JP2004156512A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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JP2004156512A
JP2004156512A JP2002322263A JP2002322263A JP2004156512A JP 2004156512 A JP2004156512 A JP 2004156512A JP 2002322263 A JP2002322263 A JP 2002322263A JP 2002322263 A JP2002322263 A JP 2002322263A JP 2004156512 A JP2004156512 A JP 2004156512A
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lubricating oil
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shaft
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Kazuhiro Yokota
和宏 横田
Koichi Tsuchiya
幸一 土屋
Atsushi Naruse
篤 成瀬
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Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

【課題】圧縮要素を電動要素の上方に配置した密閉型圧縮機において、ピストンの摺動部に潤滑油を安定供給する。
【解決手段】シリンダブロック105の主軸受8の上面に形成されたオイルプール11に潤滑油3を貯溜し、主軸部18の外周方向に突出する突出部10をシャフト104に、オイルプール11に貯溜された潤滑油3に少なくとも一部が浸るように設けたことにより、シャフト104の回転時に突出部10により主軸部18の外周方向に飛散するオイルプール11内の潤滑油3の一部がピストン7の摺動部に供給される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫、エアーコンディショナー、冷凍冷蔵装置等に用いられる密閉型圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、家庭用冷凍冷蔵庫等の冷凍装置に使用される密閉型圧縮機については、消費電力の低減や静音化が強く望まれている。
【0003】
従来の消費電力の低減や静音化を図った密閉型圧縮機は、電動要素の略上方に圧縮要素を配置しており、圧縮要素を構成するピストンとシリンダブロックとの間の摺動部分への給油は、電動要素により回転するシャフトに形成された給油通路により、密閉容器内底部に貯溜された潤滑油をくみ上げて、シャフト上端から密閉容器内に空中散布する方法により行っていた(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型圧縮機について説明する。
【0005】
図6は従来の密閉型圧縮機の縦断面図である。図6において、密閉容器1内に潤滑油3を貯溜しており、シャフト4は電動要素であるロータを圧入固定された主軸部18がシリンダブロック5に形成された主軸受8に軸支され、偏芯軸部19は連結手段9により圧縮室6内で往復運動するピストン7と連結されており、シャフト4下端に圧入固定された給油ピース13は密閉容器1内に貯溜された潤滑油3に連通している。
【0006】
主軸部18の内部には、シャフト4の中心軸に対して偏心した位置に円筒形状の第一給油通路18aが形成されており、この第一給油通路18a上端部で主軸部18の外周に形成された第一スパイラル溝に連通し、下端部は給油ピース13に連通している。
【0007】
偏芯軸部19に形成された円筒形状の第二給油通路19aは、主軸部18に形成された第一スパイラル溝連通しており、第二給油通路19aの壁面には偏芯軸部19の外周に形成された上端を密閉容器内空間2に開放した第二スパイラル溝に連通するオイル孔17を有し、第二給油通路19a上端は密閉容器内空間2に開放されている。
【0008】
以上のように構成された密閉型圧縮機について以下その動作を説明する。
【0009】
まず、電動要素のロータはシャフト4を回転させ、偏芯軸部19の回転運動が連結手段9を介してピストン7に伝えられることでピストン7は圧縮室6内を往復運動する。それにより、冷媒ガスは冷却システム(図示せず)から圧縮室6内へ吸入・圧縮された後、再び冷却システムへと吐き出される。
【0010】
シャフト4の回転により遠心力を受けた潤滑油3は、給油ピース、第一給油通路18aへと上昇し第一スパイラル溝を通過することで主軸部18潤滑し、第二給油通路19a内へと上昇した潤滑油3は一部がオイル孔17を通過し第二スパイラル溝へと流入することで偏芯軸部19を潤滑し、密閉容器内空間2に飛散し、一部は第二給油通路19a上端から密閉容器内空間2に飛散する。飛散した潤滑油3の一部はピストン7に供給され潤滑する。これにより各摺動部から受熱した潤滑油3が密閉容器1へと放熱・冷却できる仕組みとなっている。
【0011】
【特許文献1】
