JP2004161529A - 吹付け施工用焼付け補修材およびその施工方法 - Google Patents

吹付け施工用焼付け補修材およびその施工方法 Download PDF

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頼儀 三上
Mitsuharu Yano
光春 矢野
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裕一 黒土
Yoshihiro Mizuma
好博 水摩
Hiroshi Kagawa
寛 加川
Hisato Kawasaki
寿人 川崎
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Abstract

【課題】溶融金属容器の内張りを熱間で補修する方法としては、湿式と乾式の吹付け補修方法がある。湿式は吹付け施工後の機器洗浄が必要であり、施工作業の簡便さから水分をノズル部で添加する乾式が好ましい。しかし、焼付け補修材の吹付け施工は水分の添加で接着強度および耐食性が低下し、十分な補修効果が得られない課題があった。
【解決手段】マグネシアを主材とする耐火骨材と結合剤としての球状ピッチとを含み、前記マグネシアについて少なくともその粗粒部を、学振法によるマグネシアクリンカーの測定(学振法2)で嵩比重3〜3.3のマグネシアとした吹付け施工用焼付け補修材である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、溶融金属容器等の内張りを熱間で吹付け施工する焼付け補修材と、その施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製鉄産業に使用される転炉、取鍋、電気炉、混銑車等の溶融金属容器の内張りを熱間で補修する方法として、焼付け補修材の使用がある。
【0003】
従来の焼付け補修材は、耐火骨材に結合剤としてピッチを組み合わせてなり、使用においては炉残熱による高温下の被補修部に投入する。その投入は、容量200〜1000kg程度の大型バック、あるいは容量3〜10kg程度の小袋に収納した状態で行われる。投入後の焼付け補修材は、ピッチの受熱軟化で流動化し、被補修部に融着した後、ピッチの炭化による炭素結合で被補修部に焼付け充填される(例えば特許文献1参照)。
【0004】
この焼付け補修材に要求される特性としては、高耐用性はもちろんであるが、熱間作業が強いられるために施工作業の軽減と迅速化がある。
【0005】
焼付け補修材に相当あるいは類似した材質を吹付け施工する方法が提案されている(例えば特許文献2、特許文献3を参照)。
【0006】
吹付け施工は、炉の高温雰囲気から距離を置いての作業が可能となり、しかも機械化施工のために作業の安全と軽減化を図ることができる。また、被補修部に対して補修材を連続して供給できることで、投入による施工に比べ、迅速な補修が可能となる。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−278948号公報(第2−4頁)
【0008】
【特許文献2】
特開昭60−86078号公報(第1−4頁)
【0009】
【特許文献3】
特開平5−52482号公報(第2−5頁)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
吹付け方法は、大きく分けて湿式と乾式とがある。湿式は予め水分を添加して調整した吹付材を吹付ける。乾式は乾粉状態の吹付材をノズルに送り、ノズル近傍で圧搾空気の導入と共に水分を添加し、吹付ける。
【0011】
湿式は予め水分を添加した吹付材の造り置きが必要となる。また、吹付け施工後、機器の洗浄作業が必要であり、取り扱いが容易でない。このため、施工作業の簡便さから、水分をノズル部で添加する乾式が好ましい。
【0012】
しかし、乾式といえども被補修面に到達する際には水分が添加された状態にある。焼付け補修材の吹付け施工は、この水分の添加で接着強度および耐食性が低下し、十分な補修効果が得られない。
【0013】
本発明は、吹付け施工用の焼付け補修材において、接着強度と耐食性の改善を図ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、マグネシアを主材とする耐火骨材と結合剤としての球状ピッチとを含み、前記マグネシアについて少なくともその粗粒部を、学振法によるマグネシアクリンカーの測定(学振法2)で嵩比重3〜3.3のマグネシアとした吹付け施工用焼付け補修材である。また、この焼付け補修材を乾式吹付法にて施工する熱間吹付け施工方法である。
【0015】
