JP2004155034A - 金型開閉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】管状の金型本体の開口に装着される蓋に特定のロック手段を設け、ロック手段の操作を自動的に行って蓋を着脱できる金型開閉装置を提供する。
【解決手段】金型本体11の開口を閉塞する円盤状の蓋12の外周部にロック爪24を傾動可能に設け、ロック爪先端の係止部25を金型本体に係止させて蓋をロックする手段を有する遠心成形型の開閉装置であって、蓋を離脱可能に把持する蓋把持部52と、ロック爪の後端を蓋内周方向に傾動させるための円錐面72を有するロック爪操作筒53と、ロック爪操作筒を金型軸線方向に移動させるシリンダー54とを有し、蓋把持部が蓋を把持可能な位置でロック爪操作筒を金型方向に移動させたときに、前記円錐面によってロック爪の後端が蓋内周方向に傾動して係止部の係止状態を解除するとともに、蓋把持部が蓋を把持した状態となるように形成した。
【選択図】 図1
【解決手段】金型本体11の開口を閉塞する円盤状の蓋12の外周部にロック爪24を傾動可能に設け、ロック爪先端の係止部25を金型本体に係止させて蓋をロックする手段を有する遠心成形型の開閉装置であって、蓋を離脱可能に把持する蓋把持部52と、ロック爪の後端を蓋内周方向に傾動させるための円錐面72を有するロック爪操作筒53と、ロック爪操作筒を金型軸線方向に移動させるシリンダー54とを有し、蓋把持部が蓋を把持可能な位置でロック爪操作筒を金型方向に移動させたときに、前記円錐面によってロック爪の後端が蓋内周方向に傾動して係止部の係止状態を解除するとともに、蓋把持部が蓋を把持した状態となるように形成した。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金型開閉装置に関し、詳しくは、中空円筒体を成形するための遠心成形型における金型本体の開口部に装着される蓋を自動的に着脱するための金型開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂製中空円筒体を成形する方法として、管状の金型本体と、該金型本体の開口を閉塞する蓋とからなる遠心成形型内に原料樹脂を注入し、該金型を軸線を中心として回転させながら原料樹脂を硬化させる遠心成形法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−335931号公報(第3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の遠心成形型における蓋は、金型本体の端部に設けられているフランジに対して複数のボルトで固定していたため、成形品を金型内から取り出すには、ボルトを抜いて蓋を取り外す必要がある。さらに、一方の蓋を取り外しただけでは、成形品が収縮しないと金型内から取り出すことができず、冷却されるまで待たなければならなかった。また、一方の開口側から他方の開口に向けて成形品を押し出して取り出すためには、両方の蓋を取り外す必要がある。
【0005】
このように、従来の遠心成形型では、遠心成形を行うたびに多数のボルトを着脱する必要があり、作業性が悪く、生産性も低かった。また、金型本体に対する蓋のロック機構として、キャッチクリップのような市販のロック手段を使用することも行われているが、シール力の点で問題があったり、自動化への適合が困難であったりするなどの難点があった。
【0006】
そこで本発明は、管状に形成された金型本体の開口を閉塞するために装着される蓋に特定のロック手段を設けるとともに、このロック手段のロック操作とロック解除操作とを自動的に行って蓋の着脱を人手を介さずに行うことができる金型開閉装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の金型開閉装置は、中空円筒体を遠心成形するための管状の金型本体と、該金型本体の開口を閉塞する円盤状の蓋とを有し、蓋の外周部に傾動可能に設けた複数のロック爪の先端に設けた係止部を金型本体に係止して金型を閉じ状態に保持し、蓋の外面に突出したロック爪の後端を蓋内周方向に傾動させることによって前記係止部の係止状態を解除するように形成したロック手段を有する遠心成形型における前記金型本体と前記蓋とを着脱するための金型開閉装置であって、開閉装置支持体に、前記蓋を離脱可能に把持する蓋把持部と、前記複数のロック爪の後端を覆うように配置されるロック爪操作筒と、該ロック爪操作筒を開閉装置支持体に対して金型軸線方向に移動させる操作筒移動手段とを設け、前記ロック爪操作筒には、複数のロック爪の外接円より大きな内径を有するロック爪側の開口部と、該開口部から次第に縮径してロック爪の後端を蓋内周方向に傾動させるための円錐面とが設けられ、該ロック爪操作筒の前記開口部で前記ロック爪の後端を覆うように蓋を配置した状態で、前記蓋把持部が蓋を把持可能な位置となり、前記操作筒移動手段によってロック爪操作筒を金型方向に移動させたときに、前記円錐面との摺接によって前記ロック爪の後端が蓋内周方向に傾動して前記係止部と金型本体との係止状態が解除されるとともに、前記蓋把持部が蓋を把持した状態となるように形成したことを特徴としている。
【0008】
さらに、本発明の金型開閉装置は、前記蓋の外面中央に円柱状の蓋支持部材を突設し、該蓋支持部材の外周に周溝を形成するとともに、前記蓋把持部は、前記蓋支持部材を囲う円筒状の蓋把持筒と、該蓋把持筒の周壁に径方向に形成した通孔内に移動可能に設けられた蓋係合部材とを有し、該蓋係合部材は、蓋把持筒外部側が蓋把持筒外周面と面一になったときに蓋把持筒内部側が蓋把持筒内周面から突出して前記蓋支持部材の周溝に係合するように形成され、前記蓋把持筒の外周には、前記操作筒移動手段の前記ロック爪操作筒を移動させる動作に伴って前記蓋係合部材を前記蓋支持部材との係合位置に移動させる把持固定筒が設けられていることを特徴としている。
【0009】
また、本発明の金型開閉装置は、前記ロック爪が、係止部の金型本体との係止状態で金型本体に対して金型軸線方向に移動可能に形成され、前記開閉装置支持体には、ロック爪操作筒の開口部でロック爪の後端を覆うように蓋を配置した状態で、ロック爪を先端係止部方向に移動させるロック爪押動部が設けられていることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4は、本発明の金型開閉装置の一形態例を示すものであって、図1は蓋を閉じた状態の遠心成形型と金型開閉装置との関係を示す断面図、図2は遠心成形型に金型開閉装置を組み合わせた状態を示す断面図、図3はロック手段のロックを解除するとともに金型開閉装置で蓋を把持した状態を示す断面図、図4は金型本体から蓋を取り外して金型を開いた状態を示す断面図である。
