JP2004158640A - 吸着ノズル供給装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】吸着ノズル供給装置10は、吸着ノズル1を収容する複数の収容部2が設けられた複数のノズルホルダ11を、複数のノズル保持部21毎に備え、可動部12が各ノズルホルダ11を移動し、その各ノズルホルダ11に設けられた収容部2の配置を切り替える。そして、複数のノズル保持部21に供給すべき吸着ノズル1を収容する収容部2を、各ノズル保持部21の所定の配置(ノズル着脱位置15)に対応するように配置することにより、複数のノズル保持部21が同時に複数の吸着ノズル1を着脱することができる構成にした。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を基板上の所定の位置に装着する電子部品装着装置におけるノズル保持部に、吸着ノズルを供給する吸着ノズル供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子部品を基板上に装着する電子部品装着装置において、複数の電子部品吸着ノズルを有する装着ヘッドが備えられたものが知られており、この装着ヘッドにおける電子部品吸着ノズルによって、電子部品は真空吸着され、所定の位置に装着される。
近年、様々な電子機器の普及に伴い、それら電子機器を動作、制御するための電子部品は、形状、大きさ及び重量が多種多様になっている。このような様々な電子部品を好適に基板に装着するため、装着ヘッドは真空吸着する電子部品に応じた先端部形状を有する電子部品吸着ノズルに交換可能に、電子部品吸着ノズルを着脱自在に備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
図7に示される装着ヘッド200は、吸着ノズル1・・・を保持するノズル保持部210を3つ有するものであり、吸着ノズルホルダ110に収容されている複数の吸着ノズル1・・・のうち、基板に装着する電子部品に応じた吸着ノズル1を各ノズル保持部210に計3つ(3種)備え、その電子部品を基板に装着するものである。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−57499号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1の場合、図7に示されるように、吸着ノズルホルダ110において、その長手方向であるX方向に配列され収容されている吸着ノズル1・・・を、ノズル保持部210が着脱し交換する際には、複数のノズル保持部210が順番に、吸着ノズルホルダ110において所定の吸着ノズル1が収容されている収容部111に位置決めして、吸着ノズル1の保持や解放を行うという個々のノズル保持部210毎にノズル着脱作業を行わなければならないという問題があった。つまり、装着ヘッド200におけるノズル保持部210の数の分、装着ヘッド200はX方向に移動し、位置決めし、着脱動作を行う必要があるので、吸着ノズル1・・・を交換する手間がかかり、生産効率が下がるという問題があった。
【0005】
本発明は、電子部品装着装置において吸着ノズルの供給をより効率的に行う吸着ノズル供給装置を提供することを、その目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1記載の発明は、電子部品を基板上の所定の位置に装着する電子部品装着装置(100)に設けられ、所定の配置に備えられた上下方向に移動自在な複数のノズル保持部(21)に、電子部品を吸着するための吸着ノズル(1)を供給する吸着ノズル供給装置(10,60)であって、各ノズル保持部毎に備えられ吸着ノズルを収容する収容部(2)が複数設けられた複数のノズルホルダ(11,61)と、各ノズルホルダを可動させて各ノズル保持部の配置に対応するノズル受け渡し位置(例えば、ノズル着脱位置15,15a)に、各ノズルホルダの任意の収容部を切り替え配置可能とする可動部(12,62)と、を備えることを特徴とする。
【0007】
ここで、「ノズル受け渡し位置」とは、各ノズル保持部がノズル供給装置に対して位置決めを行い、吸着ノズルの着脱を行うことを想定した、各ノズルホルダの可動により各収納部を位置決め可能な所定の位置であって、各ノズル保持部の配置に対応する領域をいう。
【0008】
請求項1記載の発明によれば、吸着ノズル供給装置において、その可動部は複数のノズルホルダを可動し、その各ノズルホルダに設けられた複数の収容部の配置を切り替える。そして、電子部品装着装置に設けられた複数のノズル保持部に供給すべき吸着ノズルを収容する収容部を、各ノズル保持部の配置に対応するノズル受け渡し位置に配置する。