本発明によれば、吹付け施工による焼付け補修材において、その接着強度および耐食性の向上を図ることができるが、その理由は以下のとおりと考えられる。
【0016】
本発明における焼付け補修材は、結合剤としてのピッチに、球状ピッチを使用する。球状ピッチは粉砕ピッチにくらべて比表面積が小さい分、溶融軟化し難い。このため、焼付け補修材の吹付け直後の脱水温度域おいてピッチは粒子形態を保ち、補修材組織の目詰まりが防止され、水分はこの球状ピッチの粒子間隙をぬって蒸発する。そしてピッチの溶融軟化時は、補修材組織に水分が介在しないことに加え、球状ピッチは粒子間に高温熱流の進入で溶融が促進され、緻密な補修施工体が形成される。
【0017】
焼付け補修材の結合剤に球状ピッチを使用することは、既に特許文献3において公知である。ここではピッチを球状化することでその比表面積を小さくしピッチの親水性を向上させる効果が示されている。しかし、球状ピッチは前記したとおり溶融軟化時に水分の介在が無いことで溶融が促進され、その溶融時の粘性が極めて低く、骨材との比重分離が進行し、補修施工体の組織が不均一となる。マグネシアは高耐火度・高耐食性の耐火原料であるが、比重の大きい原料であり、マグネシアを骨材とした場合、比重分離は一層顕著である。
【0018】
マグネシアを骨材として使用する場合、技術常識からすると、耐火物の耐食性の向上を図るには高純度、嵩比重のものを使用する。
【0019】
これに対し本発明は、この球状ピッチを使用した焼付け補修材において、骨材に嵩比重3〜3.3のマグネシアを使用する。嵩比重3〜3.3は、マグネシア原料の嵩比重としては小さい。この嵩比重が小さいマグネシアの使用により、ピッチの溶融軟化時においてピッチと骨材との比重分離が抑制され、補修施工体は均一組織となり、接着強度および耐食性が向上する。
【0020】
嵩比重の小さいマグネシアを使用することで接着強度および耐食性の向上は、吹付け施工による焼付け補修材であること、さらには結合剤に球状ピッチの使用により得られるものであって、一般の耐火物では生じない本発明特有の効果である。
【0021】
図1は、焼付け補修材において、その骨材としてのマグネシアの嵩比重と焼付け補修材の熱間強度との関係をグラフで示したものである。グラフにおいてIは球状ピッチを使用した後述の実施例1の焼付け補修材をベースとし、IIは粉砕ピッチを使用した後述の比較例1の焼付け補修材をベースとし、それぞれについて焼結マグネシアの嵩比重のみを変化させたものである。
【0022】
同グラフにおいてマグネシアの嵩比重の測定は、学振法によるマグネシアクリンカーの測定(学振法2)に準じて行った。焼付け補修材の熱間強度は、実施例の欄で示した測定法と同様にした。
【0023】
球状ピッチを使用したIの焼付け補修材は、骨材のマグネシアの嵩比重が本発明で限定した範囲において熱間強度が顕著に向上していることが確認される。そして、この熱間強度の向上によって、後述する本発明実施例の試験結果が示すとおり、施工後の補修材組織の均一度、接着強度および耐食性の向上に優れた効果を発揮している。
【0024】
一方、粉砕ピッチを使用したIIの焼付け補修材は、骨材のマグネシアの嵩比重が本発明で限定した範囲において、熱間強度の向上が見られるものの、その傾向は僅かであり、後述する比較例の試験結果が示すとおり、施工後の補修材組織の均一度、接着強度および耐食性の向上に反映されていない。
【0025】
通常の不定形耐火物粉末からなる吹付材の吹付けには、リン酸ソーダ、ケイ酸ソーダ等の結合剤が添加され、付着性が付与される。特許文献3の方法でもこれらの結合剤の使用が必須となっている。しかし、結合剤をしてピッチを多量に含む焼付け材補修材の場合、リン酸ソーダ、ケイ酸ソーダ等はピッチの炭素成分で還元され、付着後の接着強度を付与する機能は殆どなく、しかもピッチによる炭素結合組織の形成を阻害する。このため、本発明で使用する焼付け補修材の接着強度および耐食性の効果を十分なのものとするには、リン酸ソーダ、ケイ酸ソーダ等は添加しないか、例えば3質量%以下の少量に留めることが好ましい。
【0026】
マグネシアは嵩比重が小さくなるにしたがって多孔質化する。多孔質化は水分との接触面積が大きくなり、施工後、脱水過程でマグネシア成分の水和反応が生じやすく、焼付け補修材の耐食性低下の原因となる。
【0027】
そこで本発明は、骨材としてSiOを1〜9質量%含有するマグネシアを使用し、マグネシアの水和防止を図り、焼付け補修材の耐食性および接着強度をより一層向上させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