【0011】
また、図5乃至図7は、本発明の金型開閉装置によって開閉される蓋を装着した遠心成形型の一形態例を示すもので、図5は断面正面図、図6は蓋の平面図、図7はロックを解除して金型本体から蓋を取り外した状態を示す断面正面図である。さらに、図8及び図9は、遠心成形型の他の形態例を示すもので、図8は断面正面図、図9はロックを解除して金型本体から蓋を取り外した状態を示す断面正面図である。また、図10は、遠心成形型の更に他の形態例を示す要部の断面正面図である。
【0012】
まず、図5乃至図7に示すように、遠心成形型10は、管状の金型本体11と、該金型本体11の両端開口を閉塞するための一対の蓋12と、蓋12を金型本体11に固定するためのロック手段13とを有するものであって、一方の蓋を金型本体11に装着してロック手段13により固定した状態で金型本体内に原料樹脂を注入し、他方の蓋を装着してロック手段13により固定し、金型本体11の両端開口を蓋12で閉塞した後、蓋12の外面中央に設けられている蓋支持部材14の円錐穴15に回転駆動軸の先端を嵌合させ、回転駆動軸を駆動して遠心成形型を高速回転させることにより、金型本体11の内周面に沿う筒状の成形品を得るものである。
【0013】
前記ロック手段13は、蓋12の外周に等間隔で設けられた3箇所のロック爪支持部21にそれぞれ設けた蓋接線方向のピン22に対して、金型軸線方向の長孔23を介して蓋法線方向に傾動可能かつ軸線方向に移動可能な状態でロック爪24を設けたものであって、ロック爪24の先端部に設けた係止部25を金型本体11に設けられているフランジ16に係止させることにより、金型本体11と蓋12とを金型閉じ状態にロックするように形成されている。
【0014】
ロック爪支持部21は、円盤状の蓋材の外周を切削して形成されたものであって、このロック爪支持部21の上面には、蓋外周側に向けて下り勾配を有する傾斜面21aが設けられている。また、蓋外面に突出した状態のロック爪24の後端には、ワッシャー26を介してナット27がねじ込まれており、ワッシャー26と前記傾斜面21aとの間に、ロック爪24をロック状態に保持するためのコイルスプリング28が圧縮状態で装着されている。
【0015】
このコイルスプリング28は、先端側が前記傾斜面21aに支持されることにより、蓋外周側に比べて蓋内周側の撓み量が大きくなるため、ロック爪24には、コイルスプリング28の復元力によって後端部側(ナット側)が蓋外周側に倒れる方向の力が作用し、これによって前記係止部25がフランジ16に係止する方向の力が作用するとともに、コイルスプリング28の全体の復元力によってロック爪24を蓋外面側に引き上げる力、すなわち、蓋12を金型本体11に圧着させる方向の力が作用することになる。
【0016】
このように形成したロック手段13は、図5に示すように、蓋12を金型本体11に装着した状態では、前記コイルスプリング28の作用により、ロック爪24の係止部25がフランジ16に確実に係止した状態になるとともに、ロック爪24を長孔23で支持したことにより、蓋12を金型本体11の開口に押し付けた状態となる。このとき、コイルスプリング28の性能を適当に選択することにより、必要十分な押し付け力で蓋12を金型本体11に密着させることができる。また、ロック爪24へのナット27の螺合量を変えることにより、コイルスプリング28による押し付け力を微調整することが可能である。このロック手段13による金型本体11と蓋12とのロック状態は、図7に示すように、ロック爪24の後端ナット部分を蓋内周側に傾動させ、係止部25とフランジ16との係合状態を解除することによって行うことができる。
【0017】
また、蓋12の内面には、金型本体11の端面に圧接することによって金型本体11と蓋12との間をシールする円盤状のパッキン31が設けられるとともに、このパッキン31の内面側に、金型本体11の口径に対応した外径を有する円盤状の金属製内蓋32が設けられている。前記パッキン31は、蓋12の内面全体を覆うように設けられており、金型本体11の口径の大小に関係なく、金型本体11と蓋12との間をシールできるようにしている。なお、パッキン31には、任意のパッキン材を用いることができ、例えば、シリコン系パッキン材、フッ素樹脂系パッキン材等を、それぞれ単独であるいは適宜積層して用いることができる。特に、高温の原料樹脂を使用する場合は、蓋12側に適当なクッション性を有するシリコン系パッキン材を、金型本体11側に耐熱性に優れたフッ素樹脂系パッキン材を積層配置したものが最適であり、これによって十分なシール性を得ながら、十分な耐熱性を得ることができる。
【0018】
前記金属製内蓋32は、金型本体11の管状部分に挿入された状態となる略円盤状の内蓋本体33と、蓋12の中心に設けられた通孔34を貫通する取付軸35と、内蓋本体33の外周縁から蓋12側にリング状に突出した突出縁36とを有しており、内蓋本体33の金型内部面は、中央が金型内部方向に突出した円錐面に形成されている。この金属製内蓋32は、蓋12の外面に設けられる前記蓋支持部材14を貫通するボルト37によって蓋12の内面に装着されている。
【0019】
蓋12の外面中央に突設した前記蓋支持部材14は、円柱状の部材を複数のボルト38によって蓋12に取り付けたものであって、端面中央には、回転駆動軸の先端を嵌合させる前記円錐穴15が設けられ、外周壁には、蓋把持用の周溝39が設けられている。
【0020】
図1乃至図4に示すように、このように形成した蓋12を金型本体11に対して着脱するための金型開閉装置50は、開閉装置各部材を装着支持するための開閉装置支持体51と、該開閉装置支持体51の中央部に設けられた蓋把持部52と、該蓋把持部52の外周に設けられたロック爪操作筒53と、該ロック爪操作筒53を金型軸線方向に移動させる操作筒移動手段としてのシリンダー54と、ロック爪操作筒53の内部に設けられたリング状のロック爪押動部55と、前記蓋把持部52に設けられた蓋係合部材としての係合球体56と、該係合球体56を蓋12との係合位置に移動させるための把持固定筒57とを備えている。なお、図1乃至図4において、蓋12の部分は、ロック手段13の部分を切断した断面で示している。
【0021】
前記蓋把持部52は、前記開閉装置支持体51に対して支持筒61を介して取り付けられた蓋把持筒62と、該蓋把持筒62の周壁に径方向に形成した複数の通孔63内にそれぞれ径方向に移動可能に設けられた前記係合球体56とを有しており、蓋把持筒62の内径は、前記蓋支持部材14の外径より僅かに大きく設定されている。また、通孔63は、蓋把持筒62の先端62aが蓋12の外面12aに当接したときに、蓋支持部材14に設けた周溝39の外周に位置するように形成されている。この通孔63に挿入された状態となる係合球体56は、蓋把持筒62の壁厚より大きな直径を有するものであって、該係合球体56の蓋把持筒外部側が蓋把持筒外周面と面一になったときに、該係合球体56の蓋把持筒内部側が蓋把持筒内周面から突出して前記周溝39に係合するように形成されている。
