JP2004161536A - ハンドリング性を改善した高反応性水酸化カルシウムの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】炭酸カルシウムを軽度に焼成して得た酸化カルシウムに大過剰の水を加え、水和反応により水酸化カルシウムを生成させ、これを乾燥して集塵することにより、粉末状で高い反応性をもった水酸化カルシウムを製造する方法を実施するに当り、乾燥から集塵までの工程において、1)アルコール性水酸基を2個以上有すること、2)水溶性であること、および、3)沸点が150℃以上であること、の条件をすべて満たす有機系添加剤を、乾燥した水酸化カルシウムに対し、重量で0.05〜2.0%に相当する量添加し、輸送工程を利用して混合する。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハンドリング性を改善した高反応性水酸化カルシウムの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
都市ゴミ焼却施設においては、その排ガス中の有害成分を除去するために、水酸化カルシウム(消石灰)を排ガスに吹き込んでおり、発生した飛灰は、埋め立てにより処分している。ところが、近年は、飛灰を埋め立てる最終処分場が不足し、またはその余命が少なくなってきていることから、飛灰の量を極力少なくすることが必要になり、従来の水酸化カルシウムにくらべて少量で足りるものが要求されている。この要求を満たすべく、従来品よりも比表面積が大きく、粒径が小さな高反応性の水酸化カルシウムが開発され、市場を確立してきた。
【0003】
高反応性の水酸化カルシウムは、酸化カルシウム(生石灰)を消化して製造するときに、通常、消化水に、アルコール等の有機系薬剤を添加して消化反応を遅延させ、消石灰粒子の粗大化を防ぐ条件下に製造され、その後必要に応じて、粉砕や分級工程を経て製品とされている。このような高反応性の水酸化カルシウムは、JISで規格された従来の消石灰と比較して、約1/2の使用量で、ゴミ焼却炉の排ガス中の塩化水素ガス濃度を、規制値以下に低減することができる。
【0004】
しかし、環境に対する関心は高まる一方であり、塩化水素のみならず、二酸化硫黄に対しても高い反応性を有する、より高反応性の水酸化カルシウムが求められるようになってきた。一般に、都市ゴミ焼却炉から発生する排ガス中の二酸化硫黄の濃度は、塩化水素の濃度と比較して1/5〜1/10であり、また、酸としては塩化水素の方がはるかに強いため、上述した高反応性水酸化カルシウムでは、排ガス中で塩化水素と優先的に反応してしまい、活性のある表面が消失してしまう。活性な表面が消失した粒子であっても、その内部には、まだ未反応の水酸化カルシウムが残存しているが、反応生成物の粒子内への拡散速度は粒子表面での反応速度と比較して著しく遅いから、このような水酸化カルシウム粒子は、もはや二酸化硫黄と反応する余力が残っていない。従って、在来の高反応性の水酸化カルシウムは、二酸化硫黄の除去能力が不十分であった。
【0005】
この点を改善するために、多くの研究が行われた。その結果、水酸化カルシウム粒子中に存在する細孔径を大きくすれば、たとえ塩化水素と優先的に反応したとしても、細孔が閉塞せず、粒子内部まで酸性ガスが入り込んで反応することができるため、二酸化硫黄の除去性能が高まることがわかった。実際に、このような水酸化カルシウムは、酸化カルシウムに消化水を加えて得られる水酸化カルシウムが少なくとも10〜15%の水分を含有するか、または完全なスラリーとなるように、大過剰の消化水で消化したものを乾燥することによって得られることがわかっている。発明者らも、すでにこのような消石灰を工業的に製造する方法を提案している。このようにして製造された、「第二世代」の高反応性水酸化カルシウムは、塩化水素のみならず二酸化硫黄に対してもすぐれた除去性能を有することが、多くのゴミ焼却施設で確認されている。
【0006】