骨材として使用するマグネシアは、その高耐火度と耐スラグ性の効果によって焼付け補修材に対し耐食性を付与する。材質は焼結品、電融品のいずれでもよい。骨材の粒径は密充填組織の補修施工体が得られるように、従来の焼付け補修材と同様に、粗粒、微粒に適宜調整される。粗粒の最大粒径は例えば8〜3mmとする。微粒部は例えば1mm未満とし、さらに例えば0.075mm以下の超微粉を組合わせる。最大粒径が大きすぎると、吹付け施工時にノズル詰まりの原因となり、好ましくない。
【0029】
本発明においては、少なくとも粗粒のマグネシアについて嵩比重3〜3.3のマグネシアを使用する。さらに好ましくは3.1〜3.3である。本発明において、微粒マグネシアの嵩比重は特に限定されない。これは、微粒は嵩比重が小さくても比重分離抑制の大きく影響しないためである。
【0030】
粗粒のマグネシアについて、嵩比重がこれより小さいとマグネシアがもつ耐食性の効果が焼付け補修材に生かされない。逆に嵩比重がこれより大きいと比重分離抑制の効果に劣り、接着強度および耐食性の効果が得られない。
【0031】
粗粒の具体的な粒径は骨材全体の最大粒径との兼ね合いもあるが、耐火物における一般的な概念に合わせ、例えばJISふるい目開きで1〜8mmの範囲内とする。
【0032】
マグネシアの嵩比重の測定は、学振法によるマグネシアクリンカーの測定(学振法2)で定められている。耐火物業界ではこの測定法が一般的である。この測定法は、例えば「耐火物手帳(1981年版)」耐火物技術協会,昭和56年10月31日 第1刷発行,第330〜334頁に記載されている。本発明で限定
するマグネシアの嵩比重もこの学振法に基づいて規定する。
【0033】
焼付け補修材全体に占めるマグネシアの割合は、ピッチの適正使用割合との関係から、60〜90質量%が好ましい。また、本発明で規定した嵩比重の粗粒マグネシアの使用量は、焼付け補修材全体に占める割合で30〜60質量%が好ましく、さらに好ましくは40〜50質量%である。
【0034】
マグネシアは嵩比重が小さくなると多孔質化する傾向がある。本発明では焼付け補修材の施工が水分を使用しての吹付けであることから、嵩比重が小さく多孔質のマグネシアは比表面積は大きいことで水和反応による脆弱化で焼付け補修材の耐食性が低下する。この問題に対しては、化学分析値でSiO含有量が1〜9質量%、さらに好ましくは1.5〜9質量%のマグネシアを使用することで解決される。マグネシアの組成中においてSiOがマグネシア骨材の結晶粒界に存在することにより、水との反応を抑制し、水和反応を防止する。
【0035】
ピッチは石炭、石油などを乾留して得られるタ−ルを蒸留したときの釜残油である。軟化点が例えば105〜200℃程度、残炭率40〜80質量%程度のものが好ましい。炉残熱を受けて炭化し、炭素結合組織を形成することよって焼付け補修材の接着強度および耐食性を付与する。
【0036】
ピッチの球状化の手段は、例えば加熱溶融させたピッチを小滴にして水中に滴下する方法、あるいは加熱溶融させたピッチを蒸気圧力窯からノズルを介して噴霧する方法等がある。
【0037】
球状ピッチの粒径は5mm以下が好ましく、さらに好ましくは2〜0.075mmである。球状であっても粒径が過度に小さいものは脱水性の効果に劣り、本発明の効果が十分に発揮できないことから、例えば0.075mm以下のものは球状ピッチ全体の使用量の15質量%以下に留めることが好ましい。
【0038】
球状ピッチ使用量は、焼付け補修材全体に占める割合で好ましくは10〜40質量%、さらに好ましくは10〜30質量%とする。球状ピッチ割合が少ないと十分な炭素結合組織が形成できず、接着強度および耐食性の効果に劣る。多過ぎると骨材の割合が少なくなって耐食性が低下する。
【0039】
本発明における結合剤は以上のように球状ピッチを使用するが、本発明の効果を阻害しない範囲であれば、さらに粉砕ピッチ、フェノール樹脂等を併用してもよい。例えば粉砕ピッチおよび/またはフェノール樹脂を併用する場合、粉砕ピッチおよび/またはフェノール樹脂の割合は、焼付け補修材に占める割合で10質量%以下が好ましい。また、球状ピッチと、粉砕ピッチおよび/またはフェノール樹脂とはその重量比を1以上とし、かつピッチあるいはピッチとフェノール樹脂との合計量は10〜40質量%が好ましい。
【0040】
本発明で規定したマグネシアとピッチを使用する以上は、本発明の効果を阻害しない範囲で、アルミナ、ドロマイト、炭素、黒鉛、カーボンブラック、他のマグネシア、等を組合わせても良い。必要によってはさらに、有機質短繊維、金属短繊維、鉱物短繊維、セラミック短繊維、金属粉等を添加してもよい。
【0041】
粉砕ピッチあるいはフェノール樹脂等を併用する場合は、焼付け補修材に占める割合で粉砕ピッチは10質量%以下、フェノール樹脂は5%質量以下が好ましい。
【0042】
金属粉は熱間強度および耐酸化性を付与する効果をもつ。具体例は、Al、Siあるいはこれらの合金であるAl−Mg、Al−Si等である。添加量は耐火骨材の総量に対する外掛けで5質量%以下、さらに好ましくは1〜3質量%である。