【0022】
前記把持固定筒57の先端部には、段差部58が設けられており、この段差部58よりも開閉装置支持体51側の小径部57aは、蓋把持筒62の外周面に接して摺動可能な状態の内径を有しており、段差部54よりも筒先端側の大径部57bの内径は、開閉装置支持体51側よりも大きく形成され、前記係合球体56を蓋把持筒外周面から突出した状態に保持できるようにしている。この把持固定筒57は、前記ロック爪操作筒53と一体的に形成されており、前記シリンダー54の作動により、ロック爪操作筒53と一体に金型軸線方向に移動するように形成されている。
【0023】
ロック爪操作筒53は、前記複数のロック爪24の外接円より大きな内径を有するロック爪側の開口部71と、該開口部71から開閉装置支持体51側に向けて次第に縮径してロック爪24の後端を蓋内周方向に傾動させるための円錐面72とを有するものであって、前記把持固定筒57との連結部に設けた複数のガイド孔73と、前記支持筒61の取付フランジ74に設けられた複数のガイド軸75とによって金型軸線方向に移動可能な状態で支持されている。また、ロック爪操作筒53の外周には、前記シリンダー54のロッド54aに連結される駆動部材76が取り付けられている。
【0024】
前記ロック爪押動部55は、前記ガイド軸75の先端に取り付けられたものであって、このロック爪押動部55は、蓋把持筒62の先端62aが蓋12の外面12aに当接したときに、ロック爪24の後端に装着されたナット27を介してロック爪24を先端の係止部25の方向に移動させ、係止部25と前記フランジ16とを離間させることができる位置に設けられている。
【0025】
なお、開閉装置支持体51は、図示しないシリンダー等によって金型軸線方向に移動可能な状態で設置されており、遠心成形型10は、金型本体11の胴部がチャック機構等の保持手段により保持されている。すなわち、遠心成形型10と金型開閉装置50とは、蓋12を着脱する際に、両者の軸線が一致する状態となるように位置決めされる。
【0026】
次に、蓋12を金型本体11から取り外す手順を説明する。まず、図1に示すように、遠心成形型10を、金型開閉装置50に対して所定の位置関係となるようにセットしてチャック機構等によって保持固定する。次に、シリンダー等の駆動手段によって金型開閉装置50を遠心成形型10の方向に移動させる。なお、一方の蓋12のみを着脱する場合には、遠心成形型10を移動させるように形成することも可能である。
【0027】
金型開閉装置50を遠心成形型10の方向に移動させて両者を組み合わせると、図2に示すように、蓋把持筒62の先端62aが蓋12の外面12aに当接するとともに、ロック爪操作筒53の開口部71からロック爪24後端のナット27部分が進入し、ナット27の頭部が前記ロック爪押動部55に当接してロック爪24を係止部25の方向に押圧する。これにより、ロック爪24が前記長孔23に沿って金型本体11の金型胴部方向に移動し、係止部25とフランジ16とが離間した状態になる。このように、係止部25とフランジ16とを離間させておくことにより、フランジ16に対する係止部25の係脱を容易に行えるとともに、係止部25等の損耗を防止することができる。また、この状態では、前記係合球体56は、把持固定筒57の大径部57bに移動可能な状態となっており、蓋支持部材14が蓋把持筒62の内部に進入可能な状態となっている。
【0028】
図2の状態で、前記シリンダー54を伸長方向に作動させると、図3に示すように、ロッド54aに連結されたロック爪操作筒53と把持固定筒57とが金型本体11方向に移動し、ロック爪24後端のナット27がロック爪操作筒53の円錐面72に摺接しながら蓋内周側に傾動する。このようにしてロック爪24の後端が蓋内周方向に傾動することにより、ピン22を中心としてロック爪24が回動し、係止部25がフランジ16から離れて係止状態が解除され、ロック手段13による金型本体11と蓋12とのロックが解除される。
【0029】
さらに、ロック爪操作筒53と一体に把持固定筒57が金型方向へ移動することにより、係合球体56の外部側に接触する部分が、大径部57b部分から段差部58を越えて小径部57aとなり、係合球体56が通孔63内に押し込まれ、係合球体56の蓋把持筒外部側が蓋把持筒外周面と面一となることにより、該係合球体56の蓋把持筒内部側が蓋把持筒内周面から突出して前記周溝39に係合し、蓋把持部52によって蓋支持部材14を把持した状態となり、蓋12が金型開閉装置50に保持された状態となる。
【0030】
このように、金型本体11と蓋12とのロック状態が解除され、蓋12が金型開閉装置50に保持された状態で金型開閉装置50を遠心成形型10から離れる方向に移動させると、図4に示すように、金型本体11と蓋12とが分離して遠心成形型10が開いた状態となる。このようにして蓋12を取り外した金型本体11は、チャック機構等を開放することにより、例えば、原料樹脂注入工程や成形品取出工程にロボットアーム等によって搬送される。
【0031】
逆に、蓋12を金型本体11に装着する場合は、上記手順を逆に行えばよい。すなわち、図4に示すように、蓋12を保持した状態の金型開閉装置50と金型本体11とを位置決めした状態で、図3に示すように、金型開閉装置50を金型本体11方向に移動させて蓋12と金型本体11とを密着させた後、図2に示すように、シリンダー54を短縮方向に作動させて蓋把持部52による蓋12の把持状態を解除するとともに、ロック爪24の係止部25をフランジ16に係止可能な位置とし、最後に、図1に示すように、金型開閉装置50を遠心成形型10から離脱させることにより、蓋12を金型本体11に装着してロックした状態とすることができる。
【0032】
このように、遠心成形型10を金型開閉装置50に対して所定位置にセットした状態で、金型開閉装置50の各部をシリンダー等によって所定の順序で作動させることにより、金型本体11に対する蓋12の着脱を自動的に行うことができる。このとき、金型開閉装置50における各部の動作を金型軸線方向としているので、金型開閉装置50の製造、組立を容易に行えるとともに、確実な作動を期待することができる。また、蓋把持部52やロック爪操作筒53、ロック爪押動部55を筒状又はリング状に形成しているので、蓋12に設けたロック手段13の位置が周方向に変化しても対応することができ、金型開閉装置50と遠心成形型10との位置決めも容易に行うことができる。
【0033】