特開2000−205129号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、シャフト4の回転により汲み上げられる潤滑油3は、ピストン7へ空中散布という形で間接的に供給されるため、圧力負荷等によるシャフト4の回転変動や、シャフト4上端部の形状により飛散する潤滑油3の量、方向がばらつき、その供給量は不安定になる。また、シャフト4が回転を始め、潤滑油3が汲み上げられ飛散するまでは若干のタイムラグがあり、その間、潤滑油3は供給されない。
【0013】
その結果、ピストン7とシリンダブロック5間の潤滑油3が不足し、圧縮室6からの冷媒ガスの漏れ量が多くなって冷凍能力や効率が低下したり、ピストン7とシリンダブロック5の摺動部が潤滑不良になり温度上昇や摩耗が発生し効率や信頼性が低下することがあった。
【0014】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、エネルギー効率が高く、かつ信頼性の高い密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、偏芯軸部を主軸部の上側に有し回転時に密閉容器内底部に貯溜された潤滑油を遠心力を利用してくみ上げて上端部から前記密閉容器内に飛散供給する給油通路を形成したシャフトと、略円筒形の圧縮室と前記圧縮室の軸心と略直交するように形成され前記主軸部を軸支する主軸受とを形成したシリンダブロックと、前記圧縮室内で往復運動するピストンと、前記ピストンと前記偏芯軸部とを連結する連結手段とを備えており、前記シリンダブロックの主軸受の上面に潤滑油を貯溜するオイルプールを形成し、前記オイルプールに貯溜された潤滑油中に少なくとも一部が浸るように前記主軸部の外周方向に突出した突出部を前記シャフトに設けたものであり、オイルプールに溜まった潤滑油は、突出部によりピストンの摺動部に飛散供給されるため、シャフトの回転と同時に潤滑油を安定してピストン摺動部へ供給できるという作用を有する。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の発明に加えて、さらに、シャフトに、一端が給油通路に連通し、他端がオイルプール内に連通する給油孔を備えたものであり、請求項1記載の発明の作用に加えて、圧縮機の運転中、常に十分な量の潤滑油を貯留することができるという作用を有する。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明に加えて、さらに、突出部を偏芯軸部に形成したものであり、請求項1または2に記載の発明の作用に加えて、偏芯軸部を突出部として機能させることにより、突出部を付加する工程を省くことができ、構成が簡単になるとともにエネルギー効率が高く、かつ信頼性を高める作用を有する。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項1から3記載のいずれか一項に記載の発明に加えて、さらに、シリンダブロックの圧縮室上部に潤滑油が圧縮室の上を飛び越えるのを妨げて前記オイルプールに導くオイルフェンスを備えたものであり、請求項1から3記載のいずれか1項に記載の発明の作用に加えて、シャフトの上端部から飛散し、圧縮室の上を飛び越えようとする潤滑油をオイルフェンスに当ててオイルプールに集めることができるため、十分な量の潤滑油を安定してオイルプールに貯溜できるという作用を有する。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明に加えて、さらに、偏芯軸部上端に主軸部と同軸状に副軸部を設け、副軸部を軸支する副軸受をシリンダブロックに設けるとともに、給油通路の上端から吐出された潤滑油をピストンの摺動面と、オイルプールへと導く導油路を副軸受あるいはシリンダブロックの少なくとも一方に備えたものであり、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の作用に加えて、給油通路の上端からと吐出された潤滑油は導油路を通過し、通過した潤滑油の一部はピストンの摺動部に供給し、一部はオイルプールに滴下し、オイルプールに貯溜されるため、十分な量の潤滑油を安定してオイルプールに貯溜できるという作用を有する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による密閉型圧縮機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、従来と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0021】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による密閉型圧縮機の縦断面図である。図2は、同実施の形態の密閉型圧縮機のシリンダブロックを示す要部断面図である。
【0022】
図1、図2に示すように本実施の形態の密閉型圧縮機は、密閉容器1内底部に潤滑油3を貯溜すると共に、電動要素と、電動要素の略上方に配置され電動要素によって駆動される圧縮要素とを、密閉容器1内に収容している。
【0023】
圧縮要素は、偏芯軸部19を主軸部18の上側に有し主軸部18に電動要素であるロータを圧入固定したシャフト104と、略円筒形の圧縮室6と圧縮室6の軸心と略直交するように形成され主軸部18を軸支する主軸受8とを形成したシリンダブロック105と、圧縮室6内で往復運動するピストン7と、ピストン7と偏芯軸部19とを連結する連結手段9とを備えている。
【0024】
