すなわち、ボルト16とナット17はコラム10とH型鋼13の結合手段となっている。結合手段としては、溶接手段なども適用できる。下部材13aの孔部14には、棒状のアンカー18が垂直に挿入される。
【0013】
図2は、コラム10をH型鋼13上に立設して構築した基礎を示している。この基礎は、地中にH型鋼13を水平に配設し、その下部材13aの孔部14にアンカー18を挿入して取り付け、上部材13b上にコラム10を立設して上述のように延出部材11と上部材13bをボルト16、ナット17により結合する。そして地中に鉄筋20を配筋し、鉄骨13、コラム10の下端部、アンカー18、鉄筋20を含むエリアにコンクリート打ちしてコンクリート基礎21を構築する。
【0014】
図2において、コラム10の下端部は、H型鋼13やアンカー18とともにコンクリート基礎21中に埋設されているので、延出部材11と上部材13bの結合強度はきわめて大きく、地震などの外力が作用してもコラム10は強固な支持状態が維持される。
【0015】
(実施の形態2)
図3は本発明の実施の形態2における建造物の鉄骨柱の基礎の断面図である。本実施の形態2の鉄骨25は、中空四角柱26に下部材(下部フランジ)27と上部材(上部フランジ)28を結合して成っている。本実施の形態2では、下部材27と上部材28は溶接により中空四角柱26の下面と上面に結合されているが、ボルト、ナットなどの結合手段により結合してもよい。
【0016】
下部材27の孔部29にはアンカー18が垂直に挿入して取り付けられる。また上部材28上にコラム10が立設され、実施の形態1と同様に、両者はボルト16、ナット17などにより結合される。上記以外の他の構成は、実施の形態1と同じである。この実施の形態2も、コラム10の下端部、鉄骨25、アンカー18等はコンクリート基礎21中に埋設されているので、コラム10の下端部と上部材28の結合強度はきわめて大きく、地震などの外力が作用してもコラム10は強固な支持状態が維持される。
【0017】
(実施の形態3)
図4は本発明の実施の形態3におけるコンクリート基礎中に構築される鉄骨構造物の斜視図、図5は同建造物の鉄骨柱の基礎の断面図である。
【0018】
30はH型鋼から成る水平な鉄骨であり、その端部には第1のコラム31が垂直に立設されている。第1のコラム31は中空四角柱であり、ボルト、ナットや溶接手段などにより水平な鉄骨30の端部に結合されている。第1のコラム31の下端部は水平な鉄骨30の下方まで延出しており、この下端部には鉄板などから成る水平に側方へ延出する板状の部材32が溶接手段などにより結合されている。部材32は第1のコラム31の側方へフランジ状に延出しており、この延出部に複数個の孔部33が開口されている。各孔部33にはアンカー34が垂直に挿入される。
【0019】
水平な鉄骨30の中間部上面には第2のコラム35が垂直に立設されている。第2のコラム35も中空四角柱であり、その下端部にはフランジ36が結合されている。フランジ36はボルト37とナット38や溶接手段などの結合手段により水平な鉄骨30上に結合されている。第2のコラム35の直下における水平な鉄骨30の上部材と下部材の間には、鉄板などから成る補強部材39が設けられている。40は三角形板状の補強部材であり、第1のコラム31及び第2のコラム35の側面と水平な鉄骨30の上面に接合溶接手段やボルトナットなどの結合手段によりして結合されている。
【0020】
図5に示すように、水平な鉄骨30及び第1のコラム31と第2のコラム35の下端部、アンカー34等はコンクリート基礎41中に埋設されるので、地震などの外力に対しても、十分な強度とコラム31、35の支持状態を確保できる。図5において、コンクリート基礎41中の鉄筋は省略している。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、鉄骨柱(コラム)の下端部はコンクリート基礎中に埋め込まれているので、コラムを強固に支持することができ、殊に地震時などにおける水平方向の外力に十分に対抗することができる。またアンカーを設けることにより、鉄骨柱をより強固に固定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるコラムとH型鋼の斜視図
【図2】本発明の実施の形態1における建造物の鉄骨柱の基礎の断面図
【図3】本発明の実施の形態2における建造物の鉄骨柱の基礎の断面図
【図4】本発明の実施の形態3におけるコンクリート基礎中に構築される鉄骨構造の斜視図
【図5】本発明の実施の形態3における建造物の鉄骨柱の基礎の断面図
【図6】従来の建造物の鉄骨柱の基礎の断面図
【符号の説明】
10 コラム(鉄骨柱)
11 延出部材
13,25 鉄骨(H型鋼)
13a,27 下部材
13b,28 上部材
18,34 アンカー
21,41 コンクリート基礎
30 水平な鉄骨
31 第1のコラム
32 側方へ延出する部材
35 第2のコラム