なお、蓋把持部52による蓋12の把持は、前述のような通孔63に収納した係合球体56と把持固定筒57とに代えて、スプリングによって係合球体等を蓋把持筒62の内周に突出させる方向に付勢した、いわゆるボールキャッチのようなものを使用することも可能である。また、蓋外面に筒状の蓋支持部材を突設し、金型開閉装置側に前記蓋支持部材内に進入するような蓋把持部を設けることにより、金型開閉装置で蓋を保持するようにすることもできる。
【0034】
また、このような構造の金型開閉装置50は、蓋12に設けられているロック手段13が、蓋12の外面に突出したロック爪24の後端を蓋内周方向に傾動させることによって係止部25と金型本体11のフランジ16との係止状態を解除するように形成されている各種形状の遠心成形型に対応することができる。
【0035】
例えば、図8及び図9は、金型本体における管状部の口径が小さい場合、すなわち、小径の中空円筒体を成形するための遠心成形型を示すものである。なお、以下の説明において、前記図5乃至図7に示した遠心成形型における主要な構成要素と同一の構成要素には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0036】
この遠心成形型110では、小径の金型本体111の両端にそれぞれ設けられるフランジ116を、図5に示した前記金型本体11のフランジ16と同一の直径及び厚さに形成するとともに、蓋12の内面に、外径が金型本体111の口径に適合する金属製内蓋132を装着したものである。したがって、本例に示す遠心成形型110では、金属製内蓋132を除いて図5に示したものと同じ蓋12を使用することができるので、前記金型開閉装置50を使用することにより、この遠心成形型110における蓋12の着脱を前記同様に行うことができる。また、蓋12の内面に円盤状のパッキン31を設けておくことにより、金型本体の口径が異なっている場合でも、同一のパッキン31で金型本体と蓋との間を確実にシールすることができる。
【0037】
図10に示す遠心成形型210は、蓋212の内部に、金型本体211の管状部開口241を覆うシール板242を設け、このシール板242を、蓋212を貫通する複数のガイドボルト243によって金型軸線方向に移動可能に支持するとともに、このガイドボルト243に外装した圧接スプリング244によってシール板242を管状部開口241の方向に向けて付勢したものである。
【0038】
蓋212を金型本体211に固定するためのロック手段213は、蓋212の外周3箇所に等間隔で設けられたロック爪支持部221にピン222によってそれぞれ傾動可能に取り付けられたロック爪224と、このロック爪224をロック方向に付勢するためのロックスプリング228とを有するものであって、ロック爪224の先端部には、前記同様に、金型本体211に設けたフランジ216に係止する係止部225が設けられている。ロック爪224の後端部は、前記同様に、蓋外面よりも突出した状態になっており、この突出部分を蓋内周方向に傾動させることにより、係止部225とフランジ216との係止状態を解除できるようにしている。
【0039】
また、シール板242の内面には、前記同様の円盤状のパッキン231が設けられており、前記圧接スプリング244を圧縮させるようにして蓋212を金型本体211に装着し、前記ロック爪224の係止部225をロックスプリング228の作用でフランジ216に係止させると、圧接スプリング244の復元力によってシール板242が金型本体211に圧接して金型が閉じた状態になる。
【0040】
このように形成した蓋212の着脱も、前記同様に形成した金型開閉装置50を用いて前記同様の手順で行うことができる。なお、本例の蓋212では、ロック爪押動部55によってロック爪224を押圧したときに、圧接スプリング244を圧縮するようにして蓋212とロック爪224とが金型胴部方向に移動することにより、係止部225とフランジ216とが離間した状態になる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の金型開閉装置によれば、遠心成形型における蓋の着脱を完全に自動化することが可能となり、金型内への原料樹脂の注入工程や、成形品の取出工程との連携によってこれらの各工程を全自動で行うことができ、中空円筒体の製造効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金型開閉装置の一形態例を示すもので、蓋を閉じた状態の遠心成形型と金型開閉装置との関係を示す断面正面図である。
【図2】遠心成形型に金型開閉装置を組み合わせた状態を示す断面正面図である。
【図3】ロック手段のロックを解除するとともに金型開閉装置で蓋を把持した状態を示す断面正面図である。
【図4】金型本体から蓋を取り外して金型を開いた状態を示す断面図である。
【図5】本発明の金型開閉装置によって開閉される蓋を装着した遠心成形型の一形態例を示すも断面正面図である。
【図6】蓋の平面図である。
【図7】ロックを解除して金型本体から蓋を取り外した状態を示す断面正面図である。
【図8】遠心成形型の他の形態例を示す断面正面図である。
【図9】ロックを解除して金型本体から蓋を取り外した状態を示す断面正面図である。
【図10】遠心成形型の更に他の形態例を示す要部の断面正面図である。
【符号の説明】
10…遠心成形型、11…金型本体、12…蓋、12a…蓋の外面、13…ロック手段、14…蓋支持部材、15…円錐穴、16…フランジ、21…ロック爪支持部、21a…傾斜面、22…ピン、23…長孔、24…ロック爪、25…係止部、26…ワッシャー、27…ナット、28…コイルスプリング、31…パッキン、32…金属製内蓋、33…内蓋本体、34…通孔、35…取付軸、36…突出縁、37…ボルト、38…ボルト、39…周溝、50…金型開閉装置、51…開閉装置支持体、52…蓋把持部、53…ロック爪操作筒、54…シリンダー、54a…ロッド、55…ロック爪押動部、56…係合球体、57…把持固定筒、57a…小径部、57b…大径部、58…段差部、61…支持筒、62…蓋把持筒、62a…蓋把持筒の先端、63…通孔、71…開口部、72…円錐面、73…ガイド孔、74…取付フランジ、75…ガイド軸、76…駆動部材
【発明の属する技術分野】
本発明は、金型開閉装置に関し、詳しくは、中空円筒体を成形するための遠心成形型における金型本体の開口部に装着される蓋を自動的に着脱するための金型開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