その一方で、このような高反応性の水酸化カルシウムは、サイロから煙道に吹き込むまでの気送配管に付着しやすいという、ハンドリング上の問題があることも、同時に明らかになった。この問題を改善するためにとられた方策は、高反応性水酸化カルシウムに珪藻土のような助剤を10%程度の量混合するというものであるが、これでは、飛灰の発生量を削減するという、高反応性水酸化カルシウム使用の目的に反することはいうまでもない。
【0007】
助剤を添加せずに高反応性水酸化カルシウムのハンドリング性を改善する方策を求め、発明者らは研究を重ねた。その結果、以下の知見を得た。
・二酸化硫黄除去性能を高めた、細孔容積の大きな高反応性水酸化カルシウムは、従来の高反応性水酸化カルシウムと比較して、空気輸送することにより発生する静電気の量が著しく多い。これは、在来の高反応性水酸化カルシウムは板状一次粒子が規則的に配列し、凝集体をつくっているのに対し、細孔容積の大きな高反応性水酸化カルシウムは一次粒子が不規則に配列しているため、空気輸送時に粒子同士が衝突したときの摩擦抵抗が大きいためであると考えられる。
・水酸化カルシウムのサイロから煙道に吹き込むまでの気送系中で、付着が最も起こりやすいのは、サイロから切り出された直後、すなわち輸送用の圧縮空気と接触した瞬間、および煙道に吹き込む直前、すなわち燃焼排ガスと接触しやすい位置である。両者の共通点は、接触するガス中に二酸化炭素が含まれていることである。
・気送系の中間部においては付着が起こりにくいのは、高反応性水酸化カルシウムが気送用の空気と接触したとき、短時間で、その空気中に含まれる二酸化炭素がほとんど反応して吸収され、中間部の空気中には二酸化炭素が実質上含まれていないためと考えられる。
【0008】
以上の知見にもとづき、細孔容積の大きい高反応性水酸化カルシウムが気送配管に付着するメカニズムは、次のように説明される。まず、サイロから切り出され気送空気と接触した高反応性水酸化カルシウムの粒子同士が衝突することにより、粒子が帯電して金属配管方向に引き寄せられる。配管の壁と衝突した水酸化カルシウム粒子は、表面のミクロな凹凸にひっかかったり、わずかに含まれる付着水分中に溶け込んだ状態の水酸化カルシウムが析出することにより、配管の壁に接着されたりする。そこで気送空気中に含まれる二酸化炭素と反応して炭酸カルシウムとなり、配管表面に強固に固定される。高反応性水酸化カルシウム粒子が付着した配管表面の凹凸はさらに大きくなるため、新たな粒子を捕らえやすくなり、その結果、付着量がますます増大して、配管が閉塞するに至る。
【0009】
このような現象を防止するには、たとえばシリコンオイルのような疎水性の薬剤を用いて、表面を完全に改質すればよいが、それでは、このような水酸化カルシウムに特有の高い反応性が失われてしまう。しかし、少量を添加しただけで粒子間の滑りがよくなって静電気の発生を抑えることができ、反応性の低下が無視できるほど小さければ、問題の実質的な解決につながる。発明者は、このような着想に基づいて研究の結果、特定の性質をそなえた有機系物質で処理するのが有効であることを見出した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、高反応性の水酸化カルシウム、とくに細孔容積が大きく、塩化水素のみならず、二酸化硫黄との反応性が高い水酸化カルシウムにおいて、そのハンドリング性を改善し、気送系の閉塞などの問題を生じないものの製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本発明のハンドリング性を改善した高反応性水酸化カルシウムの製造方法は、炭酸カルシウムを軽度に焼成して得た酸化カルシウムに大過剰の水を加え、水和反応により水酸化カルシウムを生成させ、これを乾燥して集塵することにより、粉末状で高い反応性をもった水酸化カルシウムを製造する方法を実施するに当り、乾燥から集塵までの工程において、つぎの条件
1)アルコール性水酸基を2個以上有すること、
2)水溶性であること、および
3)沸点が150℃以上であること、
をすべて満たす有機系添加剤を、乾燥した水酸化カルシウムに対し、重量で0.05〜2.0%に相当する量添加し、輸送工程を利用して混合することを特徴とする。
【0012】