このように、複数のノズル保持部に対して供給すべき複数の吸着ノズルを、それらノズル保持部の配置(ノズル受け渡し位置)に対応するように、ノズルホルダを移動することができるので、複数のノズル保持部に対して同時に複数の吸着ノズルを供給することができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の吸着ノズル供給装置において、各ノズルホルダ(11)は、いずれも自らの長手方向に沿って一列に前記複数の収容部を備えており、可動部(12)は、各ノズルホルダを並列して保持するとともに、その長手方向に沿って移動させることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の作用を奏するとともに、可動部は、並列して保持する複数のノズルホルダを、それぞれその長手方向に沿って移動し、そのノズルホルダの長手方向に沿って一列に備えられた収容部の配置を切り替える。そして、電子部品装着装置に設けられた複数のノズル保持部に供給すべき吸着ノズルを収容する収容部を、各ノズル保持部の配置(ノズル受け渡し位置)に対応するように配置する。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の吸着ノズル供給装置において、各ノズルホルダ(61)は、いずれも同一径の円周上となる配置で複数の収容部を備えており、可動部(62)は、各ノズルホルダの前記円周の中心を同一軸上にそろえた状態で該各ノズルホルダを並列して保持するとともに、同一軸を中心として回転移動させることを特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の作用を奏するとともに、可動部は、並列して保持する複数のノズルホルダを、各ノズルホルダの同一軸を中心に回転移動し、そのノズルホルダの同一径の円周上となる配置に備えられた収容部の配置を切り替える。そして、電子部品装着装置に設けられた複数のノズル保持部に供給すべき吸着ノズルを収容する収容部を、各ノズル保持部の配置(ノズル受け渡し位置)に対応するように配置する。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1から図6に基づいて説明する。本実施の形態における電子部品装着装置100は、電子部品を基板上の所定の位置に装着するための装置である。
図1、図2に示されるように、電子部品装着装置100は、複数の吸着ノズル1・・・を収容するとともに、所定のノズル着脱位置において、所定の吸着ノズル1を後述するノズル保持部21に供給する吸着ノズル供給装置10と、吸着ノズル供給装置10から供給された吸着ノズル1を保持する三つのノズル保持部21(21a、21b、21c)を備える装着ヘッド20と、基板(図示省略)を所定の電子部品装着位置に搬送する基板搬送部30と、電子部品(図示省略)を所定の電子部品供給位置に搬送する電子部品搬送部40と、装着ヘッド20をX−Y方向に移動し、ノズル着脱位置、電子部品供給位置、電子部品装着位置等に搬送するX−Y駆動ユニット50等を備えている。
なお、以下の説明において、Z方向はノズル保持部21が上下往復駆動される方向をいい、X方向、Y方向とはZ方向の法面上で互いに直行する二方向をいうものとする。
【0014】
図2に示されるように、装着ヘッド20は、吸着ノズル1を保持しその吸着ノズル1を介して電子部品の吸着を行う三つのノズル保持部21(21a、21b、21c)と、各ノズル保持部21・・・の移動を行う移動手段22・・・と、ノズル保持部21が保持した吸着ノズル1に吸気を供給して電子部品を吸着させる吸着手段と、を備えている。
【0015】
ノズル保持部21は、例えば、図示しない真空発生装置による真空吸引力や、図示しない電磁石による磁力のオン/オフを切り替えることにより吸着ノズル1の着脱を切り替えることができ、真空吸引力や磁力がオン状態のときに、ノズル保持部21は、吸着ノズル1を保持することができる。
また、ノズル保持部21に保持された吸着ノズル1には、例えば、図示しない吸着手段である真空発生装置により真空吸引力(吸気)が付与されて、電子部品の吸着が行われる。
また、三つのノズル保持部21(21a、21b、21c)は、X方向に並列して配列されており、後述する吸着ノズル供給装置10において、三つのノズル保持部21(21a、21b、21c)の配列に対応して配置された吸着ノズル1を吸着し、保持する。
【0016】
移動手段22は、ノズル保持部21における吸着ノズル1の着脱の際や、ノズル保持部21が保持する吸着ノズル1を介して電子部品を吸着する際や、基板上にその電子部品を装着する際に、ノズル保持部21をZ方向(上下方向)に移動させる。また、移動手段22は、Z方向の軸を中心として回動することにより、ノズル保持部21が保持する吸着ノズル1を介して吸着している電子部品を回転移動し、その電子部品の向きを変える。
【0017】
また、装着ヘッド20は、X−Y駆動ユニット50により、X方向とY方向に自在に移動し、例えば、ノズル着脱位置、電子部品供給位置、電子部品装着位置に移動する。
ノズル着脱位置においては、装着ヘッド20におけるノズル保持部21が移動手段22による上下動に基づき、吸着ノズル1の着脱を行う。
電子部品供給位置においては、装着ヘッド20におけるノズル保持部21が移動手段22による上下動に基づき、ノズル保持部21が保持した吸着ノズル1を介して電子部品の吸着を行う。
電子部品装着位置においては、装着ヘッド20におけるノズル保持部21が移動手段22による上下動に基づき、ノズル保持部21が保持した吸着ノズル1を介して電子部品を基板に装着する。
【0018】
図2、図3に示されるように、吸着ノズル供給装置10は、各々七つの吸着ノズル1・・・を収容する三つのノズルホルダ11(11a、11b、11c)と、各ノズルホルダ11・・・を支持し各々Y方向に移動自在に移動させる可動部12と、を備えている。
【0019】
吸着ノズル1は、吸着する様々な電子部品に応じて先端部形状、先端径或いは材質を異にしており、例えば、ノズル▲1▼からノズル▲7▼の七つの吸着ノズル1・・・は、それぞれ異なる吸着ノズル1である。つまり、7種類の吸着ノズル1が各ノズルホルダ11に備えられている。
【0020】
ノズルホルダ11は、図中Y方向に長い筐体であり、その筐体の上面に吸着ノズルを収容する収容部2としての七つの収容孔(図示省略)が、ノズルホルダ11の長手方向(Y方向)に沿って一列に形成されており、その七つの収容部2・・・に図中Y方向にノズル▲1▼からノズル▲7▼を一列に配列し、七つの吸着ノズル1・・・を収容している。
各収容部2は、収容する吸着ノズル1を拘束しないので、吸着ノズル1がノズル保持部21により保持された場合には、上方へ容易に取り出される。
【0021】
また、各ノズルホルダ11・・・の間隔は、各ノズル保持部21・・・の間隔と等しいので、各ノズルホルダ11間における収容部2のX方向の間隔は、各ノズル保持部21の間隔と等しい。つまり、吸着ノズル供給装置10において、後述する可動部12により各ノズルホルダ11を移動し、各ノズルホルダ11の収容部2をX方向に並列して配列することにより、ノズル保持部21の配置に対応することができる。
【0022】
可動部12は、各ノズルホルダ11をノズルホルダ11における複数の収容部2・・・の並び方向(Y方向)に沿って移動可能に支持している。この可動部12は、その移動量が制御可能な構成、例えば、直動位置制御可能なリニアモータや、回転位置制御可能なサーボモータと回転−直動変換機構等の移動機構部(図示省略)を三つのノズルホルダ11毎にそれぞれ備えている。
また、可動部12は、ノズルホルダ11の端から端までの全長に渡ってノズルホルダ11の移動を行うことができ、各ノズルホルダ11の収容部2を全て、可動部12の上方に配置することができる。ここで、所定のノズル保持部21の配置となるように収容部2を配列するノズル受け渡し位置としてのノズル着脱位置15を、可動部12に対応した位置とすることにより、全ての収容部2をノズル着脱位置15に配置することができ、全ての収容部2の組み合わせ配置を行うことができる。
なお、この可動部12には、ノズル着脱位置15を記憶するとともに、外部指令に応じて、必要となる吸着ノズル1が配置された収容部2をノズル着脱位置15に位置決めする制御手段を設けてもよい。
つまり、外部指令によって、図示しない移動機構部を制御することにより、各収容部2をノズル着脱位置15において、所定のノズル保持部21の配置に対応する位置となるように、各ノズルホルダ11を移動し位置決めすることができる。
【0023】
次に、吸着ノズル供給装置10が、装着ヘッド20のノズル保持部21に吸着ノズル1の供給を行う際の動作について、図4に示されるフローチャート及び図2、図3に基づいて説明する。
所定の電子部品を所定の基板に装着する回路基板の生産開始前は、図2に示されるように、各ノズル保持部21・・・は吸着ノズル1・・・を保持しておらず、吸着ノズル供給装置10及び装着ヘッド20は、所定の待機位置に待機している。