樹脂製中空円筒体を成形する方法として、管状の金型本体と、該金型本体の開口を閉塞する蓋とからなる遠心成形型内に原料樹脂を注入し、該金型を軸線を中心として回転させながら原料樹脂を硬化させる遠心成形法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−335931号公報(第3頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の遠心成形型における蓋は、金型本体の端部に設けられているフランジに対して複数のボルトで固定していたため、成形品を金型内から取り出すには、ボルトを抜いて蓋を取り外す必要がある。さらに、一方の蓋を取り外しただけでは、成形品が収縮しないと金型内から取り出すことができず、冷却されるまで待たなければならなかった。また、一方の開口側から他方の開口に向けて成形品を押し出して取り出すためには、両方の蓋を取り外す必要がある。
【0005】
このように、従来の遠心成形型では、遠心成形を行うたびに多数のボルトを着脱する必要があり、作業性が悪く、生産性も低かった。また、金型本体に対する蓋のロック機構として、キャッチクリップのような市販のロック手段を使用することも行われているが、シール力の点で問題があったり、自動化への適合が困難であったりするなどの難点があった。
【0006】
そこで本発明は、管状に形成された金型本体の開口を閉塞するために装着される蓋に特定のロック手段を設けるとともに、このロック手段のロック操作とロック解除操作とを自動的に行って蓋の着脱を人手を介さずに行うことができる金型開閉装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の金型開閉装置は、中空円筒体を遠心成形するための管状の金型本体と、該金型本体の開口を閉塞する円盤状の蓋とを有し、蓋の外周部に傾動可能に設けた複数のロック爪の先端に設けた係止部を金型本体に係止して金型を閉じ状態に保持し、蓋の外面に突出したロック爪の後端を蓋内周方向に傾動させることによって前記係止部の係止状態を解除するように形成したロック手段を有する遠心成形型における前記金型本体と前記蓋とを着脱するための金型開閉装置であって、開閉装置支持体に、前記蓋を離脱可能に把持する蓋把持部と、前記複数のロック爪の後端を覆うように配置されるロック爪操作筒と、該ロック爪操作筒を開閉装置支持体に対して金型軸線方向に移動させる操作筒移動手段とを設け、前記ロック爪操作筒には、複数のロック爪の外接円より大きな内径を有するロック爪側の開口部と、該開口部から次第に縮径してロック爪の後端を蓋内周方向に傾動させるための円錐面とが設けられ、該ロック爪操作筒の前記開口部で前記ロック爪の後端を覆うように蓋を配置した状態で、前記蓋把持部が蓋を把持可能な位置となり、前記操作筒移動手段によってロック爪操作筒を金型方向に移動させたときに、前記円錐面との摺接によって前記ロック爪の後端が蓋内周方向に傾動して前記係止部と金型本体との係止状態が解除されるとともに、前記蓋把持部が蓋を把持した状態となるように形成したことを特徴としている。
【0008】
さらに、本発明の金型開閉装置は、前記蓋の外面中央に円柱状の蓋支持部材を突設し、該蓋支持部材の外周に周溝を形成するとともに、前記蓋把持部は、前記蓋支持部材を囲う円筒状の蓋把持筒と、該蓋把持筒の周壁に径方向に形成した通孔内に移動可能に設けられた蓋係合部材とを有し、該蓋係合部材は、蓋把持筒外部側が蓋把持筒外周面と面一になったときに蓋把持筒内部側が蓋把持筒内周面から突出して前記蓋支持部材の周溝に係合するように形成され、前記蓋把持筒の外周には、前記操作筒移動手段の前記ロック爪操作筒を移動させる動作に伴って前記蓋係合部材を前記蓋支持部材との係合位置に移動させる把持固定筒が設けられていることを特徴としている。
【0009】
また、本発明の金型開閉装置は、前記ロック爪が、係止部の金型本体との係止状態で金型本体に対して金型軸線方向に移動可能に形成され、前記開閉装置支持体には、ロック爪操作筒の開口部でロック爪の後端を覆うように蓋を配置した状態で、ロック爪を先端係止部方向に移動させるロック爪押動部が設けられていることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1乃至図4は、本発明の金型開閉装置の一形態例を示すものであって、図1は蓋を閉じた状態の遠心成形型と金型開閉装置との関係を示す断面図、図2は遠心成形型に金型開閉装置を組み合わせた状態を示す断面図、図3はロック手段のロックを解除するとともに金型開閉装置で蓋を把持した状態を示す断面図、図4は金型本体から蓋を取り外して金型を開いた状態を示す断面図である。
【0011】
また、図5乃至図7は、本発明の金型開閉装置によって開閉される蓋を装着した遠心成形型の一形態例を示すもので、図5は断面正面図、図6は蓋の平面図、図7はロックを解除して金型本体から蓋を取り外した状態を示す断面正面図である。さらに、図8及び図9は、遠心成形型の他の形態例を示すもので、図8は断面正面図、図9はロックを解除して金型本体から蓋を取り外した状態を示す断面正面図である。また、図10は、遠心成形型の更に他の形態例を示す要部の断面正面図である。
【0012】
まず、図5乃至図7に示すように、遠心成形型10は、管状の金型本体11と、該金型本体11の両端開口を閉塞するための一対の蓋12と、蓋12を金型本体11に固定するためのロック手段13とを有するものであって、一方の蓋を金型本体11に装着してロック手段13により固定した状態で金型本体内に原料樹脂を注入し、他方の蓋を装着してロック手段13により固定し、金型本体11の両端開口を蓋12で閉塞した後、蓋12の外面中央に設けられている蓋支持部材14の円錐穴15に回転駆動軸の先端を嵌合させ、回転駆動軸を駆動して遠心成形型を高速回転させることにより、金型本体11の内周面に沿う筒状の成形品を得るものである。
【0013】
前記ロック手段13は、蓋12の外周に等間隔で設けられた3箇所のロック爪支持部21にそれぞれ設けた蓋接線方向のピン22に対して、金型軸線方向の長孔23を介して蓋法線方向に傾動可能かつ軸線方向に移動可能な状態でロック爪24を設けたものであって、ロック爪24の先端部に設けた係止部25を金型本体11に設けられているフランジ16に係止させることにより、金型本体11と蓋12とを金型閉じ状態にロックするように形成されている。
【0014】
ロック爪支持部21は、円盤状の蓋材の外周を切削して形成されたものであって、このロック爪支持部21の上面には、蓋外周側に向けて下り勾配を有する傾斜面21aが設けられている。また、蓋外面に突出した状態のロック爪24の後端には、ワッシャー26を介してナット27がねじ込まれており、ワッシャー26と前記傾斜面21aとの間に、ロック爪24をロック状態に保持するためのコイルスプリング28が圧縮状態で装着されている。
【0015】