Claims (6)

  1. 上部材と下部材とを有する鉄骨と、前記上部材上に結合手段により結合して立設される鉄骨柱とがあり、前記鉄骨柱の下端部と前記鉄骨をコンクリート基礎中に埋設することを特徴とする建造物の鉄骨柱の基礎。
  2. 前記下部材に取り付けられて前記コンクリート基礎中に埋設されるアンカーを設けることを特徴とする請求項1記載の建造物の鉄骨柱の基礎。
  3. 地中に上部材と下部材を有する鉄骨を配設する工程と、前記上部材上に鉄骨柱を立設して鉄骨柱の下端部と前記上部材を結合手段により結合する工程と、前記鉄骨柱の下端部と前記鉄骨を含むエリアにコンクリート打ちする工程とを含むことを特徴とする建造物の鉄骨柱の基礎工法。
  4. 前記コンクリート打ちして構築されるコンクリート基礎中に埋設されるアンカーを前記下部材に取り付ける工程を含むことを特徴とする請求項3記載の建造物の鉄骨柱の基礎工法。
  5. 水平な鉄骨と、この水平な鉄骨の端部に結合して立設された第1の鉄骨柱と、前記水平な鉄骨上に立設された第2の鉄骨柱とがあり、前記第1の鉄骨柱の下端部を前記水平な鉄骨の下方まで延出させ、且つこの下端部に側方へ延出する部材を結合し、前記第1の鉄骨柱及び前記第2の鉄骨柱の下端部と前記水平な鉄骨をコンクリート基礎中に埋設することを特徴とする建造物の鉄骨柱の基礎。
  6. 前記側方へ延出する部材に取り付けられて前記コンクリート基礎中に埋設されるアンカーを設けることを特徴とする請求項5記載の建造物の鉄骨柱の基礎。
JP2002329668A 2002-11-13 2002-11-13 建造物の鉄骨柱の基礎 Expired - Fee Related JP3650097B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002329668A JP3650097B2 (ja) 2002-11-13 2002-11-13 建造物の鉄骨柱の基礎

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002329668A JP3650097B2 (ja) 2002-11-13 2002-11-13 建造物の鉄骨柱の基礎

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004162381A true JP2004162381A (ja) 2004-06-10
JP3650097B2 JP3650097B2 (ja) 2005-05-18

Family

ID=32807597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002329668A Expired - Fee Related JP3650097B2 (ja) 2002-11-13 2002-11-13 建造物の鉄骨柱の基礎

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3650097B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3650097B2 (ja) 2005-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3690437B2 (ja) 既存建築物の耐震補強構造
JP3612600B2 (ja) ユニットアンカーおよび形鋼基礎梁
JP3611876B2 (ja) 柱脚基礎・基礎梁構造
JP2004250932A (ja) PCa構造物の急速施工方法
JP3004242B2 (ja) 制震用建築材料、制震構造及びその構築方法
JP2004162381A (ja) 建造物の鉄骨柱の基礎及び基礎工法
JP5032804B2 (ja) 射撃場の構造
JPS602462B2 (ja) プレキヤストコンクリ−ト耐震壁の組立架構法
JPS60188553A (ja) 建築架構
JP2860501B2 (ja) コンクリート基礎
JP2001311247A (ja) コンクリート構造体の建築工法
JP4654674B2 (ja) 木造建築物の耐震補強金具の取付け方法
JP2577973B2 (ja) 地下室付き建築物の構築方法
JP5358202B2 (ja) 建物ユニットと付帯構造物との連結構造、及びユニット建物
JP5467935B2 (ja) 混構造ユニット式建物および混構造ユニット式建物の施工方法
JPH04371635A (ja) 床スラブと柱の接合方法
JP2004353254A (ja) 建築物の基礎構造及びその施工方法
JP2004156214A (ja) 鉄骨軸組構造物に用いる筋交いフレームの組立構造
JP3261526B2 (ja) 鋼橋脚用アンカーフレーム及びこれを用いたフーチング
JP2611917B2 (ja) 柱の型枠装置
JP2647638B2 (ja) 斜面構築用コンクリートパネル
JPH05202525A (ja) 基礎構造の施工方法
JPH09217357A (ja) アンカ−フレ−ム
JPH10168895A (ja) 建物ユニットの基礎構造
JP2001107456A (ja) 木質ラーメン架構における柱脚構造

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20050201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050216

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080225

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090225

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees