JP2004159622A - 芝刈機 - Google Patents

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Abstract

【課題】刈高さを調節するための操作部が刃部より下方にあって芝刈り時に操作部を破損してしまうことがない芝刈機を提供する。
【解決手段】装置本体1の下面部に芝草を刈り取る刃部4を設けると共に、刃部4を地面から任意の高さに保持するため下端の底板部72が接地して装置本体1を支持する上下動自在な支持脚(刈高調節軸71)を設けた芝刈機である。支持脚を装置本体1に対して上下動させるための操作部75を刃部4よりも上方に設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、刈高さを調節可能とした芝刈機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、装置本体の下面部に芝草を刈り取る刃部を設けると共に、刃部を地面から任意の高さに保持するため下端の底板部が接地して装置本体を支持する上下動自在な支持脚を設けた芝刈機が用いられている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
この特許文献1に示す従来の芝刈機は、支持脚の底板部となる刈高さ調節体に設けた操作用孔を穿設してこの内部に操作部を配設し、操作部を操作して刈高さ調節体を上下調節するもので、操作部を操作しない時には操作用孔を閉塞する蓋体を着脱自在に取り付けてある。
【0004】
しかしながらこのような従来の芝刈機にあっては、操作部、操作部が配設される操作用孔、蓋体が支持脚の下端の地面と接する刈高さ調節体に設けてあるため、芝刈り時に、操作部が刃部よりも下方にあって地面や地上にある障害物等にぶつかって、操作用孔,操作部,蓋体が変形,破損してしまい、操作できなくなる惧れがあるものであった。
【0005】
【特許文献1】
実開昭58−21223号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みて発明したものであって、その目的とするところは、刈高さを調節するための操作部が刃部より下方にあって芝刈り時に操作部を破損してしまうことがない芝刈機を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明にあっては、装置本体1の下面部に芝草を刈り取る刃部4を設けると共に、刃部4を地面から任意の高さに保持するため下端の底板部72が接地して装置本体1を支持する上下動自在な支持脚を設けた芝刈機において、支持脚を装置本体1に対して上下動させるための操作部75を刃部4よりも上方に設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、刈高さを調節するための操作部75が地面と擦れたり石等の障害物とぶつかって変形,破損してしまい、操作できなくなるといったような惧れがないものである。
【0008】
また、互いに螺合する一対の多条ねじ部材のうちの一方を装置本体1に上下動せず回転自在となるように配設すると共に、他方を前記一方の多条ねじ部材の下側に回転せず上下動自在となるように配設し、支持脚を上記他方の多条ねじ部材に固定して一方の多条ねじ部材を回転することで他方の多条ねじ部材及び支持脚を装置本体1に対して上下動自在となるように設けることが好ましい。このような構成とすることで、小さな回転操作にて支持脚を大きく上下動させることが可能となる。
【0009】
また、支持脚の底板部72を支持脚本体に対して着脱自在に取り付け、可動刃41をナットにて装置本体1に締め付け固定する芝刈機であって、底板部72に前記ナットを着脱するための工具孔72bを形成することが好ましい。このような構成とすることで、レンチ等の専用の工具を用意する必要がなくなるものである。
【0010】
また、支持脚を装置本体1に対して限界まで下動させて刈高さを最大限高くした時に装置本体1が前方ほど下方に傾斜することが好ましい。このような構成とすることで、芝刈り時の刃部4への芝草の導入性が良いものである。
【0011】
また、装置本体1の下面部に芝草を刈り取る刃部4を設けると共に、刃部4を地面から任意の高さに保持するため下端の底板部72が接地して装置本体1を支持する支持脚を設けた芝刈機において、高さの異なる複数の底板部72を選択的に支持脚に着脱自在に取り付けることが好ましい。このような構成とすることで、簡単な構成で容易に刈高さを調節することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。本実施形態における芝刈機は、図1に示すように、芝刈手段を備えた装置本体1と、この装置本体1に回動自在に設けられるハンドル部2と、芝刈手段で刈り取られた芝草を収容する集草かご3とで主体が構成される。
【0013】
装置本体1は、図1,図4等に示すように、基台10に芝刈手段を設けてこれらを外殻となるケーシング11で覆ったものである。
【0014】
芝刈手段は、図2に示すように、芝草を刈る刃部4と、刃部4を駆動するための駆動源であるモータ50及び該モータ50の駆動力を刃部4に伝達する動力伝達機構5とからなる。
【0015】
モータ50は、基台10に取り付けられ、その出力軸が動力伝達機構5の駆動プーリ51を回転駆動する。駆動プーリ51は、図2に示すように、モータ50の出力軸に同軸状に固定され、この駆動プーリ51の回転駆動力は駆動ベルト52を介して前方に配設してある従動プーリ53に伝達される。なお後述するが、この駆動プーリ51には下端部に集草用ファン82が一体的に形成してある。
【0016】
従動プーリ53は、図2に示すように、中間軸54に同軸状に取り付けられるもので、中間軸54は、基台10に固定された取付板55にベアリング(特に図示せず)を介して上下方向が軸方向となるように回転自在に設けられる。中間軸54は軸方向(即ち上下方向)の中央部に従動プーリ53が固定してあり、中間軸54の下端部は、外表面にギアGが形成してある。このギアGは、刃部4の可動刃41が取り付けられる回転部56の駆動ギアGの溝部56aに噛合ってこの回転部56に回転駆動力を伝達するものである。
【0017】
回転部56は、図2に示すように、上下方向を軸方向とする中空軸状のもので、中空となった内部に回転しない固定軸部57が挿通されてこの固定軸部57にベアリング等(特に図示せず)を介して回転自在に設けられる。固定軸部57は、上下方向を軸方向とする中空軸状のもので、回転しないように取付板55に固定されており、中空となった内部に後述する刈高調節軸71が上下動自在に挿通されるもので、固定軸部57の下端部には固定刃42が取り付けられる。
【0018】
固定刃42は、外周縁に櫛状の刃が形成された円盤状のもので、平面視中央部にD型をした挿通孔が形成してあり、この挿通孔に固定軸部57が挿通されて該固定軸部57に固定される。更に詳述すると、図2に示すように、固定軸部57の外表面に上記D型をした挿通孔と嵌合するD型をした凸部58を形成すると共に下端部に雄ねじ部(特に図示せず)を形成し、一方、固定刃42の挿通孔はこの凸部58と同径かこれより若干大径に形成してあり、固定刃42の挿通孔を固定軸部57の凸部58に下方より被嵌し、下端部の雄ねじ部と螺合するナット59を下方より締結して固定刃42を固定軸部57に固定してある。
【0019】
このようなモータ50及び動力伝達機構5にあっては、モータ50が駆動してモータ50の出力軸に固定された駆動プーリ51が回転駆動すると、駆動ベルト52を介して従動プーリ53が回転駆動され、従動プーリ53に固定してある中間軸54及びギアGが回転してこのギアGに噛合っている駆動ギアG及び回転部56が回転し、回転部56の下端部に取り付けられた可動刃41が回転する。これによって、回転する可動刃41及び回転しない固定刃42とで芝草を刈り取ることが可能となる。なお、図2中の90は、回転部56の周囲に配設される円筒状をしたガードであり、このガード90によって刃部4にて刈り取られた芝草が回転部56に絡み付くのが防止される。
【0020】
装置本体1には、上述したような芝刈手段を備えたことで芝草を刈り取ることができるが、所望の場所の芝草を所望の状態に刈り取るため、装置本体1には移動手段6及び刈高さ調節手段7、ハンドル部2が設けられる。
【0021】
移動手段6は、図2に示すように、装置本体1の基台10の後部の下面側に設けられる後輪61と、その更に後方の基台10の後端部の下面側に設けられるローラ62とからなり、これら後輪61及びローラ62は装置本体1の基台10に回転自在に設けられる。また、装置本体1の前部は、後述する刈高さ調節手段7の支持脚にて支持されるもので、以下に説明する。
【0022】
刈高さ調節手段7は、刈り取り後の芝草の地面からの高さを所望高さにするため、装置本体1の下面部の前部に位置する刃部4の地面からの高さが決定される支持脚(即ち、刈高調節軸71)の装置本体1から下方への突出長さを調節可能とするものである。固定軸部57は、上述したように取付板55に取り付けられると共に固定刃42が固定され、固定軸部57の中空となった内部には、図2に示すように支持脚としての刈高調節軸71が上下動自在に挿通される。この刈高調節軸71の下端部には底板部72が着脱自在に取り付けてある。
【0023】
底板部72は、図2に示すように、球面状をしたもので、その下面が地面の芝草上を前後に容易に滑動自在となっている。この底板部72は、上方に凹となった上面の底部に雌ねじ部72aが形成してあり、また刈高調節軸71の下端部に雄ねじ部71aが形成してあって、これら雌ねじ部72aと雄ねじ部71aとを螺合して刈高調節軸71に容易に着脱自在としたものである。このように装置本体1にあっては、後側の後輪61及びローラ62と、前側の支持脚となる固定軸部57及び底板部72とで地面から一定高さに支持された状態となる。
【0024】
次に、刈高調節軸71の上下動について説明する(図10乃至図14参照)。本実施形態においては、互いに螺合する一対の多条ねじ部材のうち、一方の多条ねじ部材(後述する刈高調節オネジ部74)を装置本体1の基台10に上下動せずに回転のみ自在となるように配設し、他方の多条ねじ部材(後述する刈高調節メネジ部73)を前記一方の多条ねじ部材(刈高調節オネジ部74)の下側に回転せずに上下動のみ自在となるように配設し、支持脚としての刈高調節軸71を他方の多条ねじ部材(刈高調節メネジ部73)に固定して一方の多条ねじ部材(刈高調節オネジ部74)を回転することで他方の多条ねじ部材(刈高調節メネジ部73)及び支持脚(刈高調節軸71)を装置本体1に対して上下動自在となるように設けてある。
【0025】
刈高調節軸71は、上述したように、取付板55に固定された固定軸部57の中空となった内部に上下にスライド自在に挿入されており、その上端部は刈高調節メネジ部73に固定されている。刈高調節メネジ部73は、上方に開口する略有底円筒状をしたもので、その円筒の内面に雌ねじ部73aが形成してあり、この雌ねじ部73aに螺合する雄ねじ部74aを形成した刈高調節オネジ部74が上方より螺入される。この刈高調節メネジ部73は、基台10の孔部12に上下動自在に挿通されると共に、刈高調節メネジ部73の外面に形成したリブ73bを前記孔部12の縁に形成した回り止めリブ13a間の隙間13bに挿入してあって、刈高調節メネジ部73は回転することなく基台10の孔部12内を上下することが可能となっている。
【0026】
刈高調節オネジ部74は、外面に刈高調節メネジ部73の雌ねじ部73aと螺合する雄ねじ部74aが螺設された軸又は筒状をしたもので、その上端部が刈高調節操作部75に固定されて上下高さが一定のまま回転自在に配設してある。刈高調節操作部75は、使用者が操作可能なように装置本体1のケーシング11の上側に露出するように配設される円いハンドル状をしたもので、上下動せずに回転のみ自在となるように装置本体1の基台10に設けてある。
【0027】
このような刈高さ調節手段7にあっては、使用者が刈高調節操作部75を手で回転させると、刈高調節オネジ部74が上下高さが一定のまま回転し、これによって刈高調節オネジ部74と螺合している刈高調節メネジ部73が回転することなく上下動することになり、刈高調節メネジ部73に固定された刈高調節軸71及び底板部72が上下動することとなる。図3(a)に、刈高調節軸71及び底板部72を装置本体1に対して最下限にまで下動させて最大の刈高さhとした状態を示し、図3(b)に、刈高調節軸71及び底板部72を装置本体1に対して最上限にまで上動させて最小の刈高さhとした状態を示す。本実施形態においては、支持脚である刈高調節軸71及び底板部72を図3(a)に示すように最下限にまで下動させて最大の刈高さhとした時でも、装置本体1が前方ほど下方に傾斜するようになっているため、芝刈り時の刃部4への芝草の導入性が良いものである。
【0028】
また、刈高調節オネジ部74の雄ねじ部74a及び刈高調節メネジ部73の雌ねじ部73aを多条ねじとしてあるため、小さな回転で刈高調節軸71を大きく上下動させることが可能となる。
【0029】
このような装置本体1には、刃部4にて刈り取られた芝草が搬送される風洞80が形成してある。風洞80は、図2に示すように、刃部4の上側から後方に向けて形成してあり、後端部に排出口81が形成されると共に途中に集草用ファン82が配設される。この集草用ファン82は、図14に示すもので、モータ50の出力軸に固定される駆動プーリ51に直結してあり、可動刃41を回転させる際に一緒に回転駆動されて刃部4にて刈り取られた芝草を後方へ搬送する。なお、風洞80内面にはコーティングを施して芝草が付着し難くして芝草の風洞80内の詰まりを防止している。
【0030】
また、集草用ファン82にて風洞80の後方に搬送されず前方に飛散した芝草を収容するため、装置本体1の前端部に集草カバー39が取り付けてある。集草カバー39は図8に示すようなもので、図1に示すように装置本体1の前面に取り付けられるが、集草カバー39を装置本体1に取り付けた状態では、図2に示すように集草カバー39の前端部が刃部4の前端部よりも前方に突出してしまうため、壁際等の芝草を刈るキワ刈リの際には、図9に示すように、集草カバー39を装置本体1より取り外して後方の集草かご3に取り付けるものである。
【0031】
次に、刃部4にて刈り取られた芝草を収容するための集草かご3と、この集草かご3が設けられるハンドル部2について説明する。
【0032】
ハンドル部2は、図1,図4等に示すように、装置本体1に対して回動自在に突出するように設けられる。ハンドル部2の主体を為すハンドル部本体21は、図1,図4,図5に示すように、内部が芝草の搬送経路となる上下及び背方に開口する略箱状をしたもので、背方の開口に芝草が飛散するのを防止する飛散防止板27を取り付けてあり、内部を芝草の搬送経路である風洞22としてある。また、ハンドル部本体21は、風洞22の下端(即ち上流側端)及び上端(下流側端)に開口が形成され、下端の開口は装置本体1の風洞80の排出口81に連通する下連通口22aとすると共に、上端の開口は後述する集草かご3の収容開口31に連通する上連通口22bとするものである。ハンドル部本体21の下端部には左右両側にそれぞれ回動軸23が突設してあり、一方、装置本体1の後端部の排出口81の近傍には回動軸孔83が形成してあり、ハンドル部本体21の回動軸23を装置本体1の回動軸孔83に嵌め込んで回動自在に設けてある。
【0033】
また、ハンドル部本体21の上端部からは連設部20が連設してあってその上端部に握り部24が設けてあり、この握り部24を握ってハンドル部2を回動させることができ、更に、握り部24には芝刈手段を駆動する操作部25が設けてあって、握り部24を握って芝刈機を移動しながら操作部25を操作して芝刈手段を駆動して芝刈りを行うことができる。
【0034】
そして、このようなハンドル部本体21には、集草かご3が着脱自在に取り付けられる。集草かご3は、図6,図7に示すように、内部に刈り取られた芝草が収容される大略箱状をしたもので、上端部に上述したハンドル部本体21の上連通口22bに連通する収容開口31が形成してある。なお、図中の32は把手を示し、33は通気孔を、34はハンドル部本体21への取付部を示す。
【0035】
刃部4にて刈り取られた芝草は、装置本体1の風洞80を搬送されて排出口81,下連通口22aを介してハンドル部本体21の風洞22へと入り、この風洞22の上連通口22b及び収容開口31から集草かご3に入って収容される。集草かご3の形状は、図1に示すようにハンドル部2を装置本体1に対して起立させた時に、従来の芝刈機のようには装置本体1から後方に大きく突出しない程度の前後方向厚みとしてあり、また、図3に示すように芝刈り時にハンドル部2を装置本体1に対して傾倒させた際に、地面に接触しないように下端部がハンドル部本体21の下端部と同じかより上方に位置するようにしてある。
【0036】
このような芝刈機は、芝刈り時には図3に示すようにハンドル部2を装置本体1に対して傾倒して装置本体1を移動させて使用し、収納時には図1に示すようにハンドル部2を装置本体1に対して起立させて収納する。なお、芝刈り時には、上述したように図3に示すようにハンドル部2を装置本体1に対して後斜め上方に傾倒させるのであるが、このようにハンドル部2を所定角度で保持するため、ハンドル部本体21の下端部にはストッパー26が突設してあり、ハンドル部2を傾倒した時に装置本体1の後部外面に当接してハンドル部2のそれ以上の傾倒が阻止される。
【0037】
以上のような構成によれば、支持脚を装置本体1に対して上下動させるための操作部(即ち刈高調節操作部75)を刃部4よりも上方に設けてあるため、前記操作部を底板部72の下面に設けた芝刈機のように、芝刈り時に、刈高調節操作部75が地面と擦れたり石等の障害物とぶつかって変形,破損してしまい、操作できなくなるといったような惧れがないものである。また、刈高調節操作部75は地面,芝草等と接触することがないのでほとんど汚れることがなく、使用者が手を汚さずに操作することができ、また、装置本体1の上面側に設けてあるため操作性が良いものである。
【0038】
また、集草かご3を形成してハンドル部2と連動するように該ハンドル部2に取り付けたことで、芝刈り時には図3に示すようにハンドル部2を傾倒しても足下にスペースSが形成されて、従来の芝刈機のように集草かご3に足をぶつけて邪魔になるといったことがなく、また収納時には図1に示すように、ハンドル部2を起立した際にハンドル部2と連動する集草かご3が装置本体1から後方に大きく突出するのを抑えることができて、収納スペースを小さく抑えることが可能となるものである。
【0039】
また、特に図示はしないが、刈高さを調節するにあたって、高さの異なる複数の底板部72を支持脚としての刈高調節軸71の下端部に選択的に着脱自在に取り付けるようにしてもよい。すなわち、底板部72の下面の接地部分と刈高調節軸71への取り付け部分との間の長さを長くすることで、上述したような刈高さ調節手段7のような複雑な機構を用いることなく簡単な構成で容易に刈高さを調節することが可能となる。
【0040】
次に、図15に底板部72の他例について説明する。このものにあっては、可動刃を装置本体に締め付け固定するナット59を着脱するための工具孔72bを形成してある。ナット59は通常の六角ナットであり、このナット59が嵌合する六角孔として工具孔72bを底板部72の上面側に設けてある。このようにすることで、レンチ等の専用の工具を用意する必要がなくなる。
【0041】
次に、本発明の他の実施形態の芝刈機について図16に基づいて説明する。なお、この図16に示す芝刈機は、上述した図1乃至図14に示す芝刈機と主要な構成はほぼ同じであるため説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
【0042】
本実施形態の芝刈機は、刈高さ調節機構7が図1乃至図14に示す上実施形態の芝刈機と異なる。本例のものは、刈高調節オネジ部74を装置本体1の基台10に回転せずに上下動自在となるように配設し、刈高調節メネジ部73を上下動せずに回転自在となるように配設し、支持脚としての刈高調節軸71及び底板部72を回転して刈高調節メネジ部73を回転することで、刈高調節軸71及び底板部72を装置本体1に対して上下動自在とするものである。このようにすることで、部品点数が少なく簡単な構成にて刈高さ調節手段7を形成することができる。
【0043】
【発明の効果】
上述のように請求項1記載の発明にあっては、装置本体の下面部に芝草を刈り取る刃部を設けると共に、刃部を地面から任意の高さに保持するため下端の底板部が接地して装置本体を支持する上下動自在な支持脚を設けた芝刈機において、支持脚を装置本体に対して上下動させるための操作部を刃部よりも上方に設けたので、刈高さを調節するための操作部が地面と擦れたり石等の障害物とぶつかって変形,破損してしまい、操作できなくなるといったような惧れがないものである。
【0044】
また請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、互いに螺合する一対の多条ねじ部材のうちの一方を装置本体に上下動せず回転自在となるように配設すると共に、他方を前記一方の多条ねじ部材の下側に回転せず上下動自在となるように配設し、支持脚を上記他方の多条ねじ部材に固定して一方の多条ねじ部材を回転することで他方の多条ねじ部材及び支持脚を装置本体に対して上下動自在となるように設けたので、小さな回転操作にて支持脚を大きく上下動させることが可能となる。
【0045】