このコイルスプリング28は、先端側が前記傾斜面21aに支持されることにより、蓋外周側に比べて蓋内周側の撓み量が大きくなるため、ロック爪24には、コイルスプリング28の復元力によって後端部側(ナット側)が蓋外周側に倒れる方向の力が作用し、これによって前記係止部25がフランジ16に係止する方向の力が作用するとともに、コイルスプリング28の全体の復元力によってロック爪24を蓋外面側に引き上げる力、すなわち、蓋12を金型本体11に圧着させる方向の力が作用することになる。
【0016】
このように形成したロック手段13は、図5に示すように、蓋12を金型本体11に装着した状態では、前記コイルスプリング28の作用により、ロック爪24の係止部25がフランジ16に確実に係止した状態になるとともに、ロック爪24を長孔23で支持したことにより、蓋12を金型本体11の開口に押し付けた状態となる。このとき、コイルスプリング28の性能を適当に選択することにより、必要十分な押し付け力で蓋12を金型本体11に密着させることができる。また、ロック爪24へのナット27の螺合量を変えることにより、コイルスプリング28による押し付け力を微調整することが可能である。このロック手段13による金型本体11と蓋12とのロック状態は、図7に示すように、ロック爪24の後端ナット部分を蓋内周側に傾動させ、係止部25とフランジ16との係合状態を解除することによって行うことができる。
【0017】
また、蓋12の内面には、金型本体11の端面に圧接することによって金型本体11と蓋12との間をシールする円盤状のパッキン31が設けられるとともに、このパッキン31の内面側に、金型本体11の口径に対応した外径を有する円盤状の金属製内蓋32が設けられている。前記パッキン31は、蓋12の内面全体を覆うように設けられており、金型本体11の口径の大小に関係なく、金型本体11と蓋12との間をシールできるようにしている。なお、パッキン31には、任意のパッキン材を用いることができ、例えば、シリコン系パッキン材、フッ素樹脂系パッキン材等を、それぞれ単独であるいは適宜積層して用いることができる。特に、高温の原料樹脂を使用する場合は、蓋12側に適当なクッション性を有するシリコン系パッキン材を、金型本体11側に耐熱性に優れたフッ素樹脂系パッキン材を積層配置したものが最適であり、これによって十分なシール性を得ながら、十分な耐熱性を得ることができる。
【0018】
前記金属製内蓋32は、金型本体11の管状部分に挿入された状態となる略円盤状の内蓋本体33と、蓋12の中心に設けられた通孔34を貫通する取付軸35と、内蓋本体33の外周縁から蓋12側にリング状に突出した突出縁36とを有しており、内蓋本体33の金型内部面は、中央が金型内部方向に突出した円錐面に形成されている。この金属製内蓋32は、蓋12の外面に設けられる前記蓋支持部材14を貫通するボルト37によって蓋12の内面に装着されている。
【0019】
蓋12の外面中央に突設した前記蓋支持部材14は、円柱状の部材を複数のボルト38によって蓋12に取り付けたものであって、端面中央には、回転駆動軸の先端を嵌合させる前記円錐穴15が設けられ、外周壁には、蓋把持用の周溝39が設けられている。
【0020】
図1乃至図4に示すように、このように形成した蓋12を金型本体11に対して着脱するための金型開閉装置50は、開閉装置各部材を装着支持するための開閉装置支持体51と、該開閉装置支持体51の中央部に設けられた蓋把持部52と、該蓋把持部52の外周に設けられたロック爪操作筒53と、該ロック爪操作筒53を金型軸線方向に移動させる操作筒移動手段としてのシリンダー54と、ロック爪操作筒53の内部に設けられたリング状のロック爪押動部55と、前記蓋把持部52に設けられた蓋係合部材としての係合球体56と、該係合球体56を蓋12との係合位置に移動させるための把持固定筒57とを備えている。なお、図1乃至図4において、蓋12の部分は、ロック手段13の部分を切断した断面で示している。
【0021】
前記蓋把持部52は、前記開閉装置支持体51に対して支持筒61を介して取り付けられた蓋把持筒62と、該蓋把持筒62の周壁に径方向に形成した複数の通孔63内にそれぞれ径方向に移動可能に設けられた前記係合球体56とを有しており、蓋把持筒62の内径は、前記蓋支持部材14の外径より僅かに大きく設定されている。また、通孔63は、蓋把持筒62の先端62aが蓋12の外面12aに当接したときに、蓋支持部材14に設けた周溝39の外周に位置するように形成されている。この通孔63に挿入された状態となる係合球体56は、蓋把持筒62の壁厚より大きな直径を有するものであって、該係合球体56の蓋把持筒外部側が蓋把持筒外周面と面一になったときに、該係合球体56の蓋把持筒内部側が蓋把持筒内周面から突出して前記周溝39に係合するように形成されている。
【0022】
前記把持固定筒57の先端部には、段差部58が設けられており、この段差部58よりも開閉装置支持体51側の小径部57aは、蓋把持筒62の外周面に接して摺動可能な状態の内径を有しており、段差部54よりも筒先端側の大径部57bの内径は、開閉装置支持体51側よりも大きく形成され、前記係合球体56を蓋把持筒外周面から突出した状態に保持できるようにしている。この把持固定筒57は、前記ロック爪操作筒53と一体的に形成されており、前記シリンダー54の作動により、ロック爪操作筒53と一体に金型軸線方向に移動するように形成されている。
【0023】
ロック爪操作筒53は、前記複数のロック爪24の外接円より大きな内径を有するロック爪側の開口部71と、該開口部71から開閉装置支持体51側に向けて次第に縮径してロック爪24の後端を蓋内周方向に傾動させるための円錐面72とを有するものであって、前記把持固定筒57との連結部に設けた複数のガイド孔73と、前記支持筒61の取付フランジ74に設けられた複数のガイド軸75とによって金型軸線方向に移動可能な状態で支持されている。また、ロック爪操作筒53の外周には、前記シリンダー54のロッド54aに連結される駆動部材76が取り付けられている。
【0024】
前記ロック爪押動部55は、前記ガイド軸75の先端に取り付けられたものであって、このロック爪押動部55は、蓋把持筒62の先端62aが蓋12の外面12aに当接したときに、ロック爪24の後端に装着されたナット27を介してロック爪24を先端の係止部25の方向に移動させ、係止部25と前記フランジ16とを離間させることができる位置に設けられている。
【0025】
なお、開閉装置支持体51は、図示しないシリンダー等によって金型軸線方向に移動可能な状態で設置されており、遠心成形型10は、金型本体11の胴部がチャック機構等の保持手段により保持されている。すなわち、遠心成形型10と金型開閉装置50とは、蓋12を着脱する際に、両者の軸線が一致する状態となるように位置決めされる。
【0026】
