JP2004160068A - 抱き枕用カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】抱き枕用カバーに関し、カバー本体にクッションを入れることで鼾防止具として用いることができる。
【解決手段】抱き枕用カバー10は、左右一対の腕通し部50を有するとともに、内部にクッション20を入れることで、左右の腕通し部50に左右の腕を通して横向きに寝た身体の前面でクッション20を抱き抱えることが可能なカバー本体30、クッション20を入れたカバー本体30を身体の前面に位置させた状態を維持させるように、身体の背面側を通してカバー本体30に連結される巻き紐40を備える。巻き紐40の少なくとも一部が、伸縮可能に構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、抱き枕用カバーに関し、カバー本体にクッションを入れることで鼾防止具として用いることができる。
【0002】
【従来の技術】
従来の鼾防止具としては、身体の背中に装着することができるものがあった(例えば、特許文献1の図1参照。)。
また、出願人は、抱き枕型の鼾防止具を既に出願している(特願2001−24447号の願書に添付した図1及び図3参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−61875号公報(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の鼾防止具では、身体の背中に装着するため、寝返り等、体の向きを変更することが困難であるという問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1に記載の発明は、第一に、カバー本体に入れたクッションが身体の前面に位置させることで、寝返り等、体の向きを容易に変更することができるようにしたものである。
【0005】
第二に、請求項1に記載の発明は、左右一対の腕通し部に左右の腕をそれぞれ通しておくことで、左右の腕を身体の前方に維持することができるようにしたものである。
このため、請求項1に記載の発明によれば、側臥位をうながし、舌根沈下による気道の狭窄を防止することができる。
【0006】
また、請求項1に記載の発明によれば、鼾による睡眠不足や睡眠時無呼吸症候群の原因を解消することができる。
第三に、請求項1に記載の発明は、左右の腕通し部に左右の腕をそれぞれ通しておくことで、寝ている人の体動に追従させることができ、睡眠後も自然に抱いた姿勢を維持することができるようにしたものである。
【0007】
第四に、請求項1に記載の発明は、巻き紐を身体の背面側に回しておくことで、身体への追従性を向上することができるようにしたものである。
第五に、請求項1に記載の発明は、巻き紐の少なくとも一部に伸縮性を与えることで、身体への装着性や装着感を向上することができるようにしたものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0008】
すなわち、請求項2に記載の発明は、下顎がカバー本体の下顎支持部、すなわちクッションに当たることにより、頸の屈曲が制限され、頸が屈曲することよる気道の圧迫を防ぐことができる。
すなわち、下顎がカバー本体の下顎支持部、すなわちクッションにより支えられることにより、頸が直線化し、気道の圧迫を防ぐことができる。
【0009】
このため、請求項2に記載の発明によれば、いびきや睡眠時無呼吸症候群を予防することができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0010】
すなわち、請求項3に記載の発明は、下顎がクッションの下顎支持部に当たることにより、頸の屈曲が制限され、頸が屈曲することよる気道の圧迫を防ぐことができる。
すなわち、下顎がクッションの下顎支持部により支えられることにより、頸が直線化し、気道の圧迫を防ぐことができる。
【0011】
このため、請求項3に記載の発明によれば、いびきや睡眠時無呼吸症候群を予防することができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0012】
すなわち、請求項4に記載の発明は、カバー本体を筒形とすることで、カバー本体の構造を簡便にでき、しかもクッションを容易に入れることができるようにしたものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0013】
すなわち、請求項5に記載の発明は、巻き紐の押圧部により、身体が仰向けになるのを確実に防止することができるようにしたものである。
これに加え、請求項5に記載の発明によれば、身体が仰向けになると、押圧部により身体が押圧されることで、側臥位をうながすことができる。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項5に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0014】