シャフト104内部には、シャフト104下端に開口する第一給油通路18aが、シャフト104上端に開口する第二給油通路19aが形成されており、第一給油通路18aと第二給油通路19aを連結するスパイラル溝が主軸部18外周部に形成されており、下端に給油ピースが圧入固定されている。
【0025】
シリンダブロック105の主軸受8の上面には、潤滑油3を貯溜するオイルプール11が形成されており、オイルプール11に貯溜された潤滑油3に少なくとも一部が浸るように主軸部18の外周方向に突出した突出部10をシャフト104に設けている。なお、本実施の形態では突出部10にボルトを使用している。
【0026】
また、シャフト104は、一端が第二給油通路19aに連通し、他端がオイルプール11内に連通する給油孔12を備えている。
【0027】
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
【0028】
電動要素のロータはシャフト104を回転させ、偏芯軸部19の回転運動が連結手段9を介してピストン7に伝えられることでピストン7は圧縮室6内を往復運動する。それにより、冷媒ガスは冷却システム(図示せず)から圧縮室6内へ吸入・圧縮された後、再び冷却システムへと吐き出される。
【0029】
シャフト104の回転により遠心力を受けた潤滑油3は、シャフト104と一体となった給油ピース、第一給油通路18aへと上昇し、上昇した潤滑油3の一部は給油孔12を通過しオイルプール11に潤滑油3を貯留し、また一部はスパイラル溝を通過することで主軸部18潤滑し、密閉容器内空間2に飛散し、第二給油通路19a内へと上昇した潤滑油3は一部がオイル孔17を通過し偏芯軸部19を潤滑し、密閉容器内空間2に飛散する。第二給油通路19a内のへと上昇した潤滑油3の一部は偏芯軸部19上端から密閉容器内空間2に飛散する。
【0030】
それぞれ飛散した潤滑油3は、密閉容器内空間2へと放熱・冷却され、その一部はオイルプール11に溜まる。オイルプール11に貯溜された潤滑油3は、シャフト104に形成された突出部10がオイルプール11内を回転することによりシャフト104の外周方向に飛散する。
【0031】
ここで突出部10とピストン7は距離が近いため、突出部10により飛散した潤滑油3をピストン7に安定して供給することができるため、ピストン7とシリンダブロック105間のシール性が良くすることがる。
【0032】
また、オイルプール11に潤滑油3を貯溜することで、シャフト104が回転を始めると同時にタイムラグなくピストン7に安定して供給することができる。
【0033】
(実施の形態2)
図3は、同実施の形態の要部断面図である。なお、本実施の形態における密閉型圧縮機の基本構成は図1で示した内容と同じである。
【0034】
実施の形態1による密閉型圧縮機の突出部10の機能を偏芯軸部219で代替したものであり、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0035】
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
【0036】
偏芯軸部219の下端がオイルプール11内に位置し、回転する偏芯軸部219によりオイルプール11に溜まった潤滑油3をシャフト204外周方向に飛散することでピストン7に安定して供給することができるため、ピストン7とシリンダブロック205間のシール性が良くなるとともに、金属接触が減り、これに起因する騒音や摩耗を低下することができため、エネルギー効率が高く、かつ信頼性を高めることができ、シャフト204の形状が複雑にならず生産しやすくすることができる。
【0037】
(実施の形態3)
図4は、同実施の形態の要部断面図である。なお、本実施の形態における密閉型圧縮機の基本構成は図1で示した内容と同じであり、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0038】
本実施の形態は、実施の形態1による密閉型圧縮機に、さらにシリンダブロック305の圧縮室6上部に、シャフト304上端から飛散した潤滑油3を受け、オイルプール11に導くオイルフェンス13を備えたものである。
【0039】
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
【0040】
シャフト304の回転により上昇、飛散した潤滑油3の一部が、第二給油通路19aを通過し偏芯軸部19上端から飛散する。飛散した潤滑油3の一部はオイルフェンス13に衝突し、衝突した潤滑油3の一部はピストン7等の摺動部に供給し、一部はオイルプール11に滴下し、オイルプール11に貯溜される。
【0041】
そのため、十分な量の潤滑油3をオイルプール11に貯留することができ、ピストン7等の摺動部に安定して供給することができるので、ピストン7とシリンダブロック305間のシール性が良くなるとともに、金属接触が減り、これに起因する騒音や摩耗を低下することができため、エネルギー効率が高く、かつ信頼性を高めることができる。
【0042】
(実施の形態4)
図5は、同実施の形態の要部断面図である。なお、本実施の形態における密閉型圧縮機の基本構成は図1で示した内容と同じであり、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0043】