炭酸カルシウムを「軽度に焼成」するとは、消化のために水と混合した後ただちに水和反応が起こるよう焼成することを意味する。酸化カルシウムに対して「大過剰」の水を加える消化ということも、当業技術で理解されているように、水和反応に理論上必要な水の量に対し、少なくとも2.5倍の水を使用することを意味する。
【0013】
【発明の実施形態】
本発明の高反応性水酸化カルシウムの製造方法において、有機系添加剤の添加は、乾燥から集塵までの過程で行なうから、有機系添加剤は噴霧により添加することが好ましい。このとき、水酸化カルシウムの温度は60℃以上、最高150℃に達している。アルコール性水酸基が1個である有機物は、一般に低沸点で揮発性が大きいため、適切でない。もっとも、アルコール性水酸基は1個でも、炭素数が多くなれば揮発性は低くなり、沸点も上昇するが、そのような薬剤は、水溶性が低くなるし、それ以前に、工業的に供給可能な量とコストの面から、排ガス処理用の水酸化カルシウムの添加剤としては適当でない。
【0014】
本発明で使用するに適した添加剤の例をあげれば、エチレングリコール、ジェチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、グリセリン、ジグリセリン等である。これらの中でとくに好適なのは、ジプロピレングリコール、グリセリンおよびトリエタノールアミンである。これらの添加剤は単独で便用してもよいし、複数を混合して使用してもよい。
【0015】
上記の添加剤は、乾燥した水酸化カルシウムに対し、重量で0.05〜2.0%に相当する量添加する。0.05%に満たない少量では、添加の効果が得られないし、2.0%を超えて添加すると、水酸化カルシウムの反応性を低下させるとともに、無用のコスト高を招く。通常、0.1〜0.5%の範囲の添加が適切である。
【0016】
添加剤は、10〜70%、好ましくは30〜50%の濃度の水溶液として水酸化カルシウムに添加するとよい。溶液とすることにより、添加剤の粘度を下げるとともに、被処理物である高反応性水酸化カルシウムに対して圧倒的に少ない量の添加剤の使用量を、見掛け上高めて、均一な分散を容易にするという効果が得られる。溶液として添加された過剰な水分は、雰囲気温度が高いため、特段の乾燥手段を講じなくても蒸発する。添加剤水溶液の濃度を10%より低くすると、製品を乾燥するためにエネルギーを加える必要が生じ、不都合である。
【0017】
添加剤の添加は、乾燥から集塵まで、具体的にいえば、乾燥機本体から集塵機までの間の、適当な部分で行なうことができる。より上流の工程で行なう方が、その後の輸送工程における混合効果を期待できることはいうまでもない。したがって、最も好ましい添加位置は、乾燥機の内部である。水酸化カルシウムの製造に使用される乾燥機は、一般に解砕機能を有しており、この部分でより強力に混合することができ、また、乾燥機内部への付着を低減する効果も期待できる。添加された薬剤は、製品をサイロに輸送するまでの工程、たとえば気送工程やスクリューコンベアー輸送工程などにおいて、さらに均一に混合される。
【0018】
酸化カルシウムから水酸化カルシウムへの水和反応を、酸化カルシウムを大過剰の消化水に投入して、得られる水酸化カルシウムが完全なスラリーとなる、いわゆる湿式消化によって行なう場合は、この消化を、水酸化カルシウムと反応し、または水酸化カルシウム粒子の表面に吸着するような界面活性剤を、酸化カルシウム100重量部あたり0.01〜1.0重量部の割合となる量混合した消化水を用いて実施するとよい。それにより、有機系添加剤の分散が助けられ、きわめて均一な表面処理が可能となる。この界面活性剤が水酸化カルシウムと反応し、または水酸化カルシウム粒子の表面に吸着したことは、その後の脱水工程から発生する濾液中のCODを測定することによって、確認できる。
【0019】
【実施例】