次に、蓋12を金型本体11から取り外す手順を説明する。まず、図1に示すように、遠心成形型10を、金型開閉装置50に対して所定の位置関係となるようにセットしてチャック機構等によって保持固定する。次に、シリンダー等の駆動手段によって金型開閉装置50を遠心成形型10の方向に移動させる。なお、一方の蓋12のみを着脱する場合には、遠心成形型10を移動させるように形成することも可能である。
【0027】
金型開閉装置50を遠心成形型10の方向に移動させて両者を組み合わせると、図2に示すように、蓋把持筒62の先端62aが蓋12の外面12aに当接するとともに、ロック爪操作筒53の開口部71からロック爪24後端のナット27部分が進入し、ナット27の頭部が前記ロック爪押動部55に当接してロック爪24を係止部25の方向に押圧する。これにより、ロック爪24が前記長孔23に沿って金型本体11の金型胴部方向に移動し、係止部25とフランジ16とが離間した状態になる。このように、係止部25とフランジ16とを離間させておくことにより、フランジ16に対する係止部25の係脱を容易に行えるとともに、係止部25等の損耗を防止することができる。また、この状態では、前記係合球体56は、把持固定筒57の大径部57bに移動可能な状態となっており、蓋支持部材14が蓋把持筒62の内部に進入可能な状態となっている。
【0028】
図2の状態で、前記シリンダー54を伸長方向に作動させると、図3に示すように、ロッド54aに連結されたロック爪操作筒53と把持固定筒57とが金型本体11方向に移動し、ロック爪24後端のナット27がロック爪操作筒53の円錐面72に摺接しながら蓋内周側に傾動する。このようにしてロック爪24の後端が蓋内周方向に傾動することにより、ピン22を中心としてロック爪24が回動し、係止部25がフランジ16から離れて係止状態が解除され、ロック手段13による金型本体11と蓋12とのロックが解除される。
【0029】
さらに、ロック爪操作筒53と一体に把持固定筒57が金型方向へ移動することにより、係合球体56の外部側に接触する部分が、大径部57b部分から段差部58を越えて小径部57aとなり、係合球体56が通孔63内に押し込まれ、係合球体56の蓋把持筒外部側が蓋把持筒外周面と面一となることにより、該係合球体56の蓋把持筒内部側が蓋把持筒内周面から突出して前記周溝39に係合し、蓋把持部52によって蓋支持部材14を把持した状態となり、蓋12が金型開閉装置50に保持された状態となる。
【0030】
このように、金型本体11と蓋12とのロック状態が解除され、蓋12が金型開閉装置50に保持された状態で金型開閉装置50を遠心成形型10から離れる方向に移動させると、図4に示すように、金型本体11と蓋12とが分離して遠心成形型10が開いた状態となる。このようにして蓋12を取り外した金型本体11は、チャック機構等を開放することにより、例えば、原料樹脂注入工程や成形品取出工程にロボットアーム等によって搬送される。
【0031】
逆に、蓋12を金型本体11に装着する場合は、上記手順を逆に行えばよい。すなわち、図4に示すように、蓋12を保持した状態の金型開閉装置50と金型本体11とを位置決めした状態で、図3に示すように、金型開閉装置50を金型本体11方向に移動させて蓋12と金型本体11とを密着させた後、図2に示すように、シリンダー54を短縮方向に作動させて蓋把持部52による蓋12の把持状態を解除するとともに、ロック爪24の係止部25をフランジ16に係止可能な位置とし、最後に、図1に示すように、金型開閉装置50を遠心成形型10から離脱させることにより、蓋12を金型本体11に装着してロックした状態とすることができる。
【0032】
このように、遠心成形型10を金型開閉装置50に対して所定位置にセットした状態で、金型開閉装置50の各部をシリンダー等によって所定の順序で作動させることにより、金型本体11に対する蓋12の着脱を自動的に行うことができる。このとき、金型開閉装置50における各部の動作を金型軸線方向としているので、金型開閉装置50の製造、組立を容易に行えるとともに、確実な作動を期待することができる。また、蓋把持部52やロック爪操作筒53、ロック爪押動部55を筒状又はリング状に形成しているので、蓋12に設けたロック手段13の位置が周方向に変化しても対応することができ、金型開閉装置50と遠心成形型10との位置決めも容易に行うことができる。
【0033】
なお、蓋把持部52による蓋12の把持は、前述のような通孔63に収納した係合球体56と把持固定筒57とに代えて、スプリングによって係合球体等を蓋把持筒62の内周に突出させる方向に付勢した、いわゆるボールキャッチのようなものを使用することも可能である。また、蓋外面に筒状の蓋支持部材を突設し、金型開閉装置側に前記蓋支持部材内に進入するような蓋把持部を設けることにより、金型開閉装置で蓋を保持するようにすることもできる。
【0034】
また、このような構造の金型開閉装置50は、蓋12に設けられているロック手段13が、蓋12の外面に突出したロック爪24の後端を蓋内周方向に傾動させることによって係止部25と金型本体11のフランジ16との係止状態を解除するように形成されている各種形状の遠心成形型に対応することができる。
【0035】
例えば、図8及び図9は、金型本体における管状部の口径が小さい場合、すなわち、小径の中空円筒体を成形するための遠心成形型を示すものである。なお、以下の説明において、前記図5乃至図7に示した遠心成形型における主要な構成要素と同一の構成要素には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0036】
この遠心成形型110では、小径の金型本体111の両端にそれぞれ設けられるフランジ116を、図5に示した前記金型本体11のフランジ16と同一の直径及び厚さに形成するとともに、蓋12の内面に、外径が金型本体111の口径に適合する金属製内蓋132を装着したものである。したがって、本例に示す遠心成形型110では、金属製内蓋132を除いて図5に示したものと同じ蓋12を使用することができるので、前記金型開閉装置50を使用することにより、この遠心成形型110における蓋12の着脱を前記同様に行うことができる。また、蓋12の内面に円盤状のパッキン31を設けておくことにより、金型本体の口径が異なっている場合でも、同一のパッキン31で金型本体と蓋との間を確実にシールすることができる。
【0037】
図10に示す遠心成形型210は、蓋212の内部に、金型本体211の管状部開口241を覆うシール板242を設け、このシール板242を、蓋212を貫通する複数のガイドボルト243によって金型軸線方向に移動可能に支持するとともに、このガイドボルト243に外装した圧接スプリング244によってシール板242を管状部開口241の方向に向けて付勢したものである。