【0043】
焼付け補修材の吹付け施工は、作業性の面から乾式法が好ましい。乾式法によれば、前記した粉末状の焼付け補修材を吹付け装置の材料タンクに投入し、施工に際しては材料タンクから焼付け補修材を切り出し、ノズルに移送し、ノズル内で圧搾空気と共に水分を添加して、高温下の被補修面に向けて吹付ける。その際の添加水分量は、焼付け補修材に対して外掛けで20〜40質量%程度とする。
【0044】
被補修面上での焼付け補修材は、炉残熱を受けて水分が逸散した後、ピッチが軟化溶融と共に着火し、さらに炭化することで、被補修面に炭素結合組織をもって焼付け充填される。
【0045】
【実施例】
以下に本発明実施例と本発明の比較例を示す。表1は、焼付け補修材の骨材に使用したマグネシアの化学分析値と嵩比重である。表2は各例の焼付け補修材の配合組成とその試験結果である。その試験方法は以下のとおりである。
【0046】
接着強度:水分を外掛け30質量%添加した焼付け補修材を、実験炉内において約1000℃で加熱下の耐火物の上面に投下し、焼付けが完了後、焼付け補修材の施工体と接着面との剪断応力を測定した。
【0047】
熱間強度:前記した接着強度の試験と同様にして焼付け補修材を焼付け、その焼付け後の施工体から試験片を切り出し、1400℃還元雰囲気下での曲げ強さを測定した。
【0048】
耐食性:前記の接着強度の試験と同様にして焼付けた施工体から試験片を切り出し、回転侵食試験を行なった。転炉スラグと鋼片を重量比で1:1に組合わせてなる侵食剤を使用し、1700℃×1時間侵食させた後、溶損寸法を測定した。比較例1の溶損寸法を100とする指数で示し、数値が小さいほど溶損寸法が小さい。
【0049】
実機試験:マグネシア−黒鉛質不焼成レンガで内張りされた340t転炉での熱間補修を行なった。乾式吹付け装置を使い、ノズル部で水分を外掛20〜40質量%添加した。吹付け速度は40kg/minである。被補修面の表面温度は、900〜1000℃であった。転炉が溶鋼を3チャージ処理後において、補修施工体の残存面積率から耐用性を求めた。残存面積が大きいほど耐用性に優れる。
【0050】
【表1】
Figure 2004161529
【表2】
Figure 2004161529
【表3】
Figure 2004161529
本発明実施例による焼付け補修材は、その試験結果が示すとおり、いずれも接着強度、熱間強度、耐食性共に優れている。また、実機試験の結果からも本発明の効果が確認される。
【0051】
これに対して比較例1は、全量粉砕ピッチを使用しており、接着強度、熱間曲げ強度共に低く、実機試験において3チャージ使用後は全く残存しておらず、耐用性に劣る。
【0052】
嵩比重が本発明の限定範囲外の粗粒マグネシアを使用した比較例2、比較例3は、いずれも接着強度、熱間強度、耐食性に劣る結果となっている。
【0053】
【発明の効果】
本発明の吹付け施工用焼付け補修材およびその施工方法は、以上の実施例が示すよう優れた補修効果を発揮する。その結果、補修作業の効率化、補修材使用量の低減と共に、補修対象炉の稼動率向上にも大きく寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】骨材としてのマグネシアの嵩比重と焼付け補修材の熱間強度との関係を示す図

Claims (6)

  1. マグネシアを主材とする耐火骨材と結合剤としての球状ピッチとを含み、前記マグネシアについて少なくともその粗粒部を、学振法によるマグ付け施工用焼付け補修材。
  2. 嵩比重3〜3.3の粗粒のマグネシアが、焼付け補修材全体にネシアクリンカーの測定(学振法2)で嵩比重3〜3.3のマグネシアとした吹占める割合で30〜60質量%である請求項1記載の吹付け施工用焼付け補修材。
  3. 焼付け補修材に占める球状ピッチの割合が10〜40質量%である請求項1または2記載の吹付け施工用焼付け補修材。
  4. 結合剤としてさらに粉砕ピッチおよび/またはフェノール樹脂を10質量%以下含み、球状ピッチと粉砕ピッチおよび/またはフェノール樹脂の重量比を1以上とし、かつピッチあるいはピッチとフェノール樹脂の合計量が10〜40質量%である請求項3記載の吹付け施工用焼付け補修材。
  5. 嵩比重3〜3.3の粗粒のマグネシアが、化学分析値でSiO2を1〜9%含有する請求項1ないし4のいずれかに記載の吹付け施工用焼付け補修材。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の焼付け補修材を乾式吹付法にて施工する熱間吹付け施工方法。
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