以下に記す実施例および比較例においては、水酸化カルシウムのハンドリング性を、空気輸送に際しての配管への粉末付着量および粒子の帯電状態によって測定した。その方法は、つぎのとおりである。すなわち、製造した水酸化カルシウム15kgを、テーブルフィーダーを用いて切り出し、12m3/hrの流量で空気輸送する。テーブルフィーダーの切出部直後に、内径10mm、長さ100mmの鉄製の配管を接続し、空気輸送前後の重量変化を測定して、粉末の付着量を調べる。この鉄製配管の後は、接続配管を経由して内径25mm、長さ15mのアース線入り塩ビ配管を通過させて、水酸化カルシウムを大気中に噴出させる。噴出した水酸化カルシウムを絶縁した鉄板に衝突させ、鉄板の静電電位を測定することにより、空気輸送による粒子の耐電状態を計測する。
【0020】
[実施例1]
酸化カルシウム100重量部をカルボン酸系高分子アニオン界面活性剤0.5重量部およびくえん酸0.5重量部を溶解した消化水600重量部で消化した。これを乾燥することにより粉末状高反応性水酸化カルシウムとしたが、乾燥機中に、50%ジプロピレングリコール溶液を、乾燥粉末100重量部に対して0.5重量部吹き込み、水酸化カルシウムの表面を改質した。
【0021】
[実施例2]
実施例1で得た高反応性水酸化カルシウムの乾燥の過程で、乾燥機中に、ジプロピレングリコール溶液に代えて、50%トリエタノールアミン溶液を、乾燥粉末100重量部に対して0.5重量部吹き込んだほかは、実施例1と同様に操作して水酸化カルシウムの表面を改質した。
【0022】
[実施例3]
実施例1で得た高反応性水酸化カルシウムの乾燥の過程で、乾燥機中に、ジプロピレングリコール溶液に代えて、50%グリセリン溶液を、乾燥粉末100重量部に対して0.5重量部吹き込んだほかは、実施例1と同様に操作して水酸化カルシウムの表面を改質した。
【0023】
[比較例]
酸化カルシウム100重量部を、くえん酸0.5重量部を溶解した消化水600重量部で消化し、これを乾燥することにより高反応性水酸化カルシウム粉末を得、これをそのまま空気輸送の試験に使用した。
【0024】
実施例1〜3および比較例の高反応性水酸化カルシウムについて上記試験の結果を、それぞれの水酸化カルシウム粉末がもつ、BET法により測定した比表面積の値とともに、表1に示す。
【0025】
表1
【0026】
【発明の効果】
本発明の方法により高反応性水酸化カルシウム、とくに細孔容積の大きい、塩化水素のみならず二酸化硫黄に対する反応性も高い水酸化カルシウムを製造すれば、その問題点であったハンドリング性の悪さが改善され、水酸化カルシウムの気送系を閉塞させるといった問題が解消した、使いやすい高反応性水酸化カルシウムを提供することができる。この高反応性水酸化カルシウムを都市ゴミ焼却炉の排ガス処理に使用することにより、有害物質の除去率を高めた処理を、設備運転上のトラブルを避けて実施することが可能になる。
Claims (5)
- 炭酸カルシウムを軽度に焼成して得た酸化カルシウムに大過剰の水を加え、水和反応により水酸化カルシウムを生成させ、これを乾燥して集塵することにより、粉末状で高い反応性をもった水酸化カルシウムを製造する方法を実施するに当り、乾燥から集塵までの工程において、つぎの条件
1)アルコール性水酸基を2個以上有すること、
2)水溶性であること、および
3)沸点が150℃以上であること、
をすべて満たす有機系添加剤を、乾燥した水酸化カルシウムに対し、重量で0.05〜2.0%に相当する量添加し、輸送工程を利用して混合することを特徴とするハンドリング性を改善した高反応性水酸化カルシウムの製造方法。 - 有機系添加剤を10〜70%の水溶液として水酸化カルシウムに添加する請求項1の製造方法。
- 有機系添加剤を乾燥機の内部に噴霧することにより添加する請求項1または2の製造方法。
- 有機系添加剤として、ジプロピレングリコール、グリセリンおよびトリエタノールアミンから選んだ1種または2種以上を使用する請求項1ないし3のいずれかの製造方法。
- 酸化カルシウムの水和反応を、酸化カルシウムを大過剰の消化水に投入する湿式消化法により行ない、この消化を、水酸化カルシウムと反応し、または水酸化カルシウム粒子の表面に吸着するような界面活性剤を、酸化カルシウム100重量部あたり0.01〜1.0重量部の割合となる量混合した消化水を用いて実施する、請求項1ないし4のいずれかの製造方法。
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