すなわち、請求項6に記載の発明は、押圧部を球形に形成して、首の後ろ、背中、或いは腰等を押圧することができるようにしたものである。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、上記した請求項5に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0015】
すなわち、請求項7に記載の発明は、押圧部を背骨に沿って長い円柱形に形成して、背中を押圧することができるようにしたものである。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、上記した請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0016】
すなわち、請求項8に記載の発明は、巻き紐を首から吊り下げることができるようにしたものである。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、上記した請求項1〜8のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0017】
すなわち、請求項9に記載の発明は、巻き紐を腰に巻くことができるようにしたものである。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、上記した請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0018】
すなわち、請求項10に記載の発明は、巻き紐を肩に背負うことができるようにしたものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0020】
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第一に、抱き枕用カバー(10)は、例えば図1〜3に示すように、次の構成を備える。
【0021】
(1)カバー本体(30)
カバー本体(30)は、例えば図1〜2に示すように、左右一対の腕通し部(50)を有するとともに、内部にクッション(20)を入れることで、左右の腕通し部(50)に左右の腕を通して横向きに寝た身体の前面でクッション(20)を抱き抱えることが可能なものである。
【0022】
(2)巻き紐(40)
巻き紐(40)は、例えば図1〜3に示すように、クッション(20)を入れたカバー本体(30)を身体の前面に位置させた状態を維持させるように、身体の背面側を通してカバー本体(30)に連結されるものである。
第二に、巻き紐(40)の少なくとも一部が、伸縮可能に構成されている。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0023】
すなわち、内部にクッション(20)を入れたカバー本体(30)には、例えば図2に示すように、下顎を支持可能な下顎支持部(33)を備えている。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0024】
すなわち、カバー本体(30)に入れたクッション(20)には、例えば図6及び図9に示すように、下顎を支持可能な下顎支持部(21)を備えている。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0025】
すなわち、カバー本体(30)は、例えば図1に示すように、筒形に形成されている。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0026】
すなわち、巻き紐(40)には、例えば図1〜3に示すように、身体を仰向けにした際に、床面に押されて身体を弾性的に押圧する押圧部(60)を設けている。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項5に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0027】
すなわち、押圧部(60)は、例えば図1〜3に示すように、球形に形成されている。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、上記した請求項5に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0028】
すなわち、押圧部(100)は、例えば図7〜9に示すように、背骨に沿って長い円柱形に形成されている。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、上記した請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0029】
すなわち、巻き紐(40)は、例えば図3に示すように、首から吊り下げるように形成されている。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、上記した請求項1〜8のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0030】
すなわち、巻き紐(40)は、例えば図5に示すように、腰に巻くように形成されている。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、上記した請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0031】
すなわち、巻き紐(90)は、例えば図7〜9に示すように、肩から背負えるように形成されている。
【0032】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)
図1〜5は、本発明の第一の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。
図1は、抱き枕用カバー及びクッションの斜視図、図2は使用状態の斜視図、図3は巻き紐を首から吊り下げた状態の正面図、図4は図3に対応し、使用状態を説明するための側面図、図5は巻き紐を腰に巻いた状態の正面図をそれぞれ示すものである。
【0033】
図6は、本発明の第二の実施の形態の一例を示し、同図は抱き枕用カバー及びクッションの斜視図を示すものである。
図7〜9は、本発明の第三の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。
図7は、抱き枕用カバー及びクッションの斜視図、図8は抱き枕用カバーの平面図、図9は使用状態の正面図をそれぞれ示すものである。
(抱き枕用カバー10)
図1中、10は、抱き枕用カバーを示すものであり、クッション20を装着して使用する。
【0034】
抱き枕用カバー10は、図1に示すように、次のパーツを備える。
(1)カバー本体30
(2)巻き紐40
なお、抱き枕用カバー10のパーツは、上記した(1)〜(2)に限定されない。
(カバー本体30)
カバー本体30は、図1〜2に示すように、左右一対の腕通し部50を有するとともに、内部にクッション20を入れることで、左右の腕通し部50に左右の腕を通して横向きに寝た身体の前面でクッション20を抱き抱えることが可能なものである。
【0035】
具体的には、カバー本体30は、図1に示すように、筒形に形成されている。そして、カバー本体30は、少なくとも一部が、伸縮可能に構成されている。本実施の形態では、カバー本体30は、伸縮性のある生地を、円筒形に縫い付けて形成している。
カバー本体30は、図1〜3に示すように、次のパーツを備える。
【0036】
なお、カバー本体30のパーツは、次の(1)〜(3)に限定されない。
(1)上カバー31
(2)下カバー32
(3)下顎支持部33
(4)腕通し部50
なお、カバー本体30のパーツは、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(上カバー31)
上カバー31は、図1に示すように、筒形のカバー本体30の開口上面を一部覆い隠すものである。そして、上カバー31は、少なくとも一部が、伸縮可能に構成されている。本実施の形態では、上カバー31は、カバー本体30と同じ伸縮性のある生地を使用し、その両端部をカバー本体30の上方の開口縁部にブリッジ状に縫い付けている。
(下カバー32)
下カバー32は、図1に示すように、筒形のカバー本体30の開口下面を一部覆い隠すものである。そして、下カバー32は、少なくとも一部が、伸縮可能に構成されている。本実施の形態では、下カバー32は、カバー本体30と同じ伸縮性のある生地を使用し、その両端部をカバー本体30の下方の開口縁部にブリッジ状に縫い付けている。
(下顎支持部33)
下顎支持部33は、図2に示すように、内部にクッション20を入れたカバー本体30の上端部に位置し、下顎を支持可能なものである。
【0037】
下顎が下顎支持部33、すなわちクッション20に当たることにより、頸の屈曲が制限され、頸が屈曲することよる気道の圧迫を防ぐことができる。
下顎が下顎支持部33、すなわちクッション20により支えられることにより、頸が直線化し、気道の圧迫を防ぐことができる。
このため、下顎支持部33により、いびきや睡眠時無呼吸症候群を予防することができる。
(腕通し部50)
腕通し部50は、図1〜3に示すように、左右一対有り、カバー本体30の左右両側に固定されている。
【0038】
具体的には、左右の腕通し部50は、図1〜3に示すように、連結部51を介して、カバー本体30の左右両側に固定されている。
連結部51は、少なくとも一部が、伸縮可能に構成されている。本実施の形態では、巻き紐40にゴム紐を使用しているが、これに限定されない。
なお、腕通し部50を、連結部51を介さず、カバー本体30に直接、固定しても良い。
(巻き紐40)
巻き紐40は、図1〜3に示すように、クッション20を入れたカバー本体30を身体の前面に位置させた状態を維持させるように、身体の背面側を通してカバー本体30に連結されるものである。
【0039】
具体的には、巻き紐40は、少なくとも一部が、伸縮可能に構成されている。本実施の形態では、巻き紐40にゴム紐を使用しているが、これに限定されない。
巻き紐40は、図3に示すように、首から吊り下げても良いし、或いは、図5に示すように、腰に巻き付けるようにしても良い。
巻き紐40には、図1〜3に示すように、次のパーツを備える。