【0038】
蓋212を金型本体211に固定するためのロック手段213は、蓋212の外周3箇所に等間隔で設けられたロック爪支持部221にピン222によってそれぞれ傾動可能に取り付けられたロック爪224と、このロック爪224をロック方向に付勢するためのロックスプリング228とを有するものであって、ロック爪224の先端部には、前記同様に、金型本体211に設けたフランジ216に係止する係止部225が設けられている。ロック爪224の後端部は、前記同様に、蓋外面よりも突出した状態になっており、この突出部分を蓋内周方向に傾動させることにより、係止部225とフランジ216との係止状態を解除できるようにしている。
【0039】
また、シール板242の内面には、前記同様の円盤状のパッキン231が設けられており、前記圧接スプリング244を圧縮させるようにして蓋212を金型本体211に装着し、前記ロック爪224の係止部225をロックスプリング228の作用でフランジ216に係止させると、圧接スプリング244の復元力によってシール板242が金型本体211に圧接して金型が閉じた状態になる。
【0040】
このように形成した蓋212の着脱も、前記同様に形成した金型開閉装置50を用いて前記同様の手順で行うことができる。なお、本例の蓋212では、ロック爪押動部55によってロック爪224を押圧したときに、圧接スプリング244を圧縮するようにして蓋212とロック爪224とが金型胴部方向に移動することにより、係止部225とフランジ216とが離間した状態になる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の金型開閉装置によれば、遠心成形型における蓋の着脱を完全に自動化することが可能となり、金型内への原料樹脂の注入工程や、成形品の取出工程との連携によってこれらの各工程を全自動で行うことができ、中空円筒体の製造効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金型開閉装置の一形態例を示すもので、蓋を閉じた状態の遠心成形型と金型開閉装置との関係を示す断面正面図である。
【図2】遠心成形型に金型開閉装置を組み合わせた状態を示す断面正面図である。
【図3】ロック手段のロックを解除するとともに金型開閉装置で蓋を把持した状態を示す断面正面図である。
【図4】金型本体から蓋を取り外して金型を開いた状態を示す断面図である。
【図5】本発明の金型開閉装置によって開閉される蓋を装着した遠心成形型の一形態例を示すも断面正面図である。
【図6】蓋の平面図である。
【図7】ロックを解除して金型本体から蓋を取り外した状態を示す断面正面図である。
【図8】遠心成形型の他の形態例を示す断面正面図である。
【図9】ロックを解除して金型本体から蓋を取り外した状態を示す断面正面図である。
【図10】遠心成形型の更に他の形態例を示す要部の断面正面図である。
【符号の説明】
10…遠心成形型、11…金型本体、12…蓋、12a…蓋の外面、13…ロック手段、14…蓋支持部材、15…円錐穴、16…フランジ、21…ロック爪支持部、21a…傾斜面、22…ピン、23…長孔、24…ロック爪、25…係止部、26…ワッシャー、27…ナット、28…コイルスプリング、31…パッキン、32…金属製内蓋、33…内蓋本体、34…通孔、35…取付軸、36…突出縁、37…ボルト、38…ボルト、39…周溝、50…金型開閉装置、51…開閉装置支持体、52…蓋把持部、53…ロック爪操作筒、54…シリンダー、54a…ロッド、55…ロック爪押動部、56…係合球体、57…把持固定筒、57a…小径部、57b…大径部、58…段差部、61…支持筒、62…蓋把持筒、62a…蓋把持筒の先端、63…通孔、71…開口部、72…円錐面、73…ガイド孔、74…取付フランジ、75…ガイド軸、76…駆動部材
Claims (3)
- 中空円筒体を遠心成形するための管状の金型本体と、該金型本体の開口を閉塞する円盤状の蓋とを有し、蓋の外周部に傾動可能に設けた複数のロック爪の先端に設けた係止部を金型本体に係止して金型を閉じ状態に保持し、蓋の外面に突出したロック爪の後端を蓋内周方向に傾動させることによって前記係止部の係止状態を解除するように形成したロック手段を有する遠心成形型における前記金型本体と前記蓋とを着脱するための金型開閉装置であって、開閉装置支持体に、前記蓋を離脱可能に把持する蓋把持部と、前記複数のロック爪の後端を覆うように配置されるロック爪操作筒と、該ロック爪操作筒を開閉装置支持体に対して金型軸線方向に移動させる操作筒移動手段とを設け、前記ロック爪操作筒には、複数のロック爪の外接円より大きな内径を有するロック爪側の開口部と、該開口部から次第に縮径してロック爪の後端を蓋内周方向に傾動させるための円錐面とが設けられ、該ロック爪操作筒の前記開口部で前記ロック爪の後端を覆うように蓋を配置した状態で、前記蓋把持部が蓋を把持可能な位置となり、前記操作筒移動手段によってロック爪操作筒を金型方向に移動させたときに、前記円錐面との摺接によって前記ロック爪の後端が蓋内周方向に傾動して前記係止部と金型本体との係止状態が解除されるとともに、前記蓋把持部が蓋を把持した状態となるように形成したことを特徴とする金型開閉装置。
- 前記蓋の外面中央に円柱状の蓋支持部材を突設し、該蓋支持部材の外周に周溝を形成するとともに、前記蓋把持部は、前記蓋支持部材を囲う円筒状の蓋把持筒と、該蓋把持筒の周壁に径方向に形成した通孔内に移動可能に設けられた蓋係合部材とを有し、該蓋係合部材は、蓋把持筒外部側が蓋把持筒外周面と面一になったときに蓋把持筒内部側が蓋把持筒内周面から突出して前記蓋支持部材の周溝に係合するように形成され、前記蓋把持筒の外周には、前記操作筒移動手段の前記ロック爪操作筒を移動させる動作に伴って前記蓋係合部材を前記蓋支持部材との係合位置に移動させる把持固定筒が設けられていることを特徴とする請求項1記載の金型開閉装置。
- 前記ロック爪は、係止部の金型本体との係止状態で金型本体に対して金型軸線方向に移動可能に形成され、前記開閉装置支持体には、ロック爪操作筒の開口部でロック爪の後端を覆うように蓋を配置した状態で、ロック爪を先端係止部方向に移動させるロック爪押動部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の金型開閉装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2002
- 2002-11-06 JP JP2002322483A patent/JP2004155034A/ja not_active Withdrawn
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