実施の形態1による密閉型圧縮機に、さらに、偏芯軸部419上端に主軸部18と同軸状に設けた副軸部15と、シリンダブロック405に形成された副軸部15を軸支する副軸受14を有し、第二給油通路19aの上端から吐出された潤滑油3をピストン7の摺動面へと導く導油路16を副軸受14に備えたものである。
【0044】
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
【0045】
シャフト404の回転により上昇した潤滑油3の一部が、第二給油通路19aの開口部から副軸受14上面まで流れ、導油路16を通過し、通過した潤滑油3の一部は直接的にピストン7に滴下し、ピストン7等の摺動部に供給し、一部はオイルプール11に滴下し、オイルプール11に貯溜される。
【0046】
そのため、十分な量の潤滑油3をオイルプール11に貯留することができ、ピストン7等の摺動部に安定して供給することができため、ピストン7とシリンダブロック405間のシール性が良くなるとともに、金属接触が減り、これに起因する騒音や摩耗を低下することができため、エネルギー効率が高く、かつ信頼性を高めることができる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明は、ピストンとシリンダブロック間のシール性が良くなるとともに、金属接触が減り、これに起因する騒音や摩耗を低下し、エネルギー効率が高く、かつ信頼性を高めるという効果がある。
【0048】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明の効果に加えて、ピストン等の摺動部を効率よく冷却することで、エネルギー効率が高く、かつ信頼性を高める効果がある。
【0049】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明に加えて、生産性の向上が図れるとともに、エネルギー効率が高く、かつ信頼性を高める効果がある。
【0050】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、潤滑油をピストン等の摺動部に安定して供給できるため、安定してエネルギー効率が高く、かつ信頼性を高める効果がある。
【0051】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、副軸部を有する圧縮機において、潤滑油をピストン等の摺動部に安定して供給できるため、安定してエネルギー効率が高く、かつ信頼性を高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1による密閉型圧縮機の縦断面図
【図2】同実施の形態の要部断面図
【図3】実施の形態2による要部断面図
【図4】実施の形態3による要部断面図
【図5】実施の形態4による要部断面図
【図6】従来の密閉型圧縮機の縦断面図
【符号の説明】
1 密閉容器
2 密閉容器内空間
3 潤滑油
4 シャフト
5 シリンダブロック
6 圧縮室
7 ピストン
8 主軸受
9 連結手段
10 突出部
11 オイルプール
12 給油孔
13 オイルフェンス
14 副軸受
15 副軸部
16 導油路
17 オイル孔
18 主軸部
18a 第一給油通路
19 偏芯軸部
19a 第二給油通路
104 シャフト
105 シリンダブロック
204 シャフト
205 シリンダブロック
219 偏芯軸部
304 シャフト
305 シリンダブロック
404 シャフト
405 シリンダブロック
419 偏芯軸部

Claims (5)

  1. 偏芯軸部を主軸部の上側に有し回転時に密閉容器内底部に貯溜された潤滑油を遠心力を利用してくみ上げて上端部から前記密閉容器内に飛散供給する給油通路を形成したシャフトと、略円筒形の圧縮室と、前記圧縮室の軸心と略直交するように形成され前記主軸部を軸支する主軸受とを形成したシリンダブロックと、前記圧縮室内で往復運動するピストンと、前記ピストンと前記偏芯軸部とを連結する連結手段とを備えており、前記シリンダブロックの主軸受の上面に潤滑油を貯溜するオイルプールを形成し、前記オイルプールに貯溜された潤滑油中に少なくとも一部が浸るように、前記主軸部の外周方向に突出した突出部を前記シャフトに設けた密閉型圧縮機。
  2. 前記シャフトに、一端が前記給油通路に連通し、他端が前記オイルプール内に連通する給油孔を設けた請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 前記突出部は前記偏芯軸部に形成された請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 前記シリンダブロックの圧縮室上部に、前記給油通路の上端から飛散した前記潤滑油を受けて前記オイルプールに導くオイルフェンスを設けた請求項1から3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  5. 前記偏芯軸部上端に前記主軸部と同軸状に副軸部を設け、前記副軸部を軸支する副軸受を前記シリンダブロックに設けるとともに、前記給油通路の上端から飛散した潤滑油を前記ピストンの摺動面と、前記オイルプールへと導く導油路を前記副軸受あるいは前記シリンダブロックの少なくとも一方に形成した請求項1から4のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
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