【0040】
(1)押圧部60
なお、巻き紐40のパーツは、上記した(1)に限定されない。
(押圧部60)
押圧部60は、図1〜3に示すように、身体を仰向けにした際に、床面に押されて身体を弾性的に押圧するものである。
【0041】
具体的には、押圧部60は、図1〜3に示すように、球形に形成されている。
なお、押圧部60の形状は、球形に限定されない。
(使用方法)
上記した構成を備える抱き枕用カバー10を使用する際には、図示しないが、カバー本体30の上カバー31又は下カバー32を横にずらし、カバー本体30の開口にクッション20を挿入する。このとき、カバー本体30の伸縮性を利用して、クッション20を挿入する。
【0042】
なお、クッション20は、市販の円柱形のものに限らず、角柱形のものや、枕、或いは座布団等を複数折り、例えば二つ折りにして挿入しても良い。
クッション20を挿入後、横にずらしておいたカバー31又は下カバー32を元に戻すことで、カバー本体30の開口を一部覆い隠すことができる。
つぎに、身体への装着方法については、次の二種類の方法がある。
【0043】
(1)巻き紐40を首から吊り下げる装着方法
(2)巻き紐40を腰に巻く装着方法
なお、装着方法は、上記した(1)〜(2)に限定されず、巻き紐40を背中に巻くようにして装着しても良い。
(巻き紐40を首から吊り下げる装着方法)
まず、左右の腕通し部50に、図2〜3に示すように、腕を通す。このとき、腕通し部50の伸縮性を利用して、肘より上方に通す。
【0044】
つぎに、巻き紐40のループ内に頭を通し、図2〜3に示すように、首の位置迄、下げる。
こうして、装着すると、図2〜4に示すように、押圧部60が、首の後ろ側に位置する。
上記装着状態で、横になると、図2に示すように、クッション20の入ったカバー本体30を両腕で抱きかかえ、又、カバー本体30の上カバー31の上面に顎を載せることで、身体が横向きの姿勢を維持できる。
【0045】
仮に、身体が仰向けになろうとすると、両手が前方に出ているため、窮屈感が伴い、睡眠状態でも無意識に横向き状態に回転する。
さらに、身体が仰向けになると、図5に二点鎖線で示すように、或いは図3に示すように、床(布団やマット)に押されて押圧部60がたわみ、その弾性復元力で首の後ろ側が押圧される。
【0046】
このため、睡眠状態でも、身体が仰向け状態から、図5に示すように、無意識に横向き状態に回転する。
(巻き紐40を腰に巻く装着方法)
すなわち、左右の腕を通した後、巻き紐40のループ内に身体を通し、図5に示すように、腰の位置迄、下げる。
【0047】
こうして、装着すると、押圧部60が、図5に示すように、腰の後ろ側、或いは背中に位置する。
身体が仰向けになると、図5に示すように、床(布団やマット)に押されて押圧部60がたわみ、その弾性復元力で腰の後ろ側や背中が押圧される。
このため、睡眠状態でも、身体が仰向け状態から、無意識に横向き状態に回転する。
(第二の実施の形態)
図6は、本発明の第二の実施の形態を示すものである。
【0048】
本実施の形態の特徴は、第一に、図6に示すように、カバー本体30の下方の開口縁部に下バンド70を固定した点である。
第二に、本実施の形態の特徴は、図6に示すように、カバー本体30に入れたクッション20に、図9に示すように、下顎を支持可能な下顎支持部21を備えている点である。
【0049】
下顎が下顎支持部21に当たることにより、頸の屈曲が制限され、頸が屈曲することよる気道の圧迫を防ぐことができる。
下顎が下顎支持部21により支えられることにより、頸が直線化し、気道の圧迫を防ぐことができる。
このため、下顎支持部21により、いびきや睡眠時無呼吸症候群を予防することができる。
【0050】
なお、本実施の形態の説明においては、先に図1〜5を用いて説明した第一の実施の形態と同一の構成部分については、同一符号を用いて、説明を省略する。
(使用方法)
上記した構成を備える抱き枕用カバー10を使用する際には、図示しないが、カバー本体30の開口上面からクッション20を挿入する。カバー本体30の開口下面から出たクッション20の下部は、下バンド70により受け止められる。
(第三の実施の形態)
図7〜9は、本発明の第三の実施の形態を示すものである。
【0051】
本実施の形態の特徴は、第一に、カバー本体80を、図7に示すように、伸縮性のあるバンド状の生地を、ループ状に縫い付けて形成した点である。
第二に、本実施の形態の特徴は、図9に示すように、巻き紐90を肩に背負えるように形成した点である。
第三に、本実施の形態の特徴は、図7〜9に示すように、押圧部100を背骨に沿って長い円柱形に形成した点である。
【0052】
第四に、本実施の形態の特徴は、図8に示すように、カバー本体80と巻き紐90との間に、カバー本体80を巻き紐90に着脱可能に取り付けるための、スナップボタン等の連結部材110,111を設けている点である。
なお、連結部材110,111は、スナップボタンに限定されず、面ファスナやバックル等を使用しても良い。
【0053】
第五に、本実施の形態の特徴は、図9に示すように、カバー本体30に入れたクッション20に、図9に示すように、下顎を支持可能な下顎支持部21を備えている点である。
下顎が下顎支持部21に当たることにより、頸の屈曲が制限され、頸が屈曲することよる気道の圧迫を防ぐことができる。
【0054】
下顎が下顎支持部21により支えられることにより、頸が直線化し、気道の圧迫を防ぐことができる。
このため、下顎支持部21により、いびきや睡眠時無呼吸症候群を予防することができる。
また、本実施の形態の説明においては、先に図1〜5を用いて説明した第一の実施の形態と同一の構成部分については、同一符号を用いて、説明を省略する。
(使用方法)
上記した構成を備える抱き枕用カバー10を使用する際には、図示しないが、ループ状のカバー本体30にクッション20を挿入する。このとき、カバー本体30の伸縮性を利用して、クッション20を挿入する。
(身体への装着方法)
つぎに、身体への装着方法について説明する。
【0055】
まず、図9に示すように、巻き紐90を背負って、巻き紐90を連結部材110,111を介してカバー本体80に連結する。
その後、左右の腕通し部50に、図9に示すように、腕を通す。このとき、腕通し部50の伸縮性を利用して、肘より上方に通す。
こうして、装着すると、円柱形の押圧部100が、図9に示すように、背中に沿って位置する。
【0056】
身体が仰向けになると、図9に示すように、床(布団やマット)に押されて押圧部60がたわみ、その弾性復元力で背中が押圧される。
このため、睡眠状態でも、身体が仰向け状態から、無意識に横向き状態に回転する。
【0057】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
【0058】
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、左右一対の腕通し部に左右の腕をそれぞれ通しておくことで、左右の腕を身体の前方に維持することができる。
このため、請求項1に記載の発明によれば、側臥位をうながし、舌根沈下による気道の狭窄を防止することができる。
また、請求項1に記載の発明によれば、鼾による睡眠不足や睡眠時無呼吸症候群の原因を解消することができる。
【0059】
第三に、請求項1に記載の発明によれば、左右の腕通し部に左右の腕をそれぞれ通しておくことで、寝ている人の体動に追従させることができ、睡眠後も自然に抱いた姿勢を維持することができる。
第四に、請求項1に記載の発明によれば、巻き紐を身体の背面側に回しておくことで、身体への追従性を向上することができる。
【0060】
第五に、請求項1に記載の発明によれば、巻き紐の少なくとも一部に伸縮性を与えることで、身体への装着性や装着感を向上することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0061】
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、下顎がカバー本体の下顎支持部、すなわちクッションに当たることにより、頸の屈曲が制限され、頸が屈曲することよる気道の圧迫を防ぐことができる。
すなわち、下顎がカバー本体の下顎支持部、すなわちクッションにより支えられることにより、頸が直線化し、気道の圧迫を防ぐことができる。
【0062】
このため、請求項2に記載の発明によれば、いびきや睡眠時無呼吸症候群を予防することができる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0063】
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、下顎がクッションの下顎支持部に当たることにより、頸の屈曲が制限され、頸が屈曲することよる気道の圧迫を防ぐことができる。
すなわち、下顎がクッションの下顎支持部により支えられることにより、頸が直線化し、気道の圧迫を防ぐことができる。
【0064】
このため、請求項3に記載の発明によれば、いびきや睡眠時無呼吸症候群を予防することができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0065】
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、カバー本体を筒形とすることで、カバー本体の構造を簡便にでき、しかもクッションを容易に入れることができるようにしたものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0066】
すなわち、請求項5に記載の発明によれば、巻き紐の押圧部により、身体が仰向けになるのを確実に防止することができるようにしたものである。
これに加え、請求項5に記載の発明によれば、身体が仰向けになると、押圧部により身体が押圧されることで、側臥位をうながすことができる。
(請求項6)
請求項6に記載の発明によれば、上記した請求項5に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0067】
すなわち、請求項6に記載の発明によれば、押圧部を球形に形成して、首の後ろ、背中、或いは腰等を押圧することができるようにしたものである。
(請求項7)