【0024】
まず、当初基板に装着する電子部品を良好に吸着することができる吸着ノズル1として、ノズル▲3▼、ノズル▲4▼、ノズル▲5▼の使用が好適であるとされた場合、吸着ノズル供給装置10のノズル着脱位置15に、ノズル▲3▼、ノズル▲4▼、ノズル▲5▼が収容されている各収容部2・・・が配置されるように、各ノズルホルダ11・・・を可動部12が移動する。そして、例えば、図3に示すように、ノズルホルダ11aにおいてはノズル▲3▼が、ノズルホルダ11bにおいてはノズル▲4▼が、ノズルホルダ11cにおいてはノズル▲5▼が、ノズル着脱位置15に配置される(ステップS1)。
なお、このノズル着脱位置15は、後述するように、装着ヘッド20における各ノズル保持部21・・・が同時に下降する際、所定の吸着ノズル1・・・が各ノズル保持部21・・・に対応するように、その吸着ノズル1が収容される収容部2が配置される位置である。
【0025】
次いで、装着ヘッド20における移動手段22により、各ノズル保持部21・・・は同時に吸着ノズル供給装置10のノズル着脱位置15に向け、Z方向に下降する。そして、ノズル保持部21aはノズルホルダ11aのノズル▲3▼に、ノズル保持部21bはノズルホルダ11bのノズル▲4▼に、ノズル保持部21cはノズルホルダ11cのノズル▲5▼に、それぞれ当接する。そして、各ノズル保持部21・・・は真空吸引力により各吸着ノズル1(ノズル▲3▼、ノズル▲4▼、ノズル▲5▼)を同時に吸着し、保持する(ステップS2)。そして、装着ヘッド20は、各ノズル保持部21・・・が保持した各吸着ノズル1(ノズル▲3▼、ノズル▲4▼、ノズル▲5▼)を用いて、所定の電子部品の装着を行う(ステップS3)。
【0026】
装着ヘッド20において、各ノズル保持部21・・・が保持した各吸着ノズル1(ノズル▲3▼、ノズル▲4▼、ノズル▲5▼)を用いて、所定の電子部品の装着が終了すると、装着ヘッド20は、吸着ノズル供給装置10のノズル着脱位置15に、各ノズル保持部21・・・を同時に下降するとともに、各吸着ノズル1(ノズル▲3▼、ノズル▲4▼、ノズル▲5▼)を解放し、それらの収容部2に収容する(ステップS4)。
【0027】
次いで、基板に装着する電子部品を良好に吸着することができる吸着ノズル1として、ノズル▲6▼、ノズル▲7▼、ノズル▲1▼の使用が好適であるとされると、吸着ノズル供給装置10のノズル着脱位置15に、ノズル▲6▼、ノズル▲7▼、ノズル▲1▼の各収容部2が配置されるように、各ノズルホルダ11・・・を可動部12が移動する(ステップS5)。そして、装着ヘッド20における、各ノズル保持部21が、各吸着ノズル1(ノズル▲6▼、ノズル▲7▼、ノズル▲1▼)を同時に吸着し、保持する(ステップS6)。そして、前述と同様に、各ノズル保持部21・・・が保持した各吸着ノズル1(ノズル▲6▼、ノズル▲7▼、ノズル▲1▼)を用いて、所定の電子部品の装着を行い(ステップS7)、その後、装着ヘッド20は、各ノズル保持部21・・・が保持している各吸着ノズル1(ノズル▲6▼、ノズル▲7▼、ノズル▲1▼)を解放し、それらの収容部2に収容する(ステップS8)。
【0028】
次いで、最後に基板に装着する電子部品を良好に吸着することができる吸着ノズル1として、ノズル▲2▼の使用が好適であるとされると、吸着ノズル供給装置10のノズル着脱位置15に、ノズル▲2▼、ノズル▲2▼、ノズル▲2▼の各収容部2が配置されるように、各ノズルホルダ11・・・を可動部12が移動する(ステップS9)。そして、装着ヘッド20における、各ノズル保持部21が、各吸着ノズル1(ノズル▲2▼、ノズル▲2▼、ノズル▲2▼)を同時に吸着し、保持する(ステップS10)。そして、前述と同様に、各ノズル保持部21・・・が保持した各吸着ノズル1(ノズル▲2▼、ノズル▲2▼、ノズル▲2▼)を用いて、所定の電子部品の装着を行い(ステップS11)、その後、装着ヘッド20は、各ノズル保持部21・・・が保持している各吸着ノズル1(ノズル▲2▼、ノズル▲2▼、ノズル▲2▼)を解放し、それらの収容部2に収容する(ステップS12)。
【0029】
そして、所定の電子部品を基板に全て装着し、回路基板が完成すると、次の回路基板の生産に備えて吸着ノズル1の着脱、交換を行ったり、生産完了として所定の待機位置に待機したりする。
【0030】
このように、本発明にかかる吸着ノズル供給装置10は、各ノズル保持部21(21a、21b、21c)毎に対応したノズルホルダ11(11a、11b、11c)を備えており、各ノズルホルダ11・・・には、それぞれ所定の吸着ノズル1が複数備えられている。そして、可動部12により各ノズルホルダ11・・・をそれぞれ移動することができるので、装着ヘッド20における各ノズル保持部21の配置に対応した位置(例えば、ノズル着脱位置15)に所望する吸着ノズル1を収容する収容部2を配置することができる。従って、複数のノズル保持部21・・・が同時に複数の吸着ノズル1・・・を着脱することができるので、吸着ノズル1の着脱動作の時間短縮を図ることができる。
【0031】
なお、本実施の形態においては、ノズル着脱位置15を、吸着ノズル供給装置10における特定の位置(例えば、可動部12の位置に対応した位置)として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ノズル着脱位置15は、例えば、装着ヘッド20が電子部品供給位置、電子部品装着位置等からノズル着脱位置に移動する際に、その移動距離が最短となるような位置や、吸着ノズル供給装置10において、各ノズルホルダ11の吸着ノズル1(収容部2)が所定の組み合わせとなる配置とする際に、各ノズルホルダ11・・・が移動する距離、回数等が最少となるような位置等であってもよい。
【0032】
また、各ノズルホルダ11に、吸着ノズル1が収容されない空き収容部ができるように、収容する吸着ノズル1を収容部2の数より少なくし、任意の吸着ノズル1をその空き収容部に収容するようにしてもよい。例えば、ノズル保持部21が吸着ノズル1の交換を行い、吸着ノズルを解放する際に、吸着ノズル1が収容されていない空き収容部のうち、最も移動距離の少ない空き収容部に吸着ノズル1を格納、収容することにより、吸着ノズル1の脱着をスムーズに行うようにしてもよい。
【0033】
(変形例)
本発明にかかる吸着ノズル供給装置の変形例について、図5、図6に基づき説明する。
図5、図6に示されるように、吸着ノズル供給装置60は、各々六つの吸着ノズル1・・・を収容する三つのノズルホルダ61(61a、61b、61c)を備えており、各ノズルホルダ61は、X方向に延出する可動部としての回転軸62によって、各々回転軸62を基準に回転自在に保持されている。
なお、この回転軸62は、後述するノズルホルダ61における収容部2が配置された同一径の円周の中心線の方向で特定されるX方向に平行な軸である。
【0034】
ノズルホルダ61は、図中Y−Z平面視六角形の正六角柱形状を有しており、回転軸62から同一径の円周上となるその正六角柱の六つの側面部に吸着ノズル1を収容する収容部2が設けられている。その収容部2に、図中時計回りにノズル▲1▼からノズル▲6▼を配列し、六つの吸着ノズル1・・・を収容している。
【0035】
回転軸62は、図示しない回転駆動手段により回転駆動され、通常は各ノズルホルダ61・・・に対してフリーとなっている。そして、各ノズルホルダ61に対応するソレノイドにより、回転軸62と任意のノズルホルダ61とを接続し、選択的に1乃至3のノズルホルダ61を回転することができる。また、各ノズルホルダ61毎にその六角柱の平面に歯車を設けて外側のギアから回転力を付与し駆動してもよい。
そして、ノズルホルダ61aに収容されている吸着ノズル1・・・はノズル保持部21aに、ノズルホルダ61bに収容されている吸着ノズル1・・・はノズル保持部21bに、ノズルホルダ61cに収容されている吸着ノズル1・・・はノズル保持部21cに対応しており、それぞれ保持される。
【0036】
このような吸着ノズル供給装置60であっても、図5に示されるように、各ノズル保持部21・・・の所定の配置に対応した位置をノズル着脱位置15aとし、所定の吸着ノズル1を配置することにより、各ノズル保持部21・・・が同時に複数の吸着ノズル1・・・を保持することができるので、吸着ノズル1の保持動作の時間短縮を図ることができる。
【0037】
なお、以上の実施の形態においては、装着ヘッド20が備えるノズル保持部21は三つ、吸着ノズル供給装置10に備えられるノズルホルダ11は三つ、各ノズルホルダ11における収容部2及びその収容部に備えられる吸着ノズル1は七つ、吸着ノズル供給装置60に備えられるノズルホルダ61は三つ、各ノズルホルダ61における収容部2及びその収容部に備えられる吸着ノズル1は六つ、としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、それらの数は任意である。
また、各ノズルホルダ11、61に備えられる吸着ノズル1・・・の配列順も任意である。
【0038】
また、本実施の形態においては、電子部品装着装置に1つの吸着ノズル供給装置を備えた構成について説明したが、2つ以上の吸着ノズル供給装置を備えてもよい。例えば、2つの吸着ノズル供給装置を備えた場合、ノズル保持部の吸着ノズルを交換する際、保持している吸着ノズルを一方の吸着ノズル供給装置に返還、解放する間に、他方の吸着ノズル供給装置において、次に保持する吸着ノズルの準備(ノズルホルダの移動)をすることによって、ノズル交換の時間短縮を図ることができる。
【0039】
また、本実施の形態においては、複数(三つ)のノズル保持部が全て同時に吸着ノズルの着脱を行う動作について説明したが、本発明はこれに限定されるのものではなく、吸着ノズルの交換が必要なノズル保持部(例えば、三つのノズル保持部の場合、一つや二つ)のみがノズル交換を行ってもよい。
【0040】
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0041】
【発明の効果】
本発明において、吸着ノズル供給装置は、複数のノズル保持部毎に対応したノズルホルダを備えており、各ノズルホルダには、複数の吸着ノズルを収容する複数の収納部が備えられている。そして、可動部により各ノズルホルダをそれぞれ移動することにより、各ノズル保持部の配置に対応した位置に所望する吸着ノズルを収容する収容部を配置することができる。よって、吸着ノズル供給装置は、複数のノズル保持部に対して同時に複数の吸着ノズルを供給することができるので、吸着ノズルの着脱の迅速化を図ることができ、作業効率的に好適な供給動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる吸着ノズル供給装置が備えられた電子部品装着装置の斜視図である。
【図2】本発明にかかる吸着ノズル供給装置と、ノズル保持部(装着ヘッド)を示す斜視図である。
【図3】本発明にかかる吸着ノズル供給装置を平面視した模式図である。
【図4】本発明にかかる吸着ノズル供給装置の吸着ノズル供給動作のフローチャートである。
【図5】吸着ノズル供給装置の変形例を示す斜視図である。
【図6】図5の吸着ノズル供給装置の側面図である。
【図7】従来例における装着ヘッドと吸着ノズルホルダを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 吸着ノズル
2 収容部
10 吸着ノズル供給装置
11(11a、11b、11c) ノズルホルダ
12 可動部
15、15a ノズル着脱位置(ノズル受け渡し位置)
20 装着ヘッド
21(21a、21b、21c) ノズル保持部
60 吸着ノズル供給装置
61(61a、61b、61c) ノズルホルダ
62 回転軸(可動部)
100 電子部品装着装置
Claims (3)
- 電子部品を基板上の所定の位置に装着する電子部品装着装置に設けられ、所定の配置に備えられた上下方向に移動自在な複数のノズル保持部に、前記電子部品を吸着するための吸着ノズルを供給する吸着ノズル供給装置であって、
前記各ノズル保持部毎に備えられ、前記吸着ノズルを収容する収容部が複数設けられた、複数のノズルホルダと、
前記各ノズルホルダを可動させて、前記各ノズル保持部の配置に対応するノズル受け渡し位置に、前記各ノズルホルダの任意の収容部を切り替え配置可能とする可動部と、
を備えることを特徴とする吸着ノズル供給装置。 - 前記各ノズルホルダは、いずれも自らの長手方向に沿って一列に前記複数の収容部を備えており、
前記可動部は、前記各ノズルホルダを並列して保持するとともに、その長手方向に沿って移動させることを特徴とする請求項1に記載の吸着ノズル供給装置。 - 前記各ノズルホルダは、いずれも同一径の円周上となる配置で前記複数の収容部を備えており、
前記可動部は、前記各ノズルホルダの前記円周の中心を同一軸上にそろえた状態で該各ノズルホルダを並列して保持するとともに、前記同一軸を中心として回転移動させることを特徴とする請求項1に記載の吸着ノズル供給装置。
Priority Applications (1)
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JP2002322770A JP2004158640A (ja) | 2002-11-06 | 2002-11-06 | 吸着ノズル供給装置 |
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2002
- 2002-11-06 JP JP2002322770A patent/JP2004158640A/ja active Pending
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