また請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、支持脚の底板部を支持脚本体に対して着脱自在に取り付け、可動刃をナットにて装置本体に締め付け固定する芝刈機であって、底板部に前記ナットを着脱するための工具孔を形成したので、レンチ等の専用の工具を用意する必要がなくなるものである。
【0046】
また請求項4記載の発明にあっては、上記請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、支持脚を装置本体に対して限界まで下動させて刈高さを最大限高くした時に装置本体が前方ほど下方に傾斜するようにしたので、芝刈り時の刃部への芝草の導入性が良いものである。
【0047】
また請求項5記載の発明にあっては、上記請求項1乃至3記載の発明の効果に加えて、装置本体の下面部に芝草を刈り取る刃部を設けると共に、刃部を地面から任意の高さに保持するため下端の底板部が接地して装置本体を支持する支持脚を設けた芝刈機において、高さの異なる複数の底板部を選択的に支持脚に着脱自在に取り付けたので、簡単な構成で容易に刈高さを調節することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の側断面図である。
【図2】同上の装置本体の詳細な側断面図である。
【図3】同上の実施形態において、(a)は支持脚を装置本体に対して最下限まで下動させた状態の説明図であり、(b)は支持脚を装置本体に対して最上限まで上動させた状態の説明図である。
【図4】同上の実施形態の全体斜視図である。
【図5】同上の実施形態において集草かごをハンドル部から取り外した状態の背面図である。
【図6】同上の実施形態における集草かごの斜視図である。
【図7】同上の集草かごの斜視図である。
【図8】同上の実施形態における集草カバーを示し、(a)は斜視図であり、(b)は平面図である。
【図9】同上の実施形態において集草カバーの集草かごへの取り付けを説明する説明図である。
【図10】同上の実施形態における刈高調節操作部,刈高調節オネジ部の斜視図である。
【図11】同上の実施形態における刈高調節オネジ部の側面図である。
【図12】同上の実施形態において装置本体に刈高調節操作部,刈高調節オネジ部,刈高調節メネジ部を配設した状態の説明図である。
【図13】同上の実施形態において装置本体に刈高調節メネジ部を配設した状態の説明図である。
【図14】同上の実施形態における集草用ファンの下面図である。
【図15】本発明の他例の底板部の下方より見た斜視図である。
【図16】本発明の他の実施形態の芝刈機の要部詳細側断面図である。
【符号の説明】
1 装置本体
4 刃部
71 刈高調節軸
72 底板部
75 刈高調節操作部

Claims (5)

  1. 装置本体の下面部に芝草を刈り取る刃部を設けると共に、刃部を地面から任意の高さに保持するため下端の底板部が接地して装置本体を支持する上下動自在な支持脚を設けた芝刈機において、支持脚を装置本体に対して上下動させるための操作部を刃部よりも上方に設けて成ることを特徴とする芝刈機。
  2. 互いに螺合する一対の多条ねじ部材のうちの一方を装置本体に上下動せず回転自在となるように配設すると共に、他方を前記一方の多条ねじ部材の下側に回転せず上下動自在となるように配設し、支持脚を上記他方の多条ねじ部材に固定して一方の多条ねじ部材を回転することで他方の多条ねじ部材及び支持脚を装置本体に対して上下動自在となるように設けたことを特徴とする請求項1記載の芝刈機。
  3. 支持脚の底板部を支持脚本体に対して着脱自在に取り付け、可動刃をナットにて装置本体に締め付け固定する芝刈機であって、底板部に前記ナットを着脱するための工具孔を形成して成ることを特徴とする請求項1又は2記載の芝刈機。
  4. 支持脚を装置本体に対して限界まで下動させて刈高さを最大限高くした時に装置本体が前方ほど下方に傾斜するようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の芝刈機。
  5. 装置本体の下面部に芝草を刈り取る刃部を設けると共に、刃部を地面から任意の高さに保持するため下端の底板部が接地して装置本体を支持する支持脚を設けた芝刈機において、高さの異なる複数の底板部を選択的に支持脚に着脱自在に取り付けて成ることを特徴とする芝刈機。
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