請求項7に記載の発明によれば、上記した請求項5に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0068】
すなわち、請求項7に記載の発明によれば、押圧部を背骨に沿って長い円柱形に形成して、背中を押圧することができるようにしたものである。
(請求項8)
請求項8に記載の発明によれば、上記した請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0069】
すなわち、請求項8に記載の発明によれば、巻き紐を首から吊り下げることができるようにしたものである。
(請求項9)
請求項9に記載の発明によれば、上記した請求項1〜8のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0070】
すなわち、請求項9に記載の発明によれば、巻き紐を腰に巻くことができるようにしたものである。
(請求項10)
請求項10に記載の発明によれば、上記した請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0071】
すなわち、請求項10に記載の発明によれば、巻き紐を肩に背負うことができるようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】抱き枕用カバー及びクッションの斜視図である。
【図2】使用状態の斜視図である。
【図3】巻き紐を首から吊り下げた状態の側面図である。
【図4】図3に対応し、使用状態を説明するための他の側面図である。
【図5】巻き紐を腰に巻いた状態の側面図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態の一例を示し、同図は抱き枕用カバー及びクッションの斜視図である。
【図7】本発明の第三の実施の形態の一例を示し、同図は抱き枕用カバー及びクッションの斜視図である。
【図8】抱き枕用カバーの側面図である。
【図9】使用状態の側面図である。
【符号の説明】
(第一の実施の形態)
10 抱き枕用カバー 20 クッション
30 カバー本体 31 上カバー
32 下カバー 33 下顎支持部
40 巻き紐 50 腕通し部
51 連結部 60 押圧部
(第二の実施の形態)
21 下顎支持部 70 下バンド
(第三の実施の形態)
80 カバー本体 90 巻き紐
100 押圧部 110,111 連結部材

Claims (10)

  1. 左右一対の腕通し部を有するとともに、内部にクッションを入れることで、前記左右の腕通し部に左右の腕を通して横向きに寝た身体の前面で前記クッションを抱き抱えることが可能なカバー本体と、
    前記クッションを入れた前記カバー本体を身体の前面に位置させた状態を維持させるように、身体の背面側を通して前記カバー本体に連結される巻き紐とを備え、
    前記巻き紐の少なくとも一部が、
    伸縮可能に構成されていることを特徴とする抱き枕用カバー。
  2. 請求項1記載の抱き枕用カバーであって、
    内部に前記クッションを入れた前記カバー本体には、
    下顎を支持可能な下顎支持部を備えていることを特徴とする抱き枕用カバー。
  3. 請求項1記載の抱き枕用カバーであって、
    前記カバー本体に入れた前記クッションには、
    下顎を支持可能な下顎支持部を備えていることを特徴とする抱き枕用カバー。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の抱き枕用カバーであって、
    前記カバー本体は、
    筒形に形成されていることを特徴とする抱き枕用カバー。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の抱き枕用カバーであって、
    前記巻き紐には、
    身体を仰向けにした際に、床面に押されて身体を弾性的に押圧する押圧部を設けていることを特徴とする抱き枕用カバー。
  6. 請求項5に記載の抱き枕用カバーであって、
    前記押圧部は、球形に形成されていることを特徴とする抱き枕用カバー。
  7. 請求項5に記載の抱き枕用カバーであって、
    前記押圧部は、背骨に沿って長い円柱形に形成されていることを特徴とする抱き枕用カバー。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の抱き枕用カバーであって、
    前記巻き紐は、首から吊り下げるように形成されていることを特徴とする抱き枕用カバー。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の抱き枕用カバーであって、
    前記巻き紐は、腰に巻くように形成されていることを特徴とする抱き枕用カバー。
  10. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の抱き枕用カバーであって、
    前記巻き紐は、肩から背負えるように形成されていることを特徴とする抱き枕用